JPH05174618A - 導電用結合剤および導電接続構造 - Google Patents

導電用結合剤および導電接続構造

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JPH05174618A
JPH05174618A JP35650091A JP35650091A JPH05174618A JP H05174618 A JPH05174618 A JP H05174618A JP 35650091 A JP35650091 A JP 35650091A JP 35650091 A JP35650091 A JP 35650091A JP H05174618 A JPH05174618 A JP H05174618A
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conductive
binder
conductive fine
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fine particles
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JP35650091A
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Yoshitaka Fujita
義高 藤田
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 相隣接する接続端子間で短絡が発生しないよ
うにする。 【構成】 導電用結合剤11は、導電作用を有する導電
性微粒子12と、この導電性微粒子12よりも硬質で導
電性微粒子12の外径よりも小さい一定寸法を有する粒
子からなるスペーサ13とを絶縁性接着剤14中に混合
してなるものからなっている。この導電用結合剤11を
用いて液晶表示パネル21の接続端子28とキャリアテ
ープ31の接続端子35とを導電接続する際に、熱圧着
時の圧力が高すぎる場合、スペーサ13が相対向する接
続端子28、35に共に接触することにより、相対向す
る接続端子28、35間の間隔が一定に保たれ、相対向
する接続端子28、35間に存在する導電性微粒子12
のつぶれがある段階で阻止される。したがって、相隣接
する接続端子28、35間がこの間に存在する導電性微
粒子12aを介して短絡することはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は導電用結合剤および導
電接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、基板の接続端子と電子部品の接
続端子とを互いに対向させた状態で導電接続する際、導
電性微粒子を絶縁性接着剤中に混合してなるものであっ
て、異方導電性接着剤等と呼ばれる導電用結合剤を用い
ることがある。この場合、導電用結合剤は例えば基板の
接続部における接続端子上のみでなく相隣接する接続端
子間の基板上にも配置され、この配置された導電用結合
剤上に電子部品の接続端子を含む接続部が載置され、そ
して基板の接続部と電子部品の接続部とが熱圧着される
と、導電用結合剤中の絶縁性接着剤の一部が流動して逃
げることにより、導電用結合剤中の導電性微粒子の一部
が基板の接続端子とこの接続端子と対向する電子部品の
接続端子とに共に接触し、さらに面方向に隣リ合う導電
性微粒子の間には絶縁性接着剤が介在され、これにより
基板の接続端子とそれぞれこの接続端子と対向する電子
部品の接続端子とが導電接続され、また導電用結合剤中
の絶縁性接着剤が固化することにより、基板の接続部と
電子部品の接続部とが接着される。すなわち、このよう
な導電用結合剤は、熱圧着された状態において、厚さ方
向には導電性を有するが、面方向には絶縁性を有するも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このような導電用結合剤では、導電性微粒子として例え
ば図3に示すようなものが使用されている場合、すなわ
ち樹脂等からなる弾性変形可能なコア15の表面に金属
からなる導電膜16が被着されたものからなるものが使
用されている場合、熱圧着時の圧力が高すぎると、コア
15がつぶれすぎてしまい、コア15の外径や接続端子
のピッチ等にもよるが、相隣接する接続端子間で短絡が
発生することがあるという問題があった。例えば、図5
に示すように、基板1の接続端子2と電子部品3の接続
端子4とを導電性微粒子5を絶縁性接着剤6中に混合し
てなる導電用結合剤7を介して導電接続する際、熱圧着
時の圧力が高すぎて導電用結合剤7中の導電性微粒子5
がつぶれすぎると、相隣接する接続端子2、4間に存在
する導電性微粒子5aもつぶれ、相隣接する接続端子
2、4間で短絡が発生することがあった。この発明の目
的は、相隣接する接続端子間で短絡が発生しないように
することのできる導電用結合剤およびこの導電用結合剤
を用いた導電接続構造を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
導電作用を有する導電性微粒子と、該導電性微粒子より
も硬質で該導電性微粒子の外径よりも小さい一定寸法を
有する粒子からなるスペーサとを絶縁性接着剤中に混合
したものである。請求項2記載の発明は、相対向する一
対の接続端子間に請求項1記載の導電用結合剤を介在
し、前記一対の接続端子を前記導電用結合剤の前記導電
性微粒子を介して導電接続したものである。
【0005】
【作用】この発明によれば、導電作用を有する導電性微
粒子だけでなく、この導電性微粒子よりも硬質で導電性
微粒子の外径よりも小さい一定寸法を有する粒子からな
るスペーサをも絶縁性接着剤中に混合しているので、ス
ペーサによって相対向する接続端子間の間隔を一定に保
つことができ、したがって相対向する接続端子間に存在
する導電性微粒子がつぶれすぎるのを阻止することがで
き、ひいては相隣接する接続端子間で短絡が発生しない
ようにすることができる。
【0006】
【実施例】図1および図2はこの発明の一実施例におけ
る導電用結合剤を用いて、液晶表示パネルの接続端子
と、この液晶表示パネルを駆動するためのICチップを
備えたキャリアテープの接続端子とを導電接続した状態
を示したものである。
【0007】導電用結合剤11は、導電作用を有する導
電性微粒子12と、この導電性微粒子12よりも硬質で
導電性微粒子12の外径よりも小さい一定寸法を有する
粒子からなるスペーサ13とを絶縁性接着剤14中に混
合してなるものからなっている。このうち導電性微粒子
12は、図3に示すように、アクリル樹脂等の樹脂微粒
子からなるコア15の表面に金、銀、銅、ニッケル、ア
ルミニウム等の金属からなる導電膜16をメッキや蒸着
等により被覆した構造となっている。スペーサ13はガ
ラスや硬質の樹脂等からなる球状または円柱状のものか
らなり、その外径は一例として、導電性微粒子12の外
径が5〜15μm程度であるとすると、3〜8μm程度
となっている。絶縁性接着剤14は熱溶融型または熱硬
化型の樹脂等からなっている。
【0008】液晶表示パネル21は、上下一対のガラス
基板22、23の相対向する面に透明電極24、25が
設けられ、その間の周囲に封止材26が設けられ、その
内部に液晶27が封入された構造となっている。この場
合、下側のガラス基板23の一端部は上側のガラス基板
22の一端部から突出され、この突出された下側のガラ
ス基板23の一端部の上面に接続端子28が透明電極2
5と接続されて設けられている。
【0009】キャリアテープ31は、樹脂フィルムから
なるテープ本体32を備えている。テープ本体32の下
面には金属箔からなるリードパターンが形成され、これ
により、テープ本体32の中央部に形成された開口部3
3にはフィンガリード34が突出して設けられ、またテ
ープ本体32の一端部には出力側の接続端子35が設け
られ、さらにテープ本体32の他端部には入力側の接続
端子36が設けられている。フィンガリード34には、
開口部33に配置されたICチップ37のバンプ電極3
8が熱圧着によって接合されている。この接合部分は樹
脂からなる封止材39によって封止されている。出力側
の接続端子35は液晶表示パネル21の接続端子28と
同じ数だけ等間隔に配列されている。
【0010】さて、液晶表示パネル21の接続端子28
とキャリアテープ31の出力側の接続端子35とを導電
接続する場合、まず、液晶表示パネル21の接続端子2
8を含む接続部の上面に導電用結合剤11を配置し、こ
の配置した導電用結合剤11の上面にキャリアテープ3
1の出力側の接続端子35を含む接続部を載置する。そ
して、液晶表示パネル21の接続端子28を含む接続部
とキャリアテープ31の出力側の接続端子35を含む接
続部とを熱圧着すると、導電用結合剤11中の絶縁性接
着剤14の一部が流動して逃げることにより、導電用結
合剤11中の導電性微粒子12の一部が液晶表示パネル
21の接続端子28とこの接続端子28と対向するキャ
リアテープ31の出力側の接続端子35とに共に接触
し、これにより液晶表示パネル21の接続端子28とキ
ャリアテープ31の出力側の接続端子35とが導電接続
され、また導電用結合剤11中の絶縁性接着剤14が固
化することにより、液晶表示パネル21の接続端子28
の部分とキャリアテープ31の出力側の接続端子35の
部分とが接着される。
【0011】ところで、熱圧着時の圧力が高すぎる場
合、導電用結合剤11中の導電性微粒子12のコア15
がある程度つぶれると、導電用結合剤11中のスペーサ
13が液晶表示パネル21の接続端子28とこの接続端
子28と対向するキャリアテープ31の出力側の接続端
子35とに共に接触し、このため相対向する接続端子2
8、35間の間隔が一定に保たれ、相対向する接続端子
28、35間に存在する導電性微粒子12のつぶれがあ
る段階で阻止される。したがって、相隣接する接続端子
28、35間に存在する導電性微粒子12aがつぶれる
ことはなく、相隣接する接続端子28、35間で短絡が
発生することがない。また、比較的大きな圧力を加える
ことができるので、相対向する接続端子28、35間の
接続不良の発生を確実に防止することができる。さら
に、液晶表示パネル21の接続端子28の部分とキャリ
アテープ31の出力側の接続端子35の部分との間の平
行度が悪い場合でも、確実に接続することができる。
【0012】なお、上記実施例では、導電用結合剤11
の導電性微粒子12として、図3に示すように、コア1
5の表面に導電膜16を被覆した構造のものを用いてい
るが、これに限定されるものではない。例えば、図4に
示すように、導電用結合剤11の導電性微粒子12とし
て、コア15の表面に被覆した導電膜16の表面に絶縁
性を有する低融点(100〜300℃程度)の樹脂層1
7を被覆した構造のものを用いるようにしてもよい。樹
脂層17の形成方法としては、導電膜16の表面に樹脂
微粉末を静電気で吸着させる方法や樹脂を膜状にコーテ
ィングする方法等がある。なお、この場合、熱圧着の際
に、接続端子28、35と接触する部分の樹脂層17が
溶融して流動することにより、導電膜16が露出して接
続端子28、35と接触する。また、上記実施例では、
平面同士の接続端子を導電接続する場合について説明し
たが、相対向する接続端子間の間隔をスペーサによって
一定に保つことができるので、曲面同士の接続端子を導
電接続することもできる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、導電作用を有する導電性微粒子だけでなく、この導
電性微粒子よりも硬質で導電性微粒子の外径よりも小さ
い一定寸法を有する粒子からなるスペーサをも絶縁性接
着剤中に混合しているので、スペーサによって相対向す
る接続端子間の間隔を一定に保つことができ、したがっ
て相隣接する接続端子間で短絡が発生しないようにする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例における導電用結合剤を用
いて、液晶表示パネルの接続端子とキャリアテープの接
続端子とを導電接続した状態の断面図。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図。
【図3】導電用結合剤の導電性微粒子の断面図。
【図4】この発明の他の実施例における導電用結合剤を
用いて、液晶表示パネルの接続端子とキャリアテープの
接続端子とを導電接続した状態の断面図。
【図5】従来の導電用結合剤の問題点を説明するために
示す断面図。
【符号の説明】
11 導電用結合剤 12 導電性微粒子 13 スペーサ 14 絶縁性接着剤 21 液晶表示パネル 28 接続端子 31 キャリアテープ 35 接続端子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電作用を有する導電性微粒子と、該導
    電性微粒子よりも硬質で該導電性微粒子の外径よりも小
    さい一定寸法を有する粒子からなるスペーサとを絶縁性
    接着剤中に混合してなることを特徴とする導電用結合
    剤。
  2. 【請求項2】 相対向する一対の接続端子間に請求項1
    記載の導電用結合剤が介在され、前記一対の接続端子が
    前記導電用結合剤の前記導電性微粒子を介して導電接続
    されていることを特徴とする導電接続構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7755261B2 (en) 2007-10-19 2010-07-13 Seiko Epson Corporation Electronic component, mounting structure thereof, and method for mounting electronic component
JP2012532979A (ja) * 2009-07-13 2012-12-20 カイスト 超音波接合用の異方性伝導性の接着剤及びこれを利用した電子部品間の接続方法

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US8274201B2 (en) 2007-10-19 2012-09-25 Seiko Epson Corporation Electronic component, mounting structure thereof, and method for mounting electronic component
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