JPH05162328A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

Info

Publication number
JPH05162328A
JPH05162328A JP3327714A JP32771491A JPH05162328A JP H05162328 A JPH05162328 A JP H05162328A JP 3327714 A JP3327714 A JP 3327714A JP 32771491 A JP32771491 A JP 32771491A JP H05162328 A JPH05162328 A JP H05162328A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording head
ink
ink tank
recording
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3327714A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Totsugi
俊彦 戸次
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP3327714A priority Critical patent/JPH05162328A/ja
Priority to EP98201251A priority patent/EP0860285B1/en
Priority to DE69229509T priority patent/DE69229509T2/de
Priority to EP92311287A priority patent/EP0546832B1/en
Priority to SG9901926A priority patent/SG80622A1/en
Priority to DE9218960U priority patent/DE9218960U1/de
Priority to DE69232471T priority patent/DE69232471T2/de
Priority to DE69224886T priority patent/DE69224886T2/de
Priority to EP96200473A priority patent/EP0715959B1/en
Priority to SG1996006544A priority patent/SG59965A1/en
Priority to KR1019920023952A priority patent/KR970007627B1/ko
Publication of JPH05162328A publication Critical patent/JPH05162328A/ja
Priority to US08/478,827 priority patent/US5512926A/en
Priority to US08/544,852 priority patent/US5534899A/en
Priority to US08/677,202 priority patent/US6003985A/en
Priority to KR97003311A priority patent/KR0127668B1/ko
Priority to US08/824,776 priority patent/US6070975A/en
Priority to HK98112820A priority patent/HK1011659A1/xx
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 インクタンクと記録ヘッドとの一体化、さら
には一体化したインクジェットカートリッジの記録装置
本体への一体化を確実に行えるようにする。 【構成】 一体化する二物体にそれぞれ、位置合せ指標
や位置決め係合部を設け、指標が合致したり、位置決め
機構が作動することで、確実な一体化を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録ヘッドの吐出口か
らインクを吐出させ、これを被記録媒体に付着させて記
録を行うインクジェット記録装置に関し、特にインクタ
ンクが直接記録ヘッドに着脱するインクジェット記録装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のインクジェット記録装置において
は、インクタンクは本体に配設され、チューブ等でキャ
リア上の記録ヘッドにインクを供給するものや、インク
タンクと記録ヘッドが一体に形成されインクが無くなっ
た場合には記録ヘッドごと交換するものなどがある。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】近年パーソナルコン
ピュータやワードプロセッサにおいてはノート型もしく
はラップトップ型といわれる小型軽量の可搬性に優れた
ものが提案されていて、プリンタもそれに対応した小型
のものが求められている。インクタンクを本体に配設す
るとインクを記録ヘッドへ供給するためのチューブが必
要である。インクタンクを記録ヘッドと一体に構成する
とインクタンク部分の大きさはヘッド部分のコストに制
約される。
【0004】本発明は、上記従来の有する問題点に鑑み
てなされたもので、小型のインクタンクを記録ヘッドに
直接着脱するようにしたインクジェット記録装置におい
て記録ヘッドとインクタンクの結合が確実に行われるイ
ンクジェット記録装置を提供することを目的とする。
【0005】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
めの本発明のインクジェット記録装置は、記録ヘッドに
インクタンクを結合して記録装置に取り付けるインクジ
ェット記録装置において、記録ヘッドとインクタンクと
が正しく結合した事を示す指標を設けたことを特徴とす
るものである。
【0006】
【作用】インクタンクと記録ヘッドとに設けられた位置
合せ指標や位置決め係合部を指標が合致したり、位置決
め係合部が作動するまで、操作することによってその結
合を確実なものとする。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0008】図12は本実施例に関する記録装置を組み
込んだ情報処理装置604の外観を表わす模式的斜視図
である。
【0009】図12において、601は上述のプリンタ
部、602は文字や数字およびその他のキャラクタを入
力するためのキーや、各種指令を与えるためのキーなど
を備えたキーボード部、603表示器を備える表示部で
ある。
【0010】なお、他に上記の電気回路に電力を供給す
るための電源部があり、これには例えば充電式のバッテ
リーや、使い捨ての乾電池、あるいは情報処理装置本体
を固定して使用する場合のAC電源用交換器などがあ
る。
【0011】図4は本発明の実施例を適用したインクジ
ェット記録装置を示す斜視図である。 図4において、
キャリッジ1には、記録ヘッド2aとインクタンク2b
とが連結したヘッドカートリッジ2が搭載されている。
前記キャリッジ1の記録ヘッド2a側の一端部は、シャ
ーシ3に回動自在に取り付けられたリードスクリュー4
にその軸方向に摺動可能に嵌合され、キャリッジ1の他
端部には、ガイド1bが配設されており、該ガイド1b
(不図示)がシャーシ3に形成されたガイドレール3c
にリードスクリュー4の軸方向と平行に摺動自在に嵌入
されてキャリッジ1の姿勢が常に一定に保たれながらリ
ードスクリュー4の回転に伴ってその軸方向に往復移動
可能な構成となっている。
【0012】前記リードスクリュー4は、その図示左側
の一端に固着されたギヤ4bとキャリアモータ5の出力
軸に固着されたクラッチギヤ5aと歯合しキャリアモー
タ5の駆動により正転、逆転に伴ってリードスクリュー
4に螺旋状に所定のピッチで形成されたリード溝4aに
嵌入する前記キャリッジ1に嵌入されたリードピン6に
よって前記キャリッジ1が往復駆動される。前記リード
ピン6は前記リードスクリュー4とのがたをなくすため
にリードピンバネ7によりリードスクリュー4のリード
溝4aに付勢されている。
【0013】前記記録ヘッド2aの吐出口面2cに対向
する位置にある記録用紙8の搬送は搬送ローラ9に圧接
するピンチローラ10によって前記記録用紙8を前記搬
送ローラ9に圧接し前記搬送ローラ9を紙送りモータ1
1により適宜回転させることにより記録部へ必要なだけ
送られる。記録後は拍車12と前記拍車12に圧接する
排紙ローラ13により装置外へ排出される。前記搬送ロ
ーラ9及び排紙ローラ13の駆動は紙送りモータ11に
よって行われるが、その駆動力の伝達は前記紙送りモー
タ11の軸に取り付けられたかさば歯車からなるモータ
ピニオン14、かさば歯車15、ウォームローラ16、
搬送ホイール17、排紙ホイール18によって行われ
る。モータピニオン14の回転はかさば歯車15によっ
て回転方向が直角に変えられ平歯車部によってウォーム
ローラ16に伝えられる。ウォームローラ16にはその
つば状の部分16aに渦巻状の平面ウォームが形成され
ていて(不図示)搬送ローラ9に取り付けられた搬送ホ
イール17と歯合し搬送ローラ9を駆動する。排紙ロー
ラ13の駆動はウォームローラ16の円筒部16bに形
成された(不図示)ウォームが排紙ローラ駆動軸19に
取り付けられた排紙ホイール18と歯合する事により行
われる。
【0014】クラッチギヤ5aは、スプライン溝などの
回り止め手段が設けられてキャリアモータ5の出力軸に
その軸方向に摺動可能に取り付けられており、スプリン
グ(不図示)によりキャリッジ1の方向へ常に付勢され
ている。このクラッチギヤ5aは、記録ヘッド2の吐出
口面2cがキャッピング部25bに向かい合う位置であ
る回復位置にキャリッジ1が戻った際にキャリッジ1の
図示の左側面により押圧されて前記スプリングの力に抗
して移動し、伝動機構26のタイミングギヤ26aと噛
み合って該タイミングギヤ26aを回転させてキャリア
モータ5の回転駆動力を伝動機構部26に伝える。
【0015】また、前記リードスクリュー4のリード溝
4aは、前記クラッチギヤ5aがリードスクリュー4の
回転駆動力を伝えている間、記録ヘッド2aの吐出口面
2cがキャッピング部25bに対向した位置に停止する
ような形状に形成されている。
【0016】記録面の裏側に配設された紙をガイドする
部材であるプラテン27の裏側に吸収体28が収納され
ていて、前記伝動機構部26により駆動されたポンプユ
ニット25が排インク管25aへ送り出す排インクが排
出される。
【0017】前記排インク吸収体28は、ポリエステル
等の綿状のもの、もしくはスポンジ等の液体を吸収保持
するものである。 図1に本実施例の前記ヘッドカート
リッジ2が記録ヘッド2aとインクタンク2bに分離し
ている状態を示す。
【0018】本実施例の記録ヘッド2aとインクタンク
2bの結合は、記録ヘッド2aに形成されインクタンク
2bから記録ヘッド2aへインクを供給するインク供給
管2a4と、インクタンク2bに設けられ前記インク供
給管2a4と嵌合してインクの漏れを防ぐシールリング
2b4の結合および、インクタンク2bに形成されたロ
ック爪2a3と記録ヘッド2aに設けられた前記ロック
爪2b3の受容部2a3の係合によって行われる。2a
1、2b1はそれぞれ記録ヘッド2aとインクタンク2
bに設けられた結合時に挿入量の正しい位置を示すため
の合わせの印である。2a2、2b2はそれぞれ記録ヘ
ッド2aとインクタンク2bに設けられた結合の向きを
示す目印であり、記録ヘッド2aやインクタンク2bと
異なる色の帯、もしくは刻印された線等であり、分離さ
れた状態の記録ヘッド2aとインクタンク2bを手に採
った際に結合の向きが容易に判別できるようにするため
のものである。2a5はヘッドカートリッジ2をキャリ
ア1に登載した際にキャリア1と記録ヘッド2aとの電
気的接合を行うコンタクトである。2b5はヘッドカー
トリッジ2をキャリア1に登載する際にヘッドカートリ
ッジ2をキャリアに固定するためのロックレバー(後
述)受容部である。
【0019】図2に記録ヘッド2aとインクタンク2b
の結合途中の状態を示す。
【0020】インクタンク2bを記録ヘッド2aに対し
挿入していくとロック爪2b3がロック爪受容部2a3
に当たるところでさらに押し込むための負荷が増える
が、この状態では合わせ印2a1と2b1がずれている
ため結合がまだ完全でないことを操作者に対して示す。
【0021】さらにインクタンク2bを押し込んでいく
とロック爪2b3の腕部が撓んで受容部2a3を乗り越
え正しく結合し、合わせ印2a1と2b1が合う。この
状態を図3に示す。
【0022】図5にヘッドカートリッジ2をキャリアに
装着する状態を示す。ここでは特に、記録ヘッド2aと
インクタンク2bが確実に結合されておらず隙間があい
ている状態のヘッドカートリッジ2の装着状態を示して
いる。本実施例ではこの状態でも正しく装着することが
できる。
【0023】図5において、キャリア1には、記録ヘッ
ド2aと電気的な結合を行う電気接点1a、電気接点に
必要な押圧力を与えるゴム等でできた弾性部材1b、ヘ
ッドカートリッジの着脱を行うための操作レバー1c、
ヘッドカートリッジ2をキャリア1に固定するカートリ
ッジロックレバー1d、操作レバー1cを付勢するレバ
ーバネ1e、ヘッドカートリッジ2を下から支えるプッ
シュレバー1f、前記プッシュレバー1fを動かす連動
レバー1gが設けられている。操作レバー1c、カート
リッジロックレバー1d、プッシュレバー1f、連動レ
バー1gの4部品は同一点で軸支されて、操作レバー1
c、カートリッジロックレバー1d、連動レバー1gの
3部品は相互に固定され同期して動くが、プッシュレバ
ー1fは連動レバー1gによって操作レバー1cの動き
が伝えられる。
【0024】キャリア1上にヘッドカートリッジ2がな
い状態ではレバーバネ1eによって上述のレバー類は図
中右回り方向に付勢されている。そこへヘッドカートリ
ッジを載せると図5の状態になる。ここから操作レバー
1cを矢印方向に回していくとプッシュレバー1fの先
端が下がるのでヘッドカートリッジ2は下がる。さらに
操作レバー1cを回転させていくと連動レバー1gがプ
ッシュレバー1fと離れプッシュレバー1fはそれ以上
回転しなくなり、図6に示す状態になる。さらに操作レ
バー1cを回転させていくとカートリッジロックレバー
1dがインクタンク2bを押すようになる。ここで記録
ヘッド2aとインクタンク2bの結合が完全でなく隙間
が空いていたとしてもカートリッジロックレバー1dが
装着方向に押すことになり、最終的にヘッドカートリッ
ジ2がキャリア1に装着された状態では記録ヘッド2a
とインクタンク2bの結合は完全なものとなる。
【0025】ヘッドカートリッジ2がキャリアに固定さ
れた状態を図6に示す。この状態からさらに、操作レバ
ー1cを左回り方向に回転させると、カートリッジロッ
クレバー1dの先端がレバー回転中心より下側になるの
で(図7)、弾性部材1bの力によりカートリッジロッ
クレバー1dはさらにレバーバネ1eの力に抗して図中
左回り方向へ押されるためカートリッジロックレバー1
dは外れなくなる。
【0026】実施例2 次に本発明の第2の実施例として、記録ヘッド筐体内に
インクタンクを収納するタイプの場合に結合の合わせ位
置を示す印を設けた場合を示す。図8は本実施例の記録
ヘッドとインクタンクを示す概略斜視図、図9は上面図
である。図8において、200は記録ヘッド、220は
インクタンクを表す。前記記録ヘッド200にはインク
滴を吐出するノズル部分201、インクタンク220か
らインクの供給を受ける供給管202、合わせ印ののぞ
き窓203、合わせ印204、インクタンク220を外
す際の指がかり205、インクタンク220を固定する
ロック爪206が設けられている。前記インクタンク2
20には合わせの線221、着脱の際の指がかり部22
2、前記記録ヘッド200へインクを供給する供給口2
23、前記ロック爪206を受容する受け部224が設
けられている。
【0027】インクタンク220の結合は矢印方向へイ
ンクタンクを挿入する事により行われる。
【0028】図9左図に示すように正しい位置までイン
クタンク220を挿入すると記録ヘッド200の合わせ
印204とインクタンク220の合わせの線221が一
致し正しく装着されたことが容易に判別できる。正しく
装着されていないと図8右図に示すように合わせ印20
4と合わせ線221がずれる。のぞき窓203が装着方
向に対して斜めになっているので装着方向のわずかのズ
レも合わせの印のズレとしては大きく出るので判別が容
易である。
【0029】実施例3 次に本発明の第3の実施例として、記録ヘッド筐体内に
インクタンクを収納するタイプの場合に、ヘッドカート
リッジとキャリアの結合にクリックを設けた場合を示
す。図10は本実施例の記録ヘッドとインクタンクを示
す概略斜視図である。上述と同様の機能を有する各部に
は対応箇所に同一符号を付して説明を省略する。
【0030】図10においては、インクタンク2bは記
録ヘッド2aに対して矢印A方向へ装着し、記録ヘッド
側の2カ所ある爪2a6とタンク側の受容部2b6のク
リックによって結合する。記録ヘッド2aはキャリア1
に対して矢印Aと同方向の矢印B方向へ装着し、バネ1
hと受容部2a7のクリックによって結合する。記録ヘ
ッド2aがキャリア1に結合されている状態でもインク
タンク2bのみを交換することができるが、インクタン
ク2bと記録ヘッド2aが同一方向で着脱されるので、
インクタンク2bを係止するクリックを記録ヘッド2a
を係止するクリックより弱く設定する。このようにする
ことにより、インクタンク2bのみを交換しようとする
場合に誤って記録ヘッド2aごと外れることを防ぐ。
【0031】また図11に示すように記録ヘッド2aの
着脱方向と、インクタンク2bの着脱方向を異なるもの
とすることでより確実にインクタンク着脱と記録ヘッド
の着脱を分けて行える。
【0032】図11において、インクタンク2bと記録
ヘッド2aの結合方法は図10の場合と同様であるが、
記録ヘッド2aをキャリア1に結合する方向が異なる。
記録ヘッド2aをキャリア1に結合するには、まず記録
ヘッド2aをすこしずらしてキャリア1に載せる。その
際ずらす量が足りなければ、ピン2a9がキャリアに設
けられた坂部1nに当たり、記録ヘッド2aを水平方向
へずらすとともにそのことにより爪1mと受容部2a8
が干渉するのを防ぐ。キャリアに載ったら矢印Dの示す
ように、記録ヘッド2aを水平方向に動かすことにより
キャリア側の爪1mと記録ヘッド側の受容部2a8のク
リックにより行われる。 (その他)なお、本発明は、特にインクジェット記録方
式の中でも、インク吐出を行わせるために利用されるエ
ネルギとして熱エネルギを発生する手段(例えば電機熱
変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギによりイ
ンクの状態変化を生起させる方式の記録ヘッド、記録装
置において優れた効果をもたらすものである。かかる方
式によれば記録の高密度化、高精細化が達成できるから
である。
【0033】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特にオンデマンド型の場合には、液体(インク)が
保持されているシートや液路に対応して配置されている
電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越え
る急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を
印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発
生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせ
て、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(イ
ンク)内の気泡を形成できるので有効である。この気泡
の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(インク)
を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆
動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収
縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)
の吐出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆
動信号としては、米国特許第4463359号明細書、
同第4345262号明細書に記載されているようなも
のが適している。なを、上記熱作用面の温度上昇率に関
する発明の米国特許第4313124号明細書に記載さ
れている条件を採用すると、さらに優れた記録を行うこ
とができる。
【0034】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書、同第44596
00号明細書を用いた構成も本発明に含まれるものであ
る。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するス
リットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特
開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧力波を
吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示する特開
昭59−138461号公報に基いた構成としても本発
明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの形態が
どのようなものであっても、本発明によれば記録を確実
に効率よく行うことができるようになるからである。
【0035】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0036】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0037】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素
子あるいはこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備
加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出手段を挙げ
ることができる。
【0038】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個設けられるものであってもよ
い。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては黒
色などの主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0039】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いても、インク自体を30℃以上
70℃以下の範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を
安定吐出範囲にあるように温度制御するものが一般的で
あるから、使用記録信号付与時にインクが液状をなすも
のを用いてもよい。加えて、熱エネルギによる昇温を、
インクの固定状態から液体状態への状態変化のエネルギ
として使用せしめることで積極的に防止するため、また
はインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し加熱
によって液化するインクを用いてもよい。いずれにして
も熱エネルギの記録信号に応じた付与によってインクが
液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒体に到
達する時点ですでに固化し始めるもの等のような、熱エ
ネルギの付与によってはじめて液化する性質のインクを
使用する場合も本発明は適用可能である。本発明におい
ては、上述した各インクに対して最も有効なものは、上
述した膜沸騰方式を実行するものである。
【0040】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を取るもの等であっても良い。
【0041】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、記録ヘ
ッドに直接結合するインクタンクにおいて合わせマーク
もしくはクリックを設け、さらにキャリッジ装着時には
再圧接してロックするようにしたので、キャリッジ外で
のヘッドとインクタンクの着脱を容易かつ確実に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のインクジェット記録ヘ
ッドとインクタンクの分離状態を示す斜視図
【図2】本発明の第1の実施例のインクジェット記録ヘ
ッドとインクタンクの結合の途中の状態を示す斜視図
【図3】本発明の第1の実施例のインクジェット記録ヘ
ッドとインクタンクの結合状態を示す斜視図
【図4】本発明の実施例を適用したインクジェット記録
装置を示す斜視図
【図5】本発明の第1の実施例のヘッドカートリッジを
キャリアに装着する様子を示す概略図
【図6】本発明の第1の実施例のヘッドカートリッジを
キャリアに装着する様子を示す概略図
【図7】本発明の第1の実施例のヘッドカートリッジを
キャリアに装着した状態を示す概略図
【図8】本発明の第2の実施例の記録ヘッドとインクタ
ンクの分離状態を示す斜視図
【図9】本発明の第2の実施例の記録ヘッドとインクタ
ンクを結合した状態を示す概略図
【図10】本発明の第3の実施例の記録ヘッドとインク
タンクとキャリアの結合を説明する概略斜視図
【図11】本発明の第3の実施例の記録ヘッドとインク
タンクとキャリアの別の結合の仕方を説明する斜視図
【図12】本発明の実施例に関する記録装置を組込んだ
情報処理装置の一例を示す摸式的斜視図である。
【符号の説明】
1 …キャリッジ 2 …ヘッドカートリッジ 2a …記録ヘッド 2b …インクタンク 4 …リードスクリュー 5 …キャリアモータ 8 …記録用紙 9 …搬送ローラ 10…ピンチローラ 11…紙送りモータ 12…拍車 13…排紙ローラ 19…排紙ローラ駆動軸 20…排紙ローラホルダ 21…排紙ローラバネ 22…ピンチローラバネ 24…リリースアングル 25…ポンプユニット 28…排インク吸収体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェット記録装置において、イン
    クジェット記録装置本体に着脱可能に取付けられる記録
    ヘッドと、該記録ヘッドに連結して該記録ヘッドにイン
    クを供給するインクタンクを備え、該記録ヘッドと該イ
    ンクタンクの結合が確実に行われているかを示す印が該
    記録ヘッドと該インクタンクに記されていることを特徴
    とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 インクジェット記録装置において、イン
    クジェット記録装置本体に着脱可能に取付けられる記録
    ヘッドと、該記録ヘッドに連結して該記録ヘッドにイン
    クを供給するインクタンクを備え、該記録ヘッドと該イ
    ンクタンクの結合が確実に行われているかを示す位置決
    め係合部が設けられていることを特徴とするインクジェ
    ット記録装置。
  3. 【請求項3】 インクジェット記録装置において、イン
    クジェット記録装置本体に着脱可能に取付けられる記録
    ヘッドと、該記録ヘッドに連結して該記録ヘッドにイン
    クを供給するインクタンクを備え、該記録ヘッドと該イ
    ンクタンクを結合させて一体にしたものをインクジェッ
    ト記録装置に着脱可能に取り付ける際に結合が確実にな
    るような手段を設けたことを特徴とするインクジェット
    記録装置。
  4. 【請求項4】 記録ヘッドは、熱エネルギーを利用して
    インクを吐出するものであり、前記熱エネルギーを発生
    する電気熱変換体を備えたことを特徴とする請求項1、
    2または3記載のインクジェット記録装置。
JP3327714A 1991-12-11 1991-12-11 インクジェット記録装置 Pending JPH05162328A (ja)

Priority Applications (17)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3327714A JPH05162328A (ja) 1991-12-11 1991-12-11 インクジェット記録装置
SG1996006544A SG59965A1 (en) 1991-12-11 1992-12-10 Ink jet recording apparatus and a method for installing ink jet recording head
DE69229509T DE69229509T2 (de) 1991-12-11 1992-12-10 Tintenstrahlkassette und Titenbehälter
EP92311287A EP0546832B1 (en) 1991-12-11 1992-12-10 Carriage for ink jet recording apparatus
SG9901926A SG80622A1 (en) 1991-12-11 1992-12-10 Ink jet recording apparatus and a method for installing ink jet recording head
DE9218960U DE9218960U1 (de) 1991-12-11 1992-12-10 Tintenstrahlaufzeichnungsgerät
DE69232471T DE69232471T2 (de) 1991-12-11 1992-12-10 Tintenstrahlpatrone
DE69224886T DE69224886T2 (de) 1991-12-11 1992-12-10 Schlitten für Tintenstrahlaufzeichnungsgerät
EP96200473A EP0715959B1 (en) 1991-12-11 1992-12-10 Ink jet cartridge and ink tank
EP98201251A EP0860285B1 (en) 1991-12-11 1992-12-10 Ink jet cartridge
KR1019920023952A KR970007627B1 (ko) 1991-12-11 1992-12-11 잉크제트기록장치 및 잉크탱크
US08/478,827 US5512926A (en) 1991-12-11 1995-06-07 Ink jet recording apparatus and method for releasably mounting ink jet recording head and separable ink tank
US08/544,852 US5534899A (en) 1991-12-11 1995-10-18 Replaceable ink tank
US08/677,202 US6003985A (en) 1991-12-11 1996-07-09 Ink jet recording apparatus
KR97003311A KR0127668B1 (en) 1991-12-11 1997-01-30 Inkjet recording apparatus and a method for installing ink-jet recording head
US08/824,776 US6070975A (en) 1991-12-11 1997-03-26 Ink jet recording apparatus and a method for installing ink jet recording head
HK98112820A HK1011659A1 (en) 1991-12-11 1998-12-04 Ink jet cartridge and ink tank

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3327714A JPH05162328A (ja) 1991-12-11 1991-12-11 インクジェット記録装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27060299A Division JP3311320B2 (ja) 1999-09-24 1999-09-24 インクジェットカートリッジ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05162328A true JPH05162328A (ja) 1993-06-29

Family

ID=18202171

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3327714A Pending JPH05162328A (ja) 1991-12-11 1991-12-11 インクジェット記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05162328A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5604523A (en) * 1993-10-04 1997-02-18 Canon Kabushiki Kaisha Ink container, an ink jet cartridge and ink jet recording apparatus
US6328414B1 (en) * 1996-03-11 2001-12-11 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus, printing head unit, liquid tank unit and printing method
JP2009202583A (ja) * 2008-01-28 2009-09-10 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd インクジェット記録装置
WO2010064587A1 (ja) * 2008-12-04 2010-06-10 エスアイアイ・プリンテック株式会社 キャリッジユニット、液体噴射記録装置およびキャリッジユニットの固定方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5604523A (en) * 1993-10-04 1997-02-18 Canon Kabushiki Kaisha Ink container, an ink jet cartridge and ink jet recording apparatus
US6328414B1 (en) * 1996-03-11 2001-12-11 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus, printing head unit, liquid tank unit and printing method
JP2009202583A (ja) * 2008-01-28 2009-09-10 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd インクジェット記録装置
WO2010064587A1 (ja) * 2008-12-04 2010-06-10 エスアイアイ・プリンテック株式会社 キャリッジユニット、液体噴射記録装置およびキャリッジユニットの固定方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05162328A (ja) インクジェット記録装置
JP2001058418A (ja) キャリッジ、およびインクジェット記録装置
EP1078763B1 (en) Suction recovery method and ink jet printing apparatus
JP3091034B2 (ja) 記録装置
JPH05162323A (ja) インクジェット記録装置
JP3311320B2 (ja) インクジェットカートリッジ
JP2001111250A (ja) 電子機器
EP1078764B1 (en) Pressure generating apparatus, printing apparatus, and method for controlling printing apparatus
JP2761065B2 (ja) インクジェット記録装置
JP3043904B2 (ja) 記録装置
JP2795568B2 (ja) インクジェット記録装置
JPH05135753A (ja) バツテリーパツク装着手段および該手段を有する記録装置
JP3029126B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2001162889A (ja) インクジェット記録装置、画像読取装置、インクジェット記録方法、および画像読取方法
JPH05131617A (ja) モジユール装着手段および該手段を有する記録装置
JP2741785B2 (ja) 記録装置
JP2001113714A (ja) インクジェット記録装置
JPH10315505A (ja) インクジェット記録装置
JPH0512212A (ja) 情報処理装置
JP2002029056A (ja) 液体吐出ヘッドならびにこれを用いたヘッドカートリッジおよび画像形成装置
JPH0524296A (ja) キヤリツジ移動装置及び記録装置
JPH07156379A (ja) 記録装置
JPH06270491A (ja) 記録装置及び同装置の記録機構交換方法
JP2868555B2 (ja) 記録装置
JPH0516340A (ja) 記録装置