JPH05170505A - 擬石タイル - Google Patents

擬石タイル

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Publication number
JPH05170505A
JPH05170505A JP36131091A JP36131091A JPH05170505A JP H05170505 A JPH05170505 A JP H05170505A JP 36131091 A JP36131091 A JP 36131091A JP 36131091 A JP36131091 A JP 36131091A JP H05170505 A JPH05170505 A JP H05170505A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tile
forming
layer
pseudo
stone
Prior art date
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Pending
Application number
JP36131091A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Naito
博昭 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Inax Corp filed Critical Inax Corp
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Publication of JPH05170505A publication Critical patent/JPH05170505A/ja
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  • Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 天然鉱物の結晶のようにきらきらと輝く透明
な材料をタイル素地中に分散混在させ、自然石に近い面
状のタイルを得ると共に、二層成形することによってき
らきらと輝く透明な材料が焼台にくっつくことを防止す
る。また二層成形することによって、擬石層で坏土とき
らきらと輝く透明な材料との間に亀裂が入ったとして
も、タイル全体に亀裂が及ぶことを防止する。 【構成】 タイル成形用の坏土を成形金型の成形空間へ
充填し、続いてその上に焼成後に透明になる材料粒子と
タイル成形用の坏土との混合材料を充填し、プレスした
後、焼成する。これにより、タイル成形用の坏土からな
るベース層の上にきらきらと輝く透明な材料が分散混在
する擬石層を有するタイルを得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天然鉱物の透明な結晶
に似た粒子をタイル中に混在させた自然石のような面状
を呈する擬石タイルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自然石に似た面状の擬石タイルとして
は、大別すると、天然鉱物を割ったゴツゴツした面状の
ものと、斑点模様の面状のものと、天然鉱物の透明な結
晶によりキラキラした感じの面状のものとがある。本発
明は、キラキラした感じの面状の擬石タイルに関するも
のである。
【0003】従来にあって、キラキラした感じの面状の
擬石タイルを製造する方法としては、例えば本出願人が
先に出願した特願平1−9233号の技術が公知であ
る。この先願技術は、図2に示すように、タイル成形用
の坏土層1の中に光沢のある釉粒2を分散・点在させた
ものである。製造方法は、先ず釉粒を1100℃程度の
高温で焼成して急冷し、粉砕分級したものを準備してお
く。そして、通常のタイル成形に用いられる原料坏土
と、前記釉粒とを混合したものを乾式圧縮成形し、得ら
れた成形生素地を焼成するものである。このようにして
得られた擬石タイル3は、前記光沢のある釉粒2が素地
中に分散・点在し、あたかも天然鉱物の結晶の如く感じ
られる製品タイルを得ることが可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、本出願人の
先願に係る技術では、前記釉粒2とタイル成形用の坏土
層1の坏土とにあって、釉粒2自体に可塑性がないこと
と、各材料の熱膨張係数が異なることと、各材料が分散
して混在していることとにより前記釉粒2と坏土層1の
坏土との間に亀裂が発生し、該亀裂が成長するという問
題があった。また焼成時に前記釉粒2が溶けて匣鉢にく
っつき、これを無理にひきはがすと欠けやクラックが発
生するという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来の前記課
題に鑑みてこれを改良除去したものであって、きらきら
とした天然鉱物のような光沢を有し、しかも亀裂の発生
や焼成時に匣鉢とくっつくことのない擬石タイルを提供
せんとするものである。
【0006】而して、前記課題を解決するために本発明
が採用した手段は、タイル成形用の坏土からなるベース
層と、タイル成形用の坏土と焼成後に透明になる材料粒
子との混合材料からなる擬石層とで形成したことを特徴
とする擬石タイルである。
【0007】
【作用】本発明にあっては、タイル成形用の坏土からな
るベース層上に、焼成後に透明になる材料粒子とタイル
成形用の坏土とを混合した擬石層を設けている。つま
り、二層構造としている。このように、ベース層上に擬
石層を設けることにより、擬石層のタイル成形用坏土と
ベース層のタイル成形用坏土とはお互いに同一の材料で
あるため、両層間において一体的に結合する。なお、擬
石層における坏土と焼成後に透明になる材料粒子との間
に、熱膨張係数の差があり切れが生じたとしても二層で
成形しているため、切れは擬石層のみでとまり、タイル
全体には広がらない。
【0008】
【実施例】以下に、本発明の構成を、図面に示す実施例
に基づいて説明すると次の通りである。図1は本発明の
一実施例に係る擬石タイル4を示すものである。同図に
示す如く、この実施例の擬石タイル4は、ベース層5と
該ベース層5上に設けられた擬石層6とで形成されてい
る。ベース層5は、通常のタイル成形用坏土7のみから
なるものである。また擬石層6は、通常のタイル成形用
の坏土7と、焼成後に透明になる材料8とを混合したも
のである。焼成後に透明になる材料8としては、例えば
長石等の天然石、ガラス、フリット、釉粒、セラミック
等の材料がある。この焼成後に透明になる材料8は、粉
砕分級されて所定大きさの粒子に製造されて用いられる
ものである。
【0009】ところで、焼成後に透明になる材料8の粒
径は、平均粒径が0.3〜3.0mmの範囲にすること
が必要である。0.3mmに満たない場合は、あまり目
立たないためであり、また3.0mmを越える場合は成
形,焼成時に切れが生じるからである。
【0010】この擬石タイル4の製造方法は、先ずタイ
ル成形用金型の枠型と下型とで形成される成形空間に、
通常のタイル成形用の坏土7を充填する。そして、次に
下型を更に下降させてタイル成形用の坏土7の上に、通
常のタイル成形用の坏土7と焼成後に透明になる材料8
とを混合したものを更に充填する。そして、この状態で
上型を下降させて加圧成形すと、二層構造のタイル生素
地が得られる。然る後は、該タイル生素地を乾燥させ、
焼成すればよい。これにより、前記焼成後に透明になる
材料8がきらきらと輝き、あたかも天然石の結晶の如き
光沢を発する擬石層6と通常のタイルと同じ性質のベー
ス層5とからなる二層構造の擬石タイル4が得られる。
【0011】このような擬石タイル4であれば、擬石層
6のタイル成形用坏土7とベース層5のタイル成形用坏
土7とはお互いに同一の材料であるため、両層間におい
て一体的に結合する。これにより、擬石層6坏土7と焼
成後に透明になる材料8との間に熱膨張係数の差がある
にも拘らず、この差に基づく焼成時の熱挙動の差が前記
二層5及び6にわたる坏土7の結合により抑制され、擬
石層6における坏土7と焼成後に透明になる材料8との
間に亀裂が発生することはない。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明にあっては、
タイル素地の中に天然鉱物の結晶のようなきらきらと輝
く透明な材料が分散混合する擬石層があり、自然石に非
常によく似た面状を得ることができる。しかも、このき
らきらと輝く擬石層の部分は、通常のタイル成形用坏土
のみからなるベース層の上に設けられており、ベース層
の坏土と擬石層の坏土どうしが一体的に結合し、擬石層
における坏土ときらきらと輝く透明な材料との間に亀裂
が発生するのを抑制し、不良品の発生を防止することが
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る擬石タイルを示す部分断面斜視図
である。
【図2】従来の擬石タイルを示す部分断面斜視図であ
る。
【符号の説明】
4…擬石タイル 5…ベース層 6…擬石層 7…坏土 8…焼成後に透明になる材料

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイル成形用の坏土からなるベース層
    と、タイル成形用の坏土と焼成後に透明になる材料粒子
    との混合材料からなる擬石層とで形成したことを特徴と
    する擬石タイル。
JP36131091A 1991-12-24 1991-12-24 擬石タイル Pending JPH05170505A (ja)

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JP36131091A JPH05170505A (ja) 1991-12-24 1991-12-24 擬石タイル

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JP36131091A JPH05170505A (ja) 1991-12-24 1991-12-24 擬石タイル

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JP36131091A Pending JPH05170505A (ja) 1991-12-24 1991-12-24 擬石タイル

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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS628301A (ja) * 1985-07-03 1987-01-16 Mitsubishi Electric Corp 磁気記録再生装置
JPS6227366A (ja) * 1985-07-23 1987-02-05 高砂タイル株式会社 陶磁製タイルの製造方法
JPH01258904A (ja) * 1988-04-09 1989-10-16 Kuree Baan Gijutsu Kenkyusho:Kk 板状陶磁器成形体の成形方法
JPH02107402A (ja) * 1988-10-17 1990-04-19 Hitachi Zosen Sangyo Kk 透水性セラミック舗装板
JPH02188456A (ja) * 1989-01-17 1990-07-24 Inax Corp タイルの製造方法

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