JPH05167886A - 映像信号補償回路 - Google Patents
映像信号補償回路Info
- Publication number
- JPH05167886A JPH05167886A JP3334704A JP33470491A JPH05167886A JP H05167886 A JPH05167886 A JP H05167886A JP 3334704 A JP3334704 A JP 3334704A JP 33470491 A JP33470491 A JP 33470491A JP H05167886 A JPH05167886 A JP H05167886A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reference signal
- signal
- video signal
- coefficient
- filter
- Prior art date
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- Pending
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- Picture Signal Circuits (AREA)
- Television Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 映像信号伝送時の振幅および位相に対する歪
みを無調整で補償する無調整の映像信号補償回路。 【構成】 送信側で、映像信号中のある１水平走査期間
内に、帯域制限を施したインパルス信号を基準信号とし
て重畳する。伝送後の信号中の前記基準信号部分より伝
送特性の零点位置を検出し、同位置に極をもつデジタル
フィルタ処理を受信した映像信号に実施することにより
伝送特性が補償された映像信号が得られる。
みを無調整で補償する無調整の映像信号補償回路。 【構成】 送信側で、映像信号中のある１水平走査期間
内に、帯域制限を施したインパルス信号を基準信号とし
て重畳する。伝送後の信号中の前記基準信号部分より伝
送特性の零点位置を検出し、同位置に極をもつデジタル
フィルタ処理を受信した映像信号に実施することにより
伝送特性が補償された映像信号が得られる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、アナログ映像信号を伝
送する際に生じる振幅特性、位相特性等の伝送歪を補償
する映像信号補償回路に関する。
送する際に生じる振幅特性、位相特性等の伝送歪を補償
する映像信号補償回路に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の映像信号補償回路は、受信側にお
いて一定特性のフィルタを受動素子等で構成し補償する
のが一般的である。
いて一定特性のフィルタを受動素子等で構成し補償する
のが一般的である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、伝送特性が時
間的に変化する場合、従来の方法では、その度に再調整
が必要になる。
間的に変化する場合、従来の方法では、その度に再調整
が必要になる。
【０００４】そこで本発明の技術的課題は、伝送前に基
準となるインパルス信号を映像信号に重畳し、伝送後の
映像信号より伝送特性の零点位置を識別し、同位置に極
を持つフィルタ処理を伝送後の映像信号に実施すること
で、時間変化に追従し、また無調整で補償が可能な映像
信号補償回路を提供することである。
準となるインパルス信号を映像信号に重畳し、伝送後の
映像信号より伝送特性の零点位置を識別し、同位置に極
を持つフィルタ処理を伝送後の映像信号に実施すること
で、時間変化に追従し、また無調整で補償が可能な映像
信号補償回路を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、基準信
号が重畳されたアナログ映像信号をデジタル化するＡ／
Ｄ変換器と、サンプリングクロックを生成するクロック
発生部と、前記アナログ映像信号から水平同期パルスお
よび垂直同期パルスを分離する同期パルス発生部と、１
水平走査期間中でのサンプル数を算出するサンプル数カ
ウンタと、１フィールド中の水平走査線数をカウントす
る水平走査カウンタと、前記アナログ映像信号から前記
基準信号の位置を選択する基準信号選択部と、伝送後の
基準信号から伝送特性の零点位置を識別し、同位置に極
を持つフィルタの係数を生成する係数生成部と、前記係
数を用いた補償フィルタ部と、前記デジタル化された映
像データをアナログ映像信号に変換するＤ／Ａ変換器と
を有することを特徴とする映像信号補償回路が得られ
る。
号が重畳されたアナログ映像信号をデジタル化するＡ／
Ｄ変換器と、サンプリングクロックを生成するクロック
発生部と、前記アナログ映像信号から水平同期パルスお
よび垂直同期パルスを分離する同期パルス発生部と、１
水平走査期間中でのサンプル数を算出するサンプル数カ
ウンタと、１フィールド中の水平走査線数をカウントす
る水平走査カウンタと、前記アナログ映像信号から前記
基準信号の位置を選択する基準信号選択部と、伝送後の
基準信号から伝送特性の零点位置を識別し、同位置に極
を持つフィルタの係数を生成する係数生成部と、前記係
数を用いた補償フィルタ部と、前記デジタル化された映
像データをアナログ映像信号に変換するＤ／Ａ変換器と
を有することを特徴とする映像信号補償回路が得られ
る。
【０００６】
【実施例】次に本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
る。
【０００７】図１は本発明の１実施例のブロック図であ
る。
る。
【０００８】図２は伝送前の映像信号に対する基準信号
の重畳の方法を示したものである。
の重畳の方法を示したものである。
【０００９】図３は等しい係数をもち互いに逆特性であ
る全零形および全極形のデジタルフィルタを示したもの
である。
る全零形および全極形のデジタルフィルタを示したもの
である。
【００１０】送信側において、伝送の対象となるアナロ
グ映像信号には、映像信号の第２０水平走査期間内に、
補償の基準となるインパルス信号、実際には伝送前の帯
域制限を考慮し、次の基準信号Ｒｎは、次式に示され、 Ｒｎ＝ｓｉｎ（ｗｃ×（ｎ−５０））／（ｎ−５０） （ｗｃ：帯域制限周波数、ｎ＝０．１００） 図２のように重畳されている。
グ映像信号には、映像信号の第２０水平走査期間内に、
補償の基準となるインパルス信号、実際には伝送前の帯
域制限を考慮し、次の基準信号Ｒｎは、次式に示され、 Ｒｎ＝ｓｉｎ（ｗｃ×（ｎ−５０））／（ｎ−５０） （ｗｃ：帯域制限周波数、ｎ＝０．１００） 図２のように重畳されている。
【００１１】受信側において、伝送後のアナログ映像信
号Ｓ１は、Ａ／Ｄ変換器１とクロック発生部２と同期分
離部３に入力される。クロック発生部２では、入力映像
信号Ｓ１に同期したサンプリングクロックＰ１を発生す
る。Ａ／Ｄ変換器１では入力映像信号Ｓ１をサンプリン
グクロックＰ１によりサンプルし映像データＤ１に変換
する。同期分離部３では入力された映像信号から同期分
離し、水平同期パルスＰ２と垂直同期パルスＰ３を出力
する。サンプル数カウンタ４は、水平同期パルスＰ２に
よりクリアされ、サンプリングクロックＰ１のカウント
値Ｄ２を出力する。水平走査カウンタ５は、垂直同期パ
ルスＰ３によりクリアされ、水平同期パルスＰ２のカウ
ント値Ｄ３を出力する。基準信号選択部６はＤ２とＤ３
を入力としＤ３が２０かつＤ２が４００から５００の範
囲にあるとき、つまりＡ／Ｄ変換器１が基準信号部分を
サンプル中の場合のみ基準信号選択信号Ｐ４を発生す
る。係数生成部７はＰ４に従って映像データＤ１中の基
準信号部分Ｄ４のみを選択して入力する。
号Ｓ１は、Ａ／Ｄ変換器１とクロック発生部２と同期分
離部３に入力される。クロック発生部２では、入力映像
信号Ｓ１に同期したサンプリングクロックＰ１を発生す
る。Ａ／Ｄ変換器１では入力映像信号Ｓ１をサンプリン
グクロックＰ１によりサンプルし映像データＤ１に変換
する。同期分離部３では入力された映像信号から同期分
離し、水平同期パルスＰ２と垂直同期パルスＰ３を出力
する。サンプル数カウンタ４は、水平同期パルスＰ２に
よりクリアされ、サンプリングクロックＰ１のカウント
値Ｄ２を出力する。水平走査カウンタ５は、垂直同期パ
ルスＰ３によりクリアされ、水平同期パルスＰ２のカウ
ント値Ｄ３を出力する。基準信号選択部６はＤ２とＤ３
を入力としＤ３が２０かつＤ２が４００から５００の範
囲にあるとき、つまりＡ／Ｄ変換器１が基準信号部分を
サンプル中の場合のみ基準信号選択信号Ｐ４を発生す
る。係数生成部７はＰ４に従って映像データＤ１中の基
準信号部分Ｄ４のみを選択して入力する。
【００１２】この基準信号Ｄ４は伝送系を図３（ａ）形
式のフィルタとした場合の係数であり、伝送系の零点は
図３（ａ）のＨａ（ｚ）＝０をｚについて解いた場合の
解である。その位置がｚ平面中の単位円内でかつ周波数
が帯域制限周波数ｗｃ以下のものを有効な零点とする。
同位置に極を持つ図３（ｂ）形式のフィルタ係数Ｄ５を
出力する。補償フィルタ部８は前記係数Ｄ５による図３
（ｂ）形式のフィルタで映像データＤ１に対してフィル
タ処理を行い、補償映像データＤ６を出力する。Ｄ／Ａ
変換器９はＤ６をアナログ映像信号に変換し、結果とし
て零点と極が打ち消され補償された映像信号を得ること
ができる。
式のフィルタとした場合の係数であり、伝送系の零点は
図３（ａ）のＨａ（ｚ）＝０をｚについて解いた場合の
解である。その位置がｚ平面中の単位円内でかつ周波数
が帯域制限周波数ｗｃ以下のものを有効な零点とする。
同位置に極を持つ図３（ｂ）形式のフィルタ係数Ｄ５を
出力する。補償フィルタ部８は前記係数Ｄ５による図３
（ｂ）形式のフィルタで映像データＤ１に対してフィル
タ処理を行い、補償映像データＤ６を出力する。Ｄ／Ａ
変換器９はＤ６をアナログ映像信号に変換し、結果とし
て零点と極が打ち消され補償された映像信号を得ること
ができる。
【００１３】以上、説明したように本実施例では、映像
信号に基準信号を重畳し、受信側で基準信号より、伝送
系の零点の位置を識別し、伝送系と逆特性のフィルタ処
理を行うことにより無調整の映像信号補償回路を構成す
ることができる。
信号に基準信号を重畳し、受信側で基準信号より、伝送
系の零点の位置を識別し、伝送系と逆特性のフィルタ処
理を行うことにより無調整の映像信号補償回路を構成す
ることができる。
【００１４】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の映像信号補
償回路では１垂直走査期間毎に基準信号を重畳し、その
度に補償フィルタの係数を更新するため、伝送特性の時
間変化に追従することができ、また無調整で映像信号を
補償できるという効果がある。
償回路では１垂直走査期間毎に基準信号を重畳し、その
度に補償フィルタの係数を更新するため、伝送特性の時
間変化に追従することができ、また無調整で映像信号を
補償できるという効果がある。
【図１】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図２】同実施例の作用を説明するための基準信号の重
畳の方法を示した図である。
畳の方法を示した図である。
【図３】同実施例の作用を示すための全零形および全極
形のデジタルフィルタを示した図である。
形のデジタルフィルタを示した図である。
１ Ａ／Ｄ変換器 ２ クロック発生部 ３ 同期分離部 ４ サンプル数カウンタ ５ 水平走査カウンタ ６ 基準信号選択部 ７ 係数生成部 ８ 補償フィルタ部 ９ Ｄ／Ａ変換器
Claims (1)
- 【請求項１】 基準信号が重畳されたアナログ映像信号
をデジタル化するＡ／Ｄ変換器と、 サンプリングクロックを生成するクロック発生部と、 前記アナログ映像信号から水平同期パルスおよび垂直同
期パルスを分離する同期パルス発生部と、 １水平走査期間中でのサンプル数を算出するサンプル数
カウンタと、 １フィールド中の水平走査線数をカウントする水平走査
カウンタと、 前記アナログ映像信号から前記基準信号の位置を選択す
る基準信号選択部と、 伝送後の基準信号から伝送特性の零点位置を識別し、同
位置に極を持つフィルタの係数を生成する係数生成部
と、 前記係数を用いた補償フィルタ部と、 前記デジタル化された映像データをアナログ映像信号に
変換するＤ／Ａ変換器とを有することを特徴とする映像
信号補償回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3334704A JPH05167886A (ja) | 1991-12-18 | 1991-12-18 | 映像信号補償回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3334704A JPH05167886A (ja) | 1991-12-18 | 1991-12-18 | 映像信号補償回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05167886A true JPH05167886A (ja) | 1993-07-02 |
Family
ID=18280286
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3334704A Pending JPH05167886A (ja) | 1991-12-18 | 1991-12-18 | 映像信号補償回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05167886A (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03503347A (ja) * | 1988-02-08 | 1991-07-25 | アールシーエー トムソン ライセンシング コーポレーシヨン | 多重通路歪みを補正するシステム |
-
1991
- 1991-12-18 JP JP3334704A patent/JPH05167886A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03503347A (ja) * | 1988-02-08 | 1991-07-25 | アールシーエー トムソン ライセンシング コーポレーシヨン | 多重通路歪みを補正するシステム |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980527 |