JPH05168421A - 硫酸コリスチン含有飼料用安定化製剤 - Google Patents
硫酸コリスチン含有飼料用安定化製剤Info
- Publication number
- JPH05168421A JPH05168421A JP3356179A JP35617991A JPH05168421A JP H05168421 A JPH05168421 A JP H05168421A JP 3356179 A JP3356179 A JP 3356179A JP 35617991 A JP35617991 A JP 35617991A JP H05168421 A JPH05168421 A JP H05168421A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- colistin sulfate
- preparation
- feed
- colistin
- mesh
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P60/00—Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
- Y02P60/80—Food processing, e.g. use of renewable energies or variable speed drives in handling, conveying or stacking
- Y02P60/87—Re-use of by-products of food processing for fodder production
Landscapes
- Fodder In General (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 硫酸コリスチンをモミガラ焼成剤または硅藻
土に含有させた飼料用安定化製剤 【効果】 得られる製剤を用いて硫酸コリスチン含有飼
料を調製することにより、長期間保存使用に耐える安定
な硫酸コリスチン含有飼料を提供できる。
土に含有させた飼料用安定化製剤 【効果】 得られる製剤を用いて硫酸コリスチン含有飼
料を調製することにより、長期間保存使用に耐える安定
な硫酸コリスチン含有飼料を提供できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は抗生物質を含有する家畜
の飼料用製剤、更に詳細には抗生物質として添加された
硫酸コリスチンの家畜の飼料中の安定性を高めた硫酸コ
リスチン含有飼料用安定化製剤に関するものである。
の飼料用製剤、更に詳細には抗生物質として添加された
硫酸コリスチンの家畜の飼料中の安定性を高めた硫酸コ
リスチン含有飼料用安定化製剤に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】抗生物質を成長促進、飼料効率の向上、
病気の治療、予防等の目的のために飼料中に添加して動
物に経口的に投与することは、従来から行われてきてお
り、畜産業の発展の為に大きく貢献してきている。
病気の治療、予防等の目的のために飼料中に添加して動
物に経口的に投与することは、従来から行われてきてお
り、畜産業の発展の為に大きく貢献してきている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】硫酸コリスチン自体は
安定性に問題がないのであるが、硫酸コリスチンを家畜
用飼料中に添加して製剤化すると、飼料中に存在する酵
素類、ミネラル類やビタミン類、蛋白質類をはじめ脂肪
類、アミノ酸類等の影響により、長期間保存する間に硫
酸コリスチンの活性低下を引き起こす事がわかってい
る。（特公昭６１−９８３０、特公平１−５９２５２）
安定性に問題がないのであるが、硫酸コリスチンを家畜
用飼料中に添加して製剤化すると、飼料中に存在する酵
素類、ミネラル類やビタミン類、蛋白質類をはじめ脂肪
類、アミノ酸類等の影響により、長期間保存する間に硫
酸コリスチンの活性低下を引き起こす事がわかってい
る。（特公昭６１−９８３０、特公平１−５９２５２）
【０００４】この飼料中における硫酸コリスチンの安定
性を改善するために、硫酸コリスチンをコーティングす
る方法、コリスチンの他の塩を使用する方法（特公昭６
１−９８３０）、安定化させる材料を使用する方法（特
公平１−５９２５２）等があるがいずれもまだ不十分で
ある。
性を改善するために、硫酸コリスチンをコーティングす
る方法、コリスチンの他の塩を使用する方法（特公昭６
１−９８３０）、安定化させる材料を使用する方法（特
公平１−５９２５２）等があるがいずれもまだ不十分で
ある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は硫酸コリスチン
入り飼料を調製する際にモミガラ焼成剤および硅藻土を
使用して長期間保存しても安定な飼料用安定化製剤を提
供することを目的とする。使用するモミガラ焼成剤は、
硅酸質を有する禾本科植物のモミガラを１−１００屯の
加圧下１５０−６００℃の熱をかけ構造を破壊し、固結
せしめた後、粉末状としたものである。使用する粒度は
問わないが、最終製剤とした時に２０〜４２メッシュの
粒度となることが好ましい。
入り飼料を調製する際にモミガラ焼成剤および硅藻土を
使用して長期間保存しても安定な飼料用安定化製剤を提
供することを目的とする。使用するモミガラ焼成剤は、
硅酸質を有する禾本科植物のモミガラを１−１００屯の
加圧下１５０−６００℃の熱をかけ構造を破壊し、固結
せしめた後、粉末状としたものである。使用する粒度は
問わないが、最終製剤とした時に２０〜４２メッシュの
粒度となることが好ましい。
【０００６】使用する硅藻土は、その種類、粒度は問わ
ないが最終製剤とした時に２０〜４２メッシュの粒度と
なることが好ましい。本製剤の製造方法は硫酸コリスチ
ンをモミガラ焼成剤または硅藻土に加えて混合させた
後、これを適宜乾燥を行い製造する。
ないが最終製剤とした時に２０〜４２メッシュの粒度と
なることが好ましい。本製剤の製造方法は硫酸コリスチ
ンをモミガラ焼成剤または硅藻土に加えて混合させた
後、これを適宜乾燥を行い製造する。
【０００７】
【実施例】次に、本発明の効果を実施例を挙げて説明す
る。
る。
【０００８】〔実施例１〕硫酸コリスチン２０ｇを水２
００ｍｌに溶解する。これを各賦形剤１００ｇに湿潤吸
着させ４０℃、８時間減圧乾燥を行う。次にフルイを使
用して２０から１００メッシュの粉末を得る。得られた
硫酸コリスチン含有各種粉末を６０℃、１０日間保存後
の試料中の硫酸コリスチンの残存量を、日本抗生物質医
薬品基準に基づいて求めた（以下保存試験と略す）。結
果を表１に示す。
００ｍｌに溶解する。これを各賦形剤１００ｇに湿潤吸
着させ４０℃、８時間減圧乾燥を行う。次にフルイを使
用して２０から１００メッシュの粉末を得る。得られた
硫酸コリスチン含有各種粉末を６０℃、１０日間保存後
の試料中の硫酸コリスチンの残存量を、日本抗生物質医
薬品基準に基づいて求めた（以下保存試験と略す）。結
果を表１に示す。
【０００９】
【表１】
【００１０】表１から硫酸コリスチン含有各種製剤は安
定であることがわかる。
定であることがわかる。
【００１１】次に、得られた硫酸コリスチン含有各種製
剤３０ｇに市販豚用飼料１００ｇを混合し、６０℃、５
日間保存試験を行った。結果を表２に示す。
剤３０ｇに市販豚用飼料１００ｇを混合し、６０℃、５
日間保存試験を行った。結果を表２に示す。
【００１２】
【表２】
【００１３】表２からモミガラ焼成剤（Ｎｏ．６）、硅
藻土（Ｎｏ．７）を用いた硫酸コリスチン含有製剤は、
市販豚用飼料中で安定であることがわかる。
藻土（Ｎｏ．７）を用いた硫酸コリスチン含有製剤は、
市販豚用飼料中で安定であることがわかる。
【００１４】同様に得られた硫酸コリスチン含有各種製
剤３０ｇに市販豚用飼料１００ｇを混合し４０℃、７５
％ＲＨで３ヶ月間の保存試験を行った。結果を表３に示
す。
剤３０ｇに市販豚用飼料１００ｇを混合し４０℃、７５
％ＲＨで３ヶ月間の保存試験を行った。結果を表３に示
す。
【００１５】
【表３】
【００１６】表３からモミガラ焼成剤（Ｎｏ．１１）、
硅藻土（Ｎｏ．１２）を用いた硫酸コリスチン含有製剤
は、市販豚用試料中で長時間経過しても安定であること
がわかる。
硅藻土（Ｎｏ．１２）を用いた硫酸コリスチン含有製剤
は、市販豚用試料中で長時間経過しても安定であること
がわかる。
【００１７】〔実施例２〕硫酸コリスチン２０ｇを水２
００ｍｌに溶解する。これをモミガラ焼成剤１００ｇに
湿潤吸着させ４０℃、８時間減圧乾燥する。次にフルイ
を使用して２８、４２、６０、１００メッシュおよび１
００メッシュパスの粒径を有する製剤とする。得られた
硫酸コリスチン含有製剤３ｇに市販豚用飼料１０ｇを混
合し６０℃、５日間保存試験を行った。結果を表４に示
す。
００ｍｌに溶解する。これをモミガラ焼成剤１００ｇに
湿潤吸着させ４０℃、８時間減圧乾燥する。次にフルイ
を使用して２８、４２、６０、１００メッシュおよび１
００メッシュパスの粒径を有する製剤とする。得られた
硫酸コリスチン含有製剤３ｇに市販豚用飼料１０ｇを混
合し６０℃、５日間保存試験を行った。結果を表４に示
す。
【００１８】
【表４】 表４から、モミガラ焼成剤を用いた硫酸コリスチン含有
製剤は粒径が大きいほど飼料中での安定性が良いことが
わかる。
製剤は粒径が大きいほど飼料中での安定性が良いことが
わかる。
【００１９】〔実施例３〕硫酸コリスチン２０ｇを２０
〜４２メッシュのモミガラ焼成剤１８０ｇと混合し、１
０％硫酸コリスチン含有製剤を得た。
〜４２メッシュのモミガラ焼成剤１８０ｇと混合し、１
０％硫酸コリスチン含有製剤を得た。
【００２０】〔実施例４〕熱風乾燥状態のモミガラ焼成
剤１８０ｇに２５％硫酸コリスチン水溶液８０ｍｌを噴
霧混合し、１０％硫酸コリスチン含有製剤を得た。
剤１８０ｇに２５％硫酸コリスチン水溶液８０ｍｌを噴
霧混合し、１０％硫酸コリスチン含有製剤を得た。
【００２１】
【発明の効果】このように、本発明の製剤を用いて硫酸
コリスチン含有飼料を調製することにより、長期間保存
使用に耐える安定な硫酸コリスチン含有飼料を提供でき
る。
コリスチン含有飼料を調製することにより、長期間保存
使用に耐える安定な硫酸コリスチン含有飼料を提供でき
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大原 秀次 静岡県藤枝市源助301 科研製薬株式会社 生産技術研究所内
Claims (1)
- 【請求項１】 硫酸コリスチンをモミガラ焼成剤又は硅
藻土に含有させた飼料用安定化製剤
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3356179A JPH05168421A (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 硫酸コリスチン含有飼料用安定化製剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3356179A JPH05168421A (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 硫酸コリスチン含有飼料用安定化製剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05168421A true JPH05168421A (ja) | 1993-07-02 |
Family
ID=18447731
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3356179A Pending JPH05168421A (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 硫酸コリスチン含有飼料用安定化製剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05168421A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1996000506A1 (en) * | 1994-06-29 | 1996-01-11 | Meiji Seika Kaisha, Ltd. | Stabilized composition comprising colistin sulfate |
| JP2001278806A (ja) * | 2000-03-31 | 2001-10-10 | Kaken Pharmaceut Co Ltd | 硫酸コリスチン安定化製剤 |
| CN1090459C (zh) * | 1994-06-29 | 2002-09-11 | 明治制果株式会社 | 含有硫酸粘菌素的稳定组合物 |
| WO2010086339A1 (en) | 2009-01-30 | 2010-08-05 | Andersen, S. A. | Process for the preparation of colistin medicated feeds and feeds obtainable by said process |
-
1991
- 1991-12-24 JP JP3356179A patent/JPH05168421A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1996000506A1 (en) * | 1994-06-29 | 1996-01-11 | Meiji Seika Kaisha, Ltd. | Stabilized composition comprising colistin sulfate |
| CN1090459C (zh) * | 1994-06-29 | 2002-09-11 | 明治制果株式会社 | 含有硫酸粘菌素的稳定组合物 |
| JP2001278806A (ja) * | 2000-03-31 | 2001-10-10 | Kaken Pharmaceut Co Ltd | 硫酸コリスチン安定化製剤 |
| WO2010086339A1 (en) | 2009-01-30 | 2010-08-05 | Andersen, S. A. | Process for the preparation of colistin medicated feeds and feeds obtainable by said process |
| EP2218336A1 (en) | 2009-01-30 | 2010-08-18 | Andersen S.A. | Process for the preparation of colistin medicated feeds and feeds obtainable by said process |
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