JPH0516716Y2 - - Google Patents

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JPH0516716Y2
JPH0516716Y2 JP11372087U JP11372087U JPH0516716Y2 JP H0516716 Y2 JPH0516716 Y2 JP H0516716Y2 JP 11372087 U JP11372087 U JP 11372087U JP 11372087 U JP11372087 U JP 11372087U JP H0516716 Y2 JPH0516716 Y2 JP H0516716Y2
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pivot
tape
reel
recess
tape cassette
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Description

【考案の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 本考案はテープカセツトに関するものである。
ロ 従来技術 テープカセツト、例えばビデオテープレコーダ
用のテープカセツトにおいては、第7図及び第8
図に示すように、磁気テープ1を巻回した左右一
対のリールハブ12及び13(テープリール)を
容した下ハーフ4と、各リールハブを押圧保持す
るリーフスプリング5を固定した上ハーフ6とが
接合された構造になつている。リーフスプリング
5によるリールハブ押圧域においては、透明なリ
ールフランジ17及び18の中心部にピボツトと
称される小突起22及び23を嵌め込み、これら
のピボツトにリーフスプリング5が係合せしめら
れる。なお、図中、9及び10は左右一対の透明
窓である。
第9図は、第8図の要部を拡大して示すもので
(但、テープ1は図示省略)であり、一方のリー
ルハブ12側のみを示したが、他方のリールハブ
13側も同様の構成になつている。リールハブ1
2に対するリールフランジ(上フランジ)17の
固定は、具体的には第8図に示すように、リール
フランジ17に設けた各突起21をリールハブ1
2側の各凹部19に嵌合せしめ、これらの突起2
1を超音波エネルギー等で図示の如くに融着する
ことによつて行う。
そして、上記したピボツト22は、予めテープ
リールの回転中心位置の円形凹部24に嵌め込
み、しかる後に上フランジ17をピボツト22に
対し上から重ね合せ、上記した融着を行つてい
る。
ピボツト22は、第10図に拡大明示するよう
に、上記リーフスプリング5に接触する突部25
と、この突部に連なるリング状フランジ部26と
からなつていて、底面27は上記したテープリー
ルの凹部24に接するピボツト基準面となつてい
る。即ち、この底面27が均一で平坦でないと、
凹部24内でピボツトの安定性が悪くなり、ひい
てはテープリール駆動時のリーフスプリング5に
よる押圧保持性が悪く、テープの安定走行に支障
をきたすことがある。
しかし、従来使用されているピボツト22は、
第9図のようにその成形に際し(但し、金型は図
示省略)、上記底面27の位置に突き出しピン2
8が仮想線の如くに配置され、固定型から可動型
を離した後に突き出しピン28によつて成形品2
2を可動型から分離せしめ、更に突き出しピン2
8を引き離すようにしているのが、摩耗により突
き出しピンの径が小さくなつたり、穴が大きくな
つて底面27に破線29で示すバリや凸部が生じ
てしまう。こうしたバリ等29はそのまま残して
おくと、ピボツト22のテープリールへの取付け
が不安定となるので、どうしても削る等によつて
除去しなければならず、作業が面倒である上に、
完全にバリ等を除去して底面27を平坦化するこ
と自体非常に困難である。
ハ 考案の目的 本考案の目的は、上記の如きピボツトを安定か
つ容易にテープリールに取付けることのできるテ
ープカセツトを提供することにある。
ニ 考案の構成 即ち、本考案は、スプリング手段によつて押圧
されるピボツトがテープリールの上面側の回転中
心位置に設けられているテープカセツトにおい
て、前記ピボツトの底面に凹部が形成され、この
凹部にピボツト成形時の突き出しピンが配置され
るように構成したことを特徴とするテープカセツ
トに係るものである。
ホ 実施例 以下、本考案の実施例を図面参照下に詳細に説
明する。
本実施例によるビデオテープレコーダ用のテー
プカセツトは、第1図〜第3図に示す如きピボツ
ト32(既述したピボツト22に対応)をテープ
リールに設けることを特徴としている。このピボ
ツト32において、第9図のものと共通部分には
共通符号を付してある。
ここで注目すべきことは、ピボツト32の底面
27(基準面)に中心孔30を囲むように凹部3
1が設けられており、この凹部31の3箇所にて
一点鎖線28のように成形時の突き出しピンが配
置されるようにしたことである。凹部31は、中
心孔30の周りでほぼ120度の角度関係で径方向
に放射状に延びていて、夫々の位置にてピン28
が計3本配されることになる。なお、中心孔30
には、金型の抜き方向に交差した厚みにリング状
突起33が形成されている。
第4図には、ピボツト32の成形時の金型を示
すが、固定型34と可動型35との間に成形空間
(キヤビテイ)36を形成し、この成形空間内へ
樹脂材料37をスプルー38、ランナー39、ゲ
ート40を夫々通して注入し、固化せしめる。し
かる後、可動型35を固定型34から矢印41方
向に取外す。このとき、成形品32も可動型35
側に付着した状態で一体に取出され、かつ予め挿
入されていた突き出しピン28も一緒に固定型3
4に対して取外される。次いで、突き出しピン2
8を矢印42方向へ突き出すことによつて、成形
品32を可動型35から強制的に分離せしめ、更
にピン28を成形品32から分離し、第1図〜第
3図の如きピボツト32の成形を終了する。
このようにして成形すれば、突き出しピン28
を分離する際に第1図に示すバリや突部29が生
じても、これはピボツトの底面凹部31の深さよ
りも小さいため、仮にそのまま残しておいても底
面27の基準面としての機能には何ら影響がな
い。また、バリ等29を除去するときには、完全
に除去しなくてよいので、作業が容易若しくは簡
略となる。
この結果、ピボツト32の底面27は十分に均
一かつ平坦であり、かつ3箇所(第2図参照)に
存在しているために、第5図の如くにテープリー
ルの凹部24に嵌め込んで固定をしたときには非
常に安定となり、ガタ等を生じることなく、テー
プリールの安定回転を実現することができる。
また、上記した成形の際、上記した突起33の
存在によつて、成形品32は可動型35に十分に
食い付き、可動型35側へ確実に付着して抜き出
されることになる。即ち、可動型35の抜き方向
の障害となるように突起33を成形しているの
で、成形品32が可動型35から離脱することが
ない。このため、ピボツトの成形を正常に設定通
りに行うことができる。
なお、本例のテープカセツトは、ピボツト32
をテープリールの上フランジ17及びリールハブ
本体とは別の部品として取付けているので、耐摩
耗性の特に要求されるピボツト32のみをポリオ
キシメチレン(ポリアセタール)で成形でき、他
のリール各部をポリスチレンやアクリロニトリル
−ブタジエン−スチレン共重合樹脂(ABS)で
形成できる。これによつてテープリールの低コス
ト化を実現できる。しかも、ポリスチレン等は成
形時の収縮率がポリオキシメチレンに比べて4倍
程度も少ないので、リールハブの寸法精度を十二
分に出すことができるし、また腐食性成分が遊離
することもないために金型の寿命が長くなるとい
う優れた作用効果を発揮する。
以上、本考案を例示したが、上述の実施例は本
考案の技術的思想に基いて更に変形が可能であ
る。
例えば、ピボツト32の形状、サイズ等は種々
変更してよい。勿論、他方のリール13側につい
ても上述と同様のピボツト32が取付けられるこ
とは言うまでもない。特に、凹部31について
は、その形状等は種々変更してよく、例えば2本
設けるとか、或いはその深さを変化させるとか
様々に設計変更してよい。また、上述の突起33
に代えて、第6図のように、同位置にリング状凹
部43を設けるようにしても同様の効果が生じ
る。更に、本考案は他のタイプのテープカセツト
にも適用できる。
ヘ 考案の作用効果 本考案は上述した如く、ピボツトの底面に凹部
を設け、ここに成形時の突き出しピンが配される
ようにしたので、突き出しピンを分離したときに
バリ等が生じてもこれは上記凹部内に位置するこ
とになり、仮にそのまま残しておいても底面の基
準面としての機能には何ら影響がなく、また、バ
リ等を除去するときには、完全に除去しなくてよ
いので、作業が容易若しくは簡略となる。この結
果、ピボツトをテープリールに固定したときには
非常に安定となり、ガタ等を生じることなく、テ
ープリールの安定回転を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本考案の実施例を示すもので
あつて、第1図はピボツトの断面図(第2図、第
3図の−線断面図)、第2図は同ピボツトの
底面図、第3図は同ピボツトの平面図、第4図は
同ピボツトの成形時の概略断面図、第5図は同ピ
ボツトを取付けたテープリールの要部断面図、第
6図は他の例によるピボツトの断面図である。第
7図〜第10図は従来例を示すものであつて、第
7図はビデオテープレコーダ用のテープカセツト
の断面図、第8図は第7図の−線断面図、第
9図は第8図の要部拡大図、第10図はピボツト
の断面図である。 なお、図面に示した符号において、1……磁気
テープ、5……リーフスプリング、12,13…
…リールハブ(テープリール)、17,18……
リールフランジ、22,23,32……ピボツ
ト、24,31……凹部、27……底面(基準
面)、28……突き出しピン、29……バリ等、
33……突起、34……固定型、35……可動
型、36……成形空間、37……樹脂材料、であ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スプリング手段によつて押圧されるピボツトが
    テープリールの上面側の回転中心位置に設けられ
    ているテープカセツトにおいて、前記ピボツトの
    底面に凹部が形成され、この凹部にピボツト成形
    時の突き出しピンが配置されるように構成したこ
    とを特徴とするテープカセツト。
JP11372087U 1987-07-24 1987-07-24 Expired - Lifetime JPH0516716Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11372087U JPH0516716Y2 (ja) 1987-07-24 1987-07-24

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JP11372087U JPH0516716Y2 (ja) 1987-07-24 1987-07-24

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Publication Number Publication Date
JPS6418485U JPS6418485U (ja) 1989-01-30
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