JP2002311671A - タンデム方式のフルカラー電子写真装置 - Google Patents
タンデム方式のフルカラー電子写真装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 中間転写体や紙に速度変動があった場合で
も、中間転写体上での各色のトナー画像の重ね合わせズ
レを無くすことを目的としている。 【解決手段】 本発明は、複数色の色毎に対応してそれ
ぞれ設けられた感光体上に形成された各色のトナー画像
を、中間転写体が１回転する間に順次中間転写体上に重
ね合わせ、この重ね合わせた複数色のトナー画像を印刷
媒体に転写定着する。そして、各色毎の前記感光体上に
潜像書き込みをするための潜像書き込みデバイスに対し
てその潜像書き込みの開始タイミングを決定するため、
中間転写体の対応した回転位置を検出するセンサを、色
毎にそれぞれ備える。
も、中間転写体上での各色のトナー画像の重ね合わせズ
レを無くすことを目的としている。 【解決手段】 本発明は、複数色の色毎に対応してそれ
ぞれ設けられた感光体上に形成された各色のトナー画像
を、中間転写体が１回転する間に順次中間転写体上に重
ね合わせ、この重ね合わせた複数色のトナー画像を印刷
媒体に転写定着する。そして、各色毎の前記感光体上に
潜像書き込みをするための潜像書き込みデバイスに対し
てその潜像書き込みの開始タイミングを決定するため、
中間転写体の対応した回転位置を検出するセンサを、色
毎にそれぞれ備える。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数色の色毎に設
けられた感光体上に形成された各色のトナー画像を、中
間転写体が１回転する間に順次中間転写体上に重ね合わ
せ、この重ね合わせた複数色のトナー画像を印刷媒体に
転写定着するタンデム方式のフルカラー電子写真装置に
関する。
けられた感光体上に形成された各色のトナー画像を、中
間転写体が１回転する間に順次中間転写体上に重ね合わ
せ、この重ね合わせた複数色のトナー画像を印刷媒体に
転写定着するタンデム方式のフルカラー電子写真装置に
関する。
【０００２】
【従来の技術】タンデム方式のフルカラー電子写真装置
は、フルカラー４色の色毎に対応してそれぞれ設けられ
た感光ドラム上に形成されたトナー画像を、中間転写体
が１回転する間に順次中間転写体上に重ね合わせて、高
速に印刷可能にする方式である。このようなタンデム方
式のフルカラー電子写真においては、中間転写体上の１
点を原点とし、その点もしくはその点から一定の距離離
れた場所に、各色のトナー画像の先端を配置するように
シーケンスを制御するのが一般的である。
は、フルカラー４色の色毎に対応してそれぞれ設けられ
た感光ドラム上に形成されたトナー画像を、中間転写体
が１回転する間に順次中間転写体上に重ね合わせて、高
速に印刷可能にする方式である。このようなタンデム方
式のフルカラー電子写真においては、中間転写体上の１
点を原点とし、その点もしくはその点から一定の距離離
れた場所に、各色のトナー画像の先端を配置するように
シーケンスを制御するのが一般的である。
【０００３】しかし、中間転写体や紙に速度変動があっ
た場合、中間転写体上の原点を観測してから実際に感光
体上に静電潜像を書き始めるまでの時間が変動すること
となる。しかも通常、タンデム方式のフルカラー電子写
真装置においては、中間転写体上に順に各色の現像器を
備えた感光体が配置されている構成であるから、中間転
写体の原点を観測する時刻とそれぞれの感光体に潜像を
書き始めるための時間は各々ずれていることになる。こ
のため速度変動の影響もまちまちになり、想定したとお
りに静電潜像を書き始めても中間転写体上に転写された
画像は必ずしも先頭が一致していないということになる
場合が多い。
た場合、中間転写体上の原点を観測してから実際に感光
体上に静電潜像を書き始めるまでの時間が変動すること
となる。しかも通常、タンデム方式のフルカラー電子写
真装置においては、中間転写体上に順に各色の現像器を
備えた感光体が配置されている構成であるから、中間転
写体の原点を観測する時刻とそれぞれの感光体に潜像を
書き始めるための時間は各々ずれていることになる。こ
のため速度変動の影響もまちまちになり、想定したとお
りに静電潜像を書き始めても中間転写体上に転写された
画像は必ずしも先頭が一致していないということになる
場合が多い。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる問題
点を解消して、中間転写体や紙に速度変動があった場合
でも、中間転写体上での各色のトナー画像の重ね合わせ
ズレを無くすことを目的としている。
点を解消して、中間転写体や紙に速度変動があった場合
でも、中間転写体上での各色のトナー画像の重ね合わせ
ズレを無くすことを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、各色毎に独立
した露光開始タイミングセンサを設け、各々のセンサで
先端を検出してから潜像を書き始める時間を限りなく少
なくなるようにセンサの位置を配置するようにした。
した露光開始タイミングセンサを設け、各々のセンサで
先端を検出してから潜像を書き始める時間を限りなく少
なくなるようにセンサの位置を配置するようにした。
【０００６】また、感光体と中間転写体を退避する場合
にもずれが生じないような構成を有し、センサの検出に
基づき潜像を書き始めてからの中間転写体と感光ドラム
が滑ることなく必ず同じ距離進むことで転写ポイントヘ
到達するようにした。
にもずれが生じないような構成を有し、センサの検出に
基づき潜像を書き始めてからの中間転写体と感光ドラム
が滑ることなく必ず同じ距離進むことで転写ポイントヘ
到達するようにした。
【０００７】この位置合わせのためのタイミングは印字
前の画像位置ズレ測定シーケンスによって、検出パター
ンを中間転写体上に作像したうえで、これを測定し、微
調整を行う。更に、その上で経時変化によるずれが生じ
た場合、毎回の印字で画像領域外に画像位置ズレ検出シ
ーケンスによる補正を経た検出マークを作像、観測し、
そのズレ量が１ラスタを超えた場合は連続印字を中断し
て画像位置ズレ検出シーケンスを挿入する。
前の画像位置ズレ測定シーケンスによって、検出パター
ンを中間転写体上に作像したうえで、これを測定し、微
調整を行う。更に、その上で経時変化によるずれが生じ
た場合、毎回の印字で画像領域外に画像位置ズレ検出シ
ーケンスによる補正を経た検出マークを作像、観測し、
そのズレ量が１ラスタを超えた場合は連続印字を中断し
て画像位置ズレ検出シーケンスを挿入する。
【０００８】このように、本発明のタンデム方式のフル
カラー電子写真装置は、複数色の色毎に対応してそれぞ
れ設けられた感光体上に形成された各色のトナー画像
を、中間転写体が１回転する間に順次中間転写体上に重
ね合わせ、この重ね合わせた複数色のトナー画像を印刷
媒体に転写定着する。そして、各色毎の前記感光体上に
潜像書き込みをするための潜像書き込みデバイスに対し
てその潜像書き込みの開始タイミングを決定するため、
中間転写体の対応した回転位置を検出するセンサを、色
毎にそれぞれ備えることを特徴としている。
カラー電子写真装置は、複数色の色毎に対応してそれぞ
れ設けられた感光体上に形成された各色のトナー画像
を、中間転写体が１回転する間に順次中間転写体上に重
ね合わせ、この重ね合わせた複数色のトナー画像を印刷
媒体に転写定着する。そして、各色毎の前記感光体上に
潜像書き込みをするための潜像書き込みデバイスに対し
てその潜像書き込みの開始タイミングを決定するため、
中間転写体の対応した回転位置を検出するセンサを、色
毎にそれぞれ備えることを特徴としている。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に従って本発明
を詳細に説明する。図１は、本発明を具体化する液体現
像方式のフルカラー電子写真装置の構成例を示す図であ
る。感光ドラムとして例示された感光体は、ブラックOP
C(K)、シアンOPC(C)、マゼンタOPC(M)、イエローOPC(Y)
に対応付けてそれぞれ設けられる。この感光ドラム上に
はそれぞれ、約７００Ｖに帯電させるための帯電器（図
示せず）が備えられる。露光は、帯電した感光ドラムを
画像データに基づき、例えば、図示したようにＬＥＤに
よって、或いはレーザ光を使って行われる。これによっ
て、感光ドラム上に、露光部分の電位が約１００Ｖとな
る静電潜像が形成される。また、除電装置（図示せず）
が設けられて、感光ドラム上の残存電位を除電する。
を詳細に説明する。図１は、本発明を具体化する液体現
像方式のフルカラー電子写真装置の構成例を示す図であ
る。感光ドラムとして例示された感光体は、ブラックOP
C(K)、シアンOPC(C)、マゼンタOPC(M)、イエローOPC(Y)
に対応付けてそれぞれ設けられる。この感光ドラム上に
はそれぞれ、約７００Ｖに帯電させるための帯電器（図
示せず）が備えられる。露光は、帯電した感光ドラムを
画像データに基づき、例えば、図示したようにＬＥＤに
よって、或いはレーザ光を使って行われる。これによっ
て、感光ドラム上に、露光部分の電位が約１００Ｖとな
る静電潜像が形成される。また、除電装置（図示せず）
が設けられて、感光ドラム上の残存電位を除電する。
【００１０】感光ドラム上には、それぞれ現像ローラが
設けられて、この現像ローラは、感光ドラムとの間の電
界に従って、正に帯電しているそのトナーを感光ドラム
に供給する。これによって、約１００Ｖに帯電される感
光ドラム上の露光部分にトナーを付着させて、感光ドラ
ム上の静電潜像を現像し、画像を形成する。トナー供給
ローラは、各色トナー毎に１つ又は複数のローラから構
成されて、トナー粘度が１００〜４０００ｍＰａ・Ｓ
で、キャリア粘度が２０〜５００ｃＳｔ、好適には１０
０ｃＳｔを持つ液体トナーを、図示しないトナー溜まり
から薄く延ばしながら搬送していくことで現像ローラ上
に所定の層厚（例えば、４〜１０μｍ）で液体トナーを
塗布する。
設けられて、この現像ローラは、感光ドラムとの間の電
界に従って、正に帯電しているそのトナーを感光ドラム
に供給する。これによって、約１００Ｖに帯電される感
光ドラム上の露光部分にトナーを付着させて、感光ドラ
ム上の静電潜像を現像し、画像を形成する。トナー供給
ローラは、各色トナー毎に１つ又は複数のローラから構
成されて、トナー粘度が１００〜４０００ｍＰａ・Ｓ
で、キャリア粘度が２０〜５００ｃＳｔ、好適には１０
０ｃＳｔを持つ液体トナーを、図示しないトナー溜まり
から薄く延ばしながら搬送していくことで現像ローラ上
に所定の層厚（例えば、４〜１０μｍ）で液体トナーを
塗布する。
【００１１】中間転写ローラIMR により構成されるよう
例示された中間転写体は、約−８００Ｖにバイアスされ
て、各感光ドラムとの間の電界に従って、感光ドラムに
付着されたトナーを転写する。この中間転写ローラIMR
は、例えば、先ず最初に、第一の感光ドラムOPC(K)に付
着されるブラックのトナーを転写し、その後、第二のト
ナーであるシアンの転写部に至り、第二の感光ドラムOP
C(C)に付着されたシアンのトナーを転写し、続いて、第
三の感光ドラムOPC(M)に付着されるマゼンタのトナーの
転写をし、最後に、第四の感光ドラムOPC(Y)に付着され
るイエローのトナーの転写をすることになる。このよう
に、第一〜第四の感光ドラム上に現像された４色のトナ
ー画像は、中間転写ローラIMR を１回転させる間に、順
次中間転写ローラIMR 上に重ね合わされて、カラー画像
が形成される。
例示された中間転写体は、約−８００Ｖにバイアスされ
て、各感光ドラムとの間の電界に従って、感光ドラムに
付着されたトナーを転写する。この中間転写ローラIMR
は、例えば、先ず最初に、第一の感光ドラムOPC(K)に付
着されるブラックのトナーを転写し、その後、第二のト
ナーであるシアンの転写部に至り、第二の感光ドラムOP
C(C)に付着されたシアンのトナーを転写し、続いて、第
三の感光ドラムOPC(M)に付着されるマゼンタのトナーの
転写をし、最後に、第四の感光ドラムOPC(Y)に付着され
るイエローのトナーの転写をすることになる。このよう
に、第一〜第四の感光ドラム上に現像された４色のトナ
ー画像は、中間転写ローラIMR を１回転させる間に、順
次中間転写ローラIMR 上に重ね合わされて、カラー画像
が形成される。
【００１２】その後、４色カラー画像は、印刷媒体との
接触部においてバックアップローラを用いて、印刷媒体
に転写定着される。
接触部においてバックアップローラを用いて、印刷媒体
に転写定着される。
【００１３】例示のタンデム方式のフルカラー電子写真
装置は、それぞれの感光ドラムに対応した位置センサが
設けられる。この位置センサは、その感光ドラムに対応
した中間転写ローラ上の基準位置を検出するように検出
手段が筐体側に設けられる。それぞれの位置センサは、
それに対応した感光ドラムにおける潜像書き込みデバイ
ス（LED もしくは露光ユニット：以下同じ）から中間転
写ローラIMR との接触位置までの距離の分だけ、それぞ
れの中間転写ローラとの接触位置から中間転写ローラ上
の進行方向の逆方向へ戻った位置に位置センサを設置す
る。例えば、ブラック用先頭位置合わせセンサSNS-K
は、センサ位置から中間転写ローラとの接触位置までの
距離（Lik ）が、ブラック用感光ドラムOPC(K)における
潜像書き込みデバイスLED から中間転写ローラIMR との
接触位置までの距離（Lok ）に等しくなるようにされ
る。同様にして、シアン用先頭位置合わせセンサSNS-C
、マゼンタ用先頭位置合わせセンサSNS-M 、イエロー
用先頭位置合わせセンサSNS-Y が、所定位置に設置され
る。また、これらの各色用の位置合わせセンサ以外に
も、中間転写ローラの所定の回転位置を検出して装置制
御、例えば、現像器制御を行うためのセンサSNS-oth を
備えることができる。
装置は、それぞれの感光ドラムに対応した位置センサが
設けられる。この位置センサは、その感光ドラムに対応
した中間転写ローラ上の基準位置を検出するように検出
手段が筐体側に設けられる。それぞれの位置センサは、
それに対応した感光ドラムにおける潜像書き込みデバイ
ス（LED もしくは露光ユニット：以下同じ）から中間転
写ローラIMR との接触位置までの距離の分だけ、それぞ
れの中間転写ローラとの接触位置から中間転写ローラ上
の進行方向の逆方向へ戻った位置に位置センサを設置す
る。例えば、ブラック用先頭位置合わせセンサSNS-K
は、センサ位置から中間転写ローラとの接触位置までの
距離（Lik ）が、ブラック用感光ドラムOPC(K)における
潜像書き込みデバイスLED から中間転写ローラIMR との
接触位置までの距離（Lok ）に等しくなるようにされ
る。同様にして、シアン用先頭位置合わせセンサSNS-C
、マゼンタ用先頭位置合わせセンサSNS-M 、イエロー
用先頭位置合わせセンサSNS-Y が、所定位置に設置され
る。また、これらの各色用の位置合わせセンサ以外に
も、中間転写ローラの所定の回転位置を検出して装置制
御、例えば、現像器制御を行うためのセンサSNS-oth を
備えることができる。
【００１４】図２は、各センサによる検出と、画像先頭
転写が行われるタイミングを、時間の経過と共に例示す
るタイムチャートである。ここで、Ｋ、Ｃ、Ｍ、Ｙはそ
れぞれ、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色
を表している。また、感光ドラムと中間転写ローラが滑
ることなく接触して回転する場合、その表面移動速度は
等しく、これをｖで表している。それ故、表面移動距離
が等しいと、その移動時間も等しくなる。
転写が行われるタイミングを、時間の経過と共に例示す
るタイムチャートである。ここで、Ｋ、Ｃ、Ｍ、Ｙはそ
れぞれ、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色
を表している。また、感光ドラムと中間転写ローラが滑
ることなく接触して回転する場合、その表面移動速度は
等しく、これをｖで表している。それ故、表面移動距離
が等しいと、その移動時間も等しくなる。
【００１５】また、前述したように、各色画像先頭転写
は、それぞれの色毎に設けられた位置合わせセンサの検
出に基づいて行われる。例えば、センサＳＮＳ−Ｋの検
出に基づき、直ちに露光が行われると共に、所定時間後
に、Ｋ画像先頭転写が中間転写ローラ上の所定位置に行
われることを示している。言い換えると、Ｋ画像先頭転
写が、中間転写ローラ上の所定位置になるように露光を
開始する基準となる検出をするために、センサＳＮＳ−
Ｋの取付位置が設定されている。
は、それぞれの色毎に設けられた位置合わせセンサの検
出に基づいて行われる。例えば、センサＳＮＳ−Ｋの検
出に基づき、直ちに露光が行われると共に、所定時間後
に、Ｋ画像先頭転写が中間転写ローラ上の所定位置に行
われることを示している。言い換えると、Ｋ画像先頭転
写が、中間転写ローラ上の所定位置になるように露光を
開始する基準となる検出をするために、センサＳＮＳ−
Ｋの取付位置が設定されている。
【００１６】これらセンサは、例えば馬蹄形の光学セン
サを、中間転写ローラのドラムの側面上で筐体側に設け
て、中間転写ローラの側面に取り付けた１つの金具（セ
ンサ検出対象画像先端基準として図示）が、回転ととも
に各センサの光通路を横切るような構成にすることがで
きる。このように構成することで、各プロセスカラーの
画像書き込みは、各色の感光ドラムに対応したそれぞれ
のセンサをトリガして行うことで、センサを検出してか
ら露光開始までの時間を短くし、その間の中間転写ロー
ラ等の変動の影響を限りなく小さくすることができる。
サを、中間転写ローラのドラムの側面上で筐体側に設け
て、中間転写ローラの側面に取り付けた１つの金具（セ
ンサ検出対象画像先端基準として図示）が、回転ととも
に各センサの光通路を横切るような構成にすることがで
きる。このように構成することで、各プロセスカラーの
画像書き込みは、各色の感光ドラムに対応したそれぞれ
のセンサをトリガして行うことで、センサを検出してか
ら露光開始までの時間を短くし、その間の中間転写ロー
ラ等の変動の影響を限りなく小さくすることができる。
【００１７】このようにして、画像先端を示すセンサの
検出出力が発生すると同時に、対応する潜像書き込みを
開始するようにし、センサ検出以降の時間を短くするこ
とにより、中間転写ローラなどの速度変動の影響を受け
にくくすることができる。
検出出力が発生すると同時に、対応する潜像書き込みを
開始するようにし、センサ検出以降の時間を短くするこ
とにより、中間転写ローラなどの速度変動の影響を受け
にくくすることができる。
【００１８】但し、各感光ドラムの露光位置から転写位
置までの距離を、中間転写ローラ上でその感光ドラムが
中間転写ローラに接触している点から、プロセス方向の
逆方向に戻った点に速度変動マージンの分だけ余裕を持
たせて、前述の先頭位置合わせセンサを設置することが
できる。例えば、ブラック用の先頭位置合わせセンサSN
S-K についていえば、Lik > Lok に設定することができ
る。これによって、画像先端を示すセンサの検出出力が
発生してから潜像書き込みを開始するタイミングを、制
御回路によって数ラスタ単位で調整可能とすることがで
きる。
置までの距離を、中間転写ローラ上でその感光ドラムが
中間転写ローラに接触している点から、プロセス方向の
逆方向に戻った点に速度変動マージンの分だけ余裕を持
たせて、前述の先頭位置合わせセンサを設置することが
できる。例えば、ブラック用の先頭位置合わせセンサSN
S-K についていえば、Lik > Lok に設定することができ
る。これによって、画像先端を示すセンサの検出出力が
発生してから潜像書き込みを開始するタイミングを、制
御回路によって数ラスタ単位で調整可能とすることがで
きる。
【００１９】このフルカラー電子写真装置の実際のシー
ケンスでは、装置起動時もしくは印字起動時に画像位置
ズレ検出マークを中間転写ローラ上に印刷するシーケン
スを持ち、このシーケンス内で、ズレ量をCCD センサも
しくは光学センサ等で読み取る構成とすることができ
る。この読み取った情報を用いて、各センサ検出から各
露光開始までのタイミングを調整することが可能にな
り、このシーケンスで読み取った情報をその後の実際の
印字シーケンスでの露光タイミングにフイードバックす
ることができる。
ケンスでは、装置起動時もしくは印字起動時に画像位置
ズレ検出マークを中間転写ローラ上に印刷するシーケン
スを持ち、このシーケンス内で、ズレ量をCCD センサも
しくは光学センサ等で読み取る構成とすることができ
る。この読み取った情報を用いて、各センサ検出から各
露光開始までのタイミングを調整することが可能にな
り、このシーケンスで読み取った情報をその後の実際の
印字シーケンスでの露光タイミングにフイードバックす
ることができる。
【００２０】また、潜像書き込みをLED で行い、潜像書
き込みタイミングを通常周期の10分周以上のクロックで
制御することにより、装置起動時もしくは印字開始時に
中間転写ローラ上に、プロセス方向の画像位置ズレを検
出するパターンを印字したものをＣＣＤセンサによって
検出する分解能によって、１ラスタ以内の変動に対して
も潜像書き込みタイミングを調整可能とすることができ
る。
き込みタイミングを通常周期の10分周以上のクロックで
制御することにより、装置起動時もしくは印字開始時に
中間転写ローラ上に、プロセス方向の画像位置ズレを検
出するパターンを印字したものをＣＣＤセンサによって
検出する分解能によって、１ラスタ以内の変動に対して
も潜像書き込みタイミングを調整可能とすることができ
る。
【００２１】さらに、実際の印字中もこの画像位置ズレ
検出マークを印字領域外に印字し、毎回の印字中に画像
位置ズレの状態を確認するよう構成できる。この時点で
の画像位置ズレ検出マークは、事前のズレ検出シーケン
スによって補正されているが、それでも経時的な装置の
変化によってずれが生じる可能性がある。このズレが１
ラスタ（１ドット）を超えた場合には、印字をいったん
中断し、前述の画像位置ズレ検出ルーチンを挿入し、セ
ンサ入力から潜像書き込み開始までのタイミングを再調
整する。
検出マークを印字領域外に印字し、毎回の印字中に画像
位置ズレの状態を確認するよう構成できる。この時点で
の画像位置ズレ検出マークは、事前のズレ検出シーケン
スによって補正されているが、それでも経時的な装置の
変化によってずれが生じる可能性がある。このズレが１
ラスタ（１ドット）を超えた場合には、印字をいったん
中断し、前述の画像位置ズレ検出ルーチンを挿入し、セ
ンサ入力から潜像書き込み開始までのタイミングを再調
整する。
【００２２】印字領域外の中間転写ローラ上に同じ画像
位置ズレ検出マークを印字し、装置起動時もしくは印字
前の画像位置ズレ情報に基づいて潜像書き込みタイミン
グを補正された上での検出マークの印字状態を監視し、
そのズレがいずれか一色についてでも１ドットを超えた
場合には、次のページの印字で画像位置ズレを補正する
ことができる。或いは、この場合、印字起動時もしくは
装置起動時と同じ画像位置ズレ情報を抽出するシーケン
スを挿入し、１ドット以下の精度で画像位置ズレを補正
することができる。
位置ズレ検出マークを印字し、装置起動時もしくは印字
前の画像位置ズレ情報に基づいて潜像書き込みタイミン
グを補正された上での検出マークの印字状態を監視し、
そのズレがいずれか一色についてでも１ドットを超えた
場合には、次のページの印字で画像位置ズレを補正する
ことができる。或いは、この場合、印字起動時もしくは
装置起動時と同じ画像位置ズレ情報を抽出するシーケン
スを挿入し、１ドット以下の精度で画像位置ズレを補正
することができる。
【００２３】また、中間転写ローラの周長を感光ドラム
の周長の整数倍とすることが望ましい。これによって、
中間転写ローラの速度変動の周期を中間転写ローラの１
回転に抑えることができるので、画像位置ズレの情報の
連続印字における再現性を向上させることができる。
の周長の整数倍とすることが望ましい。これによって、
中間転写ローラの速度変動の周期を中間転写ローラの１
回転に抑えることができるので、画像位置ズレの情報の
連続印字における再現性を向上させることができる。
【００２４】図示したように、中間転写体をドラム（ロ
ーラ）形状とし、かつ、感光体もドラム（ローラ）形状
とすることができる。感光ドラム及び中間転写ローラの
それぞれのフランジは、例えば金属製で中間転写ローラ
或いは感光ドラム径と同径にして、軸方向の両側に備え
られている。この場合、中間転写ローラに張られたシー
トの継ぎ目部付近で、感光ドラムとの間ですべりが生じ
る可能性がある。本発明によれば、シートの継ぎ目部付
近の中間転写ローラフランジに、段差のない滑らかな山
形の突起を設け、感光ドラムのフランジと常に接触させ
ながら従動させることにより、中間転写ローラのシート
継ぎ目での感光ドラムとの負荷変動を避けるとともに、
すべりを生じない。これによって、画像位置ズレの情報
の連続印字における再現性を向上させることができる。
ーラ）形状とし、かつ、感光体もドラム（ローラ）形状
とすることができる。感光ドラム及び中間転写ローラの
それぞれのフランジは、例えば金属製で中間転写ローラ
或いは感光ドラム径と同径にして、軸方向の両側に備え
られている。この場合、中間転写ローラに張られたシー
トの継ぎ目部付近で、感光ドラムとの間ですべりが生じ
る可能性がある。本発明によれば、シートの継ぎ目部付
近の中間転写ローラフランジに、段差のない滑らかな山
形の突起を設け、感光ドラムのフランジと常に接触させ
ながら従動させることにより、中間転写ローラのシート
継ぎ目での感光ドラムとの負荷変動を避けるとともに、
すべりを生じない。これによって、画像位置ズレの情報
の連続印字における再現性を向上させることができる。
【００２５】この場合、山形突起を設けた中間転写ロー
ラフランジの突起まで含めた周長を感光ドラムの周長の
整数倍とすることで、画像位置ズレの情報の連続印字に
おける再現性をさらに向上させることができる。
ラフランジの突起まで含めた周長を感光ドラムの周長の
整数倍とすることで、画像位置ズレの情報の連続印字に
おける再現性をさらに向上させることができる。
【００２６】
【発明の効果】本発明は、各色毎に独立した露光開始タ
イミングセンサを設け、各々のセンサで先端を検出して
から潜像を書き始める時間を限りなく少なくなるように
センサの位置を配置したことにより、中間転写体や紙に
速度変動があった場合でも、中間転写体上での各色のト
ナー画像の重ね合わせズレを無くすことができる。
イミングセンサを設け、各々のセンサで先端を検出して
から潜像を書き始める時間を限りなく少なくなるように
センサの位置を配置したことにより、中間転写体や紙に
速度変動があった場合でも、中間転写体上での各色のト
ナー画像の重ね合わせズレを無くすことができる。
【図１】本発明を具体化する液体現像方式のフルカラー
電子写真装置の構成例を示す図である。
電子写真装置の構成例を示す図である。
【図２】各センサによる検出と、画像先頭転写が行われ
るタイミングを例示するタイムチャートである。
るタイミングを例示するタイムチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０３Ｇ 15/04 Ｇ０３Ｇ 21/00 ３７２ 15/043 15/04 １２０ 15/16 Ｂ４１Ｊ 3/00 Ｍ 21/14 (72)発明者 吉田 公相 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の ２ 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 川本 義朗 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の ２ 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 杜 基雲 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の ２ 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 市田 元治 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の ２ 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 岸本 靖彦 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の ２ 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 上杉 茂紀 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の ２ 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 中島 豊 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の ２ 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 稲本 彰彦 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の ２ 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 西川 禎 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の ２ 株式会社ピーエフユー内 Ｆターム(参考） 2C362 BA52 BA69 BA70 BA71 BB30 BB32 BB46 BB47 BB48 BB50 CA18 CA22 CA23 CA39 2H027 DA21 DE02 DE07 DE10 EB06 EC03 EC06 ED04 ED24 EE01 EE02 EE07 EF09 2H030 AA01 AB02 AD17 BB02 BB16 BB23 BB42 BB56 2H076 AB05 AB42 AB67 AB68 DA41 EA01 2H200 FA04 FA20 GA12 GA16 GA23 GA33 GA34 GA44 GA47 GA49 JB10 JC02 JC09 JC19 JC20 PA10 PB15 PB35 PB39
Claims (12)
- 【請求項１】 複数色の色毎に対応してそれぞれ設けら
れた感光体上に形成された各色のトナー画像を、中間転
写体が１回転する間に順次中間転写体上に重ね合わせ、
この重ね合わせた複数色のトナー画像を印刷媒体に転写
定着するタンデム方式のフルカラー電子写真装置におい
て、 各色毎の前記感光体上に潜像書き込みをするための潜像
書き込みデバイスに対してその潜像書き込みの開始タイ
ミングを決定するため、中間転写体の対応した回転位置
を検出するセンサを、色毎にそれぞれ備えることから成
るタンデム方式のフルカラー電子写真装置。 - 【請求項２】 前記センサ以外に、中間転写体の所定の
回転位置を検出して装置制御を行うセンサを備える請求
項１に記載のタンデム方式のフルカラー電子写真装置。 - 【請求項３】 各感光体上の露光位置から転写位置まで
の距離を、中間転写体上でその感光体が中間転写体に接
している点から進行方向の逆方向に戻った点に潜像書き
込みタイミングを決定するための前記センサを設置し、
該センサによる検出と同時に対応する潜像書き込みを開
始するようにした請求項１に記載のタンデム方式のフル
カラー電子写真装置。 - 【請求項４】 各感光体上の露光位置から転写位置まで
の距離を、中間転写体上でその感光体が中間転写体に接
している点から進行方向の逆方向に戻った点に速度変動
マージンの分だけ余裕を持たせて潜像書き込みタイミン
グを決定するための前記センサを設置し、該センサによ
る検出があってから潜像書き込みを開始するまでのタイ
ミングを調整可能とした請求項１に記載のタンデム方式
のフルカラー電子写真装置。 - 【請求項５】 装置起動時もしくは印字開始時に中間転
写体上にプロセス方向の画像位置ズレを検出するパター
ンを印字し、それをＣＣＤセンサを用いて読みとって画
像位置ズレ情報を抽出し、それに基づいてそれ以降の印
字における画像先端を示すセンサ検出から潜像書き込み
までの時間を調整する請求項４に記載のタンデム方式の
フルカラー電子写真装置。 - 【請求項６】 印字領域外の中間転写体上に前記パター
ンと同じ画像位置ズレ検出パターンのマークを印字し、
装置起動時もしくは印字前の画像位置ズレ情報に基づい
て潜像書き込みタイミングを補正された上での検出マー
クの印字状態を監視し、そのズレがいずれか一色につい
てでも１ドットを超えた場合には印字起動時もしくは装
置起動時と同じ画像位置ズレ情報を抽出するシーケンス
を挿入する請求項５に記載のタンデム方式のフルカラー
電子写真装置。 - 【請求項７】 中間転写体の周長を感光体の周長の整数
倍とし、中間転写体の速度変動の周期を中間転写体の１
回転に抑えることで、画像位置ズレの情報の連続印字に
おける再現性を向上させた請求項５に記載のタンデム方
式のフルカラー電子写真装置。 - 【請求項８】 中間転写体をドラム又はローラ形状と
し、感光体もドラム又はローラ形状として、該中間転写
体に張られたシートの継ぎ目部付近の中間転写体フラン
ジに段差のない滑らかな山形の突起を設け、感光体のフ
ランジと常に接触させながら従動させ、これによって中
間転写体のシート継ぎ目での感光体との負荷変動を避け
るとともに、すべりがないことで画像位置ズレの情報の
連続印字における再現性を向上させた請求項５に記載の
タンデム方式のフルカラー電子写真装置。 - 【請求項９】 山形突起を設けた中間転写体フランジの
突起まで含めた周長を感光体の周長の整数倍とすること
で画像位置ズレの情報の連続印字における再現性を向上
させた請求項８に記載のタンデム方式のフルカラー電子
写真装置。 - 【請求項１０】 潜像書き込みをLED で行い、潜像書き
込みタイミングを通常周期の10分周以上のクロックで制
御することにより、装置起動時もしくは印字開始時に中
間転写体上にプロセス方向のレジストズレを検出するパ
ターンを印字したものをＣＣＤセンサによって検出する
分解能によって１ラスタ以内の変動に対しても潜像書き
込みタイミングを調整可能とした請求項４に記載のタン
デム方式のフルカラー電子写真装置。 - 【請求項１１】 印字領域外の中間転写体上に同じ画像
位置ズレ検出マークを印字し、装置起動時もしくは印字
前の画像位置ズレ情報に基づいて潜像書き込みタイミン
グを補正された上での検出マークの印字状態を監視し、
そのズレがいずれか一色についてでも１ドットを超えた
場合には次のページの印字で画像位置ズレを補正する請
求項１０に記載のタンデム方式のフルカラー電子写真装
置。 - 【請求項１２】 印字領域外の中間転写体上に同じ画像
位置ズレ検出マークを印字し、装置起動時もしくは印字
前の画像位置ズレ情報に基づいて潜像書き込みタイミン
グを補正された上での検出マークの印字状態を監視し、
そのズレがいずれか一色についてでも１ドットを超えた
場合には印字起動時もしくは装置起動時と同じ画像位置
ズレ情報を抽出するシーケンスを挿入し、１ドット以下
の精度で画像位置ズレを補正する請求項１０に記載のタ
ンデム方式のフルカラー電子写真装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001120644A JP2002311671A (ja) | 2001-04-19 | 2001-04-19 | タンデム方式のフルカラー電子写真装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001120644A JP2002311671A (ja) | 2001-04-19 | 2001-04-19 | タンデム方式のフルカラー電子写真装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002311671A true JP2002311671A (ja) | 2002-10-23 |
Family
ID=18970644
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001120644A Withdrawn JP2002311671A (ja) | 2001-04-19 | 2001-04-19 | タンデム方式のフルカラー電子写真装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002311671A (ja) |
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-
2001
- 2001-04-19 JP JP2001120644A patent/JP2002311671A/ja not_active Withdrawn
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