JPH05167866A - 画像読み取り装置 - Google Patents

画像読み取り装置

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JPH05167866A
JPH05167866A JP32627091A JP32627091A JPH05167866A JP H05167866 A JPH05167866 A JP H05167866A JP 32627091 A JP32627091 A JP 32627091A JP 32627091 A JP32627091 A JP 32627091A JP H05167866 A JPH05167866 A JP H05167866A
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JP
Japan
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small
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Pending
Application number
JP32627091A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryozo Yanagisawa
亮三 柳澤
Yuichiro Yoshimura
雄一郎 吉村
Noriyuki Suzuki
範之 鈴木
Shinichi Sunakawa
伸一 砂川
Katsuhiko Nagasaki
克彦 長崎
Katsuhiko Sakaguchi
克彦 阪口
Yoji Sugawara
陽治 菅原
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 CPUの作業用バッファあるいは画像メモリ
の記憶容量が小さく、しかも大量の画像情報を記憶でき
る画像読み取り装置を提供する。 【構成】 読み取り手段1から読み取った画像を記憶部
2に記憶する場合、画像等価度判断手段3により、読み
取り手段1を介して得られた、大小2つの異なる画像密
度による複数の画像データの等価度を判断基準として、
記憶容量がなるべく小さく、しかも、画像の劣化がなる
べく小さくなる最適画像密度を読み取り密度設定手段4
を介して読み取り手段1の読み取り密度として設定す
る。これにより、高速で、記憶容量が少なくて済み、簡
単安価、しかも劣化の少ない画像データを得られる優れ
た画像読み取り装置を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像読み取り装置、特に
画像読み取り手段により読み取った画像データを記憶手
段に記憶する画像読み取り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像読み取り装置としてマイクロ
プロセッサなどからなるCPU(中央演算処理部)の制
御に応じて、読み取り部にて読み取った画像データをR
AMに格納するものが知られている。CPUは、バッフ
ァメモリをワークエリアとして、画像データに対して、
間引き処理、圧縮処理などを必要に応じて行なうか、あ
るいはそのままの画像データをRAMに記憶させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来構成において、中央演算処理部にて間引きあ
るいは圧縮処理を行わず読み取りデータを記憶すると
き、大量の画像情報を記憶するためには、記憶部の記憶
容量が膨大になるという問題点があった。また、記憶容
量が大きくなると、これに応じて装置の価格が高くなる
という問題点もあった。
【0004】CPUにより、間引きあるいは圧縮処理を
行う場合には、上記タイプに比べて同じ画像データを記
憶するための記憶容量は小さくて済むが、間引きあるい
は圧縮後の記憶データが処理前に比ベて大きく劣化させ
ないために、画像読み取り部の読み取り密度を高くする
必要があり、そのために、画像読み取り部での読み取り
に長時間を要し、また、読取部の製造コストがかさむと
いう間題点があった。
【0005】また、CPUでの間引きあるいは圧縮処理
のため、高密度で読み取った読み取りデータをいったん
バッファに蓄積するために、このバッファの容量を大き
くする必要があるという問題点があった。
【0006】本発明の課題は、以上の問題を解決し、C
PUの作業用バッファあるいは画像メモリの記憶容量が
小さく、しかも大量の画像情報を記憶できる画像読み取
り装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明においては、画像読み取り手段により読み
取った画像データを記憶手段に記憶する画像読み取り装
置において、前記画像読み取り手段を介して得られた、
大小2つの異なる画像密度による複数の画像データの等
価度を判断基準として、記憶容量がなるべく小さく、し
かも、画像の劣化がなるべく小さくなる最適画像密度を
前記画像読み取り手段の読み取り密度として設定する手
段を設けた構成を採用した。
【0008】
【作用】以上の構成によれば、記憶容量がなるべく小さ
く、しかも、画像の劣化がなるべく小さくなる最適画像
密度を前記画像読み取り手段の読み取り密度として設定
することができる。
【0009】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づき、本発明を
詳細に説明する。
【0010】図1に本発明を採用した画像読み取り装置
の構造を示す。1はシート状あるいはブック状の紙面の
画像情報を読み取る読み取り手段、2は読み取り手段1
によって読み取られた画像データを記憶する記憶手段、
3は読み取り手段1によって読み取られた複数個の画像
データの等価度を判断する画像等価度判断手段、4は読
み取り手段1の読み取り密度を設定する読み取り密度設
定手段である。図2に図1に示した構成の一例をより具
体的に示す。
【0011】図2において、符号13はマイクロプロセ
ッサなどからなるCPUで、読み取り部11から読み取
った画像データをRAM12に格納する。その際、CP
U13は、ROM23aに格納されたプログラムに従っ
て、レジスタ23b、バッファ23cをワークエリアと
して、処理を行なう。
【0012】読み取り部11の概略構成を図3に示す。
図3において、106はシート状の原稿106であり搬
送ローラ104a〜104dにより矢印A方向に搬送さ
れる。また不図示のモータを逆転することにより原稿1
06は矢印B方向にも搬送可能に構成されている。10
3は原稿106に光を照射する光源103、102は原
稿106からの反射光を読み取りセンサアレイ101に
集光する光学系102である。上記のごとく構成される
読み取り部11は、本実施例においては読み取り密度が
12(dots/mm)とする。
【0013】CPU13は、図1の画像等価度判断手段
3及び読み取り密度設定手段4としての機能を果たす。
ROM13aには、図4及び図5に示す制御手順を格納
しておく。
【0014】以下、図4及び図5を参照して、CPU1
3が実行する制御手順を説明する。ここでは、記憶容量
がなるべく小さくなり、しかも、画像情報の損失ができ
るだけ小さくなるように最適な読み取り密度をCPUが
決定する。
【0015】図4において、ステップS1では原稿10
6の画像情報の一部、例えば搬送方向において原稿10
6の先端から全域の1/6の領域を、読み取り部11の
最大読み取り密度12(dots/mm)にて読み取
る。
【0016】ステップS2では、ステップS1での読み
取り結果を画像データAとしてバッファ13cに取り込
む。
【0017】ステップS3では、読み取り部11の読み
取り密度を最大値より小さく、例えば6(dots/m
m)に設定する。この場合は読み取り部11の読み取り
センサアレイ101が1ドットおきに読み取りを行うも
のである。また読み取り密度が例えば8(dots/m
m)に設定されたならば読み取りセンサアレイ101の
連続3ドットのうち2ドットが選択され原稿を読み取る
ものである。他の読み取り密度が設定されても前記に準
じて読み取り部11が機能するものである。
【0018】ステップS4では、ステップS3にて設定
された読み取り密度6(dots/mm)で、ステップ
S1と同じ領域を読み取るものである。このとき原稿1
06は、その先端から読み取ることができるような位置
に、不図示のモータにより矢印B方向にあらかじめ搬送
されているものである。
【0019】ステップS5では、ステップS4での読み
取り結果を画像データBとしてバツフア13cに取り込
む。
【0020】ステップS6では、後述する上記画像デー
タAと画像データBとの等価度をあらかじめ設定された
しきい値と比較する。ステップS6の詳細を図5に示
す。
【0021】図5のステップS6aでは、所定読み取り
密度による画像データBとそれに対応する最大の読み取
り密度による画像データAの複数個のデータとの等価度
を算出する。本実施例においては、画像データAは読み
取り密度12(dots/mm)で、画像データBは読
み取り密度6(dots/mm)で読み取っているの
で、画像データBの1個のデータに対し画像データAの
4個のデータが対応する。
【0022】読み取りが2値(白あるいは黒)の場合に
おける、画像データBの各データの画像データAに対す
る等価度の算出例を図6に示す。
【0023】図6において、画像データBは黒である。
この時対応する画像データAの4個のデータがすべて黒
であれば等価度は100%、4個のうち3個が黒であれ
ば等価度はI5%、4個のうち2個が黒であれば等価度
は50%、4個のうち1個が黒であれば等価度は25
%、4個とも白であれば等価度は0%となる。
【0024】ステップS6bでは、ステップS6aで算
出された全等価度の平均値を算出する。ステップS6c
では、ステップS6bで算出された平均値とあらかじめ
設定されたしきい値(このしきい値は著しい画像の劣化
のない値で例えば70%に設定される)とを比較し、平
均値がしきい値とほぼ等しいとき、たとえば、平均値が
60〜80%のときYESを出力する。それ以外の場合
はNOを出力する。
【0025】再び図4において、ステップS6の出力が
NOの場合はステップS3に戻り、ステップS6bで算
出した等価度の平均値がしきい値よりも高いとき、本実
施例においては平均値が80〜100%のとき、読み取
り密度が前述の6(dots/mm)よりも低い値、例
えば4(dots/mm)に設定される。また平均値が
しきい値よりも低いとき、本実施例においては平均値が
0〜60%のとき、読み取り密度が例えば9(dots
/mm)に設定される。そして、ステップS6の出力が
YESとなるまで、ステップS3〜S6のループが実行
される。
【0026】ステップS6の出力がYESとなると、ス
テップS7では、原稿106の全域をステップS3で設
定された読み取り密度で読み取る。ステップS8では、
ステップS7での読み取り結果を画像データとしてRA
M12に格納する。
【0027】以上のようにして、最大読み取り密度と、
ある読み取り密度により得られる画像の等価度を判断基
準として、記憶容量がなるべく小さくなり、しかも、画
像の劣化ができるだけ小さくなるように最適な読み取り
密度を設定できる。
【0028】本実施例において、ステップS3で読み取
り密度が5(dots/mm)に設定されステツプS7
で、原稿106の全域が読み取られたとすると、RAM
12で使用される記憶容量は最大密度12(dots/
mm)で読み取られた場合に比べて約1/6(2.42
のマイナス2乗)に減少する。
【0029】この時、読み取り密度は必要かつ十分の値
に設定されるため、使用する記憶容量が小さくても画像
情報の劣化は少ない。また、バッファの容量も、読み取
り密度の最大値12(dots/mm)で読み取る領域
は原稿106の全域の1/6でよく、12(dots/
mm)で全域を読み取り間引きあるいは圧縮処理を行う
場合に比べて約1/3で済むものである。
【0030】さらには、5(dots/mm)の読み取
りに要する時間は12(dots/mm)に要する時間
のほぼ半分で済むものである。本実施例では読み取りを
2値で行う場合を説明したが、本発明は多値の読み取り
においても、同じ効果がある。
【0031】例えば4値(4階調)の読み取りの場合、
4階調の1階→4階を白→黒とするとき、4階に対する
3階の等価度を67%、2階の等価度を33%、1階の
等価度を0%とし、上記実施例と同様にしてデータAに
対するデータBの等価度を算出すればよい。また本実施
例において、ステップS6からステップS3に戻ったと
きの読み取り密度の設定において、しきい値に対するス
テップS6の等価度の異なり具合いで読み取り密度を設
定してもよい。例えば最大読み取り密度が12(dot
s/mm)の場合、ステップS3にて読み取り密度が6
(dots/mm)(50%)に設定され読み取った結
果等価度が55%となったとき、しきい値70%に近づ
けるために読み取り密度を7.5(dots/mm)
(=12(dots/mm)・70%・50%/55
%)と設定してもよい。また本実施例においては、原稿
はシート状としたがブック状のものを使用可能な読み取
り機構を用いる場合でも同様の効果がある。
【0032】さらに、本実施例においては、画像情報で
ある原稿の一部の読み取りは読み取り方向の先端から全
域の1/6の領域としたが、1/6に限定されるもので
はない。また読み取り範囲も先端からの範囲指定ではな
く、原稿の任意の領域を、例えばブロックで指定しても
よい。
【0033】ここで、図7に本発明の他の実施例の制御
手順を示す。前記実施例と異なる部分を以下に説明す
る。本実施例においては原稿の一部読み取りはステップ
S11において最大読み取り密度で読み取る1回のみで
よい。
【0034】ステップS13では、CPU13により、
ステップS12で設定された読み取り密度に相当する密
度に間引きなどを行ない、密度変換を行なう。そして得
られたデータをデータBとする。そしてステップS14
においてデータAに対する等価度を前記実施例と同様に
して求める。
【0035】このような手順は、読み取り装置が安価で
低速なものを用いており、実際に読み取りを行なうより
もCPUの密度変換のほうが高速な場合に有効である。
【0036】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明によれ
ば、画像読み取り手段により読み取った画像データを記
憶手段に記憶する画像読み取り装置において、前記画像
読み取り手段を介して得られた、大小2つの異なる画像
密度による複数の画像データの等価度を判断基準とし
て、記憶容量がなるべく小さく、しかも、画像の劣化が
なるべく小さくなる最適画像密度を前記画像読み取り手
段の読み取り密度として設定する手段を設けた構成を採
用しているので、記憶容量がなるべく小さく、しかも、
画像の劣化がなるべく小さくなる最適画像密度を前記画
像読み取り手段の読み取り密度として設定することがで
き、読み取る原稿の状態に応じて自動的に必要かつ十分
な読み取り密度が設定されるため、記憶部の記憶容量を
膨大にすることなく大量の画像情報を記憶でき、また画
像バッファの容量も小さくでき、高速かつ簡単安価で、
劣化の少ない画像データを得られる優れた画像読み取り
装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を採用した画像読み取り装置のブロック
図である。
【図2】本発明の画像読み取り装置のより具体的なブロ
ック図である。
【図3】図1、図2の装置の読取部の構成を示した説明
図である。
【図4】図1、図2の装置の制御手順を示したフローチ
ャート図である。
【図5】図1、図2の装置の制御手順を示したフローチ
ャート図である。
【図6】等価度の判定例を示した説明図である。
【図7】異なる制御手順を示したフローチャート図であ
る。
【符号の説明】
1 読み取り手段 2 記憶部 3 画像等価度判断手段 4 読み取り設定手段 11 読み取り部 12 RAM 13 CPU
フロントページの続き (72)発明者 砂川 伸一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 長崎 克彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 阪口 克彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 菅原 陽治 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像読み取り手段により読み取った画
    像データを記憶手段に記憶する画像読み取り装置におい
    て、 前記画像読み取り手段を介して得られた、大小2つの異
    なる画像密度による複数の画像データの等価度を判断基
    準として、記憶容量がなるべく小さく、しかも、画像の
    劣化がなるべく小さくなる最適画像密度を前記画像読み
    取り手段の読み取り密度として設定する手段を設けたこ
    とを特徴とする画像読み取り装置。
JP32627091A 1991-12-11 1991-12-11 画像読み取り装置 Pending JPH05167866A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32627091A JPH05167866A (ja) 1991-12-11 1991-12-11 画像読み取り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32627091A JPH05167866A (ja) 1991-12-11 1991-12-11 画像読み取り装置

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JPH05167866A true JPH05167866A (ja) 1993-07-02

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ID=18185895

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JP32627091A Pending JPH05167866A (ja) 1991-12-11 1991-12-11 画像読み取り装置

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