JPH05164013A - 燃料噴射装置 - Google Patents
燃料噴射装置Info
- Publication number
- JPH05164013A JPH05164013A JP35016291A JP35016291A JPH05164013A JP H05164013 A JPH05164013 A JP H05164013A JP 35016291 A JP35016291 A JP 35016291A JP 35016291 A JP35016291 A JP 35016291A JP H05164013 A JPH05164013 A JP H05164013A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel injection
- injection device
- core
- magnetic circuit
- valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 燃料噴射装置において、部品点数を低減する
とともに形状を簡略化し、かつ容易に組立を行えるよう
にする。 【構成】 コアとバルブケースとを一体化して強磁性体
からなる一体化部品20とし、この部品20の所定部位
に、径方向の全幅に亙って非磁性化処理を施してなる非
磁性化処理部21を設け、それによって磁気回路を形成
する。この非磁性化処理部21は、レーザー改質による
方法,イオン窒化による方法,傾斜機能材料を用いる方
法などにより形成する。
とともに形状を簡略化し、かつ容易に組立を行えるよう
にする。 【構成】 コアとバルブケースとを一体化して強磁性体
からなる一体化部品20とし、この部品20の所定部位
に、径方向の全幅に亙って非磁性化処理を施してなる非
磁性化処理部21を設け、それによって磁気回路を形成
する。この非磁性化処理部21は、レーザー改質による
方法,イオン窒化による方法,傾斜機能材料を用いる方
法などにより形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動車用等のエンジン
に燃料を供給する燃料噴射装置に関するものである。
に燃料を供給する燃料噴射装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】内部に電磁コイルを備え、この電磁コイ
ルに制御信号を入力することでニードル等の弁体を作動
させて噴射孔より燃料を噴射するようにした燃料噴射装
置は、例えば特公昭58−54263号公報に記載され
ているように、従来から良く知られている。
ルに制御信号を入力することでニードル等の弁体を作動
させて噴射孔より燃料を噴射するようにした燃料噴射装
置は、例えば特公昭58−54263号公報に記載され
ているように、従来から良く知られている。
【0003】図3は上記公報に記載の燃料噴射装置の縦
断面図、図4は図3のA部拡大図である。この従来の燃
料噴射装置1は、先端中央に開口2を有するバルブボデ
ィ3を備え、バルブボディ3の内側には上記開口2を開
閉するニードルバルブ4が摺動自在に装着されている。
そして、上記ニードルバルブ4の後端(図3で上端)に
はアーマチュア(可動コア)5が結合されている。ま
た、上記バルブボディ3の後端面は、所定の厚みの非磁
性ストッパ6を介して強磁性体で製作されたバルブケー
ス7の内側段部に固定されている。また、このバルブケ
ース7の後端部は円筒状のハウジング8の前部に固定さ
れ、一方、上記バルブボディ3の前部はカバー9によっ
て保護されている。上記ハウジング8は強磁性体で製作
されてヨークをなしており、該ハウジング8の内部には
やはり強磁性体で製作されたコア10が設けられてい
る。また、上記コア10の周囲に形成された空間にはコ
イル支持体11を介して電磁コイル12が配置され、こ
の電磁コイル12にはターミナル13から電流が供給さ
れるよう構成されている。上記コア10の軸心部には中
心部に燃料通路14を有するスリーブ15が嵌合され、
該スリーブ15の前端部には、アーマチュア5を常時前
方へ押圧してニードルバルブ4を閉位置に保持する圧縮
スプリング16が介挿されている。
断面図、図4は図3のA部拡大図である。この従来の燃
料噴射装置1は、先端中央に開口2を有するバルブボデ
ィ3を備え、バルブボディ3の内側には上記開口2を開
閉するニードルバルブ4が摺動自在に装着されている。
そして、上記ニードルバルブ4の後端(図3で上端)に
はアーマチュア(可動コア)5が結合されている。ま
た、上記バルブボディ3の後端面は、所定の厚みの非磁
性ストッパ6を介して強磁性体で製作されたバルブケー
ス7の内側段部に固定されている。また、このバルブケ
ース7の後端部は円筒状のハウジング8の前部に固定さ
れ、一方、上記バルブボディ3の前部はカバー9によっ
て保護されている。上記ハウジング8は強磁性体で製作
されてヨークをなしており、該ハウジング8の内部には
やはり強磁性体で製作されたコア10が設けられてい
る。また、上記コア10の周囲に形成された空間にはコ
イル支持体11を介して電磁コイル12が配置され、こ
の電磁コイル12にはターミナル13から電流が供給さ
れるよう構成されている。上記コア10の軸心部には中
心部に燃料通路14を有するスリーブ15が嵌合され、
該スリーブ15の前端部には、アーマチュア5を常時前
方へ押圧してニードルバルブ4を閉位置に保持する圧縮
スプリング16が介挿されている。
【0004】また、コア10とバルブケース7との間に
は非磁性体からなる中間部材17が挿入され、それによ
って、電磁コイル12への通電時に磁気回路の形成が可
能とされている。ここで、図4に示すように、上記中間
部材17とバルブケース7とは溶接もしくはロー付けに
よって接合され、また、該中間部材17とコア10との
間には金属シール18が介挿されている。
は非磁性体からなる中間部材17が挿入され、それによ
って、電磁コイル12への通電時に磁気回路の形成が可
能とされている。ここで、図4に示すように、上記中間
部材17とバルブケース7とは溶接もしくはロー付けに
よって接合され、また、該中間部材17とコア10との
間には金属シール18が介挿されている。
【0005】このような構成の燃料噴射装置1において
は、加圧燃料が燃料通路14を通してバルブボディ3に
送り込まれるが、常時は、バルブボディ3先端の開口2
が圧縮スプリング16によって押圧されたニードルバル
ブ4によって閉状態に保持されているため、燃料噴射は
行われない。この状態で、制御装置から電磁コイル12
に開弁信号が入力されると、ハウジング8,バルブケー
ス7およびコア10に磁界が発生し、アーマチュア5が
圧縮スプリング16の付勢力に抗して吸引されてニード
ルバルブ4が後退し、加圧燃料が開口2から噴射され
る。
は、加圧燃料が燃料通路14を通してバルブボディ3に
送り込まれるが、常時は、バルブボディ3先端の開口2
が圧縮スプリング16によって押圧されたニードルバル
ブ4によって閉状態に保持されているため、燃料噴射は
行われない。この状態で、制御装置から電磁コイル12
に開弁信号が入力されると、ハウジング8,バルブケー
ス7およびコア10に磁界が発生し、アーマチュア5が
圧縮スプリング16の付勢力に抗して吸引されてニード
ルバルブ4が後退し、加圧燃料が開口2から噴射され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の燃料噴射装置
は、以上のように、コアとハウジングとの間に非磁性体
からなる中間部材を介挿することによって磁気回路を形
成するよう構成されているため、部品点数が多く形状も
複雑であり、材料費が嵩むほか組立性も良くないなどの
問題があった。
は、以上のように、コアとハウジングとの間に非磁性体
からなる中間部材を介挿することによって磁気回路を形
成するよう構成されているため、部品点数が多く形状も
複雑であり、材料費が嵩むほか組立性も良くないなどの
問題があった。
【0007】この発明は上記問題点に鑑みてなされたも
のであって、部品点数を低減することができるとともに
形状を簡略化することができ、かつ容易に組立を行うこ
とのできる燃料噴射装置を得ることを目的とする。
のであって、部品点数を低減することができるとともに
形状を簡略化することができ、かつ容易に組立を行うこ
とのできる燃料噴射装置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る燃料噴射
装置は、可動コアを介する磁気回路を形成するよう磁性
体の一部に非磁性化処理を施したものである。
装置は、可動コアを介する磁気回路を形成するよう磁性
体の一部に非磁性化処理を施したものである。
【0009】
【作用】この発明においては、磁気回路を形成するコ
ア,バルブケース等の磁性体で構成された部品を一体化
することができるので、部品点数が低減されるとともに
形状が簡略化され、また、組立が容易となる。
ア,バルブケース等の磁性体で構成された部品を一体化
することができるので、部品点数が低減されるとともに
形状が簡略化され、また、組立が容易となる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【0011】図1はこの発明の一実施例に係る燃料噴射
装置の縦断面図、図2は図1のB部拡大図である。
装置の縦断面図、図2は図1のB部拡大図である。
【0012】この実施例において、バルブボディ3,ニ
ードルバルブ4,アーマチュア5等からなる装置の構成
は図3に示す従来装置と基本的に変わるところがない。
したがって、図3の装置と共通する構成および動作につ
いては図に同一符号を付すに留めてその説明を省略し、
以下、この実施例に特有な点を中心に説明する。
ードルバルブ4,アーマチュア5等からなる装置の構成
は図3に示す従来装置と基本的に変わるところがない。
したがって、図3の装置と共通する構成および動作につ
いては図に同一符号を付すに留めてその説明を省略し、
以下、この実施例に特有な点を中心に説明する。
【0013】この実施例の燃料噴射装置19において
は、コアとバルブケースとを強磁性体からなる一体化部
品20で構成するとともに、この部品20の略中央部で
あるアーマチュア5の後端部周囲に位置する部分に、径
方向の全幅に亙って非磁性化処理を施してなる非磁性化
処理部21を設け、それによって磁気回路を形成するよ
うにしている。ここで、非磁性化処理部21の形成方法
としては、レーザー改質による方法,イオン窒化による
方法,傾斜機能材料を用いる方法などがある。
は、コアとバルブケースとを強磁性体からなる一体化部
品20で構成するとともに、この部品20の略中央部で
あるアーマチュア5の後端部周囲に位置する部分に、径
方向の全幅に亙って非磁性化処理を施してなる非磁性化
処理部21を設け、それによって磁気回路を形成するよ
うにしている。ここで、非磁性化処理部21の形成方法
としては、レーザー改質による方法,イオン窒化による
方法,傾斜機能材料を用いる方法などがある。
【0014】この実施例によれば、磁気回路を形成する
コアとバルブケースとが一体化され、その一部に非磁性
化処理が施されていることによって、容易に磁気回路を
形成することができるとともに、部品点数を従来の三部
品から一部品に低減せしめることができ、また、形状を
簡略化することができるので燃料噴射装置の全長を短く
することができ、組立も容易となる。
コアとバルブケースとが一体化され、その一部に非磁性
化処理が施されていることによって、容易に磁気回路を
形成することができるとともに、部品点数を従来の三部
品から一部品に低減せしめることができ、また、形状を
簡略化することができるので燃料噴射装置の全長を短く
することができ、組立も容易となる。
【0015】
【発明の効果】この発明は以上のように構成されている
ので、容易に磁気回路を形成することができるととも
に、部品点数を低減せしめることができ、また、形状を
簡略化することができ、組立も容易に行える燃料噴射装
置が得られる。
ので、容易に磁気回路を形成することができるととも
に、部品点数を低減せしめることができ、また、形状を
簡略化することができ、組立も容易に行える燃料噴射装
置が得られる。
【図1】この発明の一実施例に係る燃料噴射装置の縦断
面図
面図
【図2】図1のB部拡大図
【図3】従来の燃料噴射装置の縦断面図
【図4】図3のA部拡大図
5 アーマチュア 12 電磁コイル 19 燃料噴射装置 20 一体化部品 21 非磁性化処理部
Claims (1)
- 【請求項1】 電磁コイルへの通電により弁体を作動さ
せるようにした燃料噴射装置であって、可動コアを介す
る磁気回路を形成するよう磁性体の一部に非磁性化処理
を施したことを特徴とする燃料噴射装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35016291A JPH05164013A (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | 燃料噴射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35016291A JPH05164013A (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | 燃料噴射装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05164013A true JPH05164013A (ja) | 1993-06-29 |
Family
ID=18408650
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35016291A Pending JPH05164013A (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | 燃料噴射装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05164013A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6386467B1 (en) | 1999-06-29 | 2002-05-14 | Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha | Injectors |
EP1347170A3 (en) * | 2002-03-22 | 2004-04-21 | Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha | Electromagnetic fuel injection valve |
WO2007023125A1 (de) * | 2005-08-22 | 2007-03-01 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren zur herstellung eines festen gehäuses |
-
1991
- 1991-12-10 JP JP35016291A patent/JPH05164013A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6386467B1 (en) | 1999-06-29 | 2002-05-14 | Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha | Injectors |
EP1347170A3 (en) * | 2002-03-22 | 2004-04-21 | Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha | Electromagnetic fuel injection valve |
WO2007023125A1 (de) * | 2005-08-22 | 2007-03-01 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren zur herstellung eines festen gehäuses |
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