JPH0517025U - 耐震用基礎構造 - Google Patents

耐震用基礎構造

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JPH0517025U
JPH0517025U JP6697391U JP6697391U JPH0517025U JP H0517025 U JPH0517025 U JP H0517025U JP 6697391 U JP6697391 U JP 6697391U JP 6697391 U JP6697391 U JP 6697391U JP H0517025 U JPH0517025 U JP H0517025U
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JP
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house
building
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JP6697391U
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幸作 中野
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 建築用基礎1の上に設けられた下部支持部材
6と、この下部支持部材6の上に配設された滑動部材1
0と、この滑動部材10の上に相対的に摺動可能に載置
され前記下部支持部材6と係合状態にある上部支持部材
15とを備え、この上部支持部材15を前記下部支持部
材6に対して相対的に移動可能とした。 【効果】 下部支持部材6は滑動部材10によって上部
支持部材15に対して容易に相対移動することができ、
地面の揺れは上部支持部材15が設けられた建築用土台
21にはあまり伝達されない。このため、家屋の中の住
居者が怪我したり、あるいは家屋が壊れたりする虞がな
い。なお、現在住んでいる家屋でも建築用基礎より建築
用土台を上げて、この間に差し込むことにより、築後の
家屋でも簡単に取り付けることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、建築用基礎と建築用土台の間に介設された耐震用基礎構造に関する 。
【0002】
【従来の技術】
従来、木造建築等においては図4に示すように建築用のコンクリート基礎10 1の上に直に建築用土台102が設けられている。すなわち、建築用土台102 に穿設された孔102aに、コンクリート基礎101に埋込まれた基礎ボルト1 03が通され、この基礎ボルト103にナット104を締め付けることにより建 築用土台102をコンクリート基礎101に固定している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の建築用基礎構造にあっては、コンクリート基 礎101の上に直に建築用土台102が直に固定していたので、地震があれば地 面の揺れはコンクリート基礎101から建築用土台102に直に伝わっていた。 このため、建築用土台102の上に建てられた家屋は大きく揺れてしまい、中の 居住者が怪我したり、あるいは家屋が壊れたりする虞があった。
【0004】 本考案は、地震の際に地面の揺れがコンクリート基礎から建築用土台に直接伝 わらないようにした耐震用基礎構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本考案にあっては、建築用基礎の上に設け られた下部支持部材と、この下部支持部材の上に配設された滑動部材と、この滑 動部材の上に相対的に摺動可能に載置され前記下部支持部材と係合状態にある上 部支持部材とを備え、この上部支持部材を前記下部支持部材に対して相対的に移 動可能とした構造とするものである。
【0006】
【作用】
地震は発生して地面が揺れると、同時にコンクリート基礎も左右に揺れる。滑 動部材によって下部支持部材は上部支持部材に対して容易に相対移動することが でき、地面の揺れは上部支持部材が設けられた建築用土台にはあまり伝達されな い。このため、家屋の中の居住者が怪我したり、あるいは家屋が壊れたりする虞 がない。
【0007】
【実施例】
以下、本考案を図面に基づいて説明する。図1は本考案に係る耐震用基礎構造 の第1実施例を示す図である。
【0008】 図1において、符号1は建築用コンクリート基礎であり、このコンクリート基 礎1の上面には鋼板2が埋め込みボルト3によって固定されており、この鋼板2 の端部はLアングル4によっても補強されている。鋼板2の端部はこれに形成さ れた孔を挿通するボルト5によってLアングル4に固着されているが、コンクリ ート基礎1の幅の長さに応じてLアングル4が移動調節可能なように前記孔は長 孔となっている。なお、コンクリート基礎の上面が傾いている場合には鋼板2に 取り付けられた調節ネジ25によって鋼板2を水平にする。
【0009】 鋼板2の上には下部支持部材6が固設されている。すなわち、略円柱状の下支 持台部7が溶接され、この下支持台部7の中心にはねじが刻設された調節孔7a が形成されている。下支持台部7の調節孔7aにはねじが刻設された下支持柱部 8がねじ込まれ、下支持柱部8の上端には略皿状で中央が低くなっている下支持 板部9が一体的に形成されている。下支持板部9には滑動部材としての鋼球(他 にはナイロン、プラスチック、ゴム製の球でもよい)10が配置され、この支持 板部9の周縁は上方に立上げて形成され、鋼球10が容易に外れないようにして いる。なお、下支持板部9には排出孔9aが形成され、下支持板部9に溜まった ゴミ等はこの排出孔9aから排出される。
【0010】 下支持柱部8の略中間には固定ナット部11が溶接され、この固定ナット部1 1にスパナを当てて下支持柱部8を回転させると、下支持柱部8は下支持台部7 に対して少しだけ上下移動し、適切な位置で締付ナット12によって固定する。 支持板部9と固定ナット部11との間には略ドーナツ円板状の第1係合板13が 介装され、第1係合板13の中心孔13aは支持板部9の径より少し小さくなっ ている。
【0011】 鋼球10の上には上部支持部材15が載置され、上部支持部材15は下支持板 部9よりはるかに大きい上支持板部16と、この上支持板部16に一体形成され た上支持柱部17とからなっている。上支持板部16は皿を逆さにした形状で中 央を少し高くしており、またこの周縁部分16aは下方へ一体的に伸設されてい る。周縁部分16aの下端には略ドーナツ円板状の第2係合板18がビス等によ って固定されている。また、第2係合板18の下側には弾性体板14(ゴム,プ ラスチック製)が下支持柱部8に取り付けられてゴミ等の侵入を防止している。
【0012】 上支持柱部17にはねじが刻設され、この上支持柱部17は鋼板19下面に溶 接された上支持台部20のねじが切られた中心孔20aにねじ込まれている。上 支持柱部17には固定ナット部23が溶接され、締付ナット24が取り付けられ ている。鋼板19は木製の建築用土台21にビス等によって固定され、またこの 鋼板19もLアングル22によって補強され、建築用土台21は座金26,ナッ ト27によって上支持柱部17に固定され、この上には家屋が建てられている。
【0013】 地震は発生して地面が揺れると、同時にコンクリート基礎1も図1中左右に揺 れる。鋼球10が転がることによって下部支持部材6は上部支持部材15に対し て容易に相対移動することができ、地面の揺れは上部支持部材15が設けられた 建築用土台21にはあまり伝達されない。このため、中の居住者が怪我したり、 あるいは家屋が壊れたりする虞がない。
【0014】 ここで、地面が縦ゆれすることもあるが、縦ゆれしても第1,第2係合板13 ,18によって上部支持部材15は下部支持部材6から容易に外れるのが防止さ れている。また、上部支持部材15は下部支持部材6に対して第1,第2係合板 13,18によって二重に係合されているので、下部支持部材6は上部支持部材 15に対して第2係合板18の中心孔18a端部まで大きく移動することができ る。なお、コンクリート基礎1と建築用土台21との間には固定板28を取付時 に仮設し、終了後に取り外す。
【0015】 次に、本考案に係る耐震用基礎構造の第2実施例を図2および図3に示す。な お第1実施例と同一の部材には同一の符号を付して説明は省略する。この実施例 にあっては、下支持板部9に6ケの孔9bを穿設し、この孔9bの中に小さな鋼 球25を6ケ回動自在に入れたものである。この実施例にあっては小さな鋼球2 5を上下支持部材15,6の間に介装したので、全体としての上下支持部材15 ,6の高さを低くすることができる。なお、第2係合板13の上に第3係合板2 9が取り付けられ、三重に係合することで大きな横ゆれにも対応できるようにし たものである。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、下部支持部材は滑動部材によって上部 支持部材に対して容易に相対移動することができ、地面の揺れは上部支持部材が 設けられた建築用土台にはあまり伝達されない。このため、家屋の中の住居者が 怪我したり、あるいは家屋が壊れたりする虞がない。なお、現在住んでいる家屋 でも建築用基礎より建築用土台を上げて、この間に差し込むことにより、築後の 家屋でも簡単に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る耐震用基礎構造の第1実施例を示
す断面図
【図2】この第2実施例を示す断面図
【図3】図2中A矢視図
【図4】従来の建築用基礎構造を示す断面図
【符号の説明】
1…コンクリート基礎、6…下部支持部材、10…鋼
球、15…上部支持部材、21…建築用土台。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築用基礎の上に設けられた下部支持部
    材と、この下部支持部材の上に配設された滑動部材と、
    この滑動部材の上に相対的に摺動可能に載置され前記下
    部支持部材と係合状態にある上部支持部材とを備え、こ
    の上部支持部材を前記下部支持部材に対して相対的に移
    動可能としたことを特徴とする耐震用基礎構造。
JP6697391U 1991-08-23 1991-08-23 耐震用基礎構造 Pending JPH0517025U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6697391U JPH0517025U (ja) 1991-08-23 1991-08-23 耐震用基礎構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6697391U JPH0517025U (ja) 1991-08-23 1991-08-23 耐震用基礎構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0517025U true JPH0517025U (ja) 1993-03-05

Family

ID=13331480

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JP6697391U Pending JPH0517025U (ja) 1991-08-23 1991-08-23 耐震用基礎構造

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09158531A (ja) * 1995-12-05 1997-06-17 Isao Niwaka 構築物の耐震支持装置
JP2022108591A (ja) * 2021-01-13 2022-07-26 長五 櫻井 免震装置を備えた構造体の構築方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6028992A (ja) * 1983-07-20 1985-02-14 Amano Pharmaceut Co Ltd ペプチド及びこれを含有する抗精神分裂病薬剤

Patent Citations (1)

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