JPH0516230A - 成形ロール及びその製造方法、光記録媒体用基板シートの製造装置 - Google Patents

成形ロール及びその製造方法、光記録媒体用基板シートの製造装置

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JPH0516230A
JPH0516230A JP27102891A JP27102891A JPH0516230A JP H0516230 A JPH0516230 A JP H0516230A JP 27102891 A JP27102891 A JP 27102891A JP 27102891 A JP27102891 A JP 27102891A JP H0516230 A JPH0516230 A JP H0516230A
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JP
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roll
stamper
molding
flexible master
forming
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JP27102891A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Imataki
寛之 今滝
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 精度の良い微細な凹凸パターンを有し且つ不
要な段差を転写しない成形ロールを提供することを目的
とする。 【構成】 周面に凹凸パターンを有する成形ロール1に
於て、該成形ロールはロール基材4及び該ロール基材周
面に固定されてなるスタンパーを備え、該スタンパー2
がロール状であって且つ継ぎ目を有さないスタンパーで
あることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザービームなどの光
により反射率などの光学特性を変化させて情報の記録再
生を行う光ディスクや光カードなどの高密度情報記録媒
体やホログラムなどを連続的に成形するための成形ロー
ル及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、表面にミクロンオーダー或いはサ
ブミクロンオーダーの微細なパターンを有する成形品、
例えば光記録媒体用基板やホログラムなどを連続的に製
造する方法として、例えば国際特許公開WO88/03
311に記載されている様に成形ロールを用いる方法が
記載されている。
【0003】そして、このような成形ロールの製造方法
として従来 (1)ローラー上に直接ダイヤモンドバイトなどにより
機械的に切削加工する方法、 (2)ローラー上にホトレジストなどの感光性物質を塗
布し、これにレーザーやホトマスクにより光露光してパ
ターンを形成し、これを使ってエッチングやリフトオフ
によってローラー上に凹凸パターンを形成する方法、 (3)凹凸パターンを予め平板上に形成し、これをロー
ルに巻付固定する方法、などが知られている。
【0004】しかしながら、凹凸パターンが微細になる
と上記従来例では次のような欠点があった。
【0005】先ず、(1)のローラー表面に直接、切削
などの機械加工で凹凸パターンを刻設する方法は、切削
刃のサイズや送りピッチの精度、ローラーの回転精度
(ジッター、ぶれなど)がパターンの微細さの限界とな
る。
【0006】例えば、情報記録媒体として検討されてい
る光ディスクや光カードの基板に転写されるプリグルー
ブやプリフォーマットは約0.5〜5μmの大きさで、
深さ;50〜5000Åの微細パターンが要求される
が、これ等の精度を考慮した時、(1)の機械的方法で
は充分に満足する精度を得ることが難しい。
【0007】次に、(2)のローラー上に感光性物質を
塗布し、ローラー上で微細パターニングする方法は、
ローラー上に均一なホトレジストの塗布、ローラー上
での光パターン露光、ローラー状態での均一なエッチ
ングなどで精度を出すことが難しく、これを実現するた
めには装置が大がかりで、高額な設備投資が必要とな
る。
【0008】更に、(3)の平板スタンパーをロール基
材上に巻付固定する方法も、樹脂成形時の高温(例えば
ポリカーボネートの場合〜300℃)と高圧(例えば〜
30kg/cm2)での耐久性を満足させるためには、
種々の固定具が必要となり固定方法が複雑となる傾向が
あった。更に、スタンパー端面とロール基材表面との間
の段差の処理も問題となっている。
【0009】
【発明が解決しようとしている課題】本発明はこのよう
な従来技術の問題を解決するためになされたものであ
り、精度の良い微細な凹凸パターンを有し、且つ、不要
な段差を転写しない成形ロールを提供することを目的と
するものである。
【0010】また、本発明は精度の良い微細な凹凸パタ
ーンを有し、不要な段差を転写することがない成形ロー
ルを高価な設備を用いることなく製造する方法を提供す
ることを他の目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】即ち本発明の成形ロール
は、周面に凹凸パターンを有する成形ロールに於て、該
成形ロールはロール基材及び該ロール基材周面に固定さ
れてなるスタンパーを備え、該スタンパーがロール状で
あって、且つ、継ぎ目を有さないスタンパーであること
を特徴とする。
【0012】本発明の成形ロールの製造方法は、ロール
基材及び該ロール基材周面に、ロール状であって且つシ
ームレスのスタンパーが固定されてなる周面に凹凸のパ
ターンを有する成形ロールの製造方法であって、 ・表面に該凹凸パターンに対応するパターンを有する可
撓性マスターを円筒型に、該可撓性マスターの裏面と該
円筒型の内周面とが接する様に配置する第1の工程。 ・次いで、該可撓性マスター表面に電鋳してロール状ス
タンパーを形成する第2の工程。 ・次いで、該ロール状スタンパーが形成されてなる可撓
性マスターを円筒型から取り外した後、該ロール状スタ
ンパーを該可撓性マスターから分離する第3の工程を有
し、更に該ロール状スタンパーを成形ロールに加工する
工程を有することを特徴とする。
【0013】また本発明の光カード用基板シートを成形
するための成形ロールの製造方法は、ロール基材及び該
ロール基材周面にロール状であって且つシームレスのス
タンパが固定されてなる周面にストライプ状のプリグル
ーブ及びプリピットに対応するパターンを有するプリフ
ォーマットパターンを有する光カード用基板シートを形
成するための成形ロールの製造方法であって、 ・表面に該プリフォーマットパターンに対応するパター
ンを有する可撓性マスターを円筒型に、その内周面と該
可撓性マスターの裏面とが接する様に配置する第1の工
程。 ・次いで、該可撓性マスター表面に電鋳してロール状ス
タンパーを形成する第2の工程。 ・次いで、該ロール状スタンパーが形成されてなる可撓
性マスターを円筒型から取り外した後、該ロール状スタ
ンパーを可撓性マスターから分離する第3の工程を有
し、更に該ロール状スタンパーを成形ロールに加工する
工程を有することを特徴とする。
【0014】また本発明の光記録媒体用基板シートの製
造装置は、樹脂を熔融して押し出し、樹脂シートを成形
する手段及び該樹脂シートを挾圧して樹脂シート表面に
プリフォーマットパターンを転写するための成形ロール
及び該成形ロールに対向配置されている鏡面ロールを有
する光記録媒体用基板シートの製造装置に於て、該成形
ロールがロール基材及び該ロール基材周面にロール状で
且つシームレスのスタンパーを備えた成形ロールである
ことを特徴とする。
【0015】また本発明の光記録媒体用基板シートの製
造装置は、周面にプリフォーマットパターンを有する成
形ロールのプリフォーマットパターンを転写して光記録
媒体用基板シートを連続的に製造する装置に於て、 ・所定の方向に回動する成形ロール、 ・光透過性の基板シートを供給するシート供給手段、 ・該成形ロールの周面に光硬化性樹脂組成物層を形成す
る手段、 ・該基板シートと、該成形ロール周面の光硬化性樹脂組
成物層とを圧着させる手段、 ・前記圧着位置に対して該成形ロールの回動方向に隔た
った位置に設けられ該基板シートを通して該光硬化性樹
脂組成物層に光を照射する手段、 ・該照射手段による光照射により、該基板シートと一体
となり且つプリフォーマットパターンが転写された樹脂
層を成形ロールから剥離する手段を有し、該成形ロール
がロール基材及び該ロール基材周面にロール状で且つシ
ームレスのスタンパーを備えた成形ロールであることを
特徴とする。
【0016】即ち、本発明によれば、凹凸パターンに対
応するパターンが形成された可撓性マスターを円筒型の
内周面に沿って設置し、該可撓性基板上に電鋳膜を形成
した後、該電鋳膜から可撓性基板を剥離することによ
り、その表面に精度の良い微細な凹凸パターンを有する
ロール状スタンパーを従来の安価な装置で直接ロール状
に作成することができるものである。
【0017】そして、このロール状スタンパーをロール
基材上に固定することで容易に継ぎ目のない成形ロール
を得ることができる。
【0018】次に本発明を図面を用いて詳細に説明す
る。
【0019】図1は本発明の成形ロール1の(a)成形
ロール1の周面に対し垂直な方向、(b)周面に対し平
行な方向の模式的断面図である。
【0020】図1に於て、2はロール状スタンパー、3
は接着層であり、4は補強材となるロール基材である。
【0021】そして、図2及び図3は本発明の成形ロー
ルの製造方法の実施態様を示す概略図である。即ち、図
2(a)は表面にロールスタンパー1の周面に形成され
る微細なパターンに対応するパターン21を有し、且つ
その表面が導電化膜20が形成されてなる可撓性マスタ
ー22である。そしてこの可撓性マスター22は、図2
(b)に示す様に円筒型23の内周面に可撓性マスター
22の裏面が接する様に配置される。
【0022】次に、この円筒型23内を電鋳液24で満
たすと共に図3(a)、(b)に示す様に陽極電極5を
電解液中に浸漬し、円筒型の中で可撓性マスター22上
の導電化膜20を陰極とし、5の陽極電極との間に一定
の電流密度で電鋳を行う。
【0023】そして、電鋳膜25が所定の厚みになった
時、電鋳を停止し、円筒型23から電鋳膜25が析出し
た可撓性マスター22を取り外し、水洗後、電鋳膜25
を可撓性マスター22から剥離して円筒状(ロール状)
のスタンパー2を得る。
【0024】最後に該ロール状スタンパーをロール基材
で補強して図1に示す成形ロールを得るものである。
【0025】本発明に於て、可撓性マスター22は、円
筒型23の内周面に密着して固定でき、その内面が製造
されるロールスタンパーの外径精度(真円度など)を満
足させるものが好ましい。可撓性マスター22の材料と
しては、薄いポリエステル、ポリオレフィン、ポリアミ
ド、ポリイミドなどの合成樹脂や金属、セラミックスの
フィルム、シートが好ましく使用される。その厚みとし
ては、1.0×10-3〜10mm、好ましくは3.0×
10-3〜5mmであり、厚みのバラツキはその厚みの±
10%で50μmを越えないことが好ましい。
【0026】また、この可撓性マスターの表面には微細
凹凸パターン21が形成されている。可撓性マスター2
2を形成する方法としては、 (1)熱可塑性樹脂を使用して、インジェクション成
形、コンプレッション成形などによってその表面に熱的
に微細な凹凸を形成する方法。 (2)可撓性マスター用基板の上に2P材のような感光
性樹脂を設け、所謂2P法によりスタンパーの表面を転
写して凹凸を形成する方法。 (3)可撓性マスター用基板の上に、ホトリソ工程によ
りパターンマスクを形成し、これを使用してエッチング
やリフトオフによって凹凸を形成する方法。前者は基板
自身によるエッチングにより、後者は基板上にパターン
層を設けることにより凹凸が形成される。 (4)図5に示す様に注型セル51に液状樹脂を注ぎ
(図5b)重合させるキャスティング成形によって、可
撓性マスター22を直接製造する方法。 (5)可撓性マスター用基板もしくはその上に設けた層
に直接機械的な切削手段によって凹凸を形成する方法。
などが好ましく利用できる。
【0027】そして、この凹凸パターンとしては例えば
光記録媒体用基板成形用のロールスタンパーの場合、具
体的には例えば幅1μm〜4μm、ピッチ1μm〜20
μm深さ200Å〜5000Å程度のスパイラル状や、
同心円状或いはストライプ状の光ディスクや光カード用
のトラッキング溝に対応するパターンや、幅0.6μm
〜10μm、長さ0.6μm〜20μm、深さ200Å
〜5000Å程度のアドレスピッドなどに対応するパタ
ーンが挙げられる。
【0028】上記の方法により、作製された可撓性マス
ターの微細凹凸パターンが形成された側の面には導電化
膜20が形成される。導電化処理される時期は、平板の
状態の時でも、或いは円筒型内ででもいずれでもよい。
【0029】導電化膜20としては、ニッケルなどの導
電性金属をスパッタリングや蒸着などの真空成膜や無電
解めっきなどによって形成され、これは電鋳時に於て陰
極となるものであって電源のマイナス側に接続される。
【0030】そして、円筒型の内面にこの微細凹凸パタ
ーンを形成した可撓性マスター22が密着して固定され
るが、この密着固定状態は成形ロールの外径上の精度を
決定する要因となる。
【0031】したがって、この密着状態を安定して得る
ために該円筒型に可撓性マスターを真空チャックする手
段を設けたりネジなどで可撓性マスターを仮固定しても
よい(図2(b)参照)。
【0032】導電化膜20を形成した微細凹凸パターン
を有する可撓性マスターを内円周面に設置した円筒型は
電解槽中に浸漬され、該導電化膜20を陰極とし、陽極
電極5との間に一定の電流密度で電鋳を行う。
【0033】図3では、基板を設置した円筒型が1つの
電解槽を形成する例を示しているが、円筒型が大きな電
解槽中に浸漬されても良い。特に、後者の場合、多数個
の同時処理や電鋳途中で取り出しての検査や加工が容易
であるなどの利点がある。図4は、電解槽41の電解液
24中に2個の円筒型23を浸漬して同時に電着する例
を示している。
【0034】電鋳膜25が所定の厚さにまで析出した時
点で電鋳を止め、これを円筒型23から取り外し、可撓
性マスター22から剥離することによってロール状スタ
ンパーを得る。
【0035】電鋳膜の厚さの制御は、基本的には電鋳時
の電気量、即ち電流×時間によって決定されるが、実際
には電流密度や成膜速度などのムラによる電鋳膜のスト
レスによって生ずる変形や膜ハガレなどを制御すること
が重要なポイントとなる。
【0036】そして、電鋳条件としては、定電流電源ま
たは定電圧電源によって3〜5A/dm2の電流密度で
通電することによって成膜する。
【0037】また、電鋳液の温度も膜質及び成膜速度を
決定する重要な要因の1つであり、通常40〜60℃と
して電鋳工程中液を充分に攪拌することによってムラの
ない安定した成膜を行うことができる。
【0038】また、成膜に際して初期(成膜する電鋳膜
の厚さの約0.1%程度)は、低い電流密度(例えば3
A/dm2程度)で成膜速度を遅くして電鋳膜を成長さ
せ、次いで電流密度を高くして(例えば5A/dm2
度)成膜速度を上げて電鋳膜を完成させる。
【0039】この様にして、所定の厚みの電鋳膜が成膜
時に残留応力が残らない様に形成され、電鋳膜と可撓性
基板を円筒型から取り外し、電鋳膜から可撓性基板を剥
離した時に、いびつな変形の無いきれいなロール状スタ
ンパー2が得られる。
【0040】この様にして得られるロール状スタンパー
は、それ自身で成形ロールとして用いても良く、また電
鋳の膜厚に応じて機械的な補強をしても良い。補強の方
法としては、例えば図1に示す様にロール状電鋳膜の内
周面を必要に応じて研磨した後、補強部材であるロール
基材に該ロール状スタンパーを有機や無機の接着剤61
或いはネジなどで固定する方法や図7(b)に示す様に
電鋳膜の内周面をテーパー状に研磨し、一方予めテーパ
ー状に形成されたロール基材と嵌合させて着脱自在とす
る方法などが挙げられる。
【0041】また、ロール状スタンパーから成形ロール
1に加工する時期は、電鋳が終了して円筒型から外す前
が好ましい。
【0042】即ち、上記した補強方法に於ていずれの場
合も、成形ロールとしてのぶれや回転ムラなどの軸の精
度及び回転表面のぶれ精度などの高い加工が要求され
る。そして、上記電鋳膜内周面の研磨やロール基材の固
定、嵌合といった成形ロールへの加工を、図6及び図7
(a)に示す様に可撓性マスターを設置した円筒型を加
工枠として加工の基準(基準面)とすることにより、高
い加工精度を得ることができ、高品質の成形ロールを製
造することができる。
【0043】また、成形ロールは樹脂の成形に伴う表面
の汚れの除去など、スタンパー面のメンテナンスが要求
されるが、図7(a)及び(b)に示す様な成形ロール
に於ては、ロール基材71に対してロール状スタンパー
2が着脱可能に形成でき、成形ロールのメンテナンスを
ロール状スタンパーのみを交換するだけで行うことがで
きる。
【0044】なお、本発明のロール状スタンパー内周面
の研磨は、通常行われている方法で良いが、例えば旋盤
加工などが挙げられる。
【0045】更に本発明に於て、円筒型としては剛性を
有すると共に肉厚が均一で且つ内周面及び外周面の面精
度に優れ、またこの円筒型23の内径は製造するロール
状スタンパーの外径を決定すると共に、内面の真円度な
どの加工精度は直接ロール状スタンパーの外径上の精度
となることを考慮すると、内周及び外周の真円度にも優
れたものが好ましく、この様な円筒型は金属やセラミッ
ク、FRPなどの強化プラスチックを含む合成樹脂など
で形成される。
【0046】また、本発明に於て、光カード用基板の成
形ロールとして表面にストライプ状のプリグルーブ及び
プリピットに対応する凹凸パターンを有する成形ロール
を製造する場合、可撓性マスターの円筒型への配置方法
としてプリグルーブのパターンが該円筒型の周方向に平
行となる様に配置した場合、高精度でプリグルーブやプ
リピット周辺に欠けやめくれなどの欠陥の少ない光カー
ド用基板を成形できる成形ロールを得ることができる。
【0047】以下にその理由を説明する。
【0048】図8は光カード用基板の平面図である。光
カード用基板81は図8に示される様に、85mm×5
4mmのサイズで長手方向に平行に31mm幅でプリフ
ォーマット部82が設置されている。図9は図8の光カ
ード成形用可撓性マスターのプリグルーブに対応するパ
ターンを含むプリフォーマットパターンを示す拡大図で
ある。図9のトラックにはAT用のプリグルーブに対応
するパターン91とプリピットに対応するパターン92
が示されている。該可撓性マスター上に刻設された前記
トラックの凹凸パターンのA−A′及びB−B′の断面
図が図10及び図11である。
【0049】今、図9に示されるプリフォーマットパタ
ーンを示す可撓性マスターを円筒型の内周に沿って設置
する際に、(1)A−A′をその周方向Dに平行にする
場合と、(2)B−B′をその周方向Dに平行にする場
合を比較すると、(1)の場合(図10参照)、図12
に示す様にプリグルーブに対応するパターン91の幅及
びプリピットに対応するパターン92の辺Cは、いずれ
もその開口部の長さa<底辺部の長さbとなるのに対
し、一方、(2)の場合(図11参照)、グルーブに対
応するパターン91はこの様な影響はなく、ピットに対
応するパターン92は辺Cが開口部<底辺部となるだけ
である。
【0050】その結果、(2)の方法で形成したロール
スタンパーに於て、プリグルーブ形成用の凸状パターン
の断面形状が先端に向かって幅が増大する様な逆テーパ
ー形状となることがなく、この成形ロールを用いて連続
的に光カード用基板を形成した場合、基板のプリグルー
ブ周辺に於て“欠け”や“めくれ”が生じず、欠陥の少
ない光カード用基板を得ることができる。
【0051】また、上記(2)の方法に用いる可撓性マ
スターに於て、プレピットに対応するパターン92の断
面形状を図13に示す様に、その面fは底辺に対し角度
θを有するように形成することが好ましく、これによ
って円筒型に設置された状態で、プリピットパターン9
2も開口部≧底辺部となる。このとき角度θは10°
以上85°以下、好ましくは25°以上83°以下、更
に好ましくは30°〜80°である。
【0052】更に可撓性マスターに形成するパターン9
1及び92を、図14に示す様にプリグルーブに対応す
るパターン91の垂直方向の断面形状も逆台形状の溝
(底辺に対しθ1の角度を持つ)であり、プレピットに
対応するパターン92も面e、fのそれぞれが底辺に対
しθ2、θ3の角度を有する場合、プリフォーマットを有
する可撓性マスター22を円筒型23に設置する際に、
その方向を限定することなく欠陥の少ない精度の良い光
カード用基板を得る成形ロールを作成することができ
る。この時、θ1、θ2及びθ3の値は10°以上85°
以下、特に25°以上83°以下、更なる30°以上8
0°以下が好ましい。
【0053】そしてこの様な微細且つ精密なプリフォー
マットパターンが要求される可撓性マスターの製法とし
ては、母型の転写性に優れる前述のキャスティング法が
好ましい。そして上記したプリグルーブ或いはプリピッ
トに対応するパターン91及び92の壁部を傾斜させる
方法としては、特開平1−275018号公報に記載し
た方法で、例えば原版作製時にガラス原版上に形成する
クロムの組織を連続的に変化させて作製される母型を用
いて可撓性マスターをキャスティングで成形することに
よって得ることができる。
【0054】また本発明に於て、ロール状スタンパー2
の補強部材としてロール基材4を用いる場合、ロール基
材としては硬度が高く、熱伝導率が良くまた周面の鏡面
加工の容易なものが好ましく、例えば鉄鋼、クロム鋼、
アルミニウム、金属用鋼(マルエージング鋼)などを用
いることができる。
【0055】そして、ロール基材周面の加工精度は、成
型する光記録媒体基板の面精度とほぼ同じかまたはそれ
よりも良い面精度、例えば1μm以下、好ましくは0.
5μm以下、更に好ましくは0.2μm以下に加工する
ことが好ましい。また必要に応じて表面に窒化チタンな
どの硬化膜やクロムメッキなどのメッキを施すことも可
能である。そしてロール基材11の直径としては、用途
に応じて異なるが光カード用基板の成形用ロール基材と
しては、100〜500mm特に200〜400mm程
度に設定される。
【0056】次に、本発明の成形ロールを用いた光記録
媒体用基板シートの製造装置及び製造方法について詳細
に説明する。
【0057】即ち図15に於て、先ず押し出しエクスト
ルーダー151に投入された樹脂ペレットは押し出しエ
クストルーダー151のバレルの中で加熱溶融され押し
出し成形機内のスクリューによって加圧されT−ダイ1
52によってシート状に賦形される。T−ダイは樹脂シ
ートが成形ロール1と鏡面ロール154の間に押し出さ
れるように配置されるのが、プリフォーマットを正確に
転写でき好ましい。
【0058】次いでT−ダイから押し出される成形樹脂
シート153は成形ロール1と鏡面ロールに挾圧されて
プリフォーマットが転写される。この時成形樹脂シート
153は極めて溶融状態に近いことが好ましい。即ちス
タンパーの凹凸の中に樹脂が十分に圧入されるため微細
なパターンが正確に転写されるからである。そのため、
T−ダイの温度は樹脂が分解しない範囲でなるべく高温
に加熱して置くことが好ましく成形樹脂のガラス転移温
度(以後Tgと略)+110℃〜Tg+200℃特にT
g+130℃〜Tg+190℃が好ましい。例えばポリ
カーボネート樹脂の場合260℃〜340℃特に280
℃〜330℃更に290℃〜320℃に加熱するのが好
ましく、更にT−ダイ152と成形ロール1の間で樹脂
シートが冷却された場合プリフォーマットが十分転写さ
れず複屈折が生じ易くなるためT−ダイ152と成形ロ
ール1及び1番目の鏡ローラー154との挾圧点との距
離は20cm以下、特に15cm以下さらには10cm
以下が好ましく、またその間の周辺雰囲気の温度は60
℃以上であることが望ましい。
【0059】また樹脂シートを挾圧点に正確に押し出さ
れるようにT−ダイの鉛直下方に挾圧点がくる図15に
示す様な垂直押し出しの構成をとることが好ましい。こ
れは樹脂が溶融状態に近いため水平押し出しよりも垂直
押し出しの方がより正確に挾圧点に押し出すことができ
るためである。
【0060】また成形ロール1及び鏡面ロール154、
155の表面温度としては用いる樹脂によって異なる
が、例えばポリカーボネートを用いる場合、通常成形ロ
ール1の温度はポリカーボネートの熱変形温度を考慮し
て110℃〜145℃、第1の鏡面ロールは90℃〜1
35℃、第3の鏡面ロールは120℃〜150℃に設定
され、またアモルファスポリオレフィンを用いる場合、
成形ロール3の温度は120℃〜145℃、第1の鏡面
ロールは100℃〜135℃、また第3の鏡面ロールは
120℃〜150℃に設定される。またこれらのロール
の温度は、例えばロールに鋳込まれたヒーターによって
加熱したり、中心部に熱媒を循環させることによって制
御される。
【0061】また図16は本発明の成形ロールを用いた
光記録媒体用基板シートの他の製造装置及び製造方法の
説明図である。
【0062】図16に於て、161は紫外線、或いは電
子線硬化型樹脂などの光硬化型樹脂の供給タンクであ
り、インク供給ロール163によって成形ロール表面に
樹脂層162が形成される。次いで、成形ロール上の樹
脂層162はニップロール167によってシート基板1
64に圧着される。
【0063】次いで、紫外線或いは電子線照射手段16
8で、紫外線や電子線を照射し光硬化樹脂層を硬化させ
て基板シートと一体化した後、成形ロール1から剥離ロ
ール169を用いて剥離して光記録媒体用基板シートを
製造することができる。
【0064】本発明に於て光硬化樹脂としては、光重合
性プレポリマー、光重合性モノマー及び光開始剤を含有
する通常の光硬化型樹脂を用いることができる。用い得
る光重合性プレポリマーとしては、例えば不飽和ポリエ
ステル類、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレー
ト、ポリエーテルアクリレートなどのアクリレート類が
挙げられ、光重合性モノマーとしては、例えばラウリル
アクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、1,
6−ヘキサンジオールモノアクリレート、ジシクロペン
タジエンアクリレートなどの単官能性モノマーや、ジシ
クロペンテニルアクリレート、1,3−ブタンジオール
ジアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレー
ト、ペンタエリスリトールトリアクリレートなどの多官
能性モノマーが使用できる。また、光開始剤としては、
例えばベンゾフェノン、ベンゾイン及びその誘導体、ベ
ンゾインエーテル、ベンジルジメチルケタールなど、通
常用いられる光開始剤を使用できる。
【0065】また、光硬化樹脂としてはシート基板1と
の密着性の良好なものが好ましく、例えば通常の光硬化
型接着剤などを用いることができ、具体的には例えばウ
レタンアクリレート系、エポキシアクリレート系、ポリ
エステルアクリレート系などの光硬化型接着剤が挙げら
れる。
【0066】また、光硬化樹脂層の塗布膜厚としては、
光硬化性樹脂層の硬化収縮による光記録媒体用基板の反
りを小さくするため50μm以下、特に20μm以下と
するのが好ましい。
【0067】この膜厚はブレード165により調節する
ことができる。なお本発明に於て、光硬化樹脂の塗布方
法は特に上記の方法に限定されるものでなく、塗布する
樹脂の粘度、塗布膜厚などに応じてロールコート、バー
コートなど公知の塗布方法の中から選択することができ
る。
【0068】本発明に於て、シート基板164の送り速
度は0.02m/min〜7m/min、特に0.05
m/min〜5m/minの範囲が光記録媒体用基板の
生産性及び気泡の混入防止と密着性の向上という点で特
に好ましい。
【0069】本発明のシート基板164に用いる材料と
しては、記録・再生光に対して透明で機械的強度が大き
く複屈折性や吸湿性が少ないものがよく、例えばポリカ
ーボネート系樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、
ポリエステル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂などが挙げ
られ、特にポリカーボネート系樹脂、アクリル系樹脂、
ポリオレフィン系樹脂は好適に用いられる。
【0070】またシート基板の厚さとしては、2.0m
m以下特に0.2mm〜1.4mmが好ましい。即ち、
基板側から記録光や再生光を照射する際、基板表面のご
みなどの影響を除外できる。
【0071】
【実施例】以下実施例を用いて本発明を更に詳細に説明
する。
【0072】(実施例1)先ず、図5に示す方法で可撓
性マスターを作製した。初めに注型用セル51に用いる
母型52を作製するために、鏡面研磨した厚さ2.3m
mのガラス板にクロムを厚さ3000Åに真空蒸着し
た。次いで、クロム膜上にポジ型フォトレジスト(商品
名:AZ−1350;ヘキスト・ジャパン(株)製)を
スピンコート法で厚さ1000Åに形成した。
【0073】次にこのレジスト層にマスクを介して、光
カード用プリフォーマットに対応するパターンを露光
し、現像液(商品名:AZ−312;ヘキスト・ジャパ
ン(株)製)で現像してレジストパターンを形成した
後、クロム膜の露出部を6N塩酸でエッチングした。次
いで、十分に洗浄、乾燥さた後、残存フォトレジストを
酸素プラズマ灰化法によって、灰化除去し母型を得た。
【0074】なお、本実施例に於て、光カード用プリフ
ォーマットとしては、幅3μm、ピッチ12μm、深さ
2700Åのプリグルーブ2583本とグルーブで挟ま
れたランドに形成される、幅3μm、ピッチ12μm、
深さ2700Å、長さ6μmのプリピットとし、またプ
リグルーブ及びプリピットのグルーブに垂直な方向の断
面形状は矩形状とした。
【0075】次に、この母型52を用いて図5(a)に
示す注型用セルを組み立てて、下記の組織の液状樹脂を
キャビティに注ぎ込み120℃で2時間加熱後、除冷し
ながら10時間かけて硬化させた後、脱型して厚さ0.
5mmの可撓性マスターを得た。
【0076】〔配合組成〕 ・メタクリル酸メチル 70重量部 ・メタクリル酸ターシャリブチル 25重量部 ・ポリエチレングリコールジメタクリレート(分子量6
20) 5重量部
【0077】この可撓性マスターのプリフォーマットパ
ターン形成側の表面に、無電解メッキ法で厚さ500Å
のニッケル膜を形成して導電化した。次に、この可撓性
マスターを内径200mm、外径220mm、内周面及
び外周面の面精度0.2μmのステンレス製の円筒型
に、図11に示す様にプリグルーブパターンが円筒型の
周方向と平行になる様にして、また該可撓性マスターの
裏面が円筒型の内周面と密着する様にネジ止めして設置
した後、図4に示す様に電鋳層に浸漬して可撓性マスタ
ー表面のニッケル膜を陰極とし、ニッケル製陽極電極5
を円筒型の中心に配して6時間電鋳を行い厚さ200μ
mのニッケル膜を析出させた。
【0078】なお電鋳液の組成は下記の通りで、液温は
40〜60℃、通電方法は定電流電源(日化エンジニア
リング社製)用いて、電流密度は初期は3A/dm2
徐々に4A/dm2まで上げ、最後に5A/dm2として
電鋳膜を析出させた。
【0079】〔液組成〕 ・スルファミン酸ニッケル 600g/l ・ホウ酸 40g/l ・塩化ニッケル 5g/l ・レベリング剤 20mg/l
【0080】次に、円筒型を電鋳槽から引き上げ水洗い
後、電鋳膜の内周面を研磨して表面粗さを0.1mm以
下とした。なお、研磨は円筒型の外周面を基準面として
電鋳膜内周の対向面が平行となる様に行った。
【0081】次いで、直径190mmのロール基材を円
筒型に挿入し、該円筒型の外周面を基準として該ロール
基材の中心軸が円筒型の仮の中心軸と一致する様に位置
合わせした後、ロール基材周面と電鋳膜内周面との間の
空隙に接着剤(商品名:BTレジン;三菱ガス化学製)
を流し込んで硬化させた。そして、ロール基材に固定さ
れた電鋳膜及び可撓性マスターを円筒型から引き抜いた
後、電鋳膜と可撓性マスターとを分離して成形ロールを
得た。
【0082】この成形ロール1を図15に示す成形装置
に取り付けエクストルーダー151(商品名SHT9
0;日立造船(株)製)からポリカーボネート153
(パンライトL−1225;帝人化成製)を、押し出し
て厚さ0.4mm、幅30cmの光カード用基板シート
を成形した。
【0083】なお、成形条件はT−ダイ152の温度3
00℃、成形ロールの表面温度150℃、成形樹脂シー
トの搬送速度3m/分とし、成形ロール1と鏡面ロール
155の周速の比1.001となる様に設定し、3時間
成形を行った。
【0084】こうして得た基板シートの各プリフォーマ
ット転写部の転写精度についてプリグルーブに関しては
プリグルーブ転写部の9ケ所のプリグルーブ方向に垂直
な方向の断面形状及びプリピットに関してはプリグルー
ブに平行な方向及び垂直な断面形状を電子線表面形態解
析装置(商品名;ESA−3000;エリオニクス
(株))で観測し、更に平面形状を光学顕微鏡(×40
0)で観察した。
【0085】以上の結果として光カード用基板のプリグ
ルーブ及びプリピットの周辺部の欠け、クラックなどの
欠陥発生率を評価した。
【0086】なお、欠陥発生率とは凹凸プリフォーマッ
トを有する基板を作成し、その凹凸プリフォーマットの
周辺部に1ケ所でも欠けやクラックが生じていた場合に
は欠陥ありとして、(欠陥の発生した凹凸プリフォーマ
ットの数/作成した凹凸プリフォーマットの数)×10
0で算出した値である。
【0087】参考例1 実施例1に於て、可撓性マスターの円筒型への配置方法
を図10に示す様に、プリグルーブパターン91が周方
向に垂直となる様にした以外は、実施例1と同様にして
成形ロールを作製し光カード用基板シートの成形を行っ
た。
【0088】(実施例2)実施例1に用いた可撓性マス
ターに於て、図13に示す様に、プリピットパターン9
2の面fの底面に対する角度θ0を30°とした以外は
実施例1と同様にして成形ロールを作製し光カード用基
板シートを成形した。
【0089】(実施例3)実施例1に於ける母型形成工
程に於て、ガラス板上にクロムを成膜する際に、窒素及
び酸素の混合比率を連続的に変化させて成膜した以外
は、実施例1と同様にして母型を作製し、その母型を用
いて可撓性マスターを得た。
【0090】得られた可撓性マスターは、図14(a)
(b)に示す様に、プリグルーブパターンの垂直方向の
断面形状がθ1=55°の逆台形状で、またプリピット
パターンの面e、fは底辺に対し各々θ2=55°、θ3
=55°であった。
【0091】この可撓性マスターをそのプリグルーブパ
ターンが円筒型の周方向と平行になる様にして円筒型に
固定した。
【0092】次いで、実施例1と同様にして、電鋳を行
った後、図7に示す様に円筒型の外周面を基準として、
電鋳膜の内周面をd71=185mm、d72=190mm
の断面形状がテーパー状のロール基材71に嵌合可能な
様にテーパー状に研磨した。そしてロール基材71と電
鋳膜25とを円筒型の外周面を基準としてd73=20
5.7mmとなる様に嵌合させた後、円筒型から引き抜
き更に可撓性マスターとロール状スタンパーを分離し、
ロール状スタンパーとロール基材の間に固定具72を打
ち込んで成形ロールを得た。
【0093】なお、ロール基材内部には成形ロール加熱
用の熱媒の流路73が形成されている。
【0094】この成形ロールを用いて実施例1と同様に
して光カード用基板シートの成形を行い評価した。
【0095】(実施例4)実施例3に於て、可撓性マス
ターをそのプリグルーブパターンが円筒型の周方向に垂
直となる様に円筒型に固定した以外は、実施例3と同様
にして成形ロールを作製し、その成形ロールで光カード
用基板を成形し評価した。
【0096】(実施例5)実施例3で作製した成形ロー
ルを用いて図16に示す光カード用基板シートの製造装
置を作製した。
【0097】シート基板164として厚さ0.4mmの
ポリカーボネート製シートを用い、成形ロール表面には
下記の組成の紫外線硬化樹脂層を厚さ40μmに形成し
た。
【0098】紫外線硬化樹脂の組成 ・ウレタンアクリレート 30部 ・ネオペンチルグリコール変性トリメチロールプロパン
ジアクリレート 67部 ・1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン3部 シート基板164は、2.4m/分で搬送し、成形ロー
ルとシート基板とを密着させた後、シート基板を通して
紫外線(2Kw高圧水銀ランプ、300mW/cm2
を照射して紫外線硬化樹脂層を硬化させると共に基板シ
ートと一体化せしめ、次いで成形ロールから剥離して光
カード用基板シートを得た。この基板シートについて、
実施例1と同様に評価した。
【0099】上記実施例1〜5及び参考例1で作製した
光カード用基板シートの評価結果を下記表−1に示す。
【0100】
【表1】
【0101】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、 (1)高価な設備を使用することなく、 (2)微細な凹凸パターンの精度を維持し、 (3)円筒型のスタンパーを得ることができ、表面に段
差や継ぎ目のない(seamless)成形ロールを容
易に製造することができる。
【0102】また、本発明によれば電鋳膜を析出させた
可撓性マスターを円筒型内周面に密着させたまま、成形
ロールに加工することにより、該円筒型を基準として成
形ロールに加工できるため、加工精度の高い成形ロール
を得ることができる。
【0103】更に本発明によれば、プリフォーマットパ
ターンを高精度に、且つ連続的に転写できる光記録媒体
用基板シートの成形用の成形ロールを低コストで得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る成形ロールの概略断面図。
【図2】本発明の成形ロールの製造に用いる部材の概略
図。 (a)可撓性マスターの断面図。 (b)可撓性マスターを装着した円筒型の断面図。
【図3】可撓性マスターの表面に電鋳膜を析出させた図
2(b)の円筒型の断面図。
【図4】本発明の成形ロール製造時の電鋳方法の他の実
施態様を示す断面図。
【図5】本発明の可撓性マスターの製造方法の一実施態
様を示す工程図。
【図6】ロール状スタンパーの成形ロールへの加工工程
を示す概略図。
【図7】ロール状スタンパーの内周面をテーパー加工
し、ロール基材に脱着可能に嵌合してなる成形ロールの
概略図。 (a)成形ロールへの加工工程を示す概略断面図。 (b)成形ロールの概略断面図。
【図8】光カードのプリフォーマットの説明図である。
【図9】可撓性マスターのプリフォーマットパターンの
拡大図である。
【図10】可撓性マスターを円筒型内周に、図9のA−
A′線が該円筒型の周方向と平行となる様に配置したと
きの、可撓性マスターの概略断面図。
【図11】可撓性マスターを円筒型内周に図9のB−
B′線が該円筒型の周方向と平行となる様に配置したと
きの概略断面図。
【図12】図10の円筒型の概略断面図である。
【図13】本発明の成形ロールの製造に用いる可撓性マ
スターを装着した円筒型の他の実施態様のプリフォーマ
ットパターン部の概略図である。
【図14】本発明の成形ロールの製造に用いる可撓性マ
スターを装着した円筒型の他の実施態様のプリフォーマ
ットパターン部の概略図である。
【図15】本発明の成形ロールを用いた光記録媒体用基
板シートの製造装置の概略断面図である。
【図16】本発明の成形ロールを用いた光記録媒体用基
板シートの製造装置の他の実施態様を示す概略断面図で
ある。
【符号の説明】
1 成形ロール 2 ロール状スタンパー 3 接着層 4 ロール基材 5 導電化膜 20 導電化膜 21 パターン 22 可撓性マスター 23 円筒型 24 電鋳液 25 電鋳膜 41 電解槽 51 注型セル 61 接着剤 71 ロール基材 72 固定具 73 熱媒の流路 81 光カード用基板 82 プリフォーマット部 91 可撓性マスターに形成されてなるプリグルーブに
対応するパターン 92 可撓性マスターに形成されてなるプリピットに対
応するパターン 151 エクストルーダー 152 T−ダイ 153 成形樹脂シート 154,155 鏡面ロール 161 光硬化性樹脂の供給タンク 162 樹脂層 163 インク供給ロール 164 シート基板 165 ブレード 167 ニップロール 168 光照射手段 169 剥離ロール
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29L 17:00 4F

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周面に凹凸パターンを有する成形ロール
    に於て、該成形ロールはロール基材及び該ロール基材周
    面に、固定されてなるスタンパーを備え、 該スタンパーがロール状であって、且つ継ぎ目を有さな
    いスタンパーであることを特徴とする成形ロール。
  2. 【請求項2】 ロール基材及び該ロール基材周面に、ロ
    ール状であって且つシームレスのスタンパーが固定され
    てなる周面に凹凸のパターンを有する成形ロールの製造
    方法であって ・表面に該凹凸パターンに対応するパターンを有する可
    撓性マスターを円筒型に、該可撓性マスターの裏面と該
    円筒型の内周面とが接する様に配置する第1の工程。 ・次いで、該可撓性マスター表面に電鋳してロール状ス
    タンパーを形成する第2の工程。 ・次いで、該ロール状スタンパーが形成されてなる可撓
    性マスターを円筒型から取り外した後、該ロール状スタ
    ンパーを該可撓性マスターから分離する第3の工程を有
    し、更に該ロール状スタンパーを成形ロールに加工する
    工程を有することを特徴とする成形ロールの製造方法。
  3. 【請求項3】 該ロール状スタンパーを成形ロールに加
    工する工程として、該ロール状スタンパー内周面を研磨
    する工程及び該ロール基材と該ロール状スタンパーを固
    定する工程を含む請求項2の成形ロールの製造方法。
  4. 【請求項4】 該ロール状スタンパーを成形ロールに加
    工する工程を前記第3の工程より前に有する請求項2の
    成形ロールの製造方法。
  5. 【請求項5】 該ロール状スタンパーを成形ロールに加
    工する工程を該円筒型を基準として行う請求項4の成形
    ロールの製造方法。
  6. 【請求項6】 該可撓性マスターが注型成形法で形成さ
    れてなる請求項2の成形ロールの製造方法。
  7. 【請求項7】 該ロール状スタンパーを該ロール基材に
    接着剤で固定する請求項3の成形ロールの製造方法。
  8. 【請求項8】 該ロール状スタンパーの内周面をテーパ
    ー状に研摩した後、該テーパー形状に対応する形状を有
    するロール基材を該ロール状スタンパーと嵌合させて固
    定する請求項3の成形ロールの製造方法。
  9. 【請求項9】 ロール基材及び該ロール基材周面にロー
    ル状であって且つシームレスのスタンパーが固定されて
    なる周面にストライプ状のプリグルーブ及びプリピット
    に対応するパターンを有するプリフォーマットパターン
    を有する光カード用基板シートを形成するための成形ロ
    ールの製造方法であって、 ・表面に該プリフォーマットパターンに対応するパター
    ンを有する可撓性マスターを円筒型に、その内周面と該
    可撓性マスターの裏面とが接する様に配置する第1の工
    程。 ・次いで、該可撓性マスター表面に電鋳してロール状ス
    タンパーを形成する第2の工程。 ・次いで、該ロール状スタンパーが形成されてなる可撓
    性マスターを円筒型から取り外した後、該ロール状スタ
    ンパーを可撓性マスターから分離する第3の工程を有
    し、更に該ロール状スタンパーを成形ロールに加工する
    工程を有することを特徴とする成形ロールの製造方法。
  10. 【請求項10】 該ロール状スタンパーを成形ロールに
    加工する工程として、該ロール状スタンパー内周面を研
    摩する工程及び該ロール基材と該ロール状スタンパーを
    固定する工程を含む請求項9の成形ロールの製造方法。
  11. 【請求項11】 該ロール状スタンパーを成形ロールに
    加工する工程を前記第3の工程より前に有する請求項9
    の成形ロールの製造方法。
  12. 【請求項12】 該ロール状スタンパーを成形ロールに
    加工する工程を該円筒型を基準として行う請求項11の
    成形ロールの製造方法。
  13. 【請求項13】 該可撓性マスターが注型成形法で形成
    されてなる請求項9の成形ロールの製造方法。
  14. 【請求項14】 該ロール状スタンパーを該ロール基材
    に接着剤で固定する請求項10の成形ロールの製造方
    法。
  15. 【請求項15】 該ロール状スタンパーの内周面をテー
    パー状に研摩した後、該テーパー形状に対応する形状を
    有するロール基材を該ロール状スタンパーと嵌合させて
    固定する請求項10の成形ロールの製造方法。
  16. 【請求項16】 前記第1の工程に於て、該可撓性マス
    ターのプリグルーブに対応するパターンが該円筒型の周
    方向と平行になる様に、該可撓性マスターを該円筒型に
    配置する請求項9の成形ロールの製造方法。
  17. 【請求項17】 該可撓性マスターとして、そのプリピ
    ットに対応するパターンの該プリグルーブに対応するパ
    ターンと平行な方向の断面形状が対向する壁部が底辺に
    対し、角度θ0を有する台形状となる様に形成されてい
    る可撓性マスターを用いる請求項16の成形ロールの製
    造方法。
  18. 【請求項18】 該可撓性マスターとして、そのプリピ
    ットに対応するパターンの該プリグルーブに対応するパ
    ターンと垂直な方向の断面形状が対向する壁部が底辺に
    対し角度θ2を有する台形状に形成され、また、該プリ
    グルーブに対応するパターンと平行な方向の断面形状が
    対向する壁部が底辺に対し角度θ3を有する台形状に形
    成されてなり、更に該プリグルーブに対応するパターン
    の垂直な方向の断面形状が対向する壁部が底辺に対し角
    度θ1を有する台形状に形成されている可撓性マスター
    を用いる請求項16の成形ロールの製造方法。
  19. 【請求項19】 前記第1の工程に於て、該可撓性マス
    ターのプリグルーブに対応するパターンが該円筒型の周
    方向と垂直となる様に該可撓性マスターを該円筒型に配
    置し、 該可撓性マスターとしてそのプリピットに対応するパタ
    ーンの該プリグルーブに対応するパターンと垂直な方向
    の断面形状が対向する壁部が底辺に対し角度θ2を有す
    る台形状に形成され、また、該プリグルーブに対応する
    パターンと平行な方向の断面形状が対向する壁部が底辺
    に対し角度θ3を有する台形状に形成されてなり、更に
    該プリグルーブに対応するパターンの垂直な方向の断面
    形状が対向する壁部が底辺に対し角度θ1を有する台形
    状に形成されている可撓性マスターを用いる請求項9の
    成形ロールの製造方法。
  20. 【請求項20】 樹脂を熔融して押し出し、樹脂シート
    を成形する手段及び該樹脂シートを挾圧して樹脂シート
    表面にプリフォーマットパターンを転写するための成形
    ロール及び該成形ロールに対向配置されている鏡面ロー
    ルを有する光記録媒体用基板シートの製造装置に於て、 該成形ロールがロール基材及び該ロール基材周面にロー
    ル状で且つシームレスのスタンパーを備えた成形ロール
    であることを特徴とする光記録媒体用基板シートの製造
    装置。
  21. 【請求項21】 周面にプリフォーマットパターンを有
    する成形ロールのプリフォーマットパターンを転写して
    光記録媒体用基板シートを連続的に製造する装置に於
    て、 ・所定の方向に回動する成形ロール。 ・光透過性の基板シートを供給するシート供給手段。 ・該成形ロールの周面に光硬化性樹脂組成物層を形成す
    る手段。 ・該基板シートと、該成形ロール周面の光硬化性樹脂組
    成物層とを圧着させる手段。 ・前記圧着位置に対して該成形ロールの回動方向に隔た
    った位置に設けられ該基板シートを通して該光硬化性樹
    脂組成物層に光を照射する手段。 ・該照射手段による光照射により、該基板シートと一体
    となり且つプリフォーマットパターンが転写された樹脂
    層を成形ロールから剥離する手段を有し、 該成形ロールがロール基材及び該ロール基材周面にロー
    ル状で且つシームレスのスタンパーを備えた成形ロール
    であることを特徴とする光記録媒体用基板シートの製造
    装置。
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