JPH0516440B2 - - Google Patents

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JPH0516440B2
JPH0516440B2 JP58126250A JP12625083A JPH0516440B2 JP H0516440 B2 JPH0516440 B2 JP H0516440B2 JP 58126250 A JP58126250 A JP 58126250A JP 12625083 A JP12625083 A JP 12625083A JP H0516440 B2 JPH0516440 B2 JP H0516440B2
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JP
Japan
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reactor
port
way
solvent
gas
Prior art date
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Application number
JP58126250A
Other languages
English (en)
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JPS6019797A (ja
Inventor
Yasuyoshi Chino
Shigemi Myamoto
Tatsuo Oohira
Yoshiki Nagahama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zeon Corp
Original Assignee
Nippon Zeon Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Zeon Co Ltd filed Critical Nippon Zeon Co Ltd
Priority to JP12625083A priority Critical patent/JPS6019797A/ja
Priority to GB08417736A priority patent/GB2143240B/en
Priority to DE19843425763 priority patent/DE3425763A1/de
Priority to FR8411198A priority patent/FR2549477B1/fr
Publication of JPS6019797A publication Critical patent/JPS6019797A/ja
Publication of JPH0516440B2 publication Critical patent/JPH0516440B2/ja
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  • Saccharide Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポリヌクレオチド合成装置に関する。
ポリヌクレオチド、例えばDNA(デオキシリボ
核酸)を合成する方法として、ヌクレオシドを化
学結合させたサポートを使用し、リン酸トリエス
テル法、リン酸ジエステル法、フオスフアイト法
等により順次ヌクレオチド鎖を縮合して行く方法
が知られている。この合成方法では、洗浄→脱保
護→洗浄→縮合反応→洗浄等の工程を繰り返すも
ので、工程の種類は多くないが、繰り返し操作が
非常に多い。
そこで、合成操作の煩わしさを解消する目的で
DNA合成装置が種々提案されている。例えば、
手動で弁操作して反応を行わせる手動式のもの
や、マイクロコンピユータを組込んだ全自動式の
ものが知られており、これら装置により合成操作
時間の短縮を図ることができる。
しかし、上記装置では1回の操作で同時に複数
の合成操作を行なうこと、例えば塩基数の異なる
ものや塩基配列の異なるものを1回の操作で合成
することはできない。このような場合、合成操作
を繰り返すか、あるいは装置を複数台用意してそ
れぞれを操作しなければならず、非常に手間がか
かる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、1回の操作で同時に複数
の反応操作が行えるポリヌクレオチド合成装置を
提供することである。
以下本発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。
第1図は本発明の合成装置の一例を示す総体斜
視図、第2図は同合成装置のフローシートであ
る。図中符号Aは装置本体、1はケース、2は前
面パネルである。
前面パネル2には凹部2aが設けられていて、
該凹部2a内にはケース1内に装備したバイブレ
ータ(図示せず)の支持アーム3に支持された反
応器4が2本配置されている。従つて操作中、誤
まつて反応器4のコツク4cに触れるおそれがな
いし、また他の器材により反応器4が破損するお
それがない。
また、ケース1の一側面2′には試薬、溶剤ビ
ン収納部となる凹部2a′,2b′が設けられてい
る。下側の凹部2a′には、不活性化剤、縮合剤/
溶剤溶液、不活性化助剤/溶剤溶液等の小容
量の試薬ビン5,6,7が収納されている。ま
た、上側の凹部2b′には、溶剤、脱保護剤/溶
剤溶液、溶剤等の大容量の試薬、溶剤ビン
8,9,10が収納されている。従つて、ビン5
〜10内の残量が外側から目視できる。
凹部2a′,2b′の天井部分には、詳細に図示し
ないが、ビン5〜10の口部が着脱可能に取付け
られる取付部2c〜2hが設けられている。
また、前面パネル2の中央部には、八方切換弁
11、二方コツク13、三方コツク(分流器)1
5、四方コツク17(第2図参照)、バイブレー
タのタイマー装置(図示せず)のそれぞれに対応
する操作ツマミ12,14,16,18,19
と、ヒータースイツチ20等が配置されている。
ケース1内には、上述の八方切換弁11と二方
コツク13と三方コツク15と四方コツク17と
バイブレータ(図示せず)等が装備されている他
に、持ち運び可能な小容量の窒素ボンベ23と分
配器21とが装備されている。窒素ボンベ23は
ケース1内に装備しなくてもよいが、ケース1内
に装備すると、使用に際し、いちいち窒素ボンベ
等をケース1近傍に運ぶような手間が省けるし、
また分配器21といちいち接続する手間も省け
る。
分配器21の入口側のポート21aにはチユー
ブ22aを介して窒素ボンベ23が接続されてい
て、該窒素ボンベ23の開閉弁23aを開くと
N2ガスがポート21aに供給される。このN2
スは、ポート21aから分配器21の出口側の各
ポート21b〜21iに分配される。
ポート21b〜21gは上述の取付部2c〜2
hとチユーブ22b〜22gを介して接続されて
いて、N2ガスを取付部2c〜2gにセツトされ
たビン5〜10に送り込む。また、ポート21h
は八方切換弁11の入口側のポート11aにチユ
ーブ22hを介して接続され、またポート21i
は四方コツク17のポート17aにチユーブ22
iを介して接続されている。
八方切換弁11の入口側の他のポート11b〜
11gはチユーブ24b〜24gを介して取付部
2b〜2hに接続されていて、ビン5〜10に
N2ガスが送り込まれたとき、該N2ガスの圧力に
よりこれらビン5〜10から該チユーブ24b〜
24gを介して試薬、溶剤がポート11b〜11
gに送り込まれる。
八方切換弁11の出口側の共通ポート11hに
はチユーブ24lにより、上述の二方コツク13
が接続されている。そして、この二方コツク13
の流出口には、上述の三方コツク15のポート1
5aに接続されている。
三方コツク15の他のポート15b,15c
は、それぞれチユーブ24h,24hを介して上
述の反応器4,4の上部入口4a,4aに接続さ
れている。例えば上述の操作ツマミ12,16に
より八方切換弁11、三方コツク15を第2図に
示す状態にし、またニ方コツク13を開くと、ビ
ン5からN2ガスの圧力により不活性化剤が各反
応器4,4にそれぞれ送り込まれる。
四方コツク17の他のポート17bはチユーブ
24iを介して反応器4,4の上部入口4a,4
aに接続され、またポート17cはチユーブ24
jを介して反応器4,4の底部出口4b,4bに
接続されている。また、ポート17dは排出口と
なつていて、チユーブ24kが接続されている。
第2図に示す状態(操作ツマミ18をBLOWに
したとき)では、N2ガスがポート17a,17
bを通りチユーブ24iから反応器4,4の上部
入口4a,4aに供給され、反応器4,4内部を
通過した後、底部出口4bからチユーブ24j、
ポート17c,17dを通りチユーブ24kによ
り排出される。操作ツマミ18をFEEDにしたと
きには、ポート17aと17cとが連通し、また
ポート17bと17dとが連通して、反応器4,
4の底部から上部に向けてN2ガスが流れる。
次に上記合成装置を使用してDNAを合成する
操作を説明する。
まず、四方弁17の操作ツマミ18をFEEDに
合わせ、反応器4のコツク4cを閉じる。次に、
ヌクレオシドを結合させたサポート(シリカゲル
等)を各反応器4,4にそれぞれ充填する()。
次いで、操作ツマミ12により共通ポート11
hとポート11gとを連通させ、また二方コツク
13を開き、三方コツク15を第2図に示す状態
にする。すると、N2ガスの圧力によりビン10
から溶剤が各反応器4,4にそれぞれ送り込ま
れる。なお、二方コツク13は、八方切換弁11
の切換操作と関連して操作するものであるが、以
下の説明では説明の簡略化のために二方コツク1
3の操作については省略する。溶剤による洗浄
が終了したら、操作ツマミ18をBLOWに合わ
せ反応器4,4のコツク4c,4cを開けて脱液
し、次いでコツク4c,4cを閉め、操作ツマミ
18をFEEDにして操作ツマミ12により共通ポ
ート11hとポート11dとを連通させてN2
スの圧力によりビン7から不活性化助剤/溶剤
溶液を各反応器4,4にそれぞれ送り込み、次い
で共通ポート11hと11bとを連通させてビン
5から不活性化剤を各反応器4,4にそれぞれ送
り込む。そして、数分間放置後、操作ツマミ18
をBLOWに合わせ反応器4,4の各コツク4c,
4cを開いて脱液する()。
そして、操作ツマミ18をFEEDに合わせ再び
操作ツマミ12により共通ポート11hとポート
11gとを連通させて、反応器4,4にそれぞれ
溶剤を送り込み洗浄し、上述の場合と同様の操
作でコツク4c,4cを開いて脱液する()。
次いで、操作ツマミ12により共通ポート11
hとポート11eとを連通させて、N2ガスの圧
力によりビン8から各反応器4,4に溶剤を送
り込み、洗浄後脱液する()。
この後、共通ポート11hをポート11fとを
連通させて、N2ガスの圧力によりビン9から各
反応器4,4に脱保護剤/溶剤溶液を送り込
み、数十秒後に脱液する。この操作は複数回繰り
返す()。
このようにした後、再び共通ポート11hとポ
ート11eを連通させて、ビン8から溶剤を各
反応器4,4に送り込み、洗浄後脱液し()、
次いで共通11hとポート11gを連通させて、
溶剤で洗浄し脱液し()、この後N2ガスで各
反応器4,4を数分間パージする()。
然る後、下記の構造式に示すモノマー塩を溶剤
で溶解した溶液を各反応器4,4の上部入口4
aからそれぞれ注入し、次いで共通ポート11h
をポート11cと連通させて、ビン6から縮合
剤/溶剤溶液を各反応器4,4に送り込む
()。なお、モノマー塩を溶剤で溶解した溶液
を試薬ビンに充填しておき、N2ガスの圧力によ
り反応器4,4に送り込むようにしてもよい。こ
のようにすると、洗浄等の反応準備操作だけでな
く、合成反応自体も同時に行うことができる。
ここで、R1は保護基(ベンゾイル基など)、
R2はアルキル基であり、またBはアデニンA、
グアニンG、シトシンC、チミンT等の核酸塩基
である。
40〜50分間放置したら脱液し()、再び上述
の()操作から繰り返す。このようにして、ヌ
クレオチド鎖を順次縮合して行く。これにより、
各反応器4,4に同じ鎖長のDNAを合成するこ
とができる。
操作()で注入するモノマー塩として、別
種のものを使用してもよい。これにより種類の異
なるオリゴマーを同時に合成することが可能であ
る。また、モノマー塩の代わりにダイマー塩、ト
ライマー塩を使用してもよい。一方の反応器4に
ダイマー塩を注入し、他方の反応器4にトライマ
ー塩を注入すると、鎖長の異なるオリゴマーを同
時に合成することが可能である。
反応を促進させるためには、バイブレータによ
り反応器4,4に振動を与えて攪拌するかまたは
反応器4,4の外周面にヒータを取付けて加熱し
てもよい。あるいは、バイブレータで攪拌しつつ
ヒータにより加熱してもよい。
上記装置では、給液手段としてN2ガスを用い
ており、全体が陽圧系であるため、反応を阻害す
る水分が外部から混入するおそれはなく、好まし
い。
なお、上記実施例では、分流器として三方コツ
クを使用した場合を示したが、これに限定される
ものではなく、3以上の流出口(ポート)をもつ
分流器を使用し3以上の反応器を設けてもよい。
また、試薬として原料であるモノマー塩、ダイマ
ー塩等を含めてもよい。このようにすると、前述
の如く合成反応自体を複数の反応器で同時に行わ
せることが可能である。
本発明の合成装置は上述のようにDNAを合成
する場合に限定されず、RNA(リボ該酸)の合成
にも使用できる。
以上説明したように本発明によれば、二方弁1
3の出口側に複数の流出口を有する分流器を設
け、該分流器の各流出口にそれぞれ反応器を接続
して、試薬、溶剤等を各反応器に同時に並行して
送入でき、また各反応器に四方弁を付設して反応
器内を迅速に気体で置換できるように構成してな
るので、短時間に少ない操作回数で塩基数や塩基
配列の異なるポリヌクレオチドを同時に合成で
き、合成操作の能率を格段に向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図
は斜視図、第2図はフローシートである。 1……ケース、4……反応器、5〜10……貯
蔵部(試薬、溶剤ビン)、11……切換弁(八方
切換弁)、15……分流器(三方コツク)、22a
〜22i,24b〜24k……流路(チユーブ)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 装置本体に反応器と、ポリヌクレオチド合成
    反応に必要な各種試薬、溶剤等の貯蔵部と、各貯
    蔵部と反応器とを接続する流路を切り換える切換
    弁とを装備して、該切換弁を操作し給液手段によ
    り各貯蔵部から試薬、溶剤等を反応器に順次送入
    するように構成してなるポリヌクレオチド合成装
    置において、前記切換弁の出口側に二方弁を介し
    て複数の流出口を有する分流器を設けると共に該
    分流器の各流出口側にそれぞれ反応器を接続し
    て、貯蔵部から試薬、溶剤等を各反応器に同時に
    並行して送入できるよう構成し、且つ各反応器に
    その内容を選択的に上方又は下方から気体置換す
    ることができる流路転換用四方弁をそれぞれ付設
    したことを特徴とするポリヌクレオチド合成装
    置。
JP12625083A 1983-07-13 1983-07-13 ポリヌクレオチド合成装置 Granted JPS6019797A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12625083A JPS6019797A (ja) 1983-07-13 1983-07-13 ポリヌクレオチド合成装置
GB08417736A GB2143240B (en) 1983-07-13 1984-07-12 Apparatus for synthesizing polynucleotide
DE19843425763 DE3425763A1 (de) 1983-07-13 1984-07-12 Verfahren zur synthese von polynukleotiden
FR8411198A FR2549477B1 (fr) 1983-07-13 1984-07-13 Appareil pour la synthese d'un polynucleotide

Applications Claiming Priority (1)

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JP12625083A JPS6019797A (ja) 1983-07-13 1983-07-13 ポリヌクレオチド合成装置

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JPS6019797A JPS6019797A (ja) 1985-01-31
JPH0516440B2 true JPH0516440B2 (ja) 1993-03-04

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ID=14930517

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JP12625083A Granted JPS6019797A (ja) 1983-07-13 1983-07-13 ポリヌクレオチド合成装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6118013U (ja) * 1984-07-09 1986-02-01 江下 無次 携帯用傘入れ

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58131928U (ja) * 1982-02-26 1983-09-06 株式会社島津製作所 Dna等合成装置
JPS58155353U (ja) * 1982-04-10 1983-10-17 株式会社島津製作所 Dna等合成装置

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JPS6118013U (ja) * 1984-07-09 1986-02-01 江下 無次 携帯用傘入れ

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JPS6019797A (ja) 1985-01-31

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