JPH0516523U - ワイパ装置 - Google Patents

ワイパ装置

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JPH0516523U
JPH0516523U JP5537992U JP5537992U JPH0516523U JP H0516523 U JPH0516523 U JP H0516523U JP 5537992 U JP5537992 U JP 5537992U JP 5537992 U JP5537992 U JP 5537992U JP H0516523 U JPH0516523 U JP H0516523U
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washer
wiper
cleaning liquid
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Inventor
川 克 彦 野
Original Assignee
自動車電機工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウオッシャ切換え機構による洗浄液の切換え
を確実に行うことができるワイパ装置を提供する。 【構成】 ウオッシャ切換え機構3に、ワイパブレード
が上部反転位置B近傍・下部反転位置A近傍まで移動し
た際に前記洗浄液室8内で往動側・復動側ノズル接続用
ダクト3a3,3a4を開放状態から閉塞状態に切換え
る応動部材6をそなえ、応動部材6に往動側・復動側ノ
ズル接続用ダクト3a3,3a4の端面に対して傾斜し
た押圧力の方向で当接する閉塞部材6a1,6a2を設
けたワイパ装置1。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば自動車のウインドシールドガラス等の払拭面をワイパブレ ードで拭うのに利用されるワイパ装置において、ウオッシャを連動して作動させ るワイパ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4および図5は上記したようなウオッシャを連動して作動させるワイパ装置 を例示するものであり、実開平2−117956号公報に記載されたものを示し ている。
【0003】 すなわち、図示するワイパ装置20は、車体50に固定したピボットホルダ3 0aを介して車体50に対し回動自在に取付けたピボットシャフト30の基端側 に、リンク31を介してワイパモータ32のモータシャフト32aが連結してあ るとともに、前記ピボットシャフト30の先端側には、ワイパブレード33を装 着したワイパアーム34の基端側が固定してある。
【0004】 そして、前記ワイパモータ32に通電することにより、モータシャフト32a の動力がリンク31を介してピボットシャフト30に伝わってピボットシャフト 30を往復で回動させることから、ワイパアーム34が往復で回動し、ワイパア ーム34の往復回動によって、ワイパアーム34に設けたブレード圧接ばねに有 する弾性復元力によりワイパブレード33を払拭面であるウインドシールドガラ ス35に圧接させつつ下部反転位置aと上部反転位置bのあいだでウインドシー ルドガラス35を拭う。
【0005】 また、ワイパアーム34の先端側には、前記ワイパブレード33が下部反転位 置aから上部反転位置bに向けて移動する際に進行方向となる図5中の右側に往 動側ウオッシャノズル40が取付けてあるとともに、当該ワイパブレード33が 上部反転位置bから下部反転位置aに向けて移動する際に進行方向となる図5中 の左側に復動側ウオッシャノズル41が取付けてあって、これら各ウオッシャノ ズル40,41には、ウオッシャタンク43に備えたウオッシャポンプ43aに 連通接続したタンク側洗浄液送給管44を介して図4に示すウオッシャ切換え機 構36が夫々連通接続してある。
【0006】 前記ウオッシャ切換え機構36には、図4により明らかなように、内部に洗浄 液室36a1を形成したバルブケーシング36aがワイパアーム34の基端側で 且つピボットシャフト30から図4中において上方に離間した位置に収納された 状態でワイパアーム34に固定してあって、このバルブケーシング36aの図4 中において手前側には、前記洗浄液室36a1に連通接続したタンク接続用ダク ト36a2が設けてあるとともにバルブケーシング36aの図4中において上方 側には、前記洗浄液室36a1に連通接続したノズル接続用ダクト36a3,3 6a4が夫々設けてある。
【0007】 また、前記洗浄液室36a1のほぼ中央には、バルブケーシング36aの外側 に突出した切換え用突起36a5を備えた弁体36a6が設けてあり、前記切換 え用突起36a5の移動によって弁体36a6が弁軸36a7を中心に回動した 際に前記ノズル接続用ダクト36a3,36a4を交互に切換えて閉塞するよう になっている。
【0008】 弁体36a6は、ノズル接続用ダクト36a3,36a4の洗浄液室36a1 側端縁に対し直交する押圧力で一方側のノズル接続用ダクト36a3または他方 側のノズル接続用ダクト36a4を閉塞する。
【0009】 そして、前記ピボットホルダ30aには、切換え用突起36a5がワイパアー ム34と一体で往復回動する際の軌跡上の2か所でワイパブレード33が下部反 転位置a・上部反転位置bに到達する寸前の位置に対応して前記切換え用突起3 6a5に夫々当接する切換えタイミング設定用凸部30a1,30a2が設けて ある。
【0010】 そしてまた、前記各ノズル接続用ダクト36a3,36a4には、ノズル側洗 浄液送給管45,46の一端側が連通接続してあり、これらノズル側洗浄液送給 管45,46の他端側が前記各ウオッシャノズル41,40に連通接続してある 。そしてさらに、前記タンク接続用ダクト36a2には、タンク側洗浄液送給管 44がバルブケーシング36aの外側でワイパアーム34の図4中において手前 側に突出した状態で連通接続してある。
【0011】 このような構造をなすワイパ装置20において、図示しないワイパスイッチを オン切換えすると、ワイパモータ32に通電が行なわれることによりモータシャ フト32aが回転し、このモータシャフト32aの動力によりリンク31を介し てピボットシャフト30を往復で回動させることから、ワイパアーム34が往復 で回動し、ワイパアーム34の往復回動によって、ワイパアーム34に設けた前 記ブレード圧接ばねの弾性復元力によりワイパブレード33をウインドシールド ガラス35に圧接させつつ下部反転位置aと上部反転位置bのあいだでウインド シールドガラス35を拭う。
【0012】 そこで、前記ワイパスイッチをオン切換えしてある状態で図示しないウオッシ ャスイッチをオン切換えすると、ウオッシャタンク43のウオッシャポンプ43 aに前記ウオッシャスイッチのオン切換えに対応した時間で通電が行なわれるの で、ウオッシャポンプ43aが作動してタンク側洗浄液送給管44を介してウオ ッシャタンク43に貯蔵してある洗浄液を洗浄液室36a1内に送給する。 こ こで、ワイパブレード33が下部反転位置aに到達する寸前の位置にあると、切 換え用突起36a5が一方側の切換えタイミング設定用凸部30a1に当接した ものとなっているので、ワイパブレード33が下部反転位置aから上部反転位置 bに向けて移動する際、切換え用突起36a5の一方側の切換えタイミング設定 用凸部30a1への当接によって弁体36a6が一方側のノズル接続用ダクト3 6a3を閉塞した状態となっており、これにより、他方側のノズル接続用ダクト 36a4は開放され、洗浄液室36a1に送給された洗浄液は、他方側のノズル 接続用ダクト36a4内を通って他方側のノズル側洗浄液送給管46を介し往動 側ウオッシャノズル40に供給されて、この往動側ウオッシャノズル40からワ イパブレード33の進行方向のウインドシールドガラス35に向けて噴射される 。
【0013】 そして、ワイパブレード33が下部反転位置aから上部反転位置bに向けて移 動して上部反転位置bに到達する寸前の位置まで来てワイパアーム34に一体で 移動した切換え用突起36a5が他方側の切換えタイミング設定用凸部30a2 に当接すると、弁体36a6が他方側のノズル接続用ダクト36a4を閉塞して 往動側ウオッシャノズル40からの洗浄液の噴射を中止し、一方側のノズル接続 用ダクト36a3を開放する。
【0014】 切換え用突起36a5が他方側の切換えタイミング設定用凸部30a2に当接 したことによって、一方側のノズル接続用ダクト36a3を開放するので、洗浄 液室36a1に送給された洗浄液は、一方側のノズル接続用ダクト36a3内を 通って一方側のノズル側洗浄液送給管45を介し復動側ウオッシャノズル41に 供給され、上部反転位置bから下部反転位置aに向けて移動するワイパブレード 33の進行方向のウインドシールドガラス35に向けて復動側ウオッシャノズル 41から噴射される。
【0015】 そしてまた、ワイパブレード33が上部反転位置bから下部反転位置aに向け て移動して下部反転位置aに到達する寸前の位置まで来ると、切換え用突起36 a5が前記一方側の切換えタイミング設定用凸部30a1に当接するので、切換 え用突起36a5の一方側の切換えタイミング設定用凸部30a1への当接によ って弁体36a6が一方側のノズル接続用ダクト36a3を閉塞して復動側ウオ ッシャノズル41からの洗浄液の噴射を中止し、他方側のノズル接続用ダクト3 6a4を開放し、ワイパブレード33の位置に対応して各ウオッシャノズル40 ,41からの洗浄液の噴射を交互に切換えるようになっている。
【0016】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記した従来のワイパ装置20において、ウオッシャ切換え機構3 6の弁体36a6がノズル接続用ダクト36a3,36a4の洗浄液室36a1 側端縁に対し直交する押圧力で一方側のノズル接続用ダクト36a3または他方 側のノズル接続用ダクト36a4を閉塞する構造であるため、弁体36a6のノ ズル接続用ダクト36a3,36a4に対しての押圧力はこれらの間の摩擦係数 と抗力で設定されるので、前記摩擦係数が比較的小さいものとなっている場合、 ノズル接続用ダクト36a3または36a4を弁体36a6に対して大きな押圧 力で当接させないと締切りを完全に行なえず、締切りが不完全になると、洗浄液 が洗浄液室36a1から閉塞状態のノズル接続用ダクト36a3またはノズル接 続用ダクト36a4に漏れないとは言い難く、洗浄液が漏れると、ワイパブレー ド33によって払拭した後のウインドシールドガラス35部分に洗浄液をたらす 可能性を有するため、ウインドシールドガラス35の視界の妨げになるという問 題点があり、この問題点を解決することが課題となっていた。
【0017】
【考案の目的】
この考案に係わるワイパ装置は、上述した従来の課題に鑑みてなされたもので 、ウオッシャ切換え機構による洗浄液の切換えを確実に行うことができるワイパ 装置を提供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】
この考案に係わるワイパ装置は、ウオッシャ切換え機構には、ウオッシャタン クに連通するタンク接続用ダクトを形成しているとともにピボットシャフトを挿 通した状態でピボットホルダに係止するベースと、往動側・復動側ウオッシャノ ズルに連通する往動側・復動側ノズル接続用ダクトを形成しているとともにベー スを回動自在に組付けて形成した洗浄液室を通じてベースのタンク接続用ダクト をノズル接続用ダクトに連通接続し且つワイパアームに係合した状態で前記ワイ パアームに一体で揺動するケースと、ワイパブレードが上部反転位置近傍・下部 反転位置近傍まで移動した際に洗浄液室内で往動側・復動側ノズル接続用ダクト を開放状態から閉塞状態に切換える応動部材をそなえ、応動部材に前記往動側・ 復動側ノズル接続用ダクトの端面に対して傾斜した押圧力の方向で当接する閉塞 部材を設けている構成としたことを特徴としている。
【0019】
【考案の作用】
この考案に係わるワイパ装置において、ワイパブレードが上部反転位置近傍・ 下部反転位置近傍まで移動した際に、応動部材に設けられた閉塞部材は往動側・ 復動側ノズル接続用ダクトの端部に対して傾斜した押圧力の方向で当接して往動 側・復動側ノズル接続用ダクトを開放状態から閉塞状態に切換える。それ故、閉 側部材は往動側・復動側ノズル接続用ダクトの端面に対して直交する押圧力と往 動側・復動側ノズル接続用ダクトの端面に対して傾斜した押圧力から生ずる往動 側・復動側ノズル接続用ダクトの端面に沿った分力をともなった状態で当接を行 なう。
【0020】
【実施例】
図1ないし図3はこの考案に係わるワイパ装置の一実施例を示すものである。 図示するワイパ装置1は、車体50に固定したピボットホルダ2aを介して車 体50に対し回動自在に取付けたピボットシャフト2の基端側に、図5と同様に 、リンク31を介してワイパモータ32のモータシャフト32aが連結してある とともに、前記ピボットシャフト2の先端側には、ワイパブレード33を装着し たワイパアーム10の基端側が固定してある。
【0021】 そして、前記ワイパモータ32に通電することにより、モータシャフト32a の動力がリンク31を介してピボットシャフト2に伝わってピボットシャフト2 を往復で回動させることから、ワイパアーム10が往復で回動し、ワイパアーム 10の往復回動によって、ワイパアーム10に設けたブレード圧接ばねに有する 弾性復元力によりワイパブレード33を払拭面であるウインドシールドガラス3 5に圧接させつつ図2に示す下部反転位置Aと上部反転位置Bのあいだでウイン ドシールドガラス35を拭う。
【0022】 また、ワイパアーム10の先端側には、前記ワイパブレード33が下部反転位 置Aから上部反転位置Bに向けて移動する際に進行方向となる側に往動側ウオッ シャノズル40(図4参照)が取付けてあるとともに、当該ワイパブレード33 が上部反転位置Bから下部反転位置Aに向けて移動する際に進行方向となる側に 復動側ウオッシャノズル41(図4参照)が取付けてあって、これら各ウオッシ ャノズル40,41には、ウオッシャタンク43に備えたウオッシャポンプ43 aに連通接続したタンク側洗浄液送給管44を介してウオッシャ切換え機構3が 夫々連通接続してある。
【0023】 前記ウオッシャ切換え機構3には、図1により明らかなように、ナット9をピ ボットシャフト2にねじ込ませることによってワイパアーム10の基端側に係合 し且つピボットシャフト2に同心状に挿通したケース3aが設けてある。
【0024】 前記ケース3aには、ワイパアーム10に当接する天壁3a1が略円筒形状を なす側壁3a2の上側に備えてあり、前記天壁3a1の図1中において下側で図 中の左方側には、側壁3a2の内側から側壁3a2の外側に連通させたノズル接 続用ダクト3a3,3a4が離隔させた位置に並べて設けてある。
【0025】 また、前記天壁3a1のほぼ中央には、ピボットシャフト挿通孔3a5を形成 したピボットシャフト支持部3a6が設けてあり、このピボットシャフト挿通孔 3a5にピボットシャフト2を挿通することによって、ケース3aがピボットシ ャフト2に回動可能に支持される。
【0026】 そして、ケース3aの図1中において下方側には、前記側壁3a2の内周側に ベース3bが組付けてある。
【0027】 前記ベース3bは、ケース3aの側壁3a2に有する内径寸法よりもわずかに 小さい外径寸法の外壁3b1を有する略環状の外形のものであって、ほぼ中央に ケース3aの前記ピボットシャフト支持部3a6を挿通する中央孔3b2が設け てあり、この中央孔3b2と前記ピボットシャフト支持部3a6のあいだに環状 で水密保持用のシール部材4が装着してある。
【0028】 また、前記ベース3bの図1中において右方側には、ベース3bの上端面3b 3からベース3bの下方側に連通したタンク接続用ダクト3b4が設けてあり、 ベース3bの図1中において左方側には、図1中において上方に向けて軸状に突 出した係止突起3b5が設けてあるとともにピボットホルダ2aに設けた凸部2 a1を挿入した状態でベース2bをピボットホルダ2aに係止するための略矩形 状に切除した切欠3b6が設けてある。
【0029】 そして、前記係止突起3b5の外側とケース3aの側壁3a2のあいだには、 前記シール部材4と同様の水密保持用のシール部材5が装着してあり、前記ケー ス3aとベース2bのあいだには、応動部材6が収容してある。
【0030】 前記応動部材6は、図1中において内周側でケース3aのピボットシャフト支 持部3a6に挿嵌した内周側応動部材6aと、図1中において内周側応動部材6 の外周側にオー(O)リングを介して嵌着してあってケース3aの側壁3a2に 挿嵌した外周側応動部材6bとからなる。内周側応動部材6aおよび外周側応動 部材6bはいずれもピボットシャフト2の同心円上で回動する。
【0031】 また、前記内周側応動部材6aの内周側とケース3aのピボットシャフト支持 部3a6のあいだには、水密保持用のシール部材7が装着してあり、内周側応動 部材6aの相対向する2か所には、前記ノズル接続用ダクト3a3,3a4のう ちのいずれか一方を閉塞するための閉塞部材6a1,6a2が取付けてある。
【0032】 ここで、閉側部材6a1,6a2は、図2および図3により明らかなように、 略円柱形状をなしゴムを素材として成形されているものであって、ほぼ中央部分 が内周側応動部材6aに一体的に固定されている。また、閉側部材6a1,6a 2の往動側ノズル接続用ダクト3a3側,復動側ノズル接続用ダクト3a4側に は、内周側応動部材6aの接線方向に対してわずかに傾斜したダクト当接面6a 3,6a4が設けられており、閉側部材6a1,6a2は内周側応動部材6aが 回動する際に、往動側ノズル接続用ダクト3a3,復動側ノズル接続用ダクト3 a4の端面に対して直交する角度の押圧力P1と往動側ノズル接続用ダクト3a 3,復動側ノズル接続用ダクト3a4の端面に対して傾斜した角度の押圧力P2 とをともなって押圧されるので、応動部材6aの求心方向で且つ往動側ノズル接 続用ダクト3a3,復動側ノズル接続用ダクト3a4の端面に沿った分力P3が 生ずる状態で押圧されてダクト当接面6a3,6a4によって往動側ノズル接続 用ダクト3a3,復動側ノズル接続用ダクト3a4を閉塞する。これによって、 閉塞部材6a1,6a2は、前記分力P3を生じている状態で押圧されるため、 往動側ノズル接続用ダクト3a3,復動側ノズル接続用ダクト3a4に対しての 締切りを確実に行なう。
【0033】 そして、前記外周側応動部材6bの前記ベース3bに設けた係止突起3b5に 対応した位置には、図2に示すように、ピボットシャフト2と同心で円弧状の長 寸をなすものとして切除した切換えタイミング設定用孔6b1が設けてあり、ワ イパブレード33が上部反転位置Bから下部反転位置Aに向けて移動して下部反 転位置Aに到達する寸前の位置まで来ると、外周側応動部材6bおよび内周側応 動部材6aがワイパアーム10と一体でベース3bに対して移動して切換えタイ ミング設定用孔6b1の一端6b2がベース3bの係止突起3b5に係止して一 方側の閉塞部材6a1で一方側のノズル接続用ダクト3a3を閉塞するとともに 、ワイパブレード33が下部反転位置Aから上部反転位置Bに向けて移動して上 部反転位置Bに到達する寸前の位置まで来ると、外周側応動部材6bおよび内周 側応動部材6aがワイパアーム10と一体でベース3bに対して移動し、ベース 3bの係止突起3b5に切換えタイミング設定用孔6b1の他端6b3が係止し て他方側の閉塞部材6a2で他方側のノズル接続用ダクト3a4を閉塞する。
【0034】 そしてまた、前記各応動部材6a,6bを収納した状態で、前記ケース3aと ベース3bのあいだには、ベース3bのタンク接続用ダクト3b4をケース3a のノズル接続用ダクト3a3,3a4に連通接続させるための洗浄液室8が形成 されており、ベース3bにはケース3aがベース3bに対して移動した状態であ っても洗浄液を洗浄液室8内に入れておくための溝を有する。この洗浄液室8は 前記各シール部材4,5,7によりケース3a,ベース3bの外側に対して水密 を保持された状態となっている。
【0035】 そしてさらに、前記各ノズル接続用ダクト3a3,3a4には、図4に示した ものと同様のノズル側洗浄液送給管45,46の一端側が連通接続してあり、こ れらノズル側洗浄液送給管45,46の他端側が前記復動側ウオッシャノズル4 1,往動側ウオッシャノズル40に連通接続してある。
【0036】 さらにまた、前記タンク接続用ダクト3b4には、ケース3aの下方側でケー ス3aの側壁3a2によって遮蔽された位置で図5に示すものと同様のタンク側 洗浄液送給管44が連通接続してある。
【0037】 このような構造をなすワイパ装置1において、図示しないワイパスイッチをオ ン切換えすると、ワイパモータ32(図5参照)に所定の電流が供給されること によりモータシャフト32a(図5参照)が回転し、このモータシャフト32a の動力によりリンク31(図5参照)を介してピボットシャフト2を往復で回動 させることから、ワイパアーム10が往復で回動し、ワイパアーム10の往復回 動によって、ワイパアーム10に設けた前記ブレード圧接ばねの弾性復元力によ りワイパブレード33(図5参照)をウインドシールドガラス35(図5参照) に圧接させつつ下部反転位置Aと上部反転位置Bのあいだでウインドシールドガ ラス35を拭う。
【0038】 そこで、前記ワイパスイッチをオン切換えしてある状態で図示しないウオッシ ャスイッチをオン切換えすると、ウオッシャタンク43(図5参照)のウオッシ ャポンプ43a(図5参照)に前記ウオッシャスイッチのオン切換えに対応した 時間で電流が供給されるので、ウオッシャポンプ43aが作動してタンク側洗浄 液送給管44を介してウオッシャタンク43に貯蔵してある洗浄液を洗浄液室8 内に送給する。
【0039】 ここで、ワイパブレード33が下部反転位置Aに到達する寸前の位置にあると 、ベース3bの係止突起3b5に切換えタイミング設定用孔6b1の一端6b2 が係止して内周側応動部材6aに設けられた一方側の閉塞部材6a1のダクト当 接面6a3で一方側のノズル接続用ダクト3a3を閉塞したものとなっているの で、ワイパブレード33が下部反転位置Aから上部反転位置Bに向けて移動する 際、一方側の閉塞部材6a1がダクト当接面6a3による一方側のノズル接続用 ダクト3a3の閉塞によって洗浄液室8に送給された洗浄液は、他方側のノズル 接続用ダクト3a4内を通って他方側のノズル側洗浄液送給管46を介し往動側 ウオッシャノズル40に供給されて、この往動側ウオッシャノズル40からワイ パブレード33の進行方向のウインドシールドガラス35に向けて噴射される。
【0040】 そして、ワイパブレード33が下部反転位置Aから上部反転位置Bに向けて移 動して上部反転位置Bに到達する寸前の位置まで来ると、ベース3bの係止突起 3b5に切換えタイミング設定用孔6b1の他端6b3が係止して内周側応動部 材6aに設けられた他方側の閉塞部材6a2のダクト当接面6a4で他方側のノ ズル接続用ダクト3a4を閉塞して往動側ウオッシャノズル40からの洗浄液の 噴射を中止し、一方側の閉塞部材6a1により一方側のノズル接続用ダクト3a 3を開放する。
【0041】 ワイパブレード33が上部反転位置Bで反転し下部反転位置Aに向けて移動す る際に、一方側のノズル接続用ダクト3a3の開放により洗浄液室8に送給され た洗浄液は、一方側のノズル接続用ダクト3a3内を通って一方側のノズル側洗 浄液送給管45を介し復動側ウオッシャノズル41に供給され、上部反転位置B から下部反転位置Aに向けて移動するワイパブレード33の進行方向のウインド シールドガラス35に向けて復動側ウオッシャノズル41から噴射される。
【0042】 そしてまた、ワイパブレード33が上部反転位置Bから下部反転位置Aに向け て移動して下部反転位置Aに到達する寸前の位置まで来ると、前記と同様にして ベース3bの係止突起3b5に切換えタイミング設定用孔6b1の一端6b2が 係止して内周側応動部材6aに設けられた一方側の閉塞部材6a1のダクト当接 面6a3で一方側のノズル接続用ダクト3a3を閉塞するので、復動側ウオッシ ャノズル41からの洗浄液の噴射を中止して一方側のノズル接続用ダクト3a4 を開放し、ワイパブレード33の位置に対応して各ウオッシャノズル40,41 からの洗浄液の噴射を交互に切換えるものとなる。
【0043】
【考案の効果】
以上説明してきたように、この考案に係わるワイパ装置は上記した構成とした ことから、応動部材に設けられた閉塞部材により往動側・復動側ノズル接続用ダ クトの端面に沿った分力をともなった状態で往動側・復動側ノズル接続用ダクト を閉塞するため、往動側・復動側ノズル接続用ダクトの締切りを確実に行なうこ とができるので、閉塞された状態の往動側・復動側ノズル接続用ダクトから洗浄 液を漏らすことがなく、それによって、ウインドシールドガラスの視界の妨げに なるようなことがないので、安全な運転を行えるという優れた効果を奏するもの である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わるワイパ装置の一実施例の縦断
側面図である。
【図2】図1に示したワイパ装置の横断平面図である。
【図3】図1に示したワイパ装置においてのウオッシャ
切換え機構まわりの外観斜視図である。
【図4】従来のワイパ装置の部分破断平面図である。
【図5】図4に示したワイパ装置の外観図である。
【符号の説明】
1 ワイパ装置 2 ピボットシャフト 2a ピボットホルダ 3 ウオッシャ切換え機構 3a ケース 3a3,3a4 往動側,復動側ノズル接続用ダクト 3b ベース 3b4 タンク接続用ダクト 6(6a,6b) 応動部材(内周側応動部材、外周側
応動部材) 6a1,6a2 閉側部材 8 洗浄液室 10 ワイパアーム 33 ワイパブレード 40,41 往動側・復動側ウオッシャノズル 43 ウオッシャタンク A,B 下部反転位置,上部反転位置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイパモータと、前記ワイパモータの動
    力により回動するピボットシャフトと、前記ピボットシ
    ャフトを車体に対して回動自在に支持するピボットホル
    ダと、前記ピボットシャフトに固定するシャフト孔を基
    端側に備えているとともにピボットシャフトに固定した
    状態で払拭面上を往復揺動するワイパアームと、前記ワ
    イパアームの先端側に装着し、前記払拭面の上部反転位
    置と下部反転位置のあいだで払拭面に圧接するワイパブ
    レードと、ウオッシャタンクに貯蔵した洗浄液を前記ワ
    イパブレードの往動側・復動側に噴射する往動側ウオッ
    シャノズル・復動側ウオッシャノズルと、前記往動側ウ
    オッシャノズル・復動側ウオッシャノズルに洗浄液を交
    互に切換えて供給するウオッシャ切換え機構を備えたワ
    イパ装置において、 前記ウオッシャ切換え機構には、前記ウオッシャタンク
    に連通するタンク接続用ダクトを形成しているとともに
    前記ピボットシャフトを挿通した状態で前記ピボットホ
    ルダに係止するベースと、前記往動側・復動側ウオッシ
    ャノズルに連通する往動側・復動側ノズル接続用ダクト
    を形成しているとともに前記ベースを回動自在に組付け
    て形成した洗浄液室を通じて当該ベースのタンク接続用
    ダクトを前記ノズル接続用ダクトに連通接続し且つワイ
    パアームに係合した状態で前記ワイパアームに一体で揺
    動するケースと、前記ワイパブレードが上部反転位置近
    傍・下部反転位置近傍まで移動した際に前記洗浄液室内
    で往動側・復動側ノズル接続用ダクトを開放状態から閉
    塞状態に切換える応動部材をそなえ、前記応動部材に前
    記往動側・復動側ノズル接続用ダクトの端面に対して傾
    斜した押圧力の方向で当接する閉塞部材を設けているこ
    とを特徴とするワイパ装置。
JP5537992U 1992-08-06 1992-08-06 ワイパ装置 Pending JPH0516523U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015093585A (ja) * 2013-11-12 2015-05-18 アスモ株式会社 ワイパアーム及びこれを備えた車両用ワイパ装置並びにホースジョイント
JP2019048643A (ja) * 2019-01-07 2019-03-28 株式会社デンソー 車両用ワイパ装置

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JP2015093585A (ja) * 2013-11-12 2015-05-18 アスモ株式会社 ワイパアーム及びこれを備えた車両用ワイパ装置並びにホースジョイント
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