JPH05170813A - 減少したヒステリシス特性を示すエラストマー類および製品 - Google Patents
減少したヒステリシス特性を示すエラストマー類および製品Info
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- JPH05170813A JPH05170813A JP4153012A JP15301292A JPH05170813A JP H05170813 A JPH05170813 A JP H05170813A JP 4153012 A JP4153012 A JP 4153012A JP 15301292 A JP15301292 A JP 15301292A JP H05170813 A JPH05170813 A JP H05170813A
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- C08C19/00—Chemical modification of rubber
- C08C19/30—Addition of a reagent which reacts with a hetero atom or a group containing hetero atoms of the macromolecule
- C08C19/42—Addition of a reagent which reacts with a hetero atom or a group containing hetero atoms of the macromolecule reacting with metals or metal-containing groups
- C08C19/44—Addition of a reagent which reacts with a hetero atom or a group containing hetero atoms of the macromolecule reacting with metals or metal-containing groups of polymers containing metal atoms exclusively at one or both ends of the skeleton
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F36/00—Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds
- C08F36/02—Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds the radical having only two carbon-to-carbon double bonds
- C08F36/04—Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds the radical having only two carbon-to-carbon double bonds conjugated
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 少なくとも1個の官能部位を有するアニオン
系ポリマーと、式 【化1】 〔式中、R1およびR2は、約1〜約20個の炭素原子を
有するアルキルおよび硫黄置換アルキル、約3〜約20
個の炭素原子を有するシクロアルキル、約6〜約20個
の炭素原子を有するアリールおよびハロゲン置換アリー
ル、そして約7〜約20個の炭素原子を有するアラルキ
ルから成る群から選択される有機基である〕を有するス
ルホキサイド化合物の約1当量とを反応させることで付
加物を生じさせ、そして上記付加物を適切な硬化触媒存
在下で硬化させる、段階から成る、減少したヒステリシ
ス特性を示すエラストマーの製造方法。 【効果】 低ヒステリシス性エラストマーのポリマーを
用いて製造したタイヤの如き製品は、低い転がり抵抗を
示す。
系ポリマーと、式 【化1】 〔式中、R1およびR2は、約1〜約20個の炭素原子を
有するアルキルおよび硫黄置換アルキル、約3〜約20
個の炭素原子を有するシクロアルキル、約6〜約20個
の炭素原子を有するアリールおよびハロゲン置換アリー
ル、そして約7〜約20個の炭素原子を有するアラルキ
ルから成る群から選択される有機基である〕を有するス
ルホキサイド化合物の約1当量とを反応させることで付
加物を生じさせ、そして上記付加物を適切な硬化触媒存
在下で硬化させる、段階から成る、減少したヒステリシ
ス特性を示すエラストマーの製造方法。 【効果】 低ヒステリシス性エラストマーのポリマーを
用いて製造したタイヤの如き製品は、低い転がり抵抗を
示す。
Description
【0001】
【技術分野】この主題の発明は、ジエンポリマーおよび
コポリマーエラストマー類のアニオン重合に関する。よ
り詳細には、本発明は、硫黄含有化合物を用いた該ポリ
マーのエンドキャッピング(endcapping)を含む重合に
関する。
コポリマーエラストマー類のアニオン重合に関する。よ
り詳細には、本発明は、硫黄含有化合物を用いた該ポリ
マーのエンドキャッピング(endcapping)を含む重合に
関する。
【0002】本発明に従って製造されたジエンポリマー
類およびコポリマー類は、エンドキャッピングした後、
減少したヒステリシス特徴を示し、そしてこのエラスト
マーを硬化したとき更に減少したヒステリシス特徴を示
す。これらのポリマー類から製造されるタイヤおよびパ
ワーベルトなどの如き製品は、上昇した反発弾性、減少
した転がり抵抗、そして機械的応力作動中の低い熱蓄積
を示す。
類およびコポリマー類は、エンドキャッピングした後、
減少したヒステリシス特徴を示し、そしてこのエラスト
マーを硬化したとき更に減少したヒステリシス特徴を示
す。これらのポリマー類から製造されるタイヤおよびパ
ワーベルトなどの如き製品は、上昇した反発弾性、減少
した転がり抵抗、そして機械的応力作動中の低い熱蓄積
を示す。
【0003】
【背景技術】本分野において、減少したヒステリシスを
示すエラストマーコンパンドの製造が望まれている。こ
のようなエラストマー類は、コンパンド化してタイヤお
よびパワーベルトなどの如き製品を製造したとき、反発
弾性の上昇、転がり抵抗の減少を示すと共に、機械的応
力が与えられた時低い熱蓄積を示す。
示すエラストマーコンパンドの製造が望まれている。こ
のようなエラストマー類は、コンパンド化してタイヤお
よびパワーベルトなどの如き製品を製造したとき、反発
弾性の上昇、転がり抵抗の減少を示すと共に、機械的応
力が与えられた時低い熱蓄積を示す。
【0004】ヒステリシス力を無くさせる主要な源は、
この加硫化物の最後の架橋からこのポリマー鎖末端まで
の、このポリマー鎖の部分によるものであることが確立
されている。この遊離末端は、有効な弾性回復過程に含
まれないため、その結果として、この硬化サンプルのこ
の部分に伝えられるいかなるエネルギーも熱として失わ
れる。より少ない数の末端基を有するずっと高い分子量
のポリマーを製造することでこの種類の機構を減少させ
ることができる、ことは本分野で公知である。しかしな
がら、この操作は有効ではない、何故ならば、材料をコ
ンパンド化しそして成形操作するときこのゴムの加工性
は、分子量を増大させるにつれて急速に減少するからで
ある。
この加硫化物の最後の架橋からこのポリマー鎖末端まで
の、このポリマー鎖の部分によるものであることが確立
されている。この遊離末端は、有効な弾性回復過程に含
まれないため、その結果として、この硬化サンプルのこ
の部分に伝えられるいかなるエネルギーも熱として失わ
れる。より少ない数の末端基を有するずっと高い分子量
のポリマーを製造することでこの種類の機構を減少させ
ることができる、ことは本分野で公知である。しかしな
がら、この操作は有効ではない、何故ならば、材料をコ
ンパンド化しそして成形操作するときこのゴムの加工性
は、分子量を増大させるにつれて急速に減少するからで
ある。
【0005】ヒステリシスを減少させるための別の方法
は、リチウムをエンドキャップした(endcapped)エラ
ストマーと塩化錫化合物とを反応させて、錫化合物末端
を有するポリマーを生じさせることであった。錫はカー
ボンブラックに対して親和性を示し、この親和性によっ
て遊離末端の影響が取り除かれるため、ヒステリシスが
減少する。本発明は、エンドキャップしたポリマーを使
用してエラストマー硬化時のヒステリシスを更に減少さ
せることである。
は、リチウムをエンドキャップした(endcapped)エラ
ストマーと塩化錫化合物とを反応させて、錫化合物末端
を有するポリマーを生じさせることであった。錫はカー
ボンブラックに対して親和性を示し、この親和性によっ
て遊離末端の影響が取り除かれるため、ヒステリシスが
減少する。本発明は、エンドキャップしたポリマーを使
用してエラストマー硬化時のヒステリシスを更に減少さ
せることである。
【0006】別の添加剤を用いて、炭素−リチウム結合
に反応させることでヒステリシス特徴を減少させた。こ
れらには、重金属化合物、並びにアミン類、アミド類、
エステル類、ケトン類およびそれらの種々の組み合わせ
の如き、極性基を有する別の有機化合物が含まれてい
た。
に反応させることでヒステリシス特徴を減少させた。こ
れらには、重金属化合物、並びにアミン類、アミド類、
エステル類、ケトン類およびそれらの種々の組み合わせ
の如き、極性基を有する別の有機化合物が含まれてい
た。
【0007】本発明はスルホキサイド含有化合物でエン
ドキャップした新規なエラストマー類を提供するもので
ある。このエンドキャップしたエラストマーの硫黄含有
基は、このエラストマーを硬化する時、カーボンブラッ
クまたは他のポリマーバックボーンと反応することがで
き、その結果として、ヒステリシスを引き起こす末端基
の数を有効に減少させることができる。
ドキャップした新規なエラストマー類を提供するもので
ある。このエンドキャップしたエラストマーの硫黄含有
基は、このエラストマーを硬化する時、カーボンブラッ
クまたは他のポリマーバックボーンと反応することがで
き、その結果として、ヒステリシスを引き起こす末端基
の数を有効に減少させることができる。
【0008】
【発明の開示】本発明の目的は、従って、減少したヒス
テリシス特性を示すエラストマー類を提供することにあ
る。
テリシス特性を示すエラストマー類を提供することにあ
る。
【0009】本発明の更に一層の目的は、減少したヒス
テリシス特性を示すエラストマー類の製造方法を提供す
ることにある。
テリシス特性を示すエラストマー類の製造方法を提供す
ることにある。
【0010】本発明の他の目的は、減少したヒステリシ
ス特性を示す加硫性エラストマーコンパンドを提供する
ことにある。
ス特性を示す加硫性エラストマーコンパンドを提供する
ことにある。
【0011】本発明の更に一層の目的は、スルホキサイ
ド含有化合物でエンドキャップしたエラストマーを提供
することにある。
ド含有化合物でエンドキャップしたエラストマーを提供
することにある。
【0012】本発明の更に別の目的は、減少した転がり
抵抗を示す改良されたタイヤを提供することにある。
抵抗を示す改良されたタイヤを提供することにある。
【0013】存在している技術に対する本発明の利点と
共に、これらのそして他の目的は、以下に示す明細書か
ら明らかになるものと思われ、そしてこれらは、以下の
記述および請求の範囲に示すように本発明によって達成
される。
共に、これらのそして他の目的は、以下に示す明細書か
ら明らかになるものと思われ、そしてこれらは、以下の
記述および請求の範囲に示すように本発明によって達成
される。
【0014】一般に、減少したヒステリシス特性を示す
エラストマーの製造方法は、少なくとも1個の官能部位
を有するアニオン系ポリマーと、式
エラストマーの製造方法は、少なくとも1個の官能部位
を有するアニオン系ポリマーと、式
【0015】
【化5】 〔式中、R1およびR2は、約1〜約20個の炭素原子を
有するアルキルおよび硫黄置換アルキル、約3〜約20
個の炭素原子を有するシクロアルキル、約6〜約20個
の炭素原子を有するアリールおよびハロゲン置換アリー
ル、そして約7〜約20個の炭素原子を有するアラルキ
ルから成る群から選択される有機基である〕を有するス
ルホキサイド化合物の約1当量とを反応させることで付
加物を生じさせる段階を含む。この方法はまた、適切な
硬化触媒の存在下で該付加物を硬化する段階も含む。
有するアルキルおよび硫黄置換アルキル、約3〜約20
個の炭素原子を有するシクロアルキル、約6〜約20個
の炭素原子を有するアリールおよびハロゲン置換アリー
ル、そして約7〜約20個の炭素原子を有するアラルキ
ルから成る群から選択される有機基である〕を有するス
ルホキサイド化合物の約1当量とを反応させることで付
加物を生じさせる段階を含む。この方法はまた、適切な
硬化触媒の存在下で該付加物を硬化する段階も含む。
【0016】本発明に従いそして硬化時に減少したヒス
テリシス特性を示すエラストマーは、少なくとも1個の
官能部位を有するアニオン系ポリマーと、式
テリシス特性を示すエラストマーは、少なくとも1個の
官能部位を有するアニオン系ポリマーと、式
【0017】
【化6】 〔式中、R1およびR2は、約1〜約20個の炭素原子を
有するアルキルおよび硫黄置換アルキル、約3〜約20
個の炭素原子を有するシクロアルキル、約6〜約20個
の炭素原子を有するアリールおよびハロゲン置換アリー
ル、そして約7〜約20個の炭素原子を有するアラルキ
ルから成る群から選択される有機基である〕を有するス
ルホキサイド化合物との反応生成物を含む。
有するアルキルおよび硫黄置換アルキル、約3〜約20
個の炭素原子を有するシクロアルキル、約6〜約20個
の炭素原子を有するアリールおよびハロゲン置換アリー
ル、そして約7〜約20個の炭素原子を有するアラルキ
ルから成る群から選択される有機基である〕を有するス
ルホキサイド化合物との反応生成物を含む。
【0018】加硫化した時減少したヒステリシス特性を
示す加硫性エラストマーコンパンドは、少なくとも1個
の官能部位を有するアニオン系ポリマーと、式
示す加硫性エラストマーコンパンドは、少なくとも1個
の官能部位を有するアニオン系ポリマーと、式
【0019】
【化7】 〔式中、R1およびR2は、約1〜約20個の炭素原子を
有するアルキルおよび硫黄置換アルキル、約3〜約20
個の炭素原子を有するシクロアルキル、約6〜約20個
の炭素原子を有するアリールおよびハロゲン置換アリー
ル、そして約7〜約20個の炭素原子を有するアラルキ
ルから成る群から選択される有機基である〕を有するス
ルホキサイド化合物との反応生成物を含む。この加硫性
エラストマーコンパンドはまた、この反応生成物100
部当たり約20〜約100重量部のカーボンブラックも
含む。
有するアルキルおよび硫黄置換アルキル、約3〜約20
個の炭素原子を有するシクロアルキル、約6〜約20個
の炭素原子を有するアリールおよびハロゲン置換アリー
ル、そして約7〜約20個の炭素原子を有するアラルキ
ルから成る群から選択される有機基である〕を有するス
ルホキサイド化合物との反応生成物を含む。この加硫性
エラストマーコンパンドはまた、この反応生成物100
部当たり約20〜約100重量部のカーボンブラックも
含む。
【0020】加硫性エラストマーコンパンドを含有して
いるトレッドストックから得られる、減少した転がり抵
抗を示す改良されたタイヤは、少なくとも1個の官能部
位を有するアニオン系ポリマーと、式
いるトレッドストックから得られる、減少した転がり抵
抗を示す改良されたタイヤは、少なくとも1個の官能部
位を有するアニオン系ポリマーと、式
【0021】
【化8】 〔式中、R1およびR2は、約1〜約20個の炭素原子を
有するアルキルおよび硫黄置換アルキル、約3〜約20
個の炭素原子を有するシクロアルキル、約6〜約20個
の炭素原子を有するアリールおよびハロゲン置換アリー
ル、そして約7〜約20個の炭素原子を有するアラルキ
ルから成る群から選択される有機基である〕を有するス
ルホキサイド化合物との反応生成物を含む。この改良さ
れたタイヤの加硫性エラストマーコンパンドはまた、こ
の反応生成物100部当たり約20〜約100重量部の
カーボンブラックも含む。
有するアルキルおよび硫黄置換アルキル、約3〜約20
個の炭素原子を有するシクロアルキル、約6〜約20個
の炭素原子を有するアリールおよびハロゲン置換アリー
ル、そして約7〜約20個の炭素原子を有するアラルキ
ルから成る群から選択される有機基である〕を有するス
ルホキサイド化合物との反応生成物を含む。この改良さ
れたタイヤの加硫性エラストマーコンパンドはまた、こ
の反応生成物100部当たり約20〜約100重量部の
カーボンブラックも含む。
【0022】
【本発明を実施するための好適な具体例】以下に示す記
述から明らかになるように、本発明は、硫黄含有化合物
でエンドキャップした新規なエラストマーポリマー類を
提供するものである。上記エンドキャップしたエラスト
マーポリマー類を基とする加硫性エラストマーコンパン
ドおよびそれらの製品は、有効な特性、特に減少したヒ
ステリシスの特性、を示すことをここに見い出した。コ
ンパンド化してタイヤおよびパワーベルトなどの如き製
品を製造する時、これらの加硫性エラストマーコンパン
ドは、上昇した反発弾性、減少した転がり抵抗、そして
機械的応力を与えた時低い熱蓄積を示す。
述から明らかになるように、本発明は、硫黄含有化合物
でエンドキャップした新規なエラストマーポリマー類を
提供するものである。上記エンドキャップしたエラスト
マーポリマー類を基とする加硫性エラストマーコンパン
ドおよびそれらの製品は、有効な特性、特に減少したヒ
ステリシスの特性、を示すことをここに見い出した。コ
ンパンド化してタイヤおよびパワーベルトなどの如き製
品を製造する時、これらの加硫性エラストマーコンパン
ドは、上昇した反発弾性、減少した転がり抵抗、そして
機械的応力を与えた時低い熱蓄積を示す。
【0023】本発明に従うエラストマーポリマー類は、
アニオン重合したいかなるエラストマーであってもよ
く、例えばポリブタジエン、ポリイソプレンなどであ
り、そしてスチレン、アルファメチルスチレンなどの如
きモノビニル芳香族またはミルセンの如きトリエン類と
それらとのコポリマー類である。従って、これらのエラ
ストマー類には、ジエンのホモポリマー類およびそれら
のモノビニル芳香族ポリマー類とのコポリマー類が含ま
れる。本発明のエラストマー類を製造するために適切な
モノマー類には、約4〜約12個の炭素原子を有する共
役ジオレフィン類および8〜18個の炭素原子を有する
モノビニル芳香族モノマー類およびトリエン類が含まれ
る。本発明で有効な共役ジエンモノマー類などの例に
は、1,3−ブタジエン、イソプレン、1,3−ペンタ
ジエン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエンおよび
1,3−ヘキサジエンが含まれ、そして芳香族ビニルモ
ノマー類にはスチレン、アルファ−メチルスチレン、p
−メチルスチレン、ビニルトルエンおよびビニルナフタ
レンが含まれる。この共役ジエンモノマーおよび芳香族
ビニルモノマーは、通常95〜50:5〜50、好適に
は95〜65:5〜35の重量比で用いられる。
アニオン重合したいかなるエラストマーであってもよ
く、例えばポリブタジエン、ポリイソプレンなどであ
り、そしてスチレン、アルファメチルスチレンなどの如
きモノビニル芳香族またはミルセンの如きトリエン類と
それらとのコポリマー類である。従って、これらのエラ
ストマー類には、ジエンのホモポリマー類およびそれら
のモノビニル芳香族ポリマー類とのコポリマー類が含ま
れる。本発明のエラストマー類を製造するために適切な
モノマー類には、約4〜約12個の炭素原子を有する共
役ジオレフィン類および8〜18個の炭素原子を有する
モノビニル芳香族モノマー類およびトリエン類が含まれ
る。本発明で有効な共役ジエンモノマー類などの例に
は、1,3−ブタジエン、イソプレン、1,3−ペンタ
ジエン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエンおよび
1,3−ヘキサジエンが含まれ、そして芳香族ビニルモ
ノマー類にはスチレン、アルファ−メチルスチレン、p
−メチルスチレン、ビニルトルエンおよびビニルナフタ
レンが含まれる。この共役ジエンモノマーおよび芳香族
ビニルモノマーは、通常95〜50:5〜50、好適に
は95〜65:5〜35の重量比で用いられる。
【0024】適切なアニオン系重合開始剤いずれかを用
いる結果として少なくとも1個の官能部位を有するリビ
ングポリマーを生じさせるアニオン重合により、該エラ
ストマーポリマーが得られる。例えば、1つの好適な開
始剤はブチルリチウムであり、これは炭素−リチウム結
合を有するエラストマーを生じさせる。有効な重合開始
剤の他の例には、s−ブチルリチウム、t−ブチルリチ
ウム、アリルリチウム、メチルリチウム、ドデシルリチ
ウム、トリブチル錫リチウムなどが含まれる。重合は通
常、ヘキサン、シクロヘキサン、ベンゼンなどの如きア
ニオン重合用の通常の触媒中で行う。重合に関する他の
技術、例えば半バッチ式および連続重合も利用できる。
共重合のランダム化を促進しそしてビニル含有量を調節
する目的で、この重合材料に極性調整物を加えてもよ
い。この量は、所望のビニル量、使用するスチレンのレ
ベル、および重合温度、並びに使用する特異的極性調整
物(改質剤)の性質、に依存している。
いる結果として少なくとも1個の官能部位を有するリビ
ングポリマーを生じさせるアニオン重合により、該エラ
ストマーポリマーが得られる。例えば、1つの好適な開
始剤はブチルリチウムであり、これは炭素−リチウム結
合を有するエラストマーを生じさせる。有効な重合開始
剤の他の例には、s−ブチルリチウム、t−ブチルリチ
ウム、アリルリチウム、メチルリチウム、ドデシルリチ
ウム、トリブチル錫リチウムなどが含まれる。重合は通
常、ヘキサン、シクロヘキサン、ベンゼンなどの如きア
ニオン重合用の通常の触媒中で行う。重合に関する他の
技術、例えば半バッチ式および連続重合も利用できる。
共重合のランダム化を促進しそしてビニル含有量を調節
する目的で、この重合材料に極性調整物を加えてもよ
い。この量は、所望のビニル量、使用するスチレンのレ
ベル、および重合温度、並びに使用する特異的極性調整
物(改質剤)の性質、に依存している。
【0025】極性調整物として有益な化合物には、酸素
および窒素ヘテロ原子および非結合対の電子を有するも
のが含まれる。例として、モノおよびオリゴアルキレン
グリコール類のジアルキルエーテル;「クラウン」エー
テル;第三アミン類、例えばテトラメチルエチレンジア
ミン(TMEDA);N,N’−ジメチルピペラジンお
よびトリブチルアミン;テトラヒドロフラン(TH
F)、線状および環状のオリゴマー状オクソラニルアル
カン類、例えば2,2’−ジ(テトラヒドロフリル)プ
ロパン、ジ−ピペリジルエタン、ヘキサメチルホスホル
アミド、ジアザビシクロオクタン、ジメチルエーテル、
ジエチルエーテルなどが含まれる。
および窒素ヘテロ原子および非結合対の電子を有するも
のが含まれる。例として、モノおよびオリゴアルキレン
グリコール類のジアルキルエーテル;「クラウン」エー
テル;第三アミン類、例えばテトラメチルエチレンジア
ミン(TMEDA);N,N’−ジメチルピペラジンお
よびトリブチルアミン;テトラヒドロフラン(TH
F)、線状および環状のオリゴマー状オクソラニルアル
カン類、例えば2,2’−ジ(テトラヒドロフリル)プ
ロパン、ジ−ピペリジルエタン、ヘキサメチルホスホル
アミド、ジアザビシクロオクタン、ジメチルエーテル、
ジエチルエーテルなどが含まれる。
【0026】バッチ式重合は、適切な反応容器にモノマ
ー(類)と溶媒とのブレンド物を入れた後、上述した極
性調整物(使用する場合)および開始化合物を添加する
ことによって開始する。これらの反応体を約0℃〜約2
00℃の温度に加熱した後、約0.1〜約24時間、重
合を進行させる。
ー(類)と溶媒とのブレンド物を入れた後、上述した極
性調整物(使用する場合)および開始化合物を添加する
ことによって開始する。これらの反応体を約0℃〜約2
00℃の温度に加熱した後、約0.1〜約24時間、重
合を進行させる。
【0027】その後、一般式
【0028】
【化9】 〔式中、これらの有機部分R1およびR2は、約1〜約2
0個の炭素原子を有するアルキルおよび硫黄置換アルキ
ル、約3〜約20個の炭素原子を有するシクロアルキ
ル、約6〜約20個の炭素原子を有するアリールおよび
ハロゲン置換アリール、そして約7〜約20個の炭素原
子を有するアラルキルから成る群から選択される〕を有
するスルホキサイド化合物を添加することによって、こ
のポリマーを終結もしくは「エンドキャップ」する。典
型的なアルキルには、n−ブチル、s−ブチル、メチ
ル、エチル、イソプロピルなどが含まれる。該シクロア
ルキルには、シクロヘキシル、メンチルなどが含まれ
る。該アリールおよびアラルキル基には、フェニル、ベ
ンジルなどが含まれる。他の有効なスルホキサイドに
は、ジメチルスルホキサイド、ジエチルスルホキサイ
ド、ジシクロヘキシルスルホキサイド、メチル メチル
スルフィニルメチルスルフィド、ビス2−メチルフェニ
ルスルホキサイド、ビス3−メチルフェニルスルホキサ
イド、ビス4−メチルフェニルスルホキサイド、ビス
2,4−ジメチルフェニルスルホキサイド、ビス2−メ
チルシクロヘキシルスルホキサイド、ビス3−メチルシ
クロヘキシルスルホキサイド、ビス4−メチルシクロヘ
キシルスルホキサイド、フェニルメチルスルホキサイ
ド、1−ナフチルスルホキサイド、2−ナフチルスルホ
キサイド、ビス2,4−ジメチルフェニルスルホキサイ
ド、フェニルナフチルスルホキサイド、ビスメチルシク
ロヘキシルスルホキサイドなどが含まれる。特に好適な
スルホキサイドはジブチルスルホキサイド、メチル メ
チルスルフィニルメチルスルフィド、並びにジフェニル
スルホキサイド、ジ−パラ−トリルスルホキサイドおよ
びジ−4−クロロフェニルスルホキサイドを含むアリー
ルスルホキサイド類である。R1およびR2は同じか或
は異なる有機基であってもよい。該アニオンポリマーと
約1モル当量のスルホキサイド化合物を反応させるのが
好適である。
0個の炭素原子を有するアルキルおよび硫黄置換アルキ
ル、約3〜約20個の炭素原子を有するシクロアルキ
ル、約6〜約20個の炭素原子を有するアリールおよび
ハロゲン置換アリール、そして約7〜約20個の炭素原
子を有するアラルキルから成る群から選択される〕を有
するスルホキサイド化合物を添加することによって、こ
のポリマーを終結もしくは「エンドキャップ」する。典
型的なアルキルには、n−ブチル、s−ブチル、メチ
ル、エチル、イソプロピルなどが含まれる。該シクロア
ルキルには、シクロヘキシル、メンチルなどが含まれ
る。該アリールおよびアラルキル基には、フェニル、ベ
ンジルなどが含まれる。他の有効なスルホキサイドに
は、ジメチルスルホキサイド、ジエチルスルホキサイ
ド、ジシクロヘキシルスルホキサイド、メチル メチル
スルフィニルメチルスルフィド、ビス2−メチルフェニ
ルスルホキサイド、ビス3−メチルフェニルスルホキサ
イド、ビス4−メチルフェニルスルホキサイド、ビス
2,4−ジメチルフェニルスルホキサイド、ビス2−メ
チルシクロヘキシルスルホキサイド、ビス3−メチルシ
クロヘキシルスルホキサイド、ビス4−メチルシクロヘ
キシルスルホキサイド、フェニルメチルスルホキサイ
ド、1−ナフチルスルホキサイド、2−ナフチルスルホ
キサイド、ビス2,4−ジメチルフェニルスルホキサイ
ド、フェニルナフチルスルホキサイド、ビスメチルシク
ロヘキシルスルホキサイドなどが含まれる。特に好適な
スルホキサイドはジブチルスルホキサイド、メチル メ
チルスルフィニルメチルスルフィド、並びにジフェニル
スルホキサイド、ジ−パラ−トリルスルホキサイドおよ
びジ−4−クロロフェニルスルホキサイドを含むアリー
ルスルホキサイド類である。R1およびR2は同じか或
は異なる有機基であってもよい。該アニオンポリマーと
約1モル当量のスルホキサイド化合物を反応させるのが
好適である。
【0029】このエンドキャップしたポリマーは、通常
の技術によって溶媒から分離されてもよい。これらに
は、アルコール凝集法、熱脱溶媒法か或は他の適切ない
かなる方法も含まれる。更に、ドラム乾燥、押出し乾
燥、真空乾燥などによって、この得られるポリマーから
溶媒を除去してもよい。
の技術によって溶媒から分離されてもよい。これらに
は、アルコール凝集法、熱脱溶媒法か或は他の適切ない
かなる方法も含まれる。更に、ドラム乾燥、押出し乾
燥、真空乾燥などによって、この得られるポリマーから
溶媒を除去してもよい。
【0030】本発明に従うエンドキャップしたポリマー
類は、本分野で従来から公知の通常のエンドキャッピン
グ剤を用いて製造したポリマー類と同様に、混合中では
なく主に硬化中、カーボンブラックと反応する、と考え
られる。この製造したポリマーの硫黄含有末端基は、更
にこの硬化操作中、該硬化用コンパンド中の他のポリマ
ー類のポリマーバックボーンと反応できる結果として遊
離末端基の数を有効に減少させることができる、と考え
られる。遊離の末端基はヒステリシス上昇の原因となる
ため、本発明は有効にヒステリシスを減少させる。
類は、本分野で従来から公知の通常のエンドキャッピン
グ剤を用いて製造したポリマー類と同様に、混合中では
なく主に硬化中、カーボンブラックと反応する、と考え
られる。この製造したポリマーの硫黄含有末端基は、更
にこの硬化操作中、該硬化用コンパンド中の他のポリマ
ー類のポリマーバックボーンと反応できる結果として遊
離末端基の数を有効に減少させることができる、と考え
られる。遊離の末端基はヒステリシス上昇の原因となる
ため、本発明は有効にヒステリシスを減少させる。
【0031】本発明のポリマー類は、単独か、或はタイ
ヤ用トレッドストックコンパンドを製造するための他の
エラストマー類との組み合わせで使用されてもよい。例
えば、これらは、天然ゴム、合成ゴムおよびそれらのブ
レンド物を含む通常用いられているトレッドストックゴ
ムのいずれかとブレンドしてもよい。上記ゴムは本分野
の技術者によく知られており、そしてこれらには、合成
ポリイソプレンゴム、スチレン/ブタジエンゴム(SB
R)、ポリブタジエン、ブチルゴム、ネオプレン、エチ
レン/プロピレンゴム、エチレン/プロピレン/ジエン
ゴム(EPDM)、アクリロニトリル/ブタジエンゴム
(NBR)、シリコンゴム、フルオロエラストマー類、
エチレンアクリル系ゴム、エチレン酢酸ビニルコポリマ
ー(EVA)、エピクロロヒドリンゴム、塩素化ポリエ
チレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム、水添
ニトリルゴム、テトラフルオロエチレン/プロピレンゴ
ムなどが含まれる。本発明のポリマー類を通常のゴムと
ブレンドする場合、これらの量を幅広く変化させること
ができ、例えば、所望のヒステリシス減少度に応じて1
0〜99重量%である。
ヤ用トレッドストックコンパンドを製造するための他の
エラストマー類との組み合わせで使用されてもよい。例
えば、これらは、天然ゴム、合成ゴムおよびそれらのブ
レンド物を含む通常用いられているトレッドストックゴ
ムのいずれかとブレンドしてもよい。上記ゴムは本分野
の技術者によく知られており、そしてこれらには、合成
ポリイソプレンゴム、スチレン/ブタジエンゴム(SB
R)、ポリブタジエン、ブチルゴム、ネオプレン、エチ
レン/プロピレンゴム、エチレン/プロピレン/ジエン
ゴム(EPDM)、アクリロニトリル/ブタジエンゴム
(NBR)、シリコンゴム、フルオロエラストマー類、
エチレンアクリル系ゴム、エチレン酢酸ビニルコポリマ
ー(EVA)、エピクロロヒドリンゴム、塩素化ポリエ
チレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム、水添
ニトリルゴム、テトラフルオロエチレン/プロピレンゴ
ムなどが含まれる。本発明のポリマー類を通常のゴムと
ブレンドする場合、これらの量を幅広く変化させること
ができ、例えば、所望のヒステリシス減少度に応じて1
0〜99重量%である。
【0032】これらのポリマー類は、ゴム100部当た
り約20〜約100重量部(phr)、好適には約40
〜約70phr、の範囲の量のカーボンブラックと一緒
にコンパンド化してもよい。これらのカーボンブラック
には、通常利用できる市販のカーボンブラックの全てが
含まれるが、好適には表面積(EMSA)が少なくとも
20m2/gのものであり、より好適には少なくとも3
5m2/g〜200m2/gもしくはそれ以上のものであ
る。本発明で用いる表面積値は、臭化セチルトリメチル
アンモニウム(CTAB)技術を用いたASTM D-1765で
測定した値である。有効なカーボンブラックの中には、
ファーネスブラック、チャンネルブラックおよびランプ
ブラックがある。より詳細には、これらのカーボンブラ
ックの例には、超摩耗ファーネス(SAF)ブラック、
高摩耗ファーネス(HAF)ブラック、高速押出しファ
ーネス(FEF)ブラック、微細ファーネス(FF)ブ
ラック、中間超摩耗ファーネス(ISAF)ブラック、
半補強用ファーネス(SRF)ブラック、中間加工用チ
ャンネルブラック、硬質加工用チャンネルブラックおよ
び導電性チャンネルブラックが含まれる。例えば、The
Vanderbilt RubberHandbook、 408-424頁、 RT Vanderbil
t Co.、 Norwalk、 CT 06855 (1979)参照のこと。利用で
きる他のカーボンブラックにはアセチレンブラックが含
まれる。本発明の製品製造で、上述したブラックの2種
以上から成る混合物が使用できる。利用可能カーボンブ
ラックの表面積に関する典型的な値を下記の表Iに要約
する。
り約20〜約100重量部(phr)、好適には約40
〜約70phr、の範囲の量のカーボンブラックと一緒
にコンパンド化してもよい。これらのカーボンブラック
には、通常利用できる市販のカーボンブラックの全てが
含まれるが、好適には表面積(EMSA)が少なくとも
20m2/gのものであり、より好適には少なくとも3
5m2/g〜200m2/gもしくはそれ以上のものであ
る。本発明で用いる表面積値は、臭化セチルトリメチル
アンモニウム(CTAB)技術を用いたASTM D-1765で
測定した値である。有効なカーボンブラックの中には、
ファーネスブラック、チャンネルブラックおよびランプ
ブラックがある。より詳細には、これらのカーボンブラ
ックの例には、超摩耗ファーネス(SAF)ブラック、
高摩耗ファーネス(HAF)ブラック、高速押出しファ
ーネス(FEF)ブラック、微細ファーネス(FF)ブ
ラック、中間超摩耗ファーネス(ISAF)ブラック、
半補強用ファーネス(SRF)ブラック、中間加工用チ
ャンネルブラック、硬質加工用チャンネルブラックおよ
び導電性チャンネルブラックが含まれる。例えば、The
Vanderbilt RubberHandbook、 408-424頁、 RT Vanderbil
t Co.、 Norwalk、 CT 06855 (1979)参照のこと。利用で
きる他のカーボンブラックにはアセチレンブラックが含
まれる。本発明の製品製造で、上述したブラックの2種
以上から成る混合物が使用できる。利用可能カーボンブ
ラックの表面積に関する典型的な値を下記の表Iに要約
する。
【0033】
【表1】 表I カーボンブラック ASTM表示 表面積 (D-1765-82a) (m2/g)(D-3765) N−110 126 N−220 111 N−339 95 N−330 83 N−550 42 N−660 35 本発明のゴムコンパンドの製造で利用できるカーボンブ
ラックは、ペレット化した形態か或はペレット化してい
ない凝集塊の形態であってもよい。好適には、より均一
な混合を行う目的で、ペレット化していないカーボンブ
ラックが好適である。約0.5〜約4phrの量の公知
加硫剤を用いた通常方法で、これらの補強したゴムコン
パンドを硬化することができる。例えば、硫黄もしくは
パーオキサイドを基にした硬化系が使用できる。適切な
加硫剤の一般的開示に関しては、Kirk-Othmer、 Encyclo
pedia of Chemical Technology、 第3版、 Wiley Intersc
ience、 N.Y. 1982、 20巻、 365-468頁、特に390-402頁の
「加硫剤および補助材料」(Vulcanization Agents and
Auxiliary Materials)を参照のこと。加硫剤は単独も
しくは組み合わせで使用されてもよい。
ラックは、ペレット化した形態か或はペレット化してい
ない凝集塊の形態であってもよい。好適には、より均一
な混合を行う目的で、ペレット化していないカーボンブ
ラックが好適である。約0.5〜約4phrの量の公知
加硫剤を用いた通常方法で、これらの補強したゴムコン
パンドを硬化することができる。例えば、硫黄もしくは
パーオキサイドを基にした硬化系が使用できる。適切な
加硫剤の一般的開示に関しては、Kirk-Othmer、 Encyclo
pedia of Chemical Technology、 第3版、 Wiley Intersc
ience、 N.Y. 1982、 20巻、 365-468頁、特に390-402頁の
「加硫剤および補助材料」(Vulcanization Agents and
Auxiliary Materials)を参照のこと。加硫剤は単独も
しくは組み合わせで使用されてもよい。
【0034】標準的ゴム混合装置および操作を用い、そ
れらのポリマー類とカーボンブラックおよび他の通常の
ゴム添加剤、例えば充填剤、可塑剤、抗酸化剤、硬化剤
などとを、上記添加剤の通常量を用いてコンパンド化も
しくは混合することで、本発明の加硫性エラストマー組
成物を製造することができる。上記エラストマーコンパ
ンドは、通常のゴム加硫条件下で加硫化したとき、減少
したヒステリシス特性を示し、そしてこれらは、減少し
た転がり抵抗を示すタイヤのためのトレッド用ゴムとし
ての使用に特に適合している。
れらのポリマー類とカーボンブラックおよび他の通常の
ゴム添加剤、例えば充填剤、可塑剤、抗酸化剤、硬化剤
などとを、上記添加剤の通常量を用いてコンパンド化も
しくは混合することで、本発明の加硫性エラストマー組
成物を製造することができる。上記エラストマーコンパ
ンドは、通常のゴム加硫条件下で加硫化したとき、減少
したヒステリシス特性を示し、そしてこれらは、減少し
た転がり抵抗を示すタイヤのためのトレッド用ゴムとし
ての使用に特に適合している。
【0035】
【一般的実験】本発明に従って製造するエラストマー類
の製造および特性を示す目的で、以下に充分に記述する
如く、適切な重合開始剤を用いてスチレン/ブタジエン
ゴム(SBR)を製造した。この製造したポリマーの対
照サンプルを単離した後、この残りのポリマーを、本発
明に従うスルホキサイド化合物でエンドキャップした。
上述したように、本発明の範囲から逸脱しない限り、重
合を実施するため、本分野で公知の種々の技術が利用で
きる。
の製造および特性を示す目的で、以下に充分に記述する
如く、適切な重合開始剤を用いてスチレン/ブタジエン
ゴム(SBR)を製造した。この製造したポリマーの対
照サンプルを単離した後、この残りのポリマーを、本発
明に従うスルホキサイド化合物でエンドキャップした。
上述したように、本発明の範囲から逸脱しない限り、重
合を実施するため、本分野で公知の種々の技術が利用で
きる。
【0036】その後、実施例各々の対照ポリマーサンプ
ルと発明ポリマーサンプル両方を、引張り強度(ps
i)、パーセント伸び、100℃のムーニー粘度、およ
びtanδ(タンジェント・デルタ)(24℃と65℃
の両方で)に関して試験し、そして対照ポリマーに比較
したときの発明ポリマーのtanδの変化を計算した。
tanδは、Rheometrics0.5Hzの応力レオメータ
ーを用いて測定した。コンパンド化したポリマー各々に
関して、産業用標準ボール落下試験を用いた反発弾性試
験も行った。
ルと発明ポリマーサンプル両方を、引張り強度(ps
i)、パーセント伸び、100℃のムーニー粘度、およ
びtanδ(タンジェント・デルタ)(24℃と65℃
の両方で)に関して試験し、そして対照ポリマーに比較
したときの発明ポリマーのtanδの変化を計算した。
tanδは、Rheometrics0.5Hzの応力レオメータ
ーを用いて測定した。コンパンド化したポリマー各々に
関して、産業用標準ボール落下試験を用いた反発弾性試
験も行った。
【0037】
実施例番号1 適切な反応槽に、ヘキサンブレンド物中33%のスチレ
ン2295gおよびヘキサンブレンド物中24.5%の
ブタジエン7983gを入れた。また、5.42Mの
2,2’−ジ(テトラヒドロフリル)プロパン(極性調
整物)20.2ミリモル(3.73立方センチメート
ル、即ち「cc」)そして重合開始剤として25.2ミ
リモル(16.81cc)の1.5Mブチルリチウムを
加えた。この反応槽内の温度を49℃に3時間保持し
た。次に行う試験の対照ポリマーとして使用するため、
約5Kgのポリマーセメント物を取り出した。
ン2295gおよびヘキサンブレンド物中24.5%の
ブタジエン7983gを入れた。また、5.42Mの
2,2’−ジ(テトラヒドロフリル)プロパン(極性調
整物)20.2ミリモル(3.73立方センチメート
ル、即ち「cc」)そして重合開始剤として25.2ミ
リモル(16.81cc)の1.5Mブチルリチウムを
加えた。この反応槽内の温度を49℃に3時間保持し
た。次に行う試験の対照ポリマーとして使用するため、
約5Kgのポリマーセメント物を取り出した。
【0038】この反応槽内の残りのポリマーに、乾燥ト
ルエン50ccに溶解した20.2ミリモル(4.09
グラム)のジフェニルスルホキサイドを加えた。16時
間撹拌した後、2,6−ジ−t−ブチル−パラ−クレゾ
ール(DBPC)が入っているイソプロピルアルコール
にこのセメント物を加えた後、ドラム乾燥することによ
り、ポリマーを単離した。このポリマーを分析した結
果、27.4%のスチレンと48.6%のビニルポリブ
タジエンとを含有していることが示された。該対照ポリ
マーの平均分子量は112,700g/モルであること
が見いだされ、一方本発明に従うスルホキサイド基でエ
ンドキャップしたポリマーの平均分子量は124,30
0g/モルであることが見いだされた。
ルエン50ccに溶解した20.2ミリモル(4.09
グラム)のジフェニルスルホキサイドを加えた。16時
間撹拌した後、2,6−ジ−t−ブチル−パラ−クレゾ
ール(DBPC)が入っているイソプロピルアルコール
にこのセメント物を加えた後、ドラム乾燥することによ
り、ポリマーを単離した。このポリマーを分析した結
果、27.4%のスチレンと48.6%のビニルポリブ
タジエンとを含有していることが示された。該対照ポリ
マーの平均分子量は112,700g/モルであること
が見いだされ、一方本発明に従うスルホキサイド基でエ
ンドキャップしたポリマーの平均分子量は124,30
0g/モルであることが見いだされた。
【0039】該対照ポリマー(対照ポリマー1)および
本発明のポリマー(発明ポリマー1)を各々、通常のト
レッドストック調合物中にコンパンド化した。このトレ
ッドストック調合物には、100部の試験用ゴム、ゴム
100部当たり50部(phr)のASTM N-339カーボン
ブラック、3phrの酸化亜鉛、1.8phrの硫黄、
2phrのステアリン酸、1phrのSantoflex 13およ
び1phrのSantocure NSが入っていた。次に、このコ
ンパンドを150℃で30分間硬化した。コンパンド各
々の物性を以下の表IIに報告する。
本発明のポリマー(発明ポリマー1)を各々、通常のト
レッドストック調合物中にコンパンド化した。このトレ
ッドストック調合物には、100部の試験用ゴム、ゴム
100部当たり50部(phr)のASTM N-339カーボン
ブラック、3phrの酸化亜鉛、1.8phrの硫黄、
2phrのステアリン酸、1phrのSantoflex 13およ
び1phrのSantocure NSが入っていた。次に、このコ
ンパンドを150℃で30分間硬化した。コンパンド各
々の物性を以下の表IIに報告する。
【0040】
【表2】 表II 実施例番号1のゴムコンパンドのヒステリシス特性 対照ポリマー1 発明ポリマー1 引張り強度 23℃ 2946 2898 パーセント伸びa 385 343 ML4100℃b 86.4 93.6 反発弾性 23℃ 33.6 34.8 65℃ 56.6 59.0 7%伸びのtanδ 24℃ 0.2068 0.1776 65℃ 0.1352 0.1179 Δtanδc 24℃ − −14.1 65℃ − −12.8 a)破壊パーセント伸び b)ムーニー粘度 c)対照ポリマー1からのパーセント変化 表IIに報告したデータに関して、発明ポリマー1の2
3℃および65℃のパーセント反発弾性はそれぞれ3
4.8と59.0であることが示され、一方対照ポリマ
ー1のパーセント反発弾性はそれぞれ33.6および5
6.6であることが示されたことを特記する。反発弾性
におけるこの改良は、相当するtanδの減少を示唆し
ており、これはtanδのデータで確認された。
3℃および65℃のパーセント反発弾性はそれぞれ3
4.8と59.0であることが示され、一方対照ポリマ
ー1のパーセント反発弾性はそれぞれ33.6および5
6.6であることが示されたことを特記する。反発弾性
におけるこの改良は、相当するtanδの減少を示唆し
ており、これはtanδのデータで確認された。
【0041】24℃と65℃の試験両方で、発明ポリマ
ー1のtanδは対照ポリマー1のそれよりも優れてい
ることが見いだされた。このtanδの値が小さければ
小さい程、このサンプルのヒステリシス特性が小さくな
る。
ー1のtanδは対照ポリマー1のそれよりも優れてい
ることが見いだされた。このtanδの値が小さければ
小さい程、このサンプルのヒステリシス特性が小さくな
る。
【0042】これらのデータは、本発明に従い硫黄含有
末端基で該SBRポリマーをエンドキャップすることに
より製造したポリマーを硬化したとき、このエラストマ
ーコンパンドにヒステリシスの減少を生じさせる、こと
を示している。対照ポリマー1のtanδは24℃およ
び65℃でそれぞれ0.2068と0.1352である
ことが見いだされ、一方発明ポリマー1のtanδはそ
れぞれ0.1776と0.1179であることが見いだ
された。
末端基で該SBRポリマーをエンドキャップすることに
より製造したポリマーを硬化したとき、このエラストマ
ーコンパンドにヒステリシスの減少を生じさせる、こと
を示している。対照ポリマー1のtanδは24℃およ
び65℃でそれぞれ0.2068と0.1352である
ことが見いだされ、一方発明ポリマー1のtanδはそ
れぞれ0.1776と0.1179であることが見いだ
された。
【0043】実施例番号2 ヘキサン中33%のスチレン0.69Kgおよびヘキサ
ン中24.5%のブタジエン3.75Kgポンドから成
るモノマーブレンド物を調製した後、13℃に冷却し
た。このブレンド物に、重合開始剤として、テトラヒド
ロフラン(THF)中0.63Mのトリブチル錫リチウ
ム溶液20.6ccを加えた。この温度を1.5時間保
持した後、21℃に上昇させ、次に、15分毎5.6℃
づつ温度を上昇させることによって49℃に上昇させ
た。この得られるバッチから約2.27Kgのセメント
物(対照ポリマー2)を取り出すことによってサンプリ
ングした。この残りのセメント物に、撹拌しながら15
分間かけて1.32gのジ−−パラ−トリルスルホキサ
イドを加えた。アルコール凝集に続くドラム乾燥によ
り、このエンドキャップしたポリマー(発明ポリマー
2)を単離した。
ン中24.5%のブタジエン3.75Kgポンドから成
るモノマーブレンド物を調製した後、13℃に冷却し
た。このブレンド物に、重合開始剤として、テトラヒド
ロフラン(THF)中0.63Mのトリブチル錫リチウ
ム溶液20.6ccを加えた。この温度を1.5時間保
持した後、21℃に上昇させ、次に、15分毎5.6℃
づつ温度を上昇させることによって49℃に上昇させ
た。この得られるバッチから約2.27Kgのセメント
物(対照ポリマー2)を取り出すことによってサンプリ
ングした。この残りのセメント物に、撹拌しながら15
分間かけて1.32gのジ−−パラ−トリルスルホキサ
イドを加えた。アルコール凝集に続くドラム乾燥によ
り、このエンドキャップしたポリマー(発明ポリマー
2)を単離した。
【0044】実施例番号1と同様にして、通常のトレッ
ドストック調合物を用い、対照ポリマー2および発明ポ
リマー2の両方をコンパンド化した。その後、これらの
ゴム組成物を分析し、そのデータを表IIIに報告す
る。
ドストック調合物を用い、対照ポリマー2および発明ポ
リマー2の両方をコンパンド化した。その後、これらの
ゴム組成物を分析し、そのデータを表IIIに報告す
る。
【0045】
【表3】 表III 実施例番号2のゴムコンパンドのヒステリシス特性 対照ポリマー2 発明ポリマー2 引張り強度 23℃ 3071 3248 パーセント伸びa 321 329 ML4100℃b 92.0 80.5 反発弾性 23℃ 48.4 50.0 65℃ 68.0 70.0 7%伸びのtanδ 24℃ 0.1249 0.1103 65℃ 0.07939 0.07523 Δtanδc 24℃ − −11.7 65℃ − − 5.24 a)破壊パーセント伸び b)ムーニー粘度 c)対照ポリマー2からのパーセント変化 実施例番号3 実施例番号2に従ってモノマーブレンド物を製造し、対
照ポリマー3を単離した後、1.56gのジ−4−クロ
ロフェニルスルホキサイドを用いて、この残りのポリマ
ーをエンドキャップした(発明ポリマー3)。実施例2
と同様にしてゴムコンパンドを製造し、そのデータを表
IVに報告する。
照ポリマー3を単離した後、1.56gのジ−4−クロ
ロフェニルスルホキサイドを用いて、この残りのポリマ
ーをエンドキャップした(発明ポリマー3)。実施例2
と同様にしてゴムコンパンドを製造し、そのデータを表
IVに報告する。
【0046】
【表4】 表IV 実施例番号3のゴムコンパンドのヒステリシス特性 対照ポリマー3 発明ポリマー3 引張り強度 23℃ 2972 3093 パーセント伸びa 305 297 ML4100℃b 156.6 107.1 反発弾性 23℃ 47.6 50.6 65℃ 66.6 70.4 7%伸びのtanδ 24℃ 0.1344 0.1109 65℃ 0.08717 0.06896 Δtanδc 24℃ − −17.5 65℃ − −20.9 a)破壊パーセント伸び b)ムーニー粘度 c)対照ポリマー3からのパーセント変化 実施例番号4 実施例番号2に従ってモノマーブレンド物を製造し、対
照ポリマー4を単離した後、0.93gのジブチルスル
ホキサイドを用いて、この残りのポリマーをエンドキャ
ップした(発明ポリマー4)。実施例2と同様にしてゴ
ムコンパンドを製造し、そのデータを表Vに報告する。
照ポリマー4を単離した後、0.93gのジブチルスル
ホキサイドを用いて、この残りのポリマーをエンドキャ
ップした(発明ポリマー4)。実施例2と同様にしてゴ
ムコンパンドを製造し、そのデータを表Vに報告する。
【0047】
【表5】 表V 実施例番号4のゴムコンパンドのヒステリシス特性 対照ポリマー4 発明ポリマー4 引張り強度 23℃ 3249 3030 パーセント伸びa 295 306 ML4100℃b 137.7 118.8 反発弾性 23℃ 47.8 47.8 65℃ 67.2 69.4 7%伸びのtanδ 24℃ 0.1335 0.1269 65℃ 0.08626 0.08142 Δtanδc 24℃ − − 4.94 65℃ − − 5.61 a)破壊パーセント伸び b)ムーニー粘度 c)対照ポリマー4からのパーセント変化 実施例番号5 実施例番号2に従ってモノマーブレンド物を製造し、対
照ポリマー5を単離した後、0.71gのメチル メチ
ルスルフィニルメチルスルフィドを用いて、この残りの
ポリマーをエンドキャップした(発明ポリマー5)。実
施例2と同様にしてゴムコンパンドを製造し、そのデー
タを表VIに報告する。
照ポリマー5を単離した後、0.71gのメチル メチ
ルスルフィニルメチルスルフィドを用いて、この残りの
ポリマーをエンドキャップした(発明ポリマー5)。実
施例2と同様にしてゴムコンパンドを製造し、そのデー
タを表VIに報告する。
【0048】
【表6】 表VI 実施例番号5のゴムコンパンドのヒステリシス特性 対照ポリマー5 発明ポリマー5 引張り強度 23℃ 3199 2528 パーセント伸びa 300 273 ML4100℃b 144 123 反発弾性 23℃ 44.6 45.4 65℃ 64.6 65.2 7%伸びのtanδ 24℃ 0.1397 0.1305 65℃ 0.08640 0.07607 Δtanδc 24℃ − − 6.59 65℃ − −12.0 a)破壊パーセント伸び b)ムーニー粘度 c)対照ポリマー5からのパーセント変化 実施例番号6 該重合開始剤を13.6ccの12.27 M THFお
よび8.06ccの1.61Mブチルリチウムに置き換
える以外は実施例番号2の操作を繰り返した。同じエン
ドキャッピング剤を用い、上述したようにジ−パラ−ト
リルスルホキサイドとこのポリマーとをコンパンド化
し、対照ポリマー6と発明ポリマー6に関する試験デー
タを表VIIに報告する。
よび8.06ccの1.61Mブチルリチウムに置き換
える以外は実施例番号2の操作を繰り返した。同じエン
ドキャッピング剤を用い、上述したようにジ−パラ−ト
リルスルホキサイドとこのポリマーとをコンパンド化
し、対照ポリマー6と発明ポリマー6に関する試験デー
タを表VIIに報告する。
【0049】
【表7】 表VII 実施例番号6のゴムコンパンドのヒステリシス特性 対照ポリマー6 発明ポリマー6 引張り強度 23℃ 2572 2694 パーセント伸びa 304 303 ML4100℃b 56 69 反発弾性 23℃ 41.4 45.2 65℃ 55 60.8 7%伸びのtanδ 24℃ 0.2025 0.1547 65℃ 0.1396 0.1039 Δtanδc 24℃ − −23.6 65℃ − −25.6 a)破壊パーセント伸び b)ムーニー粘度 c)対照ポリマー6からのパーセント変化 実施例番号7 該重合開始剤が実施例番号6のそれである以外は実施例
番号3の操作を繰り返した。エンドキャッピング剤とし
て、実施例番号3のジ−4−クロロフェニルスルホキサ
イドを用いた。この材料を単離した後、上述したように
コンパンド化し、そして対照ポリマー7と発明ポリマー
7に関する試験データを表VIIIに報告する。
番号3の操作を繰り返した。エンドキャッピング剤とし
て、実施例番号3のジ−4−クロロフェニルスルホキサ
イドを用いた。この材料を単離した後、上述したように
コンパンド化し、そして対照ポリマー7と発明ポリマー
7に関する試験データを表VIIIに報告する。
【0050】
【表8】 表VIII 実施例番号7のゴムコンパンドのヒステリシス特性 対照ポリマー7 発明ポリマー7 引張り強度 23℃ 2396 2620 パーセント伸びa 327 324 ML4100℃b 41.5 51.0 反発弾性 23℃ 37.2 41.6 65℃ 53.6 59.2 7%伸びのtanδ 24℃ 0.2326 0.1958 65℃ 0.1609 0.1280 Δtanδc 24℃ − −15.9 65℃ − −20.4 a)破壊パーセント伸び b)ムーニー粘度 c)対照ポリマー7からのパーセント変化 実施例番号8 該重合開始剤が実施例番号6のそれである以外は、コン
パンド化も含み実施例番号4の操作を繰り返した。エン
ドキャッピング剤として、実施例番号4のジブチルスル
ホキサイドを用いた。上述したように対照ポリマー8と
発明ポリマー8を単離し、その試験データを表IXに報
告する。
パンド化も含み実施例番号4の操作を繰り返した。エン
ドキャッピング剤として、実施例番号4のジブチルスル
ホキサイドを用いた。上述したように対照ポリマー8と
発明ポリマー8を単離し、その試験データを表IXに報
告する。
【0051】
【表9】 表IX 実施例番号8のゴムコンパンドのヒステリシス特性 対照ポリマー8 発明ポリマー8 引張り強度 23℃ 2507 2705 パーセント伸びa 316 323 ML4100℃b 51.5 50.0 反発弾性 23℃ 39.2 38.6 65℃ 55.0 53.8 7%伸びのtanδ 24℃ 0.2125 0.2143 65℃ 0.1523 0.1502 Δtanδc 24℃ − − 0.85 65℃ − − 1.38 a)破壊パーセント伸び b)ムーニー粘度 c)対照ポリマー8からのパーセント変化 実施例番号9 該重合開始剤が実施例番号6のそれである以外は、コン
パンド化も含み実施例番号5の操作を繰り返した。エン
ドキャッピング剤として、実施例番号5のメチル メチ
ルスルフィニルメチルスルフィドを用いた。上述したよ
うに対照ポリマー9と発明ポリマー9を単離し、そして
試験データを表Xに報告する。
パンド化も含み実施例番号5の操作を繰り返した。エン
ドキャッピング剤として、実施例番号5のメチル メチ
ルスルフィニルメチルスルフィドを用いた。上述したよ
うに対照ポリマー9と発明ポリマー9を単離し、そして
試験データを表Xに報告する。
【0052】
【表10】 表X 実施例番号9のゴムコンパンドのヒステリシス特性 対照ポリマー9 発明ポリマー9 引張り強度 23℃ 2740 2540 パーセント伸びa 323 309 ML4100℃b 52.5 54.0 反発弾性 23℃ 41.2 42.0 65℃ 57.4 57.4 7%伸びのtanδ 24℃ 0.2100 0.2015 65℃ 0.1454 0.1334 Δtanδc 24℃ − − 4.05 65℃ − − 8.25 a)破壊パーセント伸び b)ムーニー粘度 c)対照ポリマー9からのパーセント変化 前記実施例および明細書の開示から、本発明に従うエラ
ストマーコンパンドはヒステリシス特性の改良を与える
に有効であることがここに明らかになった。これらのポ
リマーは、該硫黄含有末端基を有していない以外は同様
な手段で製造した同様なポリマーに比較して改良された
ヒステリシス特性を示す。その結果として、これらのポ
リマーを含有している加硫性コンパンドは、改良された
ヒステリシス特性を示し、これにより、タイヤにおける
転がり抵抗が改良されたトレッド用コンパンドが得られ
る。
ストマーコンパンドはヒステリシス特性の改良を与える
に有効であることがここに明らかになった。これらのポ
リマーは、該硫黄含有末端基を有していない以外は同様
な手段で製造した同様なポリマーに比較して改良された
ヒステリシス特性を示す。その結果として、これらのポ
リマーを含有している加硫性コンパンドは、改良された
ヒステリシス特性を示し、これにより、タイヤにおける
転がり抵抗が改良されたトレッド用コンパンドが得られ
る。
【0053】本発明は、本明細書中で特に明記していな
い限り、本文中に開示した特定の開始剤、硫黄化合物、
モノマー類、極性調整物、または溶媒に限定されるもの
でないと理解すべきである。同様に、これらの実施例は
単に本主題の発明の実施を示すために示したものであ
り、本発明の制限をなすものではない。本分野の技術者
は、上で行った開示に従い、他のモノマー類および工程
条件を容易に選択できるであろう。
い限り、本文中に開示した特定の開始剤、硫黄化合物、
モノマー類、極性調整物、または溶媒に限定されるもの
でないと理解すべきである。同様に、これらの実施例は
単に本主題の発明の実施を示すために示したものであ
り、本発明の制限をなすものではない。本分野の技術者
は、上で行った開示に従い、他のモノマー類および工程
条件を容易に選択できるであろう。
【0054】従って、ここに開示しそして記述した本発
明の範囲から逸脱しない限り、本文中に開示した変法の
いずれをも容易に決定および調節できるものと考えられ
る。更に、本発明の範囲には、添付した請求の範囲内に
入る全ての修飾および変法が含まれるものとする。
明の範囲から逸脱しない限り、本文中に開示した変法の
いずれをも容易に決定および調節できるものと考えられ
る。更に、本発明の範囲には、添付した請求の範囲内に
入る全ての修飾および変法が含まれるものとする。
【0055】本発明の特徴および態様は以下のとうりで
ある。
ある。
【0056】1. 少なくとも1個の官能部位を有する
アニオン系ポリマーと、式
アニオン系ポリマーと、式
【0057】
【化10】 〔式中、R1およびR2は、約1〜約20個の炭素原子を
有するアルキルおよび硫黄置換アルキル、約3〜約20
個の炭素原子を有するシクロアルキル、約6〜約20個
の炭素原子を有するアリールおよびハロゲン置換アリー
ル、そして約7〜約20個の炭素原子を有するアラルキ
ルから成る群から選択される有機基である〕を有するス
ルホキサイド化合物の約1当量とを反応させることで付
加物を生じさせ;そして上記付加物を適切な硬化触媒存
在下で硬化させる;段階を有する、減少したヒステリシ
ス特性を示すエラストマーの製造方法。
有するアルキルおよび硫黄置換アルキル、約3〜約20
個の炭素原子を有するシクロアルキル、約6〜約20個
の炭素原子を有するアリールおよびハロゲン置換アリー
ル、そして約7〜約20個の炭素原子を有するアラルキ
ルから成る群から選択される有機基である〕を有するス
ルホキサイド化合物の約1当量とを反応させることで付
加物を生じさせ;そして上記付加物を適切な硬化触媒存
在下で硬化させる;段階を有する、減少したヒステリシ
ス特性を示すエラストマーの製造方法。
【0058】2. 上記硬化段階に先立って、ゴム成分
とこのゴム成分100部当たり約20〜約100重量部
のカーボンブラックとから成る通常のトレッドストック
調合物約5〜約50重量部と、上記付加物約95〜約5
0重量部とをコンパンド化する段階を更に含む第1項記
載のエラストマーコンパンド製造方法。
とこのゴム成分100部当たり約20〜約100重量部
のカーボンブラックとから成る通常のトレッドストック
調合物約5〜約50重量部と、上記付加物約95〜約5
0重量部とをコンパンド化する段階を更に含む第1項記
載のエラストマーコンパンド製造方法。
【0059】3. 上記トレッドストック調合物の上記
ゴム成分が天然ゴム、合成ゴムおよびそれらのブレンド
物から成る群から選択される第2項記載のエラストマー
コンパンド製造方法。
ゴム成分が天然ゴム、合成ゴムおよびそれらのブレンド
物から成る群から選択される第2項記載のエラストマー
コンパンド製造方法。
【0060】4. 適切な重合開始剤の存在下でモノマ
ー溶液を重合させることによってアニオン系ポリマーを
製造する初期段階を更に含む第1項記載のエラストマー
コンパンド製造方法。
ー溶液を重合させることによってアニオン系ポリマーを
製造する初期段階を更に含む第1項記載のエラストマー
コンパンド製造方法。
【0061】5. 上記重合開始剤がブチルリチウム、
s−ブチルリチウム、t−ブチルリチウム、トリブチル
錫リチウム、アリルリチウム、メチルリチウムおよびド
デシルリチウムから成る群から選択される第4項記載の
エラストマーコンパンド製造方法。
s−ブチルリチウム、t−ブチルリチウム、トリブチル
錫リチウム、アリルリチウム、メチルリチウムおよびド
デシルリチウムから成る群から選択される第4項記載の
エラストマーコンパンド製造方法。
【0062】6. 上記アニオン系ポリマーが少なくと
も1個の炭素リチウム結合を有するリビングポリマーで
ある第5項記載のエラストマーコンパンド製造方法。
も1個の炭素リチウム結合を有するリビングポリマーで
ある第5項記載のエラストマーコンパンド製造方法。
【0063】7. 上記モノマー溶液が、約4〜約12
個の炭素原子を有する共役ジエン、約8〜約18個の炭
素原子を有するモノビニル芳香族モノマー、トリエン
類、およびそれらの混合物から成る群から選択されるモ
ノマー成分を含む第4項記載のエラストマーコンパンド
製造方法。
個の炭素原子を有する共役ジエン、約8〜約18個の炭
素原子を有するモノビニル芳香族モノマー、トリエン
類、およびそれらの混合物から成る群から選択されるモ
ノマー成分を含む第4項記載のエラストマーコンパンド
製造方法。
【0064】8. 上記モノマー溶液が、ヘキサン、シ
クロヘキサンおよびベンゼンから成る群から選択される
溶媒を更に含む第7項記載のエラストマーコンパンド製
造方法。
クロヘキサンおよびベンゼンから成る群から選択される
溶媒を更に含む第7項記載のエラストマーコンパンド製
造方法。
【0065】9. 上記アニオン系ポリマーが、ジエン
のホモポリマー類およびそれらのモノビニル芳香族ポリ
マー類とのコポリマー類から成る群から選択される第1
項記載のエラストマーコンパンド製造方法。
のホモポリマー類およびそれらのモノビニル芳香族ポリ
マー類とのコポリマー類から成る群から選択される第1
項記載のエラストマーコンパンド製造方法。
【0066】10. 上記硬化触媒が硫黄である第1項
記載のエラストマーコンパンド製造方法。
記載のエラストマーコンパンド製造方法。
【0067】11. 上記スルホキサイド化合物がジフ
ェニルスルホキサイド、ジブチルスルホキサイド、ジ−
パラ−トリルスルホキサイド、ジ−4−クロロフェニル
スルホキサイドおよびメチル メチルスルフィニルメチ
ルスルフィドから成る群から選択される第1項記載のエ
ラストマーコンパンド製造方法。
ェニルスルホキサイド、ジブチルスルホキサイド、ジ−
パラ−トリルスルホキサイド、ジ−4−クロロフェニル
スルホキサイドおよびメチル メチルスルフィニルメチ
ルスルフィドから成る群から選択される第1項記載のエ
ラストマーコンパンド製造方法。
【0068】12. 少なくとも1個の官能部位を有す
るアニオン系ポリマーと、式
るアニオン系ポリマーと、式
【0069】
【化11】 〔式中、R1およびR2は、約1〜約20個の炭素原子を
有するアルキルおよび硫黄置換アルキル、約3〜約20
個の炭素原子を有するシクロアルキル、約6〜約20個
の炭素原子を有するアリールおよびハロゲン置換アリー
ル、そして約7〜約20個の炭素原子を有するアラルキ
ルから成る群から選択される有機基である〕を有するス
ルホキサイド化合物との反応生成物、を含んで成る、硬
化時に減少したヒステリシス特性を示すエラストマー。
有するアルキルおよび硫黄置換アルキル、約3〜約20
個の炭素原子を有するシクロアルキル、約6〜約20個
の炭素原子を有するアリールおよびハロゲン置換アリー
ル、そして約7〜約20個の炭素原子を有するアラルキ
ルから成る群から選択される有機基である〕を有するス
ルホキサイド化合物との反応生成物、を含んで成る、硬
化時に減少したヒステリシス特性を示すエラストマー。
【0070】13. 上記有機基R1およびR2がフェニ
ル基である第12項記載の加硫性エラストマー。
ル基である第12項記載の加硫性エラストマー。
【0071】14. 上記スルホキサイド化合物がジフ
ェニルスルホキサイド、ジブチルスルホキサイド、ジ−
パラ−トリルスルホキサイド、ジ−4−クロロフェニル
スルホキサイドおよびメチル メチルスルフィニルメチ
ルスルフィドから成る群から選択される第12項記載の
加硫性エラストマー。
ェニルスルホキサイド、ジブチルスルホキサイド、ジ−
パラ−トリルスルホキサイド、ジ−4−クロロフェニル
スルホキサイドおよびメチル メチルスルフィニルメチ
ルスルフィドから成る群から選択される第12項記載の
加硫性エラストマー。
【0072】15. 少なくとも1個の官能部位を有す
るアニオン系ポリマーと、式
るアニオン系ポリマーと、式
【0073】
【化12】 〔式中、R1およびR2は、約1〜約20個の炭素原子を
有するアルキルおよび硫黄置換アルキル、約3〜約20
個の炭素原子を有するシクロアルキル、約6〜約20個
の炭素原子を有するアリールおよびハロゲン置換アリー
ル、そして約7〜約20個の炭素原子を有するアラルキ
ルから成る群から選択される有機基である〕を有するス
ルホキサイド化合物との反応生成物、および上記反応生
成物100部当たり約20〜約100重量部のカーボン
ブラック、を含んで成る、加硫化した時減少したヒステ
リシス特性を示す加硫性エラストマーコンパンド。
有するアルキルおよび硫黄置換アルキル、約3〜約20
個の炭素原子を有するシクロアルキル、約6〜約20個
の炭素原子を有するアリールおよびハロゲン置換アリー
ル、そして約7〜約20個の炭素原子を有するアラルキ
ルから成る群から選択される有機基である〕を有するス
ルホキサイド化合物との反応生成物、および上記反応生
成物100部当たり約20〜約100重量部のカーボン
ブラック、を含んで成る、加硫化した時減少したヒステ
リシス特性を示す加硫性エラストマーコンパンド。
【0074】16. 少なくとも1個の官能部位を有す
るアニオン系ポリマーと、式
るアニオン系ポリマーと、式
【0075】
【化13】 〔式中、R1およびR2は、約1〜約20個の炭素原子を
有するアルキルおよび硫黄置換アルキル、約3〜約20
個の炭素原子を有するシクロアルキル、約6〜約20個
の炭素原子を有するアリールおよびハロゲン置換アリー
ル、そして約7〜約20個の炭素原子を有するアラルキ
ルから成る群から選択される有機基である〕を有するス
ルホキサイド化合物との反応生成物、および上記反応生
成物100部当たり約20〜約100重量部のカーボン
ブラック、を含んで成る、加硫性エラストマーコンパン
ドを含有しているトレッドストックから得られる、減少
した転がり抵抗を示す改良されたタイヤ。
有するアルキルおよび硫黄置換アルキル、約3〜約20
個の炭素原子を有するシクロアルキル、約6〜約20個
の炭素原子を有するアリールおよびハロゲン置換アリー
ル、そして約7〜約20個の炭素原子を有するアラルキ
ルから成る群から選択される有機基である〕を有するス
ルホキサイド化合物との反応生成物、および上記反応生
成物100部当たり約20〜約100重量部のカーボン
ブラック、を含んで成る、加硫性エラストマーコンパン
ドを含有しているトレッドストックから得られる、減少
した転がり抵抗を示す改良されたタイヤ。
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくとも1個の官能部位を有するアニ
オン系ポリマーと、式 【化1】 〔式中、R1およびR2は、約1〜約20個の炭素原子を
有するアルキルおよび硫黄置換アルキル、約3〜約20
個の炭素原子を有するシクロアルキル、約6〜約20個
の炭素原子を有するアリールおよびハロゲン置換アリー
ル、そして約7〜約20個の炭素原子を有するアラルキ
ルから成る群から選択される有機基である〕を有するス
ルホキサイド化合物の約1当量とを反応させることで付
加物を生じさせ;そして上記付加物を適切な硬化触媒存
在下で硬化させる;段階を有する、減少したヒステリシ
ス特性を示すエラストマーの製造方法。 - 【請求項2】 少なくとも1個の官能部位を有するアニ
オン系ポリマーと、式 【化2】 〔式中、R1およびR2は、約1〜約20個の炭素原子を
有するアルキルおよび硫黄置換アルキル、約3〜約20
個の炭素原子を有するシクロアルキル、約6〜約20個
の炭素原子を有するアリールおよびハロゲン置換アリー
ル、そして約7〜約20個の炭素原子を有するアラルキ
ルから成る群から選択される有機基である〕を有するス
ルホキサイド化合物との反応生成物、を含んで成る、硬
化時に減少したヒステリシス特性を示すエラストマー。 - 【請求項3】 少なくとも1個の官能部位を有するアニ
オン系ポリマーと、式 【化3】 〔式中、R1およびR2は、約1〜約20個の炭素原子を
有するアルキルおよび硫黄置換アルキル、約3〜約20
個の炭素原子を有するシクロアルキル、約6〜約20個
の炭素原子を有するアリールおよびハロゲン置換アリー
ル、そして約7〜約20個の炭素原子を有するアラルキ
ルから成る群から選択される有機基である〕を有するス
ルホキサイド化合物との反応生成物、および上記反応生
成物100部当たり約20〜約100重量部のカーボン
ブラック、を含んで成る、加硫化した時減少したヒステ
リシス特性を示す加硫性エラストマーコンパンド。 - 【請求項4】 少なくとも1個の官能部位を有するアニ
オン系ポリマーと、式 【化4】 〔式中、R1およびR2は、約1〜約20個の炭素原子を
有するアルキルおよび硫黄置換アルキル、約3〜約20
個の炭素原子を有するシクロアルキル、約6〜約20個
の炭素原子を有するアリールおよびハロゲン置換アリー
ル、そして約7〜約20個の炭素原子を有するアラルキ
ルから成る群から選択される有機基である〕を有するス
ルホキサイド化合物との反応生成物、および上記反応生
成物100部当たり約20〜約100重量部のカーボン
ブラック、を含んで成る、加硫性エラストマーコンパン
ドを含有しているトレッドストックから得られる、減少
した転がり抵抗を示す改良されたタイヤ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/703,533 US5151469A (en) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | Method of preparing elastomers having reduced hysteresis properties with sulfoxides |
US703533 | 1991-05-21 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05170813A true JPH05170813A (ja) | 1993-07-09 |
JP3299303B2 JP3299303B2 (ja) | 2002-07-08 |
Family
ID=24825761
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15301292A Expired - Fee Related JP3299303B2 (ja) | 1991-05-21 | 1992-05-21 | 減少したヒステリシス特性を示すエラストマー類および製品 |
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---|---|
US (1) | US5151469A (ja) |
EP (1) | EP0514835B1 (ja) |
JP (1) | JP3299303B2 (ja) |
KR (1) | KR100202506B1 (ja) |
BR (1) | BR9201927A (ja) |
CA (1) | CA2069032A1 (ja) |
DE (1) | DE69212230T2 (ja) |
ES (1) | ES2089289T3 (ja) |
MX (1) | MX9202383A (ja) |
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---|---|---|---|---|
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US5349024A (en) * | 1993-11-03 | 1994-09-20 | Bridgestone/Firestone, Inc. | Elastomers having reduced hysteresis prepared with vinyl polycyclic aromatic hydrocarbon |
WO2004020475A1 (en) * | 2002-08-30 | 2004-03-11 | Bridgestone Corporation | Functionalized polymers and improved vulcanizates therefrom |
ES2332151T3 (es) * | 2005-10-19 | 2010-01-27 | Dow Global Technologies Inc. | Polimeros elastomericos modificados en el extremo de la cadena con un silano-sulfuro. |
HUE031644T2 (en) | 2012-03-20 | 2017-07-28 | Trinseo Europe Gmbh | Modified polymer preparations |
Family Cites Families (16)
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