JPH05173398A - 電子写真装置 - Google Patents
電子写真装置Info
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- JPH05173398A JPH05173398A JP3027386A JP2738691A JPH05173398A JP H05173398 A JPH05173398 A JP H05173398A JP 3027386 A JP3027386 A JP 3027386A JP 2738691 A JP2738691 A JP 2738691A JP H05173398 A JPH05173398 A JP H05173398A
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- time
- color
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- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Color Electrophotography (AREA)
- Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
- Color, Gradation (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 感光体の中間転写体に対する位置調整時間を
不要として感光体クラッチ機構を廃止することによる低
コスト化をはかり、色合わせの微調整が可能な電子写真
装置をうる。 【構成】 感光体基準マーク1b,と中間転写体基準マ
ーク6aの検知出力から、感光体と中間転写体の各一周
期時間の時間差を算出する。この算出結果と、予めRO
M23に設定した前記1bから第1色目の画像記録開始位
置までの第1の設定時間T1、前記1bから第1色目の画
像記録開始の間にあって非画像領域を示す該感光体基準
マークからの第2の設定時間T2、1回のカラー合成画
像形成周期毎に最終色目の感光体基準検知から画像記録
開始までの時間に最終色目の画像形成中に測定算出して
おいた時間差を差し引いた第3の時間T3にもとずき画
像形成動作を制御する。
不要として感光体クラッチ機構を廃止することによる低
コスト化をはかり、色合わせの微調整が可能な電子写真
装置をうる。 【構成】 感光体基準マーク1b,と中間転写体基準マ
ーク6aの検知出力から、感光体と中間転写体の各一周
期時間の時間差を算出する。この算出結果と、予めRO
M23に設定した前記1bから第1色目の画像記録開始位
置までの第1の設定時間T1、前記1bから第1色目の画
像記録開始の間にあって非画像領域を示す該感光体基準
マークからの第2の設定時間T2、1回のカラー合成画
像形成周期毎に最終色目の感光体基準検知から画像記録
開始までの時間に最終色目の画像形成中に測定算出して
おいた時間差を差し引いた第3の時間T3にもとずき画
像形成動作を制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は単色のトナー像を複数重
ね合わせることにより転写体にカラー画像を形成する電
子写真装置に関するものである。
ね合わせることにより転写体にカラー画像を形成する電
子写真装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真装置は乾式トナーを使用
する機器が主流を占め、複写機、レーザビームプリンタ
等として実用化され目覚ましい発展をとげている。最近
ではモノクロに加えカラー化の要望が高まりカラー複写
機が市販されている。
する機器が主流を占め、複写機、レーザビームプリンタ
等として実用化され目覚ましい発展をとげている。最近
ではモノクロに加えカラー化の要望が高まりカラー複写
機が市販されている。
【0003】電子写真プロセス技術を応用したカラー画
像を形成する例えば、レーザビームプリンタ(以下、L
BPという)は、感光層を有する感光体上へ各色に対応
した光線を選択的に照射して結像し、複数の所定のカラ
ー成分の中の特定の成分にそれぞれ対応する複数の静電
潜像をそれぞれの所定のトナーで現像し、それらの単色
にトナー像を重ね合わせることにより1枚の転写材にカ
ラー画像を形成する方法を採用している。
像を形成する例えば、レーザビームプリンタ(以下、L
BPという)は、感光層を有する感光体上へ各色に対応
した光線を選択的に照射して結像し、複数の所定のカラ
ー成分の中の特定の成分にそれぞれ対応する複数の静電
潜像をそれぞれの所定のトナーで現像し、それらの単色
にトナー像を重ね合わせることにより1枚の転写材にカ
ラー画像を形成する方法を採用している。
【0004】例えば、米国特許第4,652,115号、特開昭6
3-292156号等には感光体と転写材搬送路との間に中間転
写材を設け、感光体上に個別に形成された異なる色のト
ナー像を随時中間転写体上に重ねて転写して合成像を
得、その合成像を1枚の転写材に一括転写する方式が提
案されている。
3-292156号等には感光体と転写材搬送路との間に中間転
写材を設け、感光体上に個別に形成された異なる色のト
ナー像を随時中間転写体上に重ねて転写して合成像を
得、その合成像を1枚の転写材に一括転写する方式が提
案されている。
【0005】以下図面を参照して、上記従来のLBPに
ついて説明する。
ついて説明する。
【0006】図4はLBPの要部構成を示す側面断面
図、図5は図4における感光体基準検知機構の要部斜視
図、図6は図4における中間転写体基準検知機構の要部
斜視図である。
図、図5は図4における感光体基準検知機構の要部斜視
図、図6は図4における中間転写体基準検知機構の要部
斜視図である。
【0007】図4において、1はベルト状の感光体で、
継ぎ目1aを有する閉ループ状の樹脂等のベルト基材の
外周面上に、セレン(Se)あるいは有機光導電体(OP
C)等の感光層が薄膜状に塗布されている。このベルト
状の感光体1は2本の感光体搬送ローラ2a,2bによっ
て垂直平面を形成するように支持され、駆動モータ(図
示せず)によって感光体搬送ローラが回転し、ベルト状
の感光体1を矢印A方向に周回動する。
継ぎ目1aを有する閉ループ状の樹脂等のベルト基材の
外周面上に、セレン(Se)あるいは有機光導電体(OP
C)等の感光層が薄膜状に塗布されている。このベルト
状の感光体1は2本の感光体搬送ローラ2a,2bによっ
て垂直平面を形成するように支持され、駆動モータ(図
示せず)によって感光体搬送ローラが回転し、ベルト状
の感光体1を矢印A方向に周回動する。
【0008】ベルト状の感光体1の周面には矢印Aで示
す感光体回転方向の順に帯電器3、露光光学系4,ブラ
ック(BK),シアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y)
の各色の現像器5BK,5C,5M,5Y、中間転写体
ユニット6、感光体クリーニング装置7、除電器8及び
感光体基準検知センサー9が設けられている。
す感光体回転方向の順に帯電器3、露光光学系4,ブラ
ック(BK),シアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y)
の各色の現像器5BK,5C,5M,5Y、中間転写体
ユニット6、感光体クリーニング装置7、除電器8及び
感光体基準検知センサー9が設けられている。
【0009】ここで、各色現像器5BK〜5Yはそれぞ
れ各色に対応したトナーを収納している。トナーの色の
選択は、それぞれ各色に対応し回動自在に両端を機体本
体に軸支された離接カム10BK,10C,10M,10Yがホ
ストコンピュータ(図略)からの色選択信号に対応して回
転し選択された現像器例えば5BKをベルト状の感光体
1に矢印Bで示す方向に当接させることにより行われ
る。選択されていない残りの現像器5C,5M,5Yは
ベルト状の感光体1から離間している。
れ各色に対応したトナーを収納している。トナーの色の
選択は、それぞれ各色に対応し回動自在に両端を機体本
体に軸支された離接カム10BK,10C,10M,10Yがホ
ストコンピュータ(図略)からの色選択信号に対応して回
転し選択された現像器例えば5BKをベルト状の感光体
1に矢印Bで示す方向に当接させることにより行われ
る。選択されていない残りの現像器5C,5M,5Yは
ベルト状の感光体1から離間している。
【0010】上記帯電器3はタングステンワイヤ等から
なる帯電線3aと金属板からなるシールド板3b及びグリ
ッド板3cによって構成されている。帯電線3aへ高電圧
を印加することによって帯電線3aがコロナ放電を起こ
しグリッド板3cを介してベルト状の感光体1を一様に
帯電する。
なる帯電線3aと金属板からなるシールド板3b及びグリ
ッド板3cによって構成されている。帯電線3aへ高電圧
を印加することによって帯電線3aがコロナ放電を起こ
しグリッド板3cを介してベルト状の感光体1を一様に
帯電する。
【0011】11は露光光学系4から発射される画像デー
タの露光光線である。LBPでは、この露光光線11は階
調変換装置から画像信号をレーザドライブ回路(図示せ
ず)により光強度変調あるいはパルス幅変調された画像
信号を半導体レーザ(図示せず)に印加することによって
得られ、ベルト状の感光体1上に複数の所定のカラー成
分の中の特定の成分にそれぞれ対応する複数の静電潜像
を形成する。
タの露光光線である。LBPでは、この露光光線11は階
調変換装置から画像信号をレーザドライブ回路(図示せ
ず)により光強度変調あるいはパルス幅変調された画像
信号を半導体レーザ(図示せず)に印加することによって
得られ、ベルト状の感光体1上に複数の所定のカラー成
分の中の特定の成分にそれぞれ対応する複数の静電潜像
を形成する。
【0012】図5に示すように、感光体基準検知センサ
ー9は感光体1の継ぎ目1aの位置を検出するものであ
り、該ベルト状の感光体1の一端部で継ぎ目1aに対し
て予め定められた位置に配置されたスリット等の感光体
基準マーク1bを検知する。
ー9は感光体1の継ぎ目1aの位置を検出するものであ
り、該ベルト状の感光体1の一端部で継ぎ目1aに対し
て予め定められた位置に配置されたスリット等の感光体
基準マーク1bを検知する。
【0013】20は感光体クラッチ機構であり、駆動源
(図示せず)からの動力をON−OFFして感光体の回動
を制御するものであり、感光体搬送ローラ2bの駆動軸
に設けられている。
(図示せず)からの動力をON−OFFして感光体の回動
を制御するものであり、感光体搬送ローラ2bの駆動軸
に設けられている。
【0014】次に図4にもどり、中間転写体ユニット6
は導電性の樹脂等からなる継ぎ目のないループベルト状
の中間転写体6Aと、この中間転写体を支持している2
本の中間転写体搬送ローラ6B,6Cと、中間転写体6
Aへベルト状の感光体1上のトナー像を転写するため中
間転写体6Aを間に挟んでベルト状の感光体1に対向し
て配置される中間転写体転写ローラ6Dとを有してい
る。
は導電性の樹脂等からなる継ぎ目のないループベルト状
の中間転写体6Aと、この中間転写体を支持している2
本の中間転写体搬送ローラ6B,6Cと、中間転写体6
Aへベルト状の感光体1上のトナー像を転写するため中
間転写体6Aを間に挟んでベルト状の感光体1に対向し
て配置される中間転写体転写ローラ6Dとを有してい
る。
【0015】ここでベルト状の感光体1の表面周長L1
は中間転写体6Aの表面周長L2と名目上等しいが、そ
のばらつきの範囲において常にL1≦L2の関係が成り立
つように設定されている。
は中間転写体6Aの表面周長L2と名目上等しいが、そ
のばらつきの範囲において常にL1≦L2の関係が成り立
つように設定されている。
【0016】次に図6に示すように、6Eは中間転写体
6Aの基準位置を検出する中間転写体基準検知センサー
であり、中間転写体6Aの一端部に配置されたスリット
等の中間転写体基準マーク6aで基準位置を検知する。
6Aの基準位置を検出する中間転写体基準検知センサー
であり、中間転写体6Aの一端部に配置されたスリット
等の中間転写体基準マーク6aで基準位置を検知する。
【0017】次に図4にもどり、6Fは中間転写体6A
上の残留トナーを掻き取るための中間転写体クリーニン
グ装置であり、中間転写体6A上に合成像を形成してい
る間は中間転写体6Aから離間しており、クリーニング
に供するときのみ当接する。
上の残留トナーを掻き取るための中間転写体クリーニン
グ装置であり、中間転写体6A上に合成像を形成してい
る間は中間転写体6Aから離間しており、クリーニング
に供するときのみ当接する。
【0018】12は転写材13を収納している転写材カセッ
トである。この転写材13は転写材カセット12から半月形
をした給紙ローラ14によって1枚ずつ用紙搬送路15へ送
り出される。
トである。この転写材13は転写材カセット12から半月形
をした給紙ローラ14によって1枚ずつ用紙搬送路15へ送
り出される。
【0019】16は転写材13と中間転写体6A上に形成さ
れた合成像の位置を一致させるため一時的に転写材13を
停止待機させるためのレジストローラであり、従動ロー
ラ17と圧接している。18は中間転写体6A上に形成され
た合成像を転写材13に転写するための転写ローラであ
り、合成像を転写材13に転写するときのみ中間転写体6
Aと接触回動する。
れた合成像の位置を一致させるため一時的に転写材13を
停止待機させるためのレジストローラであり、従動ロー
ラ17と圧接している。18は中間転写体6A上に形成され
た合成像を転写材13に転写するための転写ローラであ
り、合成像を転写材13に転写するときのみ中間転写体6
Aと接触回動する。
【0020】19は内部に熱源を有するヒートローラ19a
と加圧ローラ19bとからなる定着器であり、転写材13上
に転写された合成像をヒートローラ19aと加圧ローラ19b
の挾持回転に伴い圧力と熱によって転写材13に定着させ
カラー画像を形成する。
と加圧ローラ19bとからなる定着器であり、転写材13上
に転写された合成像をヒートローラ19aと加圧ローラ19b
の挾持回転に伴い圧力と熱によって転写材13に定着させ
カラー画像を形成する。
【0021】以上のように構成されたLBPについて、
以下その動作について説明する。
以下その動作について説明する。
【0022】ベルト状の感光体1と中間転写体6Aは、
それぞれ駆動源(図示せず)により駆動され、互いの周速
が同一の一定速度になるように制御される。更に中間転
写体6Aは基準位置を決定するための中間転写体基準マ
ーク6aを検知する中間転写体基準検知センサー6Eに
より予め画像形成領域を設定してあり、この領域内にお
いてベルト状の感光体1の継ぎ目1aが中間転写体転写
ローラ6Dで重ならないように位置調整をし、同期をと
られ駆動されている。
それぞれ駆動源(図示せず)により駆動され、互いの周速
が同一の一定速度になるように制御される。更に中間転
写体6Aは基準位置を決定するための中間転写体基準マ
ーク6aを検知する中間転写体基準検知センサー6Eに
より予め画像形成領域を設定してあり、この領域内にお
いてベルト状の感光体1の継ぎ目1aが中間転写体転写
ローラ6Dで重ならないように位置調整をし、同期をと
られ駆動されている。
【0023】この状態で先ず高圧電源に接続された帯電
器3内の帯電線3aに高圧を印加しコロナ放電を行わ
せ、感光体1の表面を一様に−700V〜−800V程度に帯
電させる。
器3内の帯電線3aに高圧を印加しコロナ放電を行わ
せ、感光体1の表面を一様に−700V〜−800V程度に帯
電させる。
【0024】次にベルト状の感光体1を矢印A方向に回
転させ一様に帯電された該感光体1の表面上に複数のカ
ラー成分の中の所定の例えばブラック(BK)に相当する
レーザビームの露光光線11を照射すると、感光体1上の
照射された部分は電荷が消え静電潜像が形成される。こ
のとき、この静電潜像は中間転写体6Aの基準位置を検
出する中間転写体基準検知センサー6Eからの信号によ
り予め設定されている中間転写体6A上の画像領域内の
位置にベルト状の感光体1の継ぎ目1aを避けて形成さ
れる。
転させ一様に帯電された該感光体1の表面上に複数のカ
ラー成分の中の所定の例えばブラック(BK)に相当する
レーザビームの露光光線11を照射すると、感光体1上の
照射された部分は電荷が消え静電潜像が形成される。こ
のとき、この静電潜像は中間転写体6Aの基準位置を検
出する中間転写体基準検知センサー6Eからの信号によ
り予め設定されている中間転写体6A上の画像領域内の
位置にベルト状の感光体1の継ぎ目1aを避けて形成さ
れる。
【0025】一方、現像に寄与するブラックトナーの収
納されている現像器5BKは色選択信号による離接カム
10BKの回転により矢印B方向に押されベルト状の感光
体1に当接する。この当接に伴い該感光体1上に形成さ
れた静電潜像部にトナーが付着してトナー像を形成し現
像が終了する。現像が終了した現像器5BKは離接カム
10BKの180度回転により、ベルト状の感光体1との当
接位置から離間位置へ移動する。
納されている現像器5BKは色選択信号による離接カム
10BKの回転により矢印B方向に押されベルト状の感光
体1に当接する。この当接に伴い該感光体1上に形成さ
れた静電潜像部にトナーが付着してトナー像を形成し現
像が終了する。現像が終了した現像器5BKは離接カム
10BKの180度回転により、ベルト状の感光体1との当
接位置から離間位置へ移動する。
【0026】現像器5BKによりベルト状の感光体1上
に形成されたトナー像は中間転写体6Aに各色毎にベル
ト状の感光体1と接触配置された中間転写体転写ローラ
6Dに高圧印加することにより転写される。そして、ベ
ルト状の感光体1から中間転写体6Aへ転写されなかっ
た残留トナーは感光体クリーニング装置7により除去さ
れ、さらに除電器8により残留トナーが掻き取られた感
光体1上の電荷は除去される。
に形成されたトナー像は中間転写体6Aに各色毎にベル
ト状の感光体1と接触配置された中間転写体転写ローラ
6Dに高圧印加することにより転写される。そして、ベ
ルト状の感光体1から中間転写体6Aへ転写されなかっ
た残留トナーは感光体クリーニング装置7により除去さ
れ、さらに除電器8により残留トナーが掻き取られた感
光体1上の電荷は除去される。
【0027】次に例えばシアン(C)の色が選択される
と、離接カム10Cが回転し今度は現像器5Cをベルト状
の感光体1の矢印B方向へ押し該感光体1へ当接させシ
アン(C)の現像を開始する。4色を使用する複写機ある
いはプリンタの場合は上記現像の動作を4回順次繰り返
し行い中間転写体6A上に4色BK,C,M,Yのトナ
ー像を重ね合成像を形成する。
と、離接カム10Cが回転し今度は現像器5Cをベルト状
の感光体1の矢印B方向へ押し該感光体1へ当接させシ
アン(C)の現像を開始する。4色を使用する複写機ある
いはプリンタの場合は上記現像の動作を4回順次繰り返
し行い中間転写体6A上に4色BK,C,M,Yのトナ
ー像を重ね合成像を形成する。
【0028】このようにして形成された合成像は今まで
離間していた転写ローラ18が中間転写体6Aに接触し、
転写ローラ18に高圧を印加すると共に圧力によって転写
材カセット12から用紙搬送路15に沿って送られてきた転
写材13に一括転写される。続いてトナー像が転写された
転写材13は定着器19に送られ、ここでヒートローラ19a
の熱と加圧ローラ19bの挟持圧によって定着されカラー
画像として出力される。
離間していた転写ローラ18が中間転写体6Aに接触し、
転写ローラ18に高圧を印加すると共に圧力によって転写
材カセット12から用紙搬送路15に沿って送られてきた転
写材13に一括転写される。続いてトナー像が転写された
転写材13は定着器19に送られ、ここでヒートローラ19a
の熱と加圧ローラ19bの挟持圧によって定着されカラー
画像として出力される。
【0029】転写ローラ18により転写材13上に完全に転
写されなかった中間転写体6A上の残留トナーは中間転
写体クリーニング装置6Fにより、除去される。
写されなかった中間転写体6A上の残留トナーは中間転
写体クリーニング装置6Fにより、除去される。
【0030】また、中間転写体クリーニング装置6Fは
1回の合成像が得られるまで、中間転写体6Aに対して
離間の位置にあり、合成像が得られ合成像が転写ローラ
18により転写材13に転写された後、接触状態になり、残
留トナーを除去される。
1回の合成像が得られるまで、中間転写体6Aに対して
離間の位置にあり、合成像が得られ合成像が転写ローラ
18により転写材13に転写された後、接触状態になり、残
留トナーを除去される。
【0031】以上の動作にて1枚の画像の記録を完了
し、高画質のカラー記録画像が得られる。ここで、感光
体1の継ぎ目1aの中間転写体6Aに対する位置調整の
方法について図7、図8を用いて説明する。
し、高画質のカラー記録画像が得られる。ここで、感光
体1の継ぎ目1aの中間転写体6Aに対する位置調整の
方法について図7、図8を用いて説明する。
【0032】図7において、中間転写体6A上の周長C
が画像が形成されていない非画像領域であり、この領域
内で感光体1の継目1aが接するように回動している。
この状態で画像形成動作を繰り返して2本の感光体1及
び中間転写体6Aの各ベルトの周回数を増して行くと、
ベルトの周長差(L1,L2)により、中間転写体6Aに対
する感光体1の継目1aの接する位置が変化移動する。
ここで感光体1の周長L1と中間転写体6Aの周長L2の
間にはL1≦L2の関係が成り立つように設定されている
ため位置の変化移動方向は特定される。
が画像が形成されていない非画像領域であり、この領域
内で感光体1の継目1aが接するように回動している。
この状態で画像形成動作を繰り返して2本の感光体1及
び中間転写体6Aの各ベルトの周回数を増して行くと、
ベルトの周長差(L1,L2)により、中間転写体6Aに対
する感光体1の継目1aの接する位置が変化移動する。
ここで感光体1の周長L1と中間転写体6Aの周長L2の
間にはL1≦L2の関係が成り立つように設定されている
ため位置の変化移動方向は特定される。
【0033】感光体と中間転写体が所定の周回数を経過
した後の状態では、図8に示すように感光体1の継目1
aが中間転写体6Aの非画像領域Cの端のごく近傍まで
達しており直に画像領域と重なるようになるため再度調
整する必要がある。そこで感光体1の感光体搬送ローラ
2bの駆動軸に設けた感光体クラッチ機構20(図5参照)
により、その動力を所定の時間遮断して感光体1の回動
のみ停止または減速させることにより図7の状態を再現
し、再び感光体クラッチ機構20により駆動源(図示せず)
からの動力を接続し回動を再開させることにより調整を
行っていた。
した後の状態では、図8に示すように感光体1の継目1
aが中間転写体6Aの非画像領域Cの端のごく近傍まで
達しており直に画像領域と重なるようになるため再度調
整する必要がある。そこで感光体1の感光体搬送ローラ
2bの駆動軸に設けた感光体クラッチ機構20(図5参照)
により、その動力を所定の時間遮断して感光体1の回動
のみ停止または減速させることにより図7の状態を再現
し、再び感光体クラッチ機構20により駆動源(図示せず)
からの動力を接続し回動を再開させることにより調整を
行っていた。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の構成においては、感光体クラッチ機構の応
答時間よりも短い各色毎の微調整は不可能であり、正確
な各色毎の位置合わせができなかった。
ような従来の構成においては、感光体クラッチ機構の応
答時間よりも短い各色毎の微調整は不可能であり、正確
な各色毎の位置合わせができなかった。
【0035】また画像記録開始位置の記録毎のずれによ
り感光体1の継ぎ目位置が画像領域には入り込みそうな
場合、画像形成を停止して感光体と中間転写体のベルト
位置合わせを行い、中間転写体6Aの画像領域を感光体
1の継ぎ目1aの位置から避けるという継目位置調整動
作を行っていたため、画像形式の途中で一時画像形式動
作を停止して感光体1と中間転写体6Aとの位置合わせ
を行う時間が必要となり、画像記録速度が遅くなるとい
う問題を有していた。
り感光体1の継ぎ目位置が画像領域には入り込みそうな
場合、画像形成を停止して感光体と中間転写体のベルト
位置合わせを行い、中間転写体6Aの画像領域を感光体
1の継ぎ目1aの位置から避けるという継目位置調整動
作を行っていたため、画像形式の途中で一時画像形式動
作を停止して感光体1と中間転写体6Aとの位置合わせ
を行う時間が必要となり、画像記録速度が遅くなるとい
う問題を有していた。
【0036】また、クラッチ等の感光体1と中間転写体
6Aの複雑な位置調整機構が必要となり、大幅なコスト
アップになっていた。さらには位置調整に伴い感光体1
と中間転写体6Aとの中間転写部での滑りを発生するた
め、この滑りにより感光体1及び中間転写体6Aの表面
を損傷しひいては画像劣化を生じるという問題も併せて
生じていた。
6Aの複雑な位置調整機構が必要となり、大幅なコスト
アップになっていた。さらには位置調整に伴い感光体1
と中間転写体6Aとの中間転写部での滑りを発生するた
め、この滑りにより感光体1及び中間転写体6Aの表面
を損傷しひいては画像劣化を生じるという問題も併せて
生じていた。
【0037】本発明はこのような従来の問題点を解決
し、感光体の中間転写体に対する位置調整時間を不要と
して、感光体クラッチ機構を廃止することにより低コス
ト化をはかり、色合わせの微調整が可能な電子写真装置
を提供することを目的とする。
し、感光体の中間転写体に対する位置調整時間を不要と
して、感光体クラッチ機構を廃止することにより低コス
ト化をはかり、色合わせの微調整が可能な電子写真装置
を提供することを目的とする。
【0038】
【課題を解決するための手段】本発明は、感光体基準マ
ークの検知出力と中間転写体基準マークの検知出力か
ら、感光体と中間転写体の各一周期時間の時間差を算出
する手段と、前記感光体基準マークから第1色目の画像
記録開始位置までの第1の設定時間T1、前記感光体基
準マークから第1色目の画像記録開始の間にあって非画
像領域を示す該感光体基準マークからの第2の設定時間
T2、前記感光体基準マークを検知したあと第1の設定
時間T1後から第1色目の画像記録を開始し、第2色目
以降、第1色目前の感光体基準検知から画像記録開始ま
での時間に前記算出手段にて算出された時間差分を差し
引いて、画像記録を行い、1回のカラー合成画像形成周
期毎に最終色目の感光体基準検知から画像記録開始まで
の時間に最終色目の画像形成中に測定算出しておいた時
間差を差し引いた第3の時間T3を前記第2の設定時間
T2と比較し、第2の設定時間T2より第3の時間T3が
短い場合は次のカラー合成画像形成の第1色目の画像記
録開始時間を第1の設定時間T1に戻すように画像形成
動作を制御する制御手段を備えたことを特徴とする。
ークの検知出力と中間転写体基準マークの検知出力か
ら、感光体と中間転写体の各一周期時間の時間差を算出
する手段と、前記感光体基準マークから第1色目の画像
記録開始位置までの第1の設定時間T1、前記感光体基
準マークから第1色目の画像記録開始の間にあって非画
像領域を示す該感光体基準マークからの第2の設定時間
T2、前記感光体基準マークを検知したあと第1の設定
時間T1後から第1色目の画像記録を開始し、第2色目
以降、第1色目前の感光体基準検知から画像記録開始ま
での時間に前記算出手段にて算出された時間差分を差し
引いて、画像記録を行い、1回のカラー合成画像形成周
期毎に最終色目の感光体基準検知から画像記録開始まで
の時間に最終色目の画像形成中に測定算出しておいた時
間差を差し引いた第3の時間T3を前記第2の設定時間
T2と比較し、第2の設定時間T2より第3の時間T3が
短い場合は次のカラー合成画像形成の第1色目の画像記
録開始時間を第1の設定時間T1に戻すように画像形成
動作を制御する制御手段を備えたことを特徴とする。
【0039】
【作用】本発明によれば、感光体と中間転写体の各一周
期時間の時間差が算出手段によって算出され、制御手段
によって、感光体基準マークから第1色目の印字開始位
置までの時間である予め設定された第1の設定時間T1
と、感光体基準マークから第1色目の印字開始位置の間
にあって非画像領域を示す感光体基準マークからの時間
である予め設定された第2の設定時間T2と、感光体基
準マークを感光体基準検知センサーが検知したあと第1
の時間後から第1の色目の記録を開始し、第2色目以
降、第1色目前の感光体基準検知から記録開始までの時
間に前記算出手段にて算出された時間差分を差し引いて
記録を行い、1回のカラー合成画像形成周期毎に最終色
目の感光体基準検知から記録開始までの時間に最後の色
の画像形成中に測定算出しておいた時間差を差し引いた
第3の時間T3を第2の設定時間T2と比較し、第2の設
定時間T2より第3の時間T3が短い場合は、次の第1色
目の印字開始時間を第1の設定時間T1に戻すように印
字動作を制御することにより、感光体の中間転写体に対
する継ぎ目位置を調整することなしに連続印字が可能と
なる。この結果、感光体の中間転写体に対する位置調整
時間や感光体クラッチ機構を不要とし、低コスト化と色
合せの微調整が容易となる。
期時間の時間差が算出手段によって算出され、制御手段
によって、感光体基準マークから第1色目の印字開始位
置までの時間である予め設定された第1の設定時間T1
と、感光体基準マークから第1色目の印字開始位置の間
にあって非画像領域を示す感光体基準マークからの時間
である予め設定された第2の設定時間T2と、感光体基
準マークを感光体基準検知センサーが検知したあと第1
の時間後から第1の色目の記録を開始し、第2色目以
降、第1色目前の感光体基準検知から記録開始までの時
間に前記算出手段にて算出された時間差分を差し引いて
記録を行い、1回のカラー合成画像形成周期毎に最終色
目の感光体基準検知から記録開始までの時間に最後の色
の画像形成中に測定算出しておいた時間差を差し引いた
第3の時間T3を第2の設定時間T2と比較し、第2の設
定時間T2より第3の時間T3が短い場合は、次の第1色
目の印字開始時間を第1の設定時間T1に戻すように印
字動作を制御することにより、感光体の中間転写体に対
する継ぎ目位置を調整することなしに連続印字が可能と
なる。この結果、感光体の中間転写体に対する位置調整
時間や感光体クラッチ機構を不要とし、低コスト化と色
合せの微調整が容易となる。
【0040】
【実施例】図1は、本発明の一実施例による画像記録の
制御ブロック図を示し、21は時間差算出回路で、感光体
1の感光体基準マーク1bを検知する感光体基準検知セ
ンサー9の出力Xnと、中間転写体6Aの中間転写体基
準マーク6aを検知する中間転写体基準検知センサー6
Eの出力Ynとの出力差Pnを算出する。ここで、Xnは
感光体、Ynは中間転写体の夫々の一周期時間を示し、
Pnは両一周期時間の時間差を示す。22は画像記録制御
回路で、ROM23を有し、予め感光体基準マーク1bか
ら第1色目の印字開始位置までの時間として第1の設定
時間T1と、感光体基準マーク1bから第1色目の印字開
始位置まで間で感光体上で印字品質が保証できない非画
像領域Cの通過の時間として第2の設定時間T2を設定
している。
制御ブロック図を示し、21は時間差算出回路で、感光体
1の感光体基準マーク1bを検知する感光体基準検知セ
ンサー9の出力Xnと、中間転写体6Aの中間転写体基
準マーク6aを検知する中間転写体基準検知センサー6
Eの出力Ynとの出力差Pnを算出する。ここで、Xnは
感光体、Ynは中間転写体の夫々の一周期時間を示し、
Pnは両一周期時間の時間差を示す。22は画像記録制御
回路で、ROM23を有し、予め感光体基準マーク1bか
ら第1色目の印字開始位置までの時間として第1の設定
時間T1と、感光体基準マーク1bから第1色目の印字開
始位置まで間で感光体上で印字品質が保証できない非画
像領域Cの通過の時間として第2の設定時間T2を設定
している。
【0041】次に、前記図4ないし図8で述べたLBP
のカラー画像形成動作において感光体1上の継ぎ目1a
を中間転写体6A上の画像領域から避けて画像を形成す
るための制御動作について連続印字を例に説明する。
のカラー画像形成動作において感光体1上の継ぎ目1a
を中間転写体6A上の画像領域から避けて画像を形成す
るための制御動作について連続印字を例に説明する。
【0042】図2は色重ね(4色の場合)のタイミング、
図3は感光体、中間転写体の各基準マークと印字信号の
関係を示すタイミングを夫々示す。
図3は感光体、中間転写体の各基準マークと印字信号の
関係を示すタイミングを夫々示す。
【0043】図2(1)に示すように、第1枚目の色重ね
画像形成動作において、先ず印字開始に先立ち印字信号
(図3のa3)が発せられると感光体基準検知センサー9
によって感光体1の一周期時間(図3のX1)を、また、
中間転写体基準検知センサー6Eによって中間転写体6
Aの一周期時間(図3のY1)を、夫々測定(X1,Y1)し
時間差算出回路21へ入力し、その時間差P1(=X1−
Y1)を算出し始めると共に感光体1上に設けた感光体基
準マーク1bを感光体基準検知センサー9が検出してか
らROM23に予め設定しておいた第1の設定時間T1後
に、画像記録制御回路22は4色の内のブラック(BK)の
画像データに相当する露光光線11を感光体1上の画像領
域内に照射書き込み(図3のa3のBK)、感光体1上に
形成された静電潜像を現像器5BKのブラックトナーに
よって顕画化しトナー像を形成する。続いて、感光体1
上に形成されたトナー像は中間転写体6A上に設けられ
た中間転写体基準マーク6aを中間転写体基準検知セン
サー6Eが検出してからQ時間後(図3参照)に中間転写
体6A上へ転写される。
画像形成動作において、先ず印字開始に先立ち印字信号
(図3のa3)が発せられると感光体基準検知センサー9
によって感光体1の一周期時間(図3のX1)を、また、
中間転写体基準検知センサー6Eによって中間転写体6
Aの一周期時間(図3のY1)を、夫々測定(X1,Y1)し
時間差算出回路21へ入力し、その時間差P1(=X1−
Y1)を算出し始めると共に感光体1上に設けた感光体基
準マーク1bを感光体基準検知センサー9が検出してか
らROM23に予め設定しておいた第1の設定時間T1後
に、画像記録制御回路22は4色の内のブラック(BK)の
画像データに相当する露光光線11を感光体1上の画像領
域内に照射書き込み(図3のa3のBK)、感光体1上に
形成された静電潜像を現像器5BKのブラックトナーに
よって顕画化しトナー像を形成する。続いて、感光体1
上に形成されたトナー像は中間転写体6A上に設けられ
た中間転写体基準マーク6aを中間転写体基準検知セン
サー6Eが検出してからQ時間後(図3参照)に中間転写
体6A上へ転写される。
【0044】次に、感光体1上に形成される例えばシア
ン(C)のトナー像を中間転写体基準マーク6aを中間転
写体基準検知センサー6Eが検知してからQ時間後に中
間転写体6A上へ転写させるために、感光体基準マーク
1bからのシアン(C)の画像記録開始を、ブラック(B
K)の画像記録開始時間である第1の設定時間T1から
ブラック(BK)の画像形成中に時間差算出回路21で測定
算出しておいた感光体1の一周期時間(X1)と中間転写
体6Aの一周期時間(Y1)との時間差P1(=X1−Y1)
を差し引いた値である[T1−P1]時間後(図2,図3参
照)に中間転写体への転写を始める。
ン(C)のトナー像を中間転写体基準マーク6aを中間転
写体基準検知センサー6Eが検知してからQ時間後に中
間転写体6A上へ転写させるために、感光体基準マーク
1bからのシアン(C)の画像記録開始を、ブラック(B
K)の画像記録開始時間である第1の設定時間T1から
ブラック(BK)の画像形成中に時間差算出回路21で測定
算出しておいた感光体1の一周期時間(X1)と中間転写
体6Aの一周期時間(Y1)との時間差P1(=X1−Y1)
を差し引いた値である[T1−P1]時間後(図2,図3参
照)に中間転写体への転写を始める。
【0045】これによって感光体1上に形成されたシア
ン(C)の画像は、中間転写体6A上に設けられた中間転
写体基準マーク6aを中間転写体基準検知センサー6E
が検知してからQ時間後に(図3参照)に正確に中間転写
体6A上へ転写されることになる。
ン(C)の画像は、中間転写体6A上に設けられた中間転
写体基準マーク6aを中間転写体基準検知センサー6E
が検知してからQ時間後に(図3参照)に正確に中間転写
体6A上へ転写されることになる。
【0046】さらに次に感光体1上に形成される例えば
マゼンタ(M)のトナー像を中間転写体基準マーク6aを
中間転写体基準検知センサー6Eが検知してからQ時間
後に中間転写体6A上へ転写させるために、感光体基準
マーク1bからのマゼンタ(M)の画像書き込みを、シア
ン(C)の画像書き込みタイミング時間[T1−P1]からシ
アン(C)の画像形成中に時間差算出回路21で測定算出し
ておいた感光体1の一周期時間(X2)と中間転写体6A
の一周期時間(Y2)との時間差P2(=X2−Y2)を差し引
いた値である[T1−P1−P2]時間後(図2,図3参照)
に始める。
マゼンタ(M)のトナー像を中間転写体基準マーク6aを
中間転写体基準検知センサー6Eが検知してからQ時間
後に中間転写体6A上へ転写させるために、感光体基準
マーク1bからのマゼンタ(M)の画像書き込みを、シア
ン(C)の画像書き込みタイミング時間[T1−P1]からシ
アン(C)の画像形成中に時間差算出回路21で測定算出し
ておいた感光体1の一周期時間(X2)と中間転写体6A
の一周期時間(Y2)との時間差P2(=X2−Y2)を差し引
いた値である[T1−P1−P2]時間後(図2,図3参照)
に始める。
【0047】これによって感光体1上に形成されたシア
ン(C)の画像は、中間転写体6A上に設けられた中間転
写体基準マーク6aを中間転写体基準検知センサー6E
が検知してからQ時間後(図3参照)に正確に中間転写体
6A上へ転写されることになる。
ン(C)の画像は、中間転写体6A上に設けられた中間転
写体基準マーク6aを中間転写体基準検知センサー6E
が検知してからQ時間後(図3参照)に正確に中間転写体
6A上へ転写されることになる。
【0048】以下同様の過程を通じて、イエロー(Y)の
画像の書き込みを感光体基準マーク1aを感光体基準検
知センサー9が検知してから[T1−P1−P2−P3]時間
(一度前の色であるマゼンタ(M)の感光体基準検知から
印字開始までの時間[T1−P1−P2]に一度前の色であ
るマゼンタ(M)の画像形成中に時間差算出回路21で測定
算出しておいた時間差P3を差し引いた時間)後に行うこ
とにより図2,図3で示すように、各色画像が中間転写
体基準マーク6aを中間転写体基準検知センサー6Eが
検知してからQ時間後に中間転写体6A上へ転写し、色
ずれのない合成像を得ることができる。色重ねされた合
成像は、転写ローラ18により転写材13に一括転写され、
定着器19で転写材13に定着される。
画像の書き込みを感光体基準マーク1aを感光体基準検
知センサー9が検知してから[T1−P1−P2−P3]時間
(一度前の色であるマゼンタ(M)の感光体基準検知から
印字開始までの時間[T1−P1−P2]に一度前の色であ
るマゼンタ(M)の画像形成中に時間差算出回路21で測定
算出しておいた時間差P3を差し引いた時間)後に行うこ
とにより図2,図3で示すように、各色画像が中間転写
体基準マーク6aを中間転写体基準検知センサー6Eが
検知してからQ時間後に中間転写体6A上へ転写し、色
ずれのない合成像を得ることができる。色重ねされた合
成像は、転写ローラ18により転写材13に一括転写され、
定着器19で転写材13に定着される。
【0049】引き続き今度は、第2枚目の色重ね動作に
ついて図2(2)により説明する。先ず、図2(1)に示す第
1枚目のカラー画像形成動作が完了と同じに第1枚目の
最後の色であるイエロー(Y)の感光体基準検知センサー
9から印字開始までの時間である[T1−P1−P2−P3]
(図3参照)に第1枚目の最後の色であるイエロー(Y)の
画像形成中に時間差算出回路22で測定算出しておいた時
間差P4を差し引いた時間[T1−P1−P2−P3−P4]と
予め設定しておいた第2の設定時間T2とを画像記録制
御回路22で比較し、時間[T1−P1−P2−P3−P4]が
第2の設定時間T2よりも短いと上記時間差P1,P2,
P3,P4を0として、次のカラー合成画像形成の第1色
目の印字開始時間を第1の設定時間T1に戻す。そして
第1枚目のカラー画像形成動作と同様な印字動作を行う
ことになる。上記時間[T1−P1−P2−P3−P4]と第
2の設定時間T2との比較は1枚のカラー合成画像形成
周期毎に行うようにしても良いし、その時間差が微小で
あれば数枚毎に比較しても良い。
ついて図2(2)により説明する。先ず、図2(1)に示す第
1枚目のカラー画像形成動作が完了と同じに第1枚目の
最後の色であるイエロー(Y)の感光体基準検知センサー
9から印字開始までの時間である[T1−P1−P2−P3]
(図3参照)に第1枚目の最後の色であるイエロー(Y)の
画像形成中に時間差算出回路22で測定算出しておいた時
間差P4を差し引いた時間[T1−P1−P2−P3−P4]と
予め設定しておいた第2の設定時間T2とを画像記録制
御回路22で比較し、時間[T1−P1−P2−P3−P4]が
第2の設定時間T2よりも短いと上記時間差P1,P2,
P3,P4を0として、次のカラー合成画像形成の第1色
目の印字開始時間を第1の設定時間T1に戻す。そして
第1枚目のカラー画像形成動作と同様な印字動作を行う
ことになる。上記時間[T1−P1−P2−P3−P4]と第
2の設定時間T2との比較は1枚のカラー合成画像形成
周期毎に行うようにしても良いし、その時間差が微小で
あれば数枚毎に比較しても良い。
【0050】以上のようにして、感光体1上へのカラー
画像記録開始時間を調整することによって中間転写体の
画像領域内に感光体1の継目1bが入り込むことなく連
続印字を行うことができる。
画像記録開始時間を調整することによって中間転写体の
画像領域内に感光体1の継目1bが入り込むことなく連
続印字を行うことができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明の電子写真装
置は、感光体基準検知センサー、中間転写体基準検知セ
ンサーからの感光体、中間転写体の一周期時間を検知
し、その時間差を算出回路によって算出する。
置は、感光体基準検知センサー、中間転写体基準検知セ
ンサーからの感光体、中間転写体の一周期時間を検知
し、その時間差を算出回路によって算出する。
【0052】そして、画像記録制御回路において、感光
体基準マークから第1色目の印字開始までの時間である
予め設定された第1の設定時間T1と、感光体基準マー
クから第1色目の印字開始位置の間にあって非画像領域
を示す感光体基準マークからの時間である予め設定され
た第2の設定時間T2とをROMに記憶し、感光体基準
マークを感光体基準センサーが検知したあと第1の時間
後から第1色目の記録を開始し、第2色目以降1色前の
感光体基準検知から記録開始までの時間に前記算出回路
にて算出された時間差分を差し引いて記録を行う。
体基準マークから第1色目の印字開始までの時間である
予め設定された第1の設定時間T1と、感光体基準マー
クから第1色目の印字開始位置の間にあって非画像領域
を示す感光体基準マークからの時間である予め設定され
た第2の設定時間T2とをROMに記憶し、感光体基準
マークを感光体基準センサーが検知したあと第1の時間
後から第1色目の記録を開始し、第2色目以降1色前の
感光体基準検知から記録開始までの時間に前記算出回路
にて算出された時間差分を差し引いて記録を行う。
【0053】1回のカラー合成画像形成周期毎に最終色
目の感光体基準検知から記録開始までの時間に最後の色
の画像形成中に測定算出しておいた時間差を差し引いた
第3の時間T3を第2の設定時間T2と比較しこの第2の
設定時間T2より第3の時間T3が短い場合は、次の第1
色目の印字開始時間を第1の設定時間T2に戻すように
印字動作を制御することにより、感光体の中間転写体に
対する継目位置を調整することなしに連続印字が可能と
なる。
目の感光体基準検知から記録開始までの時間に最後の色
の画像形成中に測定算出しておいた時間差を差し引いた
第3の時間T3を第2の設定時間T2と比較しこの第2の
設定時間T2より第3の時間T3が短い場合は、次の第1
色目の印字開始時間を第1の設定時間T2に戻すように
印字動作を制御することにより、感光体の中間転写体に
対する継目位置を調整することなしに連続印字が可能と
なる。
【0054】したがって、感光体の中間転写体に対する
位置調整時間を不要とし、感光体クラッチ機構を廃止す
ることができ大幅なコストダウンと共に色合わせの微調
整が可能となった。さらには感光体と中間転写体との間
の速度差を発生させる必要がないため、感光体及び中間
転写体の損傷を防止する事ができ高寿命で信頼性の高い
電子写真装置を提供することができる。
位置調整時間を不要とし、感光体クラッチ機構を廃止す
ることができ大幅なコストダウンと共に色合わせの微調
整が可能となった。さらには感光体と中間転写体との間
の速度差を発生させる必要がないため、感光体及び中間
転写体の損傷を防止する事ができ高寿命で信頼性の高い
電子写真装置を提供することができる。
【図1】本発明の一実施例による画像記録の制御ブロッ
ク図である。
ク図である。
【図2】図1による色重ねのタイミングを示す図であ
る。
る。
【図3】図1による感光体、中間転写体の各基準マーク
と印字信号の関係のタイミングを示す図である。
と印字信号の関係のタイミングを示す図である。
【図4】レーザビームプリンタの要部構成を示す側面図
である。
である。
【図5】図4における感光体基準検知機構の要部斜視図
である。
である。
【図6】図4における中間転写体基準機構の要部斜視図
である。
である。
【図7】図4の感光体の継ぎ目と中間転写体に対する位
置調整の方法を説明する図である。
置調整の方法を説明する図である。
【図8】図4の感光体の継ぎ目が中間転写体の非画像領
域の端のごく近傍に来たときの図7からの変遷図であ
る。
域の端のごく近傍に来たときの図7からの変遷図であ
る。
1…感光体、 1a…継ぎ目、 1b…感光体基準マー
ク、 6…中間転写体基準マーク、 6A…中間転写
体、 6a…中間転写体基準マーク、 6E…中間転写
体基準検知センサー、 9…感光体基準検知センサー、
21…時間差算出回路、 22…画像記録制御回路、 23
…ROM。
ク、 6…中間転写体基準マーク、 6A…中間転写
体、 6a…中間転写体基準マーク、 6E…中間転写
体基準検知センサー、 9…感光体基準検知センサー、
21…時間差算出回路、 22…画像記録制御回路、 23
…ROM。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/16
Claims (2)
- 【請求項1】 感光体基準マークの検知出力と中間転写
体基準マークの検知出力から、感光体と中間転写体の各
一周期時間の時間差を算出する手段と、前記感光体基準
マークから第1色目の画像記録開始位置までの第1の設
定時間T1、前記感光体基準マークから第1色目の画像
記録開始の間にあって非画像領域を示す該感光体基準マ
ークからの第2の設定時間T2、前記感光体基準マーク
を検知したあと第1の設定時間T1後から第1色目の画
像記録を開始し、第2色目以降、第1色目前の感光体基
準検知から画像記録開始までの時間に前記算出手段にて
算出された時間差分を差し引いて、画像記録を行い、1
回のカラー合成画像形成周期毎に最終色目の感光体基準
検知から画像記録開始までの時間に最終色目の画像形成
中に測定算出しておいた時間差を差し引いた第3の時間
T3を前記第2の設定時間T2と比較し、第2の設定時間
T2より第3の時間T3が短い場合は次のカラー合成画像
形成の第1色目の画像記録開始時間を第1の設定時間T
1に戻すように画像形成動作を制御する制御手段を備え
たことを特徴とする電子写真装置。 - 【請求項2】 感光体の一周期時間と、中間転写体の一
周期時間との時間差の算出手段は、各色周期毎に行うこ
とを特徴とする請求項1記載の電子写真装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3027386A JPH05173398A (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | 電子写真装置 |
US07/838,647 US5270769A (en) | 1991-02-21 | 1992-02-20 | Electrophotographic apparatus for formation of color image on intermediate transfer device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3027386A JPH05173398A (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | 電子写真装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05173398A true JPH05173398A (ja) | 1993-07-13 |
Family
ID=12219616
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3027386A Pending JPH05173398A (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | 電子写真装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05173398A (ja) |
-
1991
- 1991-02-21 JP JP3027386A patent/JPH05173398A/ja active Pending
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