JPH051749Y2 - - Google Patents

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JPH051749Y2
JPH051749Y2 JP5956988U JP5956988U JPH051749Y2 JP H051749 Y2 JPH051749 Y2 JP H051749Y2 JP 5956988 U JP5956988 U JP 5956988U JP 5956988 U JP5956988 U JP 5956988U JP H051749 Y2 JPH051749 Y2 JP H051749Y2
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retainer
holder
joint
seal
piping
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は配管継手に関し、特に、2つの接続
部を貫通して配管する際に使用する配管継手に関
するものである。
〔従来技術〕
一般に、2つの接続部である隔壁等を貫通して
配管を行なう場合、各隔壁が平行でなかつた場合
や、あるいは配管するために各隔壁に穿設した孔
がずれた場合であつても、それらを貫通して配管
ができるようになつている。
すなわち、第2図および第3図には従来の配管
継手が2つの隔壁を貫通して配設された状態が示
されている。
まず、第2図に示す配管継手にあつては、2つ
の隔壁11,12に、互いに一致する孔11a,
12aがそれぞれ穿設され、隔壁11の孔11a
には、それを貫通した状態で、大径孔13aが、
隔壁12側に位置しているホルダー13が、熔
接、ねじ止め等の適宜の手段で取付けられてい
る。
一方、隔壁12の前記隔壁11と反対側面に
は、孔12aを囲んだ状態で、一端にフランジ1
4aが設けられるとともに、外周面にねじ部が設
けられた筒状のソケツト14が、そのフランジ1
4aが熔接、ねじ止め等の適宜の手段で取付けら
れ、そして、このソケツト14の内部には筒状を
なすとともに、外周面にOリング17が設けられ
たリテーナ15が、そのOリング17側を先にし
て前記ホルダー13の大径孔13a内に挿入し、
そして、前記ソケツト14のねじ部に、袋状のナ
ツト16の内周面に設けたねじ部を螺合して、ソ
ケツト14にナツト16を取付けることで前記ホ
ルダー13にリテーナ15を取付け、これによつ
て、前記ホルダー13の内部と、リテーナ15の
内部とは連通するようになつている。
また、第3図に示す配管継手にあつては、第2
図に示すものと同様に、2つの隔壁21,22
に、互いに一致する孔21a,22aがそれぞれ
穿設され、隔壁21の孔21aには、一部がそれ
を貫通した状態で、ホルダー23が、熔接、ねじ
止め等の適宜の手段で取付けられている。
一方、隔壁22の前記隔壁21と反対側面に
は、孔22aを囲んだ状態で、一端にフランジ2
4aが設けられるとともに、外周面にねじ部が設
けられた筒状のソケツト24が、そのフランジ2
4aが熔接、ねじ止め等の適宜の手段で取付けら
れ、そして、このソケツト24の内部には筒状を
なすとともに、端面にOリング27が設けられた
リテーナ25が、そのOリング27側を先にして
前記ホルダー23の端面23aに当接し、そし
て、前記ソケツト24のねじ部に、袋状のナツト
26の内周面に設けたねじ部を螺合して、ソケツ
ト24にナツト26を取付けることで前記ホルダ
ー23の端面23aにリテーナ25を、その端面
25aに設けたOリング27を押圧した状態で当
接し、これによつて、前記ホルダー23の内部
と、リテーナ25の内部とを連通するようになつ
ている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記のように構成した従来の配
管継手にあつては、まず、第2図に示すものにあ
つては、隔壁11,12が平行を保つた状態で互
いに接近・離隔した場合には、前記ホルダー13
の大径孔13a内でリテーナ15が移動するので
問題はないが、前記隔壁11,12が図示の平行
を保つたままの状態で垂直状態から傾いた場合
や、隔壁11,12が上下方向にずれた場合には
シール機能を発揮しなくなつてしまうという問題
点を有していた。
また、第3図に示す配管継手にあつては、隔壁
21,22が平行状態を保つたままで水平方向あ
るいは垂直方向に一体に移動する場合には問題が
ないが、隔壁21,22が互いに離間する方向に
移動した場合や、あるいは、平行状態を保つたま
まの状態で傾いた場合にはシール機能を発揮しな
くなつてしまうという問題点を有していた。
この考案は前記のような従来のもののもつ問題
点を解決したものであつて、隔壁が平行状態を保
つたままの状態で傾いたり、互いに少し離間した
り、あるいは一方の隔壁のみが傾いた場合であつ
てもシール機能を発揮することのできる配管継手
を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するためにこの考案は、互い
に対向して配設された接続部間に配設される配管
継手であつて、該配管継手は、一方の接続部に固
定される筒状ホルダーと、他方の接続部に固定さ
れるとともに、前記ホルダー側が大径となつてい
る筒状のリテーナと、該リテーナの大径部内に一
端部が位置するとともに、その周面にシール部材
が配設されて、前記リテーナとの間をシールし、
また、前記ホルダーと当接する端面にシール部材
が配設されているシールジヨイントと、前記リテ
ーナと前記シールジヨイントとの間に配設された
ばねとを具え、前記シールジヨイントは前記ばね
により端面に設けたシール部材が前記ホルダーに
押圧した状態で当接した手段を採用したものであ
る。
〔作用〕
この考案は上記の手段を採用したことにより、
接続部間に配設した際に、一方の接続部が他方の
接続部に対して種々な方向に移動して、一方の接
続部に取付けられたホルダーに対して他方の接続
部に取付けられたリテーナが変位したとしても、
リテーナによつてばねを介してシールジヨイント
がホルダーに押圧され、しかも、シールジヨイン
トはリテーナに対して移動可能であるので、ホル
ダーの動きに追従することとなる。
〔実施例〕
以下、図面に示すこの考案の実施例について説
明する。
第1図にはこの考案による配管継手が示されて
いて、この配管継手は接続部である互いに一致す
る孔1a,2aがそれぞれ穿設されている2つの
隔壁1,2に取付けられるものである。
すなわち、一方の隔壁1には、その孔1a内
に、一部が位置した状態で、ホルダー3がそのフ
ランジ部3aを熔接、ねじ止め等の適宜の手段で
取付けられている。
また、他方の隔壁2の前記隔壁1と反対側面に
は、孔2aを囲んだ状態で、一端にフランジ4a
が設けられるとともに、外周面にねじ部が設けら
れた筒状のソケツト4が、そのフランジ4aが熔
接、ねじ止め等の適宜の手段で取付けられ、そし
て、このソケツト4の内部には筒状をなすととも
に、先端に開口する孔5aが穿設されたリテーナ
5が挿入されている。
そして、前記リテーナ5と前記ホルダー3との
間には、一端部が前記リテーナ5の孔5aの内部
に挿入するとともに、この挿入した部分の外周面
にはOリング7が配設されてリテーナ5との間を
シールし、また、前記ホルダー3側の端面にもO
リング8が位置して前記ホルダーと当接可能であ
るシールジヨイント9が、前記リテーナ5との間
にばね10が配設された状態で配設され、このよ
うな状態で、前記ソケツト4のねじ部に、袋状の
ナツト6の内周面に設けたねじ部を螺合して、ソ
ケツト4にナツト6を取付けることで前記ホルダ
ー3と前記リテーナ5との間にばね10で付勢し
た状態で前記シールジヨイント9を配設し、これ
によつて、前記ホルダー3の内部とリテーナ5の
内部とは前記シールジヨイント9を介して連通す
るようになつている。
次に前記のものの作用について説明する。
上記のように構成された配管継手にあつては、
隔壁1,2とが互いに変位した場合、まず、隔壁
1と隔壁2とが角度変位した場合に、ホルダー3
とリテーナ5とがずれるものであるが、この場
合、シールジヨイント9はばね10によつてホル
ダー3に押圧されているので、リテーナ5の孔5
aとシールジヨイント9との径方向の隙間hと、
Oリング7の案内部の間隔lを適切に設定するこ
とにより、角度変位が可能となり、また、隔壁1
と隔壁2とが互いに離間する場合には、シールジ
ヨイント9とリテーナ5との間隔jを任意に設定
することで軸線方向の変位に対しては前記ばね1
0の付勢力によつて追従してシール機能を発揮
し、さらに、隔壁1に対して隔壁2が平行状態を
保つたままの状態で上下方向にずれることに対し
ては、Oリング8によつて第3図に示すものと同
様にシール機能を発揮することができるものであ
る。
また、配管内の流体の圧力が増大した際には、
Oリング7のシール間隔S2に対して、Oリング
8のシール間隔S1が、S1<S2となつているので、
流体圧力の増加に伴い流体圧力が接触面に押圧荷
重として作用し、これによつて前記Oリング8が
確実にシール機能を発揮するものである。
〔考案の効果〕
この考案は前記のように構成したことにより、
接続部間に配管した場合に、両接続部が別々の動
きをしたとしても流体の流通を継続させることが
でき、しかも、構成部品が少ないので全体を安価
に製造することができるなどのすぐれた効果を有
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による配管継手を示す概略縦
断面図、第2図および第3図は従来の配管継手を
示す概略縦断面図である。 1,2,11,12,21,22……隔壁、1
a,2a,5a,11a,12a,21a,22
a……孔、3,13,23……ホルダー、3a,
4a,14a,24a……フランジ、4,14,
24……ソケツト、5,15,25……リテー
ナ、6,16,26……ナツト、7,8,17,
27……Oリング、9……シールジヨイント、1
0……ばね、23a……端面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互いに対向して配設された接続部間に配設され
    る配管継手であつて、該配管継手は、一方の接続
    部に固定される筒状のホルダーと、他方の接続部
    に固定されるとともに、前記ホルダー側が大径と
    なつている筒状のリテーナと、該リテーナの大径
    部内に一端部が位置するとともに、その周面にシ
    ール部材が配設されて、前記リテーナとの間をシ
    ールし、また、前記ホルダーと当接する端面にシ
    ール部材が配設されているシールジヨイントと、
    前記リテーナと前記シールジヨイントとの間に配
    設されたばねとを具え、前記シールジヨイントは
    前記ばねにより端面に設けたシール部材が前記ホ
    ルダーに押圧した状態で当接していることを特徴
    とする配管継手。
JP5956988U 1988-05-02 1988-05-02 Expired - Lifetime JPH051749Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP5956988U JPH051749Y2 (ja) 1988-05-02 1988-05-02

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JP5956988U JPH051749Y2 (ja) 1988-05-02 1988-05-02

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Publication Number Publication Date
JPH01163283U JPH01163283U (ja) 1989-11-14
JPH051749Y2 true JPH051749Y2 (ja) 1993-01-18

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