JPH05172624A - 圧電型振動センサ装置 - Google Patents

圧電型振動センサ装置

Info

Publication number
JPH05172624A
JPH05172624A JP34343291A JP34343291A JPH05172624A JP H05172624 A JPH05172624 A JP H05172624A JP 34343291 A JP34343291 A JP 34343291A JP 34343291 A JP34343291 A JP 34343291A JP H05172624 A JPH05172624 A JP H05172624A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration sensor
package
piezoelectric
sensor device
notch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34343291A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Kunimura
智 國村
Shiro Nakayama
四郎 中山
Katsuhiko Takahashi
克彦 高橋
Takayuki Imai
隆之 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP34343291A priority Critical patent/JPH05172624A/ja
Publication of JPH05172624A publication Critical patent/JPH05172624A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度変化による変形が回路基板の感度に影響
を与え、変化するのを抑制する。 【構成】 基板3と、この基板の感知軸に垂直な測定面
に固定された感知部11と、この感知部上に固着された
荷重体12を有し、感知部は、圧電フィルム7の両面に
金属薄板8を接着一体化した膜状圧電体9と、この圧電
体の両面に固着された2枚の板状剛体よりなる支持板1
0からなる振動センサユニットを中空パッケージ21の
間に納めた圧電型振動センサ装置1において、上記中空
パッケージの底部側に温度変化に伴って、パッケージに
発生する応力を集中させるパッケージの厚さの10〜5
0%のノッチを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、膜状圧電体を用いた圧
電型振動センサ装置に関し、特に温度変化による感度の
変化を抑制したものである。
【0002】
【従来の技術】圧電型振動センサ装置に関して本発明者
等は、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)などの高分子
圧電体フィルムを圧縮することによって発生する電荷を
利用して、構造が簡単で、衝撃に強く、感度の異方性が
大きく、焦電出力の小さい圧電型振動センサ装置を提案
し、特願平1−113255号、同1−251405
号、同1−38277号として特許出願している。
【0003】図2は、このような振動センサ装置を例示
するものである。この振動センサ装置1は、圧電型振動
センサ2と、この圧電型振動センサからの出力をインピ
ーダンス変換するインピーダンス変換回路や出力増幅回
路などを搭載した回路基板3とからなる振動センサユニ
ット4をパッケージ5内に収容したものである。この振
動センサユニット4は、回路基板3の一方の面側に圧電
型振動センサ2を取り付け、他方の面側に回路6を配設
して構成されている。
【0004】この圧電型振動センサ2は、図3に示すよ
うに、PVDFなどの高分子フィルムからなる圧電体フ
ィルム7の両面に銅箔などの電極となる金属薄板8,8
を接着一体化した膜状圧電体9の両面に、ガラスエポキ
シ板などの剛体からなる支持板10,10を接着一体化
して感知部11が形成され、この感知部11の上に、荷
重体12を載置して構成されている。この感知部11内
の各層間の接着には、エポキシ系接着剤などの誘電性接
着剤が使用されている。図中符号13,14はその接着
層を示している。
【0005】この圧電型振動センサは、このような構成
としたので、小型化が可能となり、製造も容易である
上、圧電体に高分子フィルムを用いているために、従来
問題となっていた圧電体(従来はセラミックス圧電体)
の脆性に起因する圧電体そのものの衝撃時の破損がない
などの数々の利点を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記圧
電型振動センサ装置(以下センサ装置という)は、パッ
ケージ5が被測定物に強固に固定され、その振動を測定
するのであるが、温度が変化すると、パッケージ5と被
測定物との熱膨張係数の違いから、パッケージ5が歪を
受けて変形し、これが感知部の運動モードを変化させる
ため、測定感度が変ってしまう。
【0007】このような問題を解決するには、被測定物
とセンサの間に、熱膨張係数の違いによる歪を吸収する
柔らかいバッファ層を介在させればよいが、上記バッフ
ァ層は、同時に振動も吸収するダンパとして作用するの
で不適当である。
【0008】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、被測定物とセンサ装置の間に熱膨張係数の違いに
よる歪は吸収するが、振動を吸収するダンパとしては作
用しない部分を有する圧電型振動センサ装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の圧電型振動セン
サ装置においては、基板と、この基板上に固定された感
知部と、この感知部上に固着され、慣性質量部として作
用する剛体からなる荷重体を有する振動センサユニット
を中空パッケージ内に納め、上記振動センサユニットの
基板のみを、中空パッケージに浮かして固定し、中空パ
ッケージの底部を被測定物に取付けるようにした圧電型
振動センサ装置において、上記中空パッケージの底部側
に温度変化に伴って、パッケージに発生する応力を集中
させるパッケージの厚さの10〜50%のノッチを設け
たことを問題解決の手段とした。
【0010】
【作用】本発明は上記の構成となっているので、被測定
物とパッケージとの熱膨張係数の差があり温度変化によ
ってパッケージが被測定物によって変形させられても、
ノッチに変形が集中し、ノッチのセンサ装置側には変形
がほとんど伝達されない。
【0011】以下本発明を詳しく説明する。図1は本発
明に係るセンサ装置の一実施例を示すもので、図2、図
3と同一部分には同一符号を付してその説明を簡略化す
る。
【0012】図中21は中空のパッケージで、下部パッ
ケージ22とこれを覆って固着された上部パッケージで
ある。この下部パッケージの上縁には、振動センサユニ
ット4の基板3の周部のみが固着されている。この下部
パッケージの上記上縁と被測定物に取付けられる部分と
の間の下部パッケージには、ノッチ24が形成されてい
る。
【0013】このノッチ24は、下部パッケージの外面
或いは内面のいずれに形成されていてもよく、その深さ
は、パッケージの厚さの10〜50%の範囲が適当であ
る。深さが厚さの10%未満では歪の緩和効果が少な
く、50%を越えるとパッケージの強度が低下し、正確
な測定が出来なくなる。
【0014】次に実施例、比較例を示して本発明を具体
的に説明する。 (実施例,比較例)厚さ100μm,5mm角のPVD
F圧電フィルムの両面に、厚さ30μm,5mm角の銅
箔を接着し、さらにその両面に厚さ1.5mm、5mm
角のガラスエポキシ板を接着した。この一方の面に、重
さ1gのしんちゅう片を固着し、他方の面を、回路が両
面に形成されている径10mmの回路基板3に接着し、
電気的に接続し振動センサユニット4を形成した。
【0015】この振動センサユニット4の回路基板3
を、外径10mm、内径8mm、深さ4mmの円筒状
で、円筒状の中間にノッチ24が形成された下部パッケ
ージの上縁に接着し、上から上部パッケージ23で覆い
固定し、センサ装置とした。上記下部、上部のパッケー
ジ22,23はカーボンファイバを分散させたポリブチ
レンテレフタレート(PBT)をモールドしてつくられ
るので、所望の深さのノッチの成形は容易である。
【0016】下部パッケージの厚さ(1mm)に対する
ノッチの深さの割合を種々変えた上記構成のセンサを用
い、25℃における感度を1とした場合の−40〜80
℃の温度範囲の感度の変化を、80Hz,1Gの振動を
加えて測定した。結果を表1に示す。
【0017】
【表1】
【0018】表1より明らかなように、本発明のセンサ
では、温度による感度のドリフトが低減されることがわ
かる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の圧電型振
動センサ装置は振動センサユニットの基板のみを、パッ
ケージによって支持し、この基板と被測定物との間のパ
ッケージにノッチを設けることにより、温度変化による
歪がこのノッチに集中し、回路基板に対する影響が避け
られる。また、パッケージはモールド成形されるので、
一定形状のノッチが設けられたパッケージの作製は容易
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る圧電型振動センサ装置の一実施
例を示す縦断面図である。
【図2】 従来の圧電型振動センサ装置の一例を示す側
面断面図である。
【図3】 従来の振動センサ装置の要部拡大図である。
【符号の説明】
1…振動センサ装置、2…圧電型振動センサ(セン
サ)、3…基板(回路基板)、4…振動センサユニッ
ト、5…パッケージ、6…回路、7…圧電体フィルム、
8…金属薄板、9…膜状圧電体、10…支持板、11…
感知部、12…荷重体、13,14…接着層、21…中
空パッケージ、22…下部パッケージ、23…上部パッ
ケージ、24…ノッチ
フロントページの続き (72)発明者 今井 隆之 東京都江東区木場一丁目5番1号 藤倉電 線株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、この基板上に固定された感知部
    と、この感知部上に固着され、慣性質量部として作用す
    る剛体からなる荷重体を有する振動センサユニットを中
    空パッケージ内に納め、上記振動センサユニットの基板
    のみを、中空パッケージに浮かして固定し、中空パッケ
    ージの底部を被測定物に取付けるようにした圧電型振動
    センサ装置において、 上記中空パッケージの底部側に温度変化に伴って、パッ
    ケージに発生する応力を集中させるパッケージの厚さの
    10〜50%のノッチを設けたことを特徴とする圧電型
    振動センサ装置。
JP34343291A 1991-12-25 1991-12-25 圧電型振動センサ装置 Pending JPH05172624A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34343291A JPH05172624A (ja) 1991-12-25 1991-12-25 圧電型振動センサ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34343291A JPH05172624A (ja) 1991-12-25 1991-12-25 圧電型振動センサ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05172624A true JPH05172624A (ja) 1993-07-09

Family

ID=18361473

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34343291A Pending JPH05172624A (ja) 1991-12-25 1991-12-25 圧電型振動センサ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05172624A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005155827A (ja) * 2003-11-27 2005-06-16 Fujitsu Ten Ltd 固定構造
EP3480568A1 (en) * 2017-11-06 2019-05-08 Yamaha Corporation Sensor unit and musical instrument

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005155827A (ja) * 2003-11-27 2005-06-16 Fujitsu Ten Ltd 固定構造
EP3480568A1 (en) * 2017-11-06 2019-05-08 Yamaha Corporation Sensor unit and musical instrument
US10883871B2 (en) 2017-11-06 2021-01-05 Yamaha Corporation Sensor unit and musical instrument

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0399680B1 (en) Piezoelectric acceleration sensor
JP3427032B2 (ja) エレクトレットコンデンサマイクロホン
JPH05172624A (ja) 圧電型振動センサ装置
JPH0850142A (ja) 半導体加速度センサ及びその製造方法
JPH0862242A (ja) 加速度センサ
JPS61259174A (ja) 力学量センサ
JPH08114622A (ja) フルモールド実装型加速度センサ
JPH04295770A (ja) 圧電型加速度センサ
JP2006153804A (ja) 圧力センサ
JP2000275126A (ja) 力センサ回路
JPS61266931A (ja) 圧力センサ
JPH0329498A (ja) 超音波トランスジューサ実装筐体および実装方法
JPH06207947A (ja) 圧電型振動センサ
JP2001074766A (ja) 加速度センサ
JPH09119860A (ja) 圧電型振動センサ装置
JPH0430545Y2 (ja)
JPH11248556A (ja) 圧電センサ
JPH03231157A (ja) 加速度センサ装置
JPH06148227A (ja) 圧電型振動センサ
JPH06249721A (ja) 圧電型振動センサ装置
JPH052859Y2 (ja)
JPH04290964A (ja) 圧電型加速度センサ
JPH05203666A (ja) 圧電型振動センサ
JPH0526897A (ja) 加速度センサ装置
JPH06249872A (ja) 圧電型振動センサとその製造方法