JPH05167395A - ディジタル信号プロセッサの係数データ変更処理方式 - Google Patents

ディジタル信号プロセッサの係数データ変更処理方式

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JPH05167395A
JPH05167395A JP3335260A JP33526091A JPH05167395A JP H05167395 A JPH05167395 A JP H05167395A JP 3335260 A JP3335260 A JP 3335260A JP 33526091 A JP33526091 A JP 33526091A JP H05167395 A JPH05167395 A JP H05167395A
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JP
Japan
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coefficient data
instruction
read
cycle
processing
Prior art date
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Application number
JP3335260A
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Shuhei Sudo
修平 須藤
Makio Yamaki
真木夫 山来
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Pioneer Video Corp
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Video Corp
Pioneer Electronic Corp
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/30Arrangements for executing machine instructions, e.g. instruction decode
    • G06F9/30003Arrangements for executing specific machine instructions
    • G06F9/3004Arrangements for executing specific machine instructions to perform operations on memory
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
  • Advance Control (AREA)
  • Complex Calculations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディジタル信号プロセッサ(DSP)の係数
データ変更処理方式に関し、リードサイクルスチール時
の係数データの書き換え処理に時間的な余裕があり、高
速動作を不要とすることを目的とする。 【構成】 プログラムカウンタとは独立した係数アドレ
スポインタを有し、処理プログラムや係数データを制御
用のマイクロコンピュータから転送供給するようにした
DSPにおいて、プログラムカウンタ15の値からリー
ドサイクルスチールを行うべき係数データαi の読み出
し命令であるか否かを判定し、該当する命令である場合
には、当該命令の処理サイクルの命令読み出し段と命令
解読段において変更すべき新たな係数データβi をマイ
クロコンピュータ20から転送バッファ18へ転送し、
処理サイクルの実行段において転送バッファ18に格納
された係数データβi をリードサイクルスチールによっ
て係数データメモリ9に書き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パイプライン処理によ
ってディジタルオーディオ信号などのディジタル信号に
所望の演算を施すようにしたディジタル信号プロセッサ
(以下、DSPという)における係数データの変更処理
方式に関する。
【0002】
【従来の技術】室内や車内においてコンサートホールや
劇場と同様な音響空間、例えば残響音や臨場感を作り出
すために、再生音の音場制御をなすことができるオーデ
ィ信号処理装置が公知である(特開昭64−72615
号参照)。このようなオーディオ信号処理装置には、チ
ューナーなどのオーディオ信号源から供給されるオーデ
ィオ信号をディジタル演算処理して所望の音場制御を行
なうDSPが設けられている。
【0003】DSPは、四則演算などの演算処理を行な
う演算部、該演算部に供給するディジタルオーディオ信
号データを記憶する信号データRAM、オーディオ信号
データに乗算する係数データを記憶する係数データRA
Mなどのメモリを備え、予め定められた処理プログラム
に従って各メモリ間および各メモリから演算部へ信号デ
ータを転送することにより例えば積和演算(Σαi ・d
i )などの所望の演算を高速に実行するものである。
【0004】DSPで用いられる演算処理用のプログラ
ムはDSP内の書き換え可能なプログラムRAMに格納
されており、音場モードなどが切り換えられる度にDS
P外の制御用のマイクロコンピュータから対応する処理
プログラムおよび係数データが転送されて書き換えら
れ、希望の音響空間を作り出せるようになっている。
【0005】一般に、DSPにおけるプログラム命令の
実行過程は、指定されたアドレス位置から命令コードを
読み出す命令読み出し段(フェッチサイクル)、読み出
された命令コードを解読する命令解読段(デコードサイ
クル)、解読した命令コードを実行する命令実行段(イ
クスキュートサイクル)を処理単位とし、各命令をパイ
プライン処理方式で次々と実行するように構成されてい
る。
【0006】ところで、オーディオ信号処理装置におい
ては、例えば再生音質を変えるためにフィルタ特性を変
えるようなことが往々にして行なわれる。このようにフ
ィルタ特性を変更するには、変更後のフィルタ特性を満
たす新たな係数データを制御用のマイクロコンピュータ
からDSPへ転送して書き換え、この書き換えられた新
たな係数データに基づいてフィルタ演算を実行しなけれ
ばならない。
【0007】前記係数データの書き換えを行なう場合、
現在処理中の演算が停止してオーディオ信号の再生音が
途切れてしまうなどの不具合が発生することのないよう
に、演算自体は継続しながら係数データを新たな値に書
き換えてやる必要がある。このような係数データの書き
換えを行なうために、従来からリードサイクルスチール
という手法が採用されている。
【0008】すなわち、リードサイクルスチールは、書
き換え対象となる係数データを係数データRAMから読
み出す際に、係数データRAMを読み出しモードから書
き込みモードに切り換え、当該アドレス位置に新たな係
数データを転送して書き込むと同時に、新たな係数デー
タを演算部へも転送し、演算部における演算を停止する
ことなく目的とする係数データを更新するものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来のリードサイクルスチール場合、係数RAMデー
タのアドレスの判定、マイクロコンピュータからDSP
への新たな係数データの転送、読み出し/書き込みのモ
ード切り換え、係数データRAMへの係数データの書き
込み、さらには係数データの演算部への転送などのすべ
ての処理を係数データの読み出し命令の処理サイクルに
おける実行段だけで行なわねばならず、DSPとして高
速動作のものを用いねばならなかった。
【0010】本発明は、前記事情に基づきなされたもの
で、その目的とするところは、リードサイクルスチール
時の係数データの書き換え処理に時間的な余裕があり、
高速動作を必要としないDSPの係数データ変更処理方
式を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、プログラムカウンタとは独立した係数アド
レスポインタを有するパイプライン処理方式のDSPで
あって、処理プログラムや係数データを制御用のマイク
ロコンピュータから転送供給するようにしたDSPの係
数データ変更処理方式において、プログラムカウンタの
値からリードサイクルスチールを行うべき係数データの
読み出し命令であるか否かを判定し、該当する命令であ
る場合には、当該係数データの読み出し命令の処理サイ
クルの命令読み出し段と命令解読段において変更すべき
新たな係数データを前記制御用のマイクロコンピュータ
から転送バッファへ転送し、当該係数データの読み出し
命令の処理サイクルの実行段において前記転送バッファ
に格納された係数データをリードサイクルスチールによ
って係数データメモリに書き込むことを特徴とする。
【0012】
【作 用】DSPで用いる処理プログラムは制御用のマ
イクロコンピュータに格納されており、プロセッサの内
容は予めすべて分かっている。したがって、実行する命
令のアドレスが分かればその命令内容も予め知ることが
できる。すなわち、実行すべき命令のアドレスを指定す
るプログラムカウンタの値からリードサイクルスチール
を行なうべき係数データの読み出し命令であるか否かを
事前に判定することができる。
【0013】本発明は、このプログラムカウンタの値と
実行する命令の一義的な対応関係を利用したもので、プ
ログラムカウンタの値によって当該アドレスがリードス
チールサイクルを行なうべき係数データRAMの読み出
し命令であるか否かを判定し、該当する読み出し命令で
ある場合には、当該係数データの読み出し命令の処理サ
イクルの命令読み出し段と命令解読段においてマイクロ
コンピュータからDSPへの係数データの転送し、リー
ドサイクルスチール実行のための準備動作を開始する。
これにより、命令実行段では書き換えるべき新たな係数
データを係数データRAMの該当アドレス位置に書き込
むだけで済む。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例につき図面を参照して
説明する。図1は本発明になるDSPの1実施例を示
す。図において、アナログオーディオ信号はA/D変換
器1を介してDSP2内の入出力インターフェース3に
供給される。入出力インターフェース3には、データバ
ス4が接続されている。データバス4には、オーディオ
信号データを記憶する信号データRAM5が接続されて
いる。
【0015】また、データバス4には信号データRAM
5から送られてくる信号データを保持するためのバッフ
ァメモリ6が接続されている。このバッファメモリ6の
出力は乗算器7の一方の入力に接続されている。乗算器
7の他方の入力には、係数データを保持するためのバッ
ファメモリ8が接続され、バッファメモリ8には係数デ
ータを記憶する係数データRAM9が接続されている。
係数データRAM9には、読み出し/書き込みのアドレ
スを指定する係数アドレスポインタ10が付設されてい
る。
【0016】ALU(算術論理演算ユニット)11は、
乗算器7の計算出力の累算などの演算を行なうもので、
一方の入力には乗算器7の計算出力が供給される。他方
の入力には、ALU10の計算出力を保持するアキュム
レータ12の出力が供給される。また、アキュムレータ
12の出力はデータバス4に供給されている。
【0017】DSPの動作を制御するシーケンスコント
ローラ13には、プログラムRAM14が接続されてお
り、このプログラムRAM14に書き込まれた処理プロ
グラムに従って所定の回路へ所定のタイミングで所定の
命令信号を与えるようになっている。プログラムRAM
14は、プログラムカウンタ15の計数値が加算される
毎にその新たな計数値に対応するアドレスの命令コード
を読み出し、シーケンスコントローラ13へ供給する。
また、シーケンスコントローラ13には、後述する制御
用のマイクロコンピュータ20からの指令を保持する指
令レジスタ16が接続されている。
【0018】前記プログラムRAM14および指令レジ
スタ16は、メインバス17に接続されている。メイン
バス17には、後述するマイクロコンピュータ20から
係数データRAM9へ転送される係数データを一時保持
する転送バッファ18が接続されている。また、メイン
バス17には、インターフェース19を介して制御用の
マイクロコンピュータ20が接続されている。
【0019】マイクロコンピュータ20は、CPU、R
AM、ROM(いずれも図示せず)から構成されてい
る。マイクロコンピュータ20のROMには、マイクロ
コンピュータ自身のための制御プログラムの他に、DS
P2で用いる各種の処理プログラム群、各処理プログラ
ムで用いる複数の係数データ群などが予め格納されてい
る。
【0020】マイクロコンピュータ20には、キーボー
ド21が接続されている。このキーボード21には、ホ
ール1,ホール2などの種々の音場制御キーが用意され
ている。マイクロコンピュータ20は、操作された音場
制御キーに対応する処理プログラムおよびそのプログラ
ムに用いる係数データ群などをROMから読み出し、イ
ンターフェース19を介してDSP2へ転送する。一
方、DSP2で演算処理された後のオーディオ信号デー
タは、データバス4,入出力インターフェース3を介し
てD/A変換器22へ供給され、アナログ信号に変換さ
れた後、後段の回路あるいは装置へ出力される。
【0021】前記構成の実施例において、先ずDSP全
体の動作について説明する。いま、キーボード21のい
ずれかのキーが操作されると、マイクロコンピュータ2
0は操作されたキーに対応する処理プログラムをROM
(図示せず)から読み出し、インターフェース19,メ
インバス17を介してプログラムRAM14に転送格納
する。また、その処理プログラムで用いる係数データ群
α1 ,α2 ,…αn をROMから読み出し、インターフ
ェース19,メインバス17,転送バッファ18を介し
て係数データRAM9に転送格納する。
【0022】前記のようして処理プログラムと係数デー
タ群がDSP2にセットされると、入力してくるオーデ
ィオ信号に対して所定の演算処理が開始される。すなわ
ち、A/D変換器1から入力してくるオーディオ信号
は、まず所定のサンプリング周期で次々とサンプリング
され、オーディオ信号データd1 ,d2 ,…dn に変換
される。このサンプリングされたオーディオ信号データ
1 ,d2 ,…dn は入出力インターフェース3を介し
てデータバス4に供給され、信号データRAM5に書き
込まれる。
【0023】そして、まず最初に、信号データRAM5
から第1の信号データd1 が読み出され、バッファメモ
リ6に保持される。一方、係数データRAM9から第1
の係数データα1 が読み出され、バッファメモリ8に保
持される。乗算器7はこのα 1 とd1 の乗算を行い、そ
の乗算値α1 ・d1 に対してALU10でアキュムレー
タ11の初期値0を加算した後、得られた加算値α1
1 を再びアキュムレータ11に保持する。
【0024】次いで、バッファメモリ6に第2の信号デ
ータd2 を保持するとともに、バッファメモリ8に第2
の係数データα2 を保持し、乗算器7においてα2 とd
2 を乗算し、この乗算値α2 ・d2 に対してALU10
においてアキュムレータ11に保持されているα1 ・d
1 を加算した後、その加算値α1 ・d1 +α2 ・d2
再びアキュムレータ12に保持する。このような積和演
算(Σαi ・di )を高速で繰り返すことにより、入力
してくるオーディオ信号に例えば所望の周波数特性から
なるフィルタ処理を施す。
【0025】前記積和演算処理によって得られたオーデ
ィオ信号データは、アキュムレータ11,データバス4
を介して信号データRAM5に一旦格納された後、所定
のタイミングでデータバス4を介して入出力インターフ
ェース22へ転送され、アナログ信号に変換して出力さ
れる。
【0026】次に、図2を参照して本発明によるリード
サイクルスチール動作について説明する。なお、係数デ
ータRAM9には前記した係数データ群αi(i=1,2,
…n)が既に格納されており、プログラムRAM14に
はこの係数データ群αi を用いて前述した積和演算(Σ
αi ・di )を実行する処理プログラムが格納されてい
るものとする。
【0027】前記積和演算を行なっている最中に、いま
キーボード21からフィルタ特性の変更指令が与えられ
ると、マイクロコンピュータ20はこの変更されたフィ
ルタ特性に対応する新たな係数データ群をROM中から
探す。いま、この新たな係数データ群をβi (i=1,2,
…n)とする。また、リードサイクルスチールによりα
1 →β1 、α2 →β2 、…αi →βi のように係数デー
タを書き換えるものとする。さらに、係数データRAM
9から係数データα1 を読み出してバッファメモリ8へ
転送する命令が、プログラムRAM14のアドレスNに
記述されているものとする。
【0028】マイクロコンピュータ20は、前記フィル
タ特性の変更指令を受けると、インターフェース19、
メインバス17を介して指令レジスタ16に対し、“ア
ドレスNの命令においてリードサイクルスチールを行
え”という指令を送出する。システムコントローラ13
は、このリードサイクルスチール命令に基づき、図2に
示すようにして係数データRAM9中のアドレスXの係
数データをα1 からβ1 に書き換える。
【0029】先ず、図2においてパイプライン処理につ
いて簡単に説明する。いま、図2中のサイクル位置の
命令読み出し段において、DSP2のプログラムカウン
タ15がアドレスN、すなわち係数データα1 を読み出
すための命令コードの記述されたプログラムアドレスを
指示したものとすると、シーケンスコントローラ13
は、このサイクル位置の命令読み出し段でプログラム
RAM14からアドレスNの命令コードの読み出しを開
始する。そして、次のサイクル位置の命令解読段でこ
の読み出されたアドレスNの命令コードを解読する。一
方、処理がサイクル位置に移ると、サイクル位置の
命令読み出し段で次のアドレスN+1の命令コードの読
み出しが開始される。
【0030】さらに、処理が次のサイクル位置に移る
と、命令実行段でアドレスNの命令が実行されると同時
に、命令解読段ではアドレスN+1の命令コードの解読
が行なわれ、さらに、命令読み出し段ではアドレスN+
2の命令コードの読み出しが行なわれる。このようにし
て、各処理命令はパイプライン処理方式で順次処理され
る。
【0031】さて、前記図2のサイクル位置におい
て、プログラムカウンタ15が処理プログラムのアドレ
スNを指示すると、シーケンスコントローラ13は、プ
ログラムRAM14のアドレスNの命令コードの読み出
しを開始する。これと同時に、シーケンスコントローラ
13は、指令レジスタ16に格納されているリードサイ
クルスチール命令に基づいて、当該プログラムのアドレ
スNがリードサイクルスチールを行うべきアドレスであ
るか否かを判定する。
【0032】リードサイクルスチールを行うべきアドレ
スに一致した場合、シーケンスコントローラ13は、次
のサイクル位置においてマイクロコンピュータ20へ
リードサイクルスチールする係数データβ1 の転送要求
を出力する。マイクロコンピュータ29は、この要求に
従ってROM中から係数データβ1 を読み出し、インタ
ーフェース19、メインバス17を介して転送バッファ
18に転送する。
【0033】次に、サイクル位置の命令実行段におい
て、係数アドレスポインタ10をアドレスXに設定し、
このアドレスXの係数データα1 の読み出し動作を開始
するが、前述したように、プログラムアドレスNの読み
出し命令にはリードサイクルスチール命令がでているた
め、シーケンスコントローラ13は、係数データRAM
9を読み出しモードRから書き込みモードWに切り換え
る。
【0034】係数データRAM9が書き込みモードに切
り換えられると、転送バッファ18から新たな係数デー
タβ1 が転送され、係数アドレスポインタ10で指定さ
れたアドレスXの位置に格納される。また、これと同時
に、転送バッファ18の係数データβ1 はバッファメモ
リ8へも転送される。そして、このバッファメモリ8に
転送された新たな係数データβ1 を用いて、バッファメ
モリ6に保持されている信号データd1 との乗算β1
1 が実行される。
【0035】前記したリードサイクルスチールによる係
数データの変更処理を各係数データαi (i=1,2,…
n)について逐次実行する。これにより、演算部におい
て新たな係数データβi を用いた積和演算(Σβi ・d
i )を実行しながら、係数データα1 を新たな係数デー
タβ1 に入れ換えていくことができる。しかも、図2か
ら明らかなように、サイクル位置の命令読み出し段お
よびサイクル位置の命令解読段において、リードサイ
クルスチールを行なうべき命令アドレス位置であるか否
かの判定処理やマイクロコンピュータからDSPへの係
数データβi の転送処理など、リードサイクルスチール
のためのすべての準備動作を行なうことができる。
【0036】このため、サイクル位置の命令実行段で
は係数データβ1 を係数データのRAM9への転送処理
だけで済み、高速動作を必要としなくなる。従来のリー
ドサイクルスチールによる係数データの書き換えの場合
には、図2の下部に示すように、サイクル位置の命令
実行段において前記したすべての処理動作を高速で行わ
ねばならない。
【0037】なお、前記実施例では、係数データβi
書き換え処理毎に順番に1個づつ転送バッファ18へ転
送するようにした場合について述べたが、転送バッファ
18として容量の大きなメモリを用い、最初のリードサ
イクルスチール命令の実行時に係数データ郡βi を転送
バッファ18へ一度に転送するようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
本発明の係数データ変更処理方式によるときは、プログ
ラムカウンタの値からリードサイクルスチールを行うべ
き係数データの読み出し命令であるか否かを判定し、該
当する命令である場合には、当該係数データの読み出し
命令の処理サイクルの命令読み出し段と命令解読段にお
いて変更すべき新たな係数データを前記制御用のマイク
ロコンピュータから転送バッファへ転送し、当該係数デ
ータの読み出し命令の処理サイクルの実行段において前
記転送バッファに格納された係数データをリードサイク
ルスチールによって係数データメモリに書き込むように
したので、リードサイクルスチール時の係数データの書
き換え処理に時間的な余裕があり、高速動作を不要とす
ることができる。したがって、より廉価なDSPを用い
てより確実に係数データの変更処理を実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方式を適用して構成したDSPの1実施
例を示す図である。
【図2】前記実施例における本発明方式の動作説明図で
ある。
【符号の説明】
2 ディジタル信号プロセッサ(DSP) 9 係数データRAM 10 係数アドレスポインタ 13 シーケンスコントローラ 14 プログラムRAM 15 プログラムカウンタ 16 指令レジスタ 18 転送バッファ 20 マイクロコンピュータ αi 係数データ βi 係数データ di 信号データ N 係数データα1 の読み出し命令の格納アドレス X 係数データα1 の格納アドレス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03H 17/02 K 7259−5J

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラムカウンタとは独立した係数ア
    ドレスポインタを有するパイプライン処理方式のディジ
    タル信号プロセッサであって、処理プログラムや係数デ
    ータを制御用のマイクロコンピュータから転送供給する
    ようにしたディジタル信号プロセッサの係数データ変更
    処理方式において、 プログラムカウンタの値からリードサイクルスチールを
    行うべき係数データの読み出し命令であるか否かを判定
    し、 該当する命令である場合には、当該係数データの読み出
    し命令の処理サイクルの命令読み出し段と命令解読段に
    おいて変更すべき新たな係数データを前記制御用のマイ
    クロコンピュータから転送バッファへ転送し、 当該係数データの読み出し命令の処理サイクルの実行段
    において前記転送バッファに格納された係数データをリ
    ードサイクルスチールによって係数データメモリに書き
    込むことを特徴とするディジタル信号プロセッサの係数
    データ変更処理方式。
JP3335260A 1991-12-18 1991-12-18 ディジタル信号プロセッサの係数データ変更処理方式 Pending JPH05167395A (ja)

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US07/992,648 US5822775A (en) 1991-12-18 1992-12-18 Efficient data processing method for coefficient data in a digital dignal, processor

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US5822775A (en) 1998-10-13

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