JPH05170769A - 新規q−11270化合物又はその製造法 - Google Patents

新規q−11270化合物又はその製造法

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JPH05170769A
JPH05170769A JP35701991A JP35701991A JPH05170769A JP H05170769 A JPH05170769 A JP H05170769A JP 35701991 A JP35701991 A JP 35701991A JP 35701991 A JP35701991 A JP 35701991A JP H05170769 A JPH05170769 A JP H05170769A
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methanol
compound
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acid
spectrum
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JP35701991A
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English (en)
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Tsutomu Sato
勉 佐藤
Koji Nagai
浩二 永井
Yukiko Fukunaga
由希子 福永
Yuji Sugita
雄二 杉田
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Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 下記一般式で示される新規Q−11270−
A及びB化合物とスタキボトリス チャータラムを使用
する該化合物の製造法。 【化1】 又は 【化2】 (式中、Rは水素原子又は水酸基を示す。) 【効果】 本発明化合物は抗補体活性を有し、腎炎、リ
ウマチ又はSLE等の治療に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,抗補体活性作用を有す
る新規Q−11270−A及びB化合物及びそれらの製
造法に関する。さらに詳しくは,本発明はスタキボリト
ス属に属する微生物を培養し,その培養液から目的化合
物を採取する発酵法によるQ−11270−A及びB化
合物の製法に関する。
【0002】
【従来の技術】補体反応は,生体の感染防御反応の一種
である。補体は,マクロファージ及び/又は肝臓等で産
生され,侵入した細菌などの膜表面にClからC9の9
種類の成分が結合して細菌の細胞膜に穴を開けて細菌を
死に至らしめる。また,腎炎,リウマチ及びSLE等の
自己免疫疾患の発症にも関与していることが知られてい
る。これらの疾病には補体系の活性化が生じており,抗
補体薬はこれらの疾患の治療薬になり得る可能性があ
る。従来,スタキボトリス属に属する微生物の培養液か
ら抗補体性を有する物質を採取することは知られている
(特公昭56−51755号公報)。また,この抗補体
活性物質を有効成分とする腎炎治療剤についても報告さ
れている(特公昭62−36008号公報)。しかしな
がら,これらの公報にはそこに記載の抗補体活性物質の
理科学的性状についてはほとんど記載されていない。一
方,特開昭54−36255号公報にはスタキボトリス
属微生物の培養液から下記化学構造式で示される化合物
を単離されたことが報告されている。
【0003】
【化1】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は抗補体活性を
有し,腎炎,リウマチ及びSLEの治療に有用な微生物
産生物質の提供を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】今回,本発明者らは抗補
体活性物質の探索を目的として,スタキボトリス(Stac
hybotrys)属に属する菌株の培養液を詳査したところ,
従来報告された物質とは化学構造を著しく異にする2種
の新規物質,Q−11270−A及びB物質を単離する
ことに成功し本発明を完成した。すなわち,本発明は次
の一般式で示されるQ−11270−A及びB化合物に
関する。
【0006】
【化2】
【0007】又は
【0008】
【化3】
【0009】及び
【0010】
【化4】
【0011】又は
【0012】
【化5】
【0013】また,本発明はスタキボトリス(Stachybo
trys)属に属するQ−11270−A及びB化合物生産
菌を培養し,培養液中にQ−11270−A及び/又は
B化合物を蓄積させ,培養液からそれぞれの化合物を単
離採取することを特徴とするQ−11270−A及びB
化合物の製造方法に関する。本発明化合物は,不斉炭素
を有するので異性体が含まれる。Q−11270−A及
びB化合物生産菌を培養し,培養液中にQ−11270
−A及びB化合物を生産蓄積させ,培養液から該化合物
を採取することによって製造することができる。本製造
に使用されるスタキボトリス(Stachybotrys)属に属す
るQ−11270−A及びB化合物生産菌としては,例
えば沖縄県宮古島付近の海底土壌から分離したスタキボ
トリス チャータラムQ11270株(Stachybotrys
chartarum)Q11270株を挙げることができる。以
下,この菌株の菌学的性質を説明する。
【0014】(1)形態 本菌株は,種々の培地で完成世代が認められず,菌糸か
ら分枝して生じた分生子柄上に分生子を形成する不完全
糸状菌である。分生子柄は菌糸から直接または数回分枝
して高さ100μm程度に直立し,隔壁を有する。幅は
3〜5μm,暗褐色で,表面は粗面から粒面,上部は特
に粒状が強い。分生子柄の先端には,こん棒状のフィア
ライドが数個並んで形成される。フィアライドの大きさ
は,10〜12×4〜5μmである。分生子はフィアロ
型分生子で,成熟したものは単細胞,楕円形で,黒褐色
から黒色を呈し,表面は粗面で,大きさは7〜10×3
〜5μmである。また成熟とともに,同一分生子柄上の
数個のフィアライドから生じた分生子が,粘液に包まれ
て黒色の塊になる。
【0015】(2)各種寒天培地上の性状 ポテト・デキストロース寒天培地上のコロニーは,2〜
3週間で直径25mmに達し,菌糸は盛り上がらずに低
く拡がる。色調は培養初期は白色,分生子形成に従って
黒色を呈し,表面は粉末状になる。裏面の色調は暗褐色
である。麦芽寒天培地上では,あまり分生子形成が認め
られず,色調は灰白〜うす黄茶色である。ポテト・デキ
ストロース寒天培地上において,生育温度範囲は10〜
35℃であり,至適生育温度は24〜27℃である。
【0016】上記諸性質より,Q11270株は,不完
全糸状菌Stachybotrys Corda属に属する菌株と考えら
れる。そこで,本菌株に類似する菌種を文献(S.C.Jong
&E.E.Davis.1976.Contribution to Knowledge of
Stachybotrysand Memnoniella in culture.Mycotax
on 3:409-485.)で検索した結果,本菌株はS.chartaru
mと性状が非常によく一致した。したがって本菌をS.cha
rtarumの一菌種と判断し,S.chartarum Q11270
と命名した。本菌株は,工業技術院微生物工業技術研究
所に微工研菌寄第12629号として寄託されている。
【0017】本発明において使用される菌株としては,
スタキボトリス属に属し,Q−11270−A及びB化
合物を生産する全ての菌株が挙げられる。従ってスタキ
ボトリス チャータラム Q11270株等天然から分
離された糸状菌の他,これを紫外線,X線又は化学薬剤
で人工的に変異させたもの及びそれらの自然変異体につ
いても包含されるものである。
【0018】Q−11270−A及びBの化合物の生産
は,上記のスタキボトリス属に属しQ−11270−A
及びB化合物生産菌を培地に培養し,培養物よりQ−1
1270−A及びB化合物を遊離化合物として単離採取
することにより行なわれる。培養は一般微生物の培養方
法に準じて行なうことができ,通常液体培地による深部
培養法が有利である。培養に用いられる培地は,使用さ
れる微生物が利用する栄養源を含有する培地であればよ
く,合成培地,半合成培地あるいは天然培地が用いられ
る。培地に添加する栄養源としては,炭素源としてグル
コース,アラビノース,キシロース,フラクトース,イ
ノシトール,ラムノース,マンニトール,スターチ,マ
ンノース,メリビオース,ラクトース,カガラクトス,
マルトース,サリシン,トレハロース,グリセリンやヤ
シ油,大豆油などの植物油の同化可能な炭素源が,窒素
源としては肉エキス,ペプトン,グルテンミール,綿実
油,大豆粉,落花生粉,魚粉,コーンスチプリカー,乾
燥酵母,酵母エキス,塩アンモニウム,硫酸アンモニウ
ム,硝酸アンモニウム,尿素その他の有機,無機窒素源
が用いられる。また培地には金属塩として,ナトリウ
ム,カリウム,マグネシウム,カルシウム,亜鉛,鉄等
の硫酸塩,硝酸塩,塩化物,炭酸塩,燐酸塩等が必要に
応じて添加される。
【0019】また,必要に応じてメチオニン,システイ
ン,シスチン,チオ硫酸塩,オレイン酸メチル,ラード
油,シリコン油,界面活性剤等の生成促進物質又は消泡
剤を添加することもできる。また,塩は培養液又は単離
物質を通常の造塩反応に付すことにより製造できる。培
養条件としては好気的条件下に培養するのが一般的に有
利で,培養温度は約15〜35℃の範囲が望ましく,好
ましくは約24〜27℃付近で行われる。培地のpHは
約6〜7の範囲に保存すると好結果が得られる。培養期
間は培地の組成,温度条件に応じて適宜設定される。
【0020】培養物より目的とするQ−11270−A
及びB化合物を単離採取するには通常の微生物の培養物
より生産物を単離する方法が適用される。目的物は主に
培養液中に含有されるので,遠心分離又は濾過により菌
体を除去した後,濾過液から有効物質の抽出を行う。す
なわち,適当な溶剤に対する溶解性及び溶解度の差,,
種々の吸着剤に対する吸着親和性の差,または2種の液
相間における分配の差などを利用する一般の抗生物質の
製造に用いられる手段によって,分離,採取,精製され
る。これらの方法は必要に応じて単独に用いられ,ある
いは任意の順序に組合せ,また反復し適用できる。
【0021】
【実施例】グルコース1.0%,ポテトスターチ2.0
%,イーストエキス0.5%,ポリペプトン(日本製
薬)0.5%,炭酸カルシウム0.4%を含む培地A
(pH7.0)を作製し,これを500ml三角フラス
コに60mlずつ分注し120℃で20分間滅菌したも
のに,ベネット寒天培地上に生育させたスタキボトリス
チャータラムQ11270 株の菌糸をかき取って接種
し,27℃で4日間振とう培養を行い種培養液とする。
つぎに培地A 3Lを作製し,これを500ml三角フ
ラスコ100mlずつ分注し,120℃で20分間滅菌
したものに種培養液を3.0%の割合で植菌する。27
℃で4日間培養を行なう。この様にして得られた培養液
を塩酸でpH2.5に調整した後,ラジオライト#60
0(昭和化学工業製)を加えてろ過する。このろ液に酢
酸エチル3lを加えてよく撹拌する。酢酸エチル層を分
離する。酢酸エチルでの抽出をさらに1回行なう。酢酸
エチル層に0.5%重曹水2lを加えてよく撹拌する。
水層を分離する。重曹での抽出をさらに2回行なう。
【0022】この水層に4N塩酸水を加えてpHを3に
調整する。この水層に,酢酸エチルを2l加えてよく撹
拌する。酢酸エチル層を分離する。酢酸エチルでの抽出
をさらに1回行なう。これに無水硫酸ナトリウムを加え
て脱水した後,減圧濃縮を行なうと茶色のオイル状物質
が得られる。得られたオイル状物質を少量のクロロホル
ム:メタノール(2:1)液に溶かし,ワコーゲルC−
200(和光純薬製)200gを充填したカラムにの
せ,クロロホルム:メタノールの(9:1),(4:
1)及び(2:1)各200mlを順次展開溶媒として
クロマトグラフィーをおこなう。溶血阻害活性を有する
画分を集めて減圧濃縮する。さらにHPLCにて分取を
行なう。カラム;μボンダスフェアODS C18(ウ
オーターズ製)19φ×150mm,検出;210n
m,溶媒;メタノール:水:酢酸=70:30:0.0
1,流速;12ml/分。上記の条件で18分及び31
分のピークを分取するとQ−11270−B及びA物質
が各々11mg及び8.8mg得られた。
【0023】以上のようにして得られたQ−11270
−A及びQ−11270−B化合物の理化学的性状を以
下に示す。 Q−11270−A化合物; 分子式: C2839NO6 分子量: 485 高分解能マススペクトル(HR−MS): 測定値 485.2752 計算値 485.2777 融点:185℃以上で変化が認められるが,明確な融点
を示さず。 紫外部吸収スペクトル: 図1 (メタノール溶解中) 赤外部吸収スペクトル: 図2 (臭化カリウム錠) 核磁気共鳴スペクトル1 H−NMR: 図313 C−NMR: 図4
【0024】FABマススペクトル(ポジティブ):
図5 比旋光度:[α]D 25=−167.5(C=0.04,
メタノール中) 外観:白色粉末 溶解性:アルカリ水,メタノール,アセトン,酢酸エチ
ルに可溶 薄膜クロマトグラフィー:シリカゲル60F254(メ
ルク社) Rf=0.42 展開溶媒;クロロホルム/メタノール
=4/1 呈色反応:過マンガン酸カリウム,燐モリブデン酸−硫
酸,硫酸塩基性,中性,酸性の区別:酸性の挙動を示
す。 高速液体クロマトグラフィー(HPLC):Rt=1
5.5分 条件. カラム; μボンダスフェア ODSC18 3.9φ×150mm 検出波長; 263nm 流速; 1m1/分 展開溶媒; メタノール 67.5ml 水 32.5ml 酢酸 0.01ml
【0025】Q−11270−B化合物; 分子式: C2839NO7 分子量: 501 高分解能マススペクトル(HR−MS): 測定値 501.2719 計算値 501.2726 融点:185℃以上で変化が認められるが,明確な融点
を示さず。 紫外部吸収スペクトル: 図6 (メタノール溶解中) 赤外部吸収スペクトル: 図7 (臭化カリウム錠) 核磁気共鳴スペクトル1 H−NMR: 図813 C−NMR: 図9
【0026】FABマススペクトル(ポジティブ):
図10 比旋光度:[α]D 25=−25.53(C=0.18
8,メタノール中) 外観:白色粉末 溶解性:アルカリ水,メタノール,アセトン,酢酸エチ
ルに可溶 呈色反応:過マンガン酸カリウム,燐モリブデン酸−硫
酸,硫酸塩基性,中性,酸性の区別:酸性の挙動を示
す。 薄膜クロマトグラフィー:シリカゲル60F254(メ
ルク社) Rf=0.24 展開溶媒;クロロホルム/メタノール
=4/1 高速液体クロマトグラフィー(HPLC):Rt=8.
7分 条件. カラム; μボンダスフェア ODSC18 3.9φ×150mm 検出波長; 263nm 流速; 1m1/分 展開溶媒; メタノール 67.5ml 水 32.5ml 酢酸 0.01ml 以上の理化学的性状からQ−11270−A及びB化合
物は,次の化学構造式を有するものと推定される。 Q−11270−A化合物の推定構造式
【0027】
【化6】
【0028】又は
【0029】
【化7】
【0030】Q−11270−B化合物の推定構造式
【0031】
【化8】
【0032】又は
【0033】
【化9】
【0034】
【発明の効果】本発明化合物は抗補体活性を有し,腎
炎,リウマチ及びSLE等の治療に有用である。本発明
化合物の抗補体活性能の測定に用いた方法は次のとおり
である。抗補体活性は,「補体学」119頁(医師薬出
版,稲井眞彌,井上公蔵,田村昇 編集,昭和57年)
に記載の種々の試験法のうち次の試験法に従い,測定確
認される。 溶血阻害活性試験;試験管に化合物の0.5%炭酸水素
ナトリウム溶液と,ゲラチン−ベロナール緩衝液(GV
++)で1000倍に希釈されたモルモット血清1ml
を混合し,氷中で30分放置する。これに5×108
ル/mlを含むヒツジ感作赤血球100μlを加え37
℃で30分放置した後遠心分離する。分離された上清の
540nmの吸光度を測定し,測定値から常法により溶
血サイト数(Z値)を求めた。 結果は図11に示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】 Q−11270−A化合物の紫外部吸収スペ
クトルを示す。
【図2】 Q−11270−A化合物の赤外部吸収スペ
クトルを示す。
【図3】 Q−11270−A化合物の1H−NMRス
ペクトルを示す。
【図4】 Q−11270−A化合物の13C−NMRス
ペクトルを示す。
【図5】 Q−11270−A化合物のFABマススペ
クトルを示す。
【図6】 Q−11270−B化合物の紫外部吸収スペ
クトルを示す。
【図7】 Q−11270−B化合物の赤外部吸収スペ
クトルを示す。
【図8】 Q−11270−B化合物の1H−NMRス
ペクトルを示す。
【図9】 Q−11270−B化合物の13C−NMRス
ペクトルを示す。
【図10】 Q−11270−B化合物のFABマスス
ペクトルを示す。
【図11】 Q−11270−A及びBの溶血阻害を示
す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 (C12P 17/18 C12R 1:645) 7804−4B

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記理化学的性質によって特定される新
    規Q−11270−A及びB化合物。 Q−11270−A化合物; 分子式: C2839NO 6 分子量: 485 高分解能マススペクトル(HR−MS): 測定値 485.2752 計算値 485.2777 融点:185℃以上で変化が認められるが,明確な融点
    を示さず。 紫外部吸収スペクトル: 図1 (メタノール溶解中) 赤外部吸収スペクトル: 図2 (臭化カリウム錠) 核磁気共鳴スペクトル1 H−NMR: 図313 C−NMR: 図4 FABマススペクトル(ポジティブ): 図5 比旋光度:[α]D 25=−167.5(C=0.04,
    メタノール中) 外観:白色粉末 溶解性:アルカリ水,メタノール,アセトン,酢酸エチ
    ルに可溶 薄膜クロマトグラフィー:シリカゲル60F254(メ
    ルク社) Rf=0.42 展開溶媒;クロロホルム/メタノール
    =4/1 呈色反応:過マンガン酸カリウム,燐モリブデン酸−硫
    酸,硫酸塩基性,中性,酸性の区別:酸性の挙動を示
    す。 高速液体クロマトグラフィー(HPLC):Rt=1
    5.5分 条件. カラム; μボンダスフェア ODSC18 3.9φ×150mm 検出波長; 263nm 流速; 1m1/分 展開溶媒; メタノール 67.5ml 水 32.5ml 酢酸 0.01ml Q−11270−B化合物; 分子式: C2839NO7 分子量: 501 高分解能マススペクトル(HR−MS): 測定値 501.2719 計算値 501.2726 融点:185℃以上で変化が認められるが,明確な融点
    を示さず。 紫外部吸収スペクトル: 図6 (メタノール溶液中) 赤外部吸収スペクトル: 図7 (臭化カリウム錠) 核磁気共鳴スペクトル H−NMR: 図813 C−NMR: 図9 FABマススペクトル(ポジティブ): 図10 比旋光度:[α]D 25=−25.5 3(C=0.18
    8,メタノール中) 外観:白色粉末 溶解性:アルカリ水,メタノール,アセトン,酢酸エチ
    ルに可溶 呈色反応:過マンガン酸カリウム,燐モリブデン酸−硫
    酸,硫酸塩基性,中性,酸性の区別:酸性の挙動を示
    す。 薄膜クロマトグラフィー:シリカゲル60F254(メ
    ルク社) Rf=0.24 展開溶媒;クロロホルム/メタノール
    =4/1 高速液体クロマトグラフィー(HPLC):Rt=8.
    7分 条件. カラム; μボンダスフェア ODSC18 3.9φ×150mm 検出波長; 263nm 流速; 1m1/分 展開溶媒; メタノール 67.5ml 水 32.5ml 酢酸 0.01ml
  2. 【請求項2】 スタキボトリス(Stachybotrys)属に属
    するQ−11270−A及びB化合物生産菌を培養し,
    培養液中にQ−11270−A及び/又はB化合物を蓄
    積させ,培養液からそれぞれの化合物を単離採取するこ
    とを特徴とするQ−11270−A及びB化合物の製造
    法。
  3. 【請求項3】 スタキボトリス(Stachybotrys)属に属
    する菌株が,スタキボトリス チャータラム(Stachybo
    trys chartarum)Q11270(微工研菌寄第126
    29号)である請求項2に記載の製造法。
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