JPH05169430A - アーストン塗装砂撒き機 - Google Patents
アーストン塗装砂撒き機Info
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- JPH05169430A JPH05169430A JP33852891A JP33852891A JPH05169430A JP H05169430 A JPH05169430 A JP H05169430A JP 33852891 A JP33852891 A JP 33852891A JP 33852891 A JP33852891 A JP 33852891A JP H05169430 A JPH05169430 A JP H05169430A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 アーストン塗装砂撒き機において、混合砂を
粒径によって分級し、ワーク表面への砂付着力、外観を
向上すること。 【構成】 ホッパ11から供給される砂を、コンベア1
2にて搬送されてくるワーク1に対して散布するアース
トン塗装砂撒き機10において、ホッパ11の下方に粗
さの異なる複数のメッシュ板15A〜15Eを、粗さの
大きいメッシュ板がコンベア12のより上流側に位置す
るように配置し、ホッパ11から供給される砂を、粗さ
の小さいメッシュ板15Eから粗さの大きいメッシュ板
15Aに向けて順次通過せしめるようにしたものであ
る。
粒径によって分級し、ワーク表面への砂付着力、外観を
向上すること。 【構成】 ホッパ11から供給される砂を、コンベア1
2にて搬送されてくるワーク1に対して散布するアース
トン塗装砂撒き機10において、ホッパ11の下方に粗
さの異なる複数のメッシュ板15A〜15Eを、粗さの
大きいメッシュ板がコンベア12のより上流側に位置す
るように配置し、ホッパ11から供給される砂を、粗さ
の小さいメッシュ板15Eから粗さの大きいメッシュ板
15Aに向けて順次通過せしめるようにしたものであ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アーストン塗装砂撒き
機に関する。
機に関する。
【0002】
【従来の技術】アーストン塗装は、粒径の異なる粗砂、
細砂の混合砂を外壁パネル等に固着し、御影調の外観を
得るものである。
細砂の混合砂を外壁パネル等に固着し、御影調の外観を
得るものである。
【0003】従来のアーストン塗装砂撒き機は、ホッパ
から供給される砂を、コンベアにて搬送されてくるワー
クに対して散布するようになっている。
から供給される砂を、コンベアにて搬送されてくるワー
クに対して散布するようになっている。
【0004】尚、実開昭60-36208号公報には、木片フレ
ークをワークに対して散布する散布装置が記載されてい
る。
ークをワークに対して散布する散布装置が記載されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来のア
ーストン塗装砂撒き機にあっては、混合砂を粒径によっ
て分級して散布することの考慮がない。このため、ワー
ク表面に細砂が先に固着する不都合を生じ、これがワー
ク表面への砂付着力を低下して外壁等の耐用年数を低減
し、或いは外観にむらを生ずる。
ーストン塗装砂撒き機にあっては、混合砂を粒径によっ
て分級して散布することの考慮がない。このため、ワー
ク表面に細砂が先に固着する不都合を生じ、これがワー
ク表面への砂付着力を低下して外壁等の耐用年数を低減
し、或いは外観にむらを生ずる。
【0006】また、実開昭60-36208号公報に記載のもの
にあっても、木片フレークを単に散布するものであるに
過ぎず、木片フレークの大小によって分級することの考
慮が全くない。
にあっても、木片フレークを単に散布するものであるに
過ぎず、木片フレークの大小によって分級することの考
慮が全くない。
【0007】本発明は、アーストン塗装砂撒き機におい
て、混合砂を粒径によって分級し、ワーク表面への砂付
着力、外観を向上することを目的とする。
て、混合砂を粒径によって分級し、ワーク表面への砂付
着力、外観を向上することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、ホッパから供給される砂を、コンベアにて搬送され
てくるワークに対して散布するアーストン塗装砂撒き機
において、ホッパの下方に粗さの異なる複数のメッシュ
板を、粗さの大きいメッシュ板がコンベアのより上流側
に位置するように配置し、ホッパから供給される砂を、
粗さの小さいメッシュ板から粗さの大きいメッシュ板に
向けて順次通過せしめるようにしたものである。
は、ホッパから供給される砂を、コンベアにて搬送され
てくるワークに対して散布するアーストン塗装砂撒き機
において、ホッパの下方に粗さの異なる複数のメッシュ
板を、粗さの大きいメッシュ板がコンベアのより上流側
に位置するように配置し、ホッパから供給される砂を、
粗さの小さいメッシュ板から粗さの大きいメッシュ板に
向けて順次通過せしめるようにしたものである。
【0009】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明において更に、前記コンベアのより下流側に
位置するメッシュ板を、より上流側に位置するメッシュ
板に対して、より上段に、かつ上流側に向けて下り勾配
となるように傾斜配置してなるようにしたものである。
載の本発明において更に、前記コンベアのより下流側に
位置するメッシュ板を、より上流側に位置するメッシュ
板に対して、より上段に、かつ上流側に向けて下り勾配
となるように傾斜配置してなるようにしたものである。
【0010】請求項3に記載の本発明は、請求項2に記
載の本発明において更に、前記コンベヤの最も上流側に
位置するメッシュ板を、水平配置状態で、より下流側に
位置する他の全てのメッシュ板の下方にまで延在してな
るようにしたものである。
載の本発明において更に、前記コンベヤの最も上流側に
位置するメッシュ板を、水平配置状態で、より下流側に
位置する他の全てのメッシュ板の下方にまで延在してな
るようにしたものである。
【0011】請求項4に記載の本発明は、請求項1〜3
のいずれかに記載の本発明において更に、前記メッシュ
板の下方で、該メッシュ板の境界に、分級板が垂設され
てなるようにしたものである。
のいずれかに記載の本発明において更に、前記メッシュ
板の下方で、該メッシュ板の境界に、分級板が垂設され
てなるようにしたものである。
【0012】請求項5に記載の本発明は、請求項2〜4
のいずれかに記載の本発明において更に、前記傾斜配置
状態のメッシュ板の下端側上方に、間隔を介して、分級
板が立設されてなるようにしたものである。
のいずれかに記載の本発明において更に、前記傾斜配置
状態のメッシュ板の下端側上方に、間隔を介して、分級
板が立設されてなるようにしたものである。
【0013】
【作用】本発明によれば、下記〜の作用がある。 ホッパの下方に粗さの異なる複数のメッシュ板を、粗
さの大きいメッシュ板がコンベアのより上流側に位置す
るように配置し、ホッパから供給される砂を、粗さの小
さいメッシュ板から粗さの大きいメッシュ板に向けて順
次通過せしめることにより、ワーク表面に混合砂を粒径
別に、かつ先に粗砂、後に細砂を分級して散布できるこ
とになる。これにより、ワーク表面には先に粗砂が付着
し、該粗砂回りに細砂が付着し、砂付着力を向上して外
壁等の耐用年数を向上し、或いは外観をむらのないもの
に向上できる。
さの大きいメッシュ板がコンベアのより上流側に位置す
るように配置し、ホッパから供給される砂を、粗さの小
さいメッシュ板から粗さの大きいメッシュ板に向けて順
次通過せしめることにより、ワーク表面に混合砂を粒径
別に、かつ先に粗砂、後に細砂を分級して散布できるこ
とになる。これにより、ワーク表面には先に粗砂が付着
し、該粗砂回りに細砂が付着し、砂付着力を向上して外
壁等の耐用年数を向上し、或いは外観をむらのないもの
に向上できる。
【0014】コンベアのより下流側に位置するメッシ
ュ板を、より上流側に位置するメッシュ板に対して、よ
り上段に、かつ上流側に向けて下り勾配をなすように傾
斜配置せしめることにより、混合砂は上段側の粗さのよ
り小さいメッシュ板を透過し、或いは透過することなく
転がり通過し、簡素な構成により、上記の分級散布が
なされる。
ュ板を、より上流側に位置するメッシュ板に対して、よ
り上段に、かつ上流側に向けて下り勾配をなすように傾
斜配置せしめることにより、混合砂は上段側の粗さのよ
り小さいメッシュ板を透過し、或いは透過することなく
転がり通過し、簡素な構成により、上記の分級散布が
なされる。
【0015】コンベアの最も上流側に位置するメッシ
ュ板を、水平配置状態で、より下流側に位置する他の全
てのメッシュ板の下方にまで延在せしめることにより、
下流側のメッシュ板を透過して落下してくる砂の自然落
下速度をこの最も上流側のメッシュ板との衝突により緩
め、この砂をワーク表面から跳ね返ることなく確実に安
定付着させることができる。
ュ板を、水平配置状態で、より下流側に位置する他の全
てのメッシュ板の下方にまで延在せしめることにより、
下流側のメッシュ板を透過して落下してくる砂の自然落
下速度をこの最も上流側のメッシュ板との衝突により緩
め、この砂をワーク表面から跳ね返ることなく確実に安
定付着させることができる。
【0016】メッシュ板の下方で、該メッシュ板の境
界に、分級板を垂設せしめることにより、各メッシュ板
を透過した一定粒径範囲の砂がワーク表面への落下過程
で、隣接する他のメッシュ板を透過した粒径範囲の異な
る砂に混合して落下することを防止し(図3参照)、ワ
ーク表面に付着することとなる砂の上記の分級度を向
上する。
界に、分級板を垂設せしめることにより、各メッシュ板
を透過した一定粒径範囲の砂がワーク表面への落下過程
で、隣接する他のメッシュ板を透過した粒径範囲の異な
る砂に混合して落下することを防止し(図3参照)、ワ
ーク表面に付着することとなる砂の上記の分級度を向
上する。
【0017】傾斜配置状態のメッシュ板の下端側上方
に、間隔を介して、分級板を立設せしめることにより、
該傾斜配置状態のメッシュ板の上面を転がり落ちてくる
砂はこの分級板で一旦受け止められ、当該砂に適合した
メッシュ板を透過せしめられることなり(図2参照)、
ワーク表面に付着することとなる砂の上記の分級度を
向上する。
に、間隔を介して、分級板を立設せしめることにより、
該傾斜配置状態のメッシュ板の上面を転がり落ちてくる
砂はこの分級板で一旦受け止められ、当該砂に適合した
メッシュ板を透過せしめられることなり(図2参照)、
ワーク表面に付着することとなる砂の上記の分級度を
向上する。
【0018】
【実施例】図1は第1実施例を示す模式図、図2は上分
級板を示す模式図、図3は下分級板を示す模式図、図4
は第2実施例を示す模式図、図5はアーストン塗装の工
程図である。
級板を示す模式図、図3は下分級板を示す模式図、図4
は第2実施例を示す模式図、図5はアーストン塗装の工
程図である。
【0019】アーストン塗装は、図5に示す如く、(1)
外壁パネル等のワーク表面にアクリルエマルジョン系塗
料等を下塗りする工程、(2) 乾燥工程、(3) 砂固定のた
めにアクリルエマルジョン系塗料等の主剤を塗布する工
程、(4) 砂撒き工程、(5) 砂固定のための砂押え工程、
(6) 乾燥工程、(7) 付着しなかった砂を除去する非着砂
除去工程、(8) 砂固定を確実化するためにアクリルエマ
ルジョン系透明塗料等を上塗りする工程、(9) 乾燥工程
にてなされる。
外壁パネル等のワーク表面にアクリルエマルジョン系塗
料等を下塗りする工程、(2) 乾燥工程、(3) 砂固定のた
めにアクリルエマルジョン系塗料等の主剤を塗布する工
程、(4) 砂撒き工程、(5) 砂固定のための砂押え工程、
(6) 乾燥工程、(7) 付着しなかった砂を除去する非着砂
除去工程、(8) 砂固定を確実化するためにアクリルエマ
ルジョン系透明塗料等を上塗りする工程、(9) 乾燥工程
にてなされる。
【0020】(実施例1)(図1〜図3参照) アーストン塗装砂撒き機10は、ホッパ11より供給さ
れる混合砂(白御影(粗砂)2:オフムラ計砂(細砂)
1)を、コンベア12により搬送されてくるワーク1に
対して散布するものである。ワーク1の搬送速度は例え
ば12m/分である。
れる混合砂(白御影(粗砂)2:オフムラ計砂(細砂)
1)を、コンベア12により搬送されてくるワーク1に
対して散布するものである。ワーク1の搬送速度は例え
ば12m/分である。
【0021】尚、ホッパ11の出口には、砂供給回転子
13、クリアランス調整プレート14が設けられてお
り、砂散布量を調整可能としている。
13、クリアランス調整プレート14が設けられてお
り、砂散布量を調整可能としている。
【0022】ホッパ11の下方には、粗さの異なる第1
〜第5の 5個のメッシュ板15A〜15Eが、粗さの大
きいメッシュ板(15Eが粗さ最大、15Aが粗さ最
小)がコンベア12のより上流側に位置するように配置
されている。そして、ホッパ11から供給される砂を、
粗さの小さいメッシュ板15Aから粗さの大きいメッシ
ュ板15Eに向けて順次通過せしめることとしている。
〜第5の 5個のメッシュ板15A〜15Eが、粗さの大
きいメッシュ板(15Eが粗さ最大、15Aが粗さ最
小)がコンベア12のより上流側に位置するように配置
されている。そして、ホッパ11から供給される砂を、
粗さの小さいメッシュ板15Aから粗さの大きいメッシ
ュ板15Eに向けて順次通過せしめることとしている。
【0023】このとき、コンベア12のより下流側に位
置する第1〜第3のメッシュ板15A〜15Cのそれぞ
れを、より上流側に位置するメッシュ板に対して、より
上段に、かつより上流側に向けて下り勾配をなすように
傾斜配置している。第4、第5のメッシュ板15D、1
5Eは水平配置されている。
置する第1〜第3のメッシュ板15A〜15Cのそれぞ
れを、より上流側に位置するメッシュ板に対して、より
上段に、かつより上流側に向けて下り勾配をなすように
傾斜配置している。第4、第5のメッシュ板15D、1
5Eは水平配置されている。
【0024】また、コンベア12の最も上流側に位置す
る第5メッシュ板15Eは、水平配置状態で、より下流
側に位置する他の全てのメッシュ板15A〜15Dの下
方にまで延在されている。
る第5メッシュ板15Eは、水平配置状態で、より下流
側に位置する他の全てのメッシュ板15A〜15Dの下
方にまで延在されている。
【0025】更に、各メッシュ板15A〜15Eの下方
で、該メッシュ板の境界には、第1〜第6の下分級板1
6A〜16Fが垂設されている。
で、該メッシュ板の境界には、第1〜第6の下分級板1
6A〜16Fが垂設されている。
【0026】また、傾斜配置状態の各メッシュ板15A
〜15Cの下端側上方に、間隔を介して、第1〜第3の
上分級板17A〜17Cが立設されている。
〜15Cの下端側上方に、間隔を介して、第1〜第3の
上分級板17A〜17Cが立設されている。
【0027】また、第1〜第5のメッシュ板15A〜1
5Eを支持している外枠(不図示)には、バイブレータ
18が取着されている。バイブレータ18は、各メッシ
ュ板15A〜15Eに振動を付与し、砂による目詰まり
を防止する。
5Eを支持している外枠(不図示)には、バイブレータ
18が取着されている。バイブレータ18は、各メッシ
ュ板15A〜15Eに振動を付与し、砂による目詰まり
を防止する。
【0028】アーストン塗装砂撒き機10において、メ
ッシュ板の粗さは、第1メッシュ板15Aが1.5mm 、第
2メッシュ板15Bが2.0mm 、第3メッシュ板15Cが
2.5mm 、第4メッシュ板15Dが3.5mm 、第5メッシュ
板15Eが5.0mm である。
ッシュ板の粗さは、第1メッシュ板15Aが1.5mm 、第
2メッシュ板15Bが2.0mm 、第3メッシュ板15Cが
2.5mm 、第4メッシュ板15Dが3.5mm 、第5メッシュ
板15Eが5.0mm である。
【0029】また、第1〜第3のメッシュ板15A〜1
5Cの傾斜配置角度は35± 5度である。
5Cの傾斜配置角度は35± 5度である。
【0030】また、第1〜第6の下分級板16A〜16
Fの下端部とコンベア12の上面との間の間隔は35mm以
上とし、第1〜第3の上分級板17A〜17Cの下端部
とメッシュ板15A〜15Cとの間の間隔は10〜15mmで
ある。
Fの下端部とコンベア12の上面との間の間隔は35mm以
上とし、第1〜第3の上分級板17A〜17Cの下端部
とメッシュ板15A〜15Cとの間の間隔は10〜15mmで
ある。
【0031】また、各上分級板17A〜17Cが対応す
る各メッシュ板15A〜15Cの下端部に対してなす設
定距離Xは、メッシュ板15A〜15Cの長さをLとす
る時、X≦ 1/2Lとする(図2(A)参照)。
る各メッシュ板15A〜15Cの下端部に対してなす設
定距離Xは、メッシュ板15A〜15Cの長さをLとす
る時、X≦ 1/2Lとする(図2(A)参照)。
【0032】以下、本実施例の作用について説明する。 ホッパ11の下方に粗さの異なる複数のメッシュ板1
5A〜15Eを、粗さの大きいメッシュ板がコンベア1
2のより上流側に位置するように配置し、ホッパ11か
ら供給される砂を、粗さの小さいメッシュ板15Eから
粗さの大きいメッシュ板15Aに向けて順次通過せしめ
ることにより、ワーク1表面に混合砂を粒径別に、かつ
先に粗砂、後に細砂を分級して散布できることになる。
これにより、ワーク1表面には先に粗砂が付着し、該粗
砂回りに細砂が付着し、砂付着力を向上して外壁等の耐
用年数を向上し、或いは外観をむらのないものに向上で
きる。
5A〜15Eを、粗さの大きいメッシュ板がコンベア1
2のより上流側に位置するように配置し、ホッパ11か
ら供給される砂を、粗さの小さいメッシュ板15Eから
粗さの大きいメッシュ板15Aに向けて順次通過せしめ
ることにより、ワーク1表面に混合砂を粒径別に、かつ
先に粗砂、後に細砂を分級して散布できることになる。
これにより、ワーク1表面には先に粗砂が付着し、該粗
砂回りに細砂が付着し、砂付着力を向上して外壁等の耐
用年数を向上し、或いは外観をむらのないものに向上で
きる。
【0033】コンベア12のより下流側に位置するメ
ッシュ板を、より上流側に位置するメッシュ板に対し
て、より上段に、かつ上流側に向けて下り勾配をなすよ
うに傾斜配置せしめることにより、混合砂は上段側の粗
さのより小さいメッシュ板を透過し、或いは透過するこ
となく転がり通過し、簡素な構成により、上記の分級
散布がなされる。
ッシュ板を、より上流側に位置するメッシュ板に対し
て、より上段に、かつ上流側に向けて下り勾配をなすよ
うに傾斜配置せしめることにより、混合砂は上段側の粗
さのより小さいメッシュ板を透過し、或いは透過するこ
となく転がり通過し、簡素な構成により、上記の分級
散布がなされる。
【0034】コンベア12の最も上流側に位置するメ
ッシュ板15Eを、水平配置状態で、より下流側に位置
する他の全てのメッシュ板15A〜15Dの下方にまで
延在せしめることにより、下流側のメッシュ板15A〜
15Dを透過して落下してくる砂の自然落下速度をこの
最も上流側のメッシュ板15Eとの衝突により緩め、こ
の砂をワーク1表面から跳ね返ることなく確実に安定付
着させることができる。
ッシュ板15Eを、水平配置状態で、より下流側に位置
する他の全てのメッシュ板15A〜15Dの下方にまで
延在せしめることにより、下流側のメッシュ板15A〜
15Dを透過して落下してくる砂の自然落下速度をこの
最も上流側のメッシュ板15Eとの衝突により緩め、こ
の砂をワーク1表面から跳ね返ることなく確実に安定付
着させることができる。
【0035】メッシュ板15A〜15Eの下方で、該
メッシュ板15A〜15Eの境界に、下分級板16A〜
16Fを垂設せしめることにより、各メッシュ板15A
〜15Eを透過した一定粒径範囲の砂がワーク1表面へ
の落下過程で、隣接する他のメッシュ板を透過した粒径
範囲の異なる砂に混合して落下することを防止し(図3
参照)、ワーク1表面に付着することとなる砂の上記
の分級度を向上する。
メッシュ板15A〜15Eの境界に、下分級板16A〜
16Fを垂設せしめることにより、各メッシュ板15A
〜15Eを透過した一定粒径範囲の砂がワーク1表面へ
の落下過程で、隣接する他のメッシュ板を透過した粒径
範囲の異なる砂に混合して落下することを防止し(図3
参照)、ワーク1表面に付着することとなる砂の上記
の分級度を向上する。
【0036】傾斜配置状態のメッシュ板15A〜15
Cの下端側上方に、間隔を介して、上分級板17A〜1
7Cを立設せしめることにより、該傾斜配置状態のメッ
シュ板15A〜15Cの上面を転がり落ちてくる砂はこ
の上分級板17A〜17Cで一旦受け止められ、当該砂
に適合したメッシュ板を透過せしめられることなり(図
2参照)、ワーク1表面に付着することとなる砂の上記
の分級度を向上する。
Cの下端側上方に、間隔を介して、上分級板17A〜1
7Cを立設せしめることにより、該傾斜配置状態のメッ
シュ板15A〜15Cの上面を転がり落ちてくる砂はこ
の上分級板17A〜17Cで一旦受け止められ、当該砂
に適合したメッシュ板を透過せしめられることなり(図
2参照)、ワーク1表面に付着することとなる砂の上記
の分級度を向上する。
【0037】(第2実施例)(図4参照) アーストン塗装砂撒き機20が上記砂撒き機10と実質
的に異なる点は、下分級板16A〜16Fと、上分級板
17A〜17Cを具備しなかったことにある。尚、砂撒
き機20では、第1〜第4のメッシュ板15A〜15D
を傾斜配置し、第5メッシュ板15Eのみを水平配置と
した。21はメッシュ板15A〜15Dを支持している
外枠である。
的に異なる点は、下分級板16A〜16Fと、上分級板
17A〜17Cを具備しなかったことにある。尚、砂撒
き機20では、第1〜第4のメッシュ板15A〜15D
を傾斜配置し、第5メッシュ板15Eのみを水平配置と
した。21はメッシュ板15A〜15Dを支持している
外枠である。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、アースト
ン塗装砂撒き機において、混合砂を粒径によって分級
し、ワーク表面への砂付着力、外観を向上することがで
きる。
ン塗装砂撒き機において、混合砂を粒径によって分級
し、ワーク表面への砂付着力、外観を向上することがで
きる。
【図1】図1は第1実施例を示す模式図である。
【図2】図2は上分級板を示す模式図である。
【図3】図3は下分級板を示す模式図である。
【図4】図4は第2実施例を示す模式図である。
【図5】図5はアーストン塗装の工程図である。
1 ワーク 10 アーストン塗装砂撒き機 11 ホッパ 12 コンベア 15A〜15E メッシュ板 16A〜16F 下分級板 17A〜17C 上分級板
Claims (5)
- 【請求項1】 ホッパから供給される砂を、コンベアに
て搬送されてくるワークに対して散布するアーストン塗
装砂撒き機において、ホッパの下方に粗さの異なる複数
のメッシュ板を、粗さの大きいメッシュ板がコンベアの
より上流側に位置するように配置し、ホッパから供給さ
れる砂を、粗さの小さいメッシュ板から粗さの大きいメ
ッシュ板に向けて順次通過せしめることを特徴とするア
ーストン塗装砂撒き機。 - 【請求項2】 前記コンベアのより下流側に位置するメ
ッシュ板を、より上流側に位置するメッシュ板に対し
て、より上段に、かつ上流側に向けて下り勾配となるよ
うに傾斜配置してなる請求項1記載のアーストン塗装砂
撒き機。 - 【請求項3】 前記コンベヤの最も上流側に位置するメ
ッシュ板を、水平配置状態で、より下流側に位置する他
の全てのメッシュ板の下方にまで延在してなる請求項2
記載のアーストン塗装砂撒き機。 - 【請求項4】 前記メッシュ板の下方で、該メッシュ板
の境界に、分級板が垂設されてなる請求項1〜3のいず
れかに記載のアーストン塗装砂撒き機。 - 【請求項5】 前記傾斜配置状態のメッシュ板の下端側
上方に、間隔を介して、分級板が立設されてなる請求項
2〜4のいずれかに記載のアーストン塗装砂撒き機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3338528A JP2524671B2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | ア―ストン塗装砂撒き機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3338528A JP2524671B2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | ア―ストン塗装砂撒き機 |
Publications (2)
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100331896B1 (ko) * | 1996-12-18 | 2002-09-18 | 닛본 덴기 가부시끼가이샤 | 박막트랜지스터어레이의제조방법 |
JP2020182417A (ja) * | 2019-05-08 | 2020-11-12 | 株式会社やまびこ | マルチコプター搭載用散布装置 |
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1991
- 1991-12-20 JP JP3338528A patent/JP2524671B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR100331896B1 (ko) * | 1996-12-18 | 2002-09-18 | 닛본 덴기 가부시끼가이샤 | 박막트랜지스터어레이의제조방법 |
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