JPH05171505A - 釦取付機の釦搬送ユニット - Google Patents

釦取付機の釦搬送ユニット

Info

Publication number
JPH05171505A
JPH05171505A JP3343165A JP34316591A JPH05171505A JP H05171505 A JPH05171505 A JP H05171505A JP 3343165 A JP3343165 A JP 3343165A JP 34316591 A JP34316591 A JP 34316591A JP H05171505 A JPH05171505 A JP H05171505A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
button
guide
guiding
pusher
back surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3343165A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2731061B2 (ja
Inventor
Toshiaki Sodeno
敏昭 袖野
Kazuyoshi Ito
一良 伊東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YKK Corp
Original Assignee
YKK Corp
Yoshida Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YKK Corp, Yoshida Kogyo KK filed Critical YKK Corp
Priority to JP3343165A priority Critical patent/JP2731061B2/ja
Priority to DE69214106T priority patent/DE69214106T2/de
Priority to EP92121472A priority patent/EP0548800B1/en
Priority to BR9204727A priority patent/BR9204727A/pt
Priority to US07/996,308 priority patent/US5326012A/en
Publication of JPH05171505A publication Critical patent/JPH05171505A/ja
Priority to HK127397A priority patent/HK127397A/xx
Application granted granted Critical
Publication of JP2731061B2 publication Critical patent/JP2731061B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41HAPPLIANCES OR METHODS FOR MAKING CLOTHES, e.g. FOR DRESS-MAKING OR FOR TAILORING, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • A41H37/00Machines, appliances or methods for setting fastener-elements on garments
    • A41H37/10Setting buttons

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Branching, Merging, And Special Transfer Between Conveyors (AREA)
  • Special Conveying (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】表面に方向性のある模様を持つ釦部品をガイド
しながら模様の方向を一方向に設定する釦搬送装置に適
用され、少なくとも釦部品搬送路を構成する一部の部材
が交換可能とされた多様な釦寸法に対応できる釦搬送ユ
ニットを提供する。 【構成】上面に釦部品70の表面を案内する案内面を有
し、釦部品70の搬送方向に沿って且つ所定の間隔をおい
て対面配置される釦部品70の周縁部表面を案内するため
の案内面31b,35dを有する一対の表面案内用ベース部
材31,35 と、各案内面上に配設固定され、各々が少なく
とも釦部品70の裏面周縁部を案内する一対の裏面案内部
材32,36 と、ベース部材31,35 間に配設固定され、釦部
品70の円形頭部押出用のプッシャー通路を形成するプッ
シャー通路形成部材50とからなり、釦部品70の裏面案内
部材の一方は、頭部の一部周縁部を上下から接触保持
し、且つ他方の裏面案内部材に向けて弾性的に付勢され
る楔状断面の釦部品案内路を有し交換可能な釦回転用ア
タッチメント38を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、釦取付機においてシュ
ートより供給されてきた釦部品及び鋲部品のうち、釦部
品を加締部のパンチ直下のポケットにまでガイドする釦
搬送装置に設置される釦搬送ユニットに関し、特に表面
に方向性のある模様を持つ釦部品をガイドしながら前記
模様の方向を一方向に設定する釦搬送装置に適用され、
少なくとも釦部品搬送路を構成する一部の部材が交換可
能である多様な釦寸法に対応できる釦搬送ユニットに関
する。
【0002】
【従来の技術】この種の釦搬送装置としては、米国特許
第5,031,815号明細書や実公平3−12738
号公報に開示されている。前記米国特許第5,031,
815号明細書に開示された釦搬送装置は、一部フレー
ムに一端が枢着された搖動レバーの先端に杆状のプッシ
ャーを回動自在に支持し、該プッシャーを釦搬送路に形
成されたプッシャー通路内を往復動させて、釦部品を釦
取付機の加締部まで押出し搬送するものである。前記プ
ッシャーの先端面の下半部には釦部品の一部裏面を載置
するための突出部が形成されており、同突出部は搖動レ
バーとプッシャー間に介在する引張スプリングにより常
時上方に付勢されている。
【0003】一方、前記釦搬送路は、金属製の角柱状ブ
ロック体とL型断面を持つ長尺部材から構成されるユニ
ット間に形成されている。即ち、前記角柱状ブロック体
の下面には長手方向に延びる凹溝が形成されており、該
凹溝形状は釦頭部表面が下方に向いた状態で、その表面
の一部周縁部に接触する受け面と釦頭部の一部周縁部を
上下で挟持する楔状断面の空間を有すると共にプッシャ
ー通路をも有し、前記L型断面を持つ長尺部材の押圧面
を前記受け面に対向して配置すると共に、同受け面方向
に弾性的に付勢している。
【0004】かかる構成において、供給シュートから頭
部表面を下方に向けた状態で、頭部裏面に舌片が突出す
る釦部品が前記搬送ユニットの釦搬送路内に送りこまれ
ると、プッシャーの先端突出部上に釦頭部の一部を載置
され、同時にプッシャーが前進して釦部品を押出し搬送
する。このとき、前記楔状断面の空間にある釦部品の頭
部の部分は他の頭部部分より摺動抵抗が大きいため、釦
部品は搬送されると同時に垂直軸線を中心に回転する。
この回転は釦部品の舌片がプッシャーの突出部に当接し
た瞬間に停止し、釦取付機の加締部まではその状態を維
持する。従って、前記加締部に到達する釦部品の模様等
は所定の方向に向けられる。
【0005】また、上記実公平3−12738号公報に
開示されている釦搬送装置は、ガイド台と、該ガイド台
に対して垂直下方に付勢される断面L字状の押圧部材
と、該押圧部材の押圧面とガイド台の間に介在され傾斜
面を有する楔部材と、押圧部材及び楔部材と対向して配
置され、前記各部材側に付勢される断面L字状の側部材
とからなる。これらの各部材間で釦搬送路を画成する。
【0006】釦部品が搬送路を通るとき、楔部材と押圧
部材とにより釦部品の径大頭部が挟圧される。そのため
釦頭部は釦搬送路において、その一側部が他側部より摩
擦係数が大きい状態で搬送されることになる。従って、
プッシャーで釦部品を押出すとき釦部品は軸芯回りに回
転しながら搬送され、その間にプッシャーと一体となっ
て移動するフィンガー先端の突起が釦頭部の裏面に形成
された切欠部に係合し釦部品の方向設定がなされる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかして、米国特許第
5,031,815号明細書に開示された釦搬送装置に
よると、角柱ブロック体に楔状断面の釦搬送路が直接形
成されているため、同ブロック体の交換は不可能であ
り、また一方の実公平3−12738号公報に開示され
ている釦搬送装置にあっても、上記押圧部材と側部材は
双方共にピン部材によりガイド台に回動自在に固着され
ると同時に圧縮スプリングがセットされるため、一旦そ
の組立てが終わると簡単には分解ができない。その結
果、多様な頭部径を有する釦部品に対応させることが難
しく、汎用性に欠けるものとなり、多様な釦部品に対応
しようとすれば、その数の装置を別途準備しておく必要
がある。
【0008】更に、これらの釦搬送装置は、上記釦頭部
の一部が押圧部材により押圧されるとき、釦部品の楔状
断面の通路内にある部分では傾斜面により水平方向に押
され、同時に対向する通路に存在する釦頭部の周縁部分
では上下から弾性的に挟持されるため、釦部品の回転力
は極端に弱まり、釦部品のスムーズな回転が得られず、
期待どおりには方向設定がなされない。
【0009】従って、本発明の第1の目的は前記ユニッ
トの構成部材のうち、多様な寸法の釦部品に対応する部
材の交換を容易にして、多種の釦部品に簡単に対応でき
る釦搬送ユニットを提供することにある。
【0010】また、第2の目的は釦部品のスムーズな回
転が得られ、確実に所望の方向設定ができる釦搬送ユニ
ットを提供することにある。その他の目的は以下の説明
により明らかにされる。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に従えば、裏面に
方向設定用の切欠部が形成された円形頭部をもつ釦部品
を方向設定しながら釦取付機まで搬送するための釦搬送
路に設置される釦搬送ユニットであって、上面に釦部品
の表面を案内する案内面を有し、釦部品の搬送方向に沿
って且つ所定の間隔をおいて対面配置される一対の釦部
品の表面案内用ベース部材と、前記各案内面に配設固定
され、それぞれが少なくとも釦部品の裏面周縁部を案内
する案内面を有する釦部品の裏面案内部材と、前記一対
の表面案内用ベース部材間に配設固定され、釦部品の円
形頭部押出用のプッシャー通路を形成するプッシャー通
路形成部材とからなり、前記釦部品の裏面案内部材の一
方は、前記頭部の一部周縁部を上下から接触保持し、且
つ他方の裏面案内部材に向けて弾性的に付勢される楔状
断面の空間部を有するアタッチメントを備えており、少
なくとも前記アタッチメントが交換可能とされてなるこ
とを特徴とする釦取付機の釦搬送ユニットを主な構成と
している。また、好適な実施例によれば、前記プッシャ
ー通路にはプッシャー案内用のカム面を有している。
【0012】
【作用】シュートから供給されてくる釦部品は、本発明
の搬送ユニットの対向する第1及び第2の表面案内ベー
ス部材と第1及び第2裏面案内部材との間に形成される
釦搬送路内に、釦頭部表面を下方に向けた姿勢で送り込
まれる。このとき、プッシャーはプッシャー通路入口に
後退しており、そのカム接触子の先端は上記搬送ユニッ
トのプッシャー通路形成部材に形成されたカム面の一部
に弾性的に当接した状態にあり、プッシャー先端面は下
半部が釦搬送路に送り込まれた前記釦部品の釦頭部の外
周面に当接し、且つ係合部が釦部品の裏面上方に位置し
ている。
【0013】このあと、搖動レバーが搖動してプッシャ
ーが前記プッシャー通路を押し出されると、カム接触子
がプッシャー通路形成部材のカム面を弾接状態で案内さ
れ、釦搬送方向の最後のカム面に達したとき、プッシャ
ーの先端位置が下降して、その先端面の中央部で釦頭部
の外周面を押し、同時に上記係合部が弾性に抗して下方
に回動しながら釦部品の裏面に弾接する。
【0014】こうしてプッシャーにより釦部品が搬送通
路を釦取付機のポケットまで搬送される間に、釦部品の
外周縁の一部表裏面は上記釦搬送ユニットの釦搬送路の
一部をなす楔状空間部でプッシャーの側面と直交する方
向に弾性的に押圧されながら挟持されるため、その部分
では他の外周部より摺動抵抗が大きくなり、釦部品には
垂直軸線を中心とした回転力が生じる。従って、釦部品
はプッシャーにより搬送されるとき垂直軸線を中心に回
転しながら搬送路内を進むが、このときプッシャーの先
端面から突出して釦部品の裏面に弾接する係合部が釦部
品の裏面に形成された被係合部に係合し、そこで釦部品
の回転は停止し、釦表面の模様等の方向が所定の方向を
向いた状態で釦加締部のポケットまで確実に搬送される
ことになる。特に、本発明においては釦部品の回転中
は、上記アタッチメントの楔状部分により、その外周縁
部の一部を上下で挟持するだけで、同挟持部分の反対側
の釦頭部外周部は第1裏面案内部材の内側面に点状で接
触するだけであるため殆ど摺動抵抗が発生しない。その
ため、釦部品は極めてスムーズに回転する。
【0015】ここで、異なる寸法の釦部品に切り換える
ときは、まず固定ネジ部品等を外して第2裏面案内部材
を第2表面案内ベース部材から切離し、そのあと上記楔
状断面を有するアタッチメントを第2裏面案内部材から
取り外して、使用済みのアタッチメントを新たな釦部品
用のアタッチメントと取り替えて、再度第2裏面案内部
材に組み込み、次いで該第2裏面案内部材を前記第2表
面案内ベース部材に組付ける。また、必要ならば同時に
第1表面案内ベース部材と第1裏面案内部材を結合する
固着部材を取り外して、前記第1裏面案内部材を取り替
えるようにすることも可能であり、更には前記第2裏面
案内部材の全体をアタッチメントと共に交換することも
可能である。
【0016】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面を参照し
ながら具体的に説明する。図7は本発明にかかる釦部品
搬送ユニットを装備する釦取付機の概要を示しており、
同図において釦取付機の釦加締部は、下端に釦部品70に
加締め込まれる鋲部品71を把持する把持部2をもった
上下動する加締めパンチ1と、前記把持部2の下方に配
置され、上端に釦部品70をセットするポケット3を有す
るダイ4とから構成される。釦部品70は、シュート5の
出口位置より前記ポケット3の位置まで配設された釦部
品搬送装置20内を頭部表面を下にして、図示せぬ揺動
レバーの揺動により前進、後退する図示せぬプッシャー
によって頭部側面を押されて、前記ポケット3内に供給
される。前記鋲部品は、パンチ1の作動で釦部品70に衣
料を介して加締められ一体化する。
【0017】図1は釦部品搬送装置20の一部を構成す
る本発明の搬送ユニット30の構成部材を示す分解図で
あり、図2は前記搬送装置20の要部を示す斜視図であ
る。これらの図において、釦部品搬送ユニット30は同
図に示すごとく上面に釦部品70の表面を案内する案内
面を有し、釦部品70の搬送方向に沿って対向配置され
る第1、第2の釦部品表面案内用ベース部材31,35
と、前記各案内面上に配置固定され、それぞれが少なく
とも釦部品70の裏面周縁部を案内する案内面を有する
第1、第2の釦部品裏面案内部材32,36と、前記一
対の表面案内用ベース部材31,35間に配置固定さ
れ、釦部品70の円形頭部押出用のプッシャー通路を形
成するプッシャー通路形成部材50とからなり、前記釦
部品70の第2裏面案内部材36は、前記頭部の一部周
縁部を上下から接触保持し、且つ他方の裏面案内部材に
向けて弾性的に付勢される楔状断面の空間部を有するア
タッチメント38を備えている。以下、前記各部材の構
成を具体的に説明する。
【0018】前記第1の表面案内用ベース部材31は矩
形板状の金属製ブロック体に切削加工がなされて所定の
形状とされており、上面の一端部にシュート5(図7)
から供給されてくる釦部品70の導入用凹部31aが形
成され、その他は釦部品70の表面側を案内する平滑な
案内面31bとされている。また、同案内面31bの外
部側の一部が切欠かれており、該表面案内用ベース部材
31に上記一方の裏面案内部材32を固着するための後
述する固着部材33を係着させる係着部31cを構成す
る。なお、同図中の符号31dは該表面案内用ベース部
材31を第2表面案内用ベース部材35に結合するため
の複数のボルト挿入孔であり、その他の必要部分にも必
要な切削加工がなされているが、ここではその詳しい説
明は省略する。
【0019】第1の表面案内用ベース部材31と相対し
て結合される第2の表面案内用ベース部材35は、図
に示すごとく角柱状ブロック体35aの上面の側縁に沿
って断面がL字状の案内面形成部材35bが起立して延
在する形状とされている。該案内面形成部材35bの上
面には、第1表面案内用ベース部材31の上記釦部品導
入用凹部31aに対応する部分に後述する釦部品70の
位置決め部材45のための固着凹部35cが形成され、
他の表面は釦部品70の表面側を案内するための平滑な
案内面35dとされる。また、前記角柱状ブロック体3
5aには上記相手方の表面案内用ベース部材31と結合
するための複数のボルトネジ孔35eが形成されてお
り、前記案内面形成部材35bには裏面案内部材36及
びプッシャー通路形成部材50を固着するためのネジ孔
が多数形成されている。
【0020】上記一対の裏面案内部材32,36のう
ち、第1の裏面案内部材32は上記第1表面案内用ベー
ス部材31の案内面31b上に載置固定される。第1の
裏面案内部材32は、図1に示すごとく断面がL字状の
角柱ブロック体からなり、その外部側の側面の前記表面
案内用ベース部材31の係着部31cに対応する位置に
は上記固着部材33が嵌合する嵌合凹部32aが形成さ
れると共に、同嵌合凹部32aに前記固着部材33の固
着用ネジ孔32bが形成されている。前記固着部材33
は、図1に示すごとく本体33aの一端部に係着突起3
3bを有し、前記本体33aを第1裏面案内部材32の
嵌合凹部32aに嵌合すると共に、前記係着突起33b
が第1表面案内用ベース部材31の係着部31cに係着
され、ネジ部品が本体33aに形成されたネジ挿通孔3
3cに挿通されて、前記裏面案内部材32の固着用ネジ
孔32bにねじ込み両部材31,32を結合する。
【0021】第1裏面案内部材32と相対して配設され
る、第2裏面案内部材36は多数のアタッチメントを組
み合わせることにより構成される。即ち、同裏面案内部
材36は、図3に拡大して示すごとく上記第2表面案内
用ベース部材35の案内面35d上に直接載置固定され
る凹形状の板材からなるスペーサ37と、該スペーサ3
7の切欠部37a内に一部が嵌合された状態で同スペー
サ37上に載置されるアタッチメント38と、該アタッ
チメント38を外部側から弾性的に押圧すると共に、同
アタッチメント38を前記スペーサ37との間で摺動自
在に挟持する、上記表面案内用ベース部材35と同一の
長さを有する板状のアタッチメント案内部材39と、該
アタッチメント案内部材39の外部側の側面に圧縮スプ
リング40,40,…を介して固着され、アタッチメン
ト38の背面を圧縮スプリング40,40,…を介して
弾圧すると共に、同圧縮スプリング40,40,…を後
端から支持する板状の規制部材41とからなる。これら
の部材は全てネジ部品による分解・組立てが自在とされ
ている。
【0022】前記アタッチメント38は本発明の重要な
構成部分をなしており、その構成は、全体が略凸形状の
板材からなり、その長手方向の両端部が一部切欠されて
上記アタッチメント案内部材39に形成されている嵌着
凹部39aに遊嵌する嵌着突起38aを形成している。
該アタッチメント38の断面は、その幅広部38bの部
分では図3に示すごとく略T字状をなし、その下部突出
部38cはアタッチメント38の全長にわたって形成さ
れている。前記下部突出部38cは、その内側面が下傾
斜のテーパー面とされ、上部本体38eとの間に楔状の
断面を有する釦部品70の挟持案内空間38dを形成す
る。
【0023】前記アタッチメント案内部材39は、前記
アタッチメント38に対向する裏面の部分に上記嵌着突
起38aが遊嵌する嵌着凹部39aを残してアタッチメ
ント38と略同等の形状に切欠されており、この切欠部
分39bには上記圧縮スプリング40,40,…を装着
するための複数の凹溝39c,39c,…が形成されて
いる。
【0024】上記プッシャー通路形成部材50は、図2
に示すごとく角柱状のブロック体からなり、同ブロック
体の一側面が切欠されてカム面50aを形成している。
該カム面50aは、プッシャー22の押出し方向に上傾
斜面、水平面、下傾斜面及び水平面の順で構成される。
前記ブロック体の長さは上記第1、第2の表面案内用ベ
ース部材31,35の長さに等しく、その下面の幅は第
2表面案内用ベース部材35の角柱状ブロック体35a
の上面と同一形状である。前記カム面50aの幅はプッ
シャー22の厚みに略等しく設定されており、該カム面
50aの幅を差し引いたプッシャー通路形成部材50の
上面幅は第2表面案内用ベース部材35の案内面形成部
材35bの裏面幅に等しい。また、該プッシャー通路形
成部材50にもネジ部品の挿通孔50bが複数形成され
ており、第2表面案内用ベース部材35の案内面形成部
材35bに形成されたネジ孔との間でネジ結合される。
なお、本実施例では上記第2表面案内用ベース部材35
とプッシャー通路形成部材50を別部材として構成して
いるが、両者を一部材として構成することも可能であ
る。
【0025】図4〜図6は上記釦部品搬送アタッチメン
トを搭載した釦搬送装置の代表的な構成例を示してい
る。これらの図において、上記プッシャー22の後端と
揺動レバー21の中間部との間に引張りばね23を介在
させることにより、プッシャー22の先端を常に弾性的
に下方に付勢している。該プッシャー22の先端部上面
には、長手方向に延びる切欠溝部22aが形成され、同
先端部下面には本発明に係る釦部品の搬送ユニットの後
述するプッシャー通路面に当接するカム接触子22bが
突設している。そして前記切欠溝部22aには、先端が
プッシャー22の先端から僅かに突出するようにして板
状のフィンガー部材24の先端部が嵌挿され、その略中
央部がピン25によりプッシャー22の略中央部に枢着
される。該フィンガー部材24は本発明の係合部材に相
当し、その先端部下面には釦部品70の頭部裏面に形成さ
れた方向位置決め用の係合凹部70aに係合する係合突
起24aを有しており、また同フィンガー部材24の後
端部下面とプッシャー22との間には圧縮スプリングが
介装されている。このため、前記フィンガー部材24の
先端部は前記ピン25を中心にして図4において時計方
向に付勢され、定常時は前記係合突起24aがプッシャ
ー22の先端面に当接した状態にある。
【0026】図2は、以上のごとく構成された各部材を
組み立てて得られる釦搬送ユニット30を釦取付機の釦
部品搬送装置20に取り付けた状態を示した斜視図であ
り、本発明の釦搬送ユニット30の上記第1表面案内用
ベース部材31の釦部品導入用凹部31aに釦供給シュ
ート5の出口部が設置され、第1及び第2表面案内用ベ
ース部材31,35の間に形成されたプッシャー通路内
にプッシャー22が挿入されている。
【0027】本発明に係る釦部品の搬送装置20によれ
ば、前記シュート5から供給されてくる釦部品70は前
記搬送ユニット30の対向する第1及び第2の表面案内
ベース部材31,35と第1及び第2裏面案内部材3
2,36との間に形成される釦搬送路内に、釦頭部表面
を下方に向けた姿勢で送り込まれる。このとき、プッシ
ャー22はプッシャー通路入口に後退しており、そのカ
ム接触子22bの先端はプッシャー通路形成部材50の
カム面50aの通路入口側の水平面上に弾性的に当接し
た状態にあり、プッシャー先端面の下半部が、釦搬送路
に送り込まれた前記釦部品70の釦頭部の外周面に当接
し、且つフィンガー部材24の係合突起24aが釦部品
70の裏面上方に位置している。
【0028】このあと、搖動レバー21が搖動してプッ
シャー22がプッシャー通路を押し出されると、カム接
触子22bがプッシャー通路形成部材50のカム面50
aを弾接状態で案内され、釦搬送方向の最後の水平カム
面に達したとき、プッシャー22の先端位置が下降し
て、その先端面の中央部で釦頭部の外周面を押し、同時
にフィンガー部材24の係合突起24aが弾性に抗して
ピン25を中心として反時計方向に回動しながら釦部品
70の裏面に弾接する。
【0029】こうしてプッシャー22により釦部品70
が搬送通路を釦取付機1のポケット3まで搬送される間
に、釦部品70の外周縁の一部表裏面はアタッチメント
38の楔状空間部38d内でプッシャー22の側面と直
交する方向に弾性的に押圧されながら挟持されるため、
その部分では他の外周部より摺動抵抗が大きくなり、釦
部品70には垂直軸線を中心とした回転力が生じる。従
って、釦部品70はプッシャー22により搬送されると
き垂直軸線を中心に回転しながら搬送路内を進むが、こ
のときプッシャー22の先端面から突出して釦部品70
の裏面に弾接するフィンガー部材23の係合突起23a
が釦部品70の裏面の係合凹部70aに係合し、そこで
釦部品70の回転は停止し、釦表面の模様等の方向が所
定の方向を向いた状態で上記ポケット3まで確実に搬送
されることになる。特に、本発明においては釦部品70
の回転中は、上記アタッチメント38の楔状部分によ
り、その外周縁部の一部を上下で挟持するだけで、同挟
持部分の反対側の釦頭部外周部は第1裏面案内部材32
の内側面に点状で接触するだけであるため殆ど摺動抵抗
が発生しない。そのため、釦部品70は極めてスムーズ
に回転する。
【0030】ここで、異なる大きさの釦部品70に切り
換えるときは、まず固定ネジ部品等を外して第2裏面案
内部材36を第2表面案内ベース部材31と切離し、そ
のあと上記アタッチメント38を第2裏面案内部材36
から取り外して、使用済みのアタッチメント38を新た
な釦部品用のアタッチメント38と取り替えて、再度第
2裏面案内部材36に組み込み、次いで該第2裏面案内
部材36を前記第2表面案内ベース部材31に組付け
る。また、必要ならば同時に固着部材33を取り外し
て、第1裏面案内部材32を取り替えるようにすること
が可能であり、更には上記第2裏面案内部材36をアタ
ッチメント38を組付けたままで交換することも可能で
ある。
【0031】なお、上記実施例では、釦部品70の係合
部の好適例としてフィンガー部材23の係合突起23a
に係合する係合凹部70aが示されているが、他の例え
ば舌片状の係合部が採用できることは勿論である。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
よれば前記釦搬送ユニットにおける少なくとも釦搬送路
を構成する部材が分解可能となっているため、多様な寸
法を持つ釦部品に切り換えるとき、前記部材を交換する
だけで即座に対応することが可能であり、極めて汎用性
に富むものである。しかも、前記ユニットの釦部品に方
向性を与えるために摺動抵抗を付与する釦通路に対向し
て配置される釦通路には釦部品に摺動抵抗を与える力が
殆ど作用しないように構成できるため、釦部品を垂直軸
線を中心に円滑に回転させることができ、プッシャーの
係合部により釦部品の方向設定が確実に行われる。
【0033】即ち、本発明によればプッシャーが搖動レ
バーにより釦搬送ユニット内のプッシャー通路を往復動
する形式の釦搬送装置で、且つプッシャー通路の上部が
開放しているにも関わらず、プッシャー先端を常時下方
に付勢してカム面上を弾接しながら往復動させ、その先
端面から突出する係合部も常時下方に付勢されているた
め、同係合部は釦頭部の裏面に確実に弾接され、また釦
部品が上記ユニット内の釦搬送路を垂直軸線を中心に回
転しながら搬送されるとき、釦頭部の裏面に形成されて
いる被係合部にプッシャー先端の前記係合部が確実に係
合して、釦部品の表面模様が所定の方向に向かった状態
で前記回転を確実に停止させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施例を示す釦搬送ユニット
の分解図である。
【図2】同ユニットを適用した釦搬送装置の主要部の外
観を示す斜視図である。
【図3】同釦搬送ユニットの裏面案内部材を示す拡大分
解図である。
【図4】図2に示す釦搬送装置の縦断面図である。
【図5】図4におけるA−A線の拡大断面図である。
【図6】同装置の主要部を示す平面図である。
【図7】釦取付機の概要を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 パンチ 2 把持部 3 ポケット 4 ダイ 5 シュート 20 釦(部品)搬送装置 21 搖動レバー 22 プッシャー 22a 切欠溝部 22b カム接触子 23 引張スプリング 24 フィンガー部材 24a 係合突起 25 ピン 30 釦(部品)搬送ユニット 31 第1表面案内ベース部材 31a 導入用凹部 31b 案内面 31c 係着部 31d ボルト挿通孔 32 第1裏面案内部材 32a 嵌合凹部 32b ネジ孔 33 固着部材 33a 本体 33b 係着突起 33c ネジ挿通孔 35 第2表面案内ベース部材 35a 角柱状ブロック体 35b 案内面形成部材 35c 固着凹部 35d 案内面 35e ボルトネジ孔 36 第2裏面案内部材 37 スペーサ 37a 切欠部 38 (釦回転用)アタッチメント 38a 嵌合突起 38b 幅広部 38c 突出部 38d 楔状空間部 39 アタンチメント案内部材 39a 嵌着凹部 39b 切欠部分 39c 凹溝 41 規制部材 45 位置決め部材 50 プッシャー通路形成部材 50a カム面 50b 挿通孔 70 釦部品 70a 係合凹部 71 鋲部品

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】裏面に方向設定用の切欠部70aが形成さ
    れた円形頭部をもつ釦部品70を方向設定しながら釦取
    付機まで搬送するための釦搬送路に設置される釦搬送ユ
    ニット30であって、 上面に釦部品70の表面を案内する案内面を有し、釦部
    品70の搬送方向に沿って且つ所定の間隔をおいて対面
    配置される釦部品70の周縁部表面を案内するための案
    内面31b,35dを有する一対の表面案内用ベース部
    材31,35と、 前記各案内面31b,35d上に配設固定され、それぞ
    れが少なくとも釦部品70の裏面周縁部を案内するため
    の案内面を有する一対の裏面案内部材32,36と、 前記一対の表面案内用ベース部材31,35間に配設固
    定され、釦部品70の円形頭部押出用のプッシャー通路
    を形成するプッシャー通路形成部材50とからなり、 前記釦部品70の裏面案内部材32,36の一方は、前
    記頭部の一部周縁部を上下から接触保持し、且つ他方の
    裏面案内部材36,32に向けて弾性的に付勢される楔
    状断面の釦部品案内路を有する釦回転用アタッチメント
    38を備えており、 前記アタッチメント38が少なくとも交換可能とされて
    なる、ことを特徴とする釦取付機の釦搬送ユニット。
  2. 【請求項2】前記プッシャー通路がプッシャー案内用の
    カム面50aを有してなる請求項1記載の釦搬送ユニッ
    ト。
JP3343165A 1991-12-25 1991-12-25 釦取付機の釦搬送ユニット Expired - Fee Related JP2731061B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3343165A JP2731061B2 (ja) 1991-12-25 1991-12-25 釦取付機の釦搬送ユニット
DE69214106T DE69214106T2 (de) 1991-12-25 1992-12-17 Knopfzuführung für eine Knopfansatzmaschine
EP92121472A EP0548800B1 (en) 1991-12-25 1992-12-17 Button feed unit for button applicator
BR9204727A BR9204727A (pt) 1991-12-25 1992-12-23 Unidade alimentadora de botao para aplicador de botoes
US07/996,308 US5326012A (en) 1991-12-25 1992-12-23 Button feed unit for button applicator
HK127397A HK127397A (en) 1991-12-25 1997-06-26 Button feed unit for button applicator

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3343165A JP2731061B2 (ja) 1991-12-25 1991-12-25 釦取付機の釦搬送ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05171505A true JPH05171505A (ja) 1993-07-09
JP2731061B2 JP2731061B2 (ja) 1998-03-25

Family

ID=18359418

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3343165A Expired - Fee Related JP2731061B2 (ja) 1991-12-25 1991-12-25 釦取付機の釦搬送ユニット

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5326012A (ja)
EP (1) EP0548800B1 (ja)
JP (1) JP2731061B2 (ja)
BR (1) BR9204727A (ja)
DE (1) DE69214106T2 (ja)
HK (1) HK127397A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1627610A1 (en) * 2004-08-21 2006-02-22 TLT Medical Ltd Drug delivery throug application in nails
US7506789B2 (en) * 2006-08-28 2009-03-24 Arrow Fastener Company, Inc. Continuous feed cap system

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6274614U (ja) * 1985-10-26 1987-05-13
JPS6313216U (ja) * 1986-07-11 1988-01-28
JPS6328171U (ja) * 1986-08-07 1988-02-24
JPH0312739U (ja) * 1989-06-22 1991-02-08

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2265574A (en) * 1938-10-18 1941-12-09 Patent Button Co Combined tucker and orienting mechanism for snap fastener attaching machines
US2588486A (en) * 1949-09-16 1952-03-11 Patent Button Co Combined tucker and orienting mechanism for snap fastener attaching machines
US4019666A (en) * 1975-11-10 1977-04-26 Scovill Manufacturing Company Fastener attaching machine having means for orienting caps, buttons, and the like
DE2856868A1 (de) * 1978-12-30 1980-07-17 Schaeffer Homberg Gmbh Vorrichtung an einer ansetzmaschine
JPS598968Y2 (ja) * 1981-04-22 1984-03-21 ワイケイケイ株式会社 釦取付機における釦供給装置
JPS6078826U (ja) * 1983-11-04 1985-06-01 日本ノーシヨン工業株式会社 釦取付機における方向設定装置
JPS6071627U (ja) * 1983-10-18 1985-05-21 日本ノーシヨン工業株式会社 釦取付機の部品方向設定装置
JPH0312738Y2 (ja) * 1985-10-31 1991-03-26
JPH0711124Y2 (ja) * 1989-03-11 1995-03-15 ワイケイケイ株式会社 釦取付機の釦搬送装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6274614U (ja) * 1985-10-26 1987-05-13
JPS6313216U (ja) * 1986-07-11 1988-01-28
JPS6328171U (ja) * 1986-08-07 1988-02-24
JPH0312739U (ja) * 1989-06-22 1991-02-08

Also Published As

Publication number Publication date
EP0548800B1 (en) 1996-09-25
US5326012A (en) 1994-07-05
HK127397A (en) 1997-09-19
DE69214106T2 (de) 1997-03-13
DE69214106D1 (de) 1996-10-31
JP2731061B2 (ja) 1998-03-25
BR9204727A (pt) 1993-06-29
EP0548800A1 (en) 1993-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0640300B1 (en) Auto-lock slider for concealed slide fastener
US5664300A (en) Auto-lock slider for slide fastener
EP0640445B1 (en) Spring actuated fastener driving tool
JP2641939B2 (ja) 火薬力作動型の固定素子打込み装置
US4615473A (en) Apparatus for assembling a pair of fastener elements
JPH05171505A (ja) 釦取付機の釦搬送ユニット
JP2614958B2 (ja) 釦取付機の釦搬送装置
US2932029A (en) Machine for the assembly of eye members in textile materials
US4717061A (en) Button feeder for button applicator
EP0224875B1 (en) Button feeder for button applicator
US4126917A (en) Tie pin shirt engaging means
EP0192141A2 (en) Apparatus for preventing fall of button parts from a chute
JP3409583B2 (ja) 鋲接点吸着装置
JP2001089840A (ja) 電子部品の薄膜形成用治具
US6047465A (en) Attaching device of connecting ring to pull tab for slide fastener slider
JPH07116934A (ja) 紐締具の自動組立装置
EP0062879B1 (en) Device for holding a slider for a slide fastener
CN220914731U (zh) 裁切插入机构和装配设备
JPH08330049A (ja) コネクタ支持部材
JP2957759B2 (ja) リードフレーム搬送装置
JPH0312739Y2 (ja)
WO2014030261A1 (ja) ボタン又はボタン取付具の搬送装置
JPH0734897Y2 (ja) 釦取付機の釦搬送装置
JPS633803B2 (ja)
JPH11233226A (ja) コネクタ圧接アタッチメント

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees