JPH05173117A - 液晶デバイスの製造方法 - Google Patents
液晶デバイスの製造方法Info
- Publication number
- JPH05173117A JPH05173117A JP3344805A JP34480591A JPH05173117A JP H05173117 A JPH05173117 A JP H05173117A JP 3344805 A JP3344805 A JP 3344805A JP 34480591 A JP34480591 A JP 34480591A JP H05173117 A JPH05173117 A JP H05173117A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- transmission
- substrates
- suppressing
- crystal device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Liquid Crystal (AREA)
- Optical Filters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 液晶材料の連続層中に透明性固体物質が分散
して成る調光層を有する液晶デバイスの製造方法におい
て、少なくとも一方の基板が短波長紫外線を透過を抑制
する層を有する基板を用いてセルを作成することによ
り、デバイスに耐光性を付与する。 【構成】 電極付き基板の電極層と反対面に紫外線と透
過を抑制する遮断塗料を塗布、あるいは紫外線の透過を
抑制するフィルムを貼合、あるいは紫外線の透過を抑制
するフィルムを挟み込んだ合わせガラスを用いて空セル
を作成し耐光性を付与する。
して成る調光層を有する液晶デバイスの製造方法におい
て、少なくとも一方の基板が短波長紫外線を透過を抑制
する層を有する基板を用いてセルを作成することによ
り、デバイスに耐光性を付与する。 【構成】 電極付き基板の電極層と反対面に紫外線と透
過を抑制する遮断塗料を塗布、あるいは紫外線の透過を
抑制するフィルムを貼合、あるいは紫外線の透過を抑制
するフィルムを挟み込んだ合わせガラスを用いて空セル
を作成し耐光性を付与する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大面積になし得る液晶
デバイスの製造方法に関するもので、更に詳しくは、視
野の遮断、開放及び明りもしくは照明光の透過制限、遮
断、透過を電気的又は熱的に操作し得るものであって、
建物の窓やショーウインドウなどで視野遮断のスクリー
ンや、採光コントロールのカーテンに利用されると共
に、文字や図形を表示し、高速応答性を以って電気的に
表示を切り換えることによって、OA機器のディスプレ
イ等のハイインフォーメーション表示体や広告板、案内
板、装飾表示板等として利用される液晶デバイスの製造
方法に関する。
デバイスの製造方法に関するもので、更に詳しくは、視
野の遮断、開放及び明りもしくは照明光の透過制限、遮
断、透過を電気的又は熱的に操作し得るものであって、
建物の窓やショーウインドウなどで視野遮断のスクリー
ンや、採光コントロールのカーテンに利用されると共
に、文字や図形を表示し、高速応答性を以って電気的に
表示を切り換えることによって、OA機器のディスプレ
イ等のハイインフォーメーション表示体や広告板、案内
板、装飾表示板等として利用される液晶デバイスの製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電極層を有する少なくとも一方が透明な
2枚の基板の間に支持された調光層を有し、前記調光層
が液晶材料の連続層を形成し、透明性固体物質が前記液
晶材料の連続層中に3次元ネットワ−ク状に存在してい
る液晶デバイス(以下、液晶デバイスという。)の製造
方法において、液晶材料、光重合性組成物及び光重合開
始剤を含有する調光層構成材料に紫外線を照射する場
合、紫外線を直接、調光層構成材料に照射する方法が用
いられていた。
2枚の基板の間に支持された調光層を有し、前記調光層
が液晶材料の連続層を形成し、透明性固体物質が前記液
晶材料の連続層中に3次元ネットワ−ク状に存在してい
る液晶デバイス(以下、液晶デバイスという。)の製造
方法において、液晶材料、光重合性組成物及び光重合開
始剤を含有する調光層構成材料に紫外線を照射する場
合、紫外線を直接、調光層構成材料に照射する方法が用
いられていた。
【0003】このようにして製造された液晶デバイス
は、調光ガラス等の用途で使用されるが、特に調光ガラ
スとして利用される場合、紫外線を含む太陽光線に晒さ
れるので、調光層中に含まれる液晶材料の劣化を防止す
る処理を行なう必要があった。
は、調光ガラス等の用途で使用されるが、特に調光ガラ
スとして利用される場合、紫外線を含む太陽光線に晒さ
れるので、調光層中に含まれる液晶材料の劣化を防止す
る処理を行なう必要があった。
【0004】液晶デバイスに耐光性を付与する方法とし
ては、表示面に紫外線吸収剤を塗布する方法又は表示面
にポリビニルブチラール等の紫外線の透過を抑制する熱
可塑性フィルムを貼合させる方法が挙げられる。
ては、表示面に紫外線吸収剤を塗布する方法又は表示面
にポリビニルブチラール等の紫外線の透過を抑制する熱
可塑性フィルムを貼合させる方法が挙げられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
場合、紫外線吸収剤を塗布した後、塗膜を乾燥硬化させ
るために、加熱する必要があり、後者の場合、液晶デバ
イスの基板と新たなガラス基板との間にフィルムを挟み
込み、熱及び圧力をかけて融着させる必要があり、得ら
れた製品は、熱及び圧力のために、液晶デバイスの白濁
度が低下したり、調光層形成材料が基板より剥離し動作
不良を起こすという問題点を有していた。
場合、紫外線吸収剤を塗布した後、塗膜を乾燥硬化させ
るために、加熱する必要があり、後者の場合、液晶デバ
イスの基板と新たなガラス基板との間にフィルムを挟み
込み、熱及び圧力をかけて融着させる必要があり、得ら
れた製品は、熱及び圧力のために、液晶デバイスの白濁
度が低下したり、調光層形成材料が基板より剥離し動作
不良を起こすという問題点を有していた。
【0006】本発明が解決しようとする課題は、耐光性
を有し、かつ、デバイスの各種特性を損なわない液晶デ
バイスの製造方法を提供することにある。
を有し、かつ、デバイスの各種特性を損なわない液晶デ
バイスの製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、電極層を有する少なくとも一方が透明な2
枚の基板から成る空セル中に、液晶材料、重合性組成物
及び重合開始剤を含有する調光層形成材料を介在させ、
活性光線を照射することによって前記重合組成物を重合
させることにより液晶材料の連続層中に透明性高分子物
質による三次元網目状構造を形成して成る液晶デバイス
の製造方法において、少なくとも一方の基板が短波長紫
外線の透過を抑制する層を有することを特徴とする液晶
デバイスの製造方法を提供する。
するために、電極層を有する少なくとも一方が透明な2
枚の基板から成る空セル中に、液晶材料、重合性組成物
及び重合開始剤を含有する調光層形成材料を介在させ、
活性光線を照射することによって前記重合組成物を重合
させることにより液晶材料の連続層中に透明性高分子物
質による三次元網目状構造を形成して成る液晶デバイス
の製造方法において、少なくとも一方の基板が短波長紫
外線の透過を抑制する層を有することを特徴とする液晶
デバイスの製造方法を提供する。
【0008】本発明で使用する基板は、堅固な材料、例
えば、ガラス、金属等であっても良く、柔軟性を有する
材料、例えば、プラスチックフィルムの如きものであっ
ても良い。そして、基板は、2枚が対向して適当な間隔
を隔て得るものである。また、その少なくとも一方は、
透明性を有し、その2枚の間に挟持される調光層を外界
から視覚させるものでなければならない。但し、完全な
透明性を必須とするものではない。もし、この液晶デバ
イスが、デバイスの一方の側から他方の側へ通過する光
に対して作用させるために使用される場合は、2枚の基
板は、共に適宜な透明性が与えられる。この基板には、
目的に応じて透明、不透明の適宜な電極が、その全面又
は部分的に配置されても良い。
えば、ガラス、金属等であっても良く、柔軟性を有する
材料、例えば、プラスチックフィルムの如きものであっ
ても良い。そして、基板は、2枚が対向して適当な間隔
を隔て得るものである。また、その少なくとも一方は、
透明性を有し、その2枚の間に挟持される調光層を外界
から視覚させるものでなければならない。但し、完全な
透明性を必須とするものではない。もし、この液晶デバ
イスが、デバイスの一方の側から他方の側へ通過する光
に対して作用させるために使用される場合は、2枚の基
板は、共に適宜な透明性が与えられる。この基板には、
目的に応じて透明、不透明の適宜な電極が、その全面又
は部分的に配置されても良い。
【0009】但し、プラスチックフィルムの如き柔軟性
を有する材料の場合は、堅固な材料、例えば、ガラス、
金属等に固定したうえで、本発明の製造方法に用いるこ
とができる。
を有する材料の場合は、堅固な材料、例えば、ガラス、
金属等に固定したうえで、本発明の製造方法に用いるこ
とができる。
【0010】本発明で使用する短波長紫外線の透過を抑
制する層を有する基板は、(1)短波長紫外線の透過を
抑制する塗料を電極付き基板のITO処理面の反対面に
塗布した後、加熱乾燥して紫外線透過抑制塗膜を形成す
る方法、あるいは、(2)ポリビニルブチラ−ルのよう
な熱可塑性の短波長紫外線透過抑制フィルムを基板のI
TO処理面の反対面とガラス板との間に挟み込み熱、圧
をかけ融着させ紫外線透過抑制用合わせガラスとして用
いる。また、粘着剤付きの短波長紫外線透過抑制フィル
ムを貼合した基板を用いることも可能である。
制する層を有する基板は、(1)短波長紫外線の透過を
抑制する塗料を電極付き基板のITO処理面の反対面に
塗布した後、加熱乾燥して紫外線透過抑制塗膜を形成す
る方法、あるいは、(2)ポリビニルブチラ−ルのよう
な熱可塑性の短波長紫外線透過抑制フィルムを基板のI
TO処理面の反対面とガラス板との間に挟み込み熱、圧
をかけ融着させ紫外線透過抑制用合わせガラスとして用
いる。また、粘着剤付きの短波長紫外線透過抑制フィル
ムを貼合した基板を用いることも可能である。
【0011】短波長紫外線の透過を抑制するの市販塗料
としては、紫外線吸収コ−ティング液「8C−120
M」(住友セメント社)、紫外線吸収塗料「バ−ジン」
(二瓶商店)、ガラス用コ−ティング剤「スペシャル−
T」(千年技研社)等が挙げられる。また、短波長紫外
線透過抑制フィルムとしては、「ルミク−ルNo・19
05」(FSK社)、「LLC1−82」、「SC−3
9」(富士写真フィルム社)「ZR−350−NE」
(住友セメント社)、「ハイエスAフィルム」(日本カ
−バイド社)、「NR2525SM」(サンシェ−ド
社)等が挙げられる。
としては、紫外線吸収コ−ティング液「8C−120
M」(住友セメント社)、紫外線吸収塗料「バ−ジン」
(二瓶商店)、ガラス用コ−ティング剤「スペシャル−
T」(千年技研社)等が挙げられる。また、短波長紫外
線透過抑制フィルムとしては、「ルミク−ルNo・19
05」(FSK社)、「LLC1−82」、「SC−3
9」(富士写真フィルム社)「ZR−350−NE」
(住友セメント社)、「ハイエスAフィルム」(日本カ
−バイド社)、「NR2525SM」(サンシェ−ド
社)等が挙げられる。
【0012】2枚の基板間には、液晶材料及び透明性高
分子物質から成る調光層が介在される。尚、2枚の基板
間には、通常、周知の液晶デバイスと同様、間隔保持用
のスペーサーを介在させるのが望ましい。
分子物質から成る調光層が介在される。尚、2枚の基板
間には、通常、周知の液晶デバイスと同様、間隔保持用
のスペーサーを介在させるのが望ましい。
【0013】スペーサーとしては、例えば、マイラー、
アルミナ、ポリマ−ビ−ズ等種々の液晶セル用のものを
用いることができる。
アルミナ、ポリマ−ビ−ズ等種々の液晶セル用のものを
用いることができる。
【0014】本発明で使用する液晶材料は、単一の液晶
性化合物であることを要しないのは勿論で、2種以上の
液晶化合物や液晶化合物以外の物質も含んだ混合物であ
っても良く、通常この技術分野で液晶材料として認識さ
れるものであれば良く、そのうちの正の誘電率異方性を
有するものが好ましい。用いられる液晶としては、ネマ
チック液晶、スメクチック液晶、コレステリック液晶が
好ましく、ネマチック液晶が特に好ましい。その性能を
改善するために、コレステリック液晶、カイラルネマチ
ック液晶、カイラルスメクチック液晶等、カイラル化合
物や2色性染料等が適宜含まれていてもよい。
性化合物であることを要しないのは勿論で、2種以上の
液晶化合物や液晶化合物以外の物質も含んだ混合物であ
っても良く、通常この技術分野で液晶材料として認識さ
れるものであれば良く、そのうちの正の誘電率異方性を
有するものが好ましい。用いられる液晶としては、ネマ
チック液晶、スメクチック液晶、コレステリック液晶が
好ましく、ネマチック液晶が特に好ましい。その性能を
改善するために、コレステリック液晶、カイラルネマチ
ック液晶、カイラルスメクチック液晶等、カイラル化合
物や2色性染料等が適宜含まれていてもよい。
【0015】液晶材料としては、4−置換安息香酸4’
−置換フェニルエステル、4−置換シクロヘキサンカル
ボン酸4’−置換フェニルエステル、4−置換シクロヘ
キサンカルボン酸4’−置換ビフェニルエステル、4−
(4−置換シクロヘキサンカルボニルオキシ)安息香酸
4’−置換フェニルエステル、4−(4−置換シクロヘ
キシル)安息香酸4’−置換シクロヘキシルエステル、
4−置換4’−置換ビフェニル、4−置換フェニル4’
−置換シクロヘキサン、4−置換4”−置換タ−フェニ
ル、4−置換ビフェニル4’−置換ビフェニル4’−置
換シクロヘキサン、2−(4−置換フェニル)−5−置
換ピリミジンなどを挙げることができる。
−置換フェニルエステル、4−置換シクロヘキサンカル
ボン酸4’−置換フェニルエステル、4−置換シクロヘ
キサンカルボン酸4’−置換ビフェニルエステル、4−
(4−置換シクロヘキサンカルボニルオキシ)安息香酸
4’−置換フェニルエステル、4−(4−置換シクロヘ
キシル)安息香酸4’−置換シクロヘキシルエステル、
4−置換4’−置換ビフェニル、4−置換フェニル4’
−置換シクロヘキサン、4−置換4”−置換タ−フェニ
ル、4−置換ビフェニル4’−置換ビフェニル4’−置
換シクロヘキサン、2−(4−置換フェニル)−5−置
換ピリミジンなどを挙げることができる。
【0016】調光層中に占める液晶材料の比率は、60
〜95重量%の範囲が好ましく、75〜85重量%(以
下、「%」は「重量%」を意味する。)の範囲が特に好
ましい。これは液晶材料が多すぎたり少なすぎる場合、
液晶材料と透明性固体物質の分散状態が均一にならない
ので、光散乱による調光機能が発現しなくなり、好まし
くない。
〜95重量%の範囲が好ましく、75〜85重量%(以
下、「%」は「重量%」を意味する。)の範囲が特に好
ましい。これは液晶材料が多すぎたり少なすぎる場合、
液晶材料と透明性固体物質の分散状態が均一にならない
ので、光散乱による調光機能が発現しなくなり、好まし
くない。
【0017】前記調光層中に形成される透明性固体物質
は、ポリマ−中に液晶材料が球状となって分散するもの
でもよいが、三次元網目構造を有するものがより好まし
い。
は、ポリマ−中に液晶材料が球状となって分散するもの
でもよいが、三次元網目構造を有するものがより好まし
い。
【0018】この透明性固体物質の三次元網目状部分に
は、液晶材料が充填され、且つ、液晶材料が連続層を形
成することが好ましく、液晶材料の無秩序な状態を形成
することにより、光学的境界面を形成し、光の散乱を発
現させる上で必須である。
は、液晶材料が充填され、且つ、液晶材料が連続層を形
成することが好ましく、液晶材料の無秩序な状態を形成
することにより、光学的境界面を形成し、光の散乱を発
現させる上で必須である。
【0019】調光層形成材料を2枚の基板間に介在させ
るには、この調光層形成材料を基板間に注入しても良い
が、一方の基板に適当な溶媒塗布機やスピンコ−タ等を
用いて均一に塗布し、ついで他方の基板を重ね合わせ、
圧着させても良い。
るには、この調光層形成材料を基板間に注入しても良い
が、一方の基板に適当な溶媒塗布機やスピンコ−タ等を
用いて均一に塗布し、ついで他方の基板を重ね合わせ、
圧着させても良い。
【0020】また、一方の基板上に調光層形成材料を均
一な厚さに塗布し、光重合組成物を重合し、硬化させた
調光層を形成した後、他方の基板を貼合わせる液晶デバ
イスの製造方法も有効である。
一な厚さに塗布し、光重合組成物を重合し、硬化させた
調光層を形成した後、他方の基板を貼合わせる液晶デバ
イスの製造方法も有効である。
【0021】透明性固体物質としては、合成樹脂が好適
である。三次元網目構造を形成する方法としては、セル
中に封入された調光層形成材料を等方性液体状態に保持
しながら紫外線を照射し、光重合性組成物を重合させる
方法が挙げられる。
である。三次元網目構造を形成する方法としては、セル
中に封入された調光層形成材料を等方性液体状態に保持
しながら紫外線を照射し、光重合性組成物を重合させる
方法が挙げられる。
【0022】透明性固体物質を形成する高分子形成モノ
マ−としては、例えば、スチレン、クロロスチレン、α
−メチルスチレン、ジビニルベンゼン;置換基として、
メチル、エチル、プロピル、ブチル、アミル、2−エチ
ルヘキシル、オクチル、ノニル、ドデシル、ヘキサデシ
ル、オクタデシル、シクロヘキシル、ベンジル、メトキ
シエチル、ブトキシエチル、フェノキシエチル、アルリ
ル、メタリル、グリシジル、2−ヒドロキシエチル、2
−ヒドロキシプロピル、3−クロロ−2−ヒドロキシプ
ロピル、ジメチルアミノエチル、ジエチルアミノエチル
の如き基を有するアクリレート、メタクリレート又はフ
マレート;エチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、1,3−ブチレングリコール、テトラメチレングリ
コール、ヘキサメチレングリコール、ネオペンチルグリ
コール、トリメチロールプロパン、グリセリン及びペン
タエリスリトール等のポリ(メタ)アクリレート又はポ
リ(メタ)アクリレート;酢酸ビニル、酢酸ビニル又は
安息香酸ビニル、アクリロニトリル、セチルビニルエー
テル、リモネン、シクロヘキセン、ジアリルフタレー
ト、2−、3−又は4−ビニルピリジン、アクリル酸、
メタクリル酸、アクリルアミド、メタクリルアミド、N
−ヒドロキシメチルアクリルアミド又はN−ヒドロキシ
エチルメタクリルアミド及びそれらのアルキルエーテル
化合物;トリメチロールプロパン1モルに3モル以上の
エチレンオキサイド若しくはプロピレンオキサイドを付
加して得たトリオールのジ又はトリ(メタ)アクリレー
ト;ネオペンチルグリコール1モルに2モル以上のエチ
レンオキサイド若しくはプロピレンオキサイドを付加し
て得たジオールのジ(メタ)アクリレート;2−ヒドロ
キシエチル(メタ)アクリレート1モルとフェニルイソ
シアネート若しくはn−ブチルイソシアネート1モルと
の反応生成物;ジペンタエリスリトールのポリ(メタ)
アクリレート;トリス−(ヒドロキシエチル)−イソシ
アヌル酸のポリ(メタ)アクリレート;トリス−(ヒド
ロキシエチル)−リン酸のポリ(メタ)アクリレート;
ジ−(ヒドロキシエチル)−ジシクロペンタジエンのモ
ノ(メタ)アクリレート又はジ(メタ)アクリレート;
ピバリン酸エステルネオペンチルグリコールジアクリレ
ート;カプロラクトン変性ヒドロキシピバリン酸エステ
ルネオペンチルグリコールジアクリレート;直鎖脂肪族
ジアクリレート;ポリオレフィン変性ネオペンチルグリ
コールジアクリレート等を挙げることができる。
マ−としては、例えば、スチレン、クロロスチレン、α
−メチルスチレン、ジビニルベンゼン;置換基として、
メチル、エチル、プロピル、ブチル、アミル、2−エチ
ルヘキシル、オクチル、ノニル、ドデシル、ヘキサデシ
ル、オクタデシル、シクロヘキシル、ベンジル、メトキ
シエチル、ブトキシエチル、フェノキシエチル、アルリ
ル、メタリル、グリシジル、2−ヒドロキシエチル、2
−ヒドロキシプロピル、3−クロロ−2−ヒドロキシプ
ロピル、ジメチルアミノエチル、ジエチルアミノエチル
の如き基を有するアクリレート、メタクリレート又はフ
マレート;エチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、1,3−ブチレングリコール、テトラメチレングリ
コール、ヘキサメチレングリコール、ネオペンチルグリ
コール、トリメチロールプロパン、グリセリン及びペン
タエリスリトール等のポリ(メタ)アクリレート又はポ
リ(メタ)アクリレート;酢酸ビニル、酢酸ビニル又は
安息香酸ビニル、アクリロニトリル、セチルビニルエー
テル、リモネン、シクロヘキセン、ジアリルフタレー
ト、2−、3−又は4−ビニルピリジン、アクリル酸、
メタクリル酸、アクリルアミド、メタクリルアミド、N
−ヒドロキシメチルアクリルアミド又はN−ヒドロキシ
エチルメタクリルアミド及びそれらのアルキルエーテル
化合物;トリメチロールプロパン1モルに3モル以上の
エチレンオキサイド若しくはプロピレンオキサイドを付
加して得たトリオールのジ又はトリ(メタ)アクリレー
ト;ネオペンチルグリコール1モルに2モル以上のエチ
レンオキサイド若しくはプロピレンオキサイドを付加し
て得たジオールのジ(メタ)アクリレート;2−ヒドロ
キシエチル(メタ)アクリレート1モルとフェニルイソ
シアネート若しくはn−ブチルイソシアネート1モルと
の反応生成物;ジペンタエリスリトールのポリ(メタ)
アクリレート;トリス−(ヒドロキシエチル)−イソシ
アヌル酸のポリ(メタ)アクリレート;トリス−(ヒド
ロキシエチル)−リン酸のポリ(メタ)アクリレート;
ジ−(ヒドロキシエチル)−ジシクロペンタジエンのモ
ノ(メタ)アクリレート又はジ(メタ)アクリレート;
ピバリン酸エステルネオペンチルグリコールジアクリレ
ート;カプロラクトン変性ヒドロキシピバリン酸エステ
ルネオペンチルグリコールジアクリレート;直鎖脂肪族
ジアクリレート;ポリオレフィン変性ネオペンチルグリ
コールジアクリレート等を挙げることができる。
【0023】高分子形成性オリゴマーとしては、例え
ば、エポキシ(メタ)アクリレート、ポリエステル(メ
タ)アクリレ−ト、ポリウレタン(メタ)アクリレ−
ト、ポリエ−テル(メタ)アクリレ−ト等を用いること
ができる。
ば、エポキシ(メタ)アクリレート、ポリエステル(メ
タ)アクリレ−ト、ポリウレタン(メタ)アクリレ−
ト、ポリエ−テル(メタ)アクリレ−ト等を用いること
ができる。
【0024】光重合開始剤としては、例えば、2,4,
6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシ
ド(BASF社製「ルシリンTPO」)、2−ヒドロキ
シ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン(メ
ルク社製「ダロキュア1173」)、1−ヒドロキシシ
クロヘキシルフェニルケトン(チバ・ガイギー社製「イ
ルガキュア184」)、1−(4−イソプロピルフェニ
ル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン
(メルク社製「ダロキュア1116」)、ベンジルジメ
チルケタール(チバ・ガイギー社製「イルガキュア65
1」)、2−メチル−1−〔4−(メチルチオ)フェニ
ル〕−2−モルホリノプロパノン−1(チバ・ガイギー
社製「イルガキュア907」)、2,4−ジエチルチオ
キサントン(日本化薬社製「カヤキュアDETX」)と
p−ジメチルアミノ安息香酸エチル(日本化薬社製「カ
ヤキュアEPA」)との混合物、イソプロピルチオキサ
ントン(ワードプレキンソツプ社製「カンタキュアーI
TX」)とp−ジメチルアミノ安息香酸エチルとの混合
物等が挙げられる。
6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシ
ド(BASF社製「ルシリンTPO」)、2−ヒドロキ
シ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン(メ
ルク社製「ダロキュア1173」)、1−ヒドロキシシ
クロヘキシルフェニルケトン(チバ・ガイギー社製「イ
ルガキュア184」)、1−(4−イソプロピルフェニ
ル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン
(メルク社製「ダロキュア1116」)、ベンジルジメ
チルケタール(チバ・ガイギー社製「イルガキュア65
1」)、2−メチル−1−〔4−(メチルチオ)フェニ
ル〕−2−モルホリノプロパノン−1(チバ・ガイギー
社製「イルガキュア907」)、2,4−ジエチルチオ
キサントン(日本化薬社製「カヤキュアDETX」)と
p−ジメチルアミノ安息香酸エチル(日本化薬社製「カ
ヤキュアEPA」)との混合物、イソプロピルチオキサ
ントン(ワードプレキンソツプ社製「カンタキュアーI
TX」)とp−ジメチルアミノ安息香酸エチルとの混合
物等が挙げられる。
【0025】本発明の液晶デバイスは、調光層形成材料
に紫外線を照射してデバイスを作成する際に、短波長紫
外線を遮断する層を有する基板を用いることにより、短
波長紫外線による液晶材料の劣化防止機能も併せて有す
る。
に紫外線を照射してデバイスを作成する際に、短波長紫
外線を遮断する層を有する基板を用いることにより、短
波長紫外線による液晶材料の劣化防止機能も併せて有す
る。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を示し、本発明を更に
具体的に説明する。しかしながら、本発明はこれらの実
施例に限定されるものではない。
具体的に説明する。しかしながら、本発明はこれらの実
施例に限定されるものではない。
【0027】以下、実施例において「%」は「重量%」
を表わし、評価特性の各々は以下の記号及び内容を意味
する。 T0 :白濁度;印加電圧0の時の光透過率(%) T100 :透明度;印加電圧を増加させていき光透過率が
ほとんど増加しなくなった時の光透過率(%) V10 :しきい値;T0 を0%、T100 を100%とし
たとき光透過率が10%となる印加電圧(Vrms) V90 :飽和電圧;同上光透過率が90%となる印加電
圧(Vrms) CR :コントラスト=T100/T0
を表わし、評価特性の各々は以下の記号及び内容を意味
する。 T0 :白濁度;印加電圧0の時の光透過率(%) T100 :透明度;印加電圧を増加させていき光透過率が
ほとんど増加しなくなった時の光透過率(%) V10 :しきい値;T0 を0%、T100 を100%とし
たとき光透過率が10%となる印加電圧(Vrms) V90 :飽和電圧;同上光透過率が90%となる印加電
圧(Vrms) CR :コントラスト=T100/T0
【0028】又、紫外線の照度はウシオ電機社製の受光
器「UVD−365PD」付きユニメータを用いて測定
した。
器「UVD−365PD」付きユニメータを用いて測定
した。
【0029】(実施例1)調光層形成材料を封じ込める
セル作成に用いるITO基板のITO処理面とは反対側
に、紫外線吸収コ−ティング液「8C−120M」(住
友セメント社)を塗布し、180〜200℃にて15〜
30分間加熱して、紫外線吸収層を形成した。このよう
にして作成したガラス基板を用い、ガラスファイバ−製
のスペイサ−を用い、セル厚11.0ミクロンの空セル
を作成した。
セル作成に用いるITO基板のITO処理面とは反対側
に、紫外線吸収コ−ティング液「8C−120M」(住
友セメント社)を塗布し、180〜200℃にて15〜
30分間加熱して、紫外線吸収層を形成した。このよう
にして作成したガラス基板を用い、ガラスファイバ−製
のスペイサ−を用い、セル厚11.0ミクロンの空セル
を作成した。
【0030】液晶材料として「PN−001」(ロディ
ック社)84.0%、重合性オリゴマ−として「KAY
ARAD−HX−220」(日本化薬(株)製のカプロ
ラクトン変性ヒドロキシピバリン酸エステルネオペンチ
ルグリコールジアクリレート)15.7%及び「ルシリ
ンTPO」(BASF社製2,4,6−トリメチルベン
ゾイルジフェニルホスフィンオキシド)0.3%を用い
調光層形成材料を調製した。
ック社)84.0%、重合性オリゴマ−として「KAY
ARAD−HX−220」(日本化薬(株)製のカプロ
ラクトン変性ヒドロキシピバリン酸エステルネオペンチ
ルグリコールジアクリレート)15.7%及び「ルシリ
ンTPO」(BASF社製2,4,6−トリメチルベン
ゾイルジフェニルホスフィンオキシド)0.3%を用い
調光層形成材料を調製した。
【0031】この調光層形成材料を、前述の紫外線吸収
層を有する空セルに、真空注入法にて注入した。セル全
体を36.3℃に保ちながら、 30mW/cm2の強度の
紫外線を60秒間照射することによって、均一に白濁し
た液晶デバイスを得た。
層を有する空セルに、真空注入法にて注入した。セル全
体を36.3℃に保ちながら、 30mW/cm2の強度の
紫外線を60秒間照射することによって、均一に白濁し
た液晶デバイスを得た。
【0032】「PN−001」の物性 転移温度 68.5℃ <−25℃ 屈折率 ne =1.787 no =1.533 Δn=0.254 しきい値電圧(Vth) 1.15V 誘電率異方性 Δε=26.9
【0033】得られた液晶デバイスの印加電圧と光透過
率を測定したところ、 T0=2.3%、T100=88.0%、CR=38.2、
V10=7.0Vrms、V90=19.1Vrms であった。
率を測定したところ、 T0=2.3%、T100=88.0%、CR=38.2、
V10=7.0Vrms、V90=19.1Vrms であった。
【0034】また、このデバイスをサンシャインウェザ
−メ−タにて500時間の耐光性試験を実施した。耐光
性試験後の印加電圧と光透過率は、 T0=3.5%、T100=87.5、CR=25.0、V
10=7.1Vrms、V90=18.9Vrms であり、耐光性試験前とほとんど変化は見られず、また
外観上の変化も見られなかった。
−メ−タにて500時間の耐光性試験を実施した。耐光
性試験後の印加電圧と光透過率は、 T0=3.5%、T100=87.5、CR=25.0、V
10=7.1Vrms、V90=18.9Vrms であり、耐光性試験前とほとんど変化は見られず、また
外観上の変化も見られなかった。
【0035】(比較例1)実施例1において、紫外線吸
収層を設けないITO基板を用いた以外は、実施例1と
同様にして液晶デバイスを得た。
収層を設けないITO基板を用いた以外は、実施例1と
同様にして液晶デバイスを得た。
【0036】得られた液晶デバイスの印加電圧と光透過
率を測定したところ、 T0=3.2%、T100=87.4%、CR=27.3、
V10=7.3Vrms、V90=19.5Vrms であった。
率を測定したところ、 T0=3.2%、T100=87.4%、CR=27.3、
V10=7.3Vrms、V90=19.5Vrms であった。
【0037】このようにして得られたデバイスを実施例
1と同様にして耐光性試験を実施し、耐光性試験後の印
加電圧と光透過率を測定したところ、 T0=8.0、T100=85.0、CR=10.63、V
10=3.3Vrms、V90=15.5Vrms であり、耐光性試験前と比較して、白濁度の減少とむら
が見られた。
1と同様にして耐光性試験を実施し、耐光性試験後の印
加電圧と光透過率を測定したところ、 T0=8.0、T100=85.0、CR=10.63、V
10=3.3Vrms、V90=15.5Vrms であり、耐光性試験前と比較して、白濁度の減少とむら
が見られた。
【0038】(比較例2)比較例2で得た耐光性試験前
の液晶デバイスの表面に、実施例1で用いた紫外線吸収
コ−ティング液「8C−120M」を塗布し、180〜
200℃にて15〜30分間加熱して、紫外線吸収層を
形成した。
の液晶デバイスの表面に、実施例1で用いた紫外線吸収
コ−ティング液「8C−120M」を塗布し、180〜
200℃にて15〜30分間加熱して、紫外線吸収層を
形成した。
【0039】得られたデバイスの印加電圧と光透過率を
測定したところ、 T0=7.4%、T100=84.0%、CR=11.4、
V10=4.1yms、V90=16.6Vrms となり、白濁度の減少とむらが見られた。
測定したところ、 T0=7.4%、T100=84.0%、CR=11.4、
V10=4.1yms、V90=16.6Vrms となり、白濁度の減少とむらが見られた。
【0040】(実施例2)空セル作成用のITOガラス
基板のITO処理面とは反対側の面と、別のガラス板と
の間にポリビニルブチラ−ル製フィルムを挟み込み、1
20〜140℃に加熱、12〜13kg/cm2の圧力をか
けながら20〜30分保持し、紫外線遮断用の合わせガ
ラスを作成した。この紫外線遮断合わせガラスを用いた
以外は、実施例1と同様にして空セルを作成した。
基板のITO処理面とは反対側の面と、別のガラス板と
の間にポリビニルブチラ−ル製フィルムを挟み込み、1
20〜140℃に加熱、12〜13kg/cm2の圧力をか
けながら20〜30分保持し、紫外線遮断用の合わせガ
ラスを作成した。この紫外線遮断合わせガラスを用いた
以外は、実施例1と同様にして空セルを作成した。
【0041】液晶材料として「PN−008」(ロディ
ック社製)83.0%、重合性モノマ−として「カヤラ
ッド−HX220」とラウリルアクリレ−トの50:5
0の混合物16.6%及び「ルシリンTPO」0.4%
から成る調光層形成材料を調製した。
ック社製)83.0%、重合性モノマ−として「カヤラ
ッド−HX220」とラウリルアクリレ−トの50:5
0の混合物16.6%及び「ルシリンTPO」0.4%
から成る調光層形成材料を調製した。
【0042】この調光層形成材料を前述の紫外線吸収合
わせガラスで作成した空セルに、真空注入法にて注入し
た。セル全体を36.2℃に保ちながら、 25mW/c
m2の強度の紫外線を60秒照射して、均一に白濁した液晶
デバイスを得た。
わせガラスで作成した空セルに、真空注入法にて注入し
た。セル全体を36.2℃に保ちながら、 25mW/c
m2の強度の紫外線を60秒照射して、均一に白濁した液晶
デバイスを得た。
【0043】「PN−008」の物性 転移温度 70.2℃ <−25℃ 屈折率 ne = 1.721 ne = 1.512 Δn= 0.209 しきい値電圧(Vth) 1.32V 誘電率異方性 Δε=18.0
【0044】得られた液晶デバイスの印加電圧と光透過
率を測定したところ、 T0 =4.8%、T100 =88.7%、CR=18.
5、V10=3.1Vrms、V90=6.2Vrms であった。
率を測定したところ、 T0 =4.8%、T100 =88.7%、CR=18.
5、V10=3.1Vrms、V90=6.2Vrms であった。
【0045】このデバイスについて、実施例1と同様に
して耐光性試験を実施し、耐光性試験後の印加電圧と光
透過率を測定したところ、 T0=5.5%、T100=89.4%、CR=16.3、
V10=3.3Vrms、V90=6.3Vrms であり、耐光性試験前とほとんど変化はなく、また外観
上も白濁のむらは見られなかった。
して耐光性試験を実施し、耐光性試験後の印加電圧と光
透過率を測定したところ、 T0=5.5%、T100=89.4%、CR=16.3、
V10=3.3Vrms、V90=6.3Vrms であり、耐光性試験前とほとんど変化はなく、また外観
上も白濁のむらは見られなかった。
【0046】(比較例3)実施例2において、比較例1
で用いた空セルを用いた以外は、実施例2と同様にして
液晶デバイスを得た。
で用いた空セルを用いた以外は、実施例2と同様にして
液晶デバイスを得た。
【0047】得られた液晶デバイスの印加電圧と光透過
率を測定したところ、 T0=5.1%、T100=89.0%、CR=17.5、
V10=3.4Vrms、V90=6.5Vrms であった。
率を測定したところ、 T0=5.1%、T100=89.0%、CR=17.5、
V10=3.4Vrms、V90=6.5Vrms であった。
【0048】このようにして得られたデバイスを実施例
1と同様にして耐光性試験を実施し、耐光性試験後の印
加電圧と光透過率を測定したところ、 T0=9.4、T100=84.3、CR=9.0、V10=
3.0Vrms、V90=5.4Vrms となり、白濁度の減少とむらが見られた。
1と同様にして耐光性試験を実施し、耐光性試験後の印
加電圧と光透過率を測定したところ、 T0=9.4、T100=84.3、CR=9.0、V10=
3.0Vrms、V90=5.4Vrms となり、白濁度の減少とむらが見られた。
【0049】(比較例4)比較例3で得た耐光性試験前
の液晶デバイスのセル表面と、予め用意したガラス板と
の間にポリビニルブチラ−ル製のフィルムを挟み込み、
120〜140℃に加熱、12〜13kg/cm2の圧力を
かけながら20〜30分保持し、紫外線遮断用の合わせ
ガラスとした。
の液晶デバイスのセル表面と、予め用意したガラス板と
の間にポリビニルブチラ−ル製のフィルムを挟み込み、
120〜140℃に加熱、12〜13kg/cm2の圧力を
かけながら20〜30分保持し、紫外線遮断用の合わせ
ガラスとした。
【0050】得られた液晶デバイスの印加電圧と光透過
率を測定したところ、 T0=7.5%、T100=82.8%、CR=11.0、
V10=3.0Vrms、V90=5.7Vrms であり、比較例3の耐光性試験実施前の液晶デバイスと
比較して、白濁度が低下し、また白濁のむらも見られ
た。
率を測定したところ、 T0=7.5%、T100=82.8%、CR=11.0、
V10=3.0Vrms、V90=5.7Vrms であり、比較例3の耐光性試験実施前の液晶デバイスと
比較して、白濁度が低下し、また白濁のむらも見られ
た。
【0051】
【発明の効果】本発明の液晶デバイスの製造方法によれ
ば、耐光性の良い光散乱型液晶デバイスをその特性を損
なうことなく生産することができる。
ば、耐光性の良い光散乱型液晶デバイスをその特性を損
なうことなく生産することができる。
【0052】従って、本発明の液晶デバイスの製造方法
は、コンピュ−タ−端末の表示素子、プロジェクション
表示装置、調光ガラス等の製造方法として有用である。
は、コンピュ−タ−端末の表示素子、プロジェクション
表示装置、調光ガラス等の製造方法として有用である。
Claims (1)
- 【請求項1】 電極層を有する少なくとも一方が透明な
2枚の基板から成る空セル中に、液晶材料、重合性組成
物及び重合開始剤を含有する調光層形成材料を介在さ
せ、活性光線を照射することによって前記重合組成物を
重合させることにより液晶材料の連続層中に透明性高分
子物質による三次元網目状構造を形成して成る液晶デバ
イスの製造方法において、少なくとも一方の基板が短波
長紫外線の透過を抑制する層を有することを特徴とする
液晶デバイスの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3344805A JPH05173117A (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 液晶デバイスの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3344805A JPH05173117A (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 液晶デバイスの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05173117A true JPH05173117A (ja) | 1993-07-13 |
Family
ID=18372123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3344805A Pending JPH05173117A (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 液晶デバイスの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05173117A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997013174A1 (fr) * | 1995-10-06 | 1997-04-10 | Hitachi, Ltd. | Affichage a cristaux liquides |
US6545653B1 (en) | 1994-07-14 | 2003-04-08 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Method and device for displaying image signals and viewfinder |
JP2011018037A (ja) * | 2009-06-11 | 2011-01-27 | Fujifilm Corp | 光反射膜の製造方法 |
-
1991
- 1991-12-26 JP JP3344805A patent/JPH05173117A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6545653B1 (en) | 1994-07-14 | 2003-04-08 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Method and device for displaying image signals and viewfinder |
WO1997013174A1 (fr) * | 1995-10-06 | 1997-04-10 | Hitachi, Ltd. | Affichage a cristaux liquides |
JP2011018037A (ja) * | 2009-06-11 | 2011-01-27 | Fujifilm Corp | 光反射膜の製造方法 |
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