JPH05162912A - 張力保持用ゴムローラ - Google Patents

張力保持用ゴムローラ

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JPH05162912A
JPH05162912A JP32913991A JP32913991A JPH05162912A JP H05162912 A JPH05162912 A JP H05162912A JP 32913991 A JP32913991 A JP 32913991A JP 32913991 A JP32913991 A JP 32913991A JP H05162912 A JPH05162912 A JP H05162912A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tension
rubber roller
metal web
holding
groove
Prior art date
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Pending
Application number
JP32913991A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Nagaoka
正 長岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP32913991A priority Critical patent/JPH05162912A/ja
Publication of JPH05162912A publication Critical patent/JPH05162912A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属ウエブの張力による摩耗を少なくできる
と共に、金属ウエブに対する保持力を低下させない張力
保持用ゴムローラを提供する。 【構成】 溝24を張力保持用ゴムローラ10のゴム筒
16の円周方向で軸方向に所定の間隔で形成する。これ
により、溝24で形成されるブロック状ゴム片26の縁
部28に金属ウエブ12の張力が直接負荷しなくなるの
で、金属ウエブ12の張力による前記縁部28の摩耗、
崩壊を少なくすることができる。また、その溝24の断
面を円弧状に形成したので、溝24に付着した摩耗粉や
異物を張力保持用ゴムローラ10を洗浄することにより
容易に除去することができる。更に、前記溝24は、そ
の深さを0.5mm以上2.0mm以下の範囲内で、且
つその幅を2.0mm以上20.0mm以下の範囲内で
形成することにより、張力保持用ゴムローラ10の摩耗
をさらに少なくでき、また金属ウエブ12の搬送速度を
速くしても金属ウエブ12に対する保持力が低下しな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は張力保持用ゴムローラに
係り、特に金属ウエブの工程間張力差を保持して金属ウ
エブを搬送させる張力保持用ゴムローラに関する。
【0002】
【従来の技術】金属ウエブの連続表面処理ライン及び連
続塗布ラインでは、個々のラインの工程に適した金属ウ
エブの張力が予め設定されており、その工程間の張力差
を保持する為に、張力保持用ゴムローラが取付けられて
いる。この張力保持用ゴムローラは、回転速度及びトル
クが電動機によって制御されると共に、工程間の張力を
保持しつつ金属ウエブとの間でスリップを防止して金属
ウエブを搬送させる機能を有するものである。
【0003】従来、この種の張力保持用ゴムローラとし
て、金属ウエブとの摩擦力を増大させてスリップを防止
する為に、その外周面に粗面加工を施したものがある。
しかし、この張力保持用ゴムローラは、金属ウエブが張
力保持用ゴムローラを通過する際に、金属ウエブと張力
保持用ゴムローラとの間の、空気が介在する隙間が減少
するので、瞬間的に空気圧が上昇する。この空気は、張
力保持用ゴムローラの回転により外部に排出されるが、
搬送速度が速い場合には金属ウエブと張力保持用ゴムロ
ーラが接触している時間が短くなるので十分に排出され
ない。この排出されない空気の圧力によって、金属ウエ
ブに対する保持力が低下し、スリップが発生するという
欠点がある。。
【0004】そこで、このような不具合を解消する張力
保持用ゴムローラとして、実公平3−4408号公報に
開示されたものがある。この張力保持用ゴムローラは図
3に示すように、張力保持用ゴムローラ1の外周面2に
軸線と平行な細溝3、3…を所定の間隔で形成すること
により、金属ウエブと張力保持用ゴムローラ1との間に
空気が十分に介在する隙間を設けている。また、金属ウ
エブが張力保持用ゴムローラ1に接触しても、金属ウエ
ブと張力保持用ゴムローラ1との間に介在する空気は圧
縮されないで前記細溝3、3…を介して張力保持用ゴム
ローラ1の両端部から外部に排出される。従って、この
張力保持用ゴムローラ1によれば、金属ウエブの搬送速
度を速くしても、金属ウエブに対する保持力が減少しな
いので、スリップの発生を防止することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実公平
3−4408号公報に開示された張力保持用ゴムローラ
1は、細溝3、3…が金属ウエブの搬送方向に対して直
交し形成されているので、図4、図5に示す細溝3、3
…で形成されたブロック状ゴム片4の縁部5に金属ウエ
ブの張力が直接負荷される。これにより、前記ゴム片4
の縁部5が摩耗して摩耗粉が金属ウエブの表面に付着し
たり、又は縁部5が崩壊してその塊が細溝3、3…溜ま
って細溝3、3…を塞いだりするという欠点がある。
【0006】特に連続塗布ラインの塗布前の工程で、前
記摩耗粉が金属ウエブに付着すると、摩耗粉が付着した
状態で塗布されるので、塗布の品質が悪くなるという不
具合が発生する。また、崩壊した縁部5の塊で細溝3、
3…が塞がれると、金属ウエブと張力保持用ゴムローラ
1との間に介在する空気は、金属ウエブが張力保持用ゴ
ムローラ1を通過する際に圧縮されるようになるので、
金属ウエブに対する保持力が低下してスリップが発生す
る。更に、この細溝3、3…は断面が矩形状なので、張
力保持用ゴムローラ1を洗浄しても細溝3、3…内に溜
まった摩耗粉や前記塊等を容易に除去することができな
いという欠点がある。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、摩耗を少なくできると共に、金属ウエブに対す
る保持力を低下させない張力保持用ゴムローラを提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
する為に、薄板状の金属ウエブを巻き掛けて、金属ウエ
ブの工程間張力差を保持して金属ウエブを搬送させる張
力保持用ゴムローラに於いて、前記ゴムローラの外周面
の円周方向に断面円弧状の溝を軸方向に所定間隔で形成
したことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明によれば、溝を張力保持用ゴムローラの
外周面の円周方向に形成した。即ち、溝を金属ウエブの
搬送方向と同方向に形成して、溝で形成されるブロック
状ゴム片の縁部に金属ウエブの張力が直接負荷しないよ
うにしたので、溝を搬送方向に直交して形成した従来の
張力保持用ゴムローラと比較して、前記縁部の摩耗、崩
壊を極少なくすることができる。
【0010】また、前記溝を断面円弧状に形成したの
で、断面矩形状の従来の張力保持用ゴムローラと比較し
て、溝に付着した摩耗粉や異物を張力保持用ゴムローラ
を洗浄することにより容易に除去することができる。更
に、前記溝は、その深さを浅くすると溝内の空気の排出
が遅くなることにより金属ウエブに対する保持力が低下
し、また深くすると前記縁部の角度が小さくなって縁部
が摩耗、崩壊し易くなることに鑑みて、深さを0.5m
m以上2.0mm以下の範囲内で、且つその幅を2.0
mm以上20.0mm以下の範囲内で形成するのが好ま
しい。これにより、張力保持用ゴムローラの摩耗をさら
に少なくでき、また金属ウエブの搬送速度を速くしても
金属ウエブに対する保持力が低下しない。
【0011】以下添付図面に従って本発明に係る張力保
持用ゴムローラの好ましい実施態様について詳説する。
図1は本発明に係る張力保持用ゴムローラ10に、図中
二点鎖線で示す金属ウエブ12が巻き掛けられた状態が
示される。この張力保持用ゴムローラ10は、図中点線
で示す支持ローラ14とゴム筒16とを有し、この支持
ローラ14の外周面18に前記ゴム筒16が固着されて
いる。前記支持ローラ14の図中左端部には、回転駆動
軸20が支持ローラ14と同軸上に取付けられる。この
回転駆動軸20は、張力保持用ゴムローラ10の回転速
度及びトルクを制御する図示しない電動機に連結され
る。また、支持ローラ14の図中右端部には、回転従動
軸22が支持ローラ14と同軸上に取付けられている。
【0012】一方、溝24、24…が前記ゴム筒16の
外周面の円周方向に、即ち金属ウエブ12の搬送方向と
同方向に形成される。この溝24は、図2に示すように
断面が円弧状に形成されると共に張力保持用ゴムローラ
10の軸方向に所定の間隔で多数形成される。次に、前
記の如く構成された張力保持用ゴムローラ10の作用に
ついて説明する。
【0013】張力保持用ゴムローラ10の溝24、24
…は、金属ウエブ12の搬送方向と同方向に形成されて
いるので、金属ウエブ12の搬送中に於いて、前記溝2
4、24…で形成されるブロック状ゴム片26、26…
の縁部28、28…(図2参照)に金属ウエブ12の張
力が直接負荷しない。従って、本実施例によれば、溝を
金属ウエブ12の搬送方向に直交して形成した従来の張
力保持用ゴムローラと比較して、前記縁部28、28…
の摩耗、崩壊を少なくすることができる。
【0014】また、前記溝24、24…の断面を円弧状
に形成したので、溝の断面が矩形状の従来の張力保持用
ゴムローラと比較して、溝24、24…内に付着した摩
耗粉や異物を張力保持用ゴムローラ10を洗浄すること
により容易に除去することができる。更に、前記溝2
4、24…は、その深さを浅くすると溝24、24…内
の空気の排出が遅くなることにより金属ウエブ12に対
する保持力が低下し、また深くすると前記縁部28、2
8…の角度が小さくなって縁部28、28…が摩耗、崩
壊し易くなることに鑑みて、深さT寸法を0.5mm以
上2.0mm以下の範囲内で、且つその幅B寸法を2.
0mm以上20.0mm以下の範囲内で形成するのが好
ましい。これにより、張力保持用ゴムローラ10の摩耗
をさらに少なくでき、また金属ウエブ12の搬送速度を
速くしても金属ウエブ12に対する保持力が低下しな
い。
【0015】
【実施例】図1にてゴム材質をウレタンゴムとし、ロー
ラ外径400mm、ローラ長1600mm、溝深さ0.
5mm、溝幅5mm、溝ピッチ20mm、ローラ表面粗
さ1.0μRaの本発明ローラを作成した。幅1100
mm、厚み0.24mmのアルミニウムウエブをラップ
角180°で搬送した際の保持力(T2 /T1 、但しT
1 はローラ前張力、T2 はローラ後張力)を表面が平坦
なローラと比較した場合のデータを図6に示した。
【0016】本発明ローラの保持力が優れていたこと
が、図6により明白である。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る張力保
持用ゴムローラによれば、溝を張力保持用ゴムローラの
外周面の円周方向に形成し、溝で形成されるブロック状
ゴム片の縁部に金属ウエブの張力が直接負荷しないよう
にしたので、搬送方向に直交して形成した従来の張力保
持用ゴムローラと比較して、前記縁部の摩耗、崩壊を少
なくすることができる。
【0018】また、前記溝の断面を円弧状に形成したの
で、溝の断面が矩形状の従来の張力保持用ゴムローラと
比較して、溝に付着した摩耗粉や異物を張力保持用ゴム
ローラを洗浄することにより容易に除去することができ
る。更に、前記溝の深さを0.5mm以上2.0mm以
下の範囲内で、且つその幅を2.0mm以上20.0m
m以下の範囲内で形成することにより、張力保持用ゴム
ローラの摩耗をさらに少なくでき、また金属ウエブの搬
送速度を速くしても金属ウエブに対する保持力が低下し
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る張力保持用ゴムローラの実施態様
を示す正面図
【図2】図1に於けるA部拡大図
【図3】従来の張力保持用ゴムローラの構造を示す正面
【図4】図3に於ける左側面図
【図5】図4に於けるB部拡大図
【図6】本発明ローラの実施例データを示す図
【符号の説明】
10…張力保持用ゴムローラ 12…金属ウエブ 14…支持ローラ 18…ゴム筒 24…円弧状の溝
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B21B 39/08 A 7819−4E

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄板状の金属ウエブを巻き掛けて、金属
    ウエブの工程間張力差を保持して金属ウエブを搬送させ
    る張力保持用ゴムローラに於いて、 前記ゴムローラの外周面の円周方向に断面円弧状の溝を
    軸方向に所定間隔で形成したことを特徴とする張力保持
    用ゴムローラ。
  2. 【請求項2】 前記溝は、深さが0.5mm以上2.0
    mm以下の範囲内で、且つその幅が2.0mm以上2
    0.0mm以下の範囲内で形成されたことを特徴とする
    請求項1記載の張力保持用ゴムローラ。
JP32913991A 1991-12-12 1991-12-12 張力保持用ゴムローラ Pending JPH05162912A (ja)

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JP32913991A JPH05162912A (ja) 1991-12-12 1991-12-12 張力保持用ゴムローラ

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JP32913991A JPH05162912A (ja) 1991-12-12 1991-12-12 張力保持用ゴムローラ

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JPH05162912A true JPH05162912A (ja) 1993-06-29

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ID=18218072

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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