JPH0517179Y2 - - Google Patents

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JPH0517179Y2
JPH0517179Y2 JP1987070412U JP7041287U JPH0517179Y2 JP H0517179 Y2 JPH0517179 Y2 JP H0517179Y2 JP 1987070412 U JP1987070412 U JP 1987070412U JP 7041287 U JP7041287 U JP 7041287U JP H0517179 Y2 JPH0517179 Y2 JP H0517179Y2
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cross beam
repainting
semicircular
unit
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えば、河川,海峡などに橋架され
た橋の塔柱横梁の自動塗替え装置に関する。
[従来技術とその課題] 一般に、照明灯などのボールや煙突などの塗装
装置は特開昭57−94363号公報や実開昭60−86477
号公報に開示されているが、第1図で示すような
塔柱横梁の塗替え装置はない。
即ち、従来この種の塔柱横梁の塗替え手段は、
横梁にそつて足場を組立て、この足場を用いて人
手による塗替え塗装が行われていた。このよう
に、高所に足場を組立てることは設備費が嵩むば
かりでなく、多くの時間と労働力を要し、加え
て、高所作業のため作業者の安全を確保しなけれ
ばならないという不都合がある。
本考案の目的は、このような実情に鑑みなされ
たもので、簡単な而も合理的手段によつて従来技
術の問題点を解消せしめ、横梁の塗替え塗装が自
動連続的に行える装置を提供し、作業性の向上を
図らんとするものである。
[課題を解決するための手段] 従来技術の課題を解決する本考案の構成は、横
梁などの被塗替え物の外周を囲う直径をもつ2個
の半円形枠体の一端を連結して開閉可能の円形リ
ング構造の枠体を構成し、この枠体に塗替えユニ
ツトを装着した自動塗替え装置であつて、断面形
状を方形状とした横梁の上面に付設した平行2条
のレール上を自走し、前記枠体を回転駆動、およ
び、着脱可能に乗載支持する架台を具備し、一方
前記枠体を、この枠体を構成する前記何れか一方
の半円形枠体の中央部切線方向に、横梁の巾、高
さ長より長尺の直線状の案内板をとりつけ、該案
内板の内側面に前記塗替えユニツトを移動可能に
装着するとともに、前記他方の半円形枠体に横梁
の角隅部用ブラストユニツトを移動可能に装着せ
る回動枠体としたものである。
[実施例] 次に、図面について実施例の詳細を説明する。
第1図は本考案装置を使用する横梁の一例を示
橋梁の斜視図、第2図は本考案装置の一部切欠斜
視図、第3図は据え付け状態を示す説明図、第4
〜6図は横梁各面の塗替え塗装作業姿勢の説明図
である。
1は断面形状が方形状の塔柱で、第1図のよう
に相対する左右の塔柱1間には、複数段にわたつ
て断面形状が方形状の横梁2が一体に構成されて
いる。この横梁2の上面両側縁部には、横梁2の
長手方向にそつた平行2条のレール3が設けてあ
る。
4は、前記横梁2の外周を囲うに足りる直径を
もつ2個の半円形枠体4a,4bの一端を連結し
て構成せる開閉可能の円形リング状の回動枠体で
ある。また、前記両半円形枠体4a,4bは第2
図から明らかなように、2個並設された半円形枠
体によつて夫々構成され、一方の両半円形枠体4
a間の中央部切線方向には、前記横梁2の巾,高
さ長より長尺で直線状の案内板5が挟着支持され
ており、この両半円形枠体4aは、前記案内板5
によつて結合されている。また、他方の両半円形
枠体4bは、複数の連結部材6によつて結合され
ている。
前記案内板5の内側面には、この案内板5の長
手方向にそつたアプト式レール7が設けてあり、
このアプト式レール7には、ケーシング8の内部
一側にブラスト設備9を、他側に塗装設備10を
備えた塗替えユニツトAの車輪11が噛合つてい
る。尚、この塗替えユニツトAは、前記ケーシン
グ8内に設けた支援設備、または、他に別個に設
けた支援設備(図示略)によつて駆動されるよう
に構成されている。
また、前記他方の両半円形枠体4b間には、前
記横梁2の角隅部の古い塗膜を除去清掃し、か
つ、該半円形枠体4bの範囲を移動可能とした角
隅部用ブラストユニツト12が設けられている。
この角隅部用ブラストユニツト12と半円形枠体
4bの取合い構造は、前記塗替えユニツトAとア
プト式レール7の取合い構造と同様に、アプト式
構造(図示略)とするものである。
第2図における13は、前記レール3に乗載さ
れる弓弦構造の架台であつて、該架台13の四隅
部、および、前後端中央には転輪14が設けてあ
り、この架台13に前記回動枠体4を構成する前
後の半円形枠体4a,4bの内面が回動可能に乗
載支持されている。15は、前記架台13の一側
に搭載された駆動源16により駆動されるギア
で、このギア15には、前記半円形枠体4a,4
bの内側にそつて設けられたインターナルギア1
7が噛合してあり、このギア15とインターナル
ギア17により前記回動枠体4が回動されるよう
にしたものである。また、横梁2の巾と高さが異
なるため、前記案内板5に対して塗替えユニツト
Aを上下動調節可能となし、ブラスト設備9、塗
装設備10と横梁壁面の距離が常に一定に保たれ
るようにしたものである。
[作用] 前記実施例に基づいてその作用を説明する。
先ず第3図に示すように、回動枠体4全体をク
レーンなどで吊り揚げるとともに、両半円形枠体
4a,4bを図のように横梁2の巾より大きく開
いた状態で横梁2上方に導き、横梁2を囲むよう
に降下させたのち、開成状態の前記半円形枠体4
a,4bを閉じて結合し、第2,4図の状態とす
る。第2図の紙面右方向に塗替えユニツトAを移
動させながら、横梁2の下面の定められた巾をブ
ラスト設備9にて古い塗膜を除去し、塗装設備1
0にて塗装する。そして、定められた巾の塗替え
塗装が終わつたら、架台13により回動枠体4全
体を定められた巾分だけ移動させるとともに、塗
替えユニツトAを旧位、即ち、紙面左方向に戻
し、前記と同様の操作で定められた巾の塗替え塗
装を行う。
このようにして横梁2の下面全域の塗替え塗装
が完了したら、前記駆動源16によつてギア15
を駆動し、インターナルギア17を介して回動枠
体4を約90°反時計方向に回動し第5図の姿勢と
する。そして、前記と同様に横梁2の一側側面の
塗替え塗装が完了させる。完了後再び同様手段で
回動枠体4を略90°反時計方向に回転して第6図
の姿勢とし、横梁2の上面を同様な塗替え塗装を
行う。
尚、横梁2の断面形状が、図で示すように巾方
向が若干高さ方向より長いため、ブラスト設備
9、塗装設備10と横梁2の壁面との距離が、横
梁2の上下面と、左右側面とでは差が生ずる。従
つて、壁面とブラスト設備9、塗装設備10との
距離を一定にするため、案内板5に対して塗替え
ユニツトA全体を上下動調節するものである。
そして、全ての面の塗替え塗装が完了したら、
両半円形枠体4aと4bとの軸支点にクレーンの
ワイヤーを連結し、両半円形枠体4a,4bを第
3図のように開き、クレーン操作により装置全
体、および、架台13を横梁2から撤去して作業
は終わる。
[効果] 上述のように本考案の構成によれば、次のよう
な効果が得られる。
(a) 開閉可能な2個の半円形枠体よりなる回動枠
体にて横梁を囲み、一方の半円形枠体に設けた
案内板上を移動する塗替えユニツトによつて横
梁の一面を塗替え塗装し、この面の完了後回動
枠体を90°づつ回動させながら他の面の塗替え
塗装が連続して行える。
(b) 回動枠体を構成する2個の半円形枠体が開閉
可能であるため、装置全体の横梁に対するセツ
テイング,撤去が容易に行われ、横梁塗替え塗
装効率の向上が図れる。
(c) 従来技術のように、横梁にそつて足場を構築
する必要がないので、設備費も少なくて足り、
また、多くの時間と労力を要することがなく経
済的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置を使用する横梁の一例を示
す橋梁の斜視図、第2図は本考案装置の一部切欠
斜視図、第3図は据え付け状態を示す説明図、第
4〜6図は横梁各面の塗替え塗装作業姿勢の説明
図である。 1……塔柱、2……横梁、3……レール、4…
…回動枠体、4a,4b……半円形枠体、5……
案内板、6……連結部材、7……アプト式レー
ル、8……ケーシング、9……ブラスト設備、1
0……塗装設備、11……車輪、12……角隅用
ブラストユニツト、13……架台、14……転
輪、15……ギア、16……駆動源、17……イ
ンターナルギア。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 横梁などの被塗替え物の外周を囲う直径をもつ
    2個の半円形枠体の一端を連結して開閉可能の円
    形リング構造の枠体を構成し、この枠体に塗替え
    ユニツトを装着した自動塗替え装置であつて、 断面形状を方形状とした横梁の上面に付設した
    平行2条のレール上を自走し、前記枠体を回転駆
    動、および、着脱可能に乗載支持する架台を具備
    し、 一方前記枠体を、この枠体を構成する前記何れ
    か一方の半円形枠体の中央部切線方向に、横梁の
    巾、高さ長より長尺の直線状の案内板をとりつ
    け、該案内板の内側面に前記塗替えユニツトを移
    動可能に装着するとともに、前記他方の半円形枠
    体に横梁の角隅部用ブラストユニツトを移動可能
    に装着せる回動枠体としたことを特徴とする塔柱
    横梁の自動塗替え装置。
JP1987070412U 1987-05-12 1987-05-12 Expired - Lifetime JPH0517179Y2 (ja)

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JP1987070412U JPH0517179Y2 (ja) 1987-05-12 1987-05-12

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JP1987070412U JPH0517179Y2 (ja) 1987-05-12 1987-05-12

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JPS63181475U JPS63181475U (ja) 1988-11-22
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US4953496A (en) * 1989-07-17 1990-09-04 Crc-Evans Pipeline International, Inc. High pressure water jet cleaner and coating applicator

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5794363A (en) * 1980-12-01 1982-06-11 Tadahiko Taguchi Pole coating machine

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JPS6086477U (ja) * 1983-11-21 1985-06-14 三菱重工業株式会社 塗装装置

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JPS5794363A (en) * 1980-12-01 1982-06-11 Tadahiko Taguchi Pole coating machine

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