JPH0517120Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0517120Y2 JPH0517120Y2 JP1986091966U JP9196686U JPH0517120Y2 JP H0517120 Y2 JPH0517120 Y2 JP H0517120Y2 JP 1986091966 U JP1986091966 U JP 1986091966U JP 9196686 U JP9196686 U JP 9196686U JP H0517120 Y2 JPH0517120 Y2 JP H0517120Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- chassis
- sides
- drive shaft
- engagement
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は走行玩具に利用されるゼンマイ駆動ユ
ニツトのケーシング構造に関する。
ニツトのケーシング構造に関する。
(従来技術)
従来、この種のゼンマイ駆動ユニツトのケーシ
ング構造は第4図に示すようにケーシング10の
前部略中央と後部下端にそれぞれ係合凸部11,
12を突設して形成されていた。そして、車台1
3に取着するには上記ケーシング10に設けた係
合凸部11,12をこの車台13に設けた係合部
16,17に係合させることによつて行なわれて
いた。しかしながら、この場合、車台15に対し
ゼンマイ駆動ユニツトのケーシング10を確実に
取着することができる反面、その取着に遊びがな
いために、例えば凹凸の走行面上に走行させたと
きに、駆動ユニツトの駆動軸14に固定されてい
る車軸15が上記走行面より浮き上がるなどして
走行の安定性が得られない等の難点があり、この
点の解決が臨まれていた。
ング構造は第4図に示すようにケーシング10の
前部略中央と後部下端にそれぞれ係合凸部11,
12を突設して形成されていた。そして、車台1
3に取着するには上記ケーシング10に設けた係
合凸部11,12をこの車台13に設けた係合部
16,17に係合させることによつて行なわれて
いた。しかしながら、この場合、車台15に対し
ゼンマイ駆動ユニツトのケーシング10を確実に
取着することができる反面、その取着に遊びがな
いために、例えば凹凸の走行面上に走行させたと
きに、駆動ユニツトの駆動軸14に固定されてい
る車軸15が上記走行面より浮き上がるなどして
走行の安定性が得られない等の難点があり、この
点の解決が臨まれていた。
(考案の目的)
本考案は上記の観点に鑑みてなされたものであ
つて、特に、構造が簡単であるとともに、車台に
取着したときに走行の安定性を計ることができる
ゼンマイ駆動ユニツトのケーシング構造を提案す
ることを目的とする。
つて、特に、構造が簡単であるとともに、車台に
取着したときに走行の安定性を計ることができる
ゼンマイ駆動ユニツトのケーシング構造を提案す
ることを目的とする。
(目的を達成するための手段)
上記目的を達成するための手段として、本考案
に係るゼンマイ駆動ユニツトのケーシング構造
は、ケーシング内にゼンマイと、その駆動力を伝
達する複数の減速歯車と、該減速歯車の出力駆動
軸とを収納してなる駆動ユニツトにおいて、下記
要件を備えることを特徴とするゼンマイ駆動ユニ
ツトのケーシング構造。
に係るゼンマイ駆動ユニツトのケーシング構造
は、ケーシング内にゼンマイと、その駆動力を伝
達する複数の減速歯車と、該減速歯車の出力駆動
軸とを収納してなる駆動ユニツトにおいて、下記
要件を備えることを特徴とするゼンマイ駆動ユニ
ツトのケーシング構造。
(イ) 前記出力駆動軸の両端は前記ケーシングの左
右両側に突出すること。
右両側に突出すること。
(ロ) 前記ケーシングの前後面には係合凸部又は係
合凹部を同軸上に形成したこと。
合凹部を同軸上に形成したこと。
(ハ) 前記ケーシングの両側面の上記駆動軸に対し
て遠い側には係合凸部又は係合凹部を同軸上に
形成したこと。
て遠い側には係合凸部又は係合凹部を同軸上に
形成したこと。
(ニ) 走行玩具の車台には、前記ケーシングの前後
面又は両側面の係合凸部又は係合凹部を回動自
在に支承する支承部が形成されていること。
面又は両側面の係合凸部又は係合凹部を回動自
在に支承する支承部が形成されていること。
(ホ) 前記ケーシングは走行玩具の車台に取付けら
れたときに弾性部材によつて下方に付勢される
こと。
れたときに弾性部材によつて下方に付勢される
こと。
(考案の作用、効果)
上記構成のように、本考案に係るゼンマイ駆動
ユニツトのケーシング構造によれば、ケーシング
の前後面の係合凸部又は係合凹部を走行玩具の車
台の支承部に回動自在に支承することにより、左
右方向へのローリング機能が得られる。したがつ
て、走行面に凹凸があつて、駆動輪の一方だけが
凸面にあたつて跳ねると、ケーシングは車台の向
きに関係なくローリングとして傾くので、他方の
駆動輪は接地状態を保持することができる。
ユニツトのケーシング構造によれば、ケーシング
の前後面の係合凸部又は係合凹部を走行玩具の車
台の支承部に回動自在に支承することにより、左
右方向へのローリング機能が得られる。したがつ
て、走行面に凹凸があつて、駆動輪の一方だけが
凸面にあたつて跳ねると、ケーシングは車台の向
きに関係なくローリングとして傾くので、他方の
駆動輪は接地状態を保持することができる。
また、前記ケーシングの両側面の駆動軸と遠い
側の係合凸部又は係合凹部を車台の支承部に支承
させることによつて、凹凸面上を走行した場合
に、ケーシングは上記凹凸面の程度に応じて上記
支承部を中心に上下方向に回動するので、駆動輪
の接地状態が良好に保持される。
側の係合凸部又は係合凹部を車台の支承部に支承
させることによつて、凹凸面上を走行した場合
に、ケーシングは上記凹凸面の程度に応じて上記
支承部を中心に上下方向に回動するので、駆動輪
の接地状態が良好に保持される。
しかも、上記いずれの場合も、ケーシシグは車
台に取付けられたときに弾性部材によつて下方に
付勢されているから、凹凸面からのシヨツクをよ
り効果的に吸収することができ、ガタつきも少な
いので、安定な走行を得ることができる。
台に取付けられたときに弾性部材によつて下方に
付勢されているから、凹凸面からのシヨツクをよ
り効果的に吸収することができ、ガタつきも少な
いので、安定な走行を得ることができる。
(実施例)
以下、図面によつて本考案の実施態様の一例に
ついて説明する。
ついて説明する。
第1図a,bにおいて、符号Aはゼンマイ駆動
ユニツトを示す。このゼンマイ駆動ユニツトAは
ケーシング1の内部に従来周知である駆動機構
(図示せず)が収納されている。この駆動機構は
ゼンマイを駆動源として、その駆動力を複数の減
速歯車を介して駆動軸2に伝達させるものであつ
て、この駆動軸2の両端は上記ケーシング1の両
側より突出されている。
ユニツトを示す。このゼンマイ駆動ユニツトAは
ケーシング1の内部に従来周知である駆動機構
(図示せず)が収納されている。この駆動機構は
ゼンマイを駆動源として、その駆動力を複数の減
速歯車を介して駆動軸2に伝達させるものであつ
て、この駆動軸2の両端は上記ケーシング1の両
側より突出されている。
ケーシング1の前後端の中央部下方に駆動軸2
と直交するようにして支軸から成る係合凸部3,
4が同軸上に突出形成されるとともに、一側面の
上記駆動軸2の斜め上方には係合軸5が突出形成
されている。6,6は上記ケーシング1の両側下
部の係合凸部3寄りに形成された支軸から成る係
合凸部を示す。この係合凸部6,6はケーシング
の両側面の駆動軸2と遠い側に同軸上に配置され
るものである。
と直交するようにして支軸から成る係合凸部3,
4が同軸上に突出形成されるとともに、一側面の
上記駆動軸2の斜め上方には係合軸5が突出形成
されている。6,6は上記ケーシング1の両側下
部の係合凸部3寄りに形成された支軸から成る係
合凸部を示す。この係合凸部6,6はケーシング
の両側面の駆動軸2と遠い側に同軸上に配置され
るものである。
次に、第2図乃至第3図は上記ゼンマイ駆動ユ
ニツトAの使用態様を示すもので、第2図a,b
に示すものは、車台20の後部寄りの両側に立設
した支承部24,24の軸受孔24a,24aに
ケーシング1の両側下部の係合凸部3よりに形成
した支軸から成る係合凸部6,6を遊嵌支持させ
て駆動ユニツトAを上記車台20に取着するとと
もに、上記ケーシング1の一側面に設けた係合軸
5と車台20の後部に設けた係止部材25との間
に弾性部材26を介在させてケーシング1を下方
に付勢したものである。
ニツトAの使用態様を示すもので、第2図a,b
に示すものは、車台20の後部寄りの両側に立設
した支承部24,24の軸受孔24a,24aに
ケーシング1の両側下部の係合凸部3よりに形成
した支軸から成る係合凸部6,6を遊嵌支持させ
て駆動ユニツトAを上記車台20に取着するとと
もに、上記ケーシング1の一側面に設けた係合軸
5と車台20の後部に設けた係止部材25との間
に弾性部材26を介在させてケーシング1を下方
に付勢したものである。
これにより、ケーシング1の両側面の駆動軸2
と遠い側の係合凸部6,6を車台20の支承部2
4,24に支承させることによつて、ケーシング
1は上記係合凸部6,6を中心として上下動する
ことができ、凹凸面上を走行した場合に、ケーシ
ング1は上記凹凸面の程度に応じて上記支承部を
中心に上下方向に回動するので、駆動輪23,2
3の接地状態が良好に保持される。
と遠い側の係合凸部6,6を車台20の支承部2
4,24に支承させることによつて、ケーシング
1は上記係合凸部6,6を中心として上下動する
ことができ、凹凸面上を走行した場合に、ケーシ
ング1は上記凹凸面の程度に応じて上記支承部を
中心に上下方向に回動するので、駆動輪23,2
3の接地状態が良好に保持される。
しかも、ケーシング1は車台20に取付けられ
たときに弾性部材26によつて下方に付勢されて
いるから、凹凸面からのシヨツクをより効果的に
吸収することができ、ガタつきも少ないので、安
定な走行を得ることができる。
たときに弾性部材26によつて下方に付勢されて
いるから、凹凸面からのシヨツクをより効果的に
吸収することができ、ガタつきも少ないので、安
定な走行を得ることができる。
第3図a,bは第2図a,bと同様に走行玩具
の車台20に立設した支承部21,21の長孔2
1b,21bに駆動ユニツトAのケーシング1の
前後端に立設した係合凸部3,4を遊嵌支持さ
せ、且つ、このケーシング1の上部と車体20a
との間に弾性部材26を介在させてケーシング1
を下方に付勢したものである。
の車台20に立設した支承部21,21の長孔2
1b,21bに駆動ユニツトAのケーシング1の
前後端に立設した係合凸部3,4を遊嵌支持さ
せ、且つ、このケーシング1の上部と車体20a
との間に弾性部材26を介在させてケーシング1
を下方に付勢したものである。
ケーシング1は係合凸部3,4を支点に左右方
向にローリングし、長孔21b,21bの範囲内
で上下動するから、駆動軸2に取着された車輪2
3,23の凹凸走行面における接地状態が確実と
なり、安定した走行が得られる。
向にローリングし、長孔21b,21bの範囲内
で上下動するから、駆動軸2に取着された車輪2
3,23の凹凸走行面における接地状態が確実と
なり、安定した走行が得られる。
この場合も、ケーシング1は弾性部材26によ
つて下方に付勢されているから、凹凸面からのシ
ヨツクをより効果的に吸収することができ、ガタ
つきも少ないので、安定な走行を得ることができ
る。
つて下方に付勢されているから、凹凸面からのシ
ヨツクをより効果的に吸収することができ、ガタ
つきも少ないので、安定な走行を得ることができ
る。
なお、上記第2図及び第3図の説明中におい
て、同符号は同部位を示すものである。また、支
承部には係合凸部でなく、係合凹部を支承させる
構成であつてもよい。
て、同符号は同部位を示すものである。また、支
承部には係合凸部でなく、係合凹部を支承させる
構成であつてもよい。
第1図a,bは本考案に係るゼンマイ駆動ユニ
ツトのケーシング構造を示す斜視図及び側面図、
第2図a,b及び第3図a,bはケーシングの取
着状態を示す側面図及び背面図、第4図は従来例
を示す側面図である。 符号、A……ゼンマイ駆動ユニツト、1……ケ
ーシング、2……駆動軸、3,4,6……係合凸
部、20……車台、21,24……支承部、26
……弾性部材。
ツトのケーシング構造を示す斜視図及び側面図、
第2図a,b及び第3図a,bはケーシングの取
着状態を示す側面図及び背面図、第4図は従来例
を示す側面図である。 符号、A……ゼンマイ駆動ユニツト、1……ケ
ーシング、2……駆動軸、3,4,6……係合凸
部、20……車台、21,24……支承部、26
……弾性部材。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 ケーシング内にゼンマイと、その駆動力を伝達
する複数の減速歯車と、該減速歯車の出力駆動軸
とを収納してなる駆動ユニツトにおいて、下記要
件を備えることを特徴とするゼンマイ駆動ユニツ
トのケーシング構造。 (イ) 前記出力駆動軸の両端は前記ケーシングの左
右両側に突出すること。 (ロ) 前記ケーシングの前後面には係合凸部又は係
合凹部を同軸上に形成したこと。 (ハ) 前記ケーシングの両側面の上記駆動軸に対し
て遠い側には係合凸部又は係合凹部を同軸上に
形成したこと。 (ニ) 走行玩具の車台には、前記ケーシングの前後
面又は両側面の係合凸部又は係合凹部を回動自
在に支承する支承部が形成されていること。 (ホ) 前記ケーシングは走行玩具の車台に取付けら
れたときに弾性部材によつて下方に付勢される
こと。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986091966U JPH0517120Y2 (ja) | 1986-06-17 | 1986-06-17 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986091966U JPH0517120Y2 (ja) | 1986-06-17 | 1986-06-17 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62202899U JPS62202899U (ja) | 1987-12-24 |
JPH0517120Y2 true JPH0517120Y2 (ja) | 1993-05-07 |
Family
ID=30953232
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986091966U Expired - Lifetime JPH0517120Y2 (ja) | 1986-06-17 | 1986-06-17 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0517120Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5235119U (ja) * | 1975-09-04 | 1977-03-12 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS498090U (ja) * | 1972-04-21 | 1974-01-23 | ||
JPS5543013U (ja) * | 1978-09-12 | 1980-03-19 |
-
1986
- 1986-06-17 JP JP1986091966U patent/JPH0517120Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5235119U (ja) * | 1975-09-04 | 1977-03-12 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62202899U (ja) | 1987-12-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0325826Y2 (ja) | ||
JPS6142987U (ja) | ミニチユア自動車おもちや | |
GB2151148A (en) | Toy vehicle sound producer | |
JPH0517120Y2 (ja) | ||
US3597876A (en) | Toy roadway set | |
KR880004442Y1 (ko) | 미니주행 완구차 | |
US3492017A (en) | Amusement vehicle | |
US20210146988A1 (en) | Child swing steering vehicle | |
US4329886A (en) | Positive mesh gearing system for toy cars | |
US2618101A (en) | Reversible toy vehicle | |
US3624961A (en) | Toy vehicle bogie | |
JPH0377753B2 (ja) | ||
JPH0319412Y2 (ja) | ||
JP2569324Y2 (ja) | 車体構造 | |
CN215553503U (zh) | 一种直轴式童车摇摆机构 | |
JPH0425189Y2 (ja) | ||
JPH0323277Y2 (ja) | ||
JPH0247998Y2 (ja) | ||
JP2562949Y2 (ja) | ゼンマイ駆動式走行玩具 | |
JPH0319428Y2 (ja) | ||
JPH0117332Y2 (ja) | ||
JPH0441915Y2 (ja) | ||
JP2592543Y2 (ja) | 車体構造 | |
JPH0319421Y2 (ja) | ||
CN113306651A (zh) | 行走轮组件、行走机构和行走装置 |