JPH05170745A - ベンズイミダゾール誘導体、その製造法、それを有効成分とする制吐剤およびその製造用中間体 - Google Patents
ベンズイミダゾール誘導体、その製造法、それを有効成分とする制吐剤およびその製造用中間体Info
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- JPH05170745A JPH05170745A JP3357558A JP35755891A JPH05170745A JP H05170745 A JPH05170745 A JP H05170745A JP 3357558 A JP3357558 A JP 3357558A JP 35755891 A JP35755891 A JP 35755891A JP H05170745 A JPH05170745 A JP H05170745A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 下式(I)
【化1】
で示されるベンズイミダゾ−ル誘導体またはその薬理学
的に許容される酸付加塩、その製造法、それを有効成分
とする制吐剤およびその製造用中間体。 【効果】 上記の新規ベンズイミダゾ−ル誘導体は、持
続的な5−HT3拮抗作用を有し、シスプラチンにより
誘発された嘔吐に対する予防効果および治療効果を示
し、また低毒性であることから、シスプラチン等による
癌化学療法に伴う嘔吐に対する制吐剤として有用であ
る。
的に許容される酸付加塩、その製造法、それを有効成分
とする制吐剤およびその製造用中間体。 【効果】 上記の新規ベンズイミダゾ−ル誘導体は、持
続的な5−HT3拮抗作用を有し、シスプラチンにより
誘発された嘔吐に対する予防効果および治療効果を示
し、また低毒性であることから、シスプラチン等による
癌化学療法に伴う嘔吐に対する制吐剤として有用であ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規ベンズイミダゾ−ル
誘導体、その製造法、それを有効成分とする制吐剤およ
びその製造用中間体に関する。さらに詳しくは、下式
(I)
誘導体、その製造法、それを有効成分とする制吐剤およ
びその製造用中間体に関する。さらに詳しくは、下式
(I)
【0002】
【化1】 で示されるベンズイミダゾ−ル誘導体またはその薬理学
的に許容される酸付加塩、その製造法、それを有効成分
とする制吐剤およびその製造用中間体に関する。
的に許容される酸付加塩、その製造法、それを有効成分
とする制吐剤およびその製造用中間体に関する。
【0003】
【従来の技術】癌治療においてシスプラチン等の化学療
法剤の存在は欠くことのできないものである。しかし、
その一方で嘔吐等の副作用が問題となり、治療の継続を
困難にしている。
法剤の存在は欠くことのできないものである。しかし、
その一方で嘔吐等の副作用が問題となり、治療の継続を
困難にしている。
【0004】最近、この嘔吐の発現は、セロトニン[5-
ヒドロキシトリプタミン(以下、5-HTと言う)]受容
体の1つと関連することが判ってきた。 5−HTは体内
の神経伝達物質の1つであり、5-HTが関与する受容体
は大別すると5-HT1 、5-HT2 、5-HT3 の3つが知
られている。このうち癌化学療法に伴う嘔吐には5-HT
3 受容体が関与している。つまり化学療法剤投与により
5-HTが遊離し、その遊離した 5−HTが腹部の5-HT
3 受容体に結合することにより、腹部迷走神経を介して
延髄第4脳室に存在する化学受容器引金帯そして嘔吐中
枢が刺激され、その結果嘔吐が生じる。
ヒドロキシトリプタミン(以下、5-HTと言う)]受容
体の1つと関連することが判ってきた。 5−HTは体内
の神経伝達物質の1つであり、5-HTが関与する受容体
は大別すると5-HT1 、5-HT2 、5-HT3 の3つが知
られている。このうち癌化学療法に伴う嘔吐には5-HT
3 受容体が関与している。つまり化学療法剤投与により
5-HTが遊離し、その遊離した 5−HTが腹部の5-HT
3 受容体に結合することにより、腹部迷走神経を介して
延髄第4脳室に存在する化学受容器引金帯そして嘔吐中
枢が刺激され、その結果嘔吐が生じる。
【0005】5-HT3 拮抗作用を有するオンダンセトロ
ン(GR38032F、下式参照) がシスプラチン等の化学療法剤
の投与に伴う嘔吐の抑制に有効であることが報告されて
いる[ Cancer.Chemother.Pharmacol.,23 ,389-391(198
9)]。
ン(GR38032F、下式参照) がシスプラチン等の化学療法剤
の投与に伴う嘔吐の抑制に有効であることが報告されて
いる[ Cancer.Chemother.Pharmacol.,23 ,389-391(198
9)]。
【0006】
【化3】 一方、2-(4- メチル-1- ピペラジニル)ベンズイミダゾ
−ル誘導体の医薬への応用については、既に知られてい
る。例えば、特開昭50-126682 号には鎮痛、消炎作用を
有する2-(4- メチル-1- ピペラジニル)ベンズイミダゾ
−ル誘導体が開示されており、1-メチル-2-(4-メチル-1
- ピペラジニル) ベンズイミダゾール(化合物A)等が
例示されている。しかし、2-(4- メチル-1- ピペラジニ
ル)ベンズイミダゾ−ル誘導体の5-HT3 拮抗作用およ
びこれに基づく制吐作用については何ら知られていない
(後記試験例1参照)。
−ル誘導体の医薬への応用については、既に知られてい
る。例えば、特開昭50-126682 号には鎮痛、消炎作用を
有する2-(4- メチル-1- ピペラジニル)ベンズイミダゾ
−ル誘導体が開示されており、1-メチル-2-(4-メチル-1
- ピペラジニル) ベンズイミダゾール(化合物A)等が
例示されている。しかし、2-(4- メチル-1- ピペラジニ
ル)ベンズイミダゾ−ル誘導体の5-HT3 拮抗作用およ
びこれに基づく制吐作用については何ら知られていない
(後記試験例1参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等はシスプラ
チン等による癌化学療法に伴う嘔吐に対して、強力で、
しかも持続的な抑制作用を示す5-HT3 拮抗作用に基づ
く新規な制吐剤の開発を目的として種々検討を加えた。
チン等による癌化学療法に伴う嘔吐に対して、強力で、
しかも持続的な抑制作用を示す5-HT3 拮抗作用に基づ
く新規な制吐剤の開発を目的として種々検討を加えた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は検討を重ね
た結果、前記式(I)で示される新規なベンズイミダゾ
−ル誘導体またはその薬理学的に許容される酸付加塩
が、斯かる要請を満足することを見い出して本発明を完
成した。
た結果、前記式(I)で示される新規なベンズイミダゾ
−ル誘導体またはその薬理学的に許容される酸付加塩
が、斯かる要請を満足することを見い出して本発明を完
成した。
【0009】本発明のベンズイミダゾ−ル誘導体(I)
は、下式(II)
は、下式(II)
【0010】
【化2】 で示される化合物に不活性溶媒中、化合物(II)に対
して通常4〜7当量の還元剤を室温から還流条件下で1
〜10時間作用させることによって製造することができ
る。還元剤としては、例えば亜鉛と塩酸、鉄と塩酸、塩
化第一スズと塩酸等が用いられる。
して通常4〜7当量の還元剤を室温から還流条件下で1
〜10時間作用させることによって製造することができ
る。還元剤としては、例えば亜鉛と塩酸、鉄と塩酸、塩
化第一スズと塩酸等が用いられる。
【0011】本発明化合物(I)は、更に必要に応じ、
常法に従って薬理学的に許容される酸付加塩に導くこと
ができる。
常法に従って薬理学的に許容される酸付加塩に導くこと
ができる。
【0012】本発明化合物の薬理学的に許容される酸付
加塩としては、塩酸、硫酸等の無機酸との塩、マレイン
酸、フマル酸等の有機酸との塩が挙げられる。
加塩としては、塩酸、硫酸等の無機酸との塩、マレイン
酸、フマル酸等の有機酸との塩が挙げられる。
【0013】上記製造法に用いられる化合物(II)
(製造用中間体)は文献未記載の新規化合物であり、例
えば次のa法、b法によって製造することができる。 a法:
(製造用中間体)は文献未記載の新規化合物であり、例
えば次のa法、b法によって製造することができる。 a法:
【0014】
【化4】 a法は上記に示す通り、化合物(III)とイソプロピ
ルアミンを反応させることにより化合物(IV)を得
る。次に、(IV)に塩酸存在下、亜鉛を作用させるこ
とにより化合物(V)とした後、尿素を反応させ化合物
(VI)を得る。この化合物(VI)にオキシ塩化リン
を作用させることにより化合物(VII)とし、これに
N-メチルピペラジンを反応させ化合物(VIII)を得
る。次に、化合物(VIII)に発煙硝酸を酢酸中で作
用させるか、または化合物(VIII)に濃硝酸を濃硫
酸中低温で作用させることにより化合物(II)を得る
(後記製造例参照)。 b法:
ルアミンを反応させることにより化合物(IV)を得
る。次に、(IV)に塩酸存在下、亜鉛を作用させるこ
とにより化合物(V)とした後、尿素を反応させ化合物
(VI)を得る。この化合物(VI)にオキシ塩化リン
を作用させることにより化合物(VII)とし、これに
N-メチルピペラジンを反応させ化合物(VIII)を得
る。次に、化合物(VIII)に発煙硝酸を酢酸中で作
用させるか、または化合物(VIII)に濃硝酸を濃硫
酸中低温で作用させることにより化合物(II)を得る
(後記製造例参照)。 b法:
【0015】
【化5】 b法は上記に示す通り、a法によって得られる化合物
(VI)をジクロロベンゼンに溶解後、硝酸を滴下して
ニトロ化し化合物(IX)とした後、オキシ塩化リン等
でクロロ化して化合物(X)を得る。次に、化合物
(X)をベンゼン、トルエン等の不活性溶媒に溶解ある
いは懸濁し、通常2 〜6 倍モルのN-メチルピペラジンを
室温〜60℃で添加した後、室温〜溶媒の沸点温度、好ま
しくは60℃〜溶媒の沸点温度で10分〜1 時間反応させる
ことにより化合物(II)を得る(後記製造例参照)。
(VI)をジクロロベンゼンに溶解後、硝酸を滴下して
ニトロ化し化合物(IX)とした後、オキシ塩化リン等
でクロロ化して化合物(X)を得る。次に、化合物
(X)をベンゼン、トルエン等の不活性溶媒に溶解ある
いは懸濁し、通常2 〜6 倍モルのN-メチルピペラジンを
室温〜60℃で添加した後、室温〜溶媒の沸点温度、好ま
しくは60℃〜溶媒の沸点温度で10分〜1 時間反応させる
ことにより化合物(II)を得る(後記製造例参照)。
【0016】本発明化合物は、後述する如く持続的な5-
HT3 拮抗作用を有し、シスプラチンにより誘発された
嘔吐に対する予防効果および治療効果を示し、また低毒
性であることから、シスプラチン等による癌化学療法に
伴う嘔吐に対する制吐剤として有用である。
HT3 拮抗作用を有し、シスプラチンにより誘発された
嘔吐に対する予防効果および治療効果を示し、また低毒
性であることから、シスプラチン等による癌化学療法に
伴う嘔吐に対する制吐剤として有用である。
【0017】本発明化合物を癌化学療法に伴う嘔吐の治
療のために使用する場合、通常の剤形に製剤化した後、
経口もしくは注射剤として用いる。
療のために使用する場合、通常の剤形に製剤化した後、
経口もしくは注射剤として用いる。
【0018】経口投与剤形としては、錠剤、顆粒剤、散
剤、カプセル剤等の固形製剤等のほか、シロップ剤等の
液剤が含まれる。斯かる製剤の調製は常法によって行わ
れ、固形製剤については通常の医薬添加物、例えば、乳
糖、トウモロコシデンプン、結晶セルロ−ス、ヒドロキ
シプロピルセルロ−ス、ステアリン酸マグネシウム、軽
質無水ケイ酸、タルク等を用いて製剤化される。カプセ
ル剤はそのようにして調製された顆粒剤、散剤等を適当
なカプセルに充填して得られる。また、シロップ剤は白
糖、カルボキシメチルセルロ−ス等を含む水溶液に、本
発明化合物を溶解または懸濁させて得られる。また、注
射剤の調製は常法によって行われ、必要に応じて安定
剤、溶解補助剤等を添加することができる。
剤、カプセル剤等の固形製剤等のほか、シロップ剤等の
液剤が含まれる。斯かる製剤の調製は常法によって行わ
れ、固形製剤については通常の医薬添加物、例えば、乳
糖、トウモロコシデンプン、結晶セルロ−ス、ヒドロキ
シプロピルセルロ−ス、ステアリン酸マグネシウム、軽
質無水ケイ酸、タルク等を用いて製剤化される。カプセ
ル剤はそのようにして調製された顆粒剤、散剤等を適当
なカプセルに充填して得られる。また、シロップ剤は白
糖、カルボキシメチルセルロ−ス等を含む水溶液に、本
発明化合物を溶解または懸濁させて得られる。また、注
射剤の調製は常法によって行われ、必要に応じて安定
剤、溶解補助剤等を添加することができる。
【0019】本発明化合物の投与量は、症状、体重、年
令等によって一定しないが、経口投与の場合、通常、成
人1日当たり0.2 〜200 μg/kgであり、これを1度にま
たは2〜3回に分けて投与する。また、注射の場合、通
常、成人1日当たり0.1 〜100 μg/kgであり、これを1
度にまたは2〜3回に分けて投与する。
令等によって一定しないが、経口投与の場合、通常、成
人1日当たり0.2 〜200 μg/kgであり、これを1度にま
たは2〜3回に分けて投与する。また、注射の場合、通
常、成人1日当たり0.1 〜100 μg/kgであり、これを1
度にまたは2〜3回に分けて投与する。
【0020】
【発明の作用効果】本発明化合物は5-HTにより誘発さ
れたベゾルド・ヤ−リッシュ反射に対して強い拮抗作用
(5-HT3 拮抗作用)を示し、その作用が長時間持続し
た(後記試験例1参照)。また、シスプラチンにより誘
発された嘔吐に対して強い予防効果と治療効果を示した
(後記試験例2参照)。そして、本発明化合物の毒性は
低い(後記試験例3参照)。
れたベゾルド・ヤ−リッシュ反射に対して強い拮抗作用
(5-HT3 拮抗作用)を示し、その作用が長時間持続し
た(後記試験例1参照)。また、シスプラチンにより誘
発された嘔吐に対して強い予防効果と治療効果を示した
(後記試験例2参照)。そして、本発明化合物の毒性は
低い(後記試験例3参照)。
【0021】以上の事実より本発明化合物は、シスプラ
チン等の癌化学療法に伴う嘔吐に対し、強力で、しかも
持続的な抑制作用を示す安全性の高い制吐剤として有用
である。
チン等の癌化学療法に伴う嘔吐に対し、強力で、しかも
持続的な抑制作用を示す安全性の高い制吐剤として有用
である。
【0022】以下、本発明化合物の作用効果を試験例を
挙げて説明する。
挙げて説明する。
【0023】試験例1 5-HT3 拮抗作用:
【0024】(試験化合物) (1) 6−アミノ−5−クロロ−1−イソプロピル−
2−(4−メチル−1−ピペラジニル)ベンズイミダゾ
−ル(本発明化合物1) (2) 6−アミノ−5−クロロ−1−イソプロピル−
2−(4−メチル−1−ピペラジニル)ベンズイミダゾ
−ル・2マレイン酸塩(本発明化合物2) (3) 1−メチル−2−(4−メチル−1−ピペラジ
ニル)ベンズイミダゾ−ル(化合物A、特開昭50-12668
2 号記載の化合物) (4) オンダンセトロン(対照化合物)
2−(4−メチル−1−ピペラジニル)ベンズイミダゾ
−ル(本発明化合物1) (2) 6−アミノ−5−クロロ−1−イソプロピル−
2−(4−メチル−1−ピペラジニル)ベンズイミダゾ
−ル・2マレイン酸塩(本発明化合物2) (3) 1−メチル−2−(4−メチル−1−ピペラジ
ニル)ベンズイミダゾ−ル(化合物A、特開昭50-12668
2 号記載の化合物) (4) オンダンセトロン(対照化合物)
【0025】(試験方法)5-HT3 拮抗作用は5-HTに
よって誘発される反射性徐脈[ベゾルド・ヤ−リッシュ
反射(Bezold-Jarisch reflex)]に対する抑制作用を指標
にして、Collins等の方法[Br.J.Pharmacol.,80,570P
(1983)]に準じて測定した。
よって誘発される反射性徐脈[ベゾルド・ヤ−リッシュ
反射(Bezold-Jarisch reflex)]に対する抑制作用を指標
にして、Collins等の方法[Br.J.Pharmacol.,80,570P
(1983)]に準じて測定した。
【0026】即ち、S.D.系雄性ラット(体重200-350g)
をウレタン1.25mg/kg の腹腔内投与により麻酔し、頸動
脈にカニュ−レを挿入し、心拍数を測定した。5-HTは
生理食塩液に溶解し、静脈内投与(0.04mg/kg )した。
試験化合物は生理食塩液または5%エタノ−ル生理食塩液
に溶解し、5-HT投与5 分前に静脈内投与した。
をウレタン1.25mg/kg の腹腔内投与により麻酔し、頸動
脈にカニュ−レを挿入し、心拍数を測定した。5-HTは
生理食塩液に溶解し、静脈内投与(0.04mg/kg )した。
試験化合物は生理食塩液または5%エタノ−ル生理食塩液
に溶解し、5-HT投与5 分前に静脈内投与した。
【0027】試験化合物による反射性徐脈の抑制率の用
量−反応曲線からED50値を求め、5-HT3 拮抗作用を比
較した。
量−反応曲線からED50値を求め、5-HT3 拮抗作用を比
較した。
【0028】また、上記と同様にして試験化合物(上記
ED50値の約25倍量)および5-HTを静脈内投与後、5-H
Tを経時的に静脈内投与(0.04mg/kg )し、試験化合物
による反射性徐脈の抑制率が20% 以下になるまでの時間
を測定し、5-HT3 拮抗作用の作用持続時間を求めた
(但し、化合物Aについては該拮抗作用が本発明化合物
に比較して極めて弱かったので、測定しなかった)。
ED50値の約25倍量)および5-HTを静脈内投与後、5-H
Tを経時的に静脈内投与(0.04mg/kg )し、試験化合物
による反射性徐脈の抑制率が20% 以下になるまでの時間
を測定し、5-HT3 拮抗作用の作用持続時間を求めた
(但し、化合物Aについては該拮抗作用が本発明化合物
に比較して極めて弱かったので、測定しなかった)。
【0029】(試験結果)結果を第1表に示した。
【0030】
【表1】
【0031】試験例2 シスプラチンにより誘発された嘔吐に対する予防効果お
よび治療効果:
よび治療効果:
【0032】(試験化合物) (1) 6−アミノ−5−クロロ−1−イソプロピル−
2−(4−メチル−1−ピペラジニル)ベンズイミダゾ
−ル(本発明化合物1) (2) 6−アミノ−5−クロロ−1−イソプロピル−
2−(4−メチル−1−ピペラジニル)ベンズイミダゾ
−ル・2マレイン酸塩(本発明化合物2) (3) オンダンセトロン(対照化合物)
2−(4−メチル−1−ピペラジニル)ベンズイミダゾ
−ル(本発明化合物1) (2) 6−アミノ−5−クロロ−1−イソプロピル−
2−(4−メチル−1−ピペラジニル)ベンズイミダゾ
−ル・2マレイン酸塩(本発明化合物2) (3) オンダンセトロン(対照化合物)
【0033】(試験方法)本試験はCostall 等の方法
[Neuropharmacology,26,1321-1326(1987)] に準じて行
った。
[Neuropharmacology,26,1321-1326(1987)] に準じて行
った。
【0034】即ち、雄性フェレット(ferret)(体重1.0-
1.6kg,1 群3 匹) の頸静脈に静脈内投与のためのカニュ
−レの植え込み手術を施した。予防効果は、手術後3日
経過したフェレットに生理食塩液または5 % エタノ−ル
生理食塩液に溶解した試験化合物、または生理食塩液
(対照群)を静脈内投与し、続いて5分後に生理食塩液
に溶解したシスプラチン10mg/kg を30秒かけて静脈内投
与し、シスプラチン投予後から4時間の間に誘発される
嘔吐の回数を測定した。また、治療効果は、手術後3日
経過したフェレットに生理食塩液に溶解したシスプラチ
ン10mg/kg を30秒かけて静脈内投与し、嘔吐が発現した
後(シスプラチン投与後およそ80分)、生理食塩液また
は5%エタノ−ル生理食塩液に溶解した試験化合物、また
は生理食塩液(対照群)を静脈内投与し、引き続き4 時
間まで嘔吐の回数を測定した。抑制率は次式により求め
た。
1.6kg,1 群3 匹) の頸静脈に静脈内投与のためのカニュ
−レの植え込み手術を施した。予防効果は、手術後3日
経過したフェレットに生理食塩液または5 % エタノ−ル
生理食塩液に溶解した試験化合物、または生理食塩液
(対照群)を静脈内投与し、続いて5分後に生理食塩液
に溶解したシスプラチン10mg/kg を30秒かけて静脈内投
与し、シスプラチン投予後から4時間の間に誘発される
嘔吐の回数を測定した。また、治療効果は、手術後3日
経過したフェレットに生理食塩液に溶解したシスプラチ
ン10mg/kg を30秒かけて静脈内投与し、嘔吐が発現した
後(シスプラチン投与後およそ80分)、生理食塩液また
は5%エタノ−ル生理食塩液に溶解した試験化合物、また
は生理食塩液(対照群)を静脈内投与し、引き続き4 時
間まで嘔吐の回数を測定した。抑制率は次式により求め
た。
【0035】抑制率(%)={1−(試験化合物投与群
の平均嘔吐回数/対照群の平均嘔吐回数)}×100
の平均嘔吐回数/対照群の平均嘔吐回数)}×100
【0036】(試験結果)結果を第2表に示した。
【0037】
【表2】
【0038】試験例3 急性毒性:
【0039】(試験化合物)試験例2の場合に同じ。
【0040】(試験方法)ddY 系雄性マウス(体重20〜
30g,1群5匹)を一夜絶食し、試験化合物を生理食塩液
または等モルの塩酸を含む生理食塩液に溶解して静脈内
投与(100mg/kg)し、投与後7日間にわたり死亡の有無
を観察した。
30g,1群5匹)を一夜絶食し、試験化合物を生理食塩液
または等モルの塩酸を含む生理食塩液に溶解して静脈内
投与(100mg/kg)し、投与後7日間にわたり死亡の有無
を観察した。
【0041】(試験結果)本発明化合物投与群では死亡
例は1例も認められなかったが、対照化合物投与群では
全例が死亡した。従って、本発明化合物は対照化合物
(オンダンセトロン)に比べて低毒性である。
例は1例も認められなかったが、対照化合物投与群では
全例が死亡した。従って、本発明化合物は対照化合物
(オンダンセトロン)に比べて低毒性である。
【0042】
【実施例】以下に、製造例および実施例を挙げて、本発
明を更に具体的に説明する。
明を更に具体的に説明する。
【0043】製造例14−クロロ−N−イソプロピル−2−ニトロアニリン
(式IVの化合物) :2,5-ジクロロニトロベンゼン150g
をイソプロピルアミン150gに加え封管中100℃で4時間
撹拌した。冷却後、反応混合物に水を加え酢酸エチルで
抽出した。酢酸エチル層を水洗し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した後、溶媒を減圧下に留去して4−クロロ−
N−イソプロピル−2−ニトロアニリン163gを得た。 な
お、この一部をとってメタノ−ルから再結晶したものは
以下の物性値を示した。
(式IVの化合物) :2,5-ジクロロニトロベンゼン150g
をイソプロピルアミン150gに加え封管中100℃で4時間
撹拌した。冷却後、反応混合物に水を加え酢酸エチルで
抽出した。酢酸エチル層を水洗し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した後、溶媒を減圧下に留去して4−クロロ−
N−イソプロピル−2−ニトロアニリン163gを得た。 な
お、この一部をとってメタノ−ルから再結晶したものは
以下の物性値を示した。
【0044】mp 72.0-74.0℃ NMR(CDCl3,δ ppm):1.33(6H,d),3.56-4.20(1H,m),6.89
(1H,d),7.44(1H,dd),8.09(1H,brs),8.21(1H,d). 元素分析値(C9H11ClN2O2 として): 計算値(%)C,50.36;H,5.17;N,13.05 実測値(%)C,50.21;H,5.10;N,13.05
(1H,d),7.44(1H,dd),8.09(1H,brs),8.21(1H,d). 元素分析値(C9H11ClN2O2 として): 計算値(%)C,50.36;H,5.17;N,13.05 実測値(%)C,50.21;H,5.10;N,13.05
【0045】製造例22−アミノ−4−クロロ−N−イソプロピルアニリン
(式Vの化合物) :4−クロロ−N−イソプロピル−2
−ニトロアニリン8gをエタノ−ル20mlに溶解し、亜鉛末
9.8gを加え、濃塩酸20mlを少しずつ加えた。混合物にア
ンモニア水を加えて中和し、酢酸エチルで抽出した。酢
酸エチル層を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した
後、溶媒を減圧下に留去した。残渣を蒸留(bp 90 ℃/
0.4mmHg)することにより2−アミノ−4−クロロ−N
−イソプロピルアニリン4.2gを得た。
(式Vの化合物) :4−クロロ−N−イソプロピル−2
−ニトロアニリン8gをエタノ−ル20mlに溶解し、亜鉛末
9.8gを加え、濃塩酸20mlを少しずつ加えた。混合物にア
ンモニア水を加えて中和し、酢酸エチルで抽出した。酢
酸エチル層を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した
後、溶媒を減圧下に留去した。残渣を蒸留(bp 90 ℃/
0.4mmHg)することにより2−アミノ−4−クロロ−N
−イソプロピルアニリン4.2gを得た。
【0046】mp 35.0-36.0℃ NMR(CDCl3,δ ppm):1.22(6H,d),2.50-4.10(4H,m),6.38-
7.08 (3H,m). 元素分析値(C9H13ClN2 として): 計算値(%)C,58.54;H,7.10;N,15.17 実測値(%)C,58.39;H,7.09;N,15.33
7.08 (3H,m). 元素分析値(C9H13ClN2 として): 計算値(%)C,58.54;H,7.10;N,15.17 実測値(%)C,58.39;H,7.09;N,15.33
【0047】製造例35−クロロ−1−イソプロピルベンズイミダゾ−ル−2
−オン(式VIの化合物) :2−アミノ−4−クロロ−
N−イソプロピルアニリン14g と尿素15g を160 ℃で
3.5時間撹拌した。冷却後、反応混合物に水を加え酢
酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を希塩酸、水酸化ナ
トリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した後、溶媒を減圧下に留去した。残渣に
イソプロピルアルコ−ルを加え得られた結晶をろ取し、
アセトニトリルから再結晶することにより5−クロロ−
1−イソプロピルベンズイミダゾ−ル−2−オン7gを得
た。
−オン(式VIの化合物) :2−アミノ−4−クロロ−
N−イソプロピルアニリン14g と尿素15g を160 ℃で
3.5時間撹拌した。冷却後、反応混合物に水を加え酢
酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を希塩酸、水酸化ナ
トリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した後、溶媒を減圧下に留去した。残渣に
イソプロピルアルコ−ルを加え得られた結晶をろ取し、
アセトニトリルから再結晶することにより5−クロロ−
1−イソプロピルベンズイミダゾ−ル−2−オン7gを得
た。
【0048】mp 183.0-186.0℃ NMR(CDCl3,δ ppm):1.55(6H,d),4.46-5.01(1H,m),6.85-
7.41(3H,m). 元素分析値(C10H11ClN2O として): 計算値(%)C,57.02;H,5.26;N,13.30 実測値(%)C,57.07;H,5.32;N,13.38
7.41(3H,m). 元素分析値(C10H11ClN2O として): 計算値(%)C,57.02;H,5.26;N,13.30 実測値(%)C,57.07;H,5.32;N,13.38
【0049】製造例42,5-ジクロロ−1−イソプロピルベンズイミダゾ−ル
(式VIIの化合物) :5−クロロ−1−イソプロピル
ベンズイミダゾ−ル−2−オン81g をオキシ塩化リン20
7g中で1時間還流した。放冷後、反応混合物を氷水に注
ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水酸化ナト
リウム水溶液、水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥した後、溶媒を減圧下に留去した。残渣をアセトニト
リル400mlに加えて不溶物をろ別し、溶媒を減圧下に留
去して2,5-ジクロロ−1−イソプロピルベンズイミダゾ
−ル73g を得た。 なお、このものの一部をとってシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルムで溶出]
に付し、ヘキサンから再結晶したものは以下の物性値を
示した。
(式VIIの化合物) :5−クロロ−1−イソプロピル
ベンズイミダゾ−ル−2−オン81g をオキシ塩化リン20
7g中で1時間還流した。放冷後、反応混合物を氷水に注
ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水酸化ナト
リウム水溶液、水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥した後、溶媒を減圧下に留去した。残渣をアセトニト
リル400mlに加えて不溶物をろ別し、溶媒を減圧下に留
去して2,5-ジクロロ−1−イソプロピルベンズイミダゾ
−ル73g を得た。 なお、このものの一部をとってシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルムで溶出]
に付し、ヘキサンから再結晶したものは以下の物性値を
示した。
【0050】mp 72.0-75.0℃ NMR(CDCl3,δ ppm):1.61(6H,d),4.32-5.29(1H,m),7.12
(1H,dd),7.37(1H,d),7.58(1H,d). 元素分析値(C10H10Cl2N2 として): 計算値(%)C,52.42;H,4.40;N,12.23 実測値(%)C,52.56;H,4.49;N,12.37
(1H,dd),7.37(1H,d),7.58(1H,d). 元素分析値(C10H10Cl2N2 として): 計算値(%)C,52.42;H,4.40;N,12.23 実測値(%)C,52.56;H,4.49;N,12.37
【0051】製造例55−クロロ−1−イソプロピル−2−(4−メチル−1
−ピペラジニル)ベンズイミダゾ−ル(式VIIIの化
合物) :2,5-ジクロロ−1−イソプロピルベンズイミダ
ゾ−ル7gとN−メチルピペラジン10g の混合物を140 ℃
で3.5時間撹拌した。冷却後、2N塩酸を加え酢酸エチ
ルで洗浄した。2N塩酸層を2N水酸化ナトリウム水溶液で
アルカリ性にし酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を
飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した
後、溶媒を減圧下に留去し、5−クロロ−1−イソプロ
ピル−2−(4−メチル−1−ピペラジニル)ベンズイ
ミダゾ−ル4.2gを得た。 なお、このものの一部をとって
アセトニトリルから再結晶したものは以下の物性値を示
した。
−ピペラジニル)ベンズイミダゾ−ル(式VIIIの化
合物) :2,5-ジクロロ−1−イソプロピルベンズイミダ
ゾ−ル7gとN−メチルピペラジン10g の混合物を140 ℃
で3.5時間撹拌した。冷却後、2N塩酸を加え酢酸エチ
ルで洗浄した。2N塩酸層を2N水酸化ナトリウム水溶液で
アルカリ性にし酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を
飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した
後、溶媒を減圧下に留去し、5−クロロ−1−イソプロ
ピル−2−(4−メチル−1−ピペラジニル)ベンズイ
ミダゾ−ル4.2gを得た。 なお、このものの一部をとって
アセトニトリルから再結晶したものは以下の物性値を示
した。
【0052】mp 124.0-125.5℃ NMR(CDCl3,δ ppm):1.59(6H,d),2.39(3H,s),2.50-2.86
(4H,m),3.15-3.60(4H,m),4.34-4.98(1H,m),7.13(1H,d
d),7.39(1H,d),7.67(1H,d). 元素分析値(C15H21ClN4として): 計算値(%)C,61.53;H,7.23;N,19.13 実測値(%)C,61.30;H,7.40;N,19.25
(4H,m),3.15-3.60(4H,m),4.34-4.98(1H,m),7.13(1H,d
d),7.39(1H,d),7.67(1H,d). 元素分析値(C15H21ClN4として): 計算値(%)C,61.53;H,7.23;N,19.13 実測値(%)C,61.30;H,7.40;N,19.25
【0053】製造例65−クロロ−1−イソプロピル−6−ニトロ−2−ベン
ズイミダゾロン(式IXの化合物) :5−クロロ−1−
イソプロピル−2−ベンズイミダゾロン4.0gをo−ジク
ロロベンゼン80mlに溶解し、70% 硝酸2.0gを滴下した。
60℃で1 時間撹拌した後放冷し、析出した結晶をろ取し
た。結晶をジエチルエ−テルと水で洗浄し、5−クロロ
−1−イソプロピル−6−ニトロ−2−ベンズイミダゾ
ロン4.1gを得た。なお、この一部をとってエタノ−ルか
ら再結晶したものは以下の物性値を示した。
ズイミダゾロン(式IXの化合物) :5−クロロ−1−
イソプロピル−2−ベンズイミダゾロン4.0gをo−ジク
ロロベンゼン80mlに溶解し、70% 硝酸2.0gを滴下した。
60℃で1 時間撹拌した後放冷し、析出した結晶をろ取し
た。結晶をジエチルエ−テルと水で洗浄し、5−クロロ
−1−イソプロピル−6−ニトロ−2−ベンズイミダゾ
ロン4.1gを得た。なお、この一部をとってエタノ−ルか
ら再結晶したものは以下の物性値を示した。
【0054】mp 270.0-272.0℃ NMR(DMSO-d6,δ ppm):1.46(6H,d),4.25-4.95(1H,m),7.2
5(1H,s),8.03(1H,s). 元素分析値(C10H10ClN3O3として): 計算値(%)C,46.98;H,3.94;N,16.44 実測値(%)C,47.04;H,3.86;N,16.59
5(1H,s),8.03(1H,s). 元素分析値(C10H10ClN3O3として): 計算値(%)C,46.98;H,3.94;N,16.44 実測値(%)C,47.04;H,3.86;N,16.59
【0055】製造例72,5−ジクロロ−1−イソプロピル−6−ニトロベン
ズイミダゾ−ル(式Xの化合物) :5−クロロ−1−イ
ソプロピル−6−ニトロ−2−ベンズイミダゾロン1.0g
に炭酸エチレン0.7gとオキシ塩化リン1.1ml を加え、5
時間還流した。オキシ塩化リンを減圧下留去し、残渣を
酢酸エチルに溶解して氷水中に加え、水酸化ナトリウム
水溶液を加えて中和した。有機層を水洗し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下に留去して2,5−
ジクロロ−1−イソプロピル−6−ニトロベンズイミダ
ゾ−ル0.9gを得た。なお、この一部をとってエタノ−ル
から再結晶したものは以下の物性値を示した。
ズイミダゾ−ル(式Xの化合物) :5−クロロ−1−イ
ソプロピル−6−ニトロ−2−ベンズイミダゾロン1.0g
に炭酸エチレン0.7gとオキシ塩化リン1.1ml を加え、5
時間還流した。オキシ塩化リンを減圧下留去し、残渣を
酢酸エチルに溶解して氷水中に加え、水酸化ナトリウム
水溶液を加えて中和した。有機層を水洗し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下に留去して2,5−
ジクロロ−1−イソプロピル−6−ニトロベンズイミダ
ゾ−ル0.9gを得た。なお、この一部をとってエタノ−ル
から再結晶したものは以下の物性値を示した。
【0056】mp 150.5-152.5℃ NMR(CDCl3,δ ppm):1.66(6H,d),4.55-5.30(1H,m),7.79
(1H,s),8.11(1H,s). 元素分析値(C10H9Cl2N3O2として): 計算値(%)C,43.82;H,3.31;N,15.33 実測値(%)C,44.97;H,3.38;N,15.39
(1H,s),8.11(1H,s). 元素分析値(C10H9Cl2N3O2として): 計算値(%)C,43.82;H,3.31;N,15.33 実測値(%)C,44.97;H,3.38;N,15.39
【0057】製造例85−クロロ−1−イソプロピル−2−(4−メチル−1
−ピペラジニル)−6−ニトロベンズイミダゾ−ル(式
IIの化合物) :5−クロロ−1−イソプロピル−2−
(4−メチル−1−ピペラジニル)ベンズイミダゾ−ル
2.7gを酢酸15mlに溶解した。0℃で発煙硝酸3ml を加え
た後、60℃で1時間撹拌した。反応混合物を水に注ぎ、
水酸化ナトリウム水溶液でアルカリ性にしクロロホルム
で抽出した。クロロホルム層を水洗し、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した後、溶媒を減圧下に留去した。残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィ−[クロロホルム−
メタノ−ル(10:1,v/v)で溶出]に付し、5−クロロ−1
−イソプロピル−2−(4−メチル−1−ピペラジニ
ル)−6−ニトロベンズイミダゾ−ル 1.8g を得た。な
お、この一部をとってアセトニトリルから再結晶したも
のは以下の物性値を示した。
−ピペラジニル)−6−ニトロベンズイミダゾ−ル(式
IIの化合物) :5−クロロ−1−イソプロピル−2−
(4−メチル−1−ピペラジニル)ベンズイミダゾ−ル
2.7gを酢酸15mlに溶解した。0℃で発煙硝酸3ml を加え
た後、60℃で1時間撹拌した。反応混合物を水に注ぎ、
水酸化ナトリウム水溶液でアルカリ性にしクロロホルム
で抽出した。クロロホルム層を水洗し、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した後、溶媒を減圧下に留去した。残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィ−[クロロホルム−
メタノ−ル(10:1,v/v)で溶出]に付し、5−クロロ−1
−イソプロピル−2−(4−メチル−1−ピペラジニ
ル)−6−ニトロベンズイミダゾ−ル 1.8g を得た。な
お、この一部をとってアセトニトリルから再結晶したも
のは以下の物性値を示した。
【0058】mp 160.0-161.5℃ NMR(CDCl3,δ ppm):1.62(6H,d),2.40(3H,s),2.48-2.90
(4H,m),3.16-3.70(4H,m),4.32-5.00(1H,m),7.72(1H,s),
8.12(1H,s). 元素分析値(C15H20ClN5O2として): 計算値(%)C,53.33;H,5.97;N,20.73 実測値(%)C,53.21;H,5.85;N,20.73
(4H,m),3.16-3.70(4H,m),4.32-5.00(1H,m),7.72(1H,s),
8.12(1H,s). 元素分析値(C15H20ClN5O2として): 計算値(%)C,53.33;H,5.97;N,20.73 実測値(%)C,53.21;H,5.85;N,20.73
【0059】製造例95−クロロ−1−イソプロピル−2−(4−メチル−1
−ピペラジニル)−6−ニトロベンズイミダゾ−ル(式
IIの化合物) :5−クロロ−1−イソプロピル−2−
(4−メチル−1−ピペラジニル)ベンズイミダゾ−ル
24.1g を濃硫酸160ml に溶解した。0 ℃で濃硝酸7.8gと
濃硫酸20.2g の混合物を滴下し、0 ℃で5分間撹拌し
た。反応混合物を水に注ぎ、水酸化ナトリウム水溶液で
アルカリ性にし、クロロホルムで抽出した。クロロホル
ム層を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶
媒を減圧下に留去し、5−クロロ−1−イソプロピル−
2−(4−メチル−1−ピペラジニル)−6−ニトロベ
ンズイミダゾ−ル25.5g を得た。なお、この一部をとっ
てアセトニトリルから再結晶したものの物性値は製造例
8のそれと一致した。
−ピペラジニル)−6−ニトロベンズイミダゾ−ル(式
IIの化合物) :5−クロロ−1−イソプロピル−2−
(4−メチル−1−ピペラジニル)ベンズイミダゾ−ル
24.1g を濃硫酸160ml に溶解した。0 ℃で濃硝酸7.8gと
濃硫酸20.2g の混合物を滴下し、0 ℃で5分間撹拌し
た。反応混合物を水に注ぎ、水酸化ナトリウム水溶液で
アルカリ性にし、クロロホルムで抽出した。クロロホル
ム層を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶
媒を減圧下に留去し、5−クロロ−1−イソプロピル−
2−(4−メチル−1−ピペラジニル)−6−ニトロベ
ンズイミダゾ−ル25.5g を得た。なお、この一部をとっ
てアセトニトリルから再結晶したものの物性値は製造例
8のそれと一致した。
【0060】製造例105−クロロ−1−イソプロピル−2−(4−メチル−1
−ピペラジニル)−6−ニトロベンズイミダゾ−ル(式
IIの化合物) :2,5−ジクロロ−1−イソプロピル
−6−ニトロベンズイミダゾ−ル4.6gをトルエン31mlに
懸濁し、N-メチルピペラジン8.4gを滴下した後30分間還
流した。反応溶液に酢酸エチルを加え、水洗後2N塩酸で
抽出した。水層を分取し、水酸化ナトリウム水溶液でア
ルカリ性とした後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水
洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下に
留去して5−クロロ−1−イソプロピル−2−(4−メ
チル−1−ピペラジニル)−6−ニトロベンズイミダゾ
−ル4.8gを得た。なお、この一部をとってアセトニトリ
ルから再結晶したものの物性値は製造例8のそれと一致
した。
−ピペラジニル)−6−ニトロベンズイミダゾ−ル(式
IIの化合物) :2,5−ジクロロ−1−イソプロピル
−6−ニトロベンズイミダゾ−ル4.6gをトルエン31mlに
懸濁し、N-メチルピペラジン8.4gを滴下した後30分間還
流した。反応溶液に酢酸エチルを加え、水洗後2N塩酸で
抽出した。水層を分取し、水酸化ナトリウム水溶液でア
ルカリ性とした後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水
洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下に
留去して5−クロロ−1−イソプロピル−2−(4−メ
チル−1−ピペラジニル)−6−ニトロベンズイミダゾ
−ル4.8gを得た。なお、この一部をとってアセトニトリ
ルから再結晶したものの物性値は製造例8のそれと一致
した。
【0061】実施例16−アミノ−5−クロロ−1−イソプロピル−2−(4
−メチル−1−ピペラジニル)ベンズイミダゾ−ル(式
Iの化合物) :5−クロロ−1−イソプロピル−2−
(4−メチルー1ーピペラジニル)ー6ーニトロベンズ
イミダゾ−ル1.2gを2.5N塩酸20mlに溶解し、亜鉛末1.5g
を少しずつ加え80℃で4時間撹拌した。アンモニア水を
加えてアルカリ性にし、クロロホルムで抽出した。クロ
ロホルム層を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した
後、溶媒を減圧下に留去した。残渣をアセトニトリルか
ら再結晶し、6−アミノ−5−クロロ−1−イソプロピ
ル−2−(4−メチル−1−ピペラジニル)ベンズイミ
ダゾ−ル0.6gを無色結晶として得た。
−メチル−1−ピペラジニル)ベンズイミダゾ−ル(式
Iの化合物) :5−クロロ−1−イソプロピル−2−
(4−メチルー1ーピペラジニル)ー6ーニトロベンズ
イミダゾ−ル1.2gを2.5N塩酸20mlに溶解し、亜鉛末1.5g
を少しずつ加え80℃で4時間撹拌した。アンモニア水を
加えてアルカリ性にし、クロロホルムで抽出した。クロ
ロホルム層を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した
後、溶媒を減圧下に留去した。残渣をアセトニトリルか
ら再結晶し、6−アミノ−5−クロロ−1−イソプロピ
ル−2−(4−メチル−1−ピペラジニル)ベンズイミ
ダゾ−ル0.6gを無色結晶として得た。
【0062】mp 192.0-193.0℃ NMR(CDCl3,δ ppm):1.53(6H,d),2.38(3H,s),2.48-2.80
(4H,m),3.05-3.47(4H,m),4.03(2H,brs),4.30-4.92(1H,
m),6.84(1H,s),7.57(1H,s). 元素分析値(C15H22ClN5として): 計算値(%)C,58.53;H,7.20;N,22.75 実測値(%)C,58.48;H,7.06;N,22.77
(4H,m),3.05-3.47(4H,m),4.03(2H,brs),4.30-4.92(1H,
m),6.84(1H,s),7.57(1H,s). 元素分析値(C15H22ClN5として): 計算値(%)C,58.53;H,7.20;N,22.75 実測値(%)C,58.48;H,7.06;N,22.77
【0063】2塩酸塩:6−アミノ−5−クロロ−1−
イソプロピル−2−(4−メチル−1−ピペラジニル)
ベンズイミダゾ−ル2.0gをエタノ−ル5ml 中に溶解し、
11%(w/w) 塩酸−エタノ−ル10mlを加えた。冷後析出し
た結晶をろ取し、得られた結晶をエタノ−ルーメタノ−
ルの混合溶媒から再結晶して6−アミノ−5−クロロ−
1−イソプロピル−2−(4−メチル−1−ピペラジニ
ル)ベンズイミダゾ−ル・2塩酸塩1.7gを無色結晶とし
て得た。
イソプロピル−2−(4−メチル−1−ピペラジニル)
ベンズイミダゾ−ル2.0gをエタノ−ル5ml 中に溶解し、
11%(w/w) 塩酸−エタノ−ル10mlを加えた。冷後析出し
た結晶をろ取し、得られた結晶をエタノ−ルーメタノ−
ルの混合溶媒から再結晶して6−アミノ−5−クロロ−
1−イソプロピル−2−(4−メチル−1−ピペラジニ
ル)ベンズイミダゾ−ル・2塩酸塩1.7gを無色結晶とし
て得た。
【0064】mp 275.0-280.0℃(分解) NMR(CD3OD,δ ppm):1.69(6H,d),3.02(3H,s),3.43-4.09
(8H,m),4.30-5.30(5H,m),7.41(1H,s),7.55(1H,s). 元素分析値(C15H22ClN5・2HCl として): 計算値(%)C,47.31;H,6.35;N,18.39 実測値(%)C,46.96;H,6.19;N,18.29
(8H,m),4.30-5.30(5H,m),7.41(1H,s),7.55(1H,s). 元素分析値(C15H22ClN5・2HCl として): 計算値(%)C,47.31;H,6.35;N,18.39 実測値(%)C,46.96;H,6.19;N,18.29
【0065】2マレイン酸塩:マレイン酸0.8gにメタノ
−ル5ml を加え、加熱溶解した。この溶液に6−アミノ
−5−クロロ−1−イソプロピル−2−(4−メチル−
1−ピペラジニル)ベンズイミダゾ−ル1.0gをメタノ−
ル5ml に溶かして加えた。冷後析出した結晶をろ取し、
得られた結晶をアセトニトリルから再結晶し、6−アミ
ノ−5−クロロ−1−イソプロピル−2−(4−メチル
−1−ピペラジニル)ベンズイミダゾ−ル・2マレイン
酸塩1.2gを無色結晶として得た。
−ル5ml を加え、加熱溶解した。この溶液に6−アミノ
−5−クロロ−1−イソプロピル−2−(4−メチル−
1−ピペラジニル)ベンズイミダゾ−ル1.0gをメタノ−
ル5ml に溶かして加えた。冷後析出した結晶をろ取し、
得られた結晶をアセトニトリルから再結晶し、6−アミ
ノ−5−クロロ−1−イソプロピル−2−(4−メチル
−1−ピペラジニル)ベンズイミダゾ−ル・2マレイン
酸塩1.2gを無色結晶として得た。
【0066】mp 171.0-172.0℃(分解) NMR(DMSO-d6,δ ppm):1.51(6H,d),2.93(3H,s),3.16-3.7
1(8H,m),4.32-5.00(1H ,m),6.17(4H,s),7.08(1H,s),7.3
4(1H,s),10.00(6H,brs). 元素分析値(C15H22ClN5・2C4H4O4として): 計算値(%)C,51.16;H,5.60;N,12.97 実測値(%)C,50.97;H,5.42;N,13.06
1(8H,m),4.32-5.00(1H ,m),6.17(4H,s),7.08(1H,s),7.3
4(1H,s),10.00(6H,brs). 元素分析値(C15H22ClN5・2C4H4O4として): 計算値(%)C,51.16;H,5.60;N,12.97 実測値(%)C,50.97;H,5.42;N,13.06
【0067】実施例2製剤例(注射剤) :6−アミノ−5−クロロ−1−イソ
プロピル−2−(4−メチル−1−ピペラジニル)ベン
ズイミダゾ−ル・2 マレイン酸塩 2gを注射用精製水に
溶かし1000mlとした後、メンブランフィルタ−(0.2 μ
m)で無菌濾過し、アンプルに1ml ずつ分注し、密封す
る。次いでこれを120 ℃で20分間滅菌する。
プロピル−2−(4−メチル−1−ピペラジニル)ベン
ズイミダゾ−ル・2 マレイン酸塩 2gを注射用精製水に
溶かし1000mlとした後、メンブランフィルタ−(0.2 μ
m)で無菌濾過し、アンプルに1ml ずつ分注し、密封す
る。次いでこれを120 ℃で20分間滅菌する。
【0068】実施例3 製剤例(錠剤): (処方) 成 分 配合量(g) 6−アミノ−5−クロロ−1−イソプロピル−2− (4−メチル−1−ピペラジニル)ベンズイミダゾ−ル 2 乳糖 80.5 トウモロコシデンプン 28 結晶セルロ−ス 25 ヒドロキシプロピルセルロ−ス 3.5ステアリン酸マグネシウム 1 合計 140 (操作)上記各成分を均一に混合し、常法に従って1錠
140mg になるように打錠する。
140mg になるように打錠する。
【0069】実施例4 製剤例(散剤): (処方) 成 分 配合量(g) 6−アミノ−5−クロロ−1−イソプロピル−2− (4−メチル−1−ピペラジニル)ベンズイミダゾ−ル 20 乳糖 825 トウモロコシデンプン 150 軽質無水ケイ酸 5 合計 1000 (操作)上記各成分を十分混合して均一な混合粉末と
し、1gずつ分包する。
し、1gずつ分包する。
Claims (4)
- 【請求項1】 下式(I) 【化1】 で示されるベンズイミダゾ−ル誘導体またはその薬理学
的に許容される酸付加塩。 - 【請求項2】 下式(II) 【化2】 で示される化合物に不活性溶媒中、還元剤を作用させる
ことを特徴とする下式(I) 【化1】 で示されるベンズイミダゾ−ル誘導体またはその薬理学
的に許容される酸付加塩の製造法。 - 【請求項3】 下式(I) 【化1】 で示されるベンズイミダゾ−ル誘導体またはその薬理学
的に許容される酸付加塩を有効成分とする制吐剤。 - 【請求項4】 下式(II) 【化2】 で示される化合物。
Priority Applications (11)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3357558A JPH05170745A (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | ベンズイミダゾール誘導体、その製造法、それを有効成分とする制吐剤およびその製造用中間体 |
TW081104854A TW201744B (ja) | 1991-07-02 | 1992-06-20 | |
KR1019930704114A KR100188575B1 (ko) | 1991-07-02 | 1992-06-22 | 벤즈이미다졸 유도체, 그의 제조법, 그를 유효성분으로서 함유하는 제토제 및 그의 제조용 중간체 |
ES92913261T ES2111070T3 (es) | 1991-07-02 | 1992-06-22 | Derivado de bencimidazol, procedimiento de produccion, antiemetico que contiene el indicado derivado como ingrediente activo y agente de preparacion de dicho antiemetico. |
DK92913261T DK0641784T3 (da) | 1991-07-02 | 1992-06-22 | Benzimidazolderivat, fremgangsmåde til fremstilling af dette, antiemetisk middel indeholdende dette som aktiv ingrediens sa |
EP92913261A EP0641784B1 (en) | 1991-07-02 | 1992-06-22 | Benzimidazole derivative, production thereof, antiemetic containing same as active ingredient, and intermediate for producing same |
AT92913261T ATE160339T1 (de) | 1991-07-02 | 1992-06-22 | Benzimidazolderivate, verfahren zur herstellung, zwischenprodukte, und diese als aktive bestandteile enthaltende antiemetische substanzen |
US08/170,165 US5407936A (en) | 1991-07-02 | 1992-06-22 | Benzimidazole derivative, process for preparing the same, antiemetic agent containing the same as active ingredient and intermediate compound for preparing the same |
DE69223262T DE69223262T2 (de) | 1991-07-02 | 1992-06-22 | Benzimidazolderivate, verfahren zur herstellung, zwischenprodukte, und diese als aktive bestandteile enthaltende antiemetische substanzen |
PCT/JP1992/000794 WO1993001176A1 (en) | 1991-07-02 | 1992-06-22 | Benzimidazole derivative, production thereof, antiemetic containing same as active ingredient, and intermediate for producing same |
GR970402888T GR3025451T3 (en) | 1991-07-02 | 1997-11-20 | Benzimidazole derivative, production thereof, antiemetic containing same as active ingredient, and intermediate for producing same. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3357558A JPH05170745A (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | ベンズイミダゾール誘導体、その製造法、それを有効成分とする制吐剤およびその製造用中間体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05170745A true JPH05170745A (ja) | 1993-07-09 |
Family
ID=18454744
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3357558A Pending JPH05170745A (ja) | 1991-07-02 | 1991-12-25 | ベンズイミダゾール誘導体、その製造法、それを有効成分とする制吐剤およびその製造用中間体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05170745A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1988007034A1 (en) * | 1987-03-12 | 1988-09-22 | Nippon Petrochemicals Company, Limited | Process for selectively hydroesterifying diolefin |
-
1991
- 1991-12-25 JP JP3357558A patent/JPH05170745A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1988007034A1 (en) * | 1987-03-12 | 1988-09-22 | Nippon Petrochemicals Company, Limited | Process for selectively hydroesterifying diolefin |
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