JPH05165735A - パリティエラー発生メモリ素子の識別方式 - Google Patents

パリティエラー発生メモリ素子の識別方式

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JPH05165735A
JPH05165735A JP3330839A JP33083991A JPH05165735A JP H05165735 A JPH05165735 A JP H05165735A JP 3330839 A JP3330839 A JP 3330839A JP 33083991 A JP33083991 A JP 33083991A JP H05165735 A JPH05165735 A JP H05165735A
Authority
JP
Japan
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parity
memory
data
signal
microcomputer
Prior art date
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Pending
Application number
JP3330839A
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English (en)
Inventor
Toru Murakami
亨 村上
Teruaki Aoki
照明 青木
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メモリの1データを形成する複数のメモリ素
子のうち、パリティエラーの発生したメモリ素子を識別
できるようにしたパリティエラー発生メモリ素子の識別
方式を提供する。 【構成】 1データ内の各メモリ素子毎に設けられ、そ
のメモリのパリティを生成し且つパリティエラーを検出
するパリティ生成チェック回路2と、各メモリ素子毎の
パリティエラーの有無を識別するレジスタ回路7とを備
えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロコンピュータ
のメモリのパリティエラー検出方式に係り、特に、メモ
リの1データを形成する複数のメモリ素子のうち、パリ
ティエラーの発生したメモリ素子を識別できるようにし
たパリティエラー発生メモリ素子の識別方式に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】マイクロコンピュータシステムのメモリ
の信頼性を高めるためにメモリにパリティを持たせるこ
とが行われることがある。この場合、メモリには書き込
み時にパリティが付加され、読み出し時にパリティチェ
ックが行われる。メモリはデータ用とパリティ用とに分
けられる。
【0003】パリティ生成/チェック機能を有する従来
のマイクロコンピュータシステムの構成例を図4に示
す。このシステムは、演算処理を行うマイクロコンピュ
ータ3(以下マイコンと言う)、マイコン3の演算処理
用データを格納する、読出し書込み可能なデータ用メモ
リ4、メモリの選択信号を生成するアドレスデコーダ1
5、パリティデータを格納するパリティ用メモリ5、パ
リティデータの生成とパリティチェックとを行うパリテ
ィ生成チェック回路2から主に構成される。
【0004】このシステムにおいてマイコン3がメモリ
にデータを書き込む時の手順を説明する。まず、マイコ
ン3が書込み先のアドレスをアドレスバス11に出力す
ると、アドレスデコーダ15はアドレスバス11上の信
号をデコードしてメモリ選択信号16を生成し、データ
用メモリ4とパリティ用メモリ5とに入力する。一方、
マイコン3は書込みデータをデータバス12に出力し、
パリティ生成チェック回路2は、データバス12上の信
号からパリティ信号19を生成する。そして、マイコン
3がライト信号17を出力すると、データ用メモリ4に
データが書き込まれ、パリティ用メモリ5にパリティ信
号が書き込まれる。
【0005】次に、マイコン3がメモリからデータを読
み出す時の手順を説明する。マイコン3が読み出し先の
アドレスをアドレスバス11に出力すると、アドレスデ
コーダ15はアドレスバス11上の信号をデコードして
メモリ選択信号16を生成し、データ用メモリ4とパリ
ティ用メモリ5とに入力する。その後マイコン3は、リ
ード信号18を出力してデータ用メモリ4からデータを
読みだし、またパリティ用メモリ5からパリティ信号を
読み出す。そして、パリティ生成チェック回路2は、デ
ータバス12上のデータとパリティ信号19とを用いて
パリティチェックを行い、異常のあるときにはパリティ
エラー検出信号20をマイコンに出力する。通常、パリ
ティエラー検出信号20はマイコンの割込み入力に接続
されている。
【0006】ここで、パリティ生成チェック回路2は、
図3に示されるように、主にパリティ演算回路21とD
ラッチ回路22とから構成されている。パリティ演算回
路21は9ビットの入力端子A〜Iのパリティが偶数な
らΣO出力に0、奇数なら1を出力する。
【0007】マイコン3がデータ用メモリ4にデータを
書き込む時には、パリティ演算回路21のA〜H入力に
書込みデータが入力される。一方、マイコン3のライト
信号17が書き込み時にはLレベルになることから、負
論理OR回路23の出力は、もう一方の入力に関係なく
Lレベルとなり、パリティ演算回路21のI入力はLレ
ベル即ち0になる。このため、A〜H入力における1の
個数が偶数個の時にはΣO出力は、0になる。また、A
〜H入力における1の個数が奇数個の時にはΣO出力
は、1になる。ΣO出力は、パリティ信号線19を通し
てパリティ用メモリに伝達されるので、A〜H入力即ち
書込みデータのパリティが偶数の時には0が、奇数の時
には1がパリティ用メモリ5の当該アドレスに書き込ま
れることになる。
【0008】マイコン3がデータ用メモリ4からデータ
を読み出す時には、パリティ演算回路21のA〜H入力
に読出しデータが入力され、一方マイコン3のライト信
号17がHレベルになることから、負論理OR回路23
の出力は、もう一方の入力に等しくなり、パリティ演算
回路21のI入力にはパリティ用メモリ5から読み出さ
れたパリティ信号19がそのまま入力される。A〜H入
力における1の個数が偶数個の時には、これに対応して
書込み時にパリティ用メモリ5に記憶されたパリティ信
号は0であったから、A〜Iのパリティは偶数でΣO出
力には0が出力される。また、A〜H入力における1の
個数が奇数個の時には、これに対応して書込み時にパリ
ティ用メモリ5に記憶されたパリティ信号は1であった
から、A〜Iのパリティはやはり偶数になりΣO出力に
は0が出力される。即ち、データ用メモリ4からの読出
しデータのパリティが偶数奇数いずれであっても、パリ
ティ用メモリ5からのパリティ信号に補われて、ΣO出
力には0が出力され、Dラッチ回路22にはLレベルが
入力される。
【0009】ところが、データ用メモリ4に異常が発生
して、読み出されたデータのうち奇数個のビットが変化
した場合には、A〜Iのパリティが奇数になり、ΣO出
力には1が出力され、Dラッチ回路22にはHレベルが
入力される。その結果リード信号18の後縁の立上がり
でラッチされて、パリティエラー検出信号20がHレベ
ルとなり、パリティエラー発生がマイコン3に通知され
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のパリ
ティチェック方式では、パリティエラーが検出されて
も、どのデータ用メモリに異常が発生したのか分からな
い。これに対して、特開平3−98129のようにパリ
ティエラー検出時のアドレスを保持させる方式が提案さ
れている。
【0011】しかしながら、マイコンシステムにあって
は、メモリは1データビット幅を形成するために複数の
メモリ素子を配列して構成されているのが通例である。
例えは32ビットマイコンを使用するとき、32ビット
幅のデータバスに8ビット幅のメモリを4個並設してメ
モリを構成する。この32ビットマイコンが32ビット
のデータを読み出した時、パリティエラーが検出され、
特開平3−98129のようにパリティエラー検出時の
アドレスが保持されても、どのメモリ素子に異常が発生
したのかは分からない。このため、パリティエラーが検
出され、メモリに異常が発生したことが分かっても、メ
モリ素子を良品と交換するなどのメンテナンスに役立て
ることができなかった。
【0012】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、メモリの1データを形成する複数のメモリ素子のう
ち、パリティエラーの発生したメモリ素子を識別できる
ようにしたパリティエラー発生メモリ素子の識別方式を
提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、1データ内の各メモリ素子毎に設けられ、
そのメモリのパリティを生成し且つパリティエラーを検
出するパリティ生成チェック回路と、各メモリ素子毎の
パリティエラーの有無を識別するレジスタ回路とを備え
たものである。
【0014】
【作用】上記構成により、パリティ生成チェック回路
は、メモリ書き込み時には、各メモリ素子毎のパリティ
を生成してメモリに書込み、メモリ読み出し時には、各
メモリ素子毎のパリティエラーを検出する。レジスタ回
路には、各メモリ素子毎のパリティエラーの有無が一時
記憶される。従って、レジスタ回路の記憶内容を調べる
ことにより、パリティエラーの発生したメモリ素子を識
別できる。
【0015】
【実施例】以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。
【0016】図1に本発明に係るパリティエラーメモリ
素子識別回路1を示す。また、図2にはこのパリティエ
ラーメモリ素子識別回路1を組み込んだマイコンシステ
ムの一例を示す。マイコン3、データ用メモリ4、アド
レスバス11、データバス12、アドレスデコーダ1
5、メモリ選択信号16、ライト信号17、リード信号
18は、従来のマイコンシステムと同様である。ここ
で、マイコン3には32ビットマイコンが使用され、デ
ータ用メモリ4には8ビットメモリ素子が4個並設され
ているものとする。パリティ用メモリ5には、4ビット
以上のメモリ素子が使用されている。
【0017】図1のパリティエラーメモリ素子識別回路
1において、パリティ生成チェック回路2は、図3で示
した従来のパリティ生成チェック回路2a〜2dが4回
路設けられ、それぞれメモリ素子に対応付けられてい
る。各パリティ生成チェック回路2のパリティエラー検
出信号6(6a〜6d)は、レジスタ回路7に入力され
ている。レジスタ回路7は、4個のRSフリップフロッ
プ8(8a〜8d)と1個の4ビット以上の3ステート
バッファ9とから構成されている。各パリティ生成チェ
ック回路のパリティエラー検出信号6は、それぞれの後
段に設けられた各RSフリップフロップ8のS入力(セ
ット入力)に接続され、各RSフリップフロップ8のQ
出力は、3ステートバッファ9の各A入力へ接続されて
いる。各RSフリップフロップ8のR入力(リセット入
力)及び3ステートバッファ9のG入力(活性化入力)
には、レジスタ回路7の選択信号10が接続されてい
る。レジスタ回路選択信号10は、アドレスバス11か
らデコードして得られるものである。3ステートバッフ
ァ9の各Y出力(3ステート出力)はデータバス12に
接続されている。また、各パリティ生成チェック回路2
のパリティエラー検出信号6は、OR回路13により論
理和となり、パリティエラー検出割込み信号14が形成
されて、これがマイコン3の割込み信号へ接続されてい
る。
【0018】次に実施例の作用を述べる。
【0019】このマイコンシステムにおいてマイコン3
がメモリにデータを書き込む時の手順を説明する。ま
ず、マイコン3が書込み先のアドレスをアドレスバス1
1に出力すると、アドレスデコーダ15はアドレスバス
11上の信号をデコードしてメモリ選択信号16を生成
し、データ用メモリ4とパリティ用メモリ5とに入力す
る。一方、マイコン3は書込みデータをデータバス12
に出力し、各パリティ生成チェック回路2は、データバ
ス12上の信号から各メモリ素子毎のパリティ信号を生
成する。パリティ信号は4ビット生成される。そして、
マイコン3がライト信号17を出力すると、データ用メ
モリ4にデータが書き込まれ、パリティ用メモリ5にパ
リティ信号が書き込まれる。
【0020】次に、マイコン3がメモリからデータを読
み出す時の手順を説明する。マイコンが読み出し先のア
ドレスをアドレスバス11に出力すると、アドレスデコ
ーダ15はアドレスバス11上の信号をデコードしてメ
モリ選択信号16を生成し、データ用メモリ4とパリテ
ィ用メモリ5とに入力する。その後マイコン3は、リー
ド信号18を出力してデータ用メモリ4からデータを読
みだし、またパリティ用メモリ5からパリティ信号を読
み出す。そして、各パリティ生成チェック回路2は、デ
ータバス12上のデータと各パリティ信号とを用いて各
メモリ素子毎のパリティチェックを行う。
【0021】各パリティ生成チェック回路2の動作は、
従来例と同様なので説明しないが、パリティエラーが発
生するとそのメモリ素子に対応したパリティ生成チェッ
ク回路(2a〜2dのいずれか。ここでは2aとする)
のパリティエラー検出信号がHレベルとなる。従って、
このパリティ生成チェック回路2aに対応するレジスタ
回路7のRSフリップフロップ8aのQ出力がHレベル
になる。また、各パリティエラー検出信号6の内1つで
もHレベルのときには、OR回路13によりパリティエ
ラー検出割込み信号14がマイコンに出力される。
【0022】割込みが発生するとマイコンは、レジスタ
回路7の内容を読み出すために、そのアドレスをアドレ
スバス11に出力する。これによりレジスタ回路の選択
信号10がLレベルになり、3ステートバッファ9はデ
ータバス12へ出力をのせる。こうしてマイコン3は、
レジスタ回路7に記憶されている各メモリ素子毎のパリ
ティエラーの有無を読み出すことができる。即ち、パリ
ティエラーの発生したメモリ素子を識別できることにな
る。
【0023】なお、本実施例にあっては、32ビットマ
イコンと4個の8ビットメモリと使用して構成したが、
1データビット幅を形成するために複数のメモリ素子を
配列してなるメモリを有するものであれば、本発明の奏
する効果には変わりがない。
【0024】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
【0025】パリティエラーが検出され、メモリに異常
が発生したことが分かった時、異常の発生したメモリ素
子が容易に識別できるので、良品との交換が容易にな
り、短時間に修理ができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すパリティエラーメモリ
素子識別回路のブロック図である。
【図2】本発明の一実施例を示すマイコンシステムのブ
ロック図である。
【図3】従来例を示すパリティ生成チェック回路の回路
図である。
【図4】従来例を示すマイコンシステムのブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 パリティエラーメモリ素子識別回路 2、2a〜2d パリティ生成チェック回路 7 レジスタ回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロコンピュータとデータ用メモリ
    とパリティ用メモリとパリティ生成チェック回路からな
    り、且つ、データ用メモリが1データビット幅を形成す
    るために複数のメモリ素子を配列し形成されるマイクロ
    コンピュータシステムにおいて、1データ内の各メモリ
    素子毎に設けられ、そのメモリのパリティを生成し且つ
    パリティエラーを検出するパリティ生成チェック回路
    と、各メモリ素子毎のパリティエラーの有無を識別する
    レジスタ回路とを備えたことを特徴とするパリティエラ
    ー発生メモリ素子の識別方式。
JP3330839A 1991-12-13 1991-12-13 パリティエラー発生メモリ素子の識別方式 Pending JPH05165735A (ja)

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JP3330839A JPH05165735A (ja) 1991-12-13 1991-12-13 パリティエラー発生メモリ素子の識別方式

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JPH05165735A true JPH05165735A (ja) 1993-07-02

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ID=18237116

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JP3330839A Pending JPH05165735A (ja) 1991-12-13 1991-12-13 パリティエラー発生メモリ素子の識別方式

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015011385A (ja) * 2013-06-26 2015-01-19 富士通セミコンダクター株式会社 監視回路、半導体装置およびメモリの監視方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015011385A (ja) * 2013-06-26 2015-01-19 富士通セミコンダクター株式会社 監視回路、半導体装置およびメモリの監視方法

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