JPH05166199A - トラッキング制御装置 - Google Patents
トラッキング制御装置Info
- Publication number
- JPH05166199A JPH05166199A JP35137391A JP35137391A JPH05166199A JP H05166199 A JPH05166199 A JP H05166199A JP 35137391 A JP35137391 A JP 35137391A JP 35137391 A JP35137391 A JP 35137391A JP H05166199 A JPH05166199 A JP H05166199A
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- JP
- Japan
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- signal
- light beam
- track
- tracking error
- target track
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- Pending
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- Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 光ビームが目標トラックの引込範囲から外れ
た場合に、自動的に目標トラックに復帰させるようにす
る。 【構成】 光学的情報記録媒体に情報を記録、または再
生する光ヘッドのサーボセンサの出力信号からトラッキ
ングエラー信号を生成し、この信号によって情報記録、
再生用光ビームが情報トラックに追従するよう制御する
トラッキング制御装置において、目標トラックを中心に
光ビームのずれの方向に応じて、前記トラッキングエラ
ー信号のレベルが正、負の方向に延長した信号を生成す
るための手段を設け、光ビームが目標トラックの引込範
囲からずれた場合には、前記信号生成手段の出力信号に
より光ビームを目標トラック上に自動復帰させる。
た場合に、自動的に目標トラックに復帰させるようにす
る。 【構成】 光学的情報記録媒体に情報を記録、または再
生する光ヘッドのサーボセンサの出力信号からトラッキ
ングエラー信号を生成し、この信号によって情報記録、
再生用光ビームが情報トラックに追従するよう制御する
トラッキング制御装置において、目標トラックを中心に
光ビームのずれの方向に応じて、前記トラッキングエラ
ー信号のレベルが正、負の方向に延長した信号を生成す
るための手段を設け、光ビームが目標トラックの引込範
囲からずれた場合には、前記信号生成手段の出力信号に
より光ビームを目標トラック上に自動復帰させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク装置などに
おいて、記録再生用光ビームを情報記録媒体の情報トラ
ックに追従して走査するように制御するトラッキング制
御装置に関する。
おいて、記録再生用光ビームを情報記録媒体の情報トラ
ックに追従して走査するように制御するトラッキング制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスクのトラッキング制御方
式としては、種々の方式が提案されている。中でも一般
的なものとして、2分割センサを用いたプッシュプル法
が挙げられる。図4にプッシュプル法を用いてトラッキ
ングエラー信号を生成する回路のブロック図を示す。但
し、ここでは一般的なフォーカシングサーボとして非点
収差法を想定してサーボセンサは4分割として説明す
る。図中、1は光ディスクから反射された光を受光する
4分割センサ、2はそれぞれのセンサの出力を増幅する
センサアンプである。このセンサアンプ2の出力を加算
器3,4及び減算器5を用いてアナログ演算した結果、
トラッキングエラー信号S1が生成される。トラッキン
グエラー信号S1は、図5(a)に示すようにオントラ
ックで0で、且つ1トラックが一周期の正弦波状とな
る。
式としては、種々の方式が提案されている。中でも一般
的なものとして、2分割センサを用いたプッシュプル法
が挙げられる。図4にプッシュプル法を用いてトラッキ
ングエラー信号を生成する回路のブロック図を示す。但
し、ここでは一般的なフォーカシングサーボとして非点
収差法を想定してサーボセンサは4分割として説明す
る。図中、1は光ディスクから反射された光を受光する
4分割センサ、2はそれぞれのセンサの出力を増幅する
センサアンプである。このセンサアンプ2の出力を加算
器3,4及び減算器5を用いてアナログ演算した結果、
トラッキングエラー信号S1が生成される。トラッキン
グエラー信号S1は、図5(a)に示すようにオントラ
ックで0で、且つ1トラックが一周期の正弦波状とな
る。
【0003】また、加算器6は4分割センサ1で受光す
る全光量を反映した信号、すなわち和信号S2を出力す
る。和信号S2も、図5(b)に示すようにトラック1
本を一周期とした正弦波に近い形となるが、オントラッ
ク(オンランド)で最大、オフトラック(オングルー
プ)で最小となるので、トラッキングエラー信号S1と
は位相が90度ずれている。このトラッキングエラー信
号S1、和信号S2から除算器7を用いて正規化を行う
と、ディスクの反射率や光学系の性能のばらつきを吸収
した形のトラッキングエラー信号S3が得られる。こう
して一定レベルに変換されたトラッキングエラー信号S
3は、サーボ系を安定化するために設けられた位相補償
器15及びスイッチ16、加算器19を通してトラッキ
ング(AT)アクチュエータドライバ20に入力され
る。そして、このドライバ20によりATアクチュエー
タ21を駆動し、光スポット集光用の対物レンズ(不図
示)の位置制御を行うことで、光スポットを情報トラッ
クに追従させるトラッキング制御が行われる。また、光
ビームを所望の情報トラックに移動する際には、スイッ
チ16をオフし、スイッチ18をオンする事で、ATサ
ーボループをオープンとし、ジャンプパルス発生回路1
7からの駆動信号をATアクチュエータに加えることに
より、光ビームのシーク動作が行われる。
る全光量を反映した信号、すなわち和信号S2を出力す
る。和信号S2も、図5(b)に示すようにトラック1
本を一周期とした正弦波に近い形となるが、オントラッ
ク(オンランド)で最大、オフトラック(オングルー
プ)で最小となるので、トラッキングエラー信号S1と
は位相が90度ずれている。このトラッキングエラー信
号S1、和信号S2から除算器7を用いて正規化を行う
と、ディスクの反射率や光学系の性能のばらつきを吸収
した形のトラッキングエラー信号S3が得られる。こう
して一定レベルに変換されたトラッキングエラー信号S
3は、サーボ系を安定化するために設けられた位相補償
器15及びスイッチ16、加算器19を通してトラッキ
ング(AT)アクチュエータドライバ20に入力され
る。そして、このドライバ20によりATアクチュエー
タ21を駆動し、光スポット集光用の対物レンズ(不図
示)の位置制御を行うことで、光スポットを情報トラッ
クに追従させるトラッキング制御が行われる。また、光
ビームを所望の情報トラックに移動する際には、スイッ
チ16をオフし、スイッチ18をオンする事で、ATサ
ーボループをオープンとし、ジャンプパルス発生回路1
7からの駆動信号をATアクチュエータに加えることに
より、光ビームのシーク動作が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、ト
ラッキングエラー信号は図5(a)に示したように、1
トラック毎に周期的な波形となるので、所望のトラック
Aを記録再生するために光ビームを移動した場合であっ
ても、光ヘッドの移動速度が速すぎるなどで一度トラッ
キングサーボの引き込み範囲を外れると、他のトラック
でも同様のトラッキングエラー信号が得られるために、
他のトラックとの区別が付かず、誤って別のトラックに
引き込んでしまい、結果としてアクセスタイムが遅くな
ってしまうという問題点があった。
ラッキングエラー信号は図5(a)に示したように、1
トラック毎に周期的な波形となるので、所望のトラック
Aを記録再生するために光ビームを移動した場合であっ
ても、光ヘッドの移動速度が速すぎるなどで一度トラッ
キングサーボの引き込み範囲を外れると、他のトラック
でも同様のトラッキングエラー信号が得られるために、
他のトラックとの区別が付かず、誤って別のトラックに
引き込んでしまい、結果としてアクセスタイムが遅くな
ってしまうという問題点があった。
【0005】本発明は、このような問題点を解消するた
めになされたもので、その目的は何らかの原因で光ビー
ムが目標トラックの引込範囲から外れた場合に、自動的
に光ビームを目標トラック上に復帰させるようにしたト
ラッキング制御装置を提供することにある。
めになされたもので、その目的は何らかの原因で光ビー
ムが目標トラックの引込範囲から外れた場合に、自動的
に光ビームを目標トラック上に復帰させるようにしたト
ラッキング制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、光学的
情報記録媒体に情報を記録、または再生する光ヘッドの
サーボセンサの出力信号からトラッキングエラー信号を
生成し、この信号によって情報記録、再生用光ビームが
情報トラックに追従するよう制御するトラッキング制御
装置において、目標トラックを中心に光ビームのずれの
方向に応じて、前記トラッキングエラー信号のレベルが
正、負の方向に延長した信号を生成するための手段を設
け、光ビームが目標トラックの引込範囲からずれた場合
には、前記信号生成手段の出力信号により光ビームを目
標トラック上に自動復帰させることを特徴とするトラッ
キング制御装置によって達成される。
情報記録媒体に情報を記録、または再生する光ヘッドの
サーボセンサの出力信号からトラッキングエラー信号を
生成し、この信号によって情報記録、再生用光ビームが
情報トラックに追従するよう制御するトラッキング制御
装置において、目標トラックを中心に光ビームのずれの
方向に応じて、前記トラッキングエラー信号のレベルが
正、負の方向に延長した信号を生成するための手段を設
け、光ビームが目標トラックの引込範囲からずれた場合
には、前記信号生成手段の出力信号により光ビームを目
標トラック上に自動復帰させることを特徴とするトラッ
キング制御装置によって達成される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら詳細に説明する。図1は本発明のトラッキン
グ制御装置の一実施例を表したブロック図である。な
お、図1では従来例と同一の部分には同一の符号を付
し、本実施例ではその詳細な説明は省略する。図1にお
いて、7は前述のように4分割のサーボセンサ1の出力
を用いて所定の演算処理の結果得られたトラッキングエ
ラー信号S1を同様に演算処理して得られた和信号S2
で除算するための除算器である。この除算器7の出力
は、ディスクの反射率バラツキなどを吸収した正規化さ
れたトラッキングエラー信号S3となる。8は除算器7
の出力S3を2値化するための2値化回路、9は和信号
S2を2値化するための2値化回路、10はこの2つの
2値化回路8及び9の2値化出力S4,S5を図2に示
す規則に従ってカウントするアップダウンカウンタであ
る。また、11は2値化回路9の出力S5の立上り、立
下りエッジのタイミングで正規化されたトラッキングエ
ラー信号S3をデジタル値に変換するためのADC(A
D変換器)、12はこのADC11で得られたデータD
1とカウンタ11の値D2を用いてD3=2・D1・D
2を演算するための演算回路である。更に、15はデー
タD3をアナログ値に変換するためのDAC(DA変換
器)、14は加算器、22は2値化回路9の出力S5に
よって制御されるスイッチで、光ビームがオントラック
のときのみオンするスイッチである。なおその他の構成
は図4に示した従来装置と同じである。
照しながら詳細に説明する。図1は本発明のトラッキン
グ制御装置の一実施例を表したブロック図である。な
お、図1では従来例と同一の部分には同一の符号を付
し、本実施例ではその詳細な説明は省略する。図1にお
いて、7は前述のように4分割のサーボセンサ1の出力
を用いて所定の演算処理の結果得られたトラッキングエ
ラー信号S1を同様に演算処理して得られた和信号S2
で除算するための除算器である。この除算器7の出力
は、ディスクの反射率バラツキなどを吸収した正規化さ
れたトラッキングエラー信号S3となる。8は除算器7
の出力S3を2値化するための2値化回路、9は和信号
S2を2値化するための2値化回路、10はこの2つの
2値化回路8及び9の2値化出力S4,S5を図2に示
す規則に従ってカウントするアップダウンカウンタであ
る。また、11は2値化回路9の出力S5の立上り、立
下りエッジのタイミングで正規化されたトラッキングエ
ラー信号S3をデジタル値に変換するためのADC(A
D変換器)、12はこのADC11で得られたデータD
1とカウンタ11の値D2を用いてD3=2・D1・D
2を演算するための演算回路である。更に、15はデー
タD3をアナログ値に変換するためのDAC(DA変換
器)、14は加算器、22は2値化回路9の出力S5に
よって制御されるスイッチで、光ビームがオントラック
のときのみオンするスイッチである。なおその他の構成
は図4に示した従来装置と同じである。
【0008】次に、本実施例の動作を図3により説明す
る。図3(a)は減算器5で生成されたトラッキングエ
ラー信号S1、図3(d)は加算器6から出力された和
信号S2である。除算器7では、この信号S1をS2で
除算することで、図3(b)に示すように正規化された
トラッキングエラー信号S3を生成する。得られたトラ
ッキングエラー信号S3は、正弦波と余弦波の除算とな
るため、図に示す如くやや歪んだ波形となる。トラッキ
ングエラー信号S3は2値化回路8に出力され図3
(c)に示すように2値化信号S4に2値化される。ま
た、同様に2値化回路9により図3(e)に示すような
2値化信号S5に2値化され、これらの2値化信号S4
とS5は、位相が90度ずれた信号となる。
る。図3(a)は減算器5で生成されたトラッキングエ
ラー信号S1、図3(d)は加算器6から出力された和
信号S2である。除算器7では、この信号S1をS2で
除算することで、図3(b)に示すように正規化された
トラッキングエラー信号S3を生成する。得られたトラ
ッキングエラー信号S3は、正弦波と余弦波の除算とな
るため、図に示す如くやや歪んだ波形となる。トラッキ
ングエラー信号S3は2値化回路8に出力され図3
(c)に示すように2値化信号S4に2値化される。ま
た、同様に2値化回路9により図3(e)に示すような
2値化信号S5に2値化され、これらの2値化信号S4
とS5は、位相が90度ずれた信号となる。
【0009】ここで、図3に示すA点を目標トラックと
すると、A点に到達した時点でカウンタ10はリセット
される。そして、カウンタ10では図2に従ってカウン
ト動作を行い、ここでは図3(c),(e)に示す如く
2値化信号S4が“1”、信号S5が立下りであるた
め、図2の規則によりアップカウントを開始する。即ち
カウンタ10では光ビームが目標トラックA点の引込み
範囲から外れて他のトラックに滑っていった場合に、1
/2トラック毎のアップダウンカウントを行う。一方、
ADC11では2値化信号S5の立上、立下りエッジの
タイミングでトラッキングエラー信号S3をデジタル化
し、データD1として演算回路12へ出力する。演算回
路12では、このデータD1とカウンタ10のデータD
2を用いて前述のようにD3(=2・D1・D2)を演
算し、得られたデータD3はADC11でアナログ変換
される。このADC11で得られたデータD3は、図3
(b)に示すように階段状の信号S6となり、加算器1
4へ出力される。また、スイッチ22は2値化信号S5
により光ビームがオントラックのときのみオン(S5が
ハイレベル)するために、加算器14へはオフトラック
のときは信号が出力されず、オントラックのときにトラ
ッキングエラー信号S3の歪みのない信号が出力され
る。これにより、加算器14の出力信号S7は図3
(b)に示すように、DAC13の階段状の出力信号S
6にスイッチ22からのトラッキングエラー信号S3の
一部の信号が加算された信号となる。つまり、加算器1
4の出力信号S7は、図3の目標トラックAを中心とし
て光ビームが図面上右方向のトラックにずれるにつれ右
上りに傾斜し、また光ビームが左方向のトラックにずれ
るにつれ左下りに傾斜するような信号となる。即ち、光
ビームのずれの方向に応じて正または負の方向にレベル
が延長するような信号となる。この信号S7は位相補償
器15にトラッキングエラー信号として出力される 以上により、何らかの原因で光ビームが目標トラックの
引込範囲から外れた場合、トラッキングエラー信号は従
来のような正弦波の繰り返しではなく、前述のように目
標トラックを中心として斜めに傾斜した信号となるため
に、光ビームはトラッキング制御の働きによって自動的
に目標トラックに復帰する。従って、このように光ビー
ムに自己復帰作用をもたせることにより、例えば光ビー
ムを目的のトラックに移動しようとして引込範囲から外
れてしまった場合でも、誤って他のトラックに引込まれ
ることがなく、速やかに目標トラックに引込むことがで
きる。なお、光ビームを目標トラックに引込むに当って
は、目標トラックを中心として直線状に傾斜した信号が
望ましい。以上の実施例で階段状の信号に正弦波信号の
一部を加えたのは、こういった理由に基づいて信号の波
形を極力直線に近づけたものである。なお、この信号を
生成するための手段としては、実施例に限ることなく、
直線状の信号を生成する手段など様々な手段があること
は言うまでもない。
すると、A点に到達した時点でカウンタ10はリセット
される。そして、カウンタ10では図2に従ってカウン
ト動作を行い、ここでは図3(c),(e)に示す如く
2値化信号S4が“1”、信号S5が立下りであるた
め、図2の規則によりアップカウントを開始する。即ち
カウンタ10では光ビームが目標トラックA点の引込み
範囲から外れて他のトラックに滑っていった場合に、1
/2トラック毎のアップダウンカウントを行う。一方、
ADC11では2値化信号S5の立上、立下りエッジの
タイミングでトラッキングエラー信号S3をデジタル化
し、データD1として演算回路12へ出力する。演算回
路12では、このデータD1とカウンタ10のデータD
2を用いて前述のようにD3(=2・D1・D2)を演
算し、得られたデータD3はADC11でアナログ変換
される。このADC11で得られたデータD3は、図3
(b)に示すように階段状の信号S6となり、加算器1
4へ出力される。また、スイッチ22は2値化信号S5
により光ビームがオントラックのときのみオン(S5が
ハイレベル)するために、加算器14へはオフトラック
のときは信号が出力されず、オントラックのときにトラ
ッキングエラー信号S3の歪みのない信号が出力され
る。これにより、加算器14の出力信号S7は図3
(b)に示すように、DAC13の階段状の出力信号S
6にスイッチ22からのトラッキングエラー信号S3の
一部の信号が加算された信号となる。つまり、加算器1
4の出力信号S7は、図3の目標トラックAを中心とし
て光ビームが図面上右方向のトラックにずれるにつれ右
上りに傾斜し、また光ビームが左方向のトラックにずれ
るにつれ左下りに傾斜するような信号となる。即ち、光
ビームのずれの方向に応じて正または負の方向にレベル
が延長するような信号となる。この信号S7は位相補償
器15にトラッキングエラー信号として出力される 以上により、何らかの原因で光ビームが目標トラックの
引込範囲から外れた場合、トラッキングエラー信号は従
来のような正弦波の繰り返しではなく、前述のように目
標トラックを中心として斜めに傾斜した信号となるため
に、光ビームはトラッキング制御の働きによって自動的
に目標トラックに復帰する。従って、このように光ビー
ムに自己復帰作用をもたせることにより、例えば光ビー
ムを目的のトラックに移動しようとして引込範囲から外
れてしまった場合でも、誤って他のトラックに引込まれ
ることがなく、速やかに目標トラックに引込むことがで
きる。なお、光ビームを目標トラックに引込むに当って
は、目標トラックを中心として直線状に傾斜した信号が
望ましい。以上の実施例で階段状の信号に正弦波信号の
一部を加えたのは、こういった理由に基づいて信号の波
形を極力直線に近づけたものである。なお、この信号を
生成するための手段としては、実施例に限ることなく、
直線状の信号を生成する手段など様々な手段があること
は言うまでもない。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、光
ビームが何らかの原因で目標トラックの引込範囲から外
れてしまった場合に、光ビームが誤って他のトラックに
引込まれることなく、光ビームを自動的に、かつ速やか
に目標とするトラック上に復帰させることができるとい
う効果がある。
ビームが何らかの原因で目標トラックの引込範囲から外
れてしまった場合に、光ビームが誤って他のトラックに
引込まれることなく、光ビームを自動的に、かつ速やか
に目標とするトラック上に復帰させることができるとい
う効果がある。
【図1】本発明のトラッキング制御装置の一実施例を示
したブロック図である。
したブロック図である。
【図2】図1の実施例に使用されるカウンタ10の動作
規則を示した説明図である。
規則を示した説明図である。
【図3】図1の実施例の各部の信号波形を示したタイム
チャートである。
チャートである。
【図4】従来例のトラッキング制御装置を示したブロッ
ク図である。
ク図である。
【図5】その従来装置で生成されるトラッキングエラー
信号及び和信号を示した信号波形図である。
信号及び和信号を示した信号波形図である。
1 サーボセンサ 7 除算器 8,9 2値化回路 10 カウンタ 11 ADC 12 演算回路 14 加算器 15 位相補償器 21 ATアクチュエータ 22 スイッチ
Claims (3)
- 【請求項1】 光学的情報記録媒体に情報を記録、また
は再生する光ヘッドのサーボセンサの出力信号からトラ
ッキングエラー信号を生成し、この信号によって情報記
録、再生用光ビームが情報トラックに追従するよう制御
するトラッキング制御装置において、目標トラックを中
心に光ビームのずれの方向に応じて、前記トラッキング
エラー信号のレベルが正、負の方向に延長した信号を生
成するための手段を設け、光ビームが目標トラックの引
込範囲からずれた場合には、前記信号生成手段の出力信
号により光ビームを目標トラック上に自動復帰させるこ
とを特徴とするトラッキング制御装置。 - 【請求項2】 前記信号生成手段は、前記サーボセンサ
の出力から生成されたトラッキングエラー信号を2値化
するための手段と、この2値化された信号の立上り、立
下りエッジのタイミングで該トラッキングエラー信号の
値を検出するための手段と、光ビームの目標トラックに
対するずれの方向に応じて所定間隔毎にアップカウント
またはダウンカウントする手段と、このカウント手段と
前記検出手段の出力を演算し、目標トラックを中心に光
ビームのずれ方向に対応して正または負の方向に階段状
に信号レベルを変化させる手段よりなることを特徴とす
る請求項1のトラッキング制御装置。 - 【請求項3】 前記信号生成手段は、前記サーボセンサ
の出力の和信号を2値化して光ビームのオントラックと
オフトラックを判別する手段と、この判別手段の出力に
よりオントラック時のトラッキングエラー信号を部分的
に取出す手段とを有し、この得られた信号と前記階段状
の信号を合成して前記光スポット自動復帰用の信号を生
成することを特徴とする請求項1のトラッキング制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35137391A JPH05166199A (ja) | 1991-12-13 | 1991-12-13 | トラッキング制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35137391A JPH05166199A (ja) | 1991-12-13 | 1991-12-13 | トラッキング制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05166199A true JPH05166199A (ja) | 1993-07-02 |
Family
ID=18416856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35137391A Pending JPH05166199A (ja) | 1991-12-13 | 1991-12-13 | トラッキング制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05166199A (ja) |
-
1991
- 1991-12-13 JP JP35137391A patent/JPH05166199A/ja active Pending
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