JPH05172792A - 狭隘部における溶接部の超音波探傷装置 - Google Patents
狭隘部における溶接部の超音波探傷装置Info
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- JPH05172792A JPH05172792A JP3339092A JP33909291A JPH05172792A JP H05172792 A JPH05172792 A JP H05172792A JP 3339092 A JP3339092 A JP 3339092A JP 33909291 A JP33909291 A JP 33909291A JP H05172792 A JPH05172792 A JP H05172792A
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N2291/00—Indexing codes associated with group G01N29/00
- G01N2291/04—Wave modes and trajectories
- G01N2291/044—Internal reflections (echoes), e.g. on walls or defects
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
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- G01N2291/00—Indexing codes associated with group G01N29/00
- G01N2291/26—Scanned objects
- G01N2291/269—Various geometry objects
- G01N2291/2695—Bottles, containers
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- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 狭隘部における溶接部の超音波探傷検査装置
に係り、検査装置を狭隘部の正確な位置に設置して、超
音波探傷を高い精度で実施するとともに、狭隘部への装
置の設置および撤去を円滑にする。 【構成】 狭隘部に吊り降ろされる固定フレームと、固
定フレームを検査対象構造物に吸着する磁着手段と、固
定フレームの固定位置の位置確認手段と、固定フレーム
に支持される旋回部と、旋回部に搭載され超音波探触子
を水平方向に往復移動させるスライド機構とを具備する
とともに、スライド機構および旋回部によって超音探触
子を検査対象構造物表面で移動して溶接部の探傷を行
う。
に係り、検査装置を狭隘部の正確な位置に設置して、超
音波探傷を高い精度で実施するとともに、狭隘部への装
置の設置および撤去を円滑にする。 【構成】 狭隘部に吊り降ろされる固定フレームと、固
定フレームを検査対象構造物に吸着する磁着手段と、固
定フレームの固定位置の位置確認手段と、固定フレーム
に支持される旋回部と、旋回部に搭載され超音波探触子
を水平方向に往復移動させるスライド機構とを具備する
とともに、スライド機構および旋回部によって超音探触
子を検査対象構造物表面で移動して溶接部の探傷を行
う。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、狭隘部における溶接部
の超音波探傷装置に係り、特に、原子炉圧力容器の内部
において炉心のシュラウドを囲むバッフルプレートに明
けられたマンホールを密閉する閉塞蓋の溶接部のように
狭隘部に位置する溶接部分の検査技術に関するものであ
る。
の超音波探傷装置に係り、特に、原子炉圧力容器の内部
において炉心のシュラウドを囲むバッフルプレートに明
けられたマンホールを密閉する閉塞蓋の溶接部のように
狭隘部に位置する溶接部分の検査技術に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】図３に示すように、沸騰水型原子炉等の
原子炉圧力容器１の内部には、炉心２、シュラウド３、
ジェットポンプ４、バッフルプレート５等が設けられる
が、該バッフルプレート５には、原子炉圧力容器１の内
部構造物の組み立て作業の便を図るために、マンホール
（作業穴・アクセスホール）６が設けられる。
原子炉圧力容器１の内部には、炉心２、シュラウド３、
ジェットポンプ４、バッフルプレート５等が設けられる
が、該バッフルプレート５には、原子炉圧力容器１の内
部構造物の組み立て作業の便を図るために、マンホール
（作業穴・アクセスホール）６が設けられる。
【０００３】そして、各種作業終了後において、マンホ
ール６に閉塞蓋７を落とした状態で溶接部８を形成する
ことによって、閉塞するようにしている。この場合、バ
ッフルプレート５及び閉塞蓋７の構成材料を例えばイン
コネル６００材とし、かつ、溶接材料を例えばインコネ
ル１８２材とすることにより、溶接部８の近傍に応力腐
食割れ等が発生することを抑制することができる。
ール６に閉塞蓋７を落とした状態で溶接部８を形成する
ことによって、閉塞するようにしている。この場合、バ
ッフルプレート５及び閉塞蓋７の構成材料を例えばイン
コネル６００材とし、かつ、溶接材料を例えばインコネ
ル１８２材とすることにより、溶接部８の近傍に応力腐
食割れ等が発生することを抑制することができる。
【０００４】一方、原子力発電プラントにおいては、定
期的あるいは必要に応じて諸設備の健全性を確認するた
めに、狭隘部Ａに位置する溶接部８等についても超音波
探傷検査を実施することが行なわれる。
期的あるいは必要に応じて諸設備の健全性を確認するた
めに、狭隘部Ａに位置する溶接部８等についても超音波
探傷検査を実施することが行なわれる。
【０００５】従来、バッフルプレート５及び閉塞蓋７の
溶接部８を超音波探傷検査する場合には、例えば定期点
検時における原子炉圧力容器内の燃料交換作業に合わせ
て行うようにしており、図３に示すように、上蓋を外し
た状態の原子炉圧力容器１の中に、ウインチ９から垂ら
したワイヤロープ１０で適宜の超音波探傷装置Ｘを吊持
し、該超音波探傷装置Ｘを原子炉圧力容器１の側壁、シ
ュラウド３及びジェットポンプ４の間隙を通して、バッ
フルプレート５の溶接部８近傍まで矢印で示すように吊
り降ろし、原子炉圧力容器１の上方位置の作業台Ｙから
の遠隔操作で、超音波探傷装置Ｘを作動させて、所望位
置の検査を実施するようにしている。
溶接部８を超音波探傷検査する場合には、例えば定期点
検時における原子炉圧力容器内の燃料交換作業に合わせ
て行うようにしており、図３に示すように、上蓋を外し
た状態の原子炉圧力容器１の中に、ウインチ９から垂ら
したワイヤロープ１０で適宜の超音波探傷装置Ｘを吊持
し、該超音波探傷装置Ｘを原子炉圧力容器１の側壁、シ
ュラウド３及びジェットポンプ４の間隙を通して、バッ
フルプレート５の溶接部８近傍まで矢印で示すように吊
り降ろし、原子炉圧力容器１の上方位置の作業台Ｙから
の遠隔操作で、超音波探傷装置Ｘを作動させて、所望位
置の検査を実施するようにしている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
作業環境での超音波探傷検査は、原子炉圧力容器１の側
壁、シュラウド３及びジェットポンプ４の間隙等である
狭隘部Ａに超音波探傷装置Ｘを設置しなければならない
こと、作業環境が水中である（燃料交換作業時に、放射
線の漏洩を防止するために、原子炉圧力容器の内部等に
シール水を張った状態とする）こと、図３に示すように
長大な距離の遠隔操作を余儀なくされること等の悪条件
が重なって、作業性が著しく低下し、かつ、超音波探傷
装置Ｘを正確な位置に設置することや安定状態で作動さ
せることが困難であるという課題が残されている。
作業環境での超音波探傷検査は、原子炉圧力容器１の側
壁、シュラウド３及びジェットポンプ４の間隙等である
狭隘部Ａに超音波探傷装置Ｘを設置しなければならない
こと、作業環境が水中である（燃料交換作業時に、放射
線の漏洩を防止するために、原子炉圧力容器の内部等に
シール水を張った状態とする）こと、図３に示すように
長大な距離の遠隔操作を余儀なくされること等の悪条件
が重なって、作業性が著しく低下し、かつ、超音波探傷
装置Ｘを正確な位置に設置することや安定状態で作動さ
せることが困難であるという課題が残されている。
【０００７】本発明は、上記課題を有効に解決するもの
で、 超音波探傷装置を正確な位置に安定状態に設置するこ
と、 超音波探傷を高い精度で実施すること、 検査作業効率を高めること、 狭隘部への装置の設置及び撤去を円滑にし、かつ、装
置のコンパクト化を図ること等を目的とするものであ
る。
で、 超音波探傷装置を正確な位置に安定状態に設置するこ
と、 超音波探傷を高い精度で実施すること、 検査作業効率を高めること、 狭隘部への装置の設置及び撤去を円滑にし、かつ、装
置のコンパクト化を図ること等を目的とするものであ
る。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明では、狭隘部に水平に配される検査対象
構造物の溶接部の超音波探傷を行う装置であって、狭隘
部まで吊り下げられ検査対象構造物の上に配される固定
フレームと、該固定フレームの下面に配設され検査対象
構造物に吸着して固定フレームを固定する磁着手段と、
固定フレームの検査対象構造物に対する固定位置を確認
する位置確認手段と、固定フレームに搭載され超音波探
触子を水平方向に往復移動させるスライド機構と、固定
フレームとスライド機構との間に介在した状態に配設さ
れスライド機構を水平旋回させる旋回部とを具備する狭
隘部における溶接部の超音波探傷装置を提供している。
ために、本発明では、狭隘部に水平に配される検査対象
構造物の溶接部の超音波探傷を行う装置であって、狭隘
部まで吊り下げられ検査対象構造物の上に配される固定
フレームと、該固定フレームの下面に配設され検査対象
構造物に吸着して固定フレームを固定する磁着手段と、
固定フレームの検査対象構造物に対する固定位置を確認
する位置確認手段と、固定フレームに搭載され超音波探
触子を水平方向に往復移動させるスライド機構と、固定
フレームとスライド機構との間に介在した状態に配設さ
れスライド機構を水平旋回させる旋回部とを具備する狭
隘部における溶接部の超音波探傷装置を提供している。
【０００９】
【作用】本発明に係る超音波探傷装置にあっては、装置
を狭隘部に吊り降ろして、位置確認手段によって装置の
固定位置を確認しながら検査対象構造物に対して位置決
めし、磁着手段の作動によって狭隘部の検査対象構造物
の上面に固定する。旋回部の旋回駆動によって超音波探
触子の旋回位置を設定し、かつ、スライド機構の作動に
よって超音波探触子の水平方向の位置を設定する。超音
波探触子の位置をずらしながら、超音波探触子の作動に
よる超音波探傷が実施される。
を狭隘部に吊り降ろして、位置確認手段によって装置の
固定位置を確認しながら検査対象構造物に対して位置決
めし、磁着手段の作動によって狭隘部の検査対象構造物
の上面に固定する。旋回部の旋回駆動によって超音波探
触子の旋回位置を設定し、かつ、スライド機構の作動に
よって超音波探触子の水平方向の位置を設定する。超音
波探触子の位置をずらしながら、超音波探触子の作動に
よる超音波探傷が実施される。
【００１０】
【実施例】以下、図１および図２に基づいて、本発明に
係る狭隘部における溶接部の超音波探傷装置の一実施例
を説明する。
係る狭隘部における溶接部の超音波探傷装置の一実施例
を説明する。
【００１１】これら各図において、符号Ｘは超音波探傷
装置、符号Ａは狭隘部、符号Ｓは指標、符号２０は固定
フレーム、符号２１は磁着手段、符号２２は位置確認手
段、符号２３はスライド機構、符号２４は旋回部、符号
２５は押圧手段、符号２６は超音波探触子、符号２７は
軸受部である。
装置、符号Ａは狭隘部、符号Ｓは指標、符号２０は固定
フレーム、符号２１は磁着手段、符号２２は位置確認手
段、符号２３はスライド機構、符号２４は旋回部、符号
２５は押圧手段、符号２６は超音波探触子、符号２７は
軸受部である。
【００１２】前記固定フレーム２０は、狭隘部Ａの中
に、バッフルプレート（検査対象構造物）５の上面ま
で、図３に示したワイヤロープ１０によって吊り降ろさ
れるもので、上部に吊り上げ金具２０ａが配され、全体
として天板と底板を有する直方体状のフレーム構造物で
あって、底板の下部に後述するスライド機構収納するス
ペースを形成するように下部四隅に脚部２０ｂを有する
ものである。
に、バッフルプレート（検査対象構造物）５の上面ま
で、図３に示したワイヤロープ１０によって吊り降ろさ
れるもので、上部に吊り上げ金具２０ａが配され、全体
として天板と底板を有する直方体状のフレーム構造物で
あって、底板の下部に後述するスライド機構収納するス
ペースを形成するように下部四隅に脚部２０ｂを有する
ものである。
【００１３】前記磁着手段２１は、前記四本の脚部２０
ｂの下部にそれぞれ取り付けられた電磁石である。
ｂの下部にそれぞれ取り付けられた電磁石である。
【００１４】前記位置確認手段２２は、後述する筒状の
旋回スリーブを透して下方を臨むように固定フレーム２
０に取り付けられたテレビカメラ２２ａと、旋回部に固
定されて閉塞蓋７に光を照射しテレビカメラ２２ａによ
る指標Ｓの撮影を容易にする照明灯２２ｂとを具備する
構成となっている。
旋回スリーブを透して下方を臨むように固定フレーム２
０に取り付けられたテレビカメラ２２ａと、旋回部に固
定されて閉塞蓋７に光を照射しテレビカメラ２２ａによ
る指標Ｓの撮影を容易にする照明灯２２ｂとを具備する
構成となっている。
【００１５】前記スライド機構２３は、図２に示される
ように、前記固定フレーム下部のスペースに収納状態と
されるガイド２３ａと、該ガイド２３ａに水平方向に移
動可能に支持される往復ブラケット２３ｂと、該往復ブ
ラケット２３ｂに螺合状態に配されるボールネジ２３ｃ
と、該ボールネジ２３ｃにギヤボックス２３ｄを介して
接続されボールネジ２３ｃを回転させて往復ブラケット
２３ｂを移動させるためのスライド用モータ２３ｅおよ
びロータリーエンコーダ２３ｆとを具備する構成となっ
ている。
ように、前記固定フレーム下部のスペースに収納状態と
されるガイド２３ａと、該ガイド２３ａに水平方向に移
動可能に支持される往復ブラケット２３ｂと、該往復ブ
ラケット２３ｂに螺合状態に配されるボールネジ２３ｃ
と、該ボールネジ２３ｃにギヤボックス２３ｄを介して
接続されボールネジ２３ｃを回転させて往復ブラケット
２３ｂを移動させるためのスライド用モータ２３ｅおよ
びロータリーエンコーダ２３ｆとを具備する構成となっ
ている。
【００１６】前記旋回部２４は、固定フレーム２０の中
央部に天板および底板を貫通状態に軸受部２７を介在さ
せて水平旋回可能に配される筒状の旋回スリーブ２４ａ
と、固定フレーム２０の内面に配される旋回モータ（旋
回駆動源）２４ｂと、該旋回モータ２４ｂによって回転
駆動させられるギヤ２４ｃと、該ギヤ２４ｃに噛み合う
とともに旋回スリーブ２４ａと一体に配される旋回ギヤ
２４ｄと、該旋回ギヤ２４ｄに噛み合うギヤ２４ｅを介
して旋回スリーブ２４ａの回転数を検出するロータリー
エンコーダ２４ｆとを具備する構成となっている。そし
て、旋回スリーブ２４ａの下端には、前記スライド機構
２３が固定されており、この旋回部２４を駆動してスラ
イド機構２３を旋回することにより、固定フレーム２０
下部の任意の旋回位置にスライダ機構２３を設定するこ
とができるようになっている。
央部に天板および底板を貫通状態に軸受部２７を介在さ
せて水平旋回可能に配される筒状の旋回スリーブ２４ａ
と、固定フレーム２０の内面に配される旋回モータ（旋
回駆動源）２４ｂと、該旋回モータ２４ｂによって回転
駆動させられるギヤ２４ｃと、該ギヤ２４ｃに噛み合う
とともに旋回スリーブ２４ａと一体に配される旋回ギヤ
２４ｄと、該旋回ギヤ２４ｄに噛み合うギヤ２４ｅを介
して旋回スリーブ２４ａの回転数を検出するロータリー
エンコーダ２４ｆとを具備する構成となっている。そし
て、旋回スリーブ２４ａの下端には、前記スライド機構
２３が固定されており、この旋回部２４を駆動してスラ
イド機構２３を旋回することにより、固定フレーム２０
下部の任意の旋回位置にスライダ機構２３を設定するこ
とができるようになっている。
【００１７】前記押圧手段２５は、往復ブラケット２３
ｂに固定され、その先端に取り付けた超音波探触子２６
をバッフルプレート５に弾発力によって押圧する押付シ
リンダである。
ｂに固定され、その先端に取り付けた超音波探触子２６
をバッフルプレート５に弾発力によって押圧する押付シ
リンダである。
【００１８】なお、前記指標Ｓは、例えばバッフルプレ
ート５に明けられたマンホール６を閉塞している閉塞蓋
７の中心に形成されたボルト穴とされる。
ート５に明けられたマンホール６を閉塞している閉塞蓋
７の中心に形成されたボルト穴とされる。
【００１９】このように構成されている超音波探傷装置
Ｘであると、図３に示した例と同様に、ウインチ９のワ
イヤロープ１０の操作等によって、固定フレーム２０の
吊り上げ金具２０ａを利用して、超音波探傷装置Ｘを吊
り下げ、狭隘部Ａに沿って水中を下降させてバッフルプ
レート（検査対象構造物）５の上に配置する。
Ｘであると、図３に示した例と同様に、ウインチ９のワ
イヤロープ１０の操作等によって、固定フレーム２０の
吊り上げ金具２０ａを利用して、超音波探傷装置Ｘを吊
り下げ、狭隘部Ａに沿って水中を下降させてバッフルプ
レート（検査対象構造物）５の上に配置する。
【００２０】この超音波探傷装置Ｘの配置作業において
は、旋回部２４によってスライド機構２３を水平旋回さ
せて固定フレーム２０下部のスペースに収納状態とし
て、狭隘部Ａに対する装置の挿入性を向上させる。そし
て、照明灯２２ｂの光を閉塞蓋７の指標Ｓ付近に照射し
てテレビカメラ２２ａの作動によって、指標Ｓの位置を
確認しながら旋回スリーブ２４ａの旋回中心と指標Ｓと
を一致させた位置にて位置決めした後に、超音波探傷装
置Ｘの脚部２０ｂをバッフルプレート５に接触させて電
磁石からなる磁着手段２１を作動させることにより、固
定フレーム２０をバッフルプレート５に固定する。
は、旋回部２４によってスライド機構２３を水平旋回さ
せて固定フレーム２０下部のスペースに収納状態とし
て、狭隘部Ａに対する装置の挿入性を向上させる。そし
て、照明灯２２ｂの光を閉塞蓋７の指標Ｓ付近に照射し
てテレビカメラ２２ａの作動によって、指標Ｓの位置を
確認しながら旋回スリーブ２４ａの旋回中心と指標Ｓと
を一致させた位置にて位置決めした後に、超音波探傷装
置Ｘの脚部２０ｂをバッフルプレート５に接触させて電
磁石からなる磁着手段２１を作動させることにより、固
定フレーム２０をバッフルプレート５に固定する。
【００２１】次いで、固定フレーム２０の固定後に、旋
回部２４の作動によって超音波探触子２６の旋回位置の
設定と、スライド機構２３の作動による超音波探触子２
６の半径方向の位置の設定とが行われる。
回部２４の作動によって超音波探触子２６の旋回位置の
設定と、スライド機構２３の作動による超音波探触子２
６の半径方向の位置の設定とが行われる。
【００２２】旋回位置の設定作業は、固定フレーム２０
の固定状態で、旋回部２４における旋回モータ２４ｃを
作動させ、ギヤ２４ｄ、旋回ギヤ２４ｅを介して旋回ス
リーブ２４ａと一体のスライド機構２３を回転させるこ
とによって行われる。
の固定状態で、旋回部２４における旋回モータ２４ｃを
作動させ、ギヤ２４ｄ、旋回ギヤ２４ｅを介して旋回ス
リーブ２４ａと一体のスライド機構２３を回転させるこ
とによって行われる。
【００２３】半径方向の位置設定作業は、スライド機構
２３におけるスライド用モータ２３ｅを作動させ、ギヤ
ボックス２３ｄを介してボールネジ２３ｃに回転を伝達
し、ボールネジ２３ｃの回転をこれに螺合する往復ブラ
ケット２４ｂの直線運動に変換し、往復ブラケット２４
ｂに押圧手段２５を介して固定された超音波探触子２６
を所望の位置に設定する。この場合にあっては、超音波
探触子２６は、押付シリンダ２５の弾発力によってバッ
フルプレート５の表面に押し付けられるため、その表面
の凹凸による影響等を吸収して緊密な接触状態を保持す
る。
２３におけるスライド用モータ２３ｅを作動させ、ギヤ
ボックス２３ｄを介してボールネジ２３ｃに回転を伝達
し、ボールネジ２３ｃの回転をこれに螺合する往復ブラ
ケット２４ｂの直線運動に変換し、往復ブラケット２４
ｂに押圧手段２５を介して固定された超音波探触子２６
を所望の位置に設定する。この場合にあっては、超音波
探触子２６は、押付シリンダ２５の弾発力によってバッ
フルプレート５の表面に押し付けられるため、その表面
の凹凸による影響等を吸収して緊密な接触状態を保持す
る。
【００２４】このようにして、超音波探傷検査を実施す
る場合には、旋回部２４およびスライド機構２３の作動
によって、超音波探触子２６の位置を閉塞蓋７の周方向
および半径方向に移動しながら、超音波探触子２６を作
動させて行われることになる。
る場合には、旋回部２４およびスライド機構２３の作動
によって、超音波探触子２６の位置を閉塞蓋７の周方向
および半径方向に移動しながら、超音波探触子２６を作
動させて行われることになる。
【００２５】そして、超音波探傷検査終了後に超音波探
傷装置Ｘを引き上げる作業は、スライド機構２３を挿入
時と同様に固定フレーム２０下部のスペースに収納状態
とし、磁着手段２１への通電を遮断して固定フレーム２
０をバッフルプレート５から切り放して行われる。
傷装置Ｘを引き上げる作業は、スライド機構２３を挿入
時と同様に固定フレーム２０下部のスペースに収納状態
とし、磁着手段２１への通電を遮断して固定フレーム２
０をバッフルプレート５から切り放して行われる。
【００２６】なお、本実施例において、位置確認手段２
２をテレビカメラ２２ａと照明灯２２ｂとからなるもの
としたが、テレビカメラ２２ａに代えて、旋回スリーブ
２４ａ内に照準器を設けることにしてもよい。
２をテレビカメラ２２ａと照明灯２２ｂとからなるもの
としたが、テレビカメラ２２ａに代えて、旋回スリーブ
２４ａ内に照準器を設けることにしてもよい。
【００２７】
【発明の効果】以上、説明したように本発明による超音
波探傷装置によれば、狭隘部における検査対象構造物の
上まで吊り降ろされる固定フレームと、固定フレームを
検査対象構造物に吸着する磁着手段と、固定フレームの
位置確認手段と、固定フレームに支持される旋回部と、
旋回部に搭載され超音波探触子を半径方向に往復移動さ
せるスライド機構とを具備するものであるから、以下の
ような効果を奏する。（１） 固定フレームの中心にあ
る位置確認手段によって検査対象構造物に固定フレーム
の固定位置を直接確認するので所望の検査位置に超音波
探傷装置を短時間で設置することができる。 （２） 固定フレームを磁着手段によって固定するの
で、装置が検査対象構造物に確実に固定され、旋回部お
よびスライド機構による位置の設定および超音波探触子
の移動を正確にし、超音波探傷検査の精度を高めること
ができる。 （３） 磁着手段によって装置を固定するので、装置の
着脱が容易であり、作業効率を高めることができる。
波探傷装置によれば、狭隘部における検査対象構造物の
上まで吊り降ろされる固定フレームと、固定フレームを
検査対象構造物に吸着する磁着手段と、固定フレームの
位置確認手段と、固定フレームに支持される旋回部と、
旋回部に搭載され超音波探触子を半径方向に往復移動さ
せるスライド機構とを具備するものであるから、以下の
ような効果を奏する。（１） 固定フレームの中心にあ
る位置確認手段によって検査対象構造物に固定フレーム
の固定位置を直接確認するので所望の検査位置に超音波
探傷装置を短時間で設置することができる。 （２） 固定フレームを磁着手段によって固定するの
で、装置が検査対象構造物に確実に固定され、旋回部お
よびスライド機構による位置の設定および超音波探触子
の移動を正確にし、超音波探傷検査の精度を高めること
ができる。 （３） 磁着手段によって装置を固定するので、装置の
着脱が容易であり、作業効率を高めることができる。
【図１】本発明に係る狭隘部における溶接部の超音波探
傷装置の一実施例を示す一部を断面した正面図である。
傷装置の一実施例を示す一部を断面した正面図である。
【図２】図１の超音波探傷装置を下方から見た平面図で
ある。
ある。
【図３】原子炉圧力容器と超音波探傷装置との関係を示
す一部を断面した斜視図である。
す一部を断面した斜視図である。
Ａ 狭隘部 Ｘ 超音波探傷装置 Ｙ 作業台 Ｓ 指標（ボルト穴） １ 原子炉圧力容器 ２ 炉心 ３ シュラウド ４ ジェットポンプ ５ バッフルプレート（検査対象構造物） ６ マンホール（作業穴・アクセスホール） ７ 閉塞蓋 ８ 溶接部 ９ ウインチ １０ ワイヤロープ ２０ 固定フレーム ２０ａ 吊り上げ金具 ２０ｂ 脚部 ２１ 磁着手段（電磁石） ２２ 位置確認手段 ２２ａ テレビカメラ ２２ｂ 照明灯 ２３ スライド機構 ２３ａ ガイド ２３ｂ 往復ブラケット ２３ｃ ボールネジ ２３ｄ ギヤボックス ２３ｅ スライド用モータ ２３ｆ ロータリーエンコーダ ２４ 旋回部 ２４ａ 旋回スリーブ ２４ｂ 旋回モータ（旋回駆動源） ２４ｃ・２４ｅ ギヤ ２４ｄ 旋回ギヤ ２４ｆ ロータリーエンコーダ ２５ 押圧手段（押付シリンダ） ２６ 超音波探触子 ２７ 軸受部
Claims (1)
- 【請求項１】 狭隘部に水平に配される検査対象構造物
の溶接部の超音波探傷を行う装置であって、狭隘部まで
吊り下げられ検査対象構造物の上に配される固定フレー
ムと、該固定フレームの下面に配設され検査対象構造物
に吸着して固定フレームを固定する磁着手段と、固定フ
レームの検査対象構造物に対する固定位置を確認する位
置確認手段と、固定フレームに搭載され超音波探触子を
水平方向に往復移動させるスライド機構と、固定フレー
ムとスライド機構との間に介在した状態に配設されスラ
イド機構を水平旋回させる旋回部とを具備することを特
徴とする狭隘部における溶接部の超音波探傷装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3339092A JPH05172792A (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 狭隘部における溶接部の超音波探傷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3339092A JPH05172792A (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 狭隘部における溶接部の超音波探傷装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05172792A true JPH05172792A (ja) | 1993-07-09 |
Family
ID=18324187
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3339092A Withdrawn JPH05172792A (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 狭隘部における溶接部の超音波探傷装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05172792A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001305117A (ja) * | 2000-04-27 | 2001-10-31 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | ダイヤフラム検査装置 |
| WO2016053858A1 (en) * | 2014-09-30 | 2016-04-07 | Aktiebolaget Skf | Ultrasonic thickness gauge with interface to hand-held instrument |
-
1991
- 1991-12-20 JP JP3339092A patent/JPH05172792A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001305117A (ja) * | 2000-04-27 | 2001-10-31 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | ダイヤフラム検査装置 |
| JP4644907B2 (ja) * | 2000-04-27 | 2011-03-09 | 株式会社Ｉｈｉ | ダイヤフラム検査装置 |
| WO2016053858A1 (en) * | 2014-09-30 | 2016-04-07 | Aktiebolaget Skf | Ultrasonic thickness gauge with interface to hand-held instrument |
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