JPH05170382A - ボビンに於ける糸端の保持方法 - Google Patents

ボビンに於ける糸端の保持方法

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JPH05170382A
JPH05170382A JP33668691A JP33668691A JPH05170382A JP H05170382 A JPH05170382 A JP H05170382A JP 33668691 A JP33668691 A JP 33668691A JP 33668691 A JP33668691 A JP 33668691A JP H05170382 A JPH05170382 A JP H05170382A
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JP
Japan
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yarn
bobbin
yarn end
water
air
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Pending
Application number
JP33668691A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Takebe
義之 武部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KITA NIPPON BOSEKI KK
Murao and Co Ltd
Original Assignee
KITA NIPPON BOSEKI KK
Murao and Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by KITA NIPPON BOSEKI KK, Murao and Co Ltd filed Critical KITA NIPPON BOSEKI KK
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Publication of JPH05170382A publication Critical patent/JPH05170382A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H67/00Replacing or removing cores, receptacles, or completed packages at paying-out, winding, or depositing stations
    • B65H67/08Automatic end-finding and material-interconnecting arrangements
    • B65H67/086Preparing supply packages
    • B65H67/088Prepositioning the yarn end into the interior of the supply package
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 管糸1の糸端を、搬送途中では抜け落ちない
ように完全に保持し、ボビン2の内部空洞2Bから排出
する場合には、容易に排出可能なようにする。 【構成】 管糸1のボビン2の内部空洞2Bに水を噴霧
して湿潤しておき、その状態で糸端を内部空洞2Bに導
入すれば、糸端が水分を吸収してボビン2の内壁2Aに
表面張力で貼着し固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紡績工場に於ける精紡
管糸をワインダ工程に搬送する場合の糸端の保持方法に
係り、特に、管糸の糸端を検索して引き出し、ボビンに
形成された内部空洞に導入した後、搬送用トレイに管糸
を立設した状態で搬送する場合の糸端の保持方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】紡績工場の自動化に伴ない、管糸をワイ
ンダ工程のマガジンに自動供給する装置が導入されつつ
ある。
【0003】ワインダのマガジンへ管糸を自動供給する
に当っては、予め管糸の口糸を検索し引き出す装置を使
用して、引き出した口糸の糸端をボビンの内部に形成さ
れた内部空洞に導入した後、搬送用のトレイに立設した
状態で搬送する方法が多用されている。
【0004】この方法によって搬送した管糸は、所定の
位置で搬送用のトレイから管糸のみを抜き取り、ワイン
ダのマガジン部に投入すると共に、ボビンの内部空洞に
導入されている糸端をエアの噴出力及び吸引力によって
引き出し、ワインダの糸端吸引口へ糸渡しすることが前
提条件となるものである。
【0005】しかしながら、上記の如く、単に糸端をボ
ビンの内部空洞へ導入したのみでは、糸端が軽量なこと
から、搬送途中で、管糸の姿勢変化や振動、あるいは、
他の装置から発生する風流等によって、糸端がボビンの
内部空洞から逸脱してしまい、ワインダヘの糸渡しが出
来ないばかりか、搬送コンベヤ等の移動経路に絡まるな
どして管糸の移動すら妨げる事態に陥ることも発生し、
これらの復旧に多大な人手を要するなどの重大な欠点が
あった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
記問題点に鑑み成されたものであり、ボビンの内部空洞
へ導入した糸端を強固に保持すると共に、糸渡し時に
は、容易にボビン内部より引き出せる糸端の保持方法を
提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、管糸の
ボビンの内部空洞に水を噴射して湿潤しておき、その状
態で糸端をボビンの内部空洞に導入すれば、糸端がボビ
ン内の水分を吸収してボビンの内壁に表面張力で貼着し
固定されるように構成したものである。
【0008】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明を詳細に説明す
る。
【0009】図は本発明の一実施例を具体的に示すもの
で、本発明は図示例に限定されず、その主旨に沿って一
部の形状を変更したり、あるいは一部の設計を変更して
も同様に実施することが出来る。
【0010】図1は、本発明に係るボビンに於ける糸端
の保持方法を実施する場合の霧化水塗布装置の一例を示
す図である。
【0011】同図に於いて、1は精紡管糸であり、その
芯部にはボビン2を有している。3は1次空気として圧
縮空気によるエゼクタ効果を利用して2次空気を送風す
る形式の空気ポンプであり、1次空気の噴射ノズルは、
2次空気が螺旋状に旋回しながら前進するように、傾斜
角をもって穿設されている。
【0012】4は後述する霧化装置5と、空気ポンプ3
とを連接する霧化水導入パイプであり、空気ポンプ3を
管糸1のボビン2に嵌合するに際し、撓むことが可能な
可撓性を有するもので構成している。5は霧化装置であ
り、図示しない駆動電源回路に接続された超音波振動子
6にって霧を発生させるものである。7は、霧化装置5
内部に設けられたフロートスイッチで、超音波振動子6
によって最も効率よく霧を発生できる水位に保つよう
に、給水用の電磁バルブを制御できるように構成されて
いる。
【0013】8は、空気ポンプ3によって霧の吸引時に
外気を導入するように開口された外気導入口であり、塵
埃が流入しないようにフィルタ8Aを備えている。9
は、管糸を直立状態で保持すると共に、余剰な霧化水を
ボビン2より排出すべく開口9Aを有するペグであり、
ペグ9には、余剰な霧化水を含んだ空気から水分を分離
するエリミネータを備えた水分離装置10が連接されて
いる。
【0014】図2は、糸端を本発明の保持方法によって
ボビン2の内部空洞2Bに固定し、その状態で搬送中の
ボビン2の内部状態を説明するための断面図である。
【0015】同図において、1は管糸で、2はボビンで
ある。ボビン2の内部空洞2Bには、管糸1の糸端1
A、1B、1Cのうち、先端側の糸端1B、1Cが収容
されると共に、搬送用トレイ11に形成されたペグ部1
1Aに管糸1が嵌合されて立設した状態で、搬送用のベ
ルト12によって、紙面の表から裏に、あるいは、裏か
ら表に向かって搬送されている状態を表している。
【0016】図3は、糸端を本発明の保持方法によって
ボビン2の内部空洞2Bに固定した状態から、ワインダ
に糸渡しするための準備として、糸端1Cを排出してい
る状態を説明するための断面図である。
【0017】同図において、1は管糸で、1A、1B、
1Cは管糸1の糸端を表し、2はボビンで、2Bは、そ
の内部空洞を示す。13は、ボビン2の内部空洞2B下
端に形成された開口部に当接する管糸保持ベースであ
り、ボビン2の内部空洞2Bに対し、下端の開口部から
上端の開口部に向かって圧縮空気を噴出するための噴気
ノズル14が備えられている。この噴気ノズル14は、
噴気の起動、停止を制御する電磁バルブ15を介して、
図示しないコンプレッサに連接されている。
【0018】霧化水塗布装置の待機状態にあっては、霧
化装置5の内部に設けられた超音波振動子6によって発
生させた霧化水を霧化装置5上部の霧溜まり5Aに充満
させておく。この状態で管糸1をペグ9に立設すると共
に、空気ポンプ3を管糸1のボビン2上部に嵌合し、図
示しないエアコンプレッサよりの圧縮空気を導入する電
磁バルブ3Aを開放し、空気ポンプ3に1次空気として
圧縮空気を供給する。
【0019】圧縮空気の供給により、エゼクタ効果によ
って誘引される2次空気としての霧化水が、霧化装置5
上部の霧溜まり5Aより霧化水導入パイプ4を介して、
空気ポンプ3に供給され、その吐出口から霧化水がボビ
ン2の内部に噴射される。
【0020】この噴射された霧化水を含有した空気は、
2次空気が螺旋状に旋回しながら前進するように1次空
気の噴射ノズルが傾斜角をもって穿設されているので、
その風向は、ボビン2の内壁2Aに沿って螺旋状に旋回
しながら進行して行くため、霧化水内の水粒子に強度な
遠心力が印加され、質量の大きな水粒子は空気流から遠
心分離されてボビン2の内壁2Aに付着する。このた
め、霧化水を含んだ空気の水分含有率は、ボビン2内を
進行するにつれて急速に低下し、霧化水の塗布濃度分布
は、ボビン2の糸端導入側が比較的濃厚になり、糸先側
に進むに従って希薄な分布状態となる。
【0021】この状態で、図2の如く、口出し済みの管
糸糸端1Cを上部の開口よりボビン2の内部空洞2Bに
導入すれば、ボビン2の内壁2Aにおける霧化水の塗布
濃度が濃厚な部位に接触する糸端1Bのみが、ボビン2
の内部に塗布された霧化水を毛細管現象にて吸水する。
これによって、糸端1Bとボビン2の内壁2Aとの間に
は、水が介在して、表面張力による吸引力が発生し、糸
端1Bはボビン2の内部に強固に固定保持される。
【0022】一方、ボビン2の内部における霧化水の塗
布濃度分布は、糸端導入側が比較的濃厚になり、糸先側
に進むに従って希薄な分布状態となっていることから、
糸端1Bは強固に固定されるが、先端部の糸端1Cは、
ボビン2の内壁2Aに固定されることなく自由に運動す
ることが可能になるのである。このことは、ボビン2の
内部に導入した糸条を爾後のワインダへ糸渡しする際に
非常に重要な条件になる。
【0023】即ち、管糸1を搬送用トレイ11より抜き
取りワインダのマガジン内に投入すると同時に、ボビン
2の内部空洞2Bに導入した糸端1Cを排出させて引き
出し、糸端1Cをワインダの糸端吸引口へ糸渡ししなけ
ればならず、一般には、図3に示すように、ボビン2の
内部空洞2Bを下端の開口部から上端の開口部に向かっ
て、噴気ノズル14から圧縮空気を噴射し、糸端1Cを
排出する方法が採用されている。
【0024】前記の如く、先端部の糸端1Cは、ボビン
2の内壁2Aに固定されることなく自由に運動すること
が可能になっていることから、糸端1Cの一部が噴射空
気流内に完全に包含されると、糸端1Cには強大な力が
作用し、糸端1Bが完全に固定されていても、その固定
力を上回る力が印加され、図3に示す如く確実にボビン
2の内部空洞2Bから上方に排出される。
【0025】この排出された糸端1Cを糸渡し工程にお
ける狭持装置、あるいは吸引装置によって固定し、ワイ
ンダの糸端吸引口に正確に糸渡しすることは困難なこと
ではない。
【0026】他方、ボビン2の内部に塗布した霧化水の
粒子は、超音波振動子6によって発生させているため
に、直径1ないし5ミクロンの均一なものであり、ほぼ
数分で完全な乾燥に至る。このため、管糸の糸端を導入
してから1ないし2分程度でワインダのマガジンに投入
完了するので、糸条の保持に全く影響を受けず、ワイン
ダ投入後のマガジン内で完全な乾燥に至る。すなわち、
ワインダのペグや精紡機のスピンドルには、汚損や発錆
等の不都合は発生しない。
【0027】この様な発想は、精紡管糸の搬送のみなら
ず種々の糸条が巻回されたボビンの搬送方法に採用する
ことができるし、その搬送形態も、ペグに立設して搬送
する場合の他、管糸を寝かせた状態であっても採用でき
る。また、霧の塗布は、糸端の導入後、または糸端の導
入と同時であってもよい。
【0028】なお、霧の発生方法は、スプレー式やベル
ヌーイの法則を利用したものなど、各種の物いずれでも
よく、管糸の搬送姿勢についても、各種各様の方法につ
いて実施可能であることは、言うまでもない。
【0029】
【発明の効果】本発明のボビンに於ける糸端の保持方法
によれば、管糸の糸端を検索して引き出し、ボビンに形
成された内部空洞に導入した後、搬送用トレイに管糸を
立設した状態で精紡管糸をワインダ工程に搬送する経路
の途中で発生する様々な外乱から糸端が抜け落ちること
を完全に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 霧化水塗布装置の一部断面を表した側面図
【図2】 ボビンの内部形態を説明する断面図(1)
【図3】 ボビンの内部形態を説明する断面図(2)
【符号の説明】
1…管糸 1A、1B、1C…管糸の糸端 2…ボビン 2A…内壁 2B…内部空洞

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 糸条を巻回した管糸の糸端をボビンの内
    部空洞に導入して搬送する場合において、前記ボビンの
    内壁と、導入糸端間に水分を介在させて固定することを
    特徴とするボビンに於ける糸端の保持方法。
JP33668691A 1991-12-19 1991-12-19 ボビンに於ける糸端の保持方法 Pending JPH05170382A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33668691A JPH05170382A (ja) 1991-12-19 1991-12-19 ボビンに於ける糸端の保持方法
EP92120104A EP0547410A1 (en) 1991-12-19 1992-11-25 Method for holding a yarn end in a bobbin

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JP33668691A JPH05170382A (ja) 1991-12-19 1991-12-19 ボビンに於ける糸端の保持方法

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JPH05170382A true JPH05170382A (ja) 1993-07-09

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ID=18301757

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JP33668691A Pending JPH05170382A (ja) 1991-12-19 1991-12-19 ボビンに於ける糸端の保持方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108265415A (zh) * 2018-03-29 2018-07-10 福建铁工机智能机器人有限公司 一种可改变针车线颜色的智能化针车及其使用方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3444821A1 (de) * 1984-12-08 1986-06-12 W. Schlafhorst & Co, 4050 Mönchengladbach Vorrichtung zum einlegen des fadenendes einer textilspule in die spulenhuelse

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CN108265415A (zh) * 2018-03-29 2018-07-10 福建铁工机智能机器人有限公司 一种可改变针车线颜色的智能化针车及其使用方法

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EP0547410A1 (en) 1993-06-23

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