JPS5832509Y2 - 柔道場等の床下地支持装置 - Google Patents

柔道場等の床下地支持装置

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JPS5832509Y2
JPS5832509Y2 JP774579U JP774579U JPS5832509Y2 JP S5832509 Y2 JPS5832509 Y2 JP S5832509Y2 JP 774579 U JP774579 U JP 774579U JP 774579 U JP774579 U JP 774579U JP S5832509 Y2 JPS5832509 Y2 JP S5832509Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
floor
judo
support device
hollow cylindrical
halls
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Expired
Application number
JP774579U
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English (en)
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JPS55108135U (ja
Inventor
健司 稲葉
Original Assignee
株式会社ブリヂストン
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Publication date
Application filed by 株式会社ブリヂストン filed Critical 株式会社ブリヂストン
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Publication of JPS5832509Y2 publication Critical patent/JPS5832509Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は柔道場等の床下地支持装置に係り、特に床に大
きな衝撃が加わる柔道場等の格技場の床下地に適する支
持装置に関するものである。
一般に柔道場等の格技場の床下地は、第1図のようにコ
ンクリート1に下受金具2を埋込み、−古木材大引3に
対向して取付けられた上受金具4間に金属製コイルスプ
リング5を嵌め込んでなり、大引3上に直角に木材根太
6を締結する。
そして根太6上に全面捨板7を張りその上に畳8等を敷
きつめるものである。
しかるにか・る床下地は下受金具2をコンクリート1内
に埋込む手間とともに大引3の水平レベルを同時に調整
しなくてはならず、作業上極めて困難なことである。
又、金属製コイルスプリング5を使用するために、変形
時に金属の接触音が発生し競技者に不快感を与えるだけ
でなく減衰能が小さく上下動が長く続くために、足元が
不安定となる。
更にコイルスプリング5は荷重とたわみとの関係がほぼ
直線的であるため微小な力に対しても床が上下動してし
まう欠点を伴なう。
本考案は、コンクリートに埋込む作業なく床下地ができ
る乾式の置床に係り、水平レベルの調整も極めて容易で
あるばかりでなく音の発生もなくかつ減衰能が早く、更
には荷重とたわみの関係が非線型となる床下地支持装置
を提供するものである。
即ち本考案の要旨は、被支体に受具をとりつけ、該受具
に昇降調節自在な螺杵を取付けてなる柔道場等の床下地
支持装置において、該螺杵の下部にゴムにて代表される
中空筒状弾性体を筒状開口部を基礎面に当接するよう取
付け、該中空筒状弾性体の内筒面の略中央部に円周方向
に沿って窪部を形成してなる床下地支持装置に係る。
以下図面に基づいて更に本考案を詳述すると、第2図は
本考案の一例を示す縦断面図であって床パネル等にて代
表される被支体11に遊孔12を設け、これに雌螺子部
13をもつ受具14をとりつける。
そしてこの雌螺子部13の外周を筒状となして前記遊孔
12に嵌め合せ、任意手段で(図中ではビス15)取付
は固定してなる。
か・る雌螺子13に螺合する雄螺子部16を上部に刻設
した螺杵17を螺合して取付け、この螺杵17の下部に
も上部に刻設した雄螺子部16と逆の雄螺子部18を刻
設しておくものである。
一方この下部に取付ける中空筒状弾性体19の筒状開口
部20を基礎面21に当接するよう配置し、この中空筒
状弾性体19の上方より前記受具14と同様で雄螺子部
18に螺合せる雌螺子部22をもつ受具23を嵌入して
固定してなりこの雌・螺子部22を螺杵17の雄螺子部
18に螺合して床下地支持装置を構成する。
なお螺杵17の頭部には上方よりドライバー等を挿入し
て左右に回動させるための保合部26をもっている。
この保合部26は図においては一直線状の溝であるが、
角棒レンチにて回動せる角溝係合部であってもよいこと
は勿論である。
又図においては螺杵17は上下に互いに逆の螺子部16
.18を有しているが場合によっては一方にのみ螺子部
を備えるものであってもよい。
本考案の全体構造は以上の通りであるが、特徴点は前記
の中空筒状弾性体19の内筒面24の略中央部に円周方
向に沿って窪部25を全周にわたって形成したことであ
る。
この窪部25は、図示したように全周にわたる溝であっ
てもよく、又は図示はしないが所定間隔をもって長溝を
列設してもよく、更には第5図に示すように単に丸形窪
25′をならべたものでもよい。
柔道場等の格技等において立って動くときは床の変形(
上下動)が少なく、投げを打ったときには衝撃エネルギ
ーを吸収できることが望ましく、本考案の中空筒状弾性
体は正にこの要求を満足する特性をもたらすことができ
る構造である。
即ち、床上の軽い運動に対して弾性ゴム19の性質によ
って床の上下動が少くてすみ、床上の大きな運動即ち大
きな衝撃に対しては弾性ゴム19の内筒面24に形成し
た窪部25を中央とする座屈を利用してこれに対処させ
るもので吸収エネルギーを大きくとれ、衝撃反力は少な
くたわみも少なくとれることとなる。
第3図イ6口は弾性ゴム19の変形を示したもので゛あ
って、当初はイのようで゛あるが、これが座屈した場合
は口のように変形するものである。
また第4図はたわみ荷重特性図であって、■線は本考案
によるもの、■線は従来のコイルスプリングによるもの
であって、■線かられかるように床上のわずかの衝撃力
に対しても従来のものは上下動しやすく不安定なもので
あるのに対し、■線でわかるように初期のわずかな衝撃
力に対しては本考案のものは変形しにくく良好な結果を
もたらすことが分る。
更に吸収エネルギーの比較(AaとAb)においても、
床の変形が少くて(δb〉δa)従来のものと同効のエ
ネルギー吸収が達せられることも判明した。
又本考案においては反力(Pb > Pa)も小さい効
果もある。
以上のように本考案に基づく利点は次のように多くあり
、極めて実用的な床下地支持装置が提供できたものであ
る。
(1)基礎コンクリートに穴をあけたり、損傷をきたす
ことなく、又新たにコンクリートを増打ちすることなく
床が敷設できる。
このため施工が簡単迅速で作業現場も清潔に保つことが
できる。
(2)水平レベルの調整も床上からできて施工調整が容
易である。
(3)ゴムを使用しているため不快な金属キシミ音が発
生しない。
(4)ゴムの使用により床の振動が下の基礎面にそのま
・伝達することなく減衰能が大であって静止状態にも早
くもどりうる。
(5)小さな衝撃には床の上下動は少なく、大きな衝撃
にはゴムの座屈を利用でき吸収エネルギーを大きくとれ
、衝撃反力は小さく、たわみ量も少なくとれる等の利点
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の支持装置の縦断面図、第2図及び第5図
は本考案の支持装置の縦断面図、第3図は中空筒状弾性
ゴムの変形を示す縦断面図、第4図はたわみ一荷重曲線
グラフである。 11・・・・・・被支体、14・・・・・・受具、17
・・・・・・螺杵、19・・・・・・中空筒状弾性体、
25・・・・・・窪部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被支体に受具をとりつけ、該受具に昇降調節自在な螺杵
    を取付けてなる柔道場等の床下地支持装置において、該
    螺杵の下部に中空筒状弾性体を筒状開口部を基礎面に当
    接するよう取付は該中空筒状弾性体の内筒面の略中央部
    に円周方向に沿って窪部を形成してなる床下地支持装置
JP774579U 1979-01-26 1979-01-26 柔道場等の床下地支持装置 Expired JPS5832509Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP774579U JPS5832509Y2 (ja) 1979-01-26 1979-01-26 柔道場等の床下地支持装置

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JP774579U JPS5832509Y2 (ja) 1979-01-26 1979-01-26 柔道場等の床下地支持装置

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JPS55108135U JPS55108135U (ja) 1980-07-29
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ID=28815841

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JP774579U Expired JPS5832509Y2 (ja) 1979-01-26 1979-01-26 柔道場等の床下地支持装置

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CN114729542B (zh) 2019-11-29 2024-04-19 魔法盾株式会社 地板材料系统

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JPS55108135U (ja) 1980-07-29

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