JPH05168044A - コンポジットビデオ信号のノイズ低減装置 - Google Patents

コンポジットビデオ信号のノイズ低減装置

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JPH05168044A
JPH05168044A JP3353731A JP35373191A JPH05168044A JP H05168044 A JPH05168044 A JP H05168044A JP 3353731 A JP3353731 A JP 3353731A JP 35373191 A JP35373191 A JP 35373191A JP H05168044 A JPH05168044 A JP H05168044A
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JP
Japan
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signal
delay
current signal
current
video
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Pending
Application number
JP3353731A
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English (en)
Inventor
Shingo Kamiya
伸悟 神谷
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Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Publication date
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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/14Picture signal circuitry for video frequency region
    • H04N5/21Circuitry for suppressing or minimising disturbance, e.g. moiré or halo

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビデオディスクプレーヤやビデオテープ再生
装置等のビデオS/N及びカラーS/Nをコンポジット
ビデオ信号の状態で効果的に改善する。 【構成】 現在の信号に対し空間的連続性のある第1の
遅延信号を作成する第1の遅延手段21と、現在の信号
に対し時間的連続性のある第2の遅延信号を作成する第
2の遅延手段22と、現在の信号と前記第1及び第2の
遅延信号とをサンプル周期で比較する第1及び第2の信
号一致判定手段31,32と、この第1又は第2の信号
一致判定手段により現在の信号と前記第1又は第2の遅
延信号とのレベル差が所定のサンプル回数連続して一定
値以下である条件を満たしたと判定された場合には、そ
の条件に適合する遅延信号と現在の信号との平均値を算
出して出力信号とし、また前記条件に適合する遅延信号
がない場合には現在の信号だけを出力信号とする条件付
平均化手段40とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ビデオディスクプレ
ーヤやビデオテープ再生装置等のビデオS/N(輝度信
号S/N)及びカラーS/Nをコンポジットビデオ信号
の状態で改善するコンポジットビデオ信号のノイズ低減
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオディスクプレーヤやビデオテープ
再生装置等でビデオS/NやカラーS/Nを改善する場
合、従来は例えば図5のような数サンプル遅延(水平方
向の相関)を利用したノイズリダクション回路を使用す
る。この回路では、先ずA/D変換器1において入力の
コンポジットビデオ信号(例えばNTSC方式)を色副
搬送波周波数fscの4倍の周波数4fscでサンプリ
ングしてデジタル化する。そして、このデジタル信号
(現信号)と、これを遅延回路2で色副搬送波の位相関
係を考慮して4の整数倍サンプリング周期(4D)遅延
させた遅延信号とを加算器3で加算し、更にこの加算結
果を除算器4で1/2して平均化するようにしている。
【0003】このノイズリダクション回路は、ビデオ信
号の水平方向の相関を利用することにより、水平方向の
相関のないノイズを平均化処理で低減しようとするもの
である。また、この種の回路では、垂直エッジのように
水平方向に相関がない部分でエッジを鈍らせてしまうた
め、垂直エッジを検出してその部分では平均化処理を行
わないような改善も施されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たノイズリダクション回路は、高周波数領域でのノイズ
低減効果は大きいものの、低周波数領域でのノイズ低減
効果は小さい。このことは次の点から判明する。即ち、
レーザーディスク、VTR等の再生出力をディスプレイ
に表示すると、現信号では例えば無地の赤い絵を表して
いるにも拘らず、実際には図6のように、赤、オレン
ジ、赤…といった横縞が表れることが多い。この様に、
水平方向での色ムラよりも垂直方向での色ムラが多く表
れるということは、色信号のPM(位相変動)ノイズが
比較的低周波数領域に多く発生していることを意味して
いる。
【0005】ところが、図5の回路では低周波数領域の
ノイズがさほど低減されないため、上述した色信号のS
/Nを効果的に改善できない欠点がある。この発明は、
このような点を改善し、ビデオディスクプレーヤやビデ
オテープ再生装置等のビデオS/N(輝度信号S/N)
及びカラーS/Nをコンポジットビデオ信号の状態で効
果的に改善することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
この発明では、現在の信号に対し空間的連続性のある第
1の遅延信号を作成する第1の遅延手段と、現在の信号
に対し時間的連続性のある第2の遅延信号を作成する第
2の遅延手段と、現在の信号と前記第1及び第2の遅延
信号とをサンプル周期で比較する第1及び第2の信号一
致判定手段と、この第1又は第2の信号一致判定手段に
より現在の信号と前記第1又は第2の遅延信号とのレベ
ル差が所定のサンプル回数連続して一定値以下である条
件を満たしたと判定された場合には、その条件に適合す
る遅延信号と現在の信号との平均値を算出して出力信号
とし、また前記条件に適合する遅延信号がない場合には
現在の信号だけを出力信号とする条件付平均化手段とを
備えてなることを特徴としている。
【0007】
【作用】現在の信号に対し空間的に連続している過去の
信号(第1の遅延信号)又は時間的に連続している過去
の信号(第2の遅延信号)が現在の信号にほぼ等しい場
合、このような過去の信号と現在の信号との平均をとる
ことでS/N、特にコンポジットビデオ信号の状態でビ
デオS/NとカラーS/Nの双方を改善することができ
る。この場合、現在の信号に近い過去の信号がないとき
は、むしろ過去の信号との平均をとらない方がよい。そ
こで、この発明では現在の信号に近い過去の信号がない
ときは、現在の信号だけを選択する。空間的に連続して
いる過去の信号又は時間的に連続している過去の信号と
して、上述した第1、第2の他に第3以上の遅延信号を
用いても良い。これにより、条件付平均化手段の処理は
多様化する。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。図1は、この発明の一実施例を示す概略ブロッ
ク図である。この実施例は、ビデオディスクプレーヤを
想定し、その再生出力をFM復調したNTSCコンポジ
ットビデオ信号を入力INとしている。周知のように、
ビデオディスクでは、コンポジット信号をY(輝度信
号)とC(色信号)に分離しないで直接FM変調して記
録しているため、システム中でYCに分離する必要がな
い。上述した入力コンポジットビデオ信号はA/D変換
器10でデジタル値に変換され、デジタル処理される。
A/D変換器10のサンプリング周波数は図5と同様に
4fscである。
【0009】A/D変換器10の後段には第1及び第2
の遅延回路21及び22が接続され、ここで現信号V1
を遅延した第1及び第2の遅延信号V2及びV3が作成
される。第1の遅延回路21は現信号に対し空間的に連
続した過去の信号を検出するためのもので、ここではそ
の遅延量を約1ライン前の1H+2サンプルに設定して
ある。第2の遅延回路22は現信号に対し時間的に連続
した過去の信号を検出するためのもので、ここではその
遅延量を2フレームに設定してある。これらの遅延回路
21,22は独立した回路構成でも良いが、RAMの一
部を利用する場合には同じチップ内に構成される。
【0010】現信号V1と第1の遅延信号V2は第1の
信号一致判定器31で比較される。同様に、現信号V1
と第2の遅延信号V3は第2の信号一致判定器32で比
較される。この場合、各信号一致判定器では、連続する
数サンプルの判定結果を用いてライン間又はフレーム間
の相関を判定する。これは、1サンプルポイントの判定
結果だけを利用すると、図7(a)に示すように、相関
のない信号間でも偶然に一致するサンプルポイントがあ
り、これを信号一致と誤検出してしまうからである。こ
れに対し、連続する数サンプルポイントの判定結果を利
用すると、図7(b)のように相関の強い信号だけを検
出できる。
【0011】条件付平均化器40は信号一致判定器3
1,32の出力C2,C3に基づき、現在の信号V1、
第1の遅延信号V2、第2の遅延信号V3を条件付きで
平均化した出力Voを出力する。この平均化条件の原則
は、現信号と相関のある遅延信号があればその全てと現
信号との平均をとるが、現信号と相関のある遅延信号が
ないときは現信号だけを出力とするものである。
【0012】図2は第1の信号一致判定器31の具体例
で、51は2入力V1,V2の相関を検出するレベル差
判定器である。ここで、各サンプルポイント毎のレベル
差を検出し、その差が許容される一定値A以下であれば
出力をH(ハイ)レベルに保つ。この判定器51の出力
を遅延器61で1サンプル時間遅延させ、更に遅延器7
1で1サンプル時間遅延させると、判定器51の出力、
遅延器61の出力及び遅延器71の出力を3入力とする
アンドゲート81の出力C2は、現信号V1と遅延信号
V2が3サンプルポイントで一致した場合だけHレベル
となり、他の期間はL(ロー)レベルである。図3は第
2の信号一致判定器32の具体例である。この回路も基
本的には図2の構成と同様であり、52は現信号V1と
遅延信号V3とのレベル差が所定値A以下か否かを判定
するレベル差判定器、62,72は1サンプル遅延器、
82は3サンプルの相関を見るアンドゲートである。従
って、このゲート82の出力C3は入力V1,V3が3
サンプルポイント連続して一致している場合にHレベ
ル、それ以外はLレベルとなる。
【0013】図4は条件付平均化器40の平均化条件を
示している。判定器31,32出力C2,C3のH,L
の組み合わせ(4通り)はそれぞれ現信号と相関のある
過去の信号の存在を示している。例えば、C2=C3=
Hは遅延信号V2及びV3が共に現在の信号V1と相関
があることを示しているので、この場合は三者の相加平
均をとって出力Voとする。また、C2=H,C3=L
のときは第1の遅延信号V2だけが相関があるので、こ
の場合はV1,V2だけの相加平均をとって出力Voと
する。同様に、C2=L,C3=Hのときは第2の遅延
信号V3だけが相関があるので、この場合はV1,V3
だけの相加平均をとって出力Voとする。これに対し、
C2=C3=Lのときは第1及び第2の遅延信号V2,
V3共に相関がないので、この場合は現信号V1だけを
そのまま出力Voとする。
【0014】この様な条件付き平均化処理を行うと、コ
ンポジットビデオ信号の状態でビデオS/NとカラーS
/Nを改善することができる。例えば、過去の信号とし
て約1ライン遅延した信号を用いると、PMS/N及び
ビデオS/Nが約3dB改善されることが実験的に確認
されている。尚、実施例では空間的、時間的な相関信号
として約1ライン前の信号と2フレーム前の信号を利用
する例を示したが、ある程度低周波数領域のノイズを低
減することができ、且つ色副搬送波の位相が一致してい
る部分の信号であれば、どこの信号でも良い。また、平
均化処理に使用する信号も2つに限られない。更に、一
致判定器で利用する判定結果は3つに限られず、2以上
なら幾つでも良い。
【0015】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、低
周波数領域でのノイズ低減効果が大きいため、ビデオデ
ィスクプレーヤやビデオテープ再生装置等のビデオS/
N及びカラーS/Nをコンポジットビデオ信号の状態で
効果的に改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例を示す概略ブロック図で
ある。
【図2】 第1の信号一致判定器の詳細図である。
【図3】 第2の信号一致判定器の詳細図である。
【図4】 条件付平均化器の詳細図である。
【図5】 従来のノイズ低減回路の一例を示すブロック
図である。
【図6】 低周波数領域のノイズの影響を示す説明図で
ある。
【図7】 信号間の相関を示す波形図である。
【符号の説明】
10…A/D変換器、21,22… 遅延回路、31,
32…信号一致判定器、40…条件付平均化器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現在の信号に対し空間的連続性のある第
    1の遅延信号を作成する第1の遅延手段と、 現在の信号に対し時間的連続性のある第2の遅延信号を
    作成する第2の遅延手段と、 現在の信号と前記第1及び第2の遅延信号とをサンプル
    周期で比較する第1及び第2の信号一致判定手段と、 この第1又は第2の信号一致判定手段により現在の信号
    と前記第1又は第2の遅延信号とのレベル差が所定のサ
    ンプル回数連続して一定値以下である条件を満たしたと
    判定された場合には、その条件に適合する遅延信号と現
    在の信号との平均値を算出して出力信号とし、また前記
    条件に適合する遅延信号がない場合には現在の信号だけ
    を出力信号とする条件付平均化手段とを備えてなること
    を特徴とするコンポジットビデオ信号のノイズ低減装
    置。
JP3353731A 1991-12-18 1991-12-18 コンポジットビデオ信号のノイズ低減装置 Pending JPH05168044A (ja)

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