JPH05171162A - 水や油などの流体の改質装置 - Google Patents

水や油などの流体の改質装置

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JPH05171162A
JPH05171162A JP33484291A JP33484291A JPH05171162A JP H05171162 A JPH05171162 A JP H05171162A JP 33484291 A JP33484291 A JP 33484291A JP 33484291 A JP33484291 A JP 33484291A JP H05171162 A JPH05171162 A JP H05171162A
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  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 流体の通過流力とは別に反応粒体4を強制的
に撹拌せしめて散乱度を著しく向上させる水や油などの
流体の改質装置を提供すること。 【構成】 流体通過ケース体3に多数収納した反応粒体
4を強制的に撹拌する撹拌装置Aを設けた水や油などの
流体の改質装置であって、例えば流体通過ケース体3内
のケース長さ方向に撹拌回転軸5を配設し、この撹拌回
転軸5に撹拌羽根体6を突設して撹拌装置Aを構成した
水や油などの流体の改質装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水や油などの流体の改
質装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水や油などを通過せしめる筒状の流体通
過ケース体内にセラミック粒などの反応粒体を多数収納
した流体の改質装置が提案されている。
【0003】例えば、水道の導管途中にこの流体通過ケ
ース体を介在せしめて、水道水を通過せしめると、反応
粒体(セラミック粒)を触媒として反応し、赤錆び,塩
素臭,カビなどが除去され、水の浄化装置として機能す
る。
【0004】また、例えばエンジンに燃料(ガソリン)
を送り込む燃料供給管途中にこの流体通過ケース体を介
在せしめて、ガソリンを通過せしめるとセラミック粒に
含まれるラジウムなどの放射線の照射作用によりガソリ
ンのイオン化傾向が強まり鎖状の有機結合が崩壊し、ガ
ソリンの軽質化が進み、燃焼力や始動性が向上する。従
って、エンジンの燃費も向上することとなるものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このような改質装置の構造は、単に流体通過ケース体内
に多数の反応粒体を収納した構造に過ぎない。
【0006】従って、反応粒体は、流体の通過流力によ
りわずかに散流するに過ぎず、改質装置の性能が充分に
発揮されない。
【0007】この点、流体の導入部と排出部との位置を
対向位置からずらしたり、また、導入部に側方流入型の
ノズル方式を採用するなどして反応粒体を散乱させる手
法が提案されているが、いずれにしても反応粒体を単に
通過流体の勢いにより散乱させるに過ぎないため、その
散乱度は十分ではなく、そのため十分な改質効果が得ら
れてはいない。
【0008】本発明者は、この反応粒体の散乱度を上
げ、反応度を向上させることにより、改質装置の性能が
向上し得る点に着目し、特にこの散乱度が低い状態では
反応粒体の表面に不純物膜が形成され、流体と反応粒体
との接触を妨げ、あるいは反応粒体からの照射作用を妨
げ、性能が著しく低下することを見い出した。また、こ
の不純物膜の形成も反応粒体を散乱させ、互いに衝突さ
せることで防ぐことができることも見い出した。
【0009】特に前記ガソリンの改質装置として使用す
る場合は、ガソリンの供給量は少なく流体の通過流力は
小さいため(水に比べて粘性度も大きいため)、散乱度
は極めて小さく、また、短期間で反応粒体の表面に不純
物膜が形成され、短期間で改質装置としての性能がほと
んど失われてしまうことも研究・実験により判明した。
【0010】本発明は、このような問題点を解決し、流
体の通過流力とは別に反応粒体を強制的に撹拌せしめて
散乱度を著しく向上させる水や油などの流体の改質装置
を提供することが技術的課題である。
【0011】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0012】一端側に導入部1、他端側に排出部2を設
けてこの導入部1より流体を導入し、排出部2より排出
せしめる流体通過ケース体3内に、セラミック粒などの
改質用の反応粒体4を多数収納した水や油などの流体の
改質装置において、流体通過ケース体3に反応粒体4を
撹拌する撹拌装置Aを設けたことを特徴とする水や油な
どの流体の改質装置に係るものである。
【0013】流体通過ケース体3内のケース長さ方向に
撹拌回転軸5を配設し、この撹拌回転軸5に撹拌羽根体
6を突設して撹拌装置Aを構成したことを特徴とする請
求項1記載の水や油などの流体の改質装置に係るもので
ある。
【0014】流体通過ケース体3を筒状に形成し、この
筒状の流体通過ケース体3を所定の取付箇所に筒長さ方
向が水平方向に対して傾斜する状態で取り付け得る取付
手段を流体通過ケース体3に設け、この流体通過ケース
体3内の筒長さ方向に撹拌回転軸5を配設し、この撹拌
回転軸5に回転収納籠状体7を並設して撹拌装置Aを構
成し、この各回転収納籠状体7内に所定量の反応粒体4
を収納したことを特徴とする請求項1記載の水や油など
の流体の改質装置に係るものである。
【0015】
【作用】請求項1記載の発明について説明する。
【0016】反応粒体4は通過する流体の通過流力だけ
でなく撹拌装置Aにより強制的に撹拌され、反応粒体4
の散乱度・反応度は著しく向上することとなる。
【0017】また、反応粒体4同志の衝突も頻繁に生じ
ることとなり、反応粒体4の表面に流体と反応粒体4と
の接触や反応粒体4からの照射作用を妨げる不純物膜な
どの阻止膜が形成されることが抑制される。
【0018】請求項2記載の発明について説明する。
【0019】反応粒体4同志の衝突に加え、反応粒体4
と撹拌回転軸5の回転に伴って回転する撹拌羽根体6と
の衝突をも生じ、散乱度の向上並びに衝突により前記膜
形成の抑制作用が向上する。
【0020】請求項3について説明する。
【0021】各回転収納籠状体7の中で所定量の反応粒
体4が散乱し、衝突する。
【0022】しかも、各回転収納籠状体7との衝突も良
好となる。
【0023】この反応粒体4は流体通過ケース体3が水
平方向に対して傾斜しているため、各回転収納籠状体7
内で下寄側から上寄り側へと移動しながら良好に撹拌
し、また各回転収納籠状体7により仕切られた限定領域
内に所定量の反応粒体4が位置して散乱するため、通過
する流体に対する接触度・反応度が向上することとな
る。
【0024】
【実施例】図1は、請求項1記載の発明の第一実施例で
あって、請求項2記載の発明の実施例を図示している。
【0025】本実施例は、流体通過ケース体3に設けた
駆動源9により回転する撹拌回転軸5を筒状の流体通過
ケース体3の筒長さ方向(本実施例では流体の通過方
向)に配設し、この流体通過ケース体3に放射状に所定
間隔を置いて、ほぼ流体通過ケース体3の内周面に達す
る長さの棒状の撹拌羽根体6を多数突設している。
【0026】また、図2は請求項1記載の発明の第二実
施例を図示している。
【0027】本実施例は、ポンプ装置8により流体通過
方向と交差する方向に散乱対流を生じせしめるように撹
拌装置Aを構成し、反応粒体4を撹拌散乱させるもので
ある。
【0028】この対流による撹拌散乱が良好となるよう
に、対流方向を適切に調整することが望ましい。尚、本
実施例の導入部1には、筒長さ方向に対して周縁方向に
流体が導入され、散乱が良好となるようにT字導入管構
造を採用している。
【0029】図3では、請求項1記載の発明の第三実施
例であり、請求項3記載の実施例を示す。
【0030】本実施例は、導入部1と排出部2とを対角
角部に設けて、流体通過ケース体3をこの導入部1並び
に排出部2を水平に配される所定の流体導管途中に連結
して取り付ける際に、流体通過ケース体3が水平方向に
対して斜設されるように構成し、この流体通過ケース体
3内に撹拌回転軸5を配設し、この撹拌回転軸5に網籠
状の回転収納籠状体7をほぼ流体通過ケース体3内いっ
ぱいに回転自在に設け、この回転収納籠状体7を区分け
し、この区分けされた回転収納籠状体7内に所定量の反
応粒体4を収納している。
【0031】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、単
に流体に通過流力のみでなく、撹拌装置により強制的に
良好に反応粒体が撹拌されるため、流体と多数の反応粒
体が良好に混ざり合うことになり、反応のための接触度
が向上し、改質性能が著しく向上する水や油などの流体
の改質装置となる。
【0032】しかも、この反応粒体の散乱度の向上によ
り反応粒体同志が衝突して反応粒体表面に流体との接触
や照射作用を阻外する不純物膜などの膜形成が抑制さ
れ、改質性能、特に性能の持続性が著しく向上する水や
油などの流体の改質装置となる。
【0033】特に、本発明は、流体の通過流力が小さ
く、前記阻外膜が短期に形成されるエンジンの燃料改質
装置として使用する場合においては、極めて秀れた改質
装置となる。
【0034】また、請求項2記載の発明においては、良
好に反応粒体が撹拌散乱し、また、撹拌羽根体が反応粒
体と衝突し、阻外膜の形成抑制効果も著しく向上する水
や油などの流体の改質装置となる。
【0035】また、請求項3記載の発明においては、流
体通過ケース体が水平方向に対して斜設されるため撹拌
散乱も衝突作用も極めて向上し、また、反応粒体が所定
量づつ流体通過ケース体内に配置され、反応性能が極め
て向上する秀れた水や油などの流体の改質装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の第一実施例を示すもので
あって、請求項2記載の発明の実施例を示す概略構成断
面図である。
【図2】請求項1記載の発明の第二実施例を示す概略構
成断面図である。
【図3】請求項1記載の発明の第三実施例を示すもので
あって、請求項3記載の実施例を示す概略構成断面図で
ある。
【符号の説明】
1 導入部 2 排出部 3 流体通過ケース体 4 反応粒体 5 撹拌回転軸 6 撹拌羽根体 7 回転収納籠状体 A 撹拌装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側に導入部、他端側に排出部を設け
    てこの導入部より流体を導入し、排出部より排出せしめ
    る流体通過ケース体内に、セラミック粒などの改質用の
    反応粒体を多数収納した水や油などの流体の改質装置に
    おいて、流体通過ケース体に反応粒体を撹拌する撹拌装
    置を設けたことを特徴とする水や油などの流体の改質装
    置。
  2. 【請求項2】 流体通過ケース体内のケース長さ方向に
    撹拌回転軸を配設し、この撹拌回転軸に撹拌羽根体を突
    設して撹拌装置を構成したことを特徴とする請求項1記
    載の水や油などの流体の改質装置。
  3. 【請求項3】 流体通過ケース体を筒状に形成し、この
    筒状の流体通過ケース体を所定の取付箇所に筒長さ方向
    が水平方向に対して傾斜する状態で取り付け得る取付手
    段を流体通過ケース体に設け、この流体通過ケース体内
    の筒長さ方向に撹拌回転軸を配設し、この撹拌回転軸に
    回転収納籠状体を並設して撹拌装置を構成し、この各回
    転収納籠状体内に所定量の反応粒体を収納したことを特
    徴とする請求項1記載の水や油などの流体の改質装置。
JP3334842A 1991-12-18 1991-12-18 水や油などの流体の改質装置 Ceased JPH0819425B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05320670A (ja) * 1992-05-19 1993-12-03 Hideaki Nogami 液体燃料の燃費改質器
KR101404065B1 (ko) * 2012-08-23 2014-06-05 주식회사 에스비씨환경건설 이형 교반날개를 구비하는 침전지
JP2014169222A (ja) * 2014-03-18 2014-09-18 Tokyo Gas Co Ltd 水素製造装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04145944A (ja) * 1990-10-03 1992-05-19 Shiroyama:Kk 液体燃料触媒セラミックス

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