JPH0517469U - 車両用冷凍装置 - Google Patents

車両用冷凍装置

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JPH0517469U
JPH0517469U JP6116091U JP6116091U JPH0517469U JP H0517469 U JPH0517469 U JP H0517469U JP 6116091 U JP6116091 U JP 6116091U JP 6116091 U JP6116091 U JP 6116091U JP H0517469 U JPH0517469 U JP H0517469U
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JP
Japan
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refrigerating
partition plate
motor
temperature
unit
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Application number
JP6116091U
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English (en)
Inventor
逸朗 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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Publication of JPH0517469U publication Critical patent/JPH0517469U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 仕切板によって形成される冷蔵空間の容積を
容易かつ迅速に変化させることができ、しかも仕切板の
存在にかかわらず効率の良い冷気の循環を可能とする。 【構成】 車両の荷台に設けた冷蔵室4と、同冷蔵室4
内に冷気を供給する冷凍ユニット5と、通気孔6a,6
bを有し冷蔵室4内にスライド可能に設けた仕切板6
と、同じく通気孔7a,7bを有し冷蔵室4内にスライ
ド可能に設けた仕切板7と、これら仕切板6,7の通気
孔6a,7aにそれぞれ設けたファン8,9と、仕切板
6,7によって形成される冷蔵空間A,B,Cの温度を
検知する複数の温度センサ21,31,41と、これら
温度センサの検知温度に応じて冷凍ユニット5の運転お
よびファン8,9の運転を制御する手段と、仕切板6,
7にスライド方向への動力を与えるためのモータ32,
42とを備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、生鮮食品等の運搬に用いる車両用冷凍装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用冷凍装置としては、冷蔵室内に仕切板を有するものがある。これは、仕 切板によって形成される複数の冷蔵空間に荷物を分類して収容することができ、 集配業務の効率向上が図れるなどの利点がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ただし、上記の仕切板が固定であると、各冷蔵空間の容積が限定されてしまう ことになり、収容率が悪くなるなどの不具合を生じる。また、仕切板の存在が冷 気の循環を妨げるという問題もある。
【0004】 この考案は上記の事情を考慮したもので、その目的とするところは、仕切板に よって形成される冷蔵空間の容積を容易かつ迅速に変化させることができ、しか も仕切板の存在にかかわらず効率の良い冷気の循環を可能とする車両用冷凍装置 を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案の車両用冷凍装置は、車両の荷台に設けた冷蔵室と、同冷蔵室内に冷 気を供給する冷凍ユニットと、通気孔を有し上記冷蔵室内にスライド可能に設け た仕切板と、この仕切板の通気孔に設けたファンと、上記冷蔵室内の温度を検知 する温度センサと、この温度センサの検知温度に応じて上記冷凍ユニットの運転 およびファンの運転を制御する手段と、上記仕切板にスライド方向への動力を与 えるためのモータとを備える。
【0006】
【作用】 モータを動作させると、冷蔵室内の仕切板が動き、冷蔵空間の容積が変化する 。また、ファンの運転により、冷気が強制的に循環される。
【0007】
【実施例】
以下、この考案の一実施例について図面を参照して説明する。 図1において、1は冷凍車で、運転室2の後部に荷台3を有し、その荷台3上 にコンテナ型の冷蔵室4を設けている。 冷蔵室4の前部に冷凍ユニット5を設け、その冷凍ユニット5の吹出口および 吸込口を冷蔵室4内に臨ませている。
【0008】 冷蔵室4内に、仕切板6,7を設ける。この仕切板6,7は、冷蔵室4内を複 数の冷蔵空間A,B,Cに分割するためのもので、冷凍車の前後方向に沿ってス ライドが可能である。つまり、仕切板6,7のスライドにより、冷蔵室空間A, B,Cの容積を変化させることが可能である。なお、冷蔵室4の側面に開閉扉( 図示しない)を設け、冷蔵室空間A,B,Cにおける荷物の出し入れを可能とし ている。 仕切板6,7のスライド機構を図1に示す。
【0009】 冷蔵室1の天井面両側に一対のレール10,10を設け、そのレール10, 10に仕切板6,7の上縁部両側をスライド自在に嵌合する。なお、図ではレー ル10,10が長手方向において途切れる形となっているが、これは周囲の構造 を判り易くするためであり、実際にはそれぞれ長手方向に沿う1本の形を成して いる。 仕切板6は、上部に円形の通気孔6aを有し、下部に矩形の通気孔6bを有し ている。通気孔6aに、ファン8を設ける。 仕切板7は、上部に円形の通気孔7aを有し、下部に矩形の通気孔7bを有し ている。通気孔7aに、ファン9を設ける。
【0010】 そして、仕切板6aの四隅にワイヤ11a,11b,11c,11dを通して 固定し、その各ワイヤの両端を図示していない複数のローラを介して後述するモ ータ32の回転軸に巻回する。この場合、仕切板6を仕切板7とは別々に動かす べく、各ワイヤの一方の側を仕切板7の四隅の孔に通している。
【0011】 仕切板7aの四隅にワイヤ12a,12b,12c,12dを通して固定し、 その各ワイヤの両端を図示していない複数のローラを介して後述するモータ42 の回転軸に巻回する。この場合、各ワイヤの一方の側を仕切板6の四隅の孔に通 している。 制御回路を図3に示す。
【0012】 20は制御部で、マイクロコンピュータおよびその周辺回路からなる。この制 御部20に、温度センサ21、冷凍ユニット5、操作器22、温度センサ31、 ファンモータ8M、モータ32、温度センサ41、ファンモータ9M、モータ 42を接続する。
【0013】 ここで、温度センサ21は、冷蔵室空間Aの温度を検知する。操作器22は、 当該冷凍装置の運転条件を入力したり、仕切板6,7のスライドを設定したりす るものである。温度センサ31は、冷蔵室空間Bの温度を検知する。モータ32 は、仕切板6にスライド方向の動力を与えるためのものである。温度センサ41 は、冷蔵室空間Cの温度を検知する。モータ42は、仕切板7にスライド方向の 動力を与えるためのものである。 そして、制御部20は、次の機能手段を備える。 (1)操作器22で運転オン操作がなされると、冷凍ユニット5の運転および ファン8,9の運転を開始する手段。 (2)温度センサ21の検知温度と予め定められている設定温度とを比較し、 その比較結果に応じて冷凍ユニット5の運転をオン,オフ制御する手段。 (3)温度センサ31,41の検知温度と予め定められている設定温度とを比 較し、その比較結果に応じてファン8,9の運転をオン,オフ制御する手段。 (4)操作器22で仕切板6に対するスライド指令が入力されると、モータ 32を正転または逆転させる手段。 (5)操作器22で仕切板7に対するスライド指令が入力されると、モータ 42を正転または逆転させる手段。 つぎに、上記の構成において作用を説明する。 操作器22で運転オン操作がなされると、冷凍ユニット5の運転およびファン 8,9の運転を開始する。
【0014】 冷凍ユニット5が運転を始めると、図2に矢印で示すように、冷凍ユニット5 の吹出口から冷気が吹出され、それが冷蔵室空間Aを循環して冷凍ユニット5の 吸込口に吸込まれる。
【0015】 このとき、ファン8,9が運転していることにより、冷蔵室空間A内の冷気の 一部が通気孔6a,7aをそれぞれ通して冷蔵室空間B,Cにも流入する。流入 した冷気は、各空間内を強制循環しながら、通気孔6b,7bを通して冷蔵室空 間Aに戻る。
【0016】 各空間の冷却温度帯については、冷蔵室空間Aが“−18度”、冷蔵室空間B が“−5度”、冷蔵室空間Cが“+5度”というように予め定められており、温 度センサ21,31,41の検知温度が各冷却温度帯ら至るよう、冷凍ユニット 5およびファン8,9の運転を制御する。 したがって、精選食品等の荷物をそれぞれに必要な冷却温度帯に分類しながら 、冷蔵空間A,B,Cに収容することになる。
【0017】 ところで、たとえば冷蔵空間Cに収容する荷物の量が少なくなり、反対に冷蔵 空間Bに収容する荷物の量が多くなることがある。この場合、作業員は、仕切板 7に対する後方スライド指令を操作器22で入力すればよい。
【0018】 仕切板7に対する後方スライド指令が入力されている間、モータ42が逆転動 作し、ワイヤ12a,12b,12c,12dが後方に引っ張られながら巻き取 られ、それに伴って仕切板7が後方にスライドする。 冷蔵室空間Aを狭くする場合には、仕切板6に対する前方スライド指令を操作 器22で入力すればよい。
【0019】 仕切板6に対する前方スライド指令が入力されている間、モータ32が正転動 作し、ワイヤ11a,11b,11c,11dが前方に引っ張られながら巻き取 られ、それに伴って仕切板6が前方にスライドする。
【0020】 このように、仕切板6,7を電動でスライドさせることにより、冷蔵空間A, B,Cの容積を容易かつ迅速に変化させることができる。しかも、仕切板6,7 にファン8,9を設けているので、仕切板6,7の存在にかかわらず、効率の良 い冷気の循環が可能である。 なお、上記実施例では、仕切板が2枚の場合を例に説明したが、その枚数に限 定はなく、冷蔵室4の大きさなどに応じて適宜に設定可能である。
【0021】
【考案の効果】
以上述べたようにこの考案によれば、車両の荷台に設けた冷蔵室と、同冷蔵室 内に冷気を供給する冷凍ユニットと、通気孔を有し上記冷蔵室内にスライド可能 に設けた仕切板と、この仕切板の通気孔に設けたファンと、上記冷蔵室内の温度 を検知する温度センサと、この温度センサの検知温度に応じて上記冷凍ユニット の運転およびファンの運転を制御する手段と、上記仕切板にスライド方向への動 力を与えるためのモータとを備えたので、仕切板によって形成される冷蔵空間の 容積を容易かつ迅速に変化させることができ、しかも仕切板の存在にかかわらず 効率の良い冷気の循環を可能とする車両用冷凍装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の要部の構成を示す斜視
図。
【図2】同実施例の全体的な構成を示す図。
【図3】同実施例の制御回路の構成を示す図。
【符号の説明】
1…トラック、2…運転室、4…冷蔵室、5…冷凍ユニ
ット、6,7…仕切板、8,9…ファン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の荷台に設けた冷蔵室と、同冷蔵室
    内に冷気を供給する冷凍ユニットと、通気孔を有し上記
    冷蔵室内にスライド可能に設けた仕切板と、この仕切板
    の通気孔に設けたファンと、上記冷蔵室内の温度を検知
    する温度センサと、この温度センサの検知温度に応じて
    上記冷凍ユニットの運転およびファンの運転を制御する
    手段と、上記仕切板にスライド方向への動力を与えるた
    めのモータとを備えたことを特徴とする車両用冷凍装
    置。
JP6116091U 1991-08-02 1991-08-02 車両用冷凍装置 Pending JPH0517469U (ja)

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CN112265491A (zh) * 2020-11-16 2021-01-26 湖北省齐星汽车车身股份有限公司 基于半导体制冷的空间可调节多温区车厢
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JP2022159058A (ja) * 2021-03-31 2022-10-17 ダイキン工業株式会社 コンテナ
CN115817652A (zh) * 2022-12-23 2023-03-21 连云港新集冷藏设备有限公司 一种具有内壁防撞的冷藏车厢装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970506