JPH0516304U - 枚葉印刷機の給紙エア吹き装置 - Google Patents

枚葉印刷機の給紙エア吹き装置

Info

Publication number
JPH0516304U
JPH0516304U JP7249291U JP7249291U JPH0516304U JP H0516304 U JPH0516304 U JP H0516304U JP 7249291 U JP7249291 U JP 7249291U JP 7249291 U JP7249291 U JP 7249291U JP H0516304 U JPH0516304 U JP H0516304U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
sheet
nozzle
air
suction port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7249291U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2562968Y2 (ja
Inventor
哲哉 竹内
Original Assignee
株式会社小森コーポレーシヨン
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社小森コーポレーシヨン filed Critical 株式会社小森コーポレーシヨン
Priority to JP1991072492U priority Critical patent/JP2562968Y2/ja
Publication of JPH0516304U publication Critical patent/JPH0516304U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2562968Y2 publication Critical patent/JP2562968Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ノズルとさばきとに最良の位置を占めさせる
ことを可能にした枚葉印刷機の給紙エア吹き装置を提供
することを目的としている。 【構成】 吸口2が吸引した紙3の下方へエアを吹き込
むノズル9を、吸口2の後方に位置させてフレーム1側
のブラケット6で上下動調節自在に支持させた。紙積台
上に積載した紙3の上層部複数枚に、後方のさばき12
からエアを吹き付けて紙3を分離するように構成した。
さばき12をノズル9の真下に位置させてホルダ11で
支持させ、このホルダ11を、ノズル9を支持するねじ
軸7で上下動調節自在に支持させた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は枚葉印刷機において、紙積台上に積載されてサッカ装置の吸口で1枚 づつ吸引される紙と紙との間へエアを吹き込んで分離させる給紙エア吹き装置に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
枚葉印刷機の給紙装置において、紙積台上に積載された紙は、サッカ装置に設 けられた左右一対の吸口で吸引されたのち、紙送りローラに捕捉されてフィーダ ボード上へ送り出されるが、この場合、吸口によって紙を正確に1枚ずつ吸引さ せる必要があるので、積載紙の上端部近傍には、吸口で吸引する紙と次の紙とを 分離させるエア拭き装置が設けられており、従来におけるこの種のエア拭き装置 としては、吹き足式とノズル式とが知られている。
【0003】 このうち吹き足式のエア吹き装置は、紙積台上に積載された紙の後端縁を上か ら押える紙押えを兼ねたエア吹き部材としての吹き足を備えており、給紙に際し ては、1枚目の紙の後端縁を押えている吹き足が後退し、その動作とほゞ同時に 吸口がこの1枚目の紙を吸引するが、このときに、吹き足から2枚目の紙に沿っ て水平方向へエアを吹き付けることにより、1枚目の紙と2枚目以下の紙とが分 離されるように構成されている。
【0004】 また、ノズル式のエア吹き装置は、積載紙の後端縁上方に位置して設けられた 左右一対のノズルと、これらのノズルの間に位置してこのノズルと同軸上に支持 された左右一対のエア吹き部材としてのさばきとを備えている。そして給紙に際 しては、さばきから積載紙の上層部何枚かの紙に後方から水平状にエアが吹き付 けられるので、1枚目の紙と2枚目以下の紙が分離され、吸口が1枚目の紙を吸 引する。そして、1枚目の紙と2枚目以下の紙との間へノズルから水平状にエア が吹き付けられることにより、1枚目の紙と2枚目以下の紙との間にエア層が形 成され、フィーダボード上への紙搬送を安定させるように構成されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の給紙装置のエア吹き装置のうち、吹き足式の エア吹き装置においては、エアを紙面全体に吹き付けるのが構造上難しく、吹き 足からのエアが紙の幅方向中央部から扇形に吹き付けられるものであるために、 充分な紙の分離が期待できないという問題がある。また、紙押えの機能を保持さ せるために吹き足が上下方向に固定されているので、吹き足のエア吹き高さを調 整することができず、最良のエア吹き状態が得られないという問題がある。
【0006】 また、ノズル式のエア吹き装置においては、エアを吹き込むのに最適の位置で ある吸口後方にノズルを位置させようとしても、そこには、紙をさばくのに吸口 の後方が最適の位置であるとして配設されたさばきがあるので、ノズルをここに 設けることができず、止むを得ずノズルを吸口後方からずれた位置に設けている ので、1枚目の紙と2枚目以下の紙との間にエアを良好に吹き付けることができ ず、紙搬送が安定しないという問題がある。
【0007】 本考案は以上のような点に鑑みなされたもので、エア吹き装置のノズルとさば きとに最良の位置を占めさせることを可能にした枚葉印刷機の給紙エア吹き装置 を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
吸口が吸引した紙の下方へエアを吹き込むノズルを、吸口の後方に位置させて 給紙フレーム側の支持部材で上下動調節自在に支持させるとともに、紙積台上に 積載された紙の上層部複数枚に後方からエアを吹き付けてさばくさばきを、この ノズルの真下に位置させノズルの支持部材に上下動調節自在に支持されたホルダ で支持させた。
【0009】
【作用】 印刷作業中、さばきから噴出するエアにより、紙積台上に積載された紙の上層 部複数枚が後端部をさばかれ、吸口が1枚目の紙を吸引すると、この1枚目の紙 と2枚目以下の紙との間へノズルからエアが吹き込まれて紙を分離するので、吸 口は紙を1枚だけ確実に吸引して給紙を行う。この場合、さばきとノズルとが上 下に位置して吸口の真後ろにあるので、紙は1枚ずつ確実に吸引され、安定した 紙搬送が得られる。
【0010】
【実施例】
図1ないし図4は本考案に係る給紙エア吹き装置の実施例を示し、図1は給紙 エア吹き装置の側面図、図2は同じく平面図、図3は同じく正面図、図4は図1 のIV視正面図である。図において、給紙装置の幅方向中央部に位置して機台側に 支持された側面視が長方形状のサッカフレーム1には、吸引エア源に接続されサ ッカ装置を構成する左右一対の吸口2が、上端部を中心にして揺動自在かつ紙搬 送方向へ移動可能に支持されており、サッカ装置の下方には、紙3が、駆動装置 で昇降駆動される紙積台上に積載されている。そして、吸口2は、昇降により紙 3を1枚ずつ吸引して揺動し、紙搬送方向への揺動によりフィーダボード(図示 せず)上へ紙3を搬送させるように構成されている。符号4で示すものは、下端 面を紙3の上端面に対接させてこれを検出し制御装置を介して紙積台を自動降下 させるセンサ機能を有する紙押えである。
【0011】 サッカフレーム1の後端部下端に形成された突片1aには、ブラケット支軸5 が固定されて水平状に架設されており、このブラケット支軸5には、垂直状の軸 孔6aを有する左右一対のブラケット6が、移動調節自在にボルト止めされてい る。これら左右の各ブラケット6の軸孔6aには、ねじ軸7が上下動調節自在に 嵌合されて支持されており、その上端ねじ部7aには、調節つまみ8が螺合され ている。なお、ねじ軸7は、その溝7bに係入されたねじ7cによって回動を規 制されている。各ねじ軸7の下端部には、吸口2で吸引される1枚目の紙3の下 方へ偏平状のノズル孔9aを指向させたノズル9が図示しないエア源との間をホ ース10で接続されて支持されており、エアを吸口2で吸引される1枚目の紙3 と2枚目以下の紙3との間へ吹き込んでエア層を形成させるように構成されてい る。そしてこのノズル9は、各吸口2の真後ろに位置して支持されている。
【0012】 各ねじ軸7の下部には、さばきホルダ11が上下動自在に嵌合されており、こ のさばきホルダ11の下端部には、水平状のさばき12が、エア源との間をホー ス13で接続されて支持されており、このさばき12は、複数個のエア噴出孔1 2aを積載紙3の上層部複数枚の後端縁に指向させている。そしてこの左右一対 のさばき12は、各吸口2の真後ろでかつノズル9の真下に位置して配設されて おり、ねじ軸7のねじ部に螺合されたつまみ13を回動させることにより、上下 動調節されるように構成されている。14は上下の座金15,16間に介装され てさばきホルダ11を下方へ付勢する圧縮コイルばねである。なお、さばきホル ダ11には、ノズル9を係入させる長孔11aが設けられている。17は吸口2 により複数枚の紙3が吸引されることを防止するために2枚目以下の紙3をはじ くべろである。
【0013】 以上のように構成されたエア吹き装置の動作を説明する。紙積台上に紙3を積 載して印刷作業を開始すると、さばき12のエア噴出孔12aから噴出するエア が積載紙3の上層部複数枚に後方から吹き付けられるので、これら複数枚の紙3 がさばかれる。そこへ吸口2が揺動してきて昇降するので、1枚目の紙3は吸口 2で吸引されるが、このとき1枚目の紙3と2枚目の紙3との間へ、ノズル9の ノズル孔9aから噴出するエアが吹き込まれるので、吸口2に吸引されている1 枚目の紙3と2枚目の紙との間にエア層が形成される。この場合、ノズル9とさ ばき12とがともに吸口2の真後ろに位置して上下に配設されているので、紙3 の分離が確実に行われる。吸口2に吸引された紙3は、吸口2の揺動と紙搬送方 向への揺動とによりフィーダボード上に送り込まれる。
【0014】 つまみ8を回動操作することによりねじ軸7が進退し、ノズル9とさばき12 とがともに一体となって上下動調節されるし、また、つまみ13を手で固定しつ まみ8を回動操作することによりノズル9のみの高さを調節することができ、さ らに、つまみ13を回動操作することにより、さばき12のみの高さを調節する ことができる。なお、つまみ8,13の回動操作に際しては、ねじ7cが溝7b に係合しているので、ねじ軸7が回動することがない。また、ブラケット6をブ ラケット支軸4上で移動させることにより、ノズル9とさばき12とを一体的に 左右方向へ移動調節することができる。
【0015】 なお、本実施例では紙を吸引した左右一対の吸口が揺動して紙搬送方向へ移動 するように構成されたサッカ装置を例示したが、これに限定するものではなく、 例えばサッカ装置を、上端部を中心に揺動自在に支持された第1の吸口と、この 吸口の前方に設けられた左右一対の第2の吸口とで構成し、第1の吸口がその昇 降により1枚ずつ吸引した紙を揺動により第2の吸口に吸い替えさせるようにし たものでも同様の効果が得られる。
【0016】
【考案の効果】
以上の説明により明らかなように本考案によれば枚葉印刷機の給紙エア吹き装 置において、吸口が吸引した紙の下方へエアを吹き込むノズルを、吸口の後方に 位置させて給紙フレーム側の支持部材で上下動調節自在に支持させるとともに、 紙積台上に積載された紙の上層部複数枚に後方からエアを吹き付けてさばくさば きを、このノズルの真下に位置させノズルの支持部材に上下動調節自在に支持さ れたホルダで支持させたことにより、ノズルとさばきとがともに吸口の真後ろに 配設されるので、吸口で吸引される1枚目の紙と、2枚目以下の紙との分離が確 実になり2枚同時に吸引されることがなく、エア吹き機能が向上し、紙の搬送が 安定する。さらに、ノズルとさばきとを単独または同時に上下方向に移動調節す ることができるので、最良のエア吹き状態に調節することができ、また、ノズル から吹かれるエアは、2枚目以下の紙に対してさばきを行っていて、その位置が さばきの位置と同一であるために、次に吸引される紙に対するさばき効率が高ま り、エア吹き装置の機能がさらに向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】給紙エア吹き装置の側面図である。
【図2】給紙エア吹き装置の平面図である。
【図3】給紙エア吹き装置の正面図である。
【図4】図1のIV視正面図である。
【符号の説明】
2 吸口 3 紙 5 ブラケット支軸 6 ブラケット 7 ねじ軸 8 つまみ 9 ノズル 11 さばきホルダ 12 さばき 13 つまみ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙積台上に積載された紙の上層部複数枚
    に後方からエアを吹き付けてさばくさばきと、吸口が吸
    引した紙の下方へエアを吹き込むノズルとを備えた枚葉
    印刷機の給紙エア吹き装置において、前記ノズルを前記
    吸口の後方に位置させて給紙フレーム側の支持部材によ
    り上下動調節自在に支持させるとともに、前記さばきを
    このノズルの真下に位置させ前記支持部材に上下動調節
    自在に支持されたホルダによって支持させたことを特徴
    とする枚葉印刷機の給紙エア吹き装置。
JP1991072492U 1991-08-16 1991-08-16 枚葉印刷機の給紙エア吹き装置 Expired - Lifetime JP2562968Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991072492U JP2562968Y2 (ja) 1991-08-16 1991-08-16 枚葉印刷機の給紙エア吹き装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991072492U JP2562968Y2 (ja) 1991-08-16 1991-08-16 枚葉印刷機の給紙エア吹き装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0516304U true JPH0516304U (ja) 1993-03-02
JP2562968Y2 JP2562968Y2 (ja) 1998-02-16

Family

ID=13490878

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991072492U Expired - Lifetime JP2562968Y2 (ja) 1991-08-16 1991-08-16 枚葉印刷機の給紙エア吹き装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2562968Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59154476U (ja) * 1983-04-01 1984-10-17 株式会社 豊和 自転車荷篭用補助荷受枠
JPH07109045A (ja) * 1993-10-13 1995-04-25 S K C-Rusu:Kk 印刷物自動供給装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59140805A (ja) * 1983-12-26 1984-08-13 株式会社ササキコーポレーション マニユア・スプレツダ
JPS615154A (ja) * 1984-06-16 1986-01-10 株式会社アイジー技術研究所 サイデイングボ−ド
JPS62119333U (ja) * 1986-01-20 1987-07-29

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59140805A (ja) * 1983-12-26 1984-08-13 株式会社ササキコーポレーション マニユア・スプレツダ
JPS615154A (ja) * 1984-06-16 1986-01-10 株式会社アイジー技術研究所 サイデイングボ−ド
JPS62119333U (ja) * 1986-01-20 1987-07-29

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59154476U (ja) * 1983-04-01 1984-10-17 株式会社 豊和 自転車荷篭用補助荷受枠
JPS6246629Y2 (ja) * 1983-04-01 1987-12-17
JPH07109045A (ja) * 1993-10-13 1995-04-25 S K C-Rusu:Kk 印刷物自動供給装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2562968Y2 (ja) 1998-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2020124908A1 (zh) 图文送纸切割机的控制方法
JPH0132136B2 (ja)
US4458891A (en) Paper feeder
US4438916A (en) Paper feeder
EP1090859B1 (en) Apparatus for removing sheets one by one from the top of a stack of sheets
JP2562968Y2 (ja) 枚葉印刷機の給紙エア吹き装置
JP4335431B2 (ja) 給紙装置
JPH07309470A (ja) 枚葉印刷機の給紙装置
JP3254608B2 (ja) 給紙装置の紙上面位置調整装置
JP6803060B2 (ja) 丁合装置
JP2684640B2 (ja) 枚葉機給紙部の用紙高さ位置制御装置
JPH0730243U (ja) 枚葉印刷機の給紙装置
CN114408622B (zh) 一种可切换自动、手动送纸的多功能压痕机的工作方法
JP4644325B2 (ja) 枚葉印刷機における印刷紙の吸引搬送方法とその排紙機構
JP4048092B2 (ja) 枚葉印刷機の給紙装置及び該装置に使用される紙押さえ部材
CN213386886U (zh) 封面机面纸输送部件
JPH09255183A (ja) 印刷機の給紙装置における枚葉紙案内装置
JP4521375B2 (ja) 枚葉印刷機の給紙装置
JPH0324511Y2 (ja)
JP5208663B2 (ja) 画像形成装置用給紙装置
JP2521161Y2 (ja) 給紙装置
JP2605009Y2 (ja) 給紙装置
JPS5842336Y2 (ja) 印刷機における給紙安全装置
CN112093513A (zh) 封面机面纸输送部件
RU1781151C (ru) Устройство дл поштучного отделени листов от стопы и подачи в рабочую зону

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term