JPH0516865A - 自転車用のブレーキ操作装置 - Google Patents
自転車用のブレーキ操作装置Info
- Publication number
- JPH0516865A JPH0516865A JP3168584A JP16858491A JPH0516865A JP H0516865 A JPH0516865 A JP H0516865A JP 3168584 A JP3168584 A JP 3168584A JP 16858491 A JP16858491 A JP 16858491A JP H0516865 A JPH0516865 A JP H0516865A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brake
- brake lever
- resistance
- lever
- stroke
- Prior art date
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- Granted
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62L—BRAKES SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES
- B62L3/00—Brake-actuating mechanisms; Arrangements thereof
- B62L3/02—Brake-actuating mechanisms; Arrangements thereof for control by a hand lever
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Braking Elements And Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 車輪を高制動効率の発揮をする制動状態に容
易、迅速に、しかも、精度良くブレーキ操作できる自転
車用のブレーキ操作装置を提供する。 【構成】 ブレーキレバーがブレーキ切り位置OFから
設定途中箇所Pまでの間に在る時には、ブレーキレバー
の単位操作ストロークdSの操作によって変化する操作
抵抗の変化分dRoが比較的小であってブレーキレバー
が比較的動き易く、ブレーキレバーの制動用位置Aへの
操作が軽く迅速にできる。ブレーキレバーが設定途中箇
所Pからブレーキ入り側のストロークエンド位置EDま
での間に在る時には、ブレーキレバーの単位操作ストロ
ークdSの操作によって変化する操作抵抗の変化分dR
eが比較的大であってブレーキレバーが比較的動き難く
く、ブレーキレバーが制動用位置Aに到達したことの認
識がし易くなり、かつ、ブレーキレバーの動かし過ぎが
回避し易くなる。
易、迅速に、しかも、精度良くブレーキ操作できる自転
車用のブレーキ操作装置を提供する。 【構成】 ブレーキレバーがブレーキ切り位置OFから
設定途中箇所Pまでの間に在る時には、ブレーキレバー
の単位操作ストロークdSの操作によって変化する操作
抵抗の変化分dRoが比較的小であってブレーキレバー
が比較的動き易く、ブレーキレバーの制動用位置Aへの
操作が軽く迅速にできる。ブレーキレバーが設定途中箇
所Pからブレーキ入り側のストロークエンド位置EDま
での間に在る時には、ブレーキレバーの単位操作ストロ
ークdSの操作によって変化する操作抵抗の変化分dR
eが比較的大であってブレーキレバーが比較的動き難く
く、ブレーキレバーが制動用位置Aに到達したことの認
識がし易くなり、かつ、ブレーキレバーの動かし過ぎが
回避し易くなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自転車用のブレーキ操
作装置に関する。
作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自転車用のブレーキ操作装置において、
従来、図3に線OF−Xで示すように、ブレーキレバー
の操作に必要な操作力が、ブレーキレバーがブレーキ切
り位置OFからブレーキ入り側のストロークエンド位置
EDに至るまで、一直線状に増大変化するようになって
いた。
従来、図3に線OF−Xで示すように、ブレーキレバー
の操作に必要な操作力が、ブレーキレバーがブレーキ切
り位置OFからブレーキ入り側のストロークエンド位置
EDに至るまで、一直線状に増大変化するようになって
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、車輪を車体制動
の効率が高くなるブレーキ状態に容易、迅速に制動操作
できるようにすると、このブレーキ状態の現出ができる
ところの図3の如き特定操作位置Aにブレーキレバーを
容易、迅速に操作できるように、ブレーキレバーの切り
位置OFから特定操作位置Aまでの操作に必要な力が比
較的軽くて済むようにする必要があることから、ブレー
キレバーの操作ストローク全体にわたっての操作に必要
な力も比較的軽くなるようになっていた。この結果、ブ
レーキレバーが特定操作位置Aになっているか否かを操
作抵抗によって判断するのが困難になると共に、ブレー
キレバーを過剰操作し易くなり、制動時に、ブレーキレ
バーを特定操作位置Aの手前で停止操作するとか、特定
操作位置Aを通過して車輪ロックが生じる操作位置SP
に至るまで一気に操作し過ぎてしまい、車輪の制動不足
やロックを招かれ易くなっていた。本発明の目的は、制
動効率の高いブレーキ操作が容易、迅速に、かつ、精度
よくでき、しかも、比較的構造簡単に得られるブレーキ
操作装置を提供することにある。
の効率が高くなるブレーキ状態に容易、迅速に制動操作
できるようにすると、このブレーキ状態の現出ができる
ところの図3の如き特定操作位置Aにブレーキレバーを
容易、迅速に操作できるように、ブレーキレバーの切り
位置OFから特定操作位置Aまでの操作に必要な力が比
較的軽くて済むようにする必要があることから、ブレー
キレバーの操作ストローク全体にわたっての操作に必要
な力も比較的軽くなるようになっていた。この結果、ブ
レーキレバーが特定操作位置Aになっているか否かを操
作抵抗によって判断するのが困難になると共に、ブレー
キレバーを過剰操作し易くなり、制動時に、ブレーキレ
バーを特定操作位置Aの手前で停止操作するとか、特定
操作位置Aを通過して車輪ロックが生じる操作位置SP
に至るまで一気に操作し過ぎてしまい、車輪の制動不足
やロックを招かれ易くなっていた。本発明の目的は、制
動効率の高いブレーキ操作が容易、迅速に、かつ、精度
よくでき、しかも、比較的構造簡単に得られるブレーキ
操作装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による自転車用の
ブレーキ操作装置にあっては、目的達成のために、ブレ
ーキレバーの単位操作ストロークの操作によって変化す
るブレーキ装置の制動出力の変化分の大きさが、前記ブ
レーキレバーの制動操作ストローク全体にわたって一定
またはほぼ一定である状態で、前記ブレーキレバーと前
記ブレーキ装置とを連係し、前記ブレーキレバーの単位
操作ストロークの操作によって変化する前記ブレーキレ
バーの操作抵抗の変化分の大きさを、前記ブレーキレバ
ーのブレーキ切り位置とブレーキ入り側ストロークエン
ド位置との設定途中箇所で変更し、かつ、前記設定途中
箇所より前記ブレーキ入り側ストロークエンド位置の方
での前記抵抗変化分の大きさを、前記設定途中箇所より
前記ブレーキ切り位置の方での前記抵抗変化分の大きさ
より大にする抵抗変更手段を備えてある。その作用、効
果は次のとおりである。
ブレーキ操作装置にあっては、目的達成のために、ブレ
ーキレバーの単位操作ストロークの操作によって変化す
るブレーキ装置の制動出力の変化分の大きさが、前記ブ
レーキレバーの制動操作ストローク全体にわたって一定
またはほぼ一定である状態で、前記ブレーキレバーと前
記ブレーキ装置とを連係し、前記ブレーキレバーの単位
操作ストロークの操作によって変化する前記ブレーキレ
バーの操作抵抗の変化分の大きさを、前記ブレーキレバ
ーのブレーキ切り位置とブレーキ入り側ストロークエン
ド位置との設定途中箇所で変更し、かつ、前記設定途中
箇所より前記ブレーキ入り側ストロークエンド位置の方
での前記抵抗変化分の大きさを、前記設定途中箇所より
前記ブレーキ切り位置の方での前記抵抗変化分の大きさ
より大にする抵抗変更手段を備えてある。その作用、効
果は次のとおりである。
【0005】
【作用】車輪が高制動効率の現出をするブレーキ状態に
なるところの特定操作位置を前記設定途中箇所として設
定する。すると、ブレーキレバーがブレーキ切り位置か
ら特定操作位置に移動するまでに、ブレーキレバーの操
作に伴って増大変化する操作抵抗の変化度合と、ブレー
キレバーが前記特定操作位置に達してからさらにブレー
キ入り側に操作するに伴って増大変化する操作抵抗の変
化度合とが相違し、ブレーキ操作をするに際し、ブレー
キレバーが切り位置から特定操作位置に切換わるまで
は、操作抵抗が比較的弱くて軽く移動し、ブレーキレバ
ーが特定操作位置に達してからは、それまでに比して操
作抵抗が強くなると共にレバーが動きにくくなり、抵抗
の強化変化によってレバーが特定操作位置に達したと判
断し易くなると共に、レバーの動き抵抗の強さによって
レバーの特定操作位置を越えての動かし過ぎが回避し易
くなる。
なるところの特定操作位置を前記設定途中箇所として設
定する。すると、ブレーキレバーがブレーキ切り位置か
ら特定操作位置に移動するまでに、ブレーキレバーの操
作に伴って増大変化する操作抵抗の変化度合と、ブレー
キレバーが前記特定操作位置に達してからさらにブレー
キ入り側に操作するに伴って増大変化する操作抵抗の変
化度合とが相違し、ブレーキ操作をするに際し、ブレー
キレバーが切り位置から特定操作位置に切換わるまで
は、操作抵抗が比較的弱くて軽く移動し、ブレーキレバ
ーが特定操作位置に達してからは、それまでに比して操
作抵抗が強くなると共にレバーが動きにくくなり、抵抗
の強化変化によってレバーが特定操作位置に達したと判
断し易くなると共に、レバーの動き抵抗の強さによって
レバーの特定操作位置を越えての動かし過ぎが回避し易
くなる。
【0006】
【発明の効果】抵抗変更手段の付加により、ブレーキレ
バーを前記特定操作位置に容易、迅速に、かつ、精度よ
く操作して車輪を制動効率の高い状態に迅速、確実にブ
レーキ操作し、制動操作が停止距離面等で有利にできる
ようになった。しかも、抵抗変更手段によるものである
から、ブレーキレバーとブレーキ装置とはレバーストロ
ークと制動出力が前記関係になるところの構造簡単な連
係機構で連係し、例えば抵抗変更手段としての抵抗スプ
リングを付加するだけの比較的簡単な構造ですみ、経済
面等で有利に得られるようにできた。
バーを前記特定操作位置に容易、迅速に、かつ、精度よ
く操作して車輪を制動効率の高い状態に迅速、確実にブ
レーキ操作し、制動操作が停止距離面等で有利にできる
ようになった。しかも、抵抗変更手段によるものである
から、ブレーキレバーとブレーキ装置とはレバーストロ
ークと制動出力が前記関係になるところの構造簡単な連
係機構で連係し、例えば抵抗変更手段としての抵抗スプ
リングを付加するだけの比較的簡単な構造ですみ、経済
面等で有利に得られるようにできた。
【0007】
【実施例】図1に示すように、ブレーキレバー1をレバ
ーブラケット2を介して自転車用ハンドル3に取り付け
るように、かつ、ブレーキレバー1を枢支軸4の軸芯周
りで握り揺動操作することにより、このレバー操作によ
るブレーキワイヤ5の引張り操作のためにキャリパー式
ブレーキ装置6の一対の操作アーム7,7が閉じ揺動し
て、ブレーキ装置6がブレーキ入りになり、ブレーキレ
バー1の握り操作を解除することにより、ブレーキレバ
ー1に付設してあるリターンスプリング(図示せず)
や、ブレーキ装置6に備えてあるリターンスプリング8
の付勢作用により、ブレーキレバー1がブレーキ切り位
置OFに復帰すると共に操作アーム7が開き揺動して、
ブレーキ装置6がブレーキ切りになるように、自転車用
のブレーキ操作装置を構成してある。ブレーキレバー1
とブレーキ装置6は図4に示す連係関係で連係してあ
る。すなわち、図中、Sは、ブレーキレバー1の全操作
ストロークである。S1は、ブレーキレバー1の空引き
ストロークである。S2は、ブレーキレバー1の制動操
作ストロークである。Bは、ブレーキ装置6の制動出力
である。dSは、ブレーキレバー1の単位操作ストロー
クである。dBは、ブレーキレバー1の単位操作ストロ
ークdSの操作によって変化する制動出力の変化分であ
る。つまり、ブレーキレバー1を握り操作しても、ブレ
ーキレバー1が空引きストロークS1に位置している時
はブレーキ装置6の制動操作はできないのであり、制動
操作ストロークS2に位置することにより、ブレーキ装
置6の制動操作が可能になるのである。そして、制動操
作ストロークS2において、ブレーキレバー1を単位操
作ストロークdSだけ操作すると、このレバー操作に伴
い、ブレーキ装置6の制動出力Bは変化分dBだけ増加
側あるいは減少側に変化するのである。この変化分dB
は、制動操作ストロークS2の全体にわたって一定であ
るようにしてある。尚、前記変化分dBは、ブレーキレ
バー1の操作に伴うブレーキワイヤ5の抵抗変化に起因
して若干変化することもある。図1に示すようにレバー
ブラッケト2に付設してある抵抗スプリング9がブレー
キレバー1に作用してブレーキレバー1の操作抵抗を図
3に示す如く調節するように構成することにより、車輪
10が制動効率の高いブレーキ状態になるようにブレー
キ装置6を入り操作することが精度良くしかも容易、迅
速にできるように配慮してある。すなわち、図3は、ブ
レーキレバー1に付与するレバー操作力と、ブレーキレ
バー1の操作位置および操作抵抗との関係を示してい
る。図中のOF,ED,SP,A,Pはブレーキレバー
1の操作位置を示し、OFは、ブレーキ切り位置 EDは、ブレーキ入り側のストロークエンド位置 SPは、車輪10がロックする位置 Aは、車輪10が高制動効率のブレーキ状態になる操作
位置 Pは、操作位置Aの始端箇所である。 また、図中のdSは、ブレーキレバー1の単位操作スト
ローク dRoは、ブレーキ切り位置OFと始端箇所Pの間で、
ブレーキレバー1の単位操作ストロークdSの操作によ
って変化する操作抵抗の変化分 dReは、始端箇所Aとストロークエンド位置EDの間
で、ブレーキレバー1の単位操作ストロークdSの操作
によって変化する操作抵抗の変化分である。 そして、図2に示すように、ブレーキレバー1をブレー
キ切り位置OFから握り操作し、ブレーキレバー1が始
端箇所Pに達するに伴ってブレーキレバー1のアーム部
1aが抵抗スプリング9に当たり始め、この後、ブレー
キレバー1をさらに握り操作するに伴い、アーム部1a
が抵抗スプリング9を圧縮弾性変形操作し、この変形操
作はブレーキレバー1がストロークエンド位置EDに至
るまで続行するように構成することにより、抵抗スプリ
ング9がブレーキレバー1の操作抵抗の調節を図3の如
くするように構成してある。すなわち、握り操作するブ
レーキレバー1がブレーキ切り位置OFから始端箇所P
に達するまでの間は、抵抗スプリング9が変形操作され
なくて操作抵抗にはならず、ブレーキレバー1の操作抵
抗としては、ブレーキ装置6のリターンスプリング8や
ブレーキレバー1のリターンスプリング、ブレーキワイ
ヤ5等がなるのである。そして、ブレーキレバー1が始
端箇所Pからストロークエンド位置EDに至る間は、抵
抗スプリング9が変形操作されて操作抵抗になり、ブレ
ーキレバー1の操作抵抗としては、ブレーキ装置6のリ
ターンスプリング8やブレーキレバー1のリターンスプ
リング、ブレーキワイヤ5等がなる他に、抵抗スプリン
グ9をもなるのである。つまり、ブレーキレバー1が始
端箇所Pよりブレーキ切り位置OFの方に在る際には、
前記変化分dRoが比較的小で、ブレーキレバー1の動
きが比較的軽くなり、ブレーキレバー1が始端箇所Pよ
りストロークエンド位置OFの方に在る際には前記変化
分dReが比較的大で、ブレーキレバー1が操作位置A
に到達したことの認識がし易くなり、かつ、ブレーキレ
バー1の動かし過ぎが回避し易くなるように、抵抗スプ
リング9がブレーキレバー1の単位操作ストロークdS
の操作による操作抵抗の変化分をブレーキ切り位置OF
とストロークエンド位置EDの途中に設定の始端箇所P
で変更するのであり、ストロークエンド位置OF側にお
ける変化分dReをブレーキ切り位置OF側での変化分
dRoより大にするのである。図3に明示するように、
抵抗スプリング9は、レバーブラケット2に螺着の調節
ねじ11の回動操作によってレバーブラケット2への取
付け位置が変化するように、調節ねじ11により支持し
てある。すなわち、乗り手の体重相違等に起因し、車輪
による制動効率が高くなるところの操作位置Aがストロ
ークエンド位置EDに対して近くなったり、遠くなる側
に変化しても、調節ねじ11の回動調節により、抵抗ス
プリング9がブレーキレバー1に作用し始める時のレバ
ー操作位置の変更調節をすることによって、抵抗スプリ
ング9による操作抵抗変更箇所を前記操作位置Aの始端
箇所Pに合致するよう位置調節できるのである。
ーブラケット2を介して自転車用ハンドル3に取り付け
るように、かつ、ブレーキレバー1を枢支軸4の軸芯周
りで握り揺動操作することにより、このレバー操作によ
るブレーキワイヤ5の引張り操作のためにキャリパー式
ブレーキ装置6の一対の操作アーム7,7が閉じ揺動し
て、ブレーキ装置6がブレーキ入りになり、ブレーキレ
バー1の握り操作を解除することにより、ブレーキレバ
ー1に付設してあるリターンスプリング(図示せず)
や、ブレーキ装置6に備えてあるリターンスプリング8
の付勢作用により、ブレーキレバー1がブレーキ切り位
置OFに復帰すると共に操作アーム7が開き揺動して、
ブレーキ装置6がブレーキ切りになるように、自転車用
のブレーキ操作装置を構成してある。ブレーキレバー1
とブレーキ装置6は図4に示す連係関係で連係してあ
る。すなわち、図中、Sは、ブレーキレバー1の全操作
ストロークである。S1は、ブレーキレバー1の空引き
ストロークである。S2は、ブレーキレバー1の制動操
作ストロークである。Bは、ブレーキ装置6の制動出力
である。dSは、ブレーキレバー1の単位操作ストロー
クである。dBは、ブレーキレバー1の単位操作ストロ
ークdSの操作によって変化する制動出力の変化分であ
る。つまり、ブレーキレバー1を握り操作しても、ブレ
ーキレバー1が空引きストロークS1に位置している時
はブレーキ装置6の制動操作はできないのであり、制動
操作ストロークS2に位置することにより、ブレーキ装
置6の制動操作が可能になるのである。そして、制動操
作ストロークS2において、ブレーキレバー1を単位操
作ストロークdSだけ操作すると、このレバー操作に伴
い、ブレーキ装置6の制動出力Bは変化分dBだけ増加
側あるいは減少側に変化するのである。この変化分dB
は、制動操作ストロークS2の全体にわたって一定であ
るようにしてある。尚、前記変化分dBは、ブレーキレ
バー1の操作に伴うブレーキワイヤ5の抵抗変化に起因
して若干変化することもある。図1に示すようにレバー
ブラッケト2に付設してある抵抗スプリング9がブレー
キレバー1に作用してブレーキレバー1の操作抵抗を図
3に示す如く調節するように構成することにより、車輪
10が制動効率の高いブレーキ状態になるようにブレー
キ装置6を入り操作することが精度良くしかも容易、迅
速にできるように配慮してある。すなわち、図3は、ブ
レーキレバー1に付与するレバー操作力と、ブレーキレ
バー1の操作位置および操作抵抗との関係を示してい
る。図中のOF,ED,SP,A,Pはブレーキレバー
1の操作位置を示し、OFは、ブレーキ切り位置 EDは、ブレーキ入り側のストロークエンド位置 SPは、車輪10がロックする位置 Aは、車輪10が高制動効率のブレーキ状態になる操作
位置 Pは、操作位置Aの始端箇所である。 また、図中のdSは、ブレーキレバー1の単位操作スト
ローク dRoは、ブレーキ切り位置OFと始端箇所Pの間で、
ブレーキレバー1の単位操作ストロークdSの操作によ
って変化する操作抵抗の変化分 dReは、始端箇所Aとストロークエンド位置EDの間
で、ブレーキレバー1の単位操作ストロークdSの操作
によって変化する操作抵抗の変化分である。 そして、図2に示すように、ブレーキレバー1をブレー
キ切り位置OFから握り操作し、ブレーキレバー1が始
端箇所Pに達するに伴ってブレーキレバー1のアーム部
1aが抵抗スプリング9に当たり始め、この後、ブレー
キレバー1をさらに握り操作するに伴い、アーム部1a
が抵抗スプリング9を圧縮弾性変形操作し、この変形操
作はブレーキレバー1がストロークエンド位置EDに至
るまで続行するように構成することにより、抵抗スプリ
ング9がブレーキレバー1の操作抵抗の調節を図3の如
くするように構成してある。すなわち、握り操作するブ
レーキレバー1がブレーキ切り位置OFから始端箇所P
に達するまでの間は、抵抗スプリング9が変形操作され
なくて操作抵抗にはならず、ブレーキレバー1の操作抵
抗としては、ブレーキ装置6のリターンスプリング8や
ブレーキレバー1のリターンスプリング、ブレーキワイ
ヤ5等がなるのである。そして、ブレーキレバー1が始
端箇所Pからストロークエンド位置EDに至る間は、抵
抗スプリング9が変形操作されて操作抵抗になり、ブレ
ーキレバー1の操作抵抗としては、ブレーキ装置6のリ
ターンスプリング8やブレーキレバー1のリターンスプ
リング、ブレーキワイヤ5等がなる他に、抵抗スプリン
グ9をもなるのである。つまり、ブレーキレバー1が始
端箇所Pよりブレーキ切り位置OFの方に在る際には、
前記変化分dRoが比較的小で、ブレーキレバー1の動
きが比較的軽くなり、ブレーキレバー1が始端箇所Pよ
りストロークエンド位置OFの方に在る際には前記変化
分dReが比較的大で、ブレーキレバー1が操作位置A
に到達したことの認識がし易くなり、かつ、ブレーキレ
バー1の動かし過ぎが回避し易くなるように、抵抗スプ
リング9がブレーキレバー1の単位操作ストロークdS
の操作による操作抵抗の変化分をブレーキ切り位置OF
とストロークエンド位置EDの途中に設定の始端箇所P
で変更するのであり、ストロークエンド位置OF側にお
ける変化分dReをブレーキ切り位置OF側での変化分
dRoより大にするのである。図3に明示するように、
抵抗スプリング9は、レバーブラケット2に螺着の調節
ねじ11の回動操作によってレバーブラケット2への取
付け位置が変化するように、調節ねじ11により支持し
てある。すなわち、乗り手の体重相違等に起因し、車輪
による制動効率が高くなるところの操作位置Aがストロ
ークエンド位置EDに対して近くなったり、遠くなる側
に変化しても、調節ねじ11の回動調節により、抵抗ス
プリング9がブレーキレバー1に作用し始める時のレバ
ー操作位置の変更調節をすることによって、抵抗スプリ
ング9による操作抵抗変更箇所を前記操作位置Aの始端
箇所Pに合致するよう位置調節できるのである。
【0008】〔別実施例〕抵抗スプリング9に替え、ゴ
ム等の各種弾性体を採用したり、スプリングとゴムとを
組み合わせたもの、あるいは、複数個のスプリングを組
み合わせたものを採用してもよいのであり、これらを抵
抗変更手段9と総称する。この抵抗変更手段はブレーキ
レバーに直接作用するように配置する他、ブレーキ装置
に付設したり、レバーとブレーキ装置の連動系に付設し
てレバーに作用するように配置して実施してもよい。ブ
レーキレバー1が前記始端箇所Aに達すると、デデント
機構で成る発音式等の各種報知装置が作用して認識がよ
りし易いように、報知装置を付加して実施しても良い。
また、ブレーキレバー1が操作位置SPをストロークエ
ンドED側に通過すると、その後の操作抵抗の変化具合
は、始端箇所Pより切り位置OF側における変化具合と
同一のものに戻る等、操作位置Aにおけるものとは異な
ったものになり、ブレーキレバー1が操作位置Aを通過
したことの認識をも容易にできるように構成して実施し
てもよい。操作抵抗の付与具合を変更するための設定途
中箇所として、上記実施例の如く変更調節ができると有
利であるが、調節不能に構成して実施してもよい。
ム等の各種弾性体を採用したり、スプリングとゴムとを
組み合わせたもの、あるいは、複数個のスプリングを組
み合わせたものを採用してもよいのであり、これらを抵
抗変更手段9と総称する。この抵抗変更手段はブレーキ
レバーに直接作用するように配置する他、ブレーキ装置
に付設したり、レバーとブレーキ装置の連動系に付設し
てレバーに作用するように配置して実施してもよい。ブ
レーキレバー1が前記始端箇所Aに達すると、デデント
機構で成る発音式等の各種報知装置が作用して認識がよ
りし易いように、報知装置を付加して実施しても良い。
また、ブレーキレバー1が操作位置SPをストロークエ
ンドED側に通過すると、その後の操作抵抗の変化具合
は、始端箇所Pより切り位置OF側における変化具合と
同一のものに戻る等、操作位置Aにおけるものとは異な
ったものになり、ブレーキレバー1が操作位置Aを通過
したことの認識をも容易にできるように構成して実施し
てもよい。操作抵抗の付与具合を変更するための設定途
中箇所として、上記実施例の如く変更調節ができると有
利であるが、調節不能に構成して実施してもよい。
【0009】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】ブレーキ操作装置全体の概略図
【図2】ブレーキレバー操作状態の平面図
【図3】操作抵抗変化の説明図
【図4】ブレーキレバーとブレーキ装置の連係関係の説
明図
明図
1 ブレーキレバー 6 ブレーキ装置 9 抵抗変更手段 dS 単位操作ストローク dRe,dRo 操作抵抗変化分 OF ブレーキ切り位置 ED ストロークエンド位置 P 設定途中箇所 S2 制動操作ストローク
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ブレーキレバー(1)の単位操作ストロ
ーク(dS)の操作によって変化するブレーキ装置
(6)の制動出力の変化分(dB)の大きさが、前記ブ
レーキレバー(1)の制動操作ストローク(S2)全体
にわたって一定またはほぼ一定である状態で、前記ブレ
ーキレバー(1)と前記ブレーキ装置(6)とを連係
し、 前記ブレーキレバー(1)の単位操作ストローク(d
S)の操作によって変化する前記ブレーキレバー(1)
の操作抵抗の変化分の大きさを、前記ブレーキレバー
(1)のブレーキ切り位置(OF)とブレーキ入り側ス
トロークエンド位置(ED)との設定途中箇所(P)で
変更し、かつ、前記設定途中箇所(P)より前記ブレー
キ入り側ストロークエンド位置(ED)の方での前記抵
抗変化分(dRe)の大きさを、前記設定途中箇所
(P)より前記ブレーキ切り位置(OF)の方での前記
抵抗変化分(dRo)の大きさより大にする抵抗変更手
段(9)を備えてある自転車用のブレーキ操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3168584A JP2901381B2 (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | 自転車用のブレーキ操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3168584A JP2901381B2 (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | 自転車用のブレーキ操作装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0516865A true JPH0516865A (ja) | 1993-01-26 |
JP2901381B2 JP2901381B2 (ja) | 1999-06-07 |
Family
ID=15870768
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3168584A Expired - Lifetime JP2901381B2 (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | 自転車用のブレーキ操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2901381B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0678444A1 (en) * | 1994-04-22 | 1995-10-25 | Shimano Inc. | A braking device for bicycles |
EP0709284A2 (en) | 1994-10-25 | 1996-05-01 | Shimano Inc. | A brake operating device for bicycles |
US5924328A (en) * | 1994-04-22 | 1999-07-20 | Shimano, Inc. | Braking device for bicycles |
US6155383A (en) * | 1996-06-11 | 2000-12-05 | Shimano, Inc. | Bicycle brake device |
US6328138B1 (en) | 1999-12-10 | 2001-12-11 | Shimano Inc. | Brake operating device with modulator |
-
1991
- 1991-07-10 JP JP3168584A patent/JP2901381B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0678444A1 (en) * | 1994-04-22 | 1995-10-25 | Shimano Inc. | A braking device for bicycles |
US5924328A (en) * | 1994-04-22 | 1999-07-20 | Shimano, Inc. | Braking device for bicycles |
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US6431326B1 (en) | 1999-12-10 | 2002-08-13 | Shimano Inc. | Brake operating device with modulator |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2901381B2 (ja) | 1999-06-07 |
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