JP2014228415A - 洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】セメントを含むスラッジの沈降・堆積を防ぐことができる洗浄装置を提供することにある。【解決手段】廃棄物を固化する固化装置で使用される混合羽根1を洗浄する洗浄装置10であって、洗浄水101を溜める洗浄槽11と、洗浄槽11の底板12に設けられた排出口12aから洗浄水101を排出し、排出した洗浄水101を洗浄槽11の側板13に設けられた送給口13aから当該洗浄槽11内へ送給する循環配管15と、循環配管15に設けられ、排出口12aから排出した洗浄水101を洗浄槽11の送給口13a側へ送給する送給ポンプ16と、洗浄槽11の底板12に設けられ、洗浄水101を撹拌する撹拌装置とを備え、撹拌装置は、複数の翼体と、複数の翼体を回転可能に洗浄槽11の底板12に固定する固定具とを備えるようにした。【選択図】図1A

Description

本発明は、原子力発電所等から発生する放射性廃棄物を固化する固化装置で使用される混合羽根を洗浄する洗浄装置に関する。
原子力発電所等では、原子炉施設の運転に伴い、液体廃棄物や固体廃棄物などの放射性廃棄物が発生しており、これら廃棄物は、適切に処理された後に、セメント固化法などでドラム缶に固化して保管されている。
上述のセメント固化法には、廃棄物とセメントと水を放射性廃棄物固化用の容器内で混合羽根により直接撹拌混合して固化する方法がある(例えば、下記の特許文献1参照)。この混合羽根にセメントが固着すると、混合羽根の性能を低下させる可能性があることから、当該混合羽根を洗浄するようにしている。
例えば、洗浄水で満たされた洗浄槽内にて混合羽根を回転させたり、洗浄槽内にて混合羽根に洗浄水が噴霧されたりして当該混合羽根に付着した付着物を洗い落としている。洗浄槽内の洗浄水は、洗浄槽の底板に設けられる排出口とその側板に設けられる送給口に接続される循環配管、および循環配管の途中に設けられる送給ポンプにより、洗浄槽および循環配管を循環している。洗浄水は、洗浄槽内や循環配管内で流動することになり、セメントを含むスラッジの沈降・堆積を防止している。つまり、前記セメントが固化する間、前記スラッジが凝集し大きな塊に成長することを防止している。
特開平5−27091号公報
しかしながら、上述した技術では、洗浄槽の底板の場所によっては、洗浄水の流れが弱く、前記スラッジが沈降・堆積し凝集して大きな塊に成長してしまう可能性があった。洗浄槽の排出口近傍に堆積防止板(邪魔板)を設置することで、洗浄水の流れを乱して、前記スラッジの沈降・堆積をより確実に防止することが検討されているが、堆積防止板近傍以外の箇所では、洗浄水の流れを乱すことができず、前記スラッジが沈降・堆積し凝集して大きな塊に成長してしまう可能性があった。この状態で固化すると固化物自体が大きなものとなり、洗浄水の流量が低下したり、排出口や循環配管などを閉塞したりしてしまう可能性があった。
このようなことから、本発明は、前述した課題を解決するために為されたものであって、セメントを含むスラッジの沈降・堆積を防ぐことができる洗浄装置を提供することを目的としている。
上述した課題を解決する第1の発明に係る洗浄装置は、
廃棄物を固化する固化装置で使用される混合羽根を洗浄する洗浄装置であって、
洗浄水を溜める洗浄槽と、
前記洗浄槽の底板に設けられた排出口から前記洗浄水を排出し、排出した前記洗浄水を前記洗浄槽の側板に設けられた送給口から当該洗浄槽内へ送給する循環手段と、
前記循環手段に設けられ、前記排出口から排出した前記洗浄水を前記洗浄槽の前記送給口側へ送給する送給手段と、
前記洗浄槽の前記底板に設けられ、前記洗浄水を撹拌する撹拌手段とを備え、
前記撹拌手段は、複数の翼体と、前記複数の翼体を回転可能に前記洗浄槽の前記底板に固定する固定手段とを備える
ことを特徴とする。
上述した課題を解決する第2の発明に係る洗浄装置は、前述した第1の発明に係る洗浄装置であって、
前記複数の翼体の回転中心は、前記洗浄槽の径方向中心であり、
前記複数の翼体は、前記洗浄槽の前記底板に沿う形状をなしている
ことを特徴とする。
上述した課題を解決する第3の発明に係る洗浄装置は、前述した第1または第2の発明に係る洗浄装置であって、
前記複数の翼体は、前記洗浄槽の前記送給口の反対側に凸となる円弧をなしている
ことを特徴とする。
上述した課題を解決する第4の発明に係る洗浄装置は、前述した第1から第3の何れか一つの発明に係る洗浄装置であって、
前記複数の翼体の先端部は、前記洗浄槽の前記送給口と対向する平面をなしている
ことを特徴とする。
上述した課題を解決する第5の発明に係る洗浄装置は、前述した第1から第4の何れか一つの発明に係る洗浄装置であって、
前記複数の翼体の先端部に受圧板が設けられる
ことを特徴とする。
上述した課題を解決する第6の発明に係る洗浄装置は、前述した第1から第5の何れか一つの発明に係る洗浄装置であって、
前記複数の翼体の基端側は切り欠かれている
ことを特徴とする。
上述した課題を解決する第7の発明に係る洗浄装置は、前述した第1から第6の何れか一つの発明に係る洗浄装置であって、
前記固定手段は、前記複数の翼体の回転中心に設けられた蓋体を備え、
前記蓋体は、円錐形状である
ことを特徴とする。
上述した課題を解決する第8の発明に係る洗浄装置は、前述した第1から第7の何れか一つの発明に係る洗浄装置であって、
前記循環手段が、前記洗浄水が流通する循環配管であり、当該配管の前記送給口側は、平面にて前記洗浄槽の前記側板の接線方向に延在している
ことを特徴とする。
上述した課題を解決する第9の発明に係る洗浄装置は、前述した第1から第8の何れか一つの発明に係る洗浄装置であって、
前記送給口は、前記複数の翼体の先端部と略同じ高さに設けられている
ことを特徴とする。
第1の発明に係る洗浄装置によれば、複数の翼体により前記洗浄水を撹拌して乱すことができることから、混合羽根に付着したセメントを含む付着物が洗浄水により洗い落とされ、前記セメントを含むスラッジとなったとしても、洗浄槽内の底板に沈降し堆積する前に、前記複数の翼体により撹拌されて排出口から排出し、循環手段および送給手段により、洗浄槽内へ循環することになり、前記スラッジが前記洗浄水と共に流動することになる。これにより、前記セメントが固化する間、前記スラッジが凝集し大きな塊に成長することが防止され、洗浄水の流量が低下したり、循環手段や送給手段による前記洗浄水の流通箇所や排出口などを閉塞したりすることを防ぐことができる。
第2の発明に係る洗浄装置によれば、第1の発明に係る洗浄装置と同様な作用効果を奏することに加え、複数の翼体が回転することにより洗浄槽の底板近傍の洗浄水を撹拌して乱すことができることから、前記セメントを含むスラッジとなったとしても、前記スラッジが凝集し大きな塊に成長することがより確実に防止され、洗浄水の流量が低下したり、循環手段や送給手段による前記洗浄水の流通箇所や排出口などを閉塞したりすることをより確実に防ぐことができる。
第3の発明に係る洗浄装置によれば、第1および第2の発明に係る洗浄装置と同様な作用効果を奏することに加え、送給口から洗浄槽内に送給された洗浄水が翼体の先端側から基端部側へ円滑に流れ、このときに洗浄水の流れによる力が翼体の先端部側から基端部側に亘って作用することになり、複数の翼体を円滑に回転させることができる。そのため、
前記セメントを含むスラッジとなったとしても、前記スラッジが凝集し大きな塊に成長することがより確実に防止され、洗浄水の流量が低下したり、循環手段や送給手段による前記洗浄水の流通箇所や排出口などを閉塞したりすることをより確実に防ぐことができる。
第4の発明に係る洗浄装置によれば、第1から第3の発明に係る洗浄装置と同様な作用効果を奏することに加え、洗浄槽内に送給される洗浄水の流れを複数の翼体の回転力に効率良く変換することができる。
第5の発明に係る洗浄装置によれば、第1から第4の発明に係る洗浄装置と同様な作用効果を奏することに加え、送給手段により洗浄槽内へ送給する洗浄水の流れを翼体および受圧板で受けることができ、当該受圧板が無い場合と比べて前記洗浄水の流れを受ける受圧面積が広くなることから、複数の翼体を効率良く回転させることができる。
第6の発明に係る洗浄装置によれば、第1から第5の発明に係る洗浄装置と同様な作用効果を奏することに加え、翼体の強度を確保しつつ軽量化を図ることができ、送給手段による洗浄水の送給力を利用して複数の翼体を効率良く回転させることができる。
第7の発明に係る洗浄装置によれば、第1から第6の発明に係る洗浄装置と同様な作用効果を奏することに加え、前記セメントを含むスラッジとなったとしても、当該スラッジが蓋体に堆積することを抑制することができる。また、渦流の発生を防ぎ、循環手段への空気の流入を防止することができる。
第8の発明に係る洗浄装置によれば、第1から第7の発明に係る洗浄装置と同様な作用効果を奏することに加え、洗浄水を洗浄槽内にて当該洗浄槽の側板に沿って流れるようにすることができ、洗浄水の流動する力が複数の翼体に作用することになり、複数の翼体を効率良く回転させることができる。
第9の発明に係る洗浄装置によれば、第1から第8の発明に係る洗浄装置と同様な作用効果を奏することに加え、洗浄水が流動する力を複数の翼体に効率良く作用させることができ、複数の翼体を効率良く回転させることができる。
本発明の一実施形態に係る洗浄装置の縦断面を模式的に示した図である。 本発明の一実施形態に係る洗浄装置の平面図である。 図1Aにおける囲み線IIの拡大図である。
本発明に係る洗浄装置の一実施形態を図面に基づいて説明するが、本発明は、図面に基づいて説明する以下の実施形態のみに限定されるものではない。
本発明の一実施形態に係る洗浄装置を図1A、図1B、および図2に基づいて説明する。
本実施形態に係る洗浄装置は、廃棄物を固化する固化装置(図示せず)に併設されており、当該固化装置で使用された混合羽根を洗浄する装置である。前記固化装置は、混合羽根を上下方向に移動可能に支持すると共に、水平方向で回転可能に支持する支持具(図示せず)を備える。前記固化装置は、放射性廃棄物固化用の容器であるドラム缶を、廃棄物やセメントや水などを投入する位置と、前記支持具に支持される混合羽根で撹拌混合する位置との間で移動する容器用移動装置(図示せず)を備える。前記洗浄装置は、前記支持具に支持される混合羽根を洗浄する洗浄位置と、洗浄位置に隣接し当該洗浄位置から退避する退避位置との間で移動する洗浄装置用移動装置(図示せず)を備える。なお、混合羽根1は、図1Aに示すように、軸体2と軸体2の先端部(下端部)に設けられた複数の羽根3とを備える。
本実施形態に係る洗浄装置10は、図1A、図1B、図2に示すように、洗浄水101を溜める洗浄槽11を備える。洗浄槽11は、上方が開口した有底筒体であり、底板12と底板12の外周部に接続する側板(周壁部)13とを備える。底板12は、略円形状をなし、その中心に向け傾斜状をなしている。底板12の略中心には、洗浄槽11内の洗浄水101を排出する排出口12aが設けられている。排出口12aには、循環配管15の一方の端部が接続している。側板13には、循環配管15を流通した洗浄水101が当該洗浄槽11内に送給する送給口13aが設けられている。つまり、循環配管15の他方の端部は、洗浄槽11の送給口13aと接続している。循環配管15の途中には、送給ポンプ16が設けられている。これにより、排出口12aを通じて循環配管15内に流通した洗浄水101を送給口13a側へ送給することができる。
循環配管15は、洗浄槽11の送給口13a近傍にて、平面で洗浄槽11の側板13の接線方向に延在している。これにより、洗浄水101を洗浄槽11内にて当該洗浄槽11の側板(周壁部)13に沿って流れるようにすることができ、洗浄水101の流動する力が後述する複数の翼体40に作用することになり、複数の翼体40を効率良く回転させることができる。
送給口13aは、複数(図示例では8つ)の翼体40の先端部と略同じ高さに設けられている。これにより、洗浄水101が流動する力を複数の翼体40に効率良く作用させることができ、複数の翼体40を効率良く回転させることができる。
洗浄槽11の底板12には、撹拌装置20が設けられている。撹拌装置20は、複数の翼体40と、複数の翼体40を回転可能に洗浄槽11の底板12に固定する固定具30とを備える。固定具30は、排出口12aの周囲の底板12に固定される複数の支持柱31aと、支持柱31aにボルト39bで固定される固定板31bとを備える。つまり、複数の支持柱31aは、排出口12aを囲むように配置される。これにより、洗浄水101は、図2にて矢印Aで示すように、複数の支持柱31aの間を通り排出口12aから排出することになる。
固定板31bの上部には、回転軸32が設けられる。回転軸32には、基端側の上部および下部をブッシュ35a,35bで挟まれた翼体40の翼根41がその上方から押え板36および座金38bを介してロックナット38aで固定される。ロックナット38aおよび押え板36の上方は蓋体33で覆われ、蓋体33がガスケット34を介してボルト39aで翼体40の翼根41に固定されている。つまり、蓋体33は、複数の翼体40の翼根41の上方を覆うように設けられている。蓋体33は、円錐形状をなしている。これにより、前記セメントを含むスラッジとなったとしても、当該スラッジが蓋体33の上部に堆積することを防ぐことができる。また、渦流の発生を防ぎ、循環配管15への空気の流入を防止することができる。
翼根41の基端の下方側には切欠き部45が設けられている。切欠き部45には、オイルシール部37が設けられている。オイルシール部37は、翼根41の切欠き部45に固定される2つの板材37a,37bと、これら板材37a,37bで挟まれ固定されて、切欠き部45と固定板31bとの間をシールするシール材37cとを備える。オイルシール部37にはグリスなどの潤滑剤が充填されている。これにより、複数の翼体40は、回転軸32を中心として回転可能になっている。
上述した翼体40は、板状をなしている。翼体40は、基端側をなす翼根41と、翼根41に接続する翼部42と、翼部42の先端部側に接続する平面部43とを備える。つまり、翼根41は、翼体40の基端側をなし、平面部43は、翼体40の先端部側をなしている。
翼部42は、洗浄槽11の径方向に延在し、洗浄槽11の周方向で、前記側板13の前記送給口13aの反対側に凸となる円弧をなしている。これにより、送給口13aから洗浄槽11内に送給された洗浄水101が翼体40の先端側から基端部側へ円滑に流れ、このときに洗浄水101の流れによる力が翼体40の先端部側から基端部側に亘って作用することになり、複数の翼体40を円滑に回転させることができる。そのため、前記セメントを含むスラッジとなったとしても、前記スラッジが凝集し大きな塊に成長することがより確実に防止され、洗浄水101の流量が低下したり、循環配管15や送給ポンプ16や排出口12aなどを閉塞したりすることをより確実に防ぐことができる。
翼部42の基端側の上部には切欠き部44が設けられる。これにより、翼体40の強度を確保しつつ軽量化を図ることができ、送給ポンプ16による洗浄水101の送給力を利用して複数の翼体40を効率良く回転させることができる。
平面部43は、翼体40が送給口13a近傍に位置したときに、当該送給口13aと対向するように翼部42に対して屈曲して設けられている。つまり、平面部43は、送給口13aを通じて洗浄槽11内に送給される洗浄液101の流れの力が直接作用するように翼部42に設けられている。これにより、洗浄槽11内に送給される洗浄水101の流れを複数の翼体40の回転力に効率良く変換することができる。
翼部42の下部42bおよび平面部43の下部43bは、洗浄槽11の底板12の上面部12bとの間に微小の隙間を有し当該上面部12bに沿う形状をなしている。つまり、翼部42の下部42bおよび平面部43の下部43bは、洗浄槽11の底板12の上面部12b近傍を撹拌することができるようになっている。
平面部43の上部43a側と、翼部42の上部42a側における平面部43側には、翼部42の円弧の凸と反対側へ突出し、ひさし状をなす受圧板50が設けられている。平面部43には、受圧板50の先端部用受圧板51が設けられている。翼部42には、受圧板50の翼部用受圧板52が設けられている。これによって、送給ポンプ16により洗浄槽11内へ送給する洗浄水101が翼体40に当たり当該翼体40の上方側へ流れるときに受圧板50で受けることができる。つまり、送給ポンプ16により洗浄槽11内へ送給する洗浄水101の流れを翼体40および受圧板50で受けることができ、当該受圧板が無い場合と比べて前記洗浄水101の流れを受ける受圧面積が広くなることから、複数の翼体40を効率良く回転させることができる。
洗浄槽11の側板(周壁部)13における底板12近傍には、超音波発生装置61が設けられている。これにより、洗浄槽11内の洗浄水101に超音波を伝搬して、混合羽根1に付着したセメントを含む付着物を効率良く洗い落とすことができる。また、洗浄槽11の側板(周壁部)13には、水位計62が設けられている。これにより、洗浄槽11内の洗浄水101の水位を計測することができる。
なお、上述した洗浄槽11、支持柱31a、固定板31b、回転軸32、蓋体33、押え板36、板材37a,37b、翼体40、受圧板50などは、ステンレスで構成されている。
このような本実施形態においては、前記循環配管15、前記送給ポンプ16などが前記循環手段を構成している。前記送給ポンプ16などが前記送給手段を構成している。前記支持柱31a、前記固定板31b、前記回転軸32、前記蓋体33、前記ガスケット34、前記ブッシュ35a,35b、前記押え板36、前記オイルシール部37、前記ロックナット38a、前記座金38b、前記ボルト39a,39b、前記翼体40などが撹拌装置(撹拌手段)20を構成している。前記支持柱31a、前記回転軸32、前記蓋体33、前記ガスケット34、前記ブッシュ35a,35b、前記押え板36、前記オイルシール部37、前記ロックナット38a、前記座金38b、前記ボルト39a,39bなどが前記固定具(固定手段)30を構成している。前記洗浄槽11、前記循環配管15、前記送給ポンプ16、前記撹拌装置20などが洗浄装置10を構成している。
このようにして構成された本実施形態に係る洗浄装置10を使用して混合羽根1を洗浄水101により洗浄する方法を次に説明する。
まず、洗浄装置10の洗浄槽11には所定量の洗浄水101が溜められており、この洗浄槽11内の洗浄水101に混合羽根1が浸けられる。混合羽根1は、必要に応じて前記支持具により回転されると共に、超音波発生装置61により超音波を洗浄水101に伝搬して、当該混合羽根1に付着したセメントを含む付着物が洗い落とされる。なお、この作業は、混合羽根1に付着した付着物が完全に洗い落とされるまで行われる。
上述の洗浄槽11内の洗浄水101は、送給ポンプ16により洗浄槽11の底板12の排出口12aを通じて循環配管15内へ流通し、送給口13aを介して洗浄槽11内へ送給される。すなわち、洗浄水101は、送給ポンプ16により、洗浄槽11および循環配管15を循環することになる。このように流動する洗浄水101が撹拌装置20の複数の翼体40に作用して、当該複数の翼体40は回転することになる。これにより、洗浄槽11の底板12近傍の洗浄水101は撹拌されることなり、前記セメントを含むスラッジとなったとしても、洗浄槽11内の底板12に沈降し堆積する前に、複数の翼体40により撹拌されて排出口12aから排出し、循環配管15および送給ポンプ16により洗浄槽11内へ循環することになり、前記スラッジが洗浄水101と共に流動することになる。これにより、前記セメントが固化する間、前記スラッジが凝集し大きな塊に成長することが防止され、洗浄水101の流量が低下したり、循環配管15および送給ポンプ16や排出口12aなどが閉塞したりすることを防ぐことができる。
このため、本実施形態においては、セメントを含むスラッジの沈降・堆積を防ぐことができる。
なお、混合羽根1の洗浄を複数回行うことにより、洗浄水101と共に流動するスラッジの量が多くなった場合には、図示しない排出口から前記スラッジを含む洗浄水が排出され、適切に処理される。循環する洗浄水101の流量が少なくなった場合には、図示しない送給口から洗浄水が新たに送給される。
したがって、本実施形態によれば、洗浄槽11の底板12に設けられ、洗浄水101を撹拌する撹拌装置20を備え、撹拌装置20が、複数の翼体40と、複数の翼体40を回転可能に洗浄槽11の底板12に固定する固定具30とを備えることにより、前記セメントを含むスラッジとなったとしても、前記セメントが固化する間、前記スラッジが凝集し大きな塊に成長することが防止され、洗浄水101の流量が低下したり、循環配管15および送給ポンプ16や排出口12aなどが閉塞したりすることを防ぐことができる。
[他の実施形態]
なお、上記では、翼体40を8つ備える場合について説明したが、翼体の数量は8つに限らず、送給ポンプ16により送給口13aから洗浄槽11内へ送給される洗浄水101が作用したときに翼体を回転させることが可能であれば良い。
上記では、翼体40の翼部42が洗浄槽11の周方向に円弧をなす場合について説明したが、翼体40の翼部42は円弧状に限らず、直線状であっても良く、送給ポンプ16により送給口13aから洗浄槽11内へ送給される洗浄水101が作用したときに翼体を回転させることが可能であれば良い。
上記では、平面部43が翼体40の先端部に設けられた場合について説明したが、平面部の無い翼体でも良く、送給ポンプ16により送給口13aから洗浄槽11内へ送給される洗浄水101が作用したときに翼体を回転させることが可能であれば良い。
上記では、切欠き部44が翼体40の翼部42を設けられた場合について説明したが、切欠き部の無い翼体でも良く、送給ポンプ16により送給口13aから洗浄槽11内へ送給される洗浄水101が作用したときに翼体を回転させることが可能であれば良い。
上記では、8つの翼体40が同じ形状をなす場合について説明したが、翼体の形状は同じ形状に限らず、翼体の回転中心にてバランスすることが可能であれば、複数種類で構成することも可能である。
上記では、洗浄水101の流れを利用して複数の翼体40を回転する場合について説明したが、モータなど駆動装置による外力を用いて複数の翼体を回転するようにしても良い。
本発明に係る洗浄装置は、セメントを含むスラッジの沈降・堆積を防ぐことができるので、産業上、極めて有益に利用することができる。
1 混合羽根
2 軸体
3 羽根
10 洗浄装置
11 洗浄槽
12 底板
12a 排出口
13 側板(周壁部)
13a 送給口
15 循環配管
16 送給ポンプ
20 撹拌装置
30 固定具
31a 支持柱
31b 固定板
32 回転軸
33 蓋体
34 ガスケット
35a,35b ブッシュ
36 押え板
37 オイルシール部
37a,37b 板材
37c シール材
38a ロックナット
38b 座金
39a,39b ボルト
40 翼体
41 翼根
42 翼部
43 平面部
44,45 切欠き部
50 受圧板
51 先端部用受圧板
52 翼部用受圧板
61 超音波発生装置
62 水位計
101 洗浄水
A 洗浄水の流れ方向

Claims (9)

  1. 廃棄物を固化する固化装置で使用される混合羽根を洗浄する洗浄装置であって、
    洗浄水を溜める洗浄槽と、
    前記洗浄槽の底板に設けられた排出口から前記洗浄水を排出し、排出した前記洗浄水を前記洗浄槽の側板に設けられた送給口から当該洗浄槽内へ送給する循環手段と、
    前記循環手段に設けられ、前記排出口から排出した前記洗浄水を前記洗浄槽の前記送給口側へ送給する送給手段と、
    前記洗浄槽の前記底板に設けられ、前記洗浄水を撹拌する撹拌手段とを備え、
    前記撹拌手段は、複数の翼体と、前記複数の翼体を回転可能に前記洗浄槽の前記底板に固定する固定手段とを備える
    ことを特徴とする洗浄装置。
  2. 請求項1に記載された洗浄装置であって、
    前記複数の翼体の回転中心は、前記洗浄槽の径方向中心であり、
    前記複数の翼体は、前記洗浄槽の前記底板に沿う形状をなしている
    ことを特徴とする洗浄装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載された洗浄装置であって、
    前記複数の翼体は、前記洗浄槽の前記送給口の反対側に凸となる円弧をなしている
    ことを特徴とする洗浄装置。
  4. 請求項1から請求項3の何れか一項に記載された洗浄装置であって、
    前記複数の翼体の先端部は、前記洗浄槽の前記送給口と対向する平面をなしている
    ことを特徴とする洗浄装置。
  5. 請求項1から請求項4の何れか一項に記載された洗浄装置であって、
    前記複数の翼体の先端部に受圧板が設けられる
    ことを特徴とする洗浄装置。
  6. 請求項1から請求項5の何れか一項に記載された洗浄装置であって、
    前記複数の翼体の基端側は切り欠かれている
    ことを特徴とする洗浄装置。
  7. 請求項1から請求項6の何れか一項に記載された洗浄装置であって、
    前記固定手段は、前記複数の翼体の回転中心に設けられた蓋体を備え、
    前記蓋体は、円錐形状である
    ことを特徴とする洗浄装置。
  8. 請求項1から請求項7の何れか一項に記載された洗浄装置であって、
    前記循環手段が、前記洗浄水が流通する循環配管であり、当該循環配管の前記送給口側は、平面にて前記洗浄槽の前記側板の接線方向に延在している
    ことを特徴とする洗浄装置。
  9. 請求項1から請求項8の何れか一項に記載された洗浄装置であって、
    前記送給口は、前記複数の翼体の先端部と略同じ高さに設けられている
    ことを特徴とする洗浄装置。
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