JPH05164041A - 直列往復動型コンパウンド圧縮機 - Google Patents

直列往復動型コンパウンド圧縮機

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Publication number
JPH05164041A
JPH05164041A JP35322291A JP35322291A JPH05164041A JP H05164041 A JPH05164041 A JP H05164041A JP 35322291 A JP35322291 A JP 35322291A JP 35322291 A JP35322291 A JP 35322291A JP H05164041 A JPH05164041 A JP H05164041A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suction
gas
low
stage
compound compressor
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP35322291A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuya Adachi
勝弥 足立
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の直列往復動型コンパウンド圧縮機では
吸入ガスが吸入室内で吐出ガスの影響を受けて過熱され
る関係上、その吸入体積効率が低下する。そこでこの点
を改善する。 【構成】 低段圧縮機構と高段圧縮機構とを備えてなる
直列往復動型コンパウンド圧縮機において、ヘッドカバ
ー6内で仕切られた低圧側吸入室14に入る吸入ガスの
吸入口をシリンダー中心線を含む縦鉛直面上に設けるか
又は同縦鉛直面に対しほぼ左右対称的位置21,22に
それぞれ配設したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直列往復動型コンパウ
ンド圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】冷凍装置の冷媒の低温用圧縮に、従来、
採用されているコンパウンド圧縮機においては、図3縦
断面図および図4IV−IV矢視断面図に示すように、
吸入ガスPsは、低段吸入管13からヘッドカバー6内
の吸入室14を経て、第1気筒、第2気筒の各シリンダ
ー9,10に吸入され、そこでピストン7,8で圧縮さ
れて、ヘッドカバー6内の低段吐出室15に吐出され
る。吐出された低段吐出ガスPmは低段吐出管16を出
て、機外で中間冷却器(図示せず)からの冷ガスと混合
され、冷却された後、高段吸入管17から再び同一コン
パウンド圧縮機に入る。
【0003】高段吸入ガスPmはクランクケース1の内
部にあるモーター2を冷却し、クランクケース1内のガ
ス通路(図示せず)を通ってヘッドカバー6内の高段吸
入室18を経て第3気筒である高段側のシリンダー12
に入る。ここで、ピストン11により圧縮されたガス
(高段吐出ガス)はヘッドカバー6内の高段吐出室19
に吐出され、吐出された高段吐出ガスPdは、高段吐出
管20を経て機外に出る。このようにして、吸入ガスは
低段側の第1,第2気筒で1回目の圧縮を行い、中間冷
却器で冷却された後、高段側の第3気筒で再び圧縮され
る2段圧縮が行われる。
【0004】ここで、100は弁装置であり、弁装置は
弁板110,吐出弁組立120よりなる。弁板110に
は低段側のシリンダー9,10にそれぞれ対応して吸入
通路111が吸入室14から各シリンダー9,10に向
って開口し、、また高段側の吸入室18から高段側のシ
リンダー12に向って吸入通路121がそれぞれ開口し
ている。吸入弁としては、低段側の210,高段側の2
20がそれぞれ吸入通路111,121の下流に設けら
れている。吐出弁組立120は吐出通路と吐出通路を開
閉する吐出弁よりなり、弁リフト通路断面積が低段と高
段で異なるほかは、同様の構成であり、弁板110に固
定されている。ピストン7,8又は11が下ると吸入弁
210,220はそれぞれ吸入通路111,121を開
き、ピストン7,8が上るとこれを閉じ、吐出弁組立1
20の吐出通路を開く。吸入弁と吐出弁はフリップ・フ
ロップ的に開閉してシリンダーに吸入したガスを吐出室
15又は19へ吐出することで冷媒ガスの上述の2段圧
縮を行うのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
のコンパウンド圧縮機では、シリンダー9,10へ吸い
込まれる低温の吸入ガスが入る吸入室14と、圧縮され
た高温の吐出ガスが吐出される吐出室15は、ヘッドカ
バー6内で仕切られて設けている関係上、吸入ガスは吐
出ガスの熱影響を受けて吸入室14内で過熱されるた
め、体積効率が一般に悪くなる。しかも、従来の構造で
は、吸入室14へ入る吸入ガスの吸入口は1ヶ所であ
り、吸入口の反対側はヘッドカバー6内を回って吸入さ
れるので過熱が大となり、吸入圧力飽和温度が低い運転
域ほど過熱度は大きくなる。これは圧力比φ2 =Pd/
Ps,φ1 =Pm/Psであって、Psが下るとφ=P
d/Psが大になり、吐出ガス温度が上昇し、ヘッドカ
バー全体の温度が上り、加熱され易くなることによるも
ので、高温部に曝露される面積が大きいほど吸入ガスの
過熱度が増大する。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みて提案され
たもので、吸入ガスの過熱を小にし体積効率を高める高
性能の直列往復動型コンパウンド圧縮機を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのために請求項1の発
明は、低段圧縮機構と高段圧縮機構とを備えてなる直列
往復動型コンパウンド圧縮機において、ヘッドカバー内
で仕切られた低圧側吸入室に入る吸入ガスの吸入口をシ
リンダー中心線を含む縦鉛直面上に設けたことを特徴と
する。
【0008】また請求項2の発明は、低段圧縮機構と高
段圧縮機構とを備えてなる直列往復動型コンパウンド圧
縮機において、ヘッドカバー内で仕切られた低圧側吸入
室に入る吸入ガスの吸入口をシリンダー中心線を含む縦
鉛直面に対し、ほぼ左右対称的位置にそれぞれ配設した
ことを特徴とする。
【0009】
【作用】このような構成によれば、吸入ガスは、シリン
ダーの縦中心面上に配設された吸入口から吸入室に入
り、左右に分流してそれぞれ短距離でシリンダー9,1
0に吸込まれるので、吐出室による熱影響は少なくな
り、その過熱は小さくなる。又は、吸引ガスはヘッドカ
バー6に設けられた複数の吸入口21,22より吸入室
14へ入る。その際、吸入室14へ入った吸入ガスは吸
入室14内で吸入口までの回り込みが少なく短距離でシ
リンダー9,10に吸込まれるので、吐出室15の熱影
響は少なくなって、吸入ガスの過熱は小さくなる。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例を図面について説明する
と、図1はそのヘッドカバーの水平断面図、図2は図1
の変形例を示す同じく水平断面図である。
【0011】上図において、図4と同一の符号はそれぞ
れ同図と同一の部材を示し、本発明が同図の構造と大き
く異なるところは、吸入ガスの吸入室への吸入口をシリ
ンダーの縦鉛直面に対しほぼ対称的に配設したことにあ
る。
【0012】まず図1において、ヘッドカバー6の低段
吸入室14の両側にはほぼ対称的に吸入口21,22が
設けられ、低段吸入管13には分岐管25が挿入され、
分岐管25と吸入口21,22は吸入管23,24でそ
れぞれ連通している。いま、吸入ガスは低段吸入管13
から分岐管25を経て、それぞれ吸入管23,24を通
って、ヘッドカバー6に設けた吸入口21,22を経て
それぞれ低段吸入室14の両側に入る。そこで低段吸入
室14に入った吸入ガスはシリンダー9,10に吸入さ
れる間に回り込みがなく、直ぐにシリンダー9,10に
それぞれ吸入されるので、低段吐出室の熱影響は少なく
なるから、吸入ガスの過熱は小さくなって体積効率が良
くなる。また、吸入ガスの過熱が小さくなるので、圧縮
された吐出ガス温度は下がる。吸入口を多くすれば、更
に吸入ガスの過熱は小さくなる。
【0013】なお、図2では、低段側の吸入口13は、
シリンダーの中心線を結ぶ中心縦断面内にあるので、吸
入ガスは吸入口13で左右に等分的に按分されて、シリ
ンダーに吸入されるから、図4に示した従来の構造に比
べて加熱量は半減する。
【0014】
【発明の効果】このような構造のヘッドカバーによれば
下記の効果が奏せられる。 (1)吸入ガスの吸入口を複数設けることにより、吸入
室の吸入ガスは過熱が小さくなって、体積効率は向上し
圧縮機の性能は向上する。 (2)体積効率の向上は低吸入圧力飽和温度域ほど効果
は大きい。 (3)また、吸入ガスの過熱が小になることにより、圧
縮された吐出ガス温度は下がって、潤滑油の劣化抑制に
なる。
【0015】要するに請求項1の発明によれば、低段圧
縮機構と高段圧縮機構とを備えてなる直列往復動型コン
パウンド圧縮機において、ヘッドカバー内で仕切られた
低圧側吸入室に入る吸入ガスの吸入口をシリンダー中心
線を含む縦鉛直面上に設けたことにより、吸入ガスの過
熱を小にし体積効率を高める高性能の直列往復動型コン
パウンド圧縮機を得るから、本発明は産業上極めて有益
なものである。
【0016】また、請求項2の発明によれば、低段圧縮
機構と高段圧縮機構とを備えてなる直列往復動型コンパ
ウンド圧縮機において、ヘッドカバー内で仕切られた低
圧側吸入室に入る吸入ガスの吸入口をシリンダー中心線
を含む縦鉛直面に対し、ほぼ左右対称的位置にそれぞれ
配設したことにより、吸入ガスの過熱を小にし体積効率
を高める高性能の直列往復動型コンパウンド圧縮機を得
るから、本発明は産業上極めて有益なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のヘッドカバーを示す水平断
面図である。
【図2】図1の変形例を示す同じく水平断面図である。
【図3】公知の往復動型コンパウンド圧縮機を示す縦断
面図である。
【図4】図3のヘッドカバーのIV−IV矢視水平断面
図である。
【符号の説明】
6 ヘッドカバー 7,8 低段ピストン 11 高段ピストン 13 低段吸入管 14 低段吸入室 15 低段吐出室 16 低段吐出管 21 吸入口A 22 吸入口B 23 吸入管A 24 吸入管B 25 分岐管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低段圧縮機構と高段圧縮機構とを備えて
    なる直列往復動型コンパウンド圧縮機において、ヘッド
    カバー内で仕切られた低圧側吸入室に入る吸入ガスの吸
    入口をシリンダー中心線を含む縦鉛直面上に設けたこと
    を特徴とする直列往復動型コンパウンド圧縮機。
  2. 【請求項2】 低段圧縮機構と高段圧縮機構とを備えて
    なる直列往復動型コンパウンド圧縮機において、ヘッド
    カバー内で仕切られた低圧側吸入室に入る吸入ガスの吸
    入口をシリンダー中心線を含む縦鉛直面に対し、ほぼ左
    右対称的位置にそれぞれ配設したことを特徴とする直列
    往復動型コンパウンド圧縮機。
JP35322291A 1991-12-17 1991-12-17 直列往復動型コンパウンド圧縮機 Withdrawn JPH05164041A (ja)

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JP35322291A Withdrawn JPH05164041A (ja) 1991-12-17 1991-12-17 直列往復動型コンパウンド圧縮機

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010502881A (ja) * 2006-09-08 2010-01-28 クノル−ブレムゼ ジステーメ フューア ヌッツファールツォイゲ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング アルミニウム鋳物から成るクランクケーシングを備えた空気圧縮機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010502881A (ja) * 2006-09-08 2010-01-28 クノル−ブレムゼ ジステーメ フューア ヌッツファールツォイゲ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング アルミニウム鋳物から成るクランクケーシングを備えた空気圧縮機

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

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Effective date: 19990311