JPH05172090A - 真空ポンプ - Google Patents

真空ポンプ

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Publication number
JPH05172090A
JPH05172090A JP34097491A JP34097491A JPH05172090A JP H05172090 A JPH05172090 A JP H05172090A JP 34097491 A JP34097491 A JP 34097491A JP 34097491 A JP34097491 A JP 34097491A JP H05172090 A JPH05172090 A JP H05172090A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
stator
exhaust channel
rotor
exhaust groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34097491A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Yamamoto
隆司 山本
Hiromitsu Maki
洋光 牧
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP34097491A priority Critical patent/JPH05172090A/ja
Publication of JPH05172090A publication Critical patent/JPH05172090A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Non-Positive Displacement Air Blowers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステータ1及びロータ2をストレートな円筒
面で接する構造としたことによる構造上の利点、即ちス
テータ分割構造の廃止及び軸方向隙間管理の緩和という
利点を有しながら、排気溝3の段数を増加させたりロー
タ径を拡大したりすることなく、小型軽量で安定した回
転を得ながらポンプ性能を改善する。 【構成】 排気溝3の底部に、この排気溝3の周方向に
沿う流路に対面する翼面70をもち、羽根5側に向けて
張り出す静翼7を多数個周設して、排気溝3の内部にら
旋状に巻回しながら該溝3に沿って周方向に流れてくる
気体分子を、翼面70に当てて、その周方向の速度成分
の一部を旋回力を増すためのラジアル方向の速度成分に
変え、気体分子の旋回を促進させて、羽根5の最深部に
まで十分に気体分子を回り込ませて排気を行うようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体製造部門等で使
用され、円筒形ステータの内周部に設ける排気溝に、ロ
ータの外周部に彫設状に設ける多数の羽根を臨ませた渦
流式ポンプ要素を備える真空ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開昭63−36096号公報に
開示され且つ図5に示すように、円筒形のステータS
と、該ステータSの内周面に外周面を近接させるロータ
Rとを備え、ステータSの内周部に、該ステータSの内
方に開放し、内部に円環コアCを配設した円弧状に沿う
排気溝Tを設けると共に、ロータRの外周部に、該ロー
タRの外方に開放する多数の凹入部Mを周設して、相隣
合う凹入部間に排気溝Tに臨む羽根Fを設けており、こ
うして、ロータRの外面を出っ張りのないストレートな
円筒形状にして、ステータSを分割構造とする必要性を
無くすると共に、ステータSとロータRとの軸方向の隙
間管理を緩和できるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上の構造の
ものでは、ロータRをストレート形状としたことにより
通常のものに比べて上記した構造上の利点が得られる
が、反面、羽根FがロータRの外周面を越えて排気溝T
の内部に入り込まないため、排気溝Tと羽根Fとの間で
気体分子を旋回させるためのラジアル方向の速度成分が
小さく、羽根Fの最深部つまり凹入部Mの底部にまでガ
スを十分に回り込ませることが困難となり、このため、
通常のものよりも性能が劣り、要求性能を満足させるた
めには、排気溝Tの段数を増やしたり、ステータS及び
ロータRの径を大きくして排気流路長をかせぐ必要が生
じ、重量増大を招くと共に、この重量増大に伴い共振点
が下がって安定した回転が妨げられる問題が起こる。
【0004】本発明の目的は、ステータ及びロータをス
トレートな円筒面で接する構造としたことによる構造上
の利点を有しながら、装置の重量増大や大型化を招くこ
となく、性能を改善することができる真空ポンプを提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、上記目的を達成
するため、円筒形のステータ1と、このステータ1の内
周面に外周面を近接させるロータ2とを備え、前記ステ
ータ1の内周部に内方に開放する排気溝3を設けると共
に、前記ロータ2の外周部に外方に開放する多数の凹入
部4を周設して、相隣合う凹入部4,4の間に前記排気
溝3に臨む羽根5を設けた真空ポンプにおいて、前記排
気溝3の底部に、この排気溝3の周方向に沿う流路に対
面する翼面70をもち、前記羽根5側に向けて張り出す
静翼7を多数個周設した。
【0006】
【作用】静翼7の翼面70に、排気溝3内に周方向に沿
って流れる気体分子が当たり、この排気溝3の周方向に
沿う気体分子の速度成分の一部が、該気体分子を排気溝
3内で旋回させるためのラジアル方向の速度成分に変わ
り、気体分子の旋回が促進できるのであり、これによ
り、羽根5の最深部にまで十分に気体分子を回り込ませ
ることができ、そのポンプ性能を改善することができ
る。
【0007】
【実施例】図1に示すものは、ポンプハウジング9の内
部に、円筒形のステータ1と、該ステータ1の内周面に
外周面を近接させるロータ2とを備え、ステータ1の内
周部に内方に開放する円弧状に沿う排気溝3を6段にわ
たり設けると共に、ロータ2の外周部に外方に開放する
多数の凹入部4を周設して、相隣合う凹入部4,4の間
に排気溝3に臨む羽根5を6段にわたり設けた渦流型ポ
ンプ要素91を配設すると共に、該ポンプ要素91の上
段部に、上部ステータ10と、外周部に複数のネジ溝3
0を設けた上部ロータ20とを備えたネジ型ポンプ要素
92を配設した複合型の真空ポンプである。そして、モ
ータハウジング90に配設するモータ93及びこれに直
結する駆動軸94の駆動により、各ロータ2,20を高
速回転させて、処理室に接続する吸気口95から大気に
開放する排気口96に向けて順次排気を行うようにして
いる。
【0008】尚、上下の排気溝3,3間はステータ1の
内周部に切欠く連絡溝6を介して連結している。又、羽
根5は、気体分子に旋回力を付与できるように回転方向
に斜めに形成している。図1中、符号97は冷却水の取
入口98と取出口99をもつ水ジャケット、8は上下の
軸受81,82に給油する油を溜める油溜である。
【0009】以上の構成で、図2及び図3に明示するよ
うに、排気溝3の底部に、この排気溝3の周方向に沿う
流路に対面する翼面70をもち、羽根5側に向けて張り
出す静翼7を多数個周設する。この静翼7は、排気溝3
の周方向に沿う流路に対して前後方向やや斜めに傾斜さ
せた板状翼71で構成している。
【0010】尚、前記静翼7は、板状翼71で構成する
他、図4に明示するように、三日月形の曲面翼72で構
成してもよい。又、これら静翼71,72は、羽根5と
同じ枚数だけ設ける必要性はなく、該羽根5よりも少な
い枚数であってもよい。
【0011】こうして、以上の構成により、ロータ2の
回転に伴い、排気溝3の内部にら旋状に巻回しながら該
溝3に沿って周方向に流れる気体分子は、静翼7の翼面
70に当たって、その周方向の速度成分の一部を旋回力
を増すためのラジアル方向の速度成分に変えることがで
き、気体分子の旋回を促進させることができるのであ
り、これにより、羽根5の最深部にまで十分に気体分子
を回り込ませることができ、そのポンプ性能を改善する
ことができるのである。従って、ステータ1及びロータ
2をストレートな円筒面で接する構造としたことによる
構造上の利点を有しながら、排気溝3の段数を増やした
り、ステータ1及びロータ2の径を増大させなくても、
所定のポンプ性能を確保することができるのである。
【0012】
【発明の効果】以上、本発明によれば、ステータ1及び
ロータ2を円筒面で接する構造としたことによる構造上
の利点即ちステータ1を分割構造とする必要性を無くす
ると共に軸方向の隙間管理を緩和できるという利点を有
しながら、排気溝3の底部に、この排気溝3の周方向に
沿う流路に対面する翼面70をもち、羽根5側に向けて
張り出す静翼7を多数個周設したから、排気溝3と羽根
5との間で気体分子を十分に旋回させて良好な排気を行
うことができるのであり、ことさら排気溝3の段数を増
やしたりステータ1及びロータ2の径を増大したりする
ことなく、小型軽量で安定した回転を得ながらポンプ性
能を改善することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る真空ポンプの断面図。
【図2】同ステータの要部断面図。
【図3】同静翼の第1実施例を示す排気溝の拡大展開
図。
【図4】同静翼の第2実施例を示す排気溝の拡大展開
図。
【図5】従来の真空ポンプの断面図。
【符号の説明】
1 ステータ 2 ロータ 3 排気溝 4 凹入部 5 羽根 7 静翼 70 翼面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒形のステータ1と、このステータ1の
    内周面に外周面を近接させるロータ2とを備え、前記ス
    テータ1の内周部に内方に開放する排気溝3を設けると
    共に、前記ロータ2の外周部に外方に開放する多数の凹
    入部4を周設して、相隣合う凹入部4,4の間に前記排
    気溝3に臨む羽根5を設けた真空ポンプにおいて、前記
    排気溝3の底部に、この排気溝3の周方向に沿う流路に
    対面する翼面70をもち、前記羽根5側に向けて張り出
    す静翼7を多数個周設したことを特徴とする真空ポン
    プ。
JP34097491A 1991-12-24 1991-12-24 真空ポンプ Pending JPH05172090A (ja)

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JP34097491A JPH05172090A (ja) 1991-12-24 1991-12-24 真空ポンプ

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JP34097491A JPH05172090A (ja) 1991-12-24 1991-12-24 真空ポンプ

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JPH05172090A true JPH05172090A (ja) 1993-07-09

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ID=18342034

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JP34097491A Pending JPH05172090A (ja) 1991-12-24 1991-12-24 真空ポンプ

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