JPH05164480A - 冷却塔装置 - Google Patents

冷却塔装置

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Publication number
JPH05164480A
JPH05164480A JP33076391A JP33076391A JPH05164480A JP H05164480 A JPH05164480 A JP H05164480A JP 33076391 A JP33076391 A JP 33076391A JP 33076391 A JP33076391 A JP 33076391A JP H05164480 A JPH05164480 A JP H05164480A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling tower
cooling
recirculation
wall
towers
Prior art date
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Pending
Application number
JP33076391A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Shirasaki
勝 白崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
IHI Corp
Mitsubishi Plastics Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp, Mitsubishi Plastics Inc filed Critical IHI Corp
Priority to JP33076391A priority Critical patent/JPH05164480A/ja
Publication of JPH05164480A publication Critical patent/JPH05164480A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工場で量産される一般的な冷却塔を、制限さ
れたスペース内に複数基設置したり、その周囲を壁で囲
んだりした場合でも、出口空気の再循環を防止すること
ができ、冷却効率の低下や白煙の発生を防止することが
できる冷却塔装置を提供する。 【構成】 吸込口を側方に有する冷却塔10,20を、
吸込口を対向させて複数基併設する際に、少なくとも対
向する吸込口11,21と冷却塔の排出口12,22と
の間に、排出口12,22から排出された流体(出口空
気)が吸込口11,21に再循環するのを防止するた
め、両者を仕切る再循環防止板30を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷却塔装置に関し、詳
しくは、冷却塔の排出口から排出された流体が吸込口に
流入するのを防止して、冷却効率の向上、白煙防止、多
数の冷却塔の併設などが図れる冷却塔装置に関する。
【0002】
【従来の技術】冷却塔は、各種施設の冷暖房の普及や工
場等でのクリーンルームの増設に伴い、その設置数が増
加するとともに、地域冷暖房の発展のように益々大型化
してきている。
【0003】一方、大口径送風機を使用した大型冷却塔
は、高価であり、部品や部材が大きく重いために設置場
所が制限されたり、人員の確保が困難となっており、小
型乃至中形の冷却塔を複数基設置するのが一般的であ
る。また、大型施設といっても、通常、冷凍機は何台か
に分割されており、それぞれ独立して稼働する場合があ
るので、省エネ対応運転の観点からは、大型冷却塔を用
いるよりも、冷却塔も冷凍機同様に適当に分割して設置
することが好ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、クリー
ンルームの増設等により冷却塔を追加しようとする場
合、工場のように比較的広いスペースを有する施設であ
っても、既設及び新設の冷却塔の排出口から排出された
流体(出口空気)が各冷却塔の吸込口に再循環しないよ
うに、それぞれ間隔をあける必要があるため、そのスペ
ース確保が大変である。
【0005】さらに都会地区では、上記設置スペースの
確保もさることながら、都市美観の観点や騒音防止等か
ら、冷却塔の周囲を壁で囲むことが多く、冷却塔の出口
空気が吸込口に流入する再循環を促しており、冷却効率
の低下や白煙の発生等の問題を引き起こしている。
【0006】そこで本発明は、工場で量産される一般的
な冷却塔を、制限されたスペース内に複数基設置した
り、その周囲を壁で囲んだりした場合でも、出口空気の
再循環を防止することができ、冷却効率の低下や白煙の
発生を防止することができる冷却塔装置を提供すること
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の冷却塔装
置は、第1の構成として、吸込口を側方に有する冷却塔
を、吸込口を対向させて複数基併設するとともに、少な
くとも対向する吸込口と冷却塔の排出口との間に、両者
を仕切る再循環防止板を配設したことを特徴とし、第2
の構成として、冷却塔の周囲に壁を設けるとともに、該
壁に対向する吸込口と冷却塔の排出口との間に、両者を
仕切る再循環防止板を配設したことを特徴としている。
【0008】さらに、本発明の冷却塔装置は、上記第1
及び第2の構成において、前記冷却塔を架台上に載置す
るとともに、該架台に、前記吸込口に空気を導入する通
風路を設けたことを特徴としている。
【0009】
【作 用】上記のように再循環防止板を設けることによ
り、冷却塔の排出口から排出された流体が吸込口に吸い
込まれる再循環を防止することができる。特に、複数の
冷却塔を併設した場合の対向する吸込口部分は、両方の
冷却塔の吸込み力により、周囲よりも気圧が低い状態と
なり、出口空気を吸込み易い状態にあるため、少なくと
もこの部分に上記再循環防止板を設けることにより、再
循環のほとんどを防止することができる。
【0010】同様に、壁に対向する吸込口においても、
周囲からの空気の供給が不足しがちなため、再循環を生
じ易いので、この部分に再循環防止板を設けることも効
果的である。
【0011】さらに、冷却塔を、通風路を設けた架台上
に載置することにより、吸込口に下方から空気を供給す
ることができ、再循環防止効果を向上できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を、図面に示す実施例に基づい
てさらに詳細に説明する。図1及び図2は、本発明の第
1実施例を示すもので、図1は側方から見た概略断面
図、図2は概略平面図である。また、図3及び図4は、
本発明の第2実施例を示すもので、同様に、図3は側方
から見た概略断面図、図4は概略平面図である。
【0013】まず、図1及び図2は、2基の冷却塔1
0,20を、その一方の吸込口11,21を対向させて
設けた場合の一実施例を示すもので、対向する両吸込口
11,21間の上方に再循環防止板30を設けたもので
ある。
【0014】上記再循環防止板30は、両冷却塔10,
20の上部に設けられたそれぞれの排出口12,22
と、前記対向する両吸込口11,21とを仕切るもの
で、排出口12,22から排出された高温多湿の出口空
気が吸込口11,21に吸込まれることを防止するもの
である。
【0015】即ち、上記対向する両吸込口11,21間
は、その間の空気が両方の冷却塔10,20に吸込まれ
るため、対向しない側の吸込口13,23部分や、その
周囲に比べて気圧が低い状態となり、排出口12,22
からの出口空気を吸込み易い状態になっているが、上記
のように再循環防止板30を設けることにより、上方の
出口空気が下方の吸込口11,21間にそのまま流れ込
むことを防止でき、側方からの新鮮な空気を吸込むよう
にすることができる。
【0016】上記再循環防止板30は、その機能から、
空気の流れを遮断できる材質で、長期に亙って屋外で使
用できるもの、例えばFRP等の合成樹脂板、鋼板等に
より形成することができ、必要に応じて鉄骨等で補強す
ればよい。また、その設置は、適宜な手段、例えば適当
なブラケットを冷却塔に設けたり、適当な支持枠を設け
たりすることにより行うことができる。さらに、完全な
平板でなく、山型にするなど、前記排出口12,22と
吸込口11,21との間の空気の流れの大部分を遮断で
きれば、任意の材質,形状,設置位置、設置手段を採用
することができる。
【0017】なお、上記再循環防止板30は、対向しな
い側の吸込口13,23部分や、その全周に亙って設け
ることもできる。
【0018】図3及び図4は、15基の冷却塔を5基ず
つ3列に並べるとともに、その周囲を水音伝播防止用の
壁で囲った場合の一実施例を示すものである。
【0019】本実施例においても、上記同様に、各冷却
塔群50,50の吸込口51,51が対向する部分の上
方に、それぞれ再循環防止板60を配設するとともに、
両端に位置する吸込口52,52と壁70との間にも、
同様の再循環防止板61を配設している。
【0020】即ち、壁70と対向する吸込口52部分
も、壁70に遮られて新鮮な空気の供給が不足しがちに
なり、気圧が低下して出口空気を吸込みやすい状態にな
るが、上記のように吸込口52,52の上方に再循環防
止板61を設けることにより、出口空気の吸込みを抑え
ることができる。
【0021】さらに、上記のように再循環防止板61を
設けることにより、吸込口部分からの水音伝播を遮断す
ることができ、騒音の低減も図れる。
【0022】また、本実施例では、各冷却塔に新鮮な空
気を十分に送り込めるように、前記冷却塔群50を架台
80上に載置するとともに、該架台80に空気導入用の
通風路81を設けている。
【0023】上記架台80は、冷却塔群を支えることが
できるとともに、各吸込口51,52への空気の流れを
妨げない構造に形成されるもので、適宜な鉄骨等を組合
わせて形成することができる。なお、周囲に壁70を設
置する場合には、通風路81に空気を導入できるよう
に、壁70の下部に通風口71を設けておく必要があ
り、また、架台80に板材を用いることもできるが、そ
の場合は、各吸込口51,52に対応する部分に通風部
82を設けておく。
【0024】上記のように通風路81を有する架台80
により冷却塔群50を支持することにより、中央部の冷
却塔にも十分に新鮮な空気を供給することが可能とな
り、このように多数の冷却塔を併設した場合でも、冷却
効率の低下を防止することが可能である。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
排出口からの流体が吸込口へ入るのを防止することがで
きるので、冷却効率の向上が図れるとともに、白煙の発
生も抑制することができる。
【0026】さらに、狭いスペースにも多数の冷却塔を
設置することが可能となり、特殊な大型冷却塔を必要と
せず、工場で量産される一般的な冷却塔を、制限された
スペース内に複数基設置したり、その周囲を壁で囲んだ
りした場合でも、出口空気の再循環を防止することがで
きる。これにより、冷却塔設備のコスト低減が図れると
ともに、例えば、多数の施設に設けた冷凍機ごとにそれ
ぞれ小型の冷却塔を付設することが可能となるため、省
エネルギー効果も期待できる。
【0027】また、水音伝播防止用の壁を設ける場合で
も、冷却塔と壁との間隔を狭くでき、さらに架台を設け
ることにより、壁の設置制限が緩和され、より狭い場所
への冷却塔の設置が可能となる。
【0028】加えて、再循環防止板により、吸込口ルー
バ部からの水音伝播が遮蔽されて騒音の低減が図れ、受
音点によっては、冷却塔群そのものが遮音の役をするよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例を示す概略断面図であ
る。
【図2】 同じく概略平面図である。
【図3】 本発明の第2実施例を示す概略断面図であ
る。
【図4】 同じく概略平面図である。
【符号の説明】
10,20…冷却塔 11,21…吸込口 12,
22…排出口 30,60,61…再循環防止板 70…壁 80
…架台 81…通風路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸込口を側方に有する冷却塔を、吸込口
    を対向させて複数基併設するとともに、少なくとも対向
    する吸込口と冷却塔の排出口との間に、両者を仕切る再
    循環防止板を配設したことを特徴とする冷却塔装置。
  2. 【請求項2】 冷却塔の周囲に壁を設けるとともに、該
    壁に対向する吸込口と冷却塔の排出口との間に、両者を
    仕切る再循環防止板を配設したことを特徴とする冷却塔
    装置。
  3. 【請求項3】 前記冷却塔を架台上に載置するととも
    に、該架台に、前記吸込口に空気を導入する通風路を設
    けたことを特徴とする請求項1または2記載の冷却塔装
    置。
JP33076391A 1991-12-13 1991-12-13 冷却塔装置 Pending JPH05164480A (ja)

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JP33076391A JPH05164480A (ja) 1991-12-13 1991-12-13 冷却塔装置

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JP33076391A JPH05164480A (ja) 1991-12-13 1991-12-13 冷却塔装置

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JPH05164480A true JPH05164480A (ja) 1993-06-29

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ID=18236272

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JP33076391A Pending JPH05164480A (ja) 1991-12-13 1991-12-13 冷却塔装置

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JP (1) JPH05164480A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006099970A3 (de) * 2005-03-23 2007-03-15 Spx Cooling Technologies Gmbh Nasskühlturm
JP2017172955A (ja) * 2016-03-18 2017-09-28 シァメン ジアダ エンバイロメンタル コンストラクション エンジニアリング カンパニー リミテッド 集中式冷却塔通風騒音低減システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006099970A3 (de) * 2005-03-23 2007-03-15 Spx Cooling Technologies Gmbh Nasskühlturm
JP2017172955A (ja) * 2016-03-18 2017-09-28 シァメン ジアダ エンバイロメンタル コンストラクション エンジニアリング カンパニー リミテッド 集中式冷却塔通風騒音低減システム

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