JPH05168730A - テニスラケット - Google Patents
テニスラケットInfo
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- JPH05168730A JPH05168730A JP3311051A JP31105191A JPH05168730A JP H05168730 A JPH05168730 A JP H05168730A JP 3311051 A JP3311051 A JP 3311051A JP 31105191 A JP31105191 A JP 31105191A JP H05168730 A JPH05168730 A JP H05168730A
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- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B49/00—Stringed rackets, e.g. for tennis
- A63B49/02—Frames
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B49/00—Stringed rackets, e.g. for tennis
- A63B49/02—Frames
- A63B2049/0207—Frames with defined overall length
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B49/00—Stringed rackets, e.g. for tennis
- A63B49/02—Frames
- A63B2049/0211—Frames with variable thickness of the head in a direction perpendicular to the string plane
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B49/00—Stringed rackets, e.g. for tennis
- A63B49/02—Frames
- A63B2049/0212—Frames with defined weight
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B49/00—Stringed rackets, e.g. for tennis
- A63B49/02—Frames
- A63B2049/0217—Frames with variable thickness of the head in the string plane
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B60/00—Details or accessories of golf clubs, bats, rackets or the like
- A63B60/002—Resonance frequency related characteristics
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B60/00—Details or accessories of golf clubs, bats, rackets or the like
- A63B60/54—Details or accessories of golf clubs, bats, rackets or the like with means for damping vibrations
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Physical Education & Sports Medicine (AREA)
- Golf Clubs (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【発明の課題】 テニスラケットにおいてヘッド部分を
比較的剛性にかつ結合アームを比較的フレキシブルにし
て、ラケットの平面内での最小の変形と関連して振動の
最適な特性、ひいてはできるだけ良好な打撃特性を得る
ことにある。 【発明の構成】 ヘッド部分2の主要区分13がフレー
ム3の横断面で見て高さを少なくともほぼコンスタント
に維持していて、結合アーム6,6′の端部から、ヘッ
ド部分2の最大の幅の範囲の後方まで延びており、ヘッ
ド部分2の主要区分に続く端部区分14がフレーム3の
横断面で見て幅を自由端部15に向かって増大させてお
り、グリップ部分1の心材16が機械的な曲げ剛性、並
びにねじり剛性を規定しており、グリップ部分の被覆層
18が心材16を覆っていてかつグリップ部分1の機械
的な剛性に著しく影響を及ぼさないようにグリップ部分
1の最大の高さ及び幅を規定している。
比較的剛性にかつ結合アームを比較的フレキシブルにし
て、ラケットの平面内での最小の変形と関連して振動の
最適な特性、ひいてはできるだけ良好な打撃特性を得る
ことにある。 【発明の構成】 ヘッド部分2の主要区分13がフレー
ム3の横断面で見て高さを少なくともほぼコンスタント
に維持していて、結合アーム6,6′の端部から、ヘッ
ド部分2の最大の幅の範囲の後方まで延びており、ヘッ
ド部分2の主要区分に続く端部区分14がフレーム3の
横断面で見て幅を自由端部15に向かって増大させてお
り、グリップ部分1の心材16が機械的な曲げ剛性、並
びにねじり剛性を規定しており、グリップ部分の被覆層
18が心材16を覆っていてかつグリップ部分1の機械
的な剛性に著しく影響を及ぼさないようにグリップ部分
1の最大の高さ及び幅を規定している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テニスラケットであっ
て、ほぼ縦軸線に沿って延びるグリップ部分、リング状
の開口を備えたフレームによって規定されたヘッド部
分、フレームにかけられてほぼ1つの平面で開口内にク
ロスして張設されたガット張設体、ヘッド部分とグリッ
プ部分との間を延びる2つの結合アーム、及び両方の結
合アーム間を延びる補強部分を有している形式のものに
関する。
て、ほぼ縦軸線に沿って延びるグリップ部分、リング状
の開口を備えたフレームによって規定されたヘッド部
分、フレームにかけられてほぼ1つの平面で開口内にク
ロスして張設されたガット張設体、ヘッド部分とグリッ
プ部分との間を延びる2つの結合アーム、及び両方の結
合アーム間を延びる補強部分を有している形式のものに
関する。
【0002】
【従来の技術】テニスラケットの製造においては、ボー
ルの打撃中に生じる振動及び変形をラケットの形、材
料、若しくは寸法の選択によってできるだけ小さく維持
し、若しくは振動及び変形をラケットの構造内に組み込
まれた又はラケットの構造に取り付けられた構成要素に
よってポジチブに制御しようと試みられている。
ルの打撃中に生じる振動及び変形をラケットの形、材
料、若しくは寸法の選択によってできるだけ小さく維持
し、若しくは振動及び変形をラケットの構造内に組み込
まれた又はラケットの構造に取り付けられた構成要素に
よってポジチブに制御しようと試みられている。
【0003】
【発明の課題】本発明の課題は、比較的剛性的なヘッド
部分及び比較的フレキシブルな結合アームを備えたテニ
スラケットを提供して、ボールを打撃する際のラケット
の平面内での最小の変形と関連して振動の最適な特性、
ひいてはできるだけ良好な打撃特性を得ることにある。
部分及び比較的フレキシブルな結合アームを備えたテニ
スラケットを提供して、ボールを打撃する際のラケット
の平面内での最小の変形と関連して振動の最適な特性、
ひいてはできるだけ良好な打撃特性を得ることにある。
【0004】
【発明の構成】前記課題を解決するために本発明の構成
では、ヘッド部分の主要区分がフレームのガット張設体
の平面に対して垂直な方向の高さを少なくともほぼコン
スタントに維持していて、結合アームの端部から、ヘッ
ド部分のガット張設体の平面内で縦軸線に対して直角な
方向の最大の幅の範囲の後方まで延びており、ヘッド部
分の主要区分に続く端部区分がフレームのガット張設体
の平面内での幅を有利には自由端部に向かって増大させ
ており、グリップ部分の心材がガット張設体の平面内で
の機械的な曲げ剛性、及びガット張設体の平面に対して
垂直な面内での機械的な曲げ剛性、並びにねじり剛性を
規定しており、グリップ部分の被覆層が心材を覆ってい
てかつグリップ部分の機械的な剛性に著しく影響を及ぼ
さないようにグリップ部分の最大の高さ及び幅を規定し
ている。
では、ヘッド部分の主要区分がフレームのガット張設体
の平面に対して垂直な方向の高さを少なくともほぼコン
スタントに維持していて、結合アームの端部から、ヘッ
ド部分のガット張設体の平面内で縦軸線に対して直角な
方向の最大の幅の範囲の後方まで延びており、ヘッド部
分の主要区分に続く端部区分がフレームのガット張設体
の平面内での幅を有利には自由端部に向かって増大させ
ており、グリップ部分の心材がガット張設体の平面内で
の機械的な曲げ剛性、及びガット張設体の平面に対して
垂直な面内での機械的な曲げ剛性、並びにねじり剛性を
規定しており、グリップ部分の被覆層が心材を覆ってい
てかつグリップ部分の機械的な剛性に著しく影響を及ぼ
さないようにグリップ部分の最大の高さ及び幅を規定し
ている。
【0005】
【発明の効果】本発明の前記構成によって、フレームが
ボールの打撃に際してラケット面内に生じる変形力に十
分に抵抗でき、ボールの返球、すなわちリターンが著し
く改善され、それというのはヘッド部分の変形によるエ
ネルギの吸収がわずかであり、従って多くのエネルギが
ボールの返球、すなわちリターンのために有効に働くか
らである。
ボールの打撃に際してラケット面内に生じる変形力に十
分に抵抗でき、ボールの返球、すなわちリターンが著し
く改善され、それというのはヘッド部分の変形によるエ
ネルギの吸収がわずかであり、従って多くのエネルギが
ボールの返球、すなわちリターンのために有効に働くか
らである。
【0006】ボールを打撃した後のラケットのフレーム
の振動特性は主として完全に解放されたラケットの最も
低い2つのたわみ振動によって規定されている。このよ
うなたわみ振動は通常は2つの共鳴振動数で発生し、一
方の共鳴振動数はほぼ130Hzから180Hzまでで
あり、他方の共鳴振動数はほぼ350Hzから450H
zまでである。
の振動特性は主として完全に解放されたラケットの最も
低い2つのたわみ振動によって規定されている。このよ
うなたわみ振動は通常は2つの共鳴振動数で発生し、一
方の共鳴振動数はほぼ130Hzから180Hzまでで
あり、他方の共鳴振動数はほぼ350Hzから450H
zまでである。
【0007】テニスラケットの本発明の特別な構成に基
づき、たわみ振動の波節がたわみ振動を減少させ、スイ
ートスポット範囲をヘッド部分若しくはガット張設体の
幾何学的な中心に拡大しかつボールの返球作用を著しく
改善するように分配される。
づき、たわみ振動の波節がたわみ振動を減少させ、スイ
ートスポット範囲をヘッド部分若しくはガット張設体の
幾何学的な中心に拡大しかつボールの返球作用を著しく
改善するように分配される。
【0008】本発明の有利な構成に基づきヘッド部分の
フレームに設けられた横断面の局所的な拡大部及び該拡
大部に続く横断面幅の局所的な縮小部によって、ラケッ
トのヘッド部分の張設に基づく応力が最適に均一に分配
され、その結果打撃特性がさらに改善される。
フレームに設けられた横断面の局所的な拡大部及び該拡
大部に続く横断面幅の局所的な縮小部によって、ラケッ
トのヘッド部分の張設に基づく応力が最適に均一に分配
され、その結果打撃特性がさらに改善される。
【0009】
【実施例】図1に示してあるテニスラケットは、対称縦
軸線LLに沿って連続的に配置された3つの部分、すな
わちグリップ部分1、ヘッド部分2、及び2つの結合ア
ーム6,6′から成っており、ヘッド部分2が開口4を
限定する楕円の扁平な形のフレーム3によって形成され
ており、結合アーム6,6′がフレーム3からの延長部
としてフレームと一体に構成されていてグリップ部分1
内へ延びている。
軸線LLに沿って連続的に配置された3つの部分、すな
わちグリップ部分1、ヘッド部分2、及び2つの結合ア
ーム6,6′から成っており、ヘッド部分2が開口4を
限定する楕円の扁平な形のフレーム3によって形成され
ており、結合アーム6,6′がフレーム3からの延長部
としてフレームと一体に構成されていてグリップ部分1
内へ延びている。
【0010】テニスラケットはヨーク部分、若しくは補
強部分7を有しており、補強部分が結合アーム6,6′
を一体的に結合していて、開口4をグリップ部分1に対
して制限している。
強部分7を有しており、補強部分が結合アーム6,6′
を一体的に結合していて、開口4をグリップ部分1に対
して制限している。
【0011】ガット張設体5が開口4にわたって通常は
一平面に張られており、ガット張設体を形成する個々の
ガットは対称縦軸線LLの方向に平行に若しくは対称縦
軸線に対して直角に延びていて、通常はヘッド部分2の
フレーム及び補強部分7に設けられた貫通孔を通して案
内されている。
一平面に張られており、ガット張設体を形成する個々の
ガットは対称縦軸線LLの方向に平行に若しくは対称縦
軸線に対して直角に延びていて、通常はヘッド部分2の
フレーム及び補強部分7に設けられた貫通孔を通して案
内されている。
【0012】フレーム3は図4に示した[典型的な]横
断面形状の成形体である。成形体は有利には壁の薄いリ
ング状の閉じられた成形体として構成されており、成形
体の内部は成形体の機械的な特性に影響を実質的に及ぼ
さない材料で満たされていてよい。
断面形状の成形体である。成形体は有利には壁の薄いリ
ング状の閉じられた成形体として構成されており、成形
体の内部は成形体の機械的な特性に影響を実質的に及ぼ
さない材料で満たされていてよい。
【0013】図4においては、軸線XXがガット張設体
の平面内を延びており、軸線YYがガット張設体の平面
に対して垂直に延びている。フレームの横断面の外側縁
部が二等辺三角形によって規定されており、二等辺三角
形の底辺がガット張設体の側に位置している。成形体
は、開口と相対する外側のXX軸線上に内方に向かって
引っ込められた凹面状の区分若しくは溝8を備えてお
り、凹面状の区分若しくは溝はガットをフレーム3の開
口4に通じる2つの貫通孔間で受容する。
の平面内を延びており、軸線YYがガット張設体の平面
に対して垂直に延びている。フレームの横断面の外側縁
部が二等辺三角形によって規定されており、二等辺三角
形の底辺がガット張設体の側に位置している。成形体
は、開口と相対する外側のXX軸線上に内方に向かって
引っ込められた凹面状の区分若しくは溝8を備えてお
り、凹面状の区分若しくは溝はガットをフレーム3の開
口4に通じる2つの貫通孔間で受容する。
【0014】ガット張設体によってフレームに作用する
負荷に対して静力学的な条件下でも動力学的な条件下で
も内側への過度な変形なしに耐えるために、成形体の溝
8とYY-軸線上に位置してほぼ平らな上側及び下側の
面取り区分10とを結合する壁区分9がガット張設体の
平面に対して25゜から65゜の間の角度αを成してい
る。
負荷に対して静力学的な条件下でも動力学的な条件下で
も内側への過度な変形なしに耐えるために、成形体の溝
8とYY-軸線上に位置してほぼ平らな上側及び下側の
面取り区分10とを結合する壁区分9がガット張設体の
平面に対して25゜から65゜の間の角度αを成してい
る。
【0015】成形体の内周面12は少なくとも中央区分
で直線的であってかつ有利には開口4の方向に軽く湾曲
している。
で直線的であってかつ有利には開口4の方向に軽く湾曲
している。
【0016】フレームの前述の横断面の形状及び比率は
グリップ部分1、結合アーム6,6′、及びヘッド部分
2の種々の区分で変化している。
グリップ部分1、結合アーム6,6′、及びヘッド部分
2の種々の区分で変化している。
【0017】テニスラケットのヘッド部分2は主要区分
13とこれに続く端部区分14とから成っており、主要
区分が結合アーム6,6′の端部から始まってヘッド部
分2の最大幅の範囲を越えて延びており、これに続いて
端部区分がヘッド部分2の自由端部15まで延びてい
る。主要区分13内ではフレーム3の高さH、すなわち
フレームの横断面の上側の面取り部10と下側の面取り
部11との間の平面に対して垂直な若しくは図4のYY
軸線に沿った間隔が、コンスタント若しくはほぼコンス
タントである。第1の実施例では、フレーム3の端部区
分14の高さが主要区分13の高さと同じであり、すな
わちフレームの高さは自由端部15と結合アームとの間
でコンスタントである。
13とこれに続く端部区分14とから成っており、主要
区分が結合アーム6,6′の端部から始まってヘッド部
分2の最大幅の範囲を越えて延びており、これに続いて
端部区分がヘッド部分2の自由端部15まで延びてい
る。主要区分13内ではフレーム3の高さH、すなわち
フレームの横断面の上側の面取り部10と下側の面取り
部11との間の平面に対して垂直な若しくは図4のYY
軸線に沿った間隔が、コンスタント若しくはほぼコンス
タントである。第1の実施例では、フレーム3の端部区
分14の高さが主要区分13の高さと同じであり、すな
わちフレームの高さは自由端部15と結合アームとの間
でコンスタントである。
【0018】第2の実施例では、フレーム3の高さHが
端部区分14内で減少し、有利には主要区分13の高さ
Hからフレーム3の対称縦軸線LL上の自由端部15の
最小の高さHmまで連続的に、それも主要区分13のフ
レームの高さHの50%から100%の間の値に減少し
ている。
端部区分14内で減少し、有利には主要区分13の高さ
Hからフレーム3の対称縦軸線LL上の自由端部15の
最小の高さHmまで連続的に、それも主要区分13のフ
レームの高さHの50%から100%の間の値に減少し
ている。
【0019】同時に、端部区分14内ではフレーム3の
幅W、すなわちフレームの横断面のガット張設体の平面
内で若しくは図4のXX軸線に沿って測定した距離が、
有利にはフレームの主要区分13の幅Wから自由端部1
5の最大の幅WMまで連続的に、それも主要区分13の
幅Wの100%から200%の間の値に増大している。
幅W、すなわちフレームの横断面のガット張設体の平面
内で若しくは図4のXX軸線に沿って測定した距離が、
有利にはフレームの主要区分13の幅Wから自由端部1
5の最大の幅WMまで連続的に、それも主要区分13の
幅Wの100%から200%の間の値に増大している。
【0020】第2の実施例の利点は、成形体の外周がフ
レーム3全体にわたってコンスタントであり、これによ
ってフレーム3の製造が著しく容易であることにある。
レーム3全体にわたってコンスタントであり、これによ
ってフレーム3の製造が著しく容易であることにある。
【0021】有利には、フレーム3の幅Wと高さHとの
比率は主要区分13内でほぼ3:5である。
比率は主要区分13内でほぼ3:5である。
【0022】有利には、第2の実施例ではヘッド部分2
の主要区分13の長さが対称縦軸線LLに対して平行に
測定して、ラケットの全長の1/4から1/3の間であ
る。
の主要区分13の長さが対称縦軸線LLに対して平行に
測定して、ラケットの全長の1/4から1/3の間であ
る。
【0023】フレームの横断面の特別な形状により、ラ
ケットの形状安定性が高められると同時に、重量が比較
的小さくなる。フレームのこのような特徴的な横断面
は、ラケット面内及びラケット面外の曲げに対する大き
な剛性を有しており、かつヘッド部分の横断面の特別な
幾何学形状は横断面の壁厚さの著しい減少を可能にし、
これによって重量がすでに述べたように減少される。重
要なことはこのような横断面形状に基づきわずかな質量
において、ねじり・慣性モーメントも高められることに
ある。
ケットの形状安定性が高められると同時に、重量が比較
的小さくなる。フレームのこのような特徴的な横断面
は、ラケット面内及びラケット面外の曲げに対する大き
な剛性を有しており、かつヘッド部分の横断面の特別な
幾何学形状は横断面の壁厚さの著しい減少を可能にし、
これによって重量がすでに述べたように減少される。重
要なことはこのような横断面形状に基づきわずかな質量
において、ねじり・慣性モーメントも高められることに
ある。
【0024】重量の減少に基づき、ラケットの通常の全
重量を増大させることなしに、図1に概略的に示してあ
るように、集中的な質量25をフレームのスイートスポ
ット区域の範囲及び又はグリップ部分の自由端部24に
付加することが可能である。これによって、スイートス
ポット区域が拡大され、ラケットの振動特性が改善され
る。
重量を増大させることなしに、図1に概略的に示してあ
るように、集中的な質量25をフレームのスイートスポ
ット区域の範囲及び又はグリップ部分の自由端部24に
付加することが可能である。これによって、スイートス
ポット区域が拡大され、ラケットの振動特性が改善され
る。
【0025】グリップ部分1は結合アーム6,6′の延
長部によって形成された心材16を有しており、心材は
グリップ部分1の機械的な重要な3つの剛性、すなわち − ガット張設体5の平面内での機械的な曲げ剛性、 − グリップ部分の基体区分の平面からの曲げに対する
剛性、及び − 対称縦軸線LLを中心とした機械的なねじり剛性を
規定している。
長部によって形成された心材16を有しており、心材は
グリップ部分1の機械的な重要な3つの剛性、すなわち − ガット張設体5の平面内での機械的な曲げ剛性、 − グリップ部分の基体区分の平面からの曲げに対する
剛性、及び − 対称縦軸線LLを中心とした機械的なねじり剛性を
規定している。
【0026】グリップ部分1の心材16の高さH1はグ
リップ部分の主要長さにわたってほぼコンスタントであ
って、フレーム3の主要区分13の高さHの40%から
70%の間の範囲内にある。
リップ部分の主要長さにわたってほぼコンスタントであ
って、フレーム3の主要区分13の高さHの40%から
70%の間の範囲内にある。
【0027】結合アーム6,6′の成形体の高さH6
は、有利にはヘッド部分2のフレーム3の主要区分13
の高さHからグリップ部分1の心材16の高さH1に連
続的に変化している。
は、有利にはヘッド部分2のフレーム3の主要区分13
の高さHからグリップ部分1の心材16の高さH1に連
続的に変化している。
【0028】心材16の横断面は有利には長方形であ
り、この場合、長辺がガット張設体の平面に対して平行
に延びている。心材16の高さは十分に小さくしておか
ねばならず、それというのは基体区分26の平面からの
曲げに対する剛性が著しく小さくあらねばならないから
である。移行区分27内で心材16の高さが連続的に増
大している。
り、この場合、長辺がガット張設体の平面に対して平行
に延びている。心材16の高さは十分に小さくしておか
ねばならず、それというのは基体区分26の平面からの
曲げに対する剛性が著しく小さくあらねばならないから
である。移行区分27内で心材16の高さが連続的に増
大している。
【0029】図1及び図2に示してあるように、グリッ
プ部分1は心材16の回りに被覆層18を有している。
被覆層18の目的は、適切な握りのためにグリップ部分
1の最大の高さ及び幅を規定することにある。被覆層1
8の材料は、グリップ部分1の機械的な剛性を心材16
自体によって規定された剛性から著しく異ならせること
のないものである。被覆層は基準的には、ラケットのグ
リップを取り巻く革製テープのベースを形成するフォー
ムから成っている。
プ部分1は心材16の回りに被覆層18を有している。
被覆層18の目的は、適切な握りのためにグリップ部分
1の最大の高さ及び幅を規定することにある。被覆層1
8の材料は、グリップ部分1の機械的な剛性を心材16
自体によって規定された剛性から著しく異ならせること
のないものである。被覆層は基準的には、ラケットのグ
リップを取り巻く革製テープのベースを形成するフォー
ムから成っている。
【0030】グリップ部分の心材が結合アーム6,6′
の延長部として構成されていると記載してあるものの、
心材は別個の構成要素として構成されて結合アームの端
部に固定結合されていてよい。
の延長部として構成されていると記載してあるものの、
心材は別個の構成要素として構成されて結合アームの端
部に固定結合されていてよい。
【0031】図5に示してあるように別の実施例におい
ては、成形体が複合材料の層から構成され、最大の負荷
及び変形の範囲で、すなわち外側の溝8の範囲でシート
材料若しくはプレート材料の互いにオーバラップする2
つの層によって補強されていてよい。個々の層は0.7
5mmの厚さであり、従って壁厚さは外側の溝の範囲で
1.5mmになる。オーバラップの長さは基準的にはほ
ぼ15mmである。
ては、成形体が複合材料の層から構成され、最大の負荷
及び変形の範囲で、すなわち外側の溝8の範囲でシート
材料若しくはプレート材料の互いにオーバラップする2
つの層によって補強されていてよい。個々の層は0.7
5mmの厚さであり、従って壁厚さは外側の溝の範囲で
1.5mmになる。オーバラップの長さは基準的にはほ
ぼ15mmである。
【0032】フレームのシート材料若しくはプレート材
料を前述のようにオーバラップすることによって、平面
内での曲げ剛性並びにねじり剛性が増大されると共に、
質量が従来のものに比べて著しく減少させられる。最も
負荷のかかる区域が大きな厚さを有しており、これによ
ってガット張設体のため及びボールの衝突の際の大きな
抵抗力が得られる。
料を前述のようにオーバラップすることによって、平面
内での曲げ剛性並びにねじり剛性が増大されると共に、
質量が従来のものに比べて著しく減少させられる。最も
負荷のかかる区域が大きな厚さを有しており、これによ
ってガット張設体のため及びボールの衝突の際の大きな
抵抗力が得られる。
【0033】図6及び図7は両方の結合アーム6,6′
間に配置されたヨーク部分若しくは補強部分7を示して
いる。
間に配置されたヨーク部分若しくは補強部分7を示して
いる。
【0034】補強部分7は同じく閉じられた中空の成形
体として構成されており、成形体が外側に隣接する貫通
孔間でガットを受容するために内方に引っ込められた凹
面状の区分若しくは溝17を備えている。有利には、ヨ
ーク部分若しくは補強部分7の平面内での曲げに対する
剛性がヨーク部分若しくは補強部分の中央に向かって軽
く減少させられている。
体として構成されており、成形体が外側に隣接する貫通
孔間でガットを受容するために内方に引っ込められた凹
面状の区分若しくは溝17を備えている。有利には、ヨ
ーク部分若しくは補強部分7の平面内での曲げに対する
剛性がヨーク部分若しくは補強部分の中央に向かって軽
く減少させられている。
【0035】図7は図6の断面線G及び断面線Hに沿っ
た横断面をミリメートル寸法で示している。
た横断面をミリメートル寸法で示している。
【0036】補強部分7は両端部(断面線G)でほぼ円
形の横断面を有し、かつ中央に向かって幅W7を減少さ
せと共に高さH7を増大させており、補強部分の各横断
面の輪郭の距離は互いに一定に保たれている。
形の横断面を有し、かつ中央に向かって幅W7を減少さ
せと共に高さH7を増大させており、補強部分の各横断
面の輪郭の距離は互いに一定に保たれている。
【0037】有利には、フレーム3、結合アーム6,
6′、グリップ部分1及び補強部分7の中空の成形体は
プラスチック含浸された材料、いわゆるプレプレグから
構成されており、材料の混合物は樹脂基礎材料内に繊維
を含んでおり、繊維は有利には炭素繊維、アラミド繊維
若しくはグラスファイバー、あるいは混合された種類の
異なる繊維であってよい。樹脂は有利にはエポキシ樹脂
である。中空の成形体の内部はプラスチック含浸された
材料を助成する材料、例えばフォームで充填されていて
よい。このような材料は成形体の機械的な特性に影響を
及ぼすものではない。
6′、グリップ部分1及び補強部分7の中空の成形体は
プラスチック含浸された材料、いわゆるプレプレグから
構成されており、材料の混合物は樹脂基礎材料内に繊維
を含んでおり、繊維は有利には炭素繊維、アラミド繊維
若しくはグラスファイバー、あるいは混合された種類の
異なる繊維であってよい。樹脂は有利にはエポキシ樹脂
である。中空の成形体の内部はプラスチック含浸された
材料を助成する材料、例えばフォームで充填されていて
よい。このような材料は成形体の機械的な特性に影響を
及ぼすものではない。
【0038】前述の材料及び特徴的な横断面に基づき、
成形体の壁は0.75mmから1.0mmまでの薄さで
あってよく、これによって重量若しくは質量が著しく減
少される。
成形体の壁は0.75mmから1.0mmまでの薄さで
あってよく、これによって重量若しくは質量が著しく減
少される。
【0039】図8及び図9は、ラケットの端部区分14
の横断面の展開を示している。すでに述べた有利な実施
例に基づき、端部区分14の高さはコンスタントであっ
てよいが、しかしながら幅は図8及び図9に示された横
断面BからFに相応して著しく変化している。
の横断面の展開を示している。すでに述べた有利な実施
例に基づき、端部区分14の高さはコンスタントであっ
てよいが、しかしながら幅は図8及び図9に示された横
断面BからFに相応して著しく変化している。
【0040】図9は、図8の対応する断面線によって規
定された横横断面AからFを示している。有利には成形
体の壁厚さは0.75mmであり、横断面Aと横断面B
との間の範囲では壁厚さは有利には1.0mmである。
定された横横断面AからFを示している。有利には成形
体の壁厚さは0.75mmであり、横断面Aと横断面B
との間の範囲では壁厚さは有利には1.0mmである。
【0041】フレームの高さ及び幅の値は有利な実施例
の例であって、mmで挙げてある。
の例であって、mmで挙げてある。
【0042】フレームの前述の特徴的な横断面によっ
て、ガット張設力及びボールの衝突によって生じる力と
逆向きに作用する力が、ラケットのヘッド部分の上方の
端部に向かって高められた値を有することになる。端部
区分14のフレームの高さは、各横断面の輪郭の距離、
ひいては質量を互いにほぼ一定に維持するように減少さ
れ得る。
て、ガット張設力及びボールの衝突によって生じる力と
逆向きに作用する力が、ラケットのヘッド部分の上方の
端部に向かって高められた値を有することになる。端部
区分14のフレームの高さは、各横断面の輪郭の距離、
ひいては質量を互いにほぼ一定に維持するように減少さ
れ得る。
【0043】前述の構成に基づき、ボールの打撃に際し
てガット張設体に生じる負荷によってヘッド部分2に発
生する変形が、ボールをスイートスポットの外側、すな
わちヘッド部分2の幾何学的な中心部の回りのガット張
設体範囲に当てた場合でも可能な限り小さく保たれる。
このようにヘッド部分の変形を小さくすることに基づ
き、ボールの返球若しくはリターンのために与えられる
エネルギが増大される。
てガット張設体に生じる負荷によってヘッド部分2に発
生する変形が、ボールをスイートスポットの外側、すな
わちヘッド部分2の幾何学的な中心部の回りのガット張
設体範囲に当てた場合でも可能な限り小さく保たれる。
このようにヘッド部分の変形を小さくすることに基づ
き、ボールの返球若しくはリターンのために与えられる
エネルギが増大される。
【0044】従来のラケットにおいては、ヘッド部分の
端部区分が最も大きく変形している。本発明に基づくラ
ケットにおいては、ヘッド部分の端部区分14の変形量
が著しく減少せしめられており、これによってボールの
返球のために与えられるエネルギが増大され、かつガッ
ト張設体のスイートスポットを拡大するという効果が得
られる。
端部区分が最も大きく変形している。本発明に基づくラ
ケットにおいては、ヘッド部分の端部区分14の変形量
が著しく減少せしめられており、これによってボールの
返球のために与えられるエネルギが増大され、かつガッ
ト張設体のスイートスポットを拡大するという効果が得
られる。
【0045】ラケットの有利な寸法は次の通りである: −全長:675mmと695mmとの間、有利にはほぼ
682mm; −グリップ部分1の心材16の高さH1:11.5mm
と21mmとの間、有利には16mmと17mmとの
間; −ヘッド部分2のフレーム3の主要区分13の高さH:
26mmと35mmとの間、有利には29mm; −ヘッド部分2のフレーム3の主要区分13の幅W:1
5mmと21mmとの間、有利には18mm; −フレーム3の端部区分14の自由端部15の最小の高
さHm:高さを減少させる実施例においては高さの値は
22mmであり、高さのコンスタントな実施例において
は高さの値は26mmと35mmとの間、有利には29
mmである; −フレーム3の端部区分14の自由端部15の最大の幅
WM:ほぼ25mm; −補強部分7の中央の最大の高さH7:ほぼ12mm; −結合アーム6,6′への補強部分の移行部の高さ:ほ
ぼ11mm; −補強部分の中央の最小の幅W7:ほぼ10mm; −結合アーム6,6′への補強部分の移行部の幅:ほぼ
11mm。
682mm; −グリップ部分1の心材16の高さH1:11.5mm
と21mmとの間、有利には16mmと17mmとの
間; −ヘッド部分2のフレーム3の主要区分13の高さH:
26mmと35mmとの間、有利には29mm; −ヘッド部分2のフレーム3の主要区分13の幅W:1
5mmと21mmとの間、有利には18mm; −フレーム3の端部区分14の自由端部15の最小の高
さHm:高さを減少させる実施例においては高さの値は
22mmであり、高さのコンスタントな実施例において
は高さの値は26mmと35mmとの間、有利には29
mmである; −フレーム3の端部区分14の自由端部15の最大の幅
WM:ほぼ25mm; −補強部分7の中央の最大の高さH7:ほぼ12mm; −結合アーム6,6′への補強部分の移行部の高さ:ほ
ぼ11mm; −補強部分の中央の最小の幅W7:ほぼ10mm; −結合アーム6,6′への補強部分の移行部の幅:ほぼ
11mm。
【0046】ラケットの振動特性及び別の特徴が図3に
関連して示してある。
関連して示してある。
【0047】ボールの打撃に基づきラケットに生じる振
動は、完全に自由なラケットの2つの振動モードによっ
てほぼ規定される。振動モードは2つの共鳴振動数に関
連しており、共鳴振動数は図3に示してあるように、第
1の振動モードM1のための130Hzから180Hz
の間と第2の振動モードM2のための350Hzから4
50Hzの間である。ラケットのボールの打撃の後の全
振幅は、振動モードM1,M2の振幅の合計から構成さ
れており、各振動モードは時間に関連した加重ファクタ
W1(t),W2(t)を有している: 全振幅=W1(t)・M1+W2(t)・M2 加重ファクタW1,W2の相対的な値は、ラケットのヘ
ッド部分のガット張設体にボールの当たる箇所に主とし
て関連している。
動は、完全に自由なラケットの2つの振動モードによっ
てほぼ規定される。振動モードは2つの共鳴振動数に関
連しており、共鳴振動数は図3に示してあるように、第
1の振動モードM1のための130Hzから180Hz
の間と第2の振動モードM2のための350Hzから4
50Hzの間である。ラケットのボールの打撃の後の全
振幅は、振動モードM1,M2の振幅の合計から構成さ
れており、各振動モードは時間に関連した加重ファクタ
W1(t),W2(t)を有している: 全振幅=W1(t)・M1+W2(t)・M2 加重ファクタW1,W2の相対的な値は、ラケットのヘ
ッド部分のガット張設体にボールの当たる箇所に主とし
て関連している。
【0048】各振動モードは振幅のゼロになる所定の数
の波節を有している。振動数の小さい振動モードM1は
2つの波節19,20を有し、振動数の大きい振動モー
ドM2は3つの波節21,22,23を有しており、波
節はラケットの長さにわたって分配されている。
の波節を有している。振動数の小さい振動モードM1は
2つの波節19,20を有し、振動数の大きい振動モー
ドM2は3つの波節21,22,23を有しており、波
節はラケットの長さにわたって分配されている。
【0049】波節の長さは、ボールを打つ際にラケット
を持つプレーヤに伝達されるエネルギを考察するために
重要である。ボールがガット張設体5に1つの波節で当
たると、対応する振動モードは実質的に励起されない。
この場合、加重ファクタはゼロである。ボールが波節か
ら距離を置いてラケットに当たった場合には、対応する
振動モードが励起される。加重ファクタの作用がボール
の当たった点と当該の波節との間の距離の関数として増
大する。
を持つプレーヤに伝達されるエネルギを考察するために
重要である。ボールがガット張設体5に1つの波節で当
たると、対応する振動モードは実質的に励起されない。
この場合、加重ファクタはゼロである。ボールが波節か
ら距離を置いてラケットに当たった場合には、対応する
振動モードが励起される。加重ファクタの作用がボール
の当たった点と当該の波節との間の距離の関数として増
大する。
【0050】ラケットのフレーム3の前述の形状に基づ
き、各振動モードの波節の1つがラケットのスイートス
ポットの範囲にできるだけ近く位置しており、これによ
って振動モードの励起が最小限度になる。さらに各振動
モードの波節の1つがグリップ部分に、正確に表現する
とグリップ部分のプレーヤによってつかまれる範囲に位
置しており、これによってプレーヤの手に伝えられる振
動エネルギが最小限度になる。
き、各振動モードの波節の1つがラケットのスイートス
ポットの範囲にできるだけ近く位置しており、これによ
って振動モードの励起が最小限度になる。さらに各振動
モードの波節の1つがグリップ部分に、正確に表現する
とグリップ部分のプレーヤによってつかまれる範囲に位
置しており、これによってプレーヤの手に伝えられる振
動エネルギが最小限度になる。
【0051】本発明によって得られる重量減少の利点を
利用して、質量をラケットの選ばれた点に付加し、基本
的な2つの振動モードの波節の位置に影響を及ぼすこと
ができる。
利用して、質量をラケットの選ばれた点に付加し、基本
的な2つの振動モードの波節の位置に影響を及ぼすこと
ができる。
【0052】1つの質量がラケットのグリップ部分の自
由端部24に付加されて、グリップ部分に生じる波節が
グリップの自由端部の方向にずらされ、プレーヤの手の
ほぼ中央に位置することになる。
由端部24に付加されて、グリップ部分に生じる波節が
グリップの自由端部の方向にずらされ、プレーヤの手の
ほぼ中央に位置することになる。
【0053】さらに別の2つの質量がヘッド部分のフレ
ームの横方向に延びるほぼ対称軸線上に付加されて、ヘ
ッド部分に生じる波節がヘッド部分の自由端部15から
離れる方向にずらされ、ヘッド部分のほぼ中央範囲、ひ
いてはスイートスポットの範囲に位置することになる。
従って、ヘッド部分に付加されて慣性作用を有する質量
に基づきスイートスポットの範囲が拡大され、その結果
ヘッド部分の幾何学的な中心から離れた点でのボールの
打撃によってもラケットの振動モードはほとんど励起さ
れない。ヘッド部分に付加された質量に基づきさらに、
ヘッド部分のねじりに対する慣性力が増大され、ひいて
はスイートスポットの範囲がガット張設体の平面内の2
つの質量間の軸線に沿って拡大される。
ームの横方向に延びるほぼ対称軸線上に付加されて、ヘ
ッド部分に生じる波節がヘッド部分の自由端部15から
離れる方向にずらされ、ヘッド部分のほぼ中央範囲、ひ
いてはスイートスポットの範囲に位置することになる。
従って、ヘッド部分に付加されて慣性作用を有する質量
に基づきスイートスポットの範囲が拡大され、その結果
ヘッド部分の幾何学的な中心から離れた点でのボールの
打撃によってもラケットの振動モードはほとんど励起さ
れない。ヘッド部分に付加された質量に基づきさらに、
ヘッド部分のねじりに対する慣性力が増大され、ひいて
はスイートスポットの範囲がガット張設体の平面内の2
つの質量間の軸線に沿って拡大される。
【0054】図10に示す本発明に基づく実施例では、
ヘッド部分と結合アームとを形成するフレーム成形体が
有利には特に炭素繊維材料を用いて複合材料から成って
いて、完成した状態では成形体の外壁を形成する被覆層
の形で、特に軽い硬質フォームから成る充填材料を取り
囲んでいる。
ヘッド部分と結合アームとを形成するフレーム成形体が
有利には特に炭素繊維材料を用いて複合材料から成って
いて、完成した状態では成形体の外壁を形成する被覆層
の形で、特に軽い硬質フォームから成る充填材料を取り
囲んでいる。
【0055】図12から明らかなように、フレームは高
さをグリップ部分から軽く増大させている。フレームの
高さはヘッド部分の始端部の範囲で最大に達し、すなわ
ち結合アーム間を延びる補強部分の高さにほぼ達して、
次いでコンスタントに維持されている。フレームのコン
スタントな高さは有利にはほぼ28mmである。
さをグリップ部分から軽く増大させている。フレームの
高さはヘッド部分の始端部の範囲で最大に達し、すなわ
ち結合アーム間を延びる補強部分の高さにほぼ達して、
次いでコンスタントに維持されている。フレームのコン
スタントな高さは有利にはほぼ28mmである。
【0056】図11から明らかなように、結合アーム間
を延びる補強部分の高さはフレームのヘッド部分の高さ
よりも明らかに小さい。補強部分の中央区分の高さは有
利にはほぼ12mmであって、結合アームへの移行区分
の直前で増大している。
を延びる補強部分の高さはフレームのヘッド部分の高さ
よりも明らかに小さい。補強部分の中央区分の高さは有
利にはほぼ12mmであって、結合アームへの移行区分
の直前で増大している。
【0057】図13は図10の断面線IV−IVに沿っ
た横断面を示しており、該断面線は断面線II−IIに
よって印されたヘッド部分中心の両側にほぼ対称的に位
置している。フレーム成形体の横断面は断面線IV,I
Vの箇所で互いに同じであり、有利にはフレーム成形体
はヘッド部分の両方の断面線IV,IVの間の区分で一
様な横断面を有している。この場合、横断面の最大の幅
は有利には18mmである。
た横断面を示しており、該断面線は断面線II−IIに
よって印されたヘッド部分中心の両側にほぼ対称的に位
置している。フレーム成形体の横断面は断面線IV,I
Vの箇所で互いに同じであり、有利にはフレーム成形体
はヘッド部分の両方の断面線IV,IVの間の区分で一
様な横断面を有している。この場合、横断面の最大の幅
は有利には18mmである。
【0058】図14は断面線V−Vに沿った横断面を示
し、図15は断面線VI−VIに沿った横断面を示して
いる。
し、図15は断面線VI−VIに沿った横断面を示して
いる。
【0059】図から明らかなように、フレーム成形体の
高さが一様に維持されたまま、フレーム成形体の幅、及
び特に外周輪郭距離がそれぞれの断面線の箇所で増大し
ている。図14の横断面の最大の幅は19.75mmで
あり、図15の横断面の最大の幅は21.5mmであ
り、この場合には横断面の高さを一様に維持したままで
あるので横断面が円形に近づいており、ひいていは横断
面の輪郭距離が相応に増大している。
高さが一様に維持されたまま、フレーム成形体の幅、及
び特に外周輪郭距離がそれぞれの断面線の箇所で増大し
ている。図14の横断面の最大の幅は19.75mmで
あり、図15の横断面の最大の幅は21.5mmであ
り、この場合には横断面の高さを一様に維持したままで
あるので横断面が円形に近づいており、ひいていは横断
面の輪郭距離が相応に増大している。
【0060】図面は正確な寸法比で示してあり、図10
から図12は1:3の縮尺で示され、図13から図23
は1.5:1の拡大寸法で示されており、本発明の手段
が直接に図面から応用される。
から図12は1:3の縮尺で示され、図13から図23
は1.5:1の拡大寸法で示されており、本発明の手段
が直接に図面から応用される。
【0061】図16は図10の断面線VII−VIIに
沿った横断面を示し、図17は図10の断面線VIII
−VIIIに沿った横断面を示しており、断面線VII
I−VIIIはラケットの対称縦軸線に沿って延びてい
て、すなわち横断面の最大及び輪郭の最大の箇所を通っ
て位置している。この横断面の外周輪郭は非定型の高い
値を有し、有利にはほぼ90mmであって、すべての公
知のラケット構造に比べて常に≧85mmである。
沿った横断面を示し、図17は図10の断面線VIII
−VIIIに沿った横断面を示しており、断面線VII
I−VIIIはラケットの対称縦軸線に沿って延びてい
て、すなわち横断面の最大及び輪郭の最大の箇所を通っ
て位置している。この横断面の外周輪郭は非定型の高い
値を有し、有利にはほぼ90mmであって、すべての公
知のラケット構造に比べて常に≧85mmである。
【0062】図18は図10の補強部分の断面線IX−
IXに沿った横断面を示しており、補強部分はほぼ円形
の横断面を有している。具体的には、この横断面の高さ
は12mmであり、最大の幅は10mmである。
IXに沿った横断面を示しており、補強部分はほぼ円形
の横断面を有している。具体的には、この横断面の高さ
は12mmであり、最大の幅は10mmである。
【0063】図19は図10の断面線X−Xに沿った横
断面、すなわち結合アームと補強部分とヘッド部分との
間の移行区分の横断面を示しており、この横断面の箇所
では横断面の最大の高さが28mmに達している。
断面、すなわち結合アームと補強部分とヘッド部分との
間の移行区分の横断面を示しており、この横断面の箇所
では横断面の最大の高さが28mmに達している。
【0064】図20、図21及び図22は図10の断面
線XI−XI、XII−XII及びXIII−XIII
に沿った横断面を示し、グリップ部分とヘッド部分との
間の横断面の高さ及び幅の経過を表している。これらの
横断面はほぼ楕円形であり、輪郭距離はすべてヘッド部
分の横断面の輪郭距離より小さくなっている。結合アー
ムの横断面の最大の幅が、図2から図22に相応してヘ
ッド部分からグリップ部分へ向かってほぼ16mmから
12mmに減少しており、結合アームの横断面の最大の
高さも同じく連続的に減少していて、断面線XI−XI
の箇所でほぼ26mmであり、断面線XII−XIIの
箇所でほぼ24mmであり、かつ断面線XIII−XI
IIの箇所でほぼ22mmである。
線XI−XI、XII−XII及びXIII−XIII
に沿った横断面を示し、グリップ部分とヘッド部分との
間の横断面の高さ及び幅の経過を表している。これらの
横断面はほぼ楕円形であり、輪郭距離はすべてヘッド部
分の横断面の輪郭距離より小さくなっている。結合アー
ムの横断面の最大の幅が、図2から図22に相応してヘ
ッド部分からグリップ部分へ向かってほぼ16mmから
12mmに減少しており、結合アームの横断面の最大の
高さも同じく連続的に減少していて、断面線XI−XI
の箇所でほぼ26mmであり、断面線XII−XIIの
箇所でほぼ24mmであり、かつ断面線XIII−XI
IIの箇所でほぼ22mmである。
【0065】図23はグリップの横断面を示している。
【0066】フレーム成形体の特徴的な横断面の選択に
よって、要求されるすべてのプレー特性(打撃特性)を
保証すると同時に、重量を比較的小さくでき、重量は3
10gから325gの範囲にあって、有利には316g
である。ラケットのRa試験に基づく静力学的な剛性値
は70Hzであり、第1の振動数は158.4Hzであ
る。このことは張設されたフレームに当てはまり、この
場合には重心がグリップ端部から測定して31.8cm
の箇所に位置している。これは有利な実施例の値である
が、本発明にとって重要なことはフレーム成形体の前述
の横断面経過であり、この横断面経過は図面に正確な寸
法比で示してあり、特にラケットのヘッド部分、それも
ヘッド部分の自由端部の範囲の新規な変化が認識でき
る。
よって、要求されるすべてのプレー特性(打撃特性)を
保証すると同時に、重量を比較的小さくでき、重量は3
10gから325gの範囲にあって、有利には316g
である。ラケットのRa試験に基づく静力学的な剛性値
は70Hzであり、第1の振動数は158.4Hzであ
る。このことは張設されたフレームに当てはまり、この
場合には重心がグリップ端部から測定して31.8cm
の箇所に位置している。これは有利な実施例の値である
が、本発明にとって重要なことはフレーム成形体の前述
の横断面経過であり、この横断面経過は図面に正確な寸
法比で示してあり、特にラケットのヘッド部分、それも
ヘッド部分の自由端部の範囲の新規な変化が認識でき
る。
【0067】ラケットのヘッド部分の張設に基づき、ヘ
ッド部分のフレームの張設面内に曲げモーメントが生
じ、曲げモーメントの大きさがフレームの箇所によって
異なる。曲げモーメントの大きさは縦方向及び横方向に
生じる張設力の比に関連している。
ッド部分のフレームの張設面内に曲げモーメントが生
じ、曲げモーメントの大きさがフレームの箇所によって
異なる。曲げモーメントの大きさは縦方向及び横方向に
生じる張設力の比に関連している。
【0068】張設面内に生じる曲げモーメントの不都合
な影響を取り除くために、本発明ではフレームの横断面
の張設面内で測定した幅が変化させられ、ヘッド部分の
フレームのすべての範囲で張設力が少なくともほぼ均一
に分配されている。
な影響を取り除くために、本発明ではフレームの横断面
の張設面内で測定した幅が変化させられ、ヘッド部分の
フレームのすべての範囲で張設力が少なくともほぼ均一
に分配されている。
【0069】ラケットの図11に示す実施例において
は、ヘッド部分のフレームの横断面の張設面内で測定し
た幅の最大値がフレームの上方の端部(自由端部)に設
けられている。フレームの横断面の局所的に広げられた
該幅はヘッド部分の幅の最も広い範囲まで連続的に減少
している。次いでフレームの横断面の幅はコンスタント
に維持されている。
は、ヘッド部分のフレームの横断面の張設面内で測定し
た幅の最大値がフレームの上方の端部(自由端部)に設
けられている。フレームの横断面の局所的に広げられた
該幅はヘッド部分の幅の最も広い範囲まで連続的に減少
している。次いでフレームの横断面の幅はコンスタント
に維持されている。
【0070】図24はラケットの有利な実施例を示して
おり、この場合ヘッド部分2の幅の最も広い範囲にフレ
ームの横断面の幅の局所的な拡大部30,31が設けら
れおり、かつフレームの自由端部15にも横断面の幅の
拡大部32が設けられている。
おり、この場合ヘッド部分2の幅の最も広い範囲にフレ
ームの横断面の幅の局所的な拡大部30,31が設けら
れおり、かつフレームの自由端部15にも横断面の幅の
拡大部32が設けられている。
【0071】対応する横断面A,G,B,C,D,E,
Fが正確な寸法比で示してある。
Fが正確な寸法比で示してある。
【0072】重要なことは、断面線G−Gに沿った横断
面の幅の局所的な最大値の寸法が断面線B−Bの方向
で、対称箇所の断面線A−Aの横断面の値に相当する最
小値まで減少していて、次いで再び連続的に自由端部1
5の断面線F−Fの横断面の幅の値まで増大しているこ
とである。
面の幅の局所的な最大値の寸法が断面線B−Bの方向
で、対称箇所の断面線A−Aの横断面の値に相当する最
小値まで減少していて、次いで再び連続的に自由端部1
5の断面線F−Fの横断面の幅の値まで増大しているこ
とである。
【0073】図25は有利な別の実施例を示しており、
この場合にはフレームの横断面の幅の拡大部がヘッド部
分2の幅の最も広い範囲にのみ設けられていて、平面図
で内側へ延びている。断面線F−Fに沿った横断面の幅
の最大値の寸法が断面線B−Bの方向で、すなわちほぼ
40゜から50°の範囲にわたって連続的に減少してい
る。次いで横断面の幅は自由端部15の方向にコンスタ
ントに維持されている。図25でも断面線A−A、B−
B及びF−Fに沿った横断面は正確な寸法比で示してあ
る。
この場合にはフレームの横断面の幅の拡大部がヘッド部
分2の幅の最も広い範囲にのみ設けられていて、平面図
で内側へ延びている。断面線F−Fに沿った横断面の幅
の最大値の寸法が断面線B−Bの方向で、すなわちほぼ
40゜から50°の範囲にわたって連続的に減少してい
る。次いで横断面の幅は自由端部15の方向にコンスタ
ントに維持されている。図25でも断面線A−A、B−
B及びF−Fに沿った横断面は正確な寸法比で示してあ
る。
【図1】本発明の実施例のテニスラケットの平面図。
【図2】図1のテニスラケットの側面図。
【図3】図1のテニスラケットの振動特性線図。
【図4】図1のヘッド部分の線I−Iに沿った断面図。
【図5】別の実施例のヘッド部分の縦軸線に沿った断面
図。
図。
【図6】図1のテニスラケットの結合アーム間の補強部
分の平面図。
分の平面図。
【図7】図6の補強部分の断面図。
【図8】本発明の別の実施例のテニスラケットの平面
図。
図。
【図9】図8のテニスラケットの種々異なる箇所の断面
図。
図。
【図10】本発明のさらに別の実施例のテニスラケット
の平面図。
の平面図。
【図11】図10の断面線II−IIに沿った断面図。
【図12】図10のテニスラケットの側面図。
【図13】図10の断面線IV−IVに沿った断面図。
【図14】図10の断面線V−Vに沿った断面図。
【図15】図10の断面線VI−VIに沿った断面図。
【図16】図10の断面線VII−VIIに沿った断面
図。
図。
【図17】図10の断面線VIII−VIIIに沿った
断面図。
断面図。
【図18】図10の断面線IX−IXに沿った断面図。
【図19】図10の断面線X−Xに沿った断面図。
【図20】図10の断面線XI−XIに沿った断面図。
【図21】図10の断面線XII−XIIに沿った断面
図。
図。
【図22】図10の断面線XIII−XIIIに沿った
断面図。
断面図。
【図23】図10の断面線XIV−XIVに沿った断面
図。
図。
【図24】本発明の別の有利な実施例の平面図及び断面
図。
図。
【図25】本発明のさらに別の有利な実施例の平面図及
び断面図。
び断面図。
1 グリップ部分、 2 ヘッド部分、 3 フレー
ム、 4 開口、 5ガット、 6,6′ 結合アー
ム、 7 補強部分、 8 溝、 9 壁区分、10,
11 面取り区分、 12 内周面、 13 主要区
分、 14 端部区分、15 自由端部、 16 心
材、 17 溝、 18 被覆層、 24自由端部、
25 質量、 26 基体区域、 27 移行区域、
30,31,32 拡大部、 LL 対称縦軸線
ム、 4 開口、 5ガット、 6,6′ 結合アー
ム、 7 補強部分、 8 溝、 9 壁区分、10,
11 面取り区分、 12 内周面、 13 主要区
分、 14 端部区分、15 自由端部、 16 心
材、 17 溝、 18 被覆層、 24自由端部、
25 質量、 26 基体区域、 27 移行区域、
30,31,32 拡大部、 LL 対称縦軸線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャック メルタン ベルギー国 モミニー リュー エルス 14
Claims (15)
- 【請求項1】 テニスラケットであって、ほぼ縦軸線に
沿って延びるグリップ部分、リング状の開口を備えたフ
レームによって規定されたヘッド部分、フレームにかけ
られてほぼ1つの平面で開口内にクロスして張設された
ガット張設体、ヘッド部分とグリップ部分との間を延び
る2つの結合アーム、及び両方の結合アーム間を延びる
補強部分を有している形式のものにおいて、ヘッド部分
(2)の主要区分(13)がフレーム(3)のガット張
設体(5)の平面に対して垂直な方向の高さ(H)を少
なくともほぼコンスタントに維持していて、結合アーム
(6,6′)の端部から、ヘッド部分(2)のガット張
設体の平面内で縦軸線(LL)に対して直角な方向の最
大の幅の範囲の後方まで延びており、ヘッド部分(2)
の主要区分に続く端部区分(14)がフレーム(3)の
ガット張設体(5)の平面内での幅(W)を有利には自
由端部(15)に向かって増大させており、グリップ部
分(1)の心材(16)がガット張設体(5)の平面内
での機械的な曲げ剛性、及びガット張設体の平面に対し
て垂直な面内での機械的な曲げ剛性、並びにねじり剛性
を規定しており、グリップ部分の被覆層(18)が心材
(16)を覆っていてかつグリップ部分(1)の機械的
な剛性に著しく影響を及ぼさないようにグリップ部分
(1)の最大の高さ及び幅を規定していることを特徴と
するテニスラケット。 - 【請求項2】 ヘッド部分の主要区分(13)のフレー
ム(3)の幅(W)がフレーム(3)の高さ(H)の5
0%と70%との間であり、有利には端部区分(14)
のフレーム(3)の幅がヘッド部分の主要部分(13)
のフレーム(3)の幅(W)からヘッド部分(2)の自
由端部(15)で100%から200%の間の値まで増
大しており、有利には端部区分(14)のフレーム
(3)の高さがヘッド部分の主要部分(13)のフレー
ム(3)の高さ(H)に相応しているか若しくはヘッド
部分の主要部分(13)のフレーム(3)の高さ(H)
の50%と100%の間に減少している請求項1記載の
テニスラケット。 - 【請求項3】 ラケットのヘッド部分(2)の自由端部
(15)からグリップ部分(1)の自由端部(24)ま
での長さが675mmと695mmとの間で、特にほぼ
682mmであり、グリップ部分(1)の主要区分の長
さがラケットの全長の1/4と1/3との間であり、グ
リップ部分(1)の心材(16)の最小の高さが11.
5mmと21mmとの間である請求項1又は2記載のテ
ニスラケット。 - 【請求項4】 ヘッド部分の主要区分(13)のフレー
ム(3)の高さ(H)が26mmと35mmとの間で、
有利には29mmであり、ヘッド部分の主要区分(1
3)のフレーム(3)の幅(W)が15mmと21mm
との間で、有利には18mmであり、フレームの最小の
高さ(Hm)がほぼ22mmであり、ヘッド部分の端部
区分(14)のフレーム(3)の高さ(H)が26mm
と35mmとの間で、有利には29mmであるのに対し
て、ヘッド部分の端部区分(14)のフレーム(3)の
最大の幅(WM)がほぼ25mmである請求項1から3
のいずれか1項記載のテニスラケット。 - 【請求項5】 2つの結合アーム(6,6′)間の補強
部分(7)が補強部分の中央に向かって高さを増大させ
かつ幅を減少させており、補強部分(7)の横断面の輪
郭距離が補強部分(7)の長手方向の位置に無関係にほ
ぼコンスタントである請求項1記載のテニスラケット。 - 【請求項6】 フレーム(3)が壁の薄い管状の閉じら
れた成形体から成っており、該成形体が開口(4)と相
対する外側の内方へ引っ込められた凹面状の区分
(8)、上方及び下方の面取り区分(10,11)、並
びに凹面状の区分(8)と上方及び下方の面取り区分
(10,11)とを結合する壁区分(9)を有してお
り、該壁区分(9)がガット張設体(5)の平面に対し
て25°と65°の間の角度α、特に45°の角度αで
傾斜しており、成形体の外側の内方へ引っ込められた凹
面状の区分(8)が補強されており、有利には成形体が
合成材料から成っており、補強が合成材料のオーバラッ
プされた2つの層によって行われている請求項1から5
のいずれか1項記載のテニスラケット。 - 【請求項7】 ヘッド部分(2)の少なくとも端部区分
(14)のフレームの横断面の輪郭距離、ひいてはフレ
ームの延び方向での質量がほぼコンスタントであり、結
合アーム(6,6′)の横断面の輪郭距離がヘッド部分
(2)からグリップ部分(1)に向かって短くなってお
り、結合アーム(6,6′)を形成する合成材料のオー
バラップの長さがヘッド部分(2)からグリップ部分
(1)に向かって増大している請求項1から6のいずれ
か1項記載のテニスラケット。 - 【請求項8】 テニスボールの打撃により生じるほぼ1
30Hzと180Hzとの間の第1の共鳴振動、及びほ
ぼ350Hzと450Hzとの間の第2の共鳴振動がラ
ケット内にラケット面に対して垂直な波形を励起し、第
1の共鳴振動から生じた波形(M1)が振幅の零である
2つの波節線(19,20)を有しており、第2の共鳴
振動から生じた波形(M2)が振幅の零である3つの波
節線(21,22,23)を有しており、ラケットの寸
法、材料及び重量分配が第1の波形に所属する1つの波
節線(19)をヘッド部分(2)のほぼ中心に位置させ
かつ第1の波形に所属する別の波節線(20)並びに第
2の波形に所属する1つの波節線(23)をプレーヤに
よってつかまれる箇所のできるだけ近くに位置させ、第
2の波形に所属する残りの2つの波節線(21,22)
をヘッド部分(2)への結合アーム(6,6′)の移行
部の範囲とヘッド部分(2)の主要区分(13)から端
部区分(14)への移行部の範囲とに配置するように選
ばれており、この場合有利にはグリップ部分(1)の波
節線(20,23)がグリップ部分の自由端部(24)
からほぼ5cm離れて位置している請求項1から7のい
ずれか1項記載のテニスラケット。 - 【請求項9】 ヘッド部分(2)のフレームの成形体の
横断面の輪郭距離がヘッド部分(2)のグリップ部分
(1)から離れた側の半部でフレームの自由端部に向か
って増大し、有利には≧85mmであり、この場合有利
にはフレームの成形体のラケット縦軸線内に位置する横
断面の輪郭距離がほぼ90mmでかつほぼ円形である請
求項1記載のテニスラケット。 - 【請求項10】 ヘッド部分(2)のフレームの成形体
の横断面のラケット面に対して垂直に測定した高さがコ
ンスタントであり、かつフレームの成形体の横断面のラ
ケット面に平行に測定した幅が、ヘッド部分(2)と結
合アーム(6,6′)との間の移行部範囲から出発して
ヘッド部分(2)のほぼ3分の2まで変わらないままで
あって、次いで連続的に最大値まで増大しており、この
最大値が有利にはフレームの成形体の横断面の高さより
もわずかに小さくなっており、この場合フレームの成形
体の横断面の高さがほぼ28mmであり、該横断面の幅
がほぼ18mmからほぼ25mmまで増大しており、該
横断面がほぼ楕円形からほぼ円形に移行している請求項
9記載のテニスラケット。 - 【請求項11】 補強部分(7)がほぼ円形の横断面を
有しており、補強部分の横断面の高さがヘッド部分のフ
レームの横断面の最大の高さのほぼ3分の1である請求
項10記載のテニスラケット。 - 【請求項12】 結合アーム(6,6′)がほぼ楕円形
の横断面を有しており、この横断面の高さ及び幅がグリ
ップ部分(1)に向かって連続的に減少している請求項
10記載のテニスラケット。 - 【請求項13】 ヘッド部分(2)のフレーム(3)が
ヘッド部分(2)の自由端部(15)若しくはヘッド部
分(2)の幅の最も広い範囲に、横断面をヘッド部分
(2)のガットの張設面内で局所的に広げられた拡大部
(30,31,32)を有している請求項1記載のテニ
スラケット。 - 【請求項14】 ヘッド部分(2)のフレームの横断面
の幅がヘッド部分の自由端部(15)に設けられた拡大
部(32)からヘッド部分の幅の最も広い範囲まで減少
し、次いでコンスタントに維持されるか、若しくはほぼ
45°の範囲にわたって減少し、次いでほぼ45°の別
の範囲にわたって、ヘッド部分(2)の幅の最も広い範
囲に設けられた拡大部(30,31)の最大値まで再び
増大している請求項13記載のテニスラケット。 - 【請求項15】 ヘッド部分(2)のフレームの横断面
の幅がヘッド部分(2)の幅の最も広い範囲に設けられ
た拡大部(30,31)からヘッド部分の自由端部(1
5)に向かってほぼ45°の範囲にわたって減少して、
次いでコンスタントに維持されている請求項13記載の
テニスラケット。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4037568A DE4037568A1 (de) | 1990-11-26 | 1990-11-26 | Tennisschlaeger |
DE4037568.4 | 1991-05-23 | ||
DE4116901A DE4116901A1 (de) | 1991-05-23 | 1991-05-23 | Tennisschlaeger |
DE4116901.8 | 1991-05-23 |
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PT10466T (pt) * | 2009-08-24 | 2010-02-24 | Jose Manuel Silvestre Monteiro | Raqueta de ténis de face dupla |
DE202021002644U1 (de) | 2021-08-11 | 2021-09-21 | Head Technology Gmbh | Ballspielschlägerrahmen mit verbesserter Torsion |
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DE2738997A1 (de) * | 1977-08-30 | 1979-03-15 | Reinhold Sommer | Tennisschlaeger |
DE3379712D1 (en) * | 1982-09-27 | 1989-06-01 | Soong Tsai C | Frame for sports racket |
BE1000689A6 (fr) * | 1987-07-14 | 1989-03-14 | Donnay Donnay S A Ets | Raquette de tennis, de squash ou sport analogue. |
GB2208356B (en) * | 1987-08-04 | 1991-08-07 | Wilson Sporting Goods | Tennis racket |
DE8715560U1 (de) * | 1987-11-24 | 1988-03-10 | Tegro GmbH Groß- und Einzelhandel für Tennisartikel, 8702 Leinach | Schläger insbesondere für Squash |
-
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- 1991-11-26 JP JP3311051A patent/JPH05168730A/ja active Pending
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JP2003062127A (ja) * | 2001-08-28 | 2003-03-04 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | ラケットフレーム |
JP4515671B2 (ja) * | 2001-08-28 | 2010-08-04 | Sriスポーツ株式会社 | ラケットフレーム |
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