JPH0516431Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0516431Y2
JPH0516431Y2 JP2778286U JP2778286U JPH0516431Y2 JP H0516431 Y2 JPH0516431 Y2 JP H0516431Y2 JP 2778286 U JP2778286 U JP 2778286U JP 2778286 U JP2778286 U JP 2778286U JP H0516431 Y2 JPH0516431 Y2 JP H0516431Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
metal
metal block
frame
endless
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2778286U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62140244U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP2778286U priority Critical patent/JPH0516431Y2/ja
Publication of JPS62140244U publication Critical patent/JPS62140244U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0516431Y2 publication Critical patent/JPH0516431Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は無段変速機のVベルト伝動装置に使用
される無端状Vベルトに関するものである。
《従来の技術》 無端状Vベルトに関しては特開昭46−4861号に
おいて、金属ブロツク体と無端状金属ベルトとで
構成し駆動する技術が開示されて以来多くの周辺
技術が開発されて来た。
特に上記開示による金属ブロツク体は相互に隣
接した状態で回転駆動できる様に金属ブロツク体
平面の一部を傾斜体に切削して隣接の接触を許容
するものであるが、かかる形状においても滑り接
触により圧接抵抗が発生する。
そのため特開昭59−17042号及び特開昭59−
26643号等において開示され、第5図乃至第7図
において図示される如く、無端状Vベルトは多数
の金属ブロツク体1と、前記各金属ブロツク体1
間に介装される細長ローラ部材6と、前記各金属
ブロツク体1及び細長ローラ部材6とより成る連
接単位の外周を緊締する所定巾の無端状ベルト7
を積層してなり、更に金属ブロツク体1の左右各
側面3は所定の傾斜角でVプーリー8,9のV溝
と接するように左右対称に傾斜して形成され、同
一金属ブロツク体1の前後平面部2は平行となる
ように形成されると共にその内方前後平面部2に
は、巾方向へLなる長さを有し曲率半径がRの円
弧状溝5が形成され、金属ブロツク体1の上面に
は摺接面4が形成されている。
そして、前記金属ブロツク体1と細長ローラ部
材6を交互に円弧状溝5に嵌着する様に順次反覆
して組付け、無端状金属ベルト7を積層し両者を
係合させれば無端状ベルトAが完成する。
更に動力伝達時には、隣接し合つた金属ブロツ
ク体1は細長ローラ部材6を介して接触された状
態で駆動するものであつた。
しかし、かかる技術によるときは、上記した如
く金属ブロツク体1に形成された円弧状溝5に細
長ローラ部材6を介装させる構成を採るものであ
るから、駆動過程において細長ローラ部材6の従
動安定性に問題があり、また、細長ローラ部材6
自身が自由状態で介装されているため組付工程に
おいて脱落の問題点を内在していた。
《考案が解決しようとする問題点》 本考案は上記の従来例に鑑み、案出されたもの
で、各金属ブロツク体間に球面体を嵌着し、前記
球面体を組付脱落から防止するため球面体を保持
する枠体を掛装し、金属ブロツク体によつて球面
体を両面より押圧駆動することよりVベルトを潤
滑的に駆動させるのがその目的であり、よつて、
組付工数が簡略化された無端状Vベルトを提供し
ようとするものである。
《問題点を解決するための手段》 本考案は上記の目的を達成するために、少なく
とも一枚の無端状金属ベルトに金属ブロツク体を
連設してVベルトを構成し、前記Vベルトを駆動
Vプーリーと従動Vプーリー間に掛装して駆動す
ることによつて、動力を発生させる無段変速機の
Vベルトであつて、前記金属ブロツク体は自己の
基体両面に球面体を受客するための凹溝部を形成
し、前記各金属ブロツク体間には前記球面体を係
入保持するための前記凹溝部と合致する位置に穿
設孔と、前記無端状金属ベルトが貫通する挿通窓
とを具備する枠体を金属ブロツク体に掛装する構
成を採用した。
《作 用》 本考案に係る無端状Vベルトは、Vベルトの一
つを構成する金属ブロツク体を連設駆動させるに
際し、球面体を各金属ブロツク体が直接押圧駆動
するので駆動中左右に従動することなく、潤滑的
に押圧され、また球面体を枠体で保持するので、
組付作業性の高いVベルトを構成することができ
る。
《実施例》 以下、本考案になる実施例を添付の図面により
詳述する。
本考案になる無段変速機のVベルトBは第1図
に図示する様な金属ブロツク体10と枠体20よ
り成り、前記枠体20により球面体18を包持す
ることにより無端状に連結し、更に無端状金属ベ
ルト7を外周面に連設することにより構成される
ものである。
即ち、金属ブロツク体10は、上下同一幅をも
つて左右同一テーパー状に傾斜してゆく摺動面1
2を形成した基体11と、基体11の両側端上面
より垂設された側枠部13,13と、側枠部1
3,13の中央部で立上り、前記基体11上面に
形成された摺接面14を二分割する分割枠15が
前記側部13,13より小さく、かつ無端状金属
ベルト7が摺動するに十分な高さを保持して形成
されている。
更に側枠部13,13の一方方向には円柱体の
係止部16,16が、また反応方向には前記係止
部16,16を受入れ嵌入するための図示しない
穴が穿設されている。
また前記基体11の表裏両面には球面体18の
一部を嵌着するための凹溝部17,17が同一寸
法位置の左右二個所に形成されている。
一方、枠体20は軟質薄板を折曲加工したもの
で、逆L字状とし、球面体18が挿通可能な穿設
孔22,22を有する保持板21と無端状金属ベ
ルトが挿通窓23を経由して90°曲折した載置板
24とにより成つている。
そして、前記穿設孔22,22は凹溝部17,
17と同一位置に挿通窓23は金属ベルトの通過
位置に、更に係止部16,16の同位置には取付
孔25,25がそれぞれ形成されている。
第3図は枠体20aの他の実施例であつて、穿
設孔22aを有する保持板21aと、挿通窓23
aを経由して形成された載置板24aの存在する
所は全て同一であるが、相違点は、保持板21a
が平行体の箱形になつていることを、軽量化のた
めに載置板24a中心が切断されて、切断部26
が形成されていることである。
その他の挿通窓23aや取付孔25aの存在は
同一である。
次に、かかる構成になる金属ブロツク体10を
連設構造とするには第1図及び第2図によつて明
瞭になる如く金属ブロツク体10に枠体20の載
置板24を掛装し、次いで球面体18を前記枠体
20の有する穿設孔22,22を経由して凹溝部
17へ嵌着すれば球面体18は丁度自己の中心位
置へ穿設孔22が位置するとになり、この状態か
ら次の金属ブロツク体10を自己の凹溝部17の
位置に合せて合致させれば、前記球面体18を枠
体20が保持し、かつ前後の金属ブロツク体1
0,10が挟持して安定した構成となる。
このとき、球面体18の存在によつて金属ブロ
ツク体10間に間隙部19が発生する。
この様にして順次連設してゆけば枠体20に保
持された球面体18を有するVベルトBが完成す
る。
第4図は第3図で示した枠体により組付けたV
ベルトの説明図である。
相違点は保持板21aが平行状に並列している
ため金属ブロツク体10を包持した状態で取付け
るために球面体18を二個所によつて保持するこ
とである。
この様にしてVベルトB′が完成する。
上記したVベルトは球面体18を金属ブロツク
体10間に挿着し、かつ枠体20によつて安定的
に保持する構成を採用しているので、駆動時にお
いて、常にスムーズな回動が可能となり、しかも
球面体による間隙部が存在するので金属ブロツク
体10の上下幅を同寸法として使用できるので製
造工程上からも効率的である。
《考案の効果》 本考案は上記のようにして構成されるものであ
るから、駆動Vベルトと従動Vプーリー間に掛装
されて駆動するとき、球面体の点接解を得て駆動
抵抗を減少でき、高伝動力を安定して得ることが
できる。
しかも球面体は左右同一位置にあつて自由状態
を保ち、更に枠体によつて保持されているため駆
動中においても常に安定位置を保持することがで
きる。
また枠体は単に金属ブロツク体に掛装すればよ
く組付工数も簡略で効率的である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案係り第1図は枠体及
び球面体の取付状態を説明する分解斜視図、第2
図はVベルトの組付状態で一部を断面で示した側
面図、第3図は枠体の他の実施例を示す斜視図、
第4図は第3図の枠体を用いて組付けたVベルト
の側面図、第5図はVベルトによる駆動装置を示
す概念図、第6図は金属ブロツク体、第7図は第
6図の金属ブロツク体に組付られるロール部材の
夫々斜視図である。 10……金属ブロツク体、11……基体、17
……凹溝部、18……球面体、20……枠体、2
1……保持板、22……穿設孔、23……挿通
窓、B……Vベルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも一枚の無端状金属ベルトに金属ブロ
    ツク体を連設してVベルトを構成し、前記Vベル
    トを駆動Vプーリーと従動Vプーリー間に掛装し
    て駆動することによつて動力を発生させる無段変
    速機のVベルトにおいて、前記金属ブロツク体は
    自己の基体両面に球面体を受客するための凹溝部
    を形成し、前記各金属ブロツク体間には前記球面
    体を係入保持するための前記凹溝部と合致する位
    置に穿設孔と、前記無端状金属ベルトが貫通する
    挿通窓とを具備する枠体を金属ブロツク体に掛装
    して成ることを特徴とする無段変速機のVベル
    ト。
JP2778286U 1986-02-27 1986-02-27 Expired - Lifetime JPH0516431Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2778286U JPH0516431Y2 (ja) 1986-02-27 1986-02-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2778286U JPH0516431Y2 (ja) 1986-02-27 1986-02-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62140244U JPS62140244U (ja) 1987-09-04
JPH0516431Y2 true JPH0516431Y2 (ja) 1993-04-30

Family

ID=30830137

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2778286U Expired - Lifetime JPH0516431Y2 (ja) 1986-02-27 1986-02-27

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0516431Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2595633Y2 (ja) * 1992-08-31 1999-05-31 株式会社パイオラックス 無段変速機のvベルト

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62140244U (ja) 1987-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5999142A (ja) 動力伝達チエ−ン
US4882901A (en) Detachable link chain
JPH07109229B2 (ja) リンクチエーン
JPH0516431Y2 (ja)
US4815271A (en) Detachable link chain
JPS5881252A (ja) 伝動vベルト
JP2529018B2 (ja) 伝動ベルト
JPS6258417B2 (ja)
JPS62840U (ja)
JPS6153568B2 (ja)
JPS6297344U (ja)
JPS6117744A (ja) チエ−ンによる摩擦伝動ベルト
JPS6323628Y2 (ja)
JPH0610493B2 (ja) 無段変速機用チェーン式スチールベルト
JPS6297341U (ja)
JPS59139646U (ja) Vベルト伝動装置
JPS61294241A (ja) 伝動用無端ベルト
JPS6323627Y2 (ja)
JPS59158743U (ja) コグつきvベルト
JPS5973645A (ja) Vベルト伝動装置
JPS6144018Y2 (ja)
JPS62215147A (ja) 動力伝達用vベルト
JPH0362252U (ja)
JPS62153445U (ja)
JPS59163258U (ja) 平ベルト式動力伝達機構の変速装置