JPH0516870Y2 - - Google Patents

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JPH0516870Y2
JPH0516870Y2 JP1987157542U JP15754287U JPH0516870Y2 JP H0516870 Y2 JPH0516870 Y2 JP H0516870Y2 JP 1987157542 U JP1987157542 U JP 1987157542U JP 15754287 U JP15754287 U JP 15754287U JP H0516870 Y2 JPH0516870 Y2 JP H0516870Y2
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drive coil
carriage
linear motor
detection
resolution
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は、磁気デイスクまたは光デイスク装置
等の記録・再生用ヘツドのトラツクアクセスに用
いられる可動コイル型(ボイスコイル型)DCリ
ニアモータに関するものである。
〔従来の技術〕
この種のDCリニアモータとして第1図に示す
ものが知られている。図において2は、バツクヨ
ーク、3はメインヨーク、4は永久磁石板、5は
駆動コイル、6は摺動軸兼着磁棒、7は、キヤリ
ツジ、8は検出ヘツド、9は摺動軸用取り付け
台、10は基板である。永久磁石板4は、それぞ
れバツクヨーク2の上下内壁面に装着されてい
る。これら永久磁石板4は、それぞれ厚さ方向に
着磁され、メインヨーク3をはさんで同極が対向
している。このDCリニアモータ1では、メイン
ヨーク3に巻かれた駆動コイル5に電流を流す
と、フレミングの左手の法則により電流の向きに
対応してメインヨーク3に沿つて左右の駆動力が
発生する。
駆動コイル5に発生した駆動力は、駆動力取出
用キヤリツジ7を介して取出される。キヤリツジ
7に固定された検出ヘツド8は、駆動軸6の着磁
変化を読み取り、位置検出用信号を出力する。以
下この原理を第2図で示す。検出ヘツドを着磁ピ
ツチTに対して、位相が90°異なるようにT/4
隔して2個設けている。駆動コイルが、左右へ動
くことにより、キヤリツジに固定された検出ヘツ
ドが動き、位置検出信号を出力する。A,B2つ
の検出信号相互の進み遅れにより、駆動コイルの
左右の移動方向を検出回路により検出する。この
位置検出信号を用いてDCリニアモータ1の制御
を行つている。
従来のDCリニアモータは、位置検出用信号A,
Bを利用して摺動軸への着磁ピツチTのT/4の
分解能を得て位置決め制御を行つていたところ
が、光デイスク装置用等への利用等のため高分解
能の位置決め制御が求められているが、着磁能力
は機械的、及び、磁束の減少等により、数10μ程
度の着磁が現状では限界であり、高分解能の位置
決め制御を行うには問題があつた。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、高分解能位置決め制御を行う
DCリニアモータに対して、摺動軸兼着磁棒の着
磁状態を検出するための検出ヘツドをコイルの移
動に伴なつて移動するキヤリツジに複数個モール
ドして備えつけ着磁ピツチを変えずに、高分解能
の位置検出信号を出力するDCリニアモータを提
供することにある。
〔考案の構成〕
本考案によれば、永久磁石によつて作られた磁
界中に駆動コイルを設け、この駆動コイルに駆動
電流を流したときに該駆動コイルに往復運動を生
ぜしめ、前記駆動コイルに結合されたキヤリツジ
が前記駆動コイルの移動に伴なつて摺動軸に沿つ
て移動し、該摺動軸は長さ方向に磁極N及び磁極
Sが所定間隔T/2(但し、Tは磁極N及び磁極
Sの各々の着磁ピツチを表す。)で交互に現れる
ように着磁されているDCリニアモータにおいて、
前記摺動軸の着磁状態を検出するための検出ヘツ
ドを前記キヤリツジに、着磁ピツチTの1/2m
等しい分解能(1/2m)Tを得る時に、(1/2m
T間隔で2m-1個(m=3,4,……)設けたこと
を特徴とするDCリニアモータが得られる。
更に本考案によれば、前記2m-1個の検出ヘツド
を前記キヤリツジにモールドしたことを特徴とす
るDCリニアモータが得られる。
〔作用〕
上記の構成における、mと、分解能と、ヘツド
間隔と、ヘツド数とを、表にすると以下のように
なる。
m 分解能 ヘツド間隔 ヘツド数 (1/2m)T (1/2m)T 2m-1 3 (1/8)T (1/8)T 4 4 (1/16)T (1/16)T 8 5 (1/32)T (1/32)T 16 このように、本考案では、(1/8)Tの分解
能を得る時には、検出ヘツドを4個、(1/16)
Tの分解能を得る時には、検出ヘツドを8個、
(1/32)Tの分解能を得る時には、検出ヘツド
を、16個設けるだけで済む。
ここで、例えば、着磁ピツチTの1/5に等しい
分解能(1/5)Tを得る場合を考えると、分解
能を(1/5)Tにする時には、原理的に検出ヘ
ツドを5個設けることが必要になり、(1/8)
Tの分解能を得るために、検出ヘツドを4個設け
れば済む本考案の方が経済的である。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を図面を用いて説明する。
第1図は、DCリニアモータの外観図で、2は、
バツクヨーク、3は、メインヨーク、4は、永久
磁石板、5は駆動コイル、6は摺動軸兼着磁棒、
7はキヤリツジ、8は検出ヘツド、9は摺動軸用
取り付け台、10は基板である。永久磁石板4
は、それぞれバツクヨーク2の内壁面に装着され
それぞれ厚さ方向に着磁され、メインヨーク3を
はさんで同極を対向させてDCリニアモータ1を
構成している。摺動軸が長さ方向に数10μ〜数百
μ間隔で磁極N−Sが反転するように着磁され、
かつこの着磁状態を検出するための検出ヘツド
を、コイルの移動に伴なつて移動するキヤリツジ
に複数個備えて位置検出用信号としている。検出
ヘツドについて、第3図を用いて説明する。検出
ヘツドを従来通り着磁ピツチTに対して位相が
90°異なるようにT/4隔してA,B2個備えた他
に、図のようにnT+T/8隔ててA′、それより
T/4隔してB′を備える。これにより駆動コイ
ルが、左右へ動くことによりキヤリツジに固定さ
れた検出ヘツドが動き、位置検出信号を出力す
る。この位置検出信号A,B,A′,B′を利用し
て、DCリニアモータの制御を行うと、着磁ピツ
チTのT/8の分解能を得て制御を行うことがで
き、着磁ピツチを変えずに高分解能の位置検出信
号を出力することが、可能となる。
尚、この例では、検出ヘツドA′及びB′を、検
出ヘツドAの位置にnTを加算した位置を基準に
して、そこから(1/8)T、(3/8)T離れ
た位置に、それぞれ、設けたが、スペース的に許
せば、検出ヘツドA′及びB′を、検出ヘツドAの
位置を基準にして、そこから(1/8)T、
(3/8)T離れた位置に、それぞれ、設けても
良いことは言うまでもない。
また、DCリニアモータのバツクヨーク2は、
平板で構成しても同様な効果があるのは、明らか
である。着磁ピツチTのT/16の分解能を得て制
御したい場合は、A,B(T/4隔てて)、A′(nT
+T/8隔てて)、B′(nT+3/8T隔てて) A″(nT+T/16隔てて)、B″(nT+5/16T隔て て)、A(nT+3/16T隔てて)、B(nT+7/16 T隔てて)8個の検出ヘツドを備えることが出来
る。
これら複数個の検出ヘツドをモールドしてしま
えば、検出ヘツドの位置合わせも容易に行なわれ
るようになる。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によるDCリニアモ
ータにより、着磁ピツチを変えずに高分解能の位
置検出信号を得ることが可能になり、複数個の検
出ヘツドをモールドしてしまえば、検出ヘツドの
位置合わせも容易に行なわれる。このように、高
分解能位置決め制御を行うための位置検出信号の
分解能の向上がはかられ本考案の工業的価値は大
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、DCリニアモータの概略図である。
第2図は、従来の検出ヘツド位置の原理図であ
る。第3図は、本考案の検出ヘツド位置の原理図
である。 1……DCリニアモータ、2……バツクヨーク、
3……メインヨーク、4……永久磁石、5……駆
動コイル、6……摺動軸兼着磁棒、7……キヤリ
ツジ、8……検出ヘツド、9……取り付け台、1
0……基板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 永久磁石によつて作られた磁界中に駆動コイ
    ルを設け、この駆動コイルに駆動電流を流した
    ときに該駆動コイルに往復運動を生ぜしめ、前
    記駆動コイルに結合されたキヤリツジが前記駆
    動コイルの移動に伴なつて摺動軸に沿つて移動
    し、該摺動軸は長さ方向に磁極N及び磁極Sが
    所定間隔T/2(但し、Tは磁極N及び磁極S
    の各々の着磁ピツチを表す。)で交互に現れる
    ように着磁されているDCリニアモータにおい
    て、前記摺動軸の着磁状態を検出するための検
    出ヘツドを前記キヤリツジに、着磁ピツチTの
    1/2mに等しい分解能(1/2m)Tを得る時
    に、(1/2m)T間隔で2m-1個(m=3,4,
    ……)設けたことを特徴とするDCリニアモー
    タ。 2 前記2m-1個の検出ヘツドを前記キヤリツジに
    モールドしたことを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項に記載のDCリニアモータ。
JP1987157542U 1987-10-16 1987-10-16 Expired - Lifetime JPH0516870Y2 (ja)

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JP1987157542U JPH0516870Y2 (ja) 1987-10-16 1987-10-16

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JP1987157542U JPH0516870Y2 (ja) 1987-10-16 1987-10-16

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JPH0164978U JPH0164978U (ja) 1989-04-26
JPH0516870Y2 true JPH0516870Y2 (ja) 1993-05-06

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60118050A (ja) * 1983-11-29 1985-06-25 Citizen Watch Co Ltd キヤリツジリニヤモ−タ
JPS61292014A (ja) * 1985-06-19 1986-12-22 Ono Sokki Co Ltd 位置検出器
JPS6270701A (ja) * 1985-09-24 1987-04-01 Nec Home Electronics Ltd 磁気測長装置

Patent Citations (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS6270701A (ja) * 1985-09-24 1987-04-01 Nec Home Electronics Ltd 磁気測長装置

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