JPH0517201Y2 - - Google Patents

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JPH0517201Y2
JPH0517201Y2 JP2421786U JP2421786U JPH0517201Y2 JP H0517201 Y2 JPH0517201 Y2 JP H0517201Y2 JP 2421786 U JP2421786 U JP 2421786U JP 2421786 U JP2421786 U JP 2421786U JP H0517201 Y2 JPH0517201 Y2 JP H0517201Y2
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turntable
fixed bed
gap
thrust
sawdust
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、主として木材などのワークを円板状
の鋸で切断する卓上丸鋸盤において、特に該ワー
クに対する鋸の切断角度を精密に設定できるよう
にした型式の卓上丸鋸盤に関する。
〔従来の技術〕 前記卓上丸鋸盤は、第3図乃至第5図で示した
ように、図示してない例えば作業台などに取付け
られる固定ベツド11に、ターンテーブル15に
固着した揺動アーム14上の支持軸12を介して
丸鋸13を取付けてなる。
第3図は卓上丸鋸盤の正面図で、同図において
丸鋸13を回転させるモータ部(図示せず)が支
持アーム13aに一体的に取り付けられ、固定ベ
ツド11には揺動アーム14が水平方向に回動可
能であつて垂直方向には固定して取り付けられ、
該支持アーム13aは揺動アーム14に支持軸1
2を介して回動可能に枢支されている。
第4図は第3図の矢印D−D線部の矢視図であ
る。同図において固定ベツド11のほぼ中央部
に、水平方向に回動可能な円形のターンテーブル
15が組み付けられ、また該ターンテーブル15
には前記揺動アーム14が固着されている。従つ
て、第3図で示した丸鋸13は、ターンテーブル
15が回動することにより一体的に回動する。
第3図乃至第4図において、揺動アーム14に
対しハンドル16を螺着してある。また、揺動ア
ーム14には可撓性の例えば磨き帯鋼材などから
なる圧着プレート14aの一端を固着してあり、
該ハンドル16を時計方向に回転させると、該ハ
ンドル16のオネジ部端部が圧着プレート14a
を介して間接的に固定ベツド11の角度目盛11
aを押圧し、該オネジ部端部が直接固定ベツド1
1に当接し、喰い込み痕などを残すことを防止す
る。該ハンドル16はこれを弛めて把持し、水平
方向に回動させると揺動アーム14と一体のター
ンテーブル15が回動し、固定ベツド11に対し
て水平方向の角度を切り換える。
バネ17は一端を揺動アーム14の底部に固着
され、他端の自由端に図示しない長溝または長孔
を形成し、該長孔内に前記ハンドル16のオネジ
部を挿通してある。該自由端は第3図において揺
動アーム14の底部から丸鋸13の方向へ、即ち
上方向への付勢をするように形成され、前記固定
されている一端と自由端とのスパンの中程に図示
しないロツクピンが上向きに固着されている。該
ロツクピンは前記バネ17により上方へ付勢さ
れ、揺動アーム14の中央部を貫通して固定ベツ
ド11の底面に設けられている図示してない角度
設定溝孔に嵌合している。
第3図乃至第4図において、固定ベツド11に
はフエンス11bが固設されている。該フエンス
11bは第4図において明らかにされるように、
セクタ状のニゲ11cが形成され、丸鋸13の鋸
刃部を逃げており、図示してない他の可動押当部
材と協動してワークを挟持する。また、ターンテ
ーブル15にはワークを切断する際の鋸刃部のニ
ゲ溝15aが穿設されている。また、固定ベツド
11とターンテーブル15の外周部との間には数
ミリ(2〜3mm)の幅のギヤツプ18が形成され
ている。
第5図は第4図の矢印E−E部を断面した部分
拡大図で、固定ベツド11とターンテーブル15
とは摺動面11d,15bによつてスライドし、
該固定ベツド11には中央孔11eが形成されて
いる。
以上の如く構成される従来の卓上丸鋸盤は、木
材などのワークを切断する場合、先ずフエンス1
1bにワークを押し当て、図示してない可動押当
部材でフエンス11bにワークを圧着挟持して固
定する。
次に、第3図においてハンドル16を回して角
度目盛11aに対する押圧を弛め、そしてバネ1
7をその付勢に抗して押し下げてロツクピンと固
定ベツドの角度設定溝孔との嵌合を解除する。固
定ベツド11とターンテーブル15との結合を前
記の如く解除したあと、ハンドル16を把持して
ワークに対しターンテーブル15を水平方向に回
動させ、丸鋸13も共に回動してワークに対する
角度を切り換える。角度目盛11aの値を読んで
所定の角度に設定されると、バネ17の押圧を解
いてロツクピンを上昇させて固定ベツド11の角
度設定溝孔に嵌合させ、次にハンドル16を回し
てそのオネジ部で圧着プレート14aを介して角
度目盛11aを押圧し、ターンテーブル15を固
定ベツド11に固定する。従つて、前記ワークに
対する丸鋸13の角度の設定が行われ、以後、ワ
ークを切断する。
ワークの切断は、丸鋸13の鋸刃を回転させ、
支持軸12を支点として支持アーム13aを垂直
方向に揺動させて丸鋸13を下降させることによ
り行われる。
丸鋸13は、ワークに対しターンテーブル15
と共に切断角度を切り換えられているから、下降
に際し例えば45°などの設定角度でワークを切断
するが、最終的に、鋸刃の刃先がニゲ溝15aに
入り込んでワークを完全に切断する。このとき、
鋸刃とフエンス11bとのなす角度は設定角度に
応じて変化するが、該フエンス11bに形成した
ニゲ11cがターンテーブル15の回動中心をか
なめとするセクタ状に形成してあるので、鋸刃が
どのような角度に設定されてもフエンス11bに
接触するようなことはない。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記したような従来の卓上丸鋸盤によれば、ワ
ークを切断するとその切断滓即ちオガ屑が大量に
発生し、このオガ屑がターンテーブル15の上に
溜つてしまう。このオガ屑は次第に固定ベツド1
1とターンテーブル15との間のギヤツプ18
(第5図)に落下し、蓄積される。
オガ屑がギヤツプ18に蓄積されると、一部は
摺動面11d,15bに浸入し、他の一部は次第
に固化して固定ベツド11とターンテーブル15
とが固着する現象を生じる。
このように、固定ベツド11とターンテーブル
15とが固着したり或は粘着したりすると、ター
ンテーブル15を回動してワークの切断角度を設
定することが困難或いは不可能となる不都合があ
つた。
本考案は前記従来技術の不都合に鑑み、固定ベ
ツドとターンテーブル間のギヤツプ部分にオガ屑
が蓄積されないようにした卓上丸鋸盤を提供す
る。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、前記従来技術の不都合な点を解決す
るために、ワークをワーク載置面で保持して固定
する固定ベツドと、丸鋸を上下方向に揺動可能な
ように保持するターンテーブルとを備え、前記タ
ーンテーブルは水平方向に回動可能なように固定
ベツドにスラスト方向とラジアル方向との夫々の
方向でスライド接触して支持され、前記固定ベツ
ドはワーク載置面において、ターンテーブルと相
対する側面との間にギヤツプを形成して該ギヤツ
プの下方で前記スラスト方向にスライド接触し、
該スラスト方向のスライド接触は前記ギヤツプ下
方でターンテーブルのスラスト面と、これよりも
ターンテーブルの中心側の水平方向に引つ込んだ
固定ベツドのスラスト受面との間で行われ、前記
固定ベツドには該スラスト接触部よりも下方の固
定ベツドとターンテーブルのギヤツプの直下部に
オガ屑のための複数の排出孔を形成した卓上丸鋸
盤を提供する。
〔作用〕
水平なスライド面にオガ屑などが載置しまたは
侵入することがないので、木材などのワークの切
断角度の設定操作が常に円滑に行うことができ
る。また、オガ屑は蓄積されることなく、排出溝
から逐次排出される。
〔実施例〕
以下、本考案を図示した実施例により具体的に
説明する。なお、前記従来例と重複する部分に関
しては図面と説明とを省略して説明する。
第1図は固定ベツド1とターンテーブル2との
接合部分を示す一部断面図で、第2図は第1図の
底面図である。
同図において、固定ベツド1にはターンテーブ
ル2と摺動するスラスト受面1f、ラジアル面1
g、オガ屑3を排出する複数の排出溝1h,1
h,1h……を形成している。また、ターンテー
ブル2はオガ屑3を排出し得るギヤツプ4を隔て
て回動自在に配設され、前記固定ベツド1のスラ
スト受面1fやラジアル面1gとスライドするス
ラスト面2、ラジアル受面2dを形成している。
ターンテーブル2のスラスト面2cは固定ベツ
ド1のスラスト受面1fによつて、垂直方向の荷
重を支えられ、周方向の振れをラジアル面1gと
ラジアル受面2dとにより抑えられ、回動自在な
ように結合される。
固定ベツド1、ターンテーブル2上に、前記丸
鋸13がワークを切断してオガ屑3が溜ると、こ
のオガ屑3がギヤツプ4を通つて下方へ落下し、
排出溝1h,1h,1h……から逐次排出され
る。前記スラスト受面1fは外周部即ちオガ屑3
の落下経路から引込んだ状態に形成され、スラス
ト面2cがあたかも庇のようにオーバーハングし
ているので、オガ屑3はスラスト方向のスライド
部には載らない。また、このようにスラストスラ
イド部でオガ屑3の浸入を防止しているため、ラ
ジアルスライド部分にはオガ屑3の侵入を完全に
防止している。
〔考案の効果〕
本考案によれば、以上の如く卓上丸鋸盤におい
て、固定ベツドとターンテーブルとのギヤツプを
広くできるから、卓上丸鋸盤の生産コストが低減
される経済的効果が得られる。
即ち、前記ギヤツプはオガ屑が侵入しない程度
に小さくし、しかも自在にターンテーブルが回動
できる程度の余裕を与えるように、寸法精度をシ
ビアにすると、部品の歩止まりが低下し、加工コ
ストが上昇する。しかるに本考案によれば、スラ
スト方向のスライド面をオーバーハング状として
該スライド面にオガ屑の侵入を防止すると共に、
複数の排出溝を設けてギヤツプ内にオガ屑が蓄積
しないようにしたから、ギヤツプ部分を形成する
固定ベツドとターンテーブルとの相対する側面は
極めてラフな加工でよく、ターンテーブルの回動
時の心振れなどを考慮してもギヤツプは3乃至5
mm程度と広くすることができるため、部品の加工
歩止まりが向上し、コストダウンされる。
また、本考案によれば、前記したようにギヤツ
プからオガ屑が侵入しても、ギヤツプ内にこのオ
ガ屑が蓄積されず、排出溝から逐次排出されるか
ら、ターンテーブルの角度設定操作が滞ることな
く常に自在に行われ、作業能率を著しく向上せし
め得る効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の要部を示す断面図、第2図は
第1図の底面図、第3図は従来技術の正面図、第
4図は第3図の矢印D−D部の矢視図、第5図は
第4図の矢印E−E部の断面図である。 1……固定ベツド、1f……スラスト受面、1
g……ラジアル面、1h……排出溝、2……ター
ンテーブル、2c……スラスト面、2d……ラジ
アル受面、3……オガ屑、4……ギヤツプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ワークをワーク載置面で保持して固定する固定
    ベツドと、 丸鋸を上下方向に揺動可能なように保持するタ
    ーンテーブルとを備え、 前記ターンテーブルは水平方向に回動可能なよ
    うに固定ベツドにスラスト方向とラジアル方向と
    の夫々の方向でスライド接触して支持され、 前記固定ベツドはワーク載置面において、ター
    ンテーブルと相対する側面との間にギヤツプを形
    成して該ギヤツプの下方で前記スラスト方向にス
    ライド接触し、 該スラスト方向のスライド接触は前記ギヤツプ
    下方でターンテーブルのスラスト面と、これより
    もターンテーブルの中心側の水平方向に引つ込ん
    だ固定ベツドのスラスト受面との間で行われ、 前記固定ベツドには該スラスト接触部よりも下
    方の固定ベツドとターンテーブルのギヤツプの直
    下部にオガ屑のための複数の排出孔を形成したこ
    とを特徴とする卓上丸鋸盤。
JP2421786U 1986-02-21 1986-02-21 Expired - Lifetime JPH0517201Y2 (ja)

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JP2421786U JPH0517201Y2 (ja) 1986-02-21 1986-02-21

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JPS62136301U JPS62136301U (ja) 1987-08-27
JPH0517201Y2 true JPH0517201Y2 (ja) 1993-05-10

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