JPH0516340B2 - - Google Patents
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- JPH0516340B2 JPH0516340B2 JP60117733A JP11773385A JPH0516340B2 JP H0516340 B2 JPH0516340 B2 JP H0516340B2 JP 60117733 A JP60117733 A JP 60117733A JP 11773385 A JP11773385 A JP 11773385A JP H0516340 B2 JPH0516340 B2 JP H0516340B2
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Landscapes
- Fishing Rods (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はマンドレル成形法に関し、釣竿、ゴル
フクラブ用シヤフト、スキーストツク用シヤフ
ト、野球用バツト等の逆テーパー部(引き抜き不
可能な異形部)を有した竿杆に利用される。
フクラブ用シヤフト、スキーストツク用シヤフ
ト、野球用バツト等の逆テーパー部(引き抜き不
可能な異形部)を有した竿杆に利用される。
(従来の技術)
一般にガラス繊維、炭素繊維等の高強度繊維の
織布、一方向引揃えシート、マツト等にエポキシ
樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸し、半乾燥状態とし
た所謂プリプレグをマンドレルに巻回して中空の
竿杆を成形する方法は釣竿、ゴルフクラブ用シヤ
フト、スキーストツク用シヤフト等の成形におい
て古くから採用されているが、このマンドレル成
形は成形管が一方向に向けてテーパーが付いた順
テーパーものしか成形出来ないものであつた。
織布、一方向引揃えシート、マツト等にエポキシ
樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸し、半乾燥状態とし
た所謂プリプレグをマンドレルに巻回して中空の
竿杆を成形する方法は釣竿、ゴルフクラブ用シヤ
フト、スキーストツク用シヤフト等の成形におい
て古くから採用されているが、このマンドレル成
形は成形管が一方向に向けてテーパーが付いた順
テーパーものしか成形出来ないものであつた。
従つて、成形品の一部に引き抜き不可能な異形
部、所謂逆テーパー部を有したものはマンドレル
成形は出来ず、他の成形方法を使用しなければな
らないものであつた。
部、所謂逆テーパー部を有したものはマンドレル
成形は出来ず、他の成形方法を使用しなければな
らないものであつた。
従つて、例えば釣竿にあつては元竿の後部に逆
テーパーの握り部を形成したものにあつては、テ
ーパーの竿杆の外周面に、竿杆とは異なつた材
料、例えばコルク材、ゴム材等で成形した握り部
の成形品を後加工で接合一体化するといつた手段
が採られているのが実情である。
テーパーの握り部を形成したものにあつては、テ
ーパーの竿杆の外周面に、竿杆とは異なつた材
料、例えばコルク材、ゴム材等で成形した握り部
の成形品を後加工で接合一体化するといつた手段
が採られているのが実情である。
(発明が解決しようとする問題点)
本発明は上述した如き事情に鑑み、成形しよう
とする竿杆に逆テーパー部があつてもマンドレル
を使用して引き抜き成形し得るようにすることに
ある。
とする竿杆に逆テーパー部があつてもマンドレル
を使用して引き抜き成形し得るようにすることに
ある。
(問題点を解決するための手段)
上記問題点を解決するための本発明の技術的手
段は、マンドレルを用いた引き抜き成形法におい
て、その引き抜きを不可能ならしめる逆テーパー
部を成形樹脂の硬化温度よりも稍々高い温度で溶
融する低融点金属で成形した成形型をマンドレル
の所定個所に合着し、プリプレグを巻回して加熱
硬化した後、マンドレルのみを引き抜き、成形管
体側に残存する低融点金属の成形型を溶融流出さ
せて逆テーパー部を有した竿杆を得るものであ
る。
段は、マンドレルを用いた引き抜き成形法におい
て、その引き抜きを不可能ならしめる逆テーパー
部を成形樹脂の硬化温度よりも稍々高い温度で溶
融する低融点金属で成形した成形型をマンドレル
の所定個所に合着し、プリプレグを巻回して加熱
硬化した後、マンドレルのみを引き抜き、成形管
体側に残存する低融点金属の成形型を溶融流出さ
せて逆テーパー部を有した竿杆を得るものであ
る。
(作用)
マンドレルの外周面適宜個所に形成される逆テ
ーパー部を低融点金属で成形したことにより、成
形完了後はマンドレルのみを従来の場合と同様引
き抜き、成形管側に残存した低融点金属の逆テー
パー成形型は溶融流出させて成形管のみを残すこ
とが出来る。
ーパー部を低融点金属で成形したことにより、成
形完了後はマンドレルのみを従来の場合と同様引
き抜き、成形管側に残存した低融点金属の逆テー
パー成形型は溶融流出させて成形管のみを残すこ
とが出来る。
又、溶融流出させた低融点金属は再度所定の形
状に成形してマンドレルに接合一体化して使用で
きる。
状に成形してマンドレルに接合一体化して使用で
きる。
(実施例)
以下、本発明の一実施例を逆テーパーの握り部
を有した元竿の成形について図面に基づき説明す
ると、1は今日一般に採用されているマンドレル
で、そのマンドレル1の大径側外周面に、低融点
金属で成型した逆テーパーの成形型2を一体的に
定着する。
を有した元竿の成形について図面に基づき説明す
ると、1は今日一般に採用されているマンドレル
で、そのマンドレル1の大径側外周面に、低融点
金属で成型した逆テーパーの成形型2を一体的に
定着する。
低融点金属としては鉛をはじめ錫、ビスマス、
リチウム、インジウム、ナトリウム、カリウム、
ガリウム、水銀などがあり、成形基材に使用する
熱硬化性樹脂の成形温度と対比して選択使用する
ものである。
リチウム、インジウム、ナトリウム、カリウム、
ガリウム、水銀などがあり、成形基材に使用する
熱硬化性樹脂の成形温度と対比して選択使用する
ものである。
以上の如くして逆テーパーの成形型2を定着し
たマンドレル1の外周面に、ガラス繊維、炭素繊
維等の高強度高弾性繊維の織布、一方向引揃えシ
ート、マツト等にエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂
を含浸し、半乾燥させたプリプレグ3をシートワ
インデイング法で巻回したり、或いは高強度高弾
性繊維のロービングヤーンに熱硬化性樹脂を含浸
させつつフイラメントワインデイング法で巻回
し、しかる後その表面にセロフアンテープ等を巻
き締めて均一に巻回する。
たマンドレル1の外周面に、ガラス繊維、炭素繊
維等の高強度高弾性繊維の織布、一方向引揃えシ
ート、マツト等にエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂
を含浸し、半乾燥させたプリプレグ3をシートワ
インデイング法で巻回したり、或いは高強度高弾
性繊維のロービングヤーンに熱硬化性樹脂を含浸
させつつフイラメントワインデイング法で巻回
し、しかる後その表面にセロフアンテープ等を巻
き締めて均一に巻回する。
プリプレグ3を巻回し、セロフアンテープを巻
締めした後、これを焼成炉に入れ、加熱焼成して
プリプレグを硬化させ、硬化後、マンドレル1の
環状溝1aに門形のマンドレル押え治具4を嵌合
掛着し、成形管3′の大径側の側端に半割り状の
引き抜き治具5を取付け、その引き抜き治具5に
外力を加えて成形管3′をマンドレル1より引き
抜き取り出す。この時、成形管3′の内部には低
融点金属による成形型2が一体に接合した状態で
取り外れる。
締めした後、これを焼成炉に入れ、加熱焼成して
プリプレグを硬化させ、硬化後、マンドレル1の
環状溝1aに門形のマンドレル押え治具4を嵌合
掛着し、成形管3′の大径側の側端に半割り状の
引き抜き治具5を取付け、その引き抜き治具5に
外力を加えて成形管3′をマンドレル1より引き
抜き取り出す。この時、成形管3′の内部には低
融点金属による成形型2が一体に接合した状態で
取り外れる。
次に、この成形管3′内の成形型2を加熱して
溶融流出して逆テーパー部6を一体に形成した竿
杆を成形することが出来るものである。
溶融流出して逆テーパー部6を一体に形成した竿
杆を成形することが出来るものである。
尚、成形管3′より溶融流出させた低融点金属
は再度、型に流し込むなどして所定の形状に成形
し、使用するものである。
は再度、型に流し込むなどして所定の形状に成形
し、使用するものである。
(発明の効果)
本発明の成形方法は以上詳述した如く、金属製
マンドレルの所定箇所外周面に、該マンドレル成
形材料の融点より低くマンドレルの外周面に巻回
される竿杆成形材料のプリプレグの成形温度より
もやや高い融点を有する低融点金属によつて成形
した逆テーパー成形型を一体的に合着し、しかる
後このマンドレル外周面にプリプレグを巻回し、
加熱硬化後、マンドレルのみを引き抜き、成形管
体側に残存した低融点金属の逆テーパー成形型を
溶融流出させるようにしたものである従来のマン
ドレルを用いた成形方法と変わらずに、引き抜き
不可能な異形逆テーパー部を有した竿杆を一体に
成形することが出来る。
マンドレルの所定箇所外周面に、該マンドレル成
形材料の融点より低くマンドレルの外周面に巻回
される竿杆成形材料のプリプレグの成形温度より
もやや高い融点を有する低融点金属によつて成形
した逆テーパー成形型を一体的に合着し、しかる
後このマンドレル外周面にプリプレグを巻回し、
加熱硬化後、マンドレルのみを引き抜き、成形管
体側に残存した低融点金属の逆テーパー成形型を
溶融流出させるようにしたものである従来のマン
ドレルを用いた成形方法と変わらずに、引き抜き
不可能な異形逆テーパー部を有した竿杆を一体に
成形することが出来る。
しかも、逆テーパーの成形型は低融点金属であ
るため、溶融流出後は再び所定の型に成形しマン
ドレルに定着して使用できるため非常に経済的で
ある。
るため、溶融流出後は再び所定の型に成形しマン
ドレルに定着して使用できるため非常に経済的で
ある。
従つて、上記成形方法によつてテーパー竿杆の
一部に逆テーパーを有する釣竿の元竿にあつて
は、順テーパーの竿杆と逆テーパーの握り部を同
一素材で一体に成形でき、魚のアタリを直接感じ
取れる竿杆を成形することが出来る。
一部に逆テーパーを有する釣竿の元竿にあつて
は、順テーパーの竿杆と逆テーパーの握り部を同
一素材で一体に成形でき、魚のアタリを直接感じ
取れる竿杆を成形することが出来る。
図面は本発明の一実施例を示し、第1図はマン
ドレルの所定個所に低融点金属による逆テーパー
の成形型を定着した一部切欠正面図、第2図は第
1図のマンドレルにプリプレグを巻回した状態を
示す一部切欠正面図、第3図は成形管をマンドレ
ルより取り外す状態を示す一部切欠正面図、第4
図は成形管より成形型を溶融流出する状態を示す
一部切欠正面図、第5図は成形管の断面図、第6
図は第3図の6−6線断面図、第7図は第3図の
7−7線断面図である。 図中、1……マンドレル、2……低融点金属に
よる成形型、3……プリプレグ。
ドレルの所定個所に低融点金属による逆テーパー
の成形型を定着した一部切欠正面図、第2図は第
1図のマンドレルにプリプレグを巻回した状態を
示す一部切欠正面図、第3図は成形管をマンドレ
ルより取り外す状態を示す一部切欠正面図、第4
図は成形管より成形型を溶融流出する状態を示す
一部切欠正面図、第5図は成形管の断面図、第6
図は第3図の6−6線断面図、第7図は第3図の
7−7線断面図である。 図中、1……マンドレル、2……低融点金属に
よる成形型、3……プリプレグ。
Claims (1)
- 1 金属製マンドレルの所定箇所外周面に、該マ
ンドレル成形材料の融点より低くマンドレルの外
周面に巻回される竿杆成形材料のプリプレグの成
形温度よりもやや高い融点を有する低融点金属に
よつて成形した逆テーパー成形型を一体的に合着
し、しかる後このマンドレル外周面にプリプレグ
を巻回し、加熱硬化後、マンドレルのみを引き抜
き、成形管体側に残存した低融点金属の逆テーパ
ー成形型を溶融流出させて逆テーパー部を有した
竿杆を得ることを特徴とする成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60117733A JPS61274927A (ja) | 1985-05-30 | 1985-05-30 | 逆テ−パ−部を有した竿杆の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60117733A JPS61274927A (ja) | 1985-05-30 | 1985-05-30 | 逆テ−パ−部を有した竿杆の成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61274927A JPS61274927A (ja) | 1986-12-05 |
JPH0516340B2 true JPH0516340B2 (ja) | 1993-03-04 |
Family
ID=14718940
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60117733A Granted JPS61274927A (ja) | 1985-05-30 | 1985-05-30 | 逆テ−パ−部を有した竿杆の成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61274927A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0348463U (ja) * | 1989-09-14 | 1991-05-09 | ||
JPH03102841U (ja) * | 1990-02-09 | 1991-10-25 | ||
JPH06254975A (ja) * | 1993-03-08 | 1994-09-13 | Yamaha Corp | ゴルフ用クラブシャフトの製法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5437175A (en) * | 1977-08-29 | 1979-03-19 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | Production of pipe made of fiber reinforced plastic |
JPS5630824A (en) * | 1979-08-24 | 1981-03-28 | Toyota Motor Corp | Preparation of fiber reinforced hollow part |
-
1985
- 1985-05-30 JP JP60117733A patent/JPS61274927A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5437175A (en) * | 1977-08-29 | 1979-03-19 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | Production of pipe made of fiber reinforced plastic |
JPS5630824A (en) * | 1979-08-24 | 1981-03-28 | Toyota Motor Corp | Preparation of fiber reinforced hollow part |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61274927A (ja) | 1986-12-05 |
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