JPH05174444A - 光磁気記録方法 - Google Patents
光磁気記録方法Info
- Publication number
- JPH05174444A JPH05174444A JP35793891A JP35793891A JPH05174444A JP H05174444 A JPH05174444 A JP H05174444A JP 35793891 A JP35793891 A JP 35793891A JP 35793891 A JP35793891 A JP 35793891A JP H05174444 A JPH05174444 A JP H05174444A
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- JP
- Japan
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- magnetic field
- magneto
- optical recording
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- magnetic
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 光磁気記録媒体の磁性薄膜2上に光ビーム5
を集光させるピックアップ3の対物レンズ駆動部4から
発生する記録方向または消去方向の漏れ磁界Aとは逆の
方向で、該漏れ磁界Aと同じ強度を中心値として変調さ
れた磁界Bを印加することにより情報を記録することを
特徴とする光磁気記録方法。 【効果】 本発明の光磁気記録方法によれば、高いCN
Rを有する光磁気記録媒体を提供することができる。
を集光させるピックアップ3の対物レンズ駆動部4から
発生する記録方向または消去方向の漏れ磁界Aとは逆の
方向で、該漏れ磁界Aと同じ強度を中心値として変調さ
れた磁界Bを印加することにより情報を記録することを
特徴とする光磁気記録方法。 【効果】 本発明の光磁気記録方法によれば、高いCN
Rを有する光磁気記録媒体を提供することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は印加磁界の方向と大きさ
とを変化させて情報を記録する磁界変調方式による光磁
気記録方法に関する。
とを変化させて情報を記録する磁界変調方式による光磁
気記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の磁界変調方式による光磁気記録装
置の原理を図4に示す。光磁気記録媒体11の磁性薄膜
の局所部分を光ビーム12によって加熱し、その局所部
分に0を中心値として記録方向と消去方向の強度が等し
くなるように変調された磁界を磁気ヘッド13によって
印加する。加熱された磁性薄膜の磁化は変調された磁界
の方向に応じて反転し、磁性薄膜が冷却されると磁化の
方向が固定され、情報が記録される。
置の原理を図4に示す。光磁気記録媒体11の磁性薄膜
の局所部分を光ビーム12によって加熱し、その局所部
分に0を中心値として記録方向と消去方向の強度が等し
くなるように変調された磁界を磁気ヘッド13によって
印加する。加熱された磁性薄膜の磁化は変調された磁界
の方向に応じて反転し、磁性薄膜が冷却されると磁化の
方向が固定され、情報が記録される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の光磁気記録方法
において磁性薄膜上に印加される磁界の一例を図5に示
す。ここで、H↓Bは磁界変調回路14から発生する磁
界Cの最大値を示し、Hleakは対物レンズ駆動部1
5から発生する漏れ磁界Dを示す。
において磁性薄膜上に印加される磁界の一例を図5に示
す。ここで、H↓Bは磁界変調回路14から発生する磁
界Cの最大値を示し、Hleakは対物レンズ駆動部1
5から発生する漏れ磁界Dを示す。
【0004】上述した従来の磁界変調方式による光磁気
記録装置においては、ピックアップの対物レンズ駆動部
から20〜100Oe程度の漏れ磁界が発生する。漏れ
磁界の影響により、磁性薄膜上における変調磁界の中心
値が0からずれることにより、記録信号のノイズが増大
しキャリアが低下するため、CNRが低化し、データの
エラー率が増大する。
記録装置においては、ピックアップの対物レンズ駆動部
から20〜100Oe程度の漏れ磁界が発生する。漏れ
磁界の影響により、磁性薄膜上における変調磁界の中心
値が0からずれることにより、記録信号のノイズが増大
しキャリアが低下するため、CNRが低化し、データの
エラー率が増大する。
【0005】本発明の目的は、対物レンズ駆動部からの
漏れ磁界による記録信号のCNRの低化を抑え、信頼性
の高い光磁気記録媒体を与える、磁界変調方式による光
磁気記録方法を提供することにある。
漏れ磁界による記録信号のCNRの低化を抑え、信頼性
の高い光磁気記録媒体を与える、磁界変調方式による光
磁気記録方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記の
目的は、光磁気記録媒体の磁性薄膜上に光ビームを集光
させるピックアップの対物レンズ駆動部から発生する漏
れ磁界の方向とは逆の方向で、該漏れ磁界と同じ強度を
中心値として変調された磁界を印加することにより情報
を記録することを特徴とする光磁気記録方法を提供する
ことにより達成される。
目的は、光磁気記録媒体の磁性薄膜上に光ビームを集光
させるピックアップの対物レンズ駆動部から発生する漏
れ磁界の方向とは逆の方向で、該漏れ磁界と同じ強度を
中心値として変調された磁界を印加することにより情報
を記録することを特徴とする光磁気記録方法を提供する
ことにより達成される。
【0007】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。本発明の光磁気記録方法を使用する光磁気記録装置
の基本的な構成を図1に示す。光磁気記録媒体は、ガラ
ス、ポリカーボネート樹脂などからなる透明な円板状の
ディスク基板1上に磁性薄膜2がスパッタ法等により製
膜されてなる。ピックアップ3の対物レンズ駆動部4
は、光ビーム5が磁性薄膜2の局所部分7に焦点を結ぶ
ように、対物レンズ6をディスク基板面に対して垂直方
向および半径方向に移動させる。対物レンズ駆動部4か
らは20〜100Oe程度の漏れ磁界Aが発生してい
る。磁気ヘッド8によって、磁界変調回路9から発生す
る磁界と、直流磁界発生回路10から発生する直流磁界
とが加算された変調磁界Bが光ビームが焦点を結んだ磁
性薄膜上の局所部分7に印加される。
る。本発明の光磁気記録方法を使用する光磁気記録装置
の基本的な構成を図1に示す。光磁気記録媒体は、ガラ
ス、ポリカーボネート樹脂などからなる透明な円板状の
ディスク基板1上に磁性薄膜2がスパッタ法等により製
膜されてなる。ピックアップ3の対物レンズ駆動部4
は、光ビーム5が磁性薄膜2の局所部分7に焦点を結ぶ
ように、対物レンズ6をディスク基板面に対して垂直方
向および半径方向に移動させる。対物レンズ駆動部4か
らは20〜100Oe程度の漏れ磁界Aが発生してい
る。磁気ヘッド8によって、磁界変調回路9から発生す
る磁界と、直流磁界発生回路10から発生する直流磁界
とが加算された変調磁界Bが光ビームが焦点を結んだ磁
性薄膜上の局所部分7に印加される。
【0008】本実施例において、磁界変調回路9から発
生する磁界、直流磁界発生回路10から発生する磁界、
磁気ヘッドから発生する磁界Bおよび磁性薄膜上に印加
される磁界の強度変化をそれぞれ図2(a)〜(d)に
示す。磁界変調回路9から発生する磁界は、記録方向
(+方向)の強度(最大値:H↓B)と消去方向(−方
向)の強度(最大値:−H↓B)とが等しく、0を中心
値として変調されている(図2(a))。ここで、対物
レンズ駆動部4から発生する漏れ磁界Aが記録方向(+
方向)で強度Hleakを有する場合、直流磁界発生回
路10からは、消去方向(−方向)に強度Hleakと
等しい磁界(−Hoffset)が発生される(図2
(b))。磁気ヘッド8から発生される磁界Bは、磁界
変調回路9から発生する磁界と直流磁界発生回路10か
ら発生する磁界とが加算されたものである(図2
(c))。そして、磁性薄膜上には対物レンズ駆動部4
から発生する漏れ磁界Aと磁気ヘッドから発生される磁
界Bとが加算された磁界が印加される(図2(d))。
磁性薄膜上に印加される磁界の中心値は0である。
生する磁界、直流磁界発生回路10から発生する磁界、
磁気ヘッドから発生する磁界Bおよび磁性薄膜上に印加
される磁界の強度変化をそれぞれ図2(a)〜(d)に
示す。磁界変調回路9から発生する磁界は、記録方向
(+方向)の強度(最大値:H↓B)と消去方向(−方
向)の強度(最大値:−H↓B)とが等しく、0を中心
値として変調されている(図2(a))。ここで、対物
レンズ駆動部4から発生する漏れ磁界Aが記録方向(+
方向)で強度Hleakを有する場合、直流磁界発生回
路10からは、消去方向(−方向)に強度Hleakと
等しい磁界(−Hoffset)が発生される(図2
(b))。磁気ヘッド8から発生される磁界Bは、磁界
変調回路9から発生する磁界と直流磁界発生回路10か
ら発生する磁界とが加算されたものである(図2
(c))。そして、磁性薄膜上には対物レンズ駆動部4
から発生する漏れ磁界Aと磁気ヘッドから発生される磁
界Bとが加算された磁界が印加される(図2(d))。
磁性薄膜上に印加される磁界の中心値は0である。
【0009】対物レンズ駆動部4から発生する漏れ磁界
が50Oeである場合、本発明の方法で記録した光磁気
記録媒体と従来の方法で記録した光磁気記録媒体とにつ
いて、磁界変調回路から発生する磁界の強度とCNRと
の関係を測定した結果を図3に示す。本発明によって高
いCNRを有する光磁気記録媒体の得られることが図3
より明らかである。
が50Oeである場合、本発明の方法で記録した光磁気
記録媒体と従来の方法で記録した光磁気記録媒体とにつ
いて、磁界変調回路から発生する磁界の強度とCNRと
の関係を測定した結果を図3に示す。本発明によって高
いCNRを有する光磁気記録媒体の得られることが図3
より明らかである。
【0010】なお、磁界変調回路から発生する磁界の変
調の中心値が漏れ磁界を相殺するようにオフセットされ
た値である場合には、直流磁界発生回路は不要である。
調の中心値が漏れ磁界を相殺するようにオフセットされ
た値である場合には、直流磁界発生回路は不要である。
【0011】
【発明の効果】本発明の光磁気記録方法によれば、高い
CNRを有する光磁気記録媒体を提供することができ
る。
CNRを有する光磁気記録媒体を提供することができ
る。
【図1】本発明の光磁気記録方法を使用する光磁気記録
装置の構成を示す図である。
装置の構成を示す図である。
【図2】実施例における磁界変調回路、直流磁界発生回
路および磁気ヘッドから発生する磁界ならびに磁性薄膜
上に印加される磁界の強度変化を示す図である。
路および磁気ヘッドから発生する磁界ならびに磁性薄膜
上に印加される磁界の強度変化を示す図である。
【図3】磁界変調回路から発生する磁界の強度とCNR
との関係を測定した結果を示す図である。
との関係を測定した結果を示す図である。
【図4】従来の磁界変調方式による光磁気記録装置の原
理を示す図である。
理を示す図である。
【図5】従来の光磁気記録方法において磁性薄膜上に印
加される磁界の一例を示す図である。
加される磁界の一例を示す図である。
2 磁性薄膜 3 ピックアップ 4 対物レンズ駆動部 5 光ビーム 8 磁気ヘッド 9 磁界変調回路 10 直流磁界発生回路 A 漏れ磁界 B 磁気ヘッドから発生する磁界
Claims (1)
- 【請求項1】 光磁気記録媒体の磁性薄膜上に光ビーム
を集光させるピックアップの対物レンズ駆動部から発生
する漏れ磁界の方向とは逆の方向で、該漏れ磁界と同じ
強度を中心値として変調された磁界を印加することによ
り情報を記録することを特徴とする光磁気記録方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35793891A JPH05174444A (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | 光磁気記録方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35793891A JPH05174444A (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | 光磁気記録方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05174444A true JPH05174444A (ja) | 1993-07-13 |
Family
ID=18456713
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35793891A Pending JPH05174444A (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | 光磁気記録方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05174444A (ja) |
-
1991
- 1991-12-25 JP JP35793891A patent/JPH05174444A/ja active Pending
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