JPH05169565A - シート材のエア除去方法およびエア除去装置 - Google Patents

シート材のエア除去方法およびエア除去装置

Info

Publication number
JPH05169565A
JPH05169565A JP3353872A JP35387291A JPH05169565A JP H05169565 A JPH05169565 A JP H05169565A JP 3353872 A JP3353872 A JP 3353872A JP 35387291 A JP35387291 A JP 35387291A JP H05169565 A JPH05169565 A JP H05169565A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
air
sheet material
axial direction
nozzles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3353872A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Yoshitake
和彦 吉武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP3353872A priority Critical patent/JPH05169565A/ja
Publication of JPH05169565A publication Critical patent/JPH05169565A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Tyre Moulding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 メンテナンスを容易にするとともに、高品質
のゴムシート14、20を成形する。 【構成】 カレンダーロール11、17の軸方向外側に向か
うに従い回転軸に接近するよう傾斜した第1、第2ノズ
ル48、49、50、51の先端から、カレンダーロール11、17
に密着しているゴムシート14、20にエアを噴射すると、
該エアによって軸方向外側に向かう外力が与えられる。
ここで、カレンダーロール11、17とゴムシート14、20と
の間にエアRが介在していると、このエアRは前記外力
に押されて軸方向外側に移動し、ゴムシート14、20の両
端から外部に排出して除去される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ロールの外周面に密
着しているシート材と該ロールの外周面との間に介在し
ているエアをロールの回転中に除去するエア除去方法お
よびエア除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、空気入りタイヤの製造にはゴム
シートあるいはシート状材料が用いられるが、このよう
なゴムシートはゴムをロール間を通過させることで、ま
た、シート状材料は前述のゴムシートをコード布の両側
にコーティングすることで成形される。ここで、このよ
うなゴムシートを成形する際、該ゴムシートとロールと
の間にエアが介在することがある。そして、このように
エアが介在した状態のままでシート状材料を成形する
と、シート状材料の表面に凹部が生じたり、あるいはシ
ート状材料に埋設されているコードに乱れが生じること
がある。このため、このようなゴムシートとロールとの
間に介在しているエアは除去しなければならないのであ
る。
【0003】従来、このようなエアを除去するエア除去
方法・装置としては、例えば特公昭62ー 17525号公報に
記載されているようなものが知られている。このもの
は、ロールの外周面に先端が摺接する複数の罫書針と、
これら罫書針をロールの軸方向に往復動させる往復動手
段と、を備え、ロールの回転中に罫書針を往復動手段に
よって軸方向に往復動させることにより、ロールの外周
面に密着しているゴムシートに裏面まで達するととも
に、周方向にほぼ延びるジグザグ状の切れ目を該罫書針
によって形成し、これら切れ目を通じてロールとゴムシ
ートとの間に介在しているエアを排出除去するようにし
たものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のエア除去方法・装置にあっては、ゴムシート
にジグザグ状の切れ目を形成するため、該切れ目に接す
るゴムシートが部分的にロールから剥離して折り返され
るような事態が生じたり、また、先端が鋭利な罫書針が
長時間の使用により摩耗して切れ味が悪くなるため、頻
繁に罫書針の交換あるいは研削を行わなければならず、
この結果、ゴムシート、シート状材料の品質が低下した
り、あるいはメンテナンスが面倒になるという問題点が
ある。しかも、ゴムシートが極薄(例えば肉厚が 0.1〜
0.2mm)である場合には、切れ目が塞がらずに傷として
残ったり、また、罫書針がゴムシートに引っ掛かったよ
うなときには、ゴムシートが小さな外力でも容易に破断
するため、ゴムシートに大きな破れが生じ、ゴムシー
ト、シート状材料の品質が低下してしまうという問題点
もある。
【0005】この発明は、メンテナンスが容易で、高品
質のシート材を成形することができるシート材のエア除
去方法およびエア除去装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的は、第1
に、シート材が外周面に密着しているロールの回転中
に、ノズルをロールの軸方向中央部から軸方向両端に向
かってそれぞれ移動させるとともに、これらノズルから
エアを移動方向に向かうに従いロールの回転軸に接近す
る方向に噴出してシート材に吹き付けることにより、シ
ート材とロールの外周面との間に介在しているエアをロ
ールの軸方向両端に向かって移動させてこれらの間から
排出するようにしたシート材のエア除去方法により、第
2に、ロールの外周面に密着しているシート材と該ロー
ルの外周面との間に介在しているエアをロールの回転中
に除去するエア除去装置であって、先端部がロールの軸
方向一方に向かうに従い該ロールの回転軸に接近するよ
う傾斜するとともに、先端にシート材に向かってエアを
噴出することができる第1噴出口が形成された第1ノズ
ルと、先端部がロールの軸方向他方に向かうに従い該ロ
ールの回転軸に接近するよう傾斜するとともに、先端に
シート材に向かってエアを噴出することができる第2噴
出口が形成された第2ノズルと、第1ノズルを少なくと
もロールの軸方向中央部と軸方向一端との間で往復動さ
せるとともに、第2ノズルを少なくともロールの軸方向
中央部と軸方向他端との間で往復動させる往復動手段
と、を備えたシート材のエア除去装置により達成するこ
とができる。
【0007】
【作用】今、外周面にシート材が密着しているロールが
回転しているとする。この状態で、第1、第2ノズルの
第1、第2噴出口からそれぞれエアを噴出させながら、
往復動手段によってこれら第1、第2ノズルをそれぞれ
ロールの軸方向中央部から軸方向一端および他端に向か
って移動(往動)させる。ここで、前記第1ノズルの先
端部はロールの軸方向一方に向かうに従い該ロールの回
転軸に接近するよう傾斜し、一方、第2ノズルの先端部
はロールの軸方向他方に向かうに従い該ロールの回転軸
に接近するよう傾斜しているため、これらノズルからは
ノズルの移動方向に向かうに従いロールの回転軸に接近
する方向にエアが噴出されてロール上のシート材に吹き
付けられ、これにより、該シート材には噴出されたエア
から軸方向両外側に向かう外力が与えられる。ここで、
シート材とロールの外周面との間にエアが介在している
と、このエアは前記外力により間接的に押されてシート
材とロールとの間を軸方向一方あるいは他方(軸方向外
側)に移動する。そして、このエアはシート材の軸方向
一端あるいは他端に到達したとき、これらシート材とロ
ールとの間から外部に排出され除去される。その後、第
1、第2ノズルを往復動手段によって移動(復動)さ
せ、ロールの軸方向中央部に復帰させる。そして、前述
のような動作を繰り返し、シート材をロールとの間のエ
アを次々と排出除去する。ここで、エアの除去のため
に、罫書針でシート材に切れ目を成形する必要はなく、
単にシート材にエアを吹き付けるだけであるので、摩耗
に基づく交換等が不要となってメンテナンスが容易にな
るとともに、シート材が折り返されたり破れたり傷が残
ったりするようなことはなくなり、シート材の品質が向
上する。
【0008】また、請求項3に記載のように構成すれ
ば、シート材の厚さ等が変化した場合も、これに応じた
エア除去外力をシート材に与えることができる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。図1、2において、11、12はフレーム10に回
転可能に支持された水平な一対のカレンダーロールであ
り、これらのカレンダーロール11、12はほぼ同一高さに
位置するとともに、前後方向に僅かな距離だけ離れて配
置されている。13はこれらカレンダーロール11、12間に
設けられたゴムからなるバンクであり、前記カレンダー
ロール11、12が図示していないモータによって回転する
ことで、このバンク13のゴムはこれらカレンダーロール
11、12間を通過して薄肉帯状の連続したシート材として
のゴムシート14に成形される。なお、シート材としては
プラスチックシート等であってもよい。そして、このよ
うに成形されたゴムシート14はカレンダーロール11の外
周面に密着しながら、該カレンダーロール11の回転によ
って周方向に移送される。17は前記カレンダーロール11
の直下のフレーム10に回転可能に支持された水平なカレ
ンダーロールであり、このカレンダーロール17とカレン
ダーロール11との間には僅かな間隙16が形成されてい
る。18はカレンダーロール17と対をなす水平なカレンダ
ーロールであり、このカレンダーロール18はカレンダー
ロール17より僅かに前方で、かつカレンダーロール17よ
り多少下方に位置している。19はこれらカレンダーロー
ル17、18間に設けられたゴムからなるバンクであり、前
記カレンダーロール17、18が図示していないモータによ
って回転することで、このバンク19のゴムはこれらカレ
ンダーロール17、18間を通過して薄肉帯状の連続したゴ
ムシート20に成形される。そして、このように成形され
たゴムシート20はカレンダーロール17の外周面に密着し
ながら、該カレンダーロール17の回転によって周方向に
移送される。23はゴムシート20に転がり接触する押えロ
ールであり、この押えロール23はフレーム10に回転可能
に支持されている。そして、この押えロール23は後方か
ら供給されるコード布24をゴムシート20に押し付けて圧
着する。次に、このようなコード布24が圧着されたゴム
シート20およびゴムシート14はカレンダーロール11、17
の回転によって間隙16に移送され、これらカレンダーロ
ール11、17により互いに圧着される。これにより、コー
ド布24の両側をゴムシート14、20でコーティングしたシ
ート状材料25が成形される。
【0010】30、31はカレンダーロール17の後方に設置
され該カレンダーロール17と平行なねじ軸であり、これ
らのねじ軸30、31の両端部はフレーム10に回転可能に支
持されている。これらねじ軸30および31の一端側および
他端側にはそれぞれおねじ部32、33および34、35が形成
され、これらおねじ部32と33と、おねじ部34と35とはね
じ軸30、31の軸方向中央を境界として逆ねじとなってい
る。37、38はこれらねじ軸30、31に近接した配置された
ガイドロッドであり、これらのガイドロッド37、38はね
じ軸30、31に平行に延びるとともに、その両端部がフレ
ーム10に取り付けられている。40、41、42、43はねじ軸
30、31のおねじ部32、33、34、35にそれぞれ螺合してい
る可動ブロックであり、これらの可動ブロック40、41、
42、43内には前記ガイドロッド37、38がそれぞれ摺動可
能に挿入されている。
【0011】また、これら可動ブロック40、41、42、43
の上面には一対のブラケット44、45、46、47がそれぞれ
取り付けられ、これらのブラケット44、46にはそれぞれ
第1ノズル48、49の直線的に延びる円筒形をした基部48
a、49aが、また、ブラケット45、47にはそれぞれ第2
ノズル50、51の直線的に延びる円筒形をした基部50a、
51aが支持されている。そして、前記第1、第2ノズル
48、50はカレンダーロール11に向かって延び、一方、第
1、第2ノズル49、51はカレンダーロール17に向かって
延びている。前記第1ノズル48、49は先端部にカレンダ
ーロール11、17の回転軸を含む平面上を直線的に延びる
直線部48b、49bを有し、これらの直線部48b、49bは
カレンダーロール11、17の軸方向一方に向かうに従いこ
れらカレンダーロール11、17の回転軸に接近するよう傾
斜している。また、前記第2ノズル50、51は先端部にカ
レンダーロール11、17の回転軸を含む平面上を直線的に
延びる直線部50b、51bを有し、これらの直線部50b、
51bはカレンダーロール11、17の軸方向他方に向かうに
従いこれらカレンダーロール11、17の回転軸に接近する
よう傾斜している。そして、図3に示すように、これら
直線部48b、49b、50b、51bの、カレンダーロール1
1、17の回転軸に対する傾斜角G(通常は40度程度であ
る)は、前述のように基部48a、49a、50a、51aが直
線的に延びる円筒形であるため、これら基部48a、49
a、50a、51aを中心軸回りに回動させることにより、
変更することができる。また、これら第1、第2ノズル
48、49、50、51の直線部48b、49b、50b、51bの先端
部は、広い範囲にエアを吹き付けることができるよう、
図4に示すように先端に向かうに従い半径方向に潰され
るとともに周方向に引き伸ばされており、先端に矩形を
した第1、第2噴出口52、53、54、55が形成されてい
る。なお、これら第1、第2噴出口52、53、54、55の寸
法は、開口高さHを 1mm、開口幅Wを15〜20mm程度とす
ることが好ましい。そして、これら第1、第2ノズル4
8、49、50、51の基端には、例えば圧力が 2〜 3kg/cm2
である図示していないエア源が接続されており、この結
果、これら第1、第2ノズル48、49、50、51の第1、第
2噴出口52、53、54、55からは、カレンダーロール11、
17の外周面に密着しているゴムシート14、20に向かって
エアが噴出される。ここで、後述するエア除去の効果を
確実にするには、これら第1、第2噴出口52、53、54、
55からのエアがゴムシート14、20に吹き当たる位置を、
圧着位置、即ち間隙16および押えロール23の位置に可能
な限り近付けることが好ましく、この実施例では、エア
の吹き当たり位置と間隙16、押えロール23の位置との間
の角度Nを30〜45度としている。
【0012】58はフレーム10にブラケット59を介して固
定された正逆転クラッチ付きのモータであり、このモー
タ58の出力軸60にはプーリ61が固定されている。62、63
は前記ねじ軸30、31の軸方向他端部にそれぞれ固定され
たプーリであり、これらプーリ61、62、63にはベルト64
が掛け渡されている。この結果、前記モータ58が作動す
ると、第1、第2ノズル48、49、50、51は、カレンダー
ロール11、17の軸方向中央部と、カレンダーロール11、
17の軸方向一端、他端より僅かに軸方向外側に離れた位
置と、の間を往復動する。前述したねじ軸30、31、ガイ
ドロッド37、38、可動ブロック40、41、42、43、モータ
58、プーリ61、62、63、ベルト64は全体として、第1ノ
ズル48、49を少なくともカレンダーロール11、17の軸方
向中央部と軸方向一端との間で往復動させるとともに、
第2ノズル50、51を少なくともカレンダーロール11、17
の軸方向中央部と軸方向他端との間で往復動させる往復
動手段65を構成する。
【0013】次に、この発明の一実施例の作用について
説明する。今、バンク13のゴムが回転しているカレンダ
ーロール11、12間を通過することでゴムシート14が成形
され、一方、バンク19のゴムが回転しているカレンダー
ロール17、18間を通過することでゴムシート20が成形さ
れているとする。ここで、このように成形されたゴムシ
ート14、20はカレンダーロール11、17の外周面に密着す
るが、これらカレンダーロール11、17が回転しているた
め、ゴムシート14、20は間隙16に向かって移送され、該
間隙16において互いに圧着されてシート状材料25とな
る。また、間隙16における圧着前のゴムシート20には押
えロール23によってコード布24が圧着されている。この
状態で、エア源から第1、第2ノズル48、49、50、51に
エアを供給し、第1、第2噴出口52、53、54、55からそ
れぞれエアを、カレンダーロール11、17の外周面に密着
しているゴムシート14、20に向かって噴出する。これと
同時に、モータ58を作動してねじ軸30、31を回転させ、
第1ノズル48、49をそれぞれカレンダーロール11、17の
軸方向中央部から軸方向一端に向かって一定の低速、例
えば0.2m/secで移動(往動)させ、一方、第2ノズル5
0、51をそれぞれカレンダーロール11、17の軸方向中央
部から軸方向他端に向かって、第1ノズル48、49と同一
の低速で移動(往動)させる。ここで、前記第1ノズル
48、49の直線部48b、49bはカレンダーロール11、17の
軸方向一方に向かうに従い該カレンダーロール11、17の
回転軸に接近するよう傾斜し、一方、第2ノズル50、51
の直線部50b、51bはカレンダーロール11、17の軸方向
他方に向かうに従い該カレンダーロール11、17の回転軸
に接近するよう傾斜しているため、これら第1、第2ノ
ズル48、49、50、51の第1、第2噴出口52、53、54、55
からはエアがこれら第1、第2ノズル48、49、50、51の
移動方向に向かうに従いカレンダーロール11、17の回転
軸に接近する方向に噴出されてカレンダーロール11、17
上のゴムシート14、20に吹き付けられ、これにより、該
ゴムシート14、20には噴出されたエアから軸方向両外側
に向かう外力が与えられる。ここで、ゴムシート14、20
とカレンダーロール11、17の外周面との間にエアRが介
在していると、このエアRは前記外力によりゴムシート
14、20を介して間接的に押され、ゴムシート14、20とカ
レンダーロール11、17との間を軸方向一方あるいは軸方
向他方(軸方向外側)に移動する。そして、このエアR
はゴムシート14、20の軸方向一端あるいは他端に到達し
たとき、これらゴムシート14、20とカレンダーロール1
1、17との間から外部に排出されて除去される。
【0014】そして、第1、第2噴出口52、53、54、55
からの噴出エアがゴムシート14、20の軸方向両端を僅か
に越えた位置、即ち往動限まで、第1、第2ノズル48、
49、50、51が移動すると、一旦、モータ58の作動を停止
させる。次に、第1、第2ノズル48、49、50、51へのエ
ア源からのエア供給を停止する。これは復動過程で第
1、第2ノズル48、49、50、51から噴出されたエアが、
ゴムシート14、20の両端から該ゴムシート14、20とカレ
ンダーロール11、17との間に吹き込まれるのを防止する
ためである。次に、モータ58を作動してねじ軸30、31を
前述とは逆方向に回転させ、第1、第2ノズル48、49、
50、51を一定の高速、例えば0.5m/secでカレンダーロー
ル11、17の軸方向一端、他端から軸方向中央部の復動限
まで移動(復動)させる。ここで、これら第1、第2ノ
ズル48、49、50、51が復動限に位置(初期位置に位置)
しているときには、これら第1、第2ノズル48、49、5
0、51からエアを噴出させると、該エアはカレンダーロ
ール11、17の軸方向中央より僅かに軸方向他方および軸
方向一方に吹き当る。この結果、カレンダーロール11、
17の軸方向中央の外周とゴムシート14、20との間にエア
Rが介在していても、このエアRは確実に除去されるの
である。
【0015】そして、前述のような動作を繰り返し行
い、ゴムシート14、20とカレンダーロール11、17との間
のエアを次々と排出除去する。ここで、この実施例のも
のは、エアの除去のために、罫書針でゴムシートに切れ
目を成形する必要はなく、単にゴムシート14、20にエア
を吹き付けるだけであるので、摩耗に基づく罫書針の交
換等が不要となってメンテナンスが容易になるととも
に、ゴムシート14、20が極薄の場合でも折り返されたり
破れたり傷が残ったりするようなことはなく、ゴムシー
ト14、20、シート状材料25の品質が向上する。
【0016】なお、ゴムシート14、20の厚さ等に変更が
あった場合には、第1、第2ノズル48、49、50、51の基
部48a、49a、50a、51aを中心軸回りに回動させて、
直線部48b、49b、50b、51bのカレンダーロール11、
17の回転軸に対する傾斜角Gを変更することにより、エ
ア除去外力をこのゴムシート14、20の厚さ等に応じて変
化させる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、メンテナンスが容易となるとともに、高品質のシー
ト材を成形することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す正面断面図である。
【図2】その側面図である。
【図3】エアの除去作業を説明する側面断面図である。
【図4】図3のIーI矢視図である。
【符号の説明】
11、17…ロール 14、20…シート材 48、49…第1ノズル 50、51…第2ノズル 52、53…第1噴出口 54、55…第2噴出口 65…往復動手段 G…傾斜角

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート材が外周面に密着しているロールの
    回転中に、ノズルをロールの軸方向中央部から軸方向両
    端に向かってそれぞれ移動させるとともに、これらノズ
    ルからエアを移動方向に向かうに従いロールの回転軸に
    接近する方向に噴出してシート材に吹き付けることによ
    り、シート材とロールの外周面との間に介在しているエ
    アをロールの軸方向両端に向かって移動させてこれらの
    間から排出するようにしたことを特徴とするシート材の
    エア除去方法。
  2. 【請求項2】ロールの外周面に密着しているシート材と
    該ロールの外周面との間に介在しているエアをロールの
    回転中に除去するエア除去装置であって、先端部がロー
    ルの軸方向一方に向かうに従い該ロールの回転軸に接近
    するよう傾斜するとともに、先端にシート材に向かって
    エアを噴出することができる第1噴出口が形成された第
    1ノズルと、先端部がロールの軸方向他方に向かうに従
    い該ロールの回転軸に接近するよう傾斜するとともに、
    先端にシート材に向かってエアを噴出することができる
    第2噴出口が形成された第2ノズルと、第1ノズルを少
    なくともロールの軸方向中央部と軸方向一端との間で往
    復動させるとともに、第2ノズルを少なくともロールの
    軸方向中央部と軸方向他端との間で往復動させる往復動
    手段と、を備えたことを特徴とするシート材のエア除去
    装置。
  3. 【請求項3】前記ロールの回転軸に対する第1、第2ノ
    ズルの先端部の傾斜角を変更可能とした請求項2記載の
    シート材のエア除去装置。
JP3353872A 1991-12-18 1991-12-18 シート材のエア除去方法およびエア除去装置 Withdrawn JPH05169565A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3353872A JPH05169565A (ja) 1991-12-18 1991-12-18 シート材のエア除去方法およびエア除去装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3353872A JPH05169565A (ja) 1991-12-18 1991-12-18 シート材のエア除去方法およびエア除去装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05169565A true JPH05169565A (ja) 1993-07-09

Family

ID=18433793

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3353872A Withdrawn JPH05169565A (ja) 1991-12-18 1991-12-18 シート材のエア除去方法およびエア除去装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05169565A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000071327A1 (en) * 1999-05-20 2000-11-30 The Goodyear Tire & Rubber Company Tire building apparatus
US6676789B1 (en) * 1999-05-20 2004-01-13 The Goodyear Tire And Rubber Company Tire building apparatus
JP2020006584A (ja) * 2018-07-09 2020-01-16 住友ゴム工業株式会社 生タイヤ成形方法およびステッチング装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000071327A1 (en) * 1999-05-20 2000-11-30 The Goodyear Tire & Rubber Company Tire building apparatus
US6676789B1 (en) * 1999-05-20 2004-01-13 The Goodyear Tire And Rubber Company Tire building apparatus
JP2020006584A (ja) * 2018-07-09 2020-01-16 住友ゴム工業株式会社 生タイヤ成形方法およびステッチング装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5363728A (en) Two roll web cutter and method
US3826165A (en) Apparatus for processing foam sheet material
US5024128A (en) Sheeter for web fed printing press
US5333951A (en) Roll mixing machine and method
US4834361A (en) Vane wheel laying out device for printing products
US3515325A (en) Apparatus for fibrillating a transversely oriented plastic material
JP2000512968A (ja) 走行する紙ウエブを横方向で分離させるための方法
US4452114A (en) Apparatus for continuously cutting and removing thin trim strips from a printed web
JP4375866B2 (ja) ゴムストリップ材の巻付け方法及び巻付け装置
CA2475484A1 (en) Roll-up machine and method
US4409870A (en) Apparatus for continuously cutting and removing thin trim strips from a printed web
JPH05169565A (ja) シート材のエア除去方法およびエア除去装置
JP2795330B2 (ja) 輪転印刷機の折り装置の搬送装置
EP0260297B1 (en) Manufacture of printed elastic bands
US4621956A (en) Method and apparatus for cutting of flexible foam material
JP2003531079A (ja) 折り機において少なくとも1つのウエブを横裁ちするための装置
KR102044316B1 (ko) 스트립 방향전환 롤 표면의 이물질 제거장치
CN211390386U (zh) 一种油气分离器滤料用打折机
CN209755874U (zh) 一种压延装置
US6912942B2 (en) Method and device for removing particles from webs of material
EP1334936B1 (en) system for cutting and expelling trimming strips generated by longitudinal cutting of a film or web of plastic material in a winder for the formation of rolls
JPH09278472A (ja) ガラスの切断方法及び切断装置
CN216832514U (zh) 一种抑菌套袋制袋机
KR102556535B1 (ko) 박스 제조시스템
CN220661092U (zh) 纸张印刷分切机

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990311