JPH05169893A - プロッタにおける芯折れ、短芯検出方法及びプロッタの制御方法 - Google Patents

プロッタにおける芯折れ、短芯検出方法及びプロッタの制御方法

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JPH05169893A
JPH05169893A JP35687891A JP35687891A JPH05169893A JP H05169893 A JPH05169893 A JP H05169893A JP 35687891 A JP35687891 A JP 35687891A JP 35687891 A JP35687891 A JP 35687891A JP H05169893 A JPH05169893 A JP H05169893A
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core
pipe
chuck
holder
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Application number
JP35687891A
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English (en)
Inventor
Masakatsu Komiya
正勝 小宮
Joji Fujita
譲二 藤田
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Mutoh Industries Ltd
Original Assignee
Mutoh Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ノック動作によってペンシルの芯チャックか
ら芯を所定量引き出し、芯チャックの芯の保持位置を変
えたとき、芯チャックから芯から外れたこと又は芯が折
れたことを正確に検出する。 【構成】 芯チャック62は、芯54を保持し、芯54
が折れていない場合には、芯54の下部が芯保持部30
aに摩擦によって保持されているので、昇降パイプ44
は、芯チャック62と芯54を介してホルダー24に連
結されている。そのため、ホルダ24のストッパー垂直
面34aに対して、昇降パイプ44のストッパー垂直面
36が離れていれば、筆圧つば38aの上昇に伴って芯
54によってホルダー24が上昇する。これに対して、
芯54が短くなって芯54が芯チャック62から外れて
いたり、あるいは芯54が折れている場合には、筆圧つ
ば38aを上昇させても、ホルダー24は上昇しない。
コントローラは、上記ホルダー24の位置変化の有無あ
るいは、筆圧つば38aの上昇トルクの変化によって、
芯チャック62とホルダー24先端間の芯折れ、あるい
は芯チャック62からの芯54の脱落を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプロッタにおいて、ペン
シル内の芯が消耗して短くなり、該芯がペンシルに内蔵
された芯チャックから外れたときに、この状態を検出す
る短芯検出方法及び短芯検出後のプロッタの制御方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】此種のプロッタの短芯検出方法として、
特開平1−176600号公報には、ペンシルの管体が
最上昇位置から芯が作画面に当接するまでの下降量を測
定することによって、芯チャックから芯が外れた状態を
検出している。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】上記ペンシル管体の
最上昇位置から、芯圧がかかるまでの下降量は、芯チャ
ックが芯を保持している状態であっても作画面の高低差
あるいは、ペンシル先端からの芯の突出量のばらつきあ
るいは用紙の厚さのばらつきなどによって一定ではな
い。
【0004】従って、芯チャックから芯が外れたときの
ペンシル管体の最上昇位置から芯圧がかかるまでの下降
量の基準値の設定が大まかな値となり、そのため、ある
程度芯が長い場合には、芯チャックから芯が外れても、
ペンシル管体の下降量が大きく変化しないので、基準値
の許容範囲内の変化となってしまい芯チャックから芯が
外れた状態を検出することができない場合があった。本
発明は上記欠陥を除去することを目的とするものである
【0005】
【問題点を解決する手段】上記目的を達成するため、本
発明は、下部に芯を摩擦力によってスライド自在に保持
する芯保持部30aが設けられたホルダー24にスライ
ド自在に嵌挿された昇降パイプ44と、該昇降パイプ4
4の内径部に固設されたテーパー部を有するチャックガ
イド42と、前記昇降パイプ44内にスライド自在に嵌
挿され上部にノブ68が固設された芯ストックパイプ5
6と、前記芯ストックパイプ56の下部に固設され頭部
62aが前記チャックガイド42のテーパー部に配置さ
れた芯チャック62と、前記芯チャック62の頭部62
aが前記チャックガイド42のテーパー部に圧接して該
頭部62aが縮径する方向に前記芯チャック62を付勢
するばね64とを備えたペンシル22を設け、該ペンシ
ル22の前記ホルダー24を画線ヘッド2の昇降駆動装
置16に連係するアップダウンアーム10に軸方向にず
れないように保持し、前記昇降パイプ44を前記画線ヘ
ッド2の他の昇降駆動装置12に連係する筆圧アーム8
に軸方向にずれないように保持し、前記ホルダー24と
前記昇降パイプ44とを作画面に対して所定ストローク
の範囲内で昇降させて、前記芯チャック62が保持する
芯54の先端を作画面に対してアップダウンさせ、作画
時、前記昇降パイプ44の下降力によって作画面に対し
て芯圧を付与し、芯54の繰り出しを、前記昇降パイプ
44を上昇させて前記ノブ68を画線ヘッド2に設けた
ノック板6に押し付けて該ノブ68と連動する芯チャッ
ク62を開放する一方、前記ホルダー24をその芯保持
部32aが芯チャック62から離れる方向に移動させて
行なうようにしたプロッタにおいて、前記芯くり出し
後、作図前に、前記ホルダー24の前記昇降パイプ44
の上昇方向の移動を阻止するストッパー垂直面34aに
対して、これに対向する昇降パイプ44のストッパー垂
直面36aが所定間隔離反するように前記ホルダ24と
前記昇降パイプ44の位置関係を設定する工程と、前記
昇降パイプ44を上昇させる工程と、前記ホルダー24
が昇降パイプ44と連動して移動するか否かによって芯
が折れているかあるいは前記芯チャック62から芯が外
れているか否かを検出する工程とから成るものである。
【0006】
【実施例】以下に本発明の構成を添付図面に示す実施例
を参照して詳細に説明する。2は用紙支持面4に対して
平行な平面内で任意の方向に相対的に並進移動可能に支
持されたXYプロッタの画線ヘッドであり、ノック板6
と、筆圧アーム8と、アップダウンアーム10とを備え
ている。ノック板6は、画線ヘッド2のケーシングに固
定され、筆圧アーム8は、ヘッド2に内蔵されたトルク
モータから成る昇降駆動装置12に回転運動を直線運動
に変換させる変換機構14を介して連係し、ヘッド2の
ケーシングに昇降可能に支持されている。前記アップダ
ウンアーム10は、ヘッド2に内蔵されたムービングコ
イルから成る昇降駆動装置16に連係して、ヘッド2の
ケーシングに昇降可能に支持されている。
【0007】前記昇降駆動装置12の出力部の回転運動
はエンコーダ18によってパルス信号に変換され、コン
トローラにフィードバックされるように構成されてい
る。前記昇降駆動装置16の出力部の昇降位置は、セン
サ20によってアナログ電圧信号に変換され、該信号が
コントローラにフィードバックされるように構成されて
いる。次に、前記アーム8,10に脱着可能に保持され
るペンシルについて図1を参照して説明する。
【0008】24はパイプ26,28及び口金30が一
体的に結合されたホルダであり、これにつば32、尾栓
34が形成されている。前記ホルダ24には、管状の中
部胴36、筆圧つば38aが形成されたノッキングディ
スク38、先金40及びチャックガイド42が一体的に
結合された昇降パイプ44がスライド自在に嵌挿されて
いる。前記昇降パイプ44は、ホルダ24の内径部に固
着されたリング52に支持されたコイルばね46によっ
て上方向に付勢されている。48は前記ホルダ24内に
スライド自在に配置された芯追従管であり口金30に支
持されたコイルばね50によって上方向に付勢され、こ
の付勢力によって前記リング52に弾接している。前記
口金30の下部にはゴム管が固着され、芯保持部30a
を構成し、該芯保持部30aは口金30に嵌挿された芯
54に対して制動力を付与するように構成されている。
【0009】前記中部胴36の略中間部に形成されたス
トッパー垂直面36aは、尾栓34に形成されたストッ
パー垂直面34aと対向している。56は芯ストックパ
イプであり、これにコネクタ58とパイプ状の芯ガイド
60と芯チャック62が一体的に固着されている。前記
コネクタ58には、パイプ56内の芯54を芯ガイド6
0に導くテーパー面が形成されている。前記芯チャック
62の頭部62aには、下部に開口したスリットが形成
され、該頭部62aが径方向に拡開、縮少変形できるよ
うに構成されている。頭部62aが拡開すると、芯54
を開放し、縮少すると芯54を固定する。
【0010】前記頭部62aは、前記チャックガイド4
2の下端に固着されたテーパー部材か成るテーパー部4
2a内に嵌挿配置されている。前記芯ストックパイプ5
6は、前記チャックガイド42の上端に支持されたコイ
ルばね64によって上方向に付勢され、この付勢力によ
って芯チャック頭部62aは、テーパー部42aに圧接
し、頭部62aは、径方向に縮少変形して、該頭部62
a内の芯を強固に保持するように構成されている。66
はノブ68が形成されたパイプであり、前記芯ストック
パイプ56の上部に固着されている。前記ホルダ24
は、画線ヘッド2のアップダウンアーム10に軸方向に
ずれないように脱着可能に保持され、且つ、昇降パイプ
44の筆圧つば38aは、筆圧アーム8の係合凹部8a
に脱着自在に係合している。
【0011】前記ホルダ24が前記アーム10に保持さ
れた状態において、ノブ68は、ノック板6の下側に配
置されている。次に本実施例の作用について説明する。
アーム8と10とを共に上昇させ(図3の4参照)、ノ
ブ68をノック板6に衝突させて、なをも、所定量昇降
パイプ44を上昇させると、(図3の5参照)芯ストッ
クパイプ56がコイルばね64の弾発力に抗して、昇降
パイプ44に沿って下方に摺動する。これにより、芯チ
ャック62がチャックガイド42に対して下方に移動
し、芯チャック頭部62aのチャックガイド42に対す
る圧接力が解除され、芯チャック頭部62aが拡開し、
芯ストックパイプ56内の芯54が、芯チャック62を
挿通して芯保持部60aまで落下する。次に、アップダ
ウンアーム10を下降させ、ホルダ24を昇降パイプ4
4に対して引き下げ、昇降パイプ44をホルダ24に対
して相対的に上昇させる(図3の6参照)。次に昇降パ
イプ44を下降させ、ノブ68へのノック板6の圧力を
解除し、芯チャック62を閉じる(図3の7参照)。
【0012】このとき、ノブ68は、ノック板6からの
押圧力から解除され、コイルスプリング64によって芯
チャック62が上方に移動され、頭部62aがテーパー
部42aに圧接して頭部62aが芯54を保持する。次
に、ホルダ24と昇降パイプ44を共に下降させ、24
が所定のペンアップ位置に達したところでアーム8,1
0の下降を停止する。(図3の1参照)。これで、作画
準備が完了する。次に、アーム10を、ホルダー24の
下端が用紙支持面4に対して所定間隔を存して近接対向
するペンダウン位置ままで、下降し、アーム2,をペン
ダウン位置まで下降し、アーム10をペンダウン位置に
保持するとともに、同時に、筆圧アーム8を下降すると
(図3の2参照)、昇降ハパイプ44がコイルばね46
の弾発力に抗して下降し、芯54は、芯保持部30aを
挿通し、芯保持部30aから下方に突出して、用紙支持
面4上の用紙70に昇降駆動装置12の回転トルクによ
って圧接する。昇降パイプ44の下降は、芯54が作図
面に圧接したところで、阻止されるが、下降力即ち筆圧
は、続けて、昇降駆動装置12から付与される。
【0013】芯54が作図面に圧接した状態において画
線ヘッド2が作図面に対して所定の方向に移動すると、
作図面に所定の線が描かれる。作図中の芯54の消耗に
伴って、昇降パイプ44は下降し、作図面に対する筆圧
が常に一定に保たれる。ペンアップ動作は、アーム8,
10が所定のペンアップ位置まで、同時に上昇すること
により行なわれる。芯のくり出し即ちノック動作は、ペ
ンダウン時に筆圧つば38aが所定位置まで下降したこ
とを、エンコーダ18からのフィードバック信号でコン
トローラが芯なしを検出することで、行なわれる。
【0014】芯のくり出しは、ホルダー22と昇降パイ
プ44をペンアップ位置から更に上昇させ、ノブ68
を、ノック板6に衝突させ、更に所定量、昇降パイプ4
4を上昇させ、ノブ68を昇降パイプ44に対して押し
下げ、チャック62の芯に対するクランプ状態を開放す
ることにより行なう。芯チャック62を開放した状態で
ホルダ24を所定量下降すると(図3の6参照)、ホル
ダ24は、その芯保持部38aで芯54を保持した状態
で、昇降パイプ44に対して下降し、昇降パイプ44
は、ホルダ24内を、これに対して相対的に上昇する。
このとは、芯チャック頭部62aは、芯54の保持位置
を、ホルダー24に対する昇降パイプ44の相対的移動
量だけ上方に変える。次に、昇降パイプ44を下降し
て、芯をクランプする(図3の7参照)これにより、芯
の繰り出し動作が完了する。上記の芯繰り出し動作を何
回か行なうと、芯54が短くなって、芯チャック頭部6
2aから芯が外れてしまう状態即ち芯切れ状態となる。
以下に、ペンシル22内の芯が短くなって芯が芯チャッ
ク62から外れた芯切れ状態を検出する動作について説
明する。
【0015】本実施例において、1回の芯くり出し動作
即ち、1回のノック動作で約10ミリの芯が繰り出され
るので、通常のシャープ芯の長さである60ミリの芯を
使用した場合には、作図中に、4回のノック動作で、1
本の芯が芯切れ状態となる。4回目のノック動作の後、
芯54の上端が芯チャック頭部62aから外れた状態と
なるが、本実施例のペンシル22はは閉じた芯チャック
頭部62aの下面で芯54に筆圧を与えながら、作図を
行なうことが可能である。芯チャック頭部62aの下面
で筆圧を与えた状態で作図を続行し、筆圧アーム10が
所定量下降した場合に、給芯動作へ移行するが、そのき
っかけとして、2つの場合が考えられる。1つは、前回
のノック時に芯チャック62から芯54が外れたことを
検出し、その後筆圧アーム10が所定量下降したとき、
1つはノック動作をしたにもかかわらず、作図動作開始
時に、筆圧アーム10が所定量下降してしまうとき、
【0016】芯切れを検出した場合には、ペンシル22
を給芯位置に移動し、芯ストックパイプ56内に1本の
新しい芯を挿入する。この自動給芯動作及び構成は特開
平3−193500号公報その他に詳細に開示されてい
るので、その図示及び説明は省略する。芯ストックパイ
プ56に新しい芯が供給された場合には、ノック動作に
より、新しい芯で残芯を押し出し、排芯を行なう。その
後、作図が行なわれる。尚、芯ストックパイプ56内に
複数の芯を挿入した多芯式ペンシルを用いて、芯ストッ
クパイプ56内の新しい芯を芯チャック62内に自動的
に給芯する構成としても良い。
【0017】次に芯チャック62から芯が外れた状態又
は芯チャック62と芯保持部30a間の芯が折れている
状態を検出する芯折れ/短芯検出動作について説明す
る。図3の7は芯の繰り出し動作が終了し、芯チャック
62を閉じた状態を示している。該状態において、昇降
パイプ44のストッパー垂直面36aは、ホルダー24
のストッパー垂直面34aに対してある距離を存して対
向している。ここで、ホルダー24を上方向にフリーの
状態とし、筆圧つば38aを上昇する。芯チャック62
が芯54を保持し、芯54が折れていない場合には、芯
54の下部が芯保持部30aに摩擦によって保持されて
いるので、昇降パイプ44は、芯チャック62と芯54
を介してホルダー24に連結されている。そのため、筆
圧つば38aの上昇に伴って芯54によってホルダー2
4が上昇する。
【0018】これに対して、芯54が短くなって芯チャ
ック62から外れていたり、あるいは芯54が折れてい
る場合には、筆圧つば38aを上昇させても、ホルダー
24は上昇しない。コントローラは、上記ホルダー24
の位置変化の有無によって、芯チャック62とホルダー
24先端間の芯折れ、及び短芯を認識する。本実施例で
は、ホルダー24の位置変化の検出手段として、センサ
20を用いているが、筆圧つば38a上昇時におけるモ
ータ12のトルク変動によりホルダー24の位置変化の
有無を判断するようにしても良い。この場合には、ホル
ダ24は上昇方向にフリーな状態とする必要がない。次
に、図4を参照して、芯折れ及び非チャック検出後の動
作について説明する。コントローラは、判断ブロック
で、非チャックを検出すると、画線ヘッド2が保持する
ペンシル22を芯切れ又は芯折れの異常発生ペンシルと
して認識し、画線ヘッド2の保持するペンシルをストッ
カへ返却し、画線ヘッド2にストッカから他のペンシル
を選択して、この選択したペンシルを画線ヘッド2に保
持させる。ストッカに返却された異常発生ペンシルは、
コントローラに認識され、作図中に選択されることがな
い。
【0019】尚、画線ヘッドとストッカとのとの間で相
互にペンシルの交換を行なう構成は、特開平3−169
699号公報その他に開示され公知なので、本実施例に
おいてストッカは図示省略した。次に芯折れ及び非チャ
ック検出後の動作の他の実施例を図5を参照して説明す
る。ノック動作終了後、作図開始時に昇降パイプ44を
ゆっくり下降し、芯後端位置を検出する。本実施例のペ
ンシル22は、その構成上、芯チャック62から芯が外
れてしまっても、約20ミリの長さの芯がホルダ24内
に残るので、更に芯チャック頭部62aで芯を押しなが
ら作図が可能である。芯の後端位置を検出する際、作図
中のペンダウンのように勢いよく昇降パイプ44をダウ
ンさせると、芯折れの場合にはチャック62の保持する
芯で、非チャックの場合は、芯チャック頭部62aでホ
ルダ24内の芯の後端を砕いてしまい、芯詰まりの原因
となる。そこで、芯折れ及び非チャックの検出がある
と、公知の筆記具の作画面に対するソフトランディング
の要領で昇降パイプ44を下降し、芯の後端位置を検出
する。
【0020】該検出は、モータ12のトルク変動により
行なわれる。即ち、芯チャック頭部62aの下降中に、
該頭部62a又は、該頭部62aが保持する芯折れの一
方の芯が、芯保持部30aに保持された芯の後端に当接
するとモータ12のトルクが急激に変化するので、コン
トローラは、芯の後端位置を検出することができる。そ
の後、この位置を基準位置としてペンシルのアップダウ
ンが行なわれる。そして、芯に筆圧をかけた状態で作画
を続行し、筆圧つば38aが所定量下降すると、コトン
ローラは、再度ノック動作を行なう。再び非チャック、
芯折れを検出し、ホルダ24内の芯の後端位置検出中
に、筆圧つば38aが所定量下降してしまうと、芯切れ
を認識する。再度、ホルダ24側の芯の後端を検出した
場合には、芯折れの状態が続いていることを認識する。
この場合、続けて作画しても良いが、芯と芯で筆圧をか
け続けると、芯が砕けやすいので、図6のフローチャー
トに示すように、給排芯動作を行なうようにしても良
い。排芯動作は、所定の位置で芯チャック62側の芯
で、ホルダー24側の芯を押し出して行なう。
【0021】
【効果】本発明は上述の如く、芯チャックが芯を保持し
ているか否かまたは芯折れ状態を正確に検出することが
でき、芯くり出しノック動作後の芯の状態に対応した制
御が可能である。又、芯詰まり等の防止ができる等の効
果が存する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ペンシルの断面図である。
【図2】画線ヘッドの説明的側面図である。
【図3】説明図である。
【図4】動作説明フロ−チャ−トである。
【図5】動作説明フロ−チャ−トである。
【図6】動作説明フロ−チャ−トである。
【符号の説明】
2 プロッタ 4 用紙支持面 6 ノック板 8 筆圧アーム 10 アップダウンアーム 12 昇降駆動 14 変換機構 16 昇降駆動装置 18 エンコーダ 20 センサ 22 ペンシル 24 ホルダ 26 パイプ 28 パイプ 30 口金 32 つば 34 尾栓 36 中部胴 38 ノッキングディスク 40 先金 42 チャックガイド 44 昇降パイプ 46 コイルばね 50 コイルばね 52 リング 54 芯 56 芯ストックパイプ 58 コネクタ 60 芯ガイド 62 芯チャック 64 コイルばね 66 パイプ 68 ノブ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部に芯を摩擦力によってスライド自在
    に保持する芯保持部30aが設けられたホルダー24に
    スライド自在に嵌挿された昇降パイプ44と、該昇降パ
    イプ44の内径部に固設されたテーパー部を有するチャ
    ックガイド42と、前記昇降パイプ44内にスライド自
    在に嵌挿され上部にノブ68が固設された芯ストックパ
    イプ56と、前記芯ストックパイプ56の下部に固設さ
    れ頭部62aが前記チャックガイド42のテーパー部に
    配置された芯チャック62と、前記芯チャック62の頭
    部62aが前記チャックガイド42のテーパー部に圧接
    して該頭部62aが縮径する方向に前記芯チャック62
    を付勢するばね64とを備えたペンシル22を設け、該
    ペンシル22の前記ホルダー24を画線ヘッド2の昇降
    駆動装置16に連係するアップダウンアーム10に軸方
    向にずれないように保持し、前記昇降パイプ44を前記
    画線ヘッド2の他の昇降駆動装置12に連係する筆圧ア
    ーム8に軸方向にずれないように保持し、前記ホルダー
    24と前記昇降パイプ44とを作画面に対して所定スト
    ロークの範囲内で昇降させて、前記芯チャック62が保
    持する芯54の先端を作画面に対してアップダウンさ
    せ、作画時、前記昇降パイプ44の下降力によって作画
    面に対して芯圧を付与し、芯54の繰り出しを、前記昇
    降パイプ44を上昇させて前記ノブ68を画線ヘッド2
    に設けたノック板6に押し付けて該ノブ68と連動する
    芯チャック62を開放する一方、前記ホルダー24をそ
    の芯保持部32aが芯チャック62から離れる方向に移
    動させて行なうようにしたプロッタにおいて、前記芯く
    り出し後、作図前に、前記ホルダー24の前記昇降パイ
    プ44の上昇方向の移動を阻止するストッパー垂直面3
    4aに対して、これに対向する昇降パイプ44のストッ
    パー垂直面36aが所定間隔離反するように前記ホルダ
    24と前記昇降パイプ44の位置関係を設定する工程
    と、前記昇降パイプ44を上昇させる工程と、前記ホル
    ダー24が昇降パイプ44と連動して移動するか否かに
    よって芯が折れているかあるいは前記芯チャック62か
    ら芯が外れているか否かを検出する工程とから成る芯折
    れ、短芯検出方法。
  2. 【請求項2】 下部に芯を摩擦力によってスライド自
    在に保持する芯保持部30aが設けられたホルダー24
    にスライド自在に嵌挿された昇降パイプ44と、該昇降
    パイプ44の内径部に固設されたテーパー部を有するチ
    ャックガイド42と、前記昇降パイプ44内にスライド
    自在に嵌挿され上部にノブ68が固設された芯ストック
    パイプ56と、前記芯ストックパイプ56の下部に固設
    され頭部62aが前記チャックガイド42のテーパー部
    に配置された芯チャック62と、前記芯チャック62の
    頭部62aが前記チャックガイド42のテーパー部に圧
    接して該頭部62aが縮径する方向に前記芯チャック6
    2を付勢するばね64とを備えたペンシル22を設け、
    該ペンシル22の前記ホルダー24を画線ヘッド2の昇
    降駆動装置16に連係するアップダウンアーム10に軸
    方向にずれないように保持し、前記昇降パイプ44を前
    記画線ヘッド2の他の昇降駆動装置12に連係する筆圧
    アーム8に軸方向にずれないように保持し、前記ホルダ
    ー24と前記昇降パイプ44とを作画面に対して所定ス
    トロークの範囲内で昇降させて、前記芯チャック62が
    保持する芯54の先端を作画面に対してアップダウンさ
    せ、作画時、前記昇降パイプ44の下降力によって作画
    面に対して芯圧を付与し、芯54の繰り出しを、前記昇
    降パイプ44を上昇させて前記ノブ68を画線ヘッド2
    に設けたノック板6に押し付けて該ノブ68と連動する
    芯チャック62を開放する一方、前記ホルダー24をそ
    の芯保持部32aが芯チャック62から離れる方向に移
    動させて行なうようにしたプロッタにおいて、前記芯く
    り出し後、作図前に、前記ホルダー24の前記昇降パイ
    プ44の上昇方向の移動を阻止するストッパー垂直面3
    4aに対して、これに対向する昇降パイプ44のストッ
    パー垂直面36aが所定間隔離反するように前記ホルダ
    24と前記昇降パイプ44の位置関係を設定する工程
    と、前記昇降パイプ44を上昇させる工程と、前記昇降
    パイプ44を上昇させるモータ12のトルク変動を検出
    しこのトルク変動から芯が前記芯チャック62と芯保持
    部30aの両方に保持されているか否かを検出する工程
    とから成る芯折れ、短芯検出方法。
  3. 【請求項3】 下部に芯を摩擦力によってスライド自在
    に保持する芯保持部30aが設けられたホルダー24に
    スライド自在に嵌挿された昇降パイプ44と、該昇降パ
    イプ44の内径部に固設されたテーパー部を有するチャ
    ックガイド42と、前記昇降パイプ44内にスライド自
    在に嵌挿され上部にノブ68が固設された芯ストックパ
    イプ56と、前記芯ストックパイプ56の下部に固設さ
    れ頭部62aが前記チャックガイド42のテーパー部に
    配置された芯チャック62と、前記芯チャック62の頭
    部62aが前記チャックガイド42のテーパー部に圧接
    して該頭部62aが縮径する方向に前記芯チャック62
    を付勢するばね64とを備えたペンシル22を設け、該
    ペンシル22の前記ホルダー24を画線ヘッド2の昇降
    駆動装置16に連係するアップダウンアーム10に軸方
    向にずれないように保持し、前記昇降パイプ44を前記
    画線ヘッド2の他の昇降駆動装置12に連係する筆圧ア
    ーム8に軸方向にずれないように保持し、前記ホルダー
    24と前記昇降パイプ44とを作画面に対して所定スト
    ロークの範囲内で昇降させて、前記芯チャック62が保
    持する芯54の先端を作画面に対してアップダウンさ
    せ、作画時、前記昇降パイプ44の下降力によって作画
    面に対して芯圧を付与し、芯54の繰り出しを、前記昇
    降パイプ44を上昇させて前記ノブ68を画線ヘッド2
    に設けたノック板6に押し付けて該ノブ68と連動する
    芯チャック62を開放する一方、前記ホルダー24をそ
    の芯保持部32aが芯チャック62から離れる方向に移
    動させて行なうようにしたプロッタにおいて、前記芯く
    り出し後、作図前に、前記ホルダー24の前記昇降パイ
    プ44の上昇方向の移動を阻止するストッパー垂直面3
    4aに対して、これに対向する昇降パイプ44のストッ
    パー垂直面36aが所定間隔離反するように前記ホルダ
    24と前記昇降パイプ44の位置関係を設定する工程
    と、前記昇降パイプ44を上昇させる工程と、前記ホル
    ダー24が昇降パイプ44と連動して移動するか否かに
    よって芯が折れているかあるいは前記芯チャック62か
    ら芯が外れているか否かを検出する工程とから成り、前
    記芯折れ、又は芯チャック62から芯が外れていること
    を検出した後は、画線ヘッド2が保持するペンシルを異
    常発生ペンシルとして、ストッカに返却するようにした
    ことを特徴とするプロッタの制御方法。
  4. 【請求項4】 下部に芯を摩擦力によってスライド自在
    に保持する芯保持部30aが設けられたホルダー24に
    スライド自在に嵌挿された昇降パイプ44と、該昇降パ
    イプ44の内径部に固設されたテーパー部を有するチャ
    ックガイド42と、前記昇降パイプ44内にスライド自
    在に嵌挿され上部にノブ68が固設された芯ストックパ
    イプ56と、前記芯ストックパイプ56の下部に固設さ
    れ頭部62aが前記チャックガイド42のテーパー部に
    配置された芯チャック62と、前記芯チャック62の頭
    部62aが前記チャックガイド42のテーパー部に圧接
    して該頭部62aが縮径する方向に前記芯チャック62
    を付勢するばね64とを備えたペンシル22を設け、該
    ペンシル22の前記ホルダー24を画線ヘッド2の昇降
    駆動装置16に連係するアップダウンアーム10に軸方
    向にずれないように保持し、前記昇降パイプ44を前記
    画線ヘッド2の他の昇降駆動装置12に連係する筆圧ア
    ーム8に軸方向にずれないように保持し、前記ホルダー
    24と前記昇降パイプ44とを作画面に対して所定スト
    ロークの範囲内で昇降させて、前記芯チャック62が保
    持する芯54の先端を作画面に対してアップダウンさ
    せ、作画時、前記昇降パイプ44の下降力によって作画
    面に対して芯圧を付与し、芯54の繰り出しを、前記昇
    降パイプ44を上昇させて前記ノブ68を画線ヘッド2
    に設けたノック板6に押し付けて該ノブ68と連動する
    芯チャック62を開放する一方、前記ホルダー24をそ
    の芯保持部32aが芯チャック62から離れる方向に移
    動させて行なうようにしたプロッタにおいて、前記芯く
    り出し後、作図前に、前記ホルダー24の前記昇降パイ
    プ44の上昇方向の移動を阻止するストッパー垂直面3
    4aに対して、これに対向する昇降パイプ44のストッ
    パー垂直面36aが所定間隔離反するように前記ホルダ
    24と前記昇降パイプ44の位置関係を設定する工程
    と、前記昇降パイプ44を上昇させる工程と、前記ホル
    ダー24が昇降パイプ44と連動して移動するか否かに
    よって芯が折れているかあるいは前記芯チャック62か
    ら芯が外れているか否かを検出する工程とから成り、前
    記芯折れ、又は芯チャック62から芯が外れていること
    を検出した後は、芯チャック62の頭部62a又は芯チ
    ャック62の保持する芯で前記ホルダー24に保持され
    ている芯を押圧して作図を行なうようにしたことを特徴
    とするプロッタの制御方法。
JP35687891A 1991-12-25 1991-12-25 プロッタにおける芯折れ、短芯検出方法及びプロッタの制御方法 Pending JPH05169893A (ja)

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