JPH0430545Y2 - - Google Patents

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JPH0430545Y2
JPH0430545Y2 JP1985157347U JP15734785U JPH0430545Y2 JP H0430545 Y2 JPH0430545 Y2 JP H0430545Y2 JP 1985157347 U JP1985157347 U JP 1985157347U JP 15734785 U JP15734785 U JP 15734785U JP H0430545 Y2 JPH0430545 Y2 JP H0430545Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、検出電極部分の構造が改良された
振動容量型の表面電位検出装置に関する。
[従来の技術] いわゆる振動容量型と称されている表面電位検
出装置では、たとえば圧電音叉等からなる振動手
段上に検出電極が絶縁層を介して固定的に設けら
れている。この検出電極が振動手段の振動に伴つ
て振動され、該検出電極の測定対象表面との間の
容量変化に基づき、表面電位が検出される。
第3図は、この種の表面電位検出装置の一例を
示し、ここでは振動手段として圧電音叉1が用い
られている。圧電音叉1では、音叉2の一方面に
励振用圧電体3,3が取付けられており、他方、
この圧電音叉1の先端に検出電極5が絶縁板4を
介して設けられている。通常、絶縁板4は、たと
えばプラスチツク板あるいはセラミツク板からな
り、これらの板上に検出電極5が公知の厚膜形成
法あるいは薄膜形成法により形成されている。
[考案が解決しようとする問題点] 従来の表面電位検出装置では、検出電極は、比
較的厚みの厚いプラスチツク板あるいはセラミツ
ク板等からなる絶縁板上に形成されている。した
がつて、この絶縁板をも駆動しなければならない
ため、振動手段の駆動に大きな駆動電力を与えな
ければならなかつた。
また、検出電極5から出力を取出すに際して
は、検出電極5に接続されているリード線6が用
いられている。よつて、リード線6を要するだけ
でなく、該リード線6の接続作業を行なわなけれ
ばならない。のみならず、検出電極5が振動され
るものであるため、リード線6は、可撓性に優れ
かつ繰返し疲労強度にも優れた高価な材料により
構成しなければならなかつた。
よつて、この考案の目的は、比較的構造が簡単
であり、したがつて安価に製造することができ、
さらに駆動に大きな電力を必要としない構造の検
出電極を備えた表面電位検出装置を提供すること
にある。
[問題点を解決するための手段] この考案の表面電位検出装置も、金属音叉およ
びそこに貼り付けられた圧電体からなる圧電音叉
と、金属音叉上に絶縁層を介して固定的に設けら
れた検出電極とを備え、この検出電極が圧電音叉
の振動に伴つて振動され、該検出電極の測定対象
表面との間の容量変化に基づき表面電位が検出さ
れるように構成されている。そして、この考案で
は、少なくとも一部が金属音叉にゴム硬度の低い
接着剤により接着されたフレキシブルプリント基
板が備えられている。このフレキシブルプリント
基板上に形成される電極パターンの一部すなわち
検出電極パターンが、上記した検出電極を構成し
ており、かつフレキシブルプリント基板上には、
この検出電極パターンに連なつて引出電極パター
ンが形成されている。
[作用] この考案では、検出電極は、フレキシブルプリ
ント基板上に形成された電極パターンにより構成
されており、該フレキシブルプリント基板が金属
音叉に接着固定されている。よつて、従来のよう
な比較的厚みの厚い絶縁板を要しないので、駆動
に大きな電力を必要としないことがわかる。
また、フレキシブルプリント基板上には、引出
電極パターンも構成されており、よつて引出用に
別途線を要することなく、リード線の接続作業を
も必要としない。フレキシブルプリント基板は、
可撓性にすぐれているため、金属音叉の振動を阻
害しない。したがつて、比較的簡単な構造で、信
頼性に優れた表面電位検出装置を安価に得ること
が可能とされている。
[実施例の説明] 第1図および第2図は、この考案の一実施例を
説明するための平面図および側面図である。ここ
では、圧電音叉11が用いられている。圧電音叉
11は、金属音叉12と、金属音叉12の内面に
貼り付けられた圧電体13,13とからなる。こ
の圧電音叉11は、自励振回路により駆動可能な
ものであり、したがつて周波数および振幅ともに
極めて安定なものとされている。
他方、この実施例では、圧電音叉11の外面
に、フレキシブル基板15が接着・固定されてい
る。フレキシブルプリント基板15は、音叉12
とともに振動されるものであるため、接着に際し
ては、ゴム硬度が低い(20〜30度)シリコーン接
着剤を用いることが好ましい。硬度の高いエポキ
シ系あるいはアクリル系の接着剤は、圧電音叉1
1の振動を抑制し、したがつて検出電極(後述)
の振幅が減少し、また振幅の温度特性も低下する
ため好ましくない。
フレキシブルプリント基板15上には、検出電
極パターン16および引出電極パターン17が形
成されている。引出電極パターン17は、検出電
極16と連なる接続部17aおよび外部との接続
のための引出部17bを有する。このような検出
電極パターン16および引出電極パターン17
は、たとえばポリイミドからなるフレキシブル基
板上に銅薄膜を一様に形成し、エツチングにより
図示のような形状に形成することができる。この
実施例では、引出電極パターン17は、圧電音叉
11の節まで至るように形成されている。すなわ
ち振動の節上に引出部17bが形成されている。
よつて、圧電音叉11が駆動された場合であつて
も、引出し部17bには該振動は伝達されず、し
たがつて引出部17bにおける接続不良や、引出
部17bに接続されるリード線の断線等が生じる
ことはない。また、この引出電極パターン17
は、第5図に示した従来の表面電位検出装置にお
けるリード線6の代わりを果たすものである。し
たがつて、可撓性および繰返し疲労強度に優れた
高価な材料からなるリード線を用意する必要もな
い。
上記実施例の表面電位検出装置では、測定に際
し圧電音叉11が振動され、それに伴つてフレキ
シブルプリント基板15が振動される。このフレ
キシブルプリント基板は、たとえばポリイミド樹
脂等からなり、従来の絶縁板4に比べてはるかに
厚みの薄いものである。よつて、圧電音叉11を
駆動するのにさほど大きな電力を必要としない。
また、フレキシブルプリント基板15は、その名
のとおり容易に屈曲され得るものであるため、圧
電音叉11の振動を拘束することもなく、よつて
より一層小さい電力で検出電極パターン16を振
動させ得ることがわかる。
なお、この実施例では、検出電極としての検出
電極パターン16は金属音叉12の外側に設けら
れており、すなわち圧電体13と逆の側に設けら
れている。よつて。検出電極としての検出電極パ
ターン16と圧電体13との間にグラウンド電位
に接続される金属音叉12が配置されているの
で、金属音叉12によるシールド効果が大きく、
その結果圧電体13の駆動電圧に起因するノイズ
が低減されている。
第1図および第2図に示した実施例の構造の具
体的な大きさの一例を示すと、フレキシブルプリ
ント基板15は、2.5×21mmの大きさであり、
35μmの厚みのポリイミドフイルムに1オンス厚
みの銅が一様に付着されたものが用いられ、その
場合、検出電極パターン16は2.1×7mm、引出
電極パターン17の接続部17aは0.3×11mm、
引出部17bは直径1.0mmの大きさに形成される。
また、圧電音叉としては、幅2.5mm、長さ20mmお
よび厚み0.4mmのものが用いられる。この場合、
フレキシブルプリント基板15を貼り付ける接着
剤層は、10〜20μmの厚みを有し、したがつて金
属音叉12の外表面と検出電極パターン16との
間の距離は80〜90μm程度となる。よつて、両者
の間隔が極めて近く、したがつて上述のように圧
電体13の駆動電圧に起因するノイズが極めて小
さくされ得ることがわかる。
[考案の効果] この考案では、金属音叉にフレキシブルプリン
ト基板が接着・固定されており、かつこのフレキ
シブルプリント基板上に検出電極となる検出電極
パターンおよび引出電極パターンが形成されてい
るので、従来のプラスチツク板等からなる比較的
厚みの厚い絶縁板を用いないで構成することがで
き、したがつて小さな電力で駆動し得る振動容量
型の表面電位検出装置を得ることができる。のみ
ならず、引出電極パターンもフレキシブルプリン
ト基板上に一体に形成されているので、従来のよ
うな可撓性に優れかつ繰返し疲労強度にも優れた
高価な材料からなるリード線を要することなく製
造することができる。よつて、部品点数を減らす
ことができ、信頼性に優れた表面電位検出装置を
安価に製造することができる。また、ゴム硬度の
高い接着剤を用いた場合、圧電音叉の振動が抑圧
され、検出電極の振幅が減少し、振幅の温度特性
が低下するが、この考案のように、ゴム硬度の低
い接着剤を用いれば、そのような不都合がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例を説明するため
の正面図であり、第2図は平面図である。第3図
は、従来の表面電位検出装置における検出電極部
分の構造を説明するための側面図である。 図において、11は振動手段としての圧電音
叉、15はフレキシブルプリント基板、16は検
出電極としての検出電極パターン、17は引出電
極としての引出電極パターンを示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 金属音叉およびそこに貼り付けられた圧電体
    からなる圧電音叉と、金属音叉上に絶縁層を介
    して固定的に設けられた検出電極とを備え、検
    出電極が圧電音叉の振動に伴つて振動され、該
    検出電極の測定対象表面との間の容量の変化に
    基づいて表面電位を検出する装置において、 少なくとも一部が前記金属音叉にゴム硬度の
    低い接着剤により接着されたフレキシブルプリ
    ント基板を備え、該フレキシブルプリント基板
    上に形成された検出電極パターンが前記検出電
    極を構成しており、かつ前記フレキシブルプリ
    ント基板上には、検出電極パターンに連なつて
    引出電極パターンが形成されていることを特徴
    とする、表面電位検出装置。 (2) 前記圧電音叉の振動の節上に延びるように前
    記引出電極パターンが形成されている、実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の表面電位検出装
    置。 (3) 前記接着剤のゴム硬度は、20〜30度である、
    実用新案登録請求の範囲第1項または第2項記
    載の表面電位検出装置。 (4) 前記接着剤は、シリコーン接着剤である、実
    用新案登録請求の範囲第3項記載の表面電位検
    出装置。
JP1985157347U 1985-10-14 1985-10-14 Expired JPH0430545Y2 (ja)

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JPS6265566U JPS6265566U (ja) 1987-04-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6128868B2 (ja) * 2012-02-23 2017-05-17 キヤノン株式会社 振動型駆動装置及び撮像装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55114962A (en) * 1979-02-28 1980-09-04 Ricoh Co Ltd Surface potentiometer
JPS60120267A (ja) * 1983-12-02 1985-06-27 Murata Mfg Co Ltd 非接触型表面電位検出装置

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