JPH05169437A - インゴット切断方法および装置 - Google Patents

インゴット切断方法および装置

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JPH05169437A
JPH05169437A JP34287591A JP34287591A JPH05169437A JP H05169437 A JPH05169437 A JP H05169437A JP 34287591 A JP34287591 A JP 34287591A JP 34287591 A JP34287591 A JP 34287591A JP H05169437 A JPH05169437 A JP H05169437A
Authority
JP
Japan
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ingot
cutting
growth axis
blade
rotating
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP34287591A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Murakami
雅宏 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
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Publication of JPH05169437A publication Critical patent/JPH05169437A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】インゴットの外形に拘らず、インゴットを回転
させてその成長軸に垂直に切断する。 【構成】インゴット1を回転させる回転装置8に一体的
に4つの押圧装置12a、12b、12c、12dが備
えられている。押圧装置12a〜12dは、それぞれイ
ンゴット固定棒5、固定治具6、固定治具6をインゴッ
ト1方向に対してストロークを自在に調整する固定ネジ
7を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インゴットの切断方法
および切断装置に関し、特に、半導体素子の素材である
シリコン等のインゴットを切断するのに好適な切断方法
および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シリコンのインゴットを切断する方法と
して、外周刃をもつブレードを用いて切断する方法と、
内周刃を持つブレードを用いて切断する方法がある。外
周刃を備えた装置と内周刃を備えた装置とを比較する
と、外周刃を備えた装置の方がコンパクトで扱い易い。
【0003】また、切断する際にインゴットを回転させ
て切断する方法と、インゴットを固定させて切断する方
法とがある。インゴットを回転させる方法は、切断まで
に要する時間とブレードの移動距離とが、インゴットを
固定させて切断する方法の場合の半分で済むため、装置
の小型化とスループットの向上という効果がある。しか
し、このインゴットを回転させる方法では、インゴット
がその中心部付近まで切断されると、インゴットの中心
部付近がブレ−ドにより切断されずに折れ、中心に欠陥
が発生するという問題が生じる。従って、一般にインゴ
ットを切断する場合、所定間隔を設けてインゴットをブ
ロック単位で切断するときは、外周刃ブレードのインゴ
ット回転方法を用い、そのブロックからウェーハを1枚
1枚切り出すときは、内周刃ブレードを用いてインゴッ
トを固定する方法を用いている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、製作された
インゴットの外周に凹凸が多くて、インゴットの外形が
円筒形でない場合には、切断方向に垂直になるようにイ
ンゴットの成長軸を保持して回転させることは非常に困
難であるため、インゴットをその成長軸と垂直に切断す
ることは非常に困難であるという問題がある。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑み、インゴット
の外形に拘らず、インゴットを回転させてその成長軸に
垂直に切断できるインゴット切断方法および切断装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明のインゴット切断方法では、外周刃を有する回
転ブレードを用い、インゴットを回転させて該インゴッ
トを切断する方法において、前記インゴットの成長軸を
確認し、前記インゴットの外形に応じて、前記成長軸に
対して垂直面内の半径方向の少なくとも3方向から、前
記成長軸の方向を調整して前記成長軸をブレード面に直
角に保持し、前記インゴットを成長軸まわりに回転させ
て切断することを特徴とする。
【0007】また、上記方法を好適に実施するためのイ
ンゴット切断装置は、インゴット回転装置を備えたイン
ゴット切断装置であって、その回転装置は、前記インゴ
ットの成長軸に対して垂直方向の円周上の少なくとも3
点外側から前記インゴットを把持する、ストローク調整
自在な押圧装置を有することを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明のインゴット切断方法においては、イン
ゴットの成長軸を確認し、このインゴットの外形に応じ
て、成長軸に対して垂直面内の半径方向の少なくとも3
方向から、成長軸の方向を調整しているため、インゴッ
トの外形に拘らず成長軸が所定の方向になるように調整
することができる。しかも、成長軸をブレード面に直角
に保持し、回転装置によりインゴットを成長軸まわりに
回転させているため、切断面が成長軸と垂直な方位から
ずれないようにインゴットを切断することができる。
【0009】また、本発明のインゴット切断装置におい
ては、回転装置が押圧装置を備え、この押圧装置がイン
ゴットを成長軸に対して垂直方向の円周上の少なくとも
3点外側から把持するとともに、この押圧装置のストロ
ーク調整が自在であるため、インゴットの外形に拘わら
ずインゴットをその成長軸方向を常にブレードに直角な
方向に維持して回転させることができる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。図1は、本発明の一実施例のインゴット
切断装置がインゴットに取りつけられた状態をインゴッ
ト成長軸方向からみた断面図である。インゴット切断装
置20には、インゴット1を回転させる回転装置8と、
この回転装置8に一体的に設けられた4つの押圧装置1
2a、12b、12c、12dとが備えられている。回
転装置8には、4つの押圧装置12a〜12dがインゴ
ット成長軸14に対して直交する4方向に設けられてお
り、これらの押圧装置12a〜12dによってインゴッ
ト1を把持する。この回転装置8には4つの押圧装置1
2a〜12dが設けられているが、成長軸14に対して
垂直面内の半径方向の少なくとも3方向に押圧装置が設
けられているとインゴット1を確実に把持することが可
能である。
【0011】この回転装置8は駆動モータ9によりチェ
ーン10を介して回転されるため、インゴット1は押圧
装置12a〜12dとともに回転する。押圧装置12a
〜12dには、それぞれインゴット固定棒5、このイン
ゴット固定棒5の球形の一端部16が揺動自在に保持さ
れている固定治具6、この固定治具6をインゴット1方
向に対してストロークを自在に調整する固定ネジ7が備
えられている。上述のように、このインゴット固定棒5
の球形の一端部16を固定治具6に揺動自在に保持する
とともに、固定ネジ7によりインゴット1の外周との距
離を調整するため、インゴット1の外形に応じて、イン
ゴット固定棒5の他端部18はインゴット1の表面と垂
直状態で接触し、インゴット1を把持することができ
る。したがって、インゴット1の外周表面が凹凸となっ
ていてインゴットの外形が円筒形になっていなくても、
この押圧装置12a〜12dの固定ネジ7を調整するこ
とにより、成長軸14の方向を回転軸と一致させること
ができる。
【0012】次に、このインゴット切断装置20を用い
てインゴット1を切断する方法について、図面を参照し
て説明する。図2から図6は、インゴット1の成長軸1
4に直角な方向からみたインゴット切断方法を示す断面
図である。インゴットを切断するために、まず、図2に
示すように、インゴット1がインゴット切断装置20の
ベース22に対してほぼ水平方向になるように、2つの
支脚2の上に載置した後、インゴット1のトップ1aの
中心とボトム1bの中心とを結ぶ線がベース22に対し
て正確に水平となり、かつブレード3に対して正確に垂
直となるように、2つの支脚2を調整する。
【0013】次に、インゴット1を正確に載置した後、
バッキュームチャック4によりインゴット1を固定し、
支脚2を取りはずし、インゴット1を移動して切断位置
とブレード3との位置合わせを行う。このバキュームチ
ャック4では、インゴット1を回転させることが困難で
あるため、図3に示すように、押圧装置12d等(図1
参照)によりインゴット1の切断位置のトップ1a側と
ボトム1b側とが把持する。その後、バキュームチャッ
ク4を取りはずし、回転装置8(図1参照)を回転しイ
ンゴット1の切断を開始する。切断がインゴット1の中
心軸に達する直前でブレード3の回転を止め、バキュー
ムチャック4により再びインゴット1を固定し、続けて
中心軸付近を切断し、インゴット1を図4に示すよう2
つに切断する。
【0014】切断され2つに分割されたインゴット1の
うち、切り出し側のインゴットのバキュームチャック4
を取りはずし、さらに固定ネジ7を緩めることにより押
圧装置を取りはずし、切り出し側のインゴット1cを取
り出す。一方、基体側のインゴット1dの切断面を図5
に示すようにバキュームチャック4に固定して押圧装置
を取りはずす。その後、次の切断位置に合わせるように
インゴット1を移動する。その後、図6に示すように、
再び押圧装置で固定し、ブレード3により切断する。
【0015】以上の操作を繰り返すことにより、インゴ
ット1を所望の長さで、しかも成長軸14に対して垂直
に切断することができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インゴットの成長軸を確認し、このインゴットの外形に
応じて、成長軸に対して垂直面内の半径方向の少なくと
も3方向から、成長軸の方向を調整しているため、イン
ゴットの外形に拘らず成長軸が所定の方向になるように
調整することができ、しかも、成長軸をブレード面に直
角に保持し、回転装置によりインゴットを成長軸まわり
に回転させているため、切断面が成長軸と垂直な方位か
らずれないようにインゴットを切断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るインゴット切断装置が
インゴットに取りつけられた状態をインゴット成長軸方
向からみた断面図である。
【図2】本発明の一実施例に係るインゴット切断方法を
示す断面図であり、インゴットがベースに載置された状
態を示す。
【図3】本発明の一実施例に係るインゴット切断方法を
示す断面図であり、インゴットが押圧装置に把持され切
断されている状態を示す。
【図4】本発明の一実施例に係るインゴット切断方法を
示す断面図であり、インゴットが切断された状態を示
す。
【図5】本発明の一実施例に係るインゴット切断方法を
示す断面図であり、新たな切断面にバキュームチャック
が取りつけられた状態を示す。
【図6】本発明の一実施例に係るインゴット切断方法を
示す断面図であり、新たな切断が行われている状態を示
す。
【符号の説明】
1 インゴット 2 支脚 3 ブレード 4 バキュームチ
ャック 5 インゴット固定棒 6 固定治具 7 固定ネジ 8 回転装置 9 駆動モーター 10 チェーン 12a、12b、12c、12d 押圧装置 14 成長軸 20 インゴット
切断装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周刃を有する回転ブレードを用い、イ
    ンゴットを回転させて該インゴットを切断する方法にお
    いて、インゴットの成長軸を確認し、前記インゴットの
    外形に応じて、前記成長軸に対して垂直面内の半径方向
    の少なくとも3方向から、前記成長軸の方向を調整して
    前記成長軸をブレード面に直角に保持し、前記インゴッ
    トを成長軸まわりに回転させて切断することを特徴とす
    るインゴット切断方法。
  2. 【請求項2】 インゴットを回転させるインゴット回転
    装置を備えたインゴット切断装置において、該回転装置
    は、前記インゴットの成長軸に対して垂直方向の円周上
    の少なくとも3点外側から前記インゴットを把持する、
    ストローク調整自在な押圧装置を有することを特徴とす
    るインゴット切断装置。
JP34287591A 1991-12-25 1991-12-25 インゴット切断方法および装置 Withdrawn JPH05169437A (ja)

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JPH05169437A true JPH05169437A (ja) 1993-07-09

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007245522A (ja) * 2006-03-15 2007-09-27 Ngk Insulators Ltd セラミック円柱状体用把持装置
JP2012056166A (ja) * 2010-09-08 2012-03-22 Tokuyama Corp フッ化金属単結晶の切断方法
KR101289657B1 (ko) * 2011-10-25 2013-07-25 비아이신소재 주식회사 사파이어 잉곳 클램핑 장치
CN108714975A (zh) * 2018-08-01 2018-10-30 深圳市鑫万福珠宝首饰有限公司 一种钻石切割用固定夹具

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990311